JPH05314754A - メモリカード装置 - Google Patents

メモリカード装置

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JPH05314754A
JPH05314754A JP11563292A JP11563292A JPH05314754A JP H05314754 A JPH05314754 A JP H05314754A JP 11563292 A JP11563292 A JP 11563292A JP 11563292 A JP11563292 A JP 11563292A JP H05314754 A JPH05314754 A JP H05314754A
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JP
Japan
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data
writing
memory
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eeprom
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JP11563292A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Maekawa
智之 前川
Shinpei Yoshioka
心平 吉岡
Kazuo Konishi
和夫 小西
Koji Maruyama
晃司 丸山
Toshiaki Sato
聡明 佐藤
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、外部環境による書き込み時間のば
らつきを考慮した最適なデータ書き込みを行なうことで
データ書き込みスピードを効果的に向上させ、しかも過
剰書き込みのような不都合が生じることを極力防止し得
るメモリカード装置を提供することを目的としている。 【構成】半導体メモリに対してデータ書き込み動作を予
め設定された単位時間実行した後、書き込んだデータを
読み出して元のデータと比較するベリファイを行ない、
不一致である場合再度データの書き込みを繰り返すこと
によりデータ書き込みを行なう半導体メモリを内蔵した
メモリカード装置において、メモリカード装置内に半導
体メモリに対するデータ書き込み時間を変動させる外部
環境要因を測定するセンサを設置し、該センサの出力に
基づいて半導体メモリへのデータ書き込みに要する定数
を制御するように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばEEPROM
(エレクトリカリィ・イレーサブル・アンド・プログラ
マブル・リード・オンリー・メモリ)等のように、デー
タ書き込み速度が周囲温度やメモリセルへの印加電圧レ
ベル等の外部環境によって変動する半導体メモリを内蔵
したメモリカード装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、EEPROMは、現在、
磁気ディスクに代わるデータ記録媒体として注目を浴び
ているもので、データ保持のためのバックアップ電池が
不要であるとともに、チップ自体のコストを安くするこ
とができる等、SRAM(スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ)やD(ダイナミック)RAMの持たな
い特有な利点を有することから、特にメモリカード用と
して使用するための開発が盛んに行なわれている。
【0003】そして、このメモリカードは、例えば撮影
した被写体の光学像を固体撮像素子を用いて電気的な画
像信号に変換し、この画像信号をデジタル画像データに
変換して半導体メモリに記録する電子スチルカメラ等に
使用して好適するもので、EEPROMをカード状のケ
ースに内蔵してなるメモリカードを、カメラ本体に着脱
自在となるように構成することによって、通常のカメラ
におけるフィルムと等価な取り扱いができるようにした
ものである。
【0004】ここで、EEPROMは、複数の連続する
バイト(例えば512バイト等)でなるページを指定す
ることにより、ページ単位で一括してデータの書き込み
及び読み出しを行なうページモードを有しており、1ペ
ージ分の大量のデータを一斉に書き込み及び読み出しす
ることで、データの書き込みスピード及び読み出しスピ
ードを向上させることができるという利点を有する反
面、データの書き込み時に書き込みベリファイを必要と
するという問題を有している。
【0005】すなわち、EEPROMは、データ書き込
みを行なう場合、通常1回の書き込み動作では完全な書
き込みが行なわれない。このため、EEPROMに対し
て、1回の書き込み動作を行なう毎にEEPROMの書
き込み内容を読み出し、正確に書き込まれているか否か
をチェックする必要があり、これが書き込みベリファイ
である。
【0006】具体的には、EEPROMに書き込むべき
1ページ分のデータをバッファメモリに記録しておき、
バッファメモリからEEPROMにデータを転送して書
き込んだ後、EEPROMの書き込み内容を読み出し、
バッファメモリの内容と比較して一致しているか否かを
判別している。そして、書き込みベリファイの結果、不
一致(エラー)と判定された場合には、再度バッファメ
モリの内容をEEPROMに書き込む動作を繰り返すよ
うにしている。このため、書き込みベリファイの回数が
多くなるほど、再書き込みの回数が多くなるので、デー
タ書き込みに時間を要しデータ書き込みスピードの劣化
を招くことになる。
【0007】図4は、電子スチルカメラ用として開発さ
れた従来のメモリカードの構成を示している。すなわ
ち、図中符号11はメモリカード本体で、その一端部に
設置されたコネクタ12を介して、図示しない電子スチ
ルカメラ本体に接続されるようになされている。このコ
ネクタ12には、電子スチルカメラ本体側から、メモリ
カード本体11に書き込むべきデータや、その書き込み
場所を示すアドレスデータ等が供給される。
【0008】そして、このコネクタ12に供給されたデ
ータは、バスライン13を介してメモリコントロール回
路14に取り込まれる。このメモリコントロール回路1
4は、バスライン15を介して接続されたマイクロコン
ピュータ16によって制御されるもので、データの高速
書き込み及び高速読み出しが可能な図示しないバッファ
メモリを内蔵しており、取り込んだデータを一旦バッフ
ァメモリに記録する。その後、メモリコントロール回路
14は、バッファメモリに記録したデータを、バスライ
ン17を介してEEPROM18の書き込みサイクルに
対応したタイミングで出力し、EEPROM18に記録
する。
【0009】この場合、メモリコントロール回路14
は、EEPROM18に例えばページ単位でデータが書
き込まれる毎に、EEPROM18から書き込んだペー
ジ単位のデータを読み出し、バッファメモリに記録され
ているデータと一致しているか否かを判別する書き込み
ベリファイを実行する。そして、メモリコントロール回
路14は、EEPROM18から読み出したデータと、
バッファメモリに記録されたデータとが一致していない
場合、再度、バッファメモリからEEPROM18にデ
ータを転送して書き込みを行なわせ、この動作が所定回
数繰り返される間に、EEPROM18から読み出した
データとバッファメモリに記録されたデータとが完全に
一致したとき、データの書き込みが完了される。
【0010】次に、EEPROM18から、データをメ
モリカード本体11の外部に読み出す場合には、電子ス
チルカメラ本体側からコネクタ12を介して読み出すべ
きデータを指定するアドレスがメモリコントロール回路
14に供給される。すると、メモリコントロール回路1
4は、入力されたアドレスに基づいてEEPROM18
からデータを読み出し、一旦バッファメモリに記録す
る。その後、メモリコントロール回路14は、バッファ
メモリに記録したデータを読み出しコネクタ12を介し
て外部に導出し、ここにデータの読み出しが行なわれ
る。
【0011】ここで、図5は、EEPROM18にペー
ジ単位でデータ書き込みを行なう場合の、従来のデータ
書き込み処理動作の詳細なフローチャートを示してい
る。まず、開始(ステップS1)されると、マイクロコ
ンピュータ16によって制御されるメモリコントロール
回路14は、ステップS2で、ベリファイ回数Nを1に
設定するとともに、ページ番号を0に設定して、そのE
EPROM18の1ページ目から書き込みを開始するよ
うに制御する。
【0012】そして、メモリコントロール回路14は、
ステップS3で、ページ内アドレスを0に設定する。す
なわち、前述したように1ページが512バイトで構成
されるとすると、その1バイト目のアドレスを設定す
る。その後、メモリコントロール回路14は、ステップ
S4で、データ書き込みを行なうための書き込み命令を
EEPROM18に設定し、ステップS5で、1ページ
分のアドレス及びデータをEEPROM18に転送し、
データの書き込みを実行させる。
【0013】ここで、EEPROM18は、トランジス
タのゲートに20V以上の高電圧を印加し、チャネル内
の電子を移動させてトンネル現象を起こさせることによ
り、メモリセルへのデータの書き込みを行なっている。
このため、メモリコントロール回路14は、データの書
き込みを実行させてから、ステップS6で、トンネル現
象が起こるのを待つために、予め設定された基準単位時
間である40μs(プログラム時間)をベリファイ回数
N倍した電圧印加時間待った後、ステップS7で、ベリ
ファイ動作に移るための命令をEEPROM18に設定
する。
【0014】すると、メモリコントロール回路14は、
ステップS8で、EEPROM18から書き込んだデー
タを読み出し、ステップS9で、読み出したデータが書
き込んだデータに一致しているか否かを判別するベリフ
ァイを実行する。そして、ベリファイの結果、一致して
いると判定されれば(OK)、メモリコントロール回路
14は、ステップS10で、ページ内アドレスが511
か否か、つまり1ページの最終バイトか否かを判別し、
最終バイトでなければ(NO)、ステップS11で、ペ
ージ内アドレスを+1してステップS8の処理に戻され
る。
【0015】また、最終バイトであれば(YES)、メ
モリコントロール回路14は、ステップS12で、最終
ページであるか否かを判別し、最終ページでなければ
(NO)、ステップS13で、ページ番号を+1してス
テップS3の処理に戻される。さらに、最終ページであ
れば(YES)、メモリコントロール回路14は、ステ
ップS14で、リセット命令をEEPROM18に設定
し、ここに、EEPROM18に対するページ単位での
データ書き込み動作が終了(ステップS15)される。
【0016】一方、ステップS9で一致していないと判
定されると(NG)、メモリコントロール回路14は、
ステップS16で、ベリファイ回数Nが100を越えた
か否かを判別し、100以下であれば(NO)、ステッ
プS17で、ベリファイ回数Nを+1し、ステップS1
8で、ページ内アドレスを0に設定し、ステップS19
で、書き込み命令をEEPROM18に設定し、ステッ
プS20で、1ページ分のアドレス及びデータをEEP
ROM18に転送し、再度、データの書き込みを実行さ
せた後、ステップS21で、40μsの電圧印加時間待
った後、ステップS7の処理に戻される。
【0017】また、ステップS16で、100を越えた
(YES)と判定されると、メモリコントロール回路1
4は、ステップS22で、リセット命令をEEPROM
18に設定しそのページ領域を不良と判定して終了(ス
テップS23)される。
【0018】ところで、EEPROM18のそれぞれの
メモリセルに対するデータ書き込み時間は、チャネル内
の電子の移動速度つまりトンネル現象が起こるまでの電
圧印加時間によって左右される。すなわち、短時間の電
圧印加でトンネル現象が発生するメモリセルは、ベリフ
ァイ回数が少なくて済み、長時間電圧印加しないとトン
ネル現象が発生しないメモリセルは、必然的にベリファ
イ回数が多くなりデータ書き込みスピードが遅くなる。
【0019】そして、各メモリセルがデータの書き込み
に必要とするベリファイ回数は、同一チップ内でも大幅
なばらつきがあり、このために、ページ単位でのデータ
書き込みに際しても、ページ毎にベリファイ回数にばら
つきが生じ、ベリファイ回数が少なく短時間でデータ書
き込みが終了するページと、ベリファイ回数が多く長時
間を要しなければデータが書き込めないページとが存在
することになる。例えば図6に点線で示すように、各ペ
ージ毎にベリファイ回数が大きく異なることになる。
【0020】このため、上記のようにベリファイ回数に
大幅なばらつきのある各ページにデータを書き込んでい
く場合、各ページ毎にそれぞれベリファイを1回から始
めて書き込み終了するまでの動作を繰り返すのでは、前
述したように、ベリファイ回数が多くなりデータ書き込
みスピードの劣化を招くことになる。
【0021】そこで、図5に示した従来の書き込み処理
動作では、ページ番号n(n=2,3,……)のページ
に対してデータ書き込みを行なう場合、その前のページ
つまりページ番号n−1のページへのデータ書き込みに
要したベリファイ回数Nを、ステップS6で40μsに
乗算しその時間を、nページへの書き込みの初回の電圧
印加時間とするようにしている。
【0022】例えば図6で3ページ目へのデータ書き込
みは、同図に実線で示すように、その前の2ページ目へ
のデータ書き込みに要したベリファイ回数30を40μ
sに乗算した1200μsを、3ページ目への書き込み
の初回の電圧印加時間として与えて第1回目のベリファ
イ動作を行ない、その後、ステップS17〜S21の処
理によりベリファイ回数を2,3,……と順次増やすこ
とにより、31回目のベリファイでデータ書き込みが終
了したことを示している。そして、このような書き込み
動作によれば、ベリファイ回数を削減し短時間で正確な
データ書き込みを行なうことができる。
【0023】ところで、上記のようなEEPROM18
に対する従来のデータ書き込み処理動作では、前ページ
の書き込みに要したベリファイ回数に対応した電圧印加
時間を、次のページのデータ書き込み時の初回の電圧印
加時間として設定するので、例えば図6で4ページ目へ
のデータ書き込みは、本来ベリファイ回数が40回で済
むところを60回分に相当する時間電圧印加することに
なるため、いわゆる過剰書き込みとなる。
【0024】この場合、EEPROM18へのデータ書
き込みは、前述したように電子の移動によるトンネル現
象を利用しているので、電圧印加時間が必要以上に長く
なると、電子の移動が極端になりメモリセルのしきい値
が変化し読み出しができなくなる現象が発生する。この
ため、極端な過剰書き込みは、避ける必要があるにもか
かわらず、上述した従来の書き込み処理動作では、過剰
書き込みを防止することはできないことになる。
【0025】また、EEPROM18に対してデータを
書き込む場合のベリファイ回数、つまり書き込みが終了
するまでに要する時間は、周囲温度の変化や電池使用の
場合メモリセルへの印加電圧レベルが変動する等、外部
環境によって大きなばらつきが生じる。例えばEEPR
OM18では、図7から明らかなように、外部温度が低
下したり印加電圧レベルが低くなるにつれて電圧印加時
間を長く必要とし、ベリファイ回数が増えるようにな
る。
【0026】しかしながら、上述した従来のデータ書き
込み処理動作では、外部環境の変化によるベリファイ回
数の変動に何ら適応処置が施されておらず、外部環境に
よってばらつくデータ書き込み時間に最適に対応した、
効率的なデータ書き込みが行なわれていないという問題
が生じている。すなわち、図5に示した従来のデータ書
き込み処理動作では、データを書き込むときに動作範囲
内のある値に設定されたベリファイ回数の上限により書
き込みを実行し、ベリファイ回数が規定値を越えた場合
に一律に書き込み不良と判断するため、外部温度が低い
と常温では書き込めるはずのデータが書き込めなくな
り、外部温度が高いと常温でも書き込み不良となる領域
に対してベリファイが余計に行なわれるため、無駄なア
クセス時間を要するといった不都合が発生する。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、半導体
メモリとしてEEPROMを用いた従来のメモリカード
では、周囲温度の変化や印加電圧レベルの変動等の外部
環境によってばらつく書き込み時間を考慮した最適なデ
ータ書き込みを行なうことができず、データ書き込みス
ピードの向上を充分に図り得ないとともに、過剰書き込
みのような不所望な事態をも招くという問題を有してい
る。
【0028】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、外部環境による書き込み時間のばらつき
を考慮した最適なデータ書き込みを行なうことでデータ
書き込みスピードを効果的に向上させ、しかも過剰書き
込みのような不都合が生じることを極力防止し得る極め
て良好なメモリカード装置を提供することを目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリカ
ード装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動作
を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデー
タを読み出して元のデータと比較するベリファイを行な
い、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返す
ことによりデータ書き込みを行なう半導体メモリを内蔵
したものを対象としている。そして、メモリカード装置
内に半導体メモリに対するデータ書き込み時間を変動さ
せる外部環境要因を測定するセンサを設置し、該センサ
の出力に基づいて半導体メモリへのデータ書き込みに要
する定数を制御するように構成したものである。
【0030】
【作用】上記のような構成によれば、メモリカード装置
内に半導体メモリに対するデータ書き込み時間を変動さ
せる外部環境要因を測定するセンサを設置し、該センサ
の出力に基づいて半導体メモリへのデータ書き込みに要
する定数を制御するようにしたので、過剰書き込みのよ
うな不都合が生じることなく、外部環境による書き込み
時間のばらつきを考慮した最適なデータ書き込みを行な
うことができ、ひいてはデータ書き込みスピードを効果
的に向上させることができる。
【0031】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して詳細に説明する。図1において、図4と同一部分
には同一符号を付して示している。すなわち、メモリカ
ード本体11内には、周囲温度を検知する温度センサ1
9が設置され、その温度検知出力がマイクロコンピュー
タ16に取り込まれるようになっている。マイクロコン
ピュータ16では、温度センサ19から得られる周囲温
度情報に基づいて、ベリファイ回数の上限を示す規定値
や、1回のデータ書き込みに要する基準単位時間及び消
去時間等の各種定数を選択設定して、メモリコントロー
ル回路14に送出する。そして、メモリコントロール回
路14は、マイクロコンピュータ16で選択設定された
各種定数に基づいてEEPROM18へのデータの書き
込み動作を制御する。
【0032】すなわち、マイクロコンピュータ16は、
動作範囲内において、外部温度が低い場合には、ベリフ
ァイ回数の上限を示す規定値を大きく、基準単位時間を
長く設定し、外部温度が高い場合には、ベリファイ回数
の上限を示す規定値を小さく、基準単位時間を短く設定
して、メモリコントロール回路14がこの設定に対応し
たデータの書き込み動作を行なうことにより、周囲温度
の変化による書き込み不良の誤判断や、無駄なアクセス
時間の発生を防止し、周囲温度による書き込み時間のば
らつきに追随した最適なデータ書き込みを行なうことが
でき、ひいてはデータ書き込みスピードを効果的に向上
させることができる。
【0033】また、図2は、この発明の第2の実施例を
示している。すなわち、メモリカード本体11内には、
EEPROM18のメモリセルへの印加電圧レベルを検
知する電圧センサ20が設置され、その電圧検知出力が
マイクロコンピュータ16に取り込まれるようになって
いる。マイクロコンピュータ16では、電圧センサ20
から得られる電圧レベルに基づいて、ベリファイ回数の
上限を示す規定値や、1回のデータ書き込みに要する基
準単位時間及び消去時間等の各種定数を選択設定して、
メモリコントロール回路14に送出する。そして、メモ
リコントロール回路14は、マイクロコンピュータ16
で選択設定された各種定数に基づいてEEPROM18
へのデータの書き込み動作を制御する。
【0034】すなわち、マイクロコンピュータ16は、
動作範囲内において、電圧レベルが高い場合には、ベリ
ファイ回数の上限を示す規定値を小さくし、電圧レベル
が低い場合には、ベリファイ回数の上限を示す規定値を
大きく設定して、メモリコントロール回路14がこの設
定に対応したデータの書き込み動作を行なうことによ
り、EEPROM18のメモリセルへの印加電圧レベル
の変動による書き込み時間のばらつきに追随した最適な
データ書き込みを行なうことができ、データ書き込みス
ピードを効果的に向上させることができる。
【0035】さらに、図3は、この発明の第3の実施例
を示している。まず、この第3の実施例で前提となるメ
モリカードについて簡単に説明する。すなわち、このメ
モリカードは、EEPROM18内に、データを記録す
る領域とは別個に、例えばデータ記録領域の各ページ毎
のデータの書き込みに要したベリファイ回数が、各ペー
ジ毎にそれぞれ対応するように記録されるベリファイ回
数記録領域が設けられている。このベリファイ回数記録
領域に記録された各ページ毎のベリファイ回数は、例え
ばEEPROM18の工場出荷時に行なわれるメモリフ
ァンクション試験のときに測定したベリファイ回数が記
録されている。
【0036】そして、このEEPROM18へのデータ
の記録時に、ベリファイ回数記録領域からデータを書き
込むべきページのベリファイ回数を読み出し、その読み
出したベリファイ回数に対応した電圧印加時間を、その
ページにデータを書き込む場合の初回の電圧印加時間と
して、結果的にベリファイ回数を削減しデータ書き込み
スピードを向上させるようにしている。
【0037】このようなメモリカードの場合、EEPR
OM18のベリファイ回数記録領域に記録されている各
ページのベリファイ回数は、工場出荷時に行なわれるメ
モリファンクション試験のときに測定した値、つまり常
温(25℃)で標準電圧(5V)を印加した場合の値で
あるから、その値は、当然のことながら、実際の使用環
境下におけるベリファイ回数とは異なることになる。
【0038】そこで、この第3の実施例では、メモリコ
ントロール回路14内に温度センサ19と電圧センサ2
0とを内蔵させ、各センサ19,20の検知出力に基づ
いて、EEPROM18のベリファイ回数記録領域から
読み出されたベリファイ回数を補正して、その補正され
たベリファイ回数に対応した電圧印加時間を、そのペー
ジにデータを書き込む場合の初回の電圧印加時間とする
ようにしている。なお、この発明は上記各実施例に限定
されるものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施することができる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
外部環境による書き込み時間のばらつきを考慮した最適
なデータ書き込みを行なうことでデータ書き込みスピー
ドを効果的に向上させ、しかも過剰書き込みのような不
都合が生じることを極力防止し得る極めて良好なメモリ
カード装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るメモリカード装置の一実施例を
示すブロック構成図。
【図2】この発明の第2の実施例を示すブロック構成
図。
【図3】この発明の第3の実施例を示すブロック構成
図。
【図4】従来のメモリカードを示すブロック構成図。
【図5】従来のデータ書き込み処理動作を説明するため
に示すフローチャート。
【図6】同従来のデータ書き込み処理動作を具体的に説
明するために示す図。
【図7】外部環境によるベリファイ回数のばらつきを説
明するために示す図。
【符号の説明】
11…メモリカード本体、12…コネクタ、13…バス
ライン、14…メモリコントロール回路、15…バスラ
イン、16…マイクロコンピュータ、17…バスライ
ン、18…EEPROM、19…温度センサ、20…電
圧センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 和夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 丸山 晃司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 佐藤 聡明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう半導体メモリを内
    蔵したメモリカード装置において、前記メモリカード装
    置内に前記半導体メモリに対するデータ書き込み時間を
    変動させる外部環境要因を測定するセンサを設置し、該
    センサの出力に基づいて前記半導体メモリへのデータ書
    き込みに要する定数を制御するように構成してなること
    を特徴とするメモリカード装置。
  2. 【請求項2】 前記センサは、周囲温度を測定する温度
    センサであることを特徴とする請求項1記載のメモリカ
    ード装置。
  3. 【請求項3】 前記センサは、前記半導体メモリにデー
    タを書き込むために印加する電圧レベルを測定する電圧
    センサであることを特徴とする請求項1記載のメモリカ
    ード装置。
JP11563292A 1992-05-08 1992-05-08 メモリカード装置 Pending JPH05314754A (ja)

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JP11563292A JPH05314754A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 メモリカード装置

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7516344B2 (en) 2005-01-28 2009-04-07 Panasonic Corporation Memory system
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