JPH05282879A - メモリのデータ書き込み装置 - Google Patents

メモリのデータ書き込み装置

Info

Publication number
JPH05282879A
JPH05282879A JP7798392A JP7798392A JPH05282879A JP H05282879 A JPH05282879 A JP H05282879A JP 7798392 A JP7798392 A JP 7798392A JP 7798392 A JP7798392 A JP 7798392A JP H05282879 A JPH05282879 A JP H05282879A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
writing
semiconductor memory
write
time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7798392A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Konishi
和夫 小西
Shinpei Yoshioka
心平 吉岡
Koji Maruyama
晃司 丸山
Tomoyuki Maekawa
智之 前川
Toshiaki Sato
聡明 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7798392A priority Critical patent/JPH05282879A/ja
Publication of JPH05282879A publication Critical patent/JPH05282879A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Read Only Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、種々の要因による書き込み時間の
ばらつきを考慮した最適なデータ書き込みを行なうこと
でデータ書き込みスピードを効果的に向上させ、しかも
過剰書き込みのような不都合が生じることを極力防止し
得るメモリのデータ書き込み装置を提供することを目的
としている。 【構成】半導体メモリの第1の記憶領域に対してのデー
タ書き込みに要したベリファイ回数に対応する書き込み
時間を、該半導体メモリの第2の記憶領域に対してのデ
ータ書き込み時の初回のデータ書き込み時間とする第1
の制御手段と、半導体メモリのチップが変わった状態,
所定情報量のデータの書き込みが終了した状態及びベリ
ファイ回数が許容値を越えた状態のいずれかの条件で、
ベリファイ回数を初期値に戻すようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばEEPROM
(エレクトリカリィ・イレーサブル・アンド・プログラ
マブル・リード・オンリー・メモリ)等のように、デー
タ書き込み時に書き込みベリファイを必要とする半導体
メモリにデータを書き込むためのデータ書き込み装置の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、EEPROMは、現在、
磁気ディスクに代わるデータ記録媒体として注目を浴び
ているもので、データ保持のためのバックアップ電池が
不要であるとともに、チップ自体のコストを安くするこ
とができる等、SRAM(スタティック・ランダム・ア
クセス・メモリ)やD(ダイナミック)RAMの持たな
い特有な利点を有することから、特にメモリカード用と
して使用するための開発が盛んに行なわれている。
【0003】そして、このメモリカードは、例えば撮影
した被写体の光学像を固体撮像素子を用いて電気的な画
像信号に変換し、この画像信号をデジタル画像データに
変換して半導体メモリに記録する電子スチルカメラ等に
使用して好適するもので、EEPROMをカード状のケ
ースに内蔵してなるメモリカードを、カメラ本体に着脱
自在となるように構成することによって、通常のカメラ
におけるフィルムと等価な取り扱いができるようにした
ものである。
【0004】ここで、EEPROMは、複数の連続する
バイト(例えば512バイト等)でなるページを指定す
ることにより、ページ単位で一括してデータの書き込み
及び読み出しを行なうページモードを有しており、1ペ
ージ分の大量のデータを一斉に書き込み及び読み出しす
ることで、データの書き込みスピード及び読み出しスピ
ードを向上させることができるという利点を有する反
面、データの書き込み時に書き込みベリファイを必要と
するという問題を有している。
【0005】すなわち、EEPROMは、データ書き込
みを行なう場合、通常1回の書き込み動作では完全な書
き込みが行なわれない。このため、EEPROMに対し
て、1回の書き込み動作を行なう毎にEEPROMの書
き込み内容を読み出し、正確に書き込まれているか否か
をチェックする必要があり、これが書き込みベリファイ
である。
【0006】具体的には、EEPROMに書き込むべき
1ページ分のデータをバッファメモリに記録しておき、
バッファメモリからEEPROMにデータを転送して書
き込んだ後、EEPROMの書き込み内容を読み出し、
バッファメモリの内容と比較して一致しているか否かを
判別している。そして、書き込みベリファイの結果、不
一致(エラー)と判定された場合には、再度バッファメ
モリの内容をEEPROMに書き込む動作を繰り返すよ
うにしている。このため、書き込みベリファイの回数が
多くなるほど、再書き込みの回数が多くなるので、デー
タ書き込みに時間を要しデータ書き込みスピードの劣化
を招くことになる。
【0007】図7は、EEPROMにページ単位でデー
タ書き込みを行なう場合の、従来のデータ書き込み処理
動作を示すフローチャートである。ここで、データ書き
込み処理動作は、図示しないCPU(中央演算処理装
置)によって制御されるとすれば、まず、開始(ステッ
プS1)されると、CPUは、ステップS2で、ベリフ
ァイ回数Nを1に設定するとともに、ページ番号を0に
設定して、そのEEPROMの1ページ目から書き込み
を開始するように制御する。
【0008】そして、CPUは、ステップS3で、ペー
ジ内アドレスを0に設定する。すなわち、前述したよう
に1ページが512バイトで構成されるとすると、その
1バイト目のアドレスを設定する。その後、CPUは、
ステップS4で、データ書き込みを行なうための書き込
み命令をEEPROMに設定し、ステップS5で、1ペ
ージ分のアドレス及びデータをEEPROMに転送し、
データの書き込みを実行させる。
【0009】ここで、EEPROMは、トランジスタの
ゲートに20V以上の高電圧を印加し、チャネル内の電
子を移動させてトンネル現象を起こさせることにより、
メモリセルへのデータの書き込みを行なっている。この
ため、CPUは、データの書き込みを実行させてから、
ステップS6で、トンネル現象が起こるのを待つため
に、予め設定された基準単位時間である40μs(プロ
グラム時間)をベリファイ回数N倍した電圧印加時間待
った後、ステップS7で、ベリファイ動作に移るための
命令をEEPROMに設定する。
【0010】すると、CPUは、ステップS8で、EE
PROMから書き込んだデータを読み出し、ステップS
9で、読み出したデータが書き込んだデータに一致して
いるか否かを判別するベリファイを実行する。そして、
ベリファイの結果、一致していると判定されれば(O
K)、CPUは、ステップS10で、ページ内アドレス
が511か否か、つまり1ページの最終バイトか否かを
判別し、最終バイトでなければ(NO)、ステップS1
1で、ページ内アドレスを+1してステップS8の処理
に戻される。
【0011】また、最終バイトであれば(YES)、C
PUは、ステップS12で、最終ページであるか否かを
判別し、最終ページでなければ(NO)、ステップS1
3で、ページ番号を+1してステップS3の処理に戻さ
れる。さらに、最終ページであれば、CPUは、ステッ
プS14で、リセット命令をEEPROMに設定し、こ
こに、EEPROMに対するページ単位でのデータ書き
込み動作が終了(ステップS15)される。
【0012】一方、ステップS9で一致していないと判
定されると(NG)、CPUは、ステップS16で、ベ
リファイ回数Nが100を越えたか否かを判別し、10
0以下であれば(NO)、ステップS17で、ベリファ
イ回数Nを+1し、ステップS18で、ページ内アドレ
スを0に設定し、ステップS19で、書き込み命令をE
EPROMに設定し、ステップS20で、1ページ分の
アドレス及びデータをEEPROMに転送し、再度、デ
ータの書き込みを実行させた後、ステップS21で、4
0μsの電圧印加時間待った後、ステップS7の処理に
戻される。
【0013】また、ステップS16で、100を越えた
(YES)と判定されると、CPUは、ステップS22
で、リセット命令をEEPROMに設定しそのページ領
域を不良と判定して終了(ステップS23)される。
【0014】ところで、EEPROMのそれぞれのメモ
リセルに対するデータ書き込み時間は、チャネル内の電
子の移動速度つまりトンネル現象が起こるまでの電圧印
加時間によって左右される。すなわち、短時間の電圧印
加でトンネル現象が発生するメモリセルは、ベリファイ
回数が少なくて済み、長時間電圧印加しないとトンネル
現象が発生しないメモリセルは、必然的にベリファイ回
数が多くなりデータ書き込みスピードが遅くなる。
【0015】そして、各メモリセルがデータの書き込み
に必要とするベリファイ回数は、同一チップ内でも大幅
なばらつきがあり、このために、ページ単位でのデータ
書き込みに際しても、ページ毎にベリファイ回数にばら
つきが生じ、ベリファイ回数が少なく短時間でデータ書
き込みが終了するページと、ベリファイ回数が多く長時
間を要しなければデータが書き込めないページとが存在
することになる。例えば図8に点線で示すように、各ペ
ージ毎にベリファイ回数が大きく異なることになる。
【0016】このため、上記のようにベリファイ回数に
大幅なばらつきのある各ページにデータを書き込んでい
く場合、各ページ毎にそれぞれベリファイを1回から始
めて書き込み終了するまでの動作を繰り返すのでは、前
述したように、ベリファイ回数が多くなりデータ書き込
みスピードの劣化を招くことになる。
【0017】そこで、図7に示した従来の書き込み処理
動作では、ページ番号n(n=2,3,……)のページ
に対してデータ書き込みを行なう場合、その前のページ
つまりページ番号n−1のページへのデータ書き込みに
要したベリファイ回数Nを、ステップS6で40μsに
乗算しその時間を、nページへの書き込みの初回の電圧
印加時間とするようにしている。
【0018】例えば図8で3ページ目へのデータ書き込
みは、同図に実線で示すように、その前の2ページ目へ
のデータ書き込みに要したベリファイ回数30を40μ
sに乗算した1200μsを、3ページ目への書き込み
の初回の電圧印加時間として与えて第1回目のベリファ
イ動作を行ない、その後、ステップS17〜S21の処
理によりベリファイ回数を2,3,……と順次増やすこ
とにより、31回目のベリファイでデータ書き込みが終
了したことを示している。そして、このような書き込み
動作によれば、ベリファイ回数を削減し短時間で正確な
データ書き込みを行なうことができる。
【0019】しかしながら、上記のようなEEPROM
に対する従来のデータ書き込み処理動作では、前ページ
の書き込みに要したベリファイ回数に対応した電圧印加
時間を、次のページのデータ書き込み時の初回の電圧印
加時間として設定するので、例えば図8で4ページ目へ
のデータ書き込みは、本来ベリファイ回数が40回で済
むところを60回分に相当する時間電圧印加した、いわ
ゆる過剰書き込みとなる。
【0020】この場合、EEPROMへのデータ書き込
みは、前述したように電子の移動によるトンネル現象を
利用しているので、電圧印加時間が必要以上に長くなる
と、電子の移動が極端になりメモリセルのしきい値が変
化し読み出しができなくなる現象が発生する。このた
め、極端な過剰書き込みは、避ける必要があるにもかか
わらず、上述した従来の書き込み処理動作では、過剰書
き込みを防止することはできないことになる。
【0021】また、EEPROMに対してデータを書き
込む場合のベリファイ回数、つまり書き込みが終了する
までに要する時間は、同一チップ内で例えばページ毎に
ばらつきがあるだけでなく、チップ毎にもばらつきがあ
り、さらには、温度変化や印加電圧のレベルによっても
ばらつきがある。このため、従来より、上記のように種
々の要因によってばらつくデータ書き込み時間に最適に
対応して、書き込みスピードを遅くすることのない効率
的なベリファイ動作を行ない、しかも過剰書き込みを極
力防止し得る書き込み手段の開発が強く要望されてい
る。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
データ書き込み処理動作では、ページ毎やチップ毎さら
には温度変化や印加電圧レベル等によってばらつく書き
込み時間を考慮した最適なデータ書き込みを行なうこと
ができず、データ書き込みスピードの向上を充分に図り
得ないとともに、過剰書き込みのような不所望な事態を
も招くという問題を有している。
【0023】そこで、この発明は上記事情を考慮してな
されたもので、種々の要因による書き込み時間のばらつ
きを考慮した最適なデータ書き込みを行なうことでデー
タ書き込みスピードを効果的に向上させ、しかも過剰書
き込みのような不都合が生じることを極力防止し得る極
めて良好なメモリのデータ書き込み装置を提供すること
を目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリの
データ書き込み装置は、半導体メモリに対してデータ書
き込み動作を予め設定された単位時間実行した後、書き
込んだデータを読み出して元のデータと比較するベリフ
ァイを行ない、不一致である場合再度データの書き込み
を繰り返すことによりデータ書き込みを行なう記録手段
と、この記録手段による半導体メモリの第1の記憶領域
に対してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に対
応する書き込み時間を、該半導体メモリの第2の記憶領
域に対してのデータ書き込み時の初回のデータ書き込み
時間とする第1の制御手段と、半導体メモリのチップが
変わった状態,所定情報量のデータの書き込みが終了し
た状態及びベリファイ回数が許容値を越えた状態のいず
れかの条件で、ベリファイ回数を初期値に戻す第2の制
御手段とを備えるようにしたものである。
【0025】また、この発明に係るメモリのデータ書き
込み装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動作
を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデー
タを読み出して元のデータと比較するベリファイを行な
い、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返す
ことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この記
録手段による半導体メモリの第1の記憶領域に対しての
データ書き込みに要したベリファイ回数に対応する書き
込み時間よりも短い時間を、該半導体メモリの第2の記
憶領域に対してのデータ書き込み時の初回のデータ書き
込み時間とする制御手段とを備えるようにしたものであ
る。
【0026】さらに、この発明に係るメモリのデータ書
き込み装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動
作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
記録手段による半導体メモリの複数の記憶領域に対して
のデータ書き込みにそれぞれ要した各ベリファイ回数の
平均値に対応する書き込み時間を、該半導体メモリの次
の記憶領域に対してのデータ書き込み時の初回のデータ
書き込み時間とする制御手段とを備えるようにしたもの
である。
【0027】また、この発明に係るメモリのデータ書き
込み装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動作
を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデー
タを読み出して元のデータと比較するベリファイを行な
い、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返す
ことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この記
録手段による半導体メモリの所定の記憶領域に対しての
データ書き込みに要したベリファイ回数が、予め設定さ
れた許容値を越えた状態で該記憶領域を不良と判断する
判別手段と、この判別手段に設定される許容値を周囲温
度及び半導体メモリにデータ書き込むために印加する電
圧レベルのいずれかに基づいて可変する制御手段とを備
えるようにしたものである。
【0028】さらに、この発明に係るメモリのデータ書
き込み装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動
作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
記録手段による半導体メモリの所定の記憶領域に対して
のデータ書き込みに要したベリファイ回数が多くなるに
連れて、データ書き込み動作に要する単位時間を所定倍
する制御手段とを備えるようにしたものである。
【0029】また、この発明に係るメモリのデータ書き
込み装置は、半導体メモリに対してデータ書き込み動作
を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデー
タを読み出して元のデータと比較するベリファイを行な
い、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返す
ことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この記
録手段による半導体メモリの第1の記憶領域に対しての
データ書き込みに要したベリファイ回数に基づいて、該
半導体メモリの第2の記憶領域に対してのデータ書き込
み動作に要する単位時間を可変する制御手段とを備える
ようにしたものである。
【0030】
【作用】上記のような構成によれば、まず、半導体メモ
リのチップが変わった状態,所定情報量のデータの書き
込みが終了した状態及びベリファイ回数が許容値を越え
た状態のいずれかの条件で、ベリファイ回数を初期値に
戻すようにしたので、ページ毎やチップ毎さらには温度
変化や印加電圧レベル等によってばらつく書き込み時間
に略対応する適当なデータ書き込みを行なえるととも
に、過剰書き込みが生じることも極力防止することがで
き、ひいてはデータ書き込みスピードを効果的に向上さ
せることができる。
【0031】また、半導体メモリの第1の記憶領域に対
してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に対応す
る書き込み時間よりも短い時間を、該半導体メモリの第
2の記憶領域に対してのデータ書き込み時の初回のデー
タ書き込み時間とするようにしたので、種々の要因によ
ってばらつく書き込み時間に略対応する適当なデータ書
き込みを行なえるとともに、特に、過剰書き込みが生じ
ることを極めて少なくすることができる。
【0032】さらに、半導体メモリの複数の記憶領域に
対してのデータ書き込みにそれぞれ要した各ベリファイ
回数の平均値に対応する書き込み時間を、該半導体メモ
リの次の記憶領域に対してのデータ書き込み時の初回の
データ書き込み時間とするようにしたので、ページ毎や
チップ毎さらには温度変化や印加電圧レベル等によって
ばらつく書き込み時間に略対応する適当なデータ書き込
みを行なえるとともに、過剰書き込みが生じることも極
力防止することができ、ひいてはデータ書き込みスピー
ドを効果的に向上させることができる。
【0033】また、記憶領域の良不良を判断するために
データ書き込みに要したベリファイ回数と比較する許容
値を、周囲温度及び半導体メモリにデータ書き込むため
に印加する電圧レベルのいずれかに基づいて可変するよ
うにしたので、例えばデータが書き込みにくい条件のと
きには許容値を倍に設定することで書き込みができる記
憶領域を増やすことができ、半導体メモリの寿命を飛躍
的に延ばすことができる。
【0034】さらに、半導体メモリの所定の記憶領域に
対してのデータ書き込みに要したベリファイ回数が多く
なるに連れて、データ書き込み動作に要する単位時間を
所定倍するようにしたので、長い書き込み時間を必要と
する記憶領域に対しても、ベリファイ回数は多くならず
に済むので、データの書き込み時間を大幅に短縮しデー
タ書き込みスピードを向上させることができる。
【0035】また、半導体メモリの第1の記憶領域に対
してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に基づい
て、該半導体メモリの第2の記憶領域に対してのデータ
書き込み動作に要する単位時間を可変するようにしたの
で、ページ毎やチップ毎さらには温度変化や印加電圧レ
ベル等によってばらつく書き込み時間に、きめ細かに対
応した最適なデータ書き込みを行なうことができ、デー
タ書き込みスピードの向上を充分に図ることができる。
【0036】
【実施例】以下、この発明を電子スチルカメラのメモリ
カードに適用した場合の一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。図1において、符号11はメモリカ
ード本体であり、その一端部に設置されたコネクタ12
を介して、図示しない電子スチルカメラ本体に接続され
るようになされている。このコネクタ12には、電子ス
チルカメラ本体側から、メモリカード本体11に書き込
むべきデジタルデータDAと、その書き込み場所を示す
アドレスデータADとが供給される。これらデジタルデ
ータDA及びアドレスデータADは、バスラインD0〜
D7を介してCPUを内蔵するデータ入出力制御回路1
3に供給されている。
【0037】また、電子スチルカメラ本体からは、コネ
クタ12に対して、メモリカード本体11を選択したと
きH(ハイ)レベルとなるカードイネーブル信号CE
と、バスラインD0〜D7に供給されたデータがアドレ
スデータADのときL(ロー)レベルとなり、デジタル
データDAのときHレベルとなるアドレス/データ切替
信号A/Dと、EEPROMに対するデータ書き込み要
求のときLレベルとなり、データ読み出し要求のときH
レベルとなるリード/ライト切替信号R/Wと、アドレ
スデータADに同期したバスクロックBCKとが供給さ
れるようになっている。
【0038】これらカードイネーブル信号CE,アドレ
ス/データ切替信号A/D,リード/ライト切替信号R
/W及びバスクロックBCKも、データ入出力制御回路
13に供給されている。また、電子スチルカメラ本体か
らは、コネクタ12を介してEEPROMに対するデー
タのイレースを要求する命令も、データ入出力制御回路
13に供給されるようになっている。そして、このデー
タ入出力制御回路13からは、電子スチルカメラ本体か
らのデジタルデータDAの入力許可時にHレベルとな
り、入力拒否時にLレベルとなるレディ/ビジィ切替信
号RDY/BSYが発生されるようになっている。
【0039】ここで、概略的な動作について説明する
と、上記コネクタ12に供給されたデジタルデータDA
は、データ入出力制御回路13の制御により、一旦バッ
ファメモリ14に取り込まれ記録される。このときのバ
ッファメモリ14のデジタルデータDAの取り込みタイ
ミングは、アドレス発生回路15から出力されるアドレ
スデータによってコントロールされる。また、このアド
レス発生回路15は、セレクタ16によって選択された
クロックCKをカウントして、バッファメモリ14への
アドレスデータを生成している。このセレクタ16に
は、上記バスクロックBCKとデータ入出力制御回路1
3から出力されるクロックYCKとが供給されるように
なっている。
【0040】そして、バッファメモリ14へのデジタル
データDAの取り込み時には、セレクタ16が、データ
入出力制御回路13から出力されるセレクト信号SEL
によってバスクロックBCKを選択し、クロックCKと
してアドレス発生回路15に導出している。このため、
電子スチルカメラ本体からコネクタ12に送出されたデ
ジタルデータDAは、バスクロックBCKに基づいて生
成されるアドレスデータにしたがって、バッファメモリ
14に書き込まれることになる。
【0041】その後、データ入出力制御回路13は、バ
ッファメモリ14に対するデジタルデータDAの書き込
みが終了すると、セレクト信号SELを制御して、自己
の生成するクロックYCKが、アドレス発生回路15に
導出されるようにセレクタ16を切り替える。このた
め、クロックYCKに基づいてアドレス発生回路15で
生成されるアドレスデータによって、バッファメモリ1
4からデジタルデータDAが読み出される。
【0042】このとき、データ入出力制御回路13は、
複数のチップでなるEEPROM17に対してチップイ
ネーブル信号CEN及びライトイネーブル信号WEを出
力するとともに、アドレスデータADを出力し、バッフ
ァメモリ14から読み出されたデジタルデータDAを、
EEPROM17に例えば512バイトのページ単位で
書き込むように制御する。そして、EEPROM17に
デジタルデータDAが書き込まれた状態で、データ入出
力制御回路13は、EEPROM17に対して、アウト
イネーブルデータOE及び先にデータの書き込みを指定
したアドレスデータADを出力して、EERPOM17
から書き込んだデジタルデータDAを読み出させ、バッ
ファメモリ14に記録されたデジタルデータDAと一致
しているか否かを判別する、書き込みベリファイを実行
する。
【0043】そして、EERPOM17から読み出した
デジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録され
たデジタルデータDAとが一致していないと、データ入
出力制御回路13は、再度、バッファメモリ14からE
EPROM17にデジタルデータDAを転送して書き込
みを行ない、この動作が、EERPOM17から読み出
したデジタルデータDAと、バッファメモリ14に記録
されたデジタルデータDAとが完全に一致するまで繰り
返され、ここにデジタルデータDAのEEPROM17
への書き込みが行なわれる。
【0044】また、電子スチルカメラ本体からEEPR
OM17に記録されたデータをイレース(消去)する命
令が発生されると、データ入出力制御回路13は、その
消去命令に基づいて消去回路18を駆動する。この消去
回路18は、データ入出力制御回路13の制御に基づい
て、EEPROM17のアドレスライン及びデータライ
ンに消去用の信号を出力することにより、EEPROM
17を電気的にチップイレースまたはページイレースす
る。なお、この消去回路18は、EEPROM17内に
組み込まれているものもある。この場合には、データ入
出力制御回路13からEEPROM7に消去命令を発生
することにより、この命令をEEPROM17内の消去
回路が受けて消去動作が行なわれる。
【0045】次に、EEPROM17から、デジタルデ
ータDAをメモリカード本体11の外部に読み出す動作
について説明する。まず、電子スチルカメラ本体側から
コネクタ12を介して読み出し要求と読み出すべきデー
タの記録されたアドレスとが指定される。すると、デー
タ入出力制御回路13は、EEPROM17に対してチ
ップイネーブル信号CEN,アウトイネーブルデータO
E及びアドレスデータADを出力し、EEPROM17
からページ単位でデジタルデータDAを読み出すととも
に、自己の生成するクロックYCKがアドレス発生回路
15に導出されるようにセレクタ16を切り替え、バッ
ファメモリ14に書き込ませる。
【0046】その後、データ入出力制御回路13は、コ
ネクタ12を介して電子スチルカメラ本体側から供給さ
れるバスクロックBCKが、アドレス発生回路15に導
出されるようにセレクタ16を切り替え、バスクロック
BCKに基づいてアドレス発生回路15で発生されるア
ドレスデータで、バッファメモリ14からデータを読み
出し、コネクタ12を介して電子スチルカメラ本体に導
出させ、ここにデジタルデータDAの読み出しが行なわ
れる。
【0047】ここで、図2は、EEPROM17にペー
ジ単位でデータ書き込みを行なう場合のデータ書き込み
処理動作を示すフローチャートである。図2において、
図7と同一処理ステップには同一符号を付して示してい
る。すなわち、ステップS10で最終バイトであると判
定された場合(YES)、CPUは、ステップS24
で、EEPROM17のチップの変わり目であるか否か
を判別する。そして、チップの変わり目である場合(Y
ES)、CPUは、ステップS12の処理に移行し、ス
テップS14の後、ステップS25で、ベリファイ回数
Nを1にクリアして終了(ステップS15)される。
【0048】また、チップの変わり目でない場合(N
O)、CPUは、ステップS26で、最終ページである
か否かを判別し、最終ページでなければ(NO)、ステ
ップS27で、ページ番号を+1してステップS3の処
理に戻される。さらに、最終ページであれば(YE
S)、CPUは、ステップS28で、リセット命令をE
EPROMに設定し、ステップS29で、ベリファイ回
数Nを1にクリアして終了(ステップS30)される。
さらに、ステップS13で次にデータを書き込むべきペ
ージのページ番号が+1された後、CPUは、ステップ
S31で、ベリファイ回数Nを1にクリアしてステップ
S3の処理に戻される。また、ステップS16でベリフ
ァイ回数Nが100を越えたと判定された状態で(YE
S)、CPUは、ステップS22の後、ステップS32
で、ベリファイ回数Nを1にクリアして終了(ステップ
S23)される。
【0049】すなわち、EEPROM17のチップの変
わり目を判断した状態と、1ページのデータ書き込みが
終了して次にデータを書き込むべきページのページ番号
が更新された状態と、各チップの最終ページのデータ書
き込みが終了した状態と、ベリファイ回数Nが許容値
(100)を越えた状態との、いずれかの状態になった
とき、ベリファイ回数Nを1にクリアするようにしてい
る。このように、ベリファイ回数Nをデータ書き込み動
作に伴う所定の物理量に基づいて1にクリアすることに
より、ページ毎やチップ毎さらには温度変化や印加電圧
レベル等によってばらつく書き込み時間に略対応する適
当なデータ書き込みを行なえるとともに、過剰書き込み
が生じることも極力防止することができ、ひいてはデー
タ書き込みスピードを効果的に向上させることができ
る。
【0050】なお、ベリファイ回数Nを1にクリアする
タイミングは、上述した各状態だけでなく、例えば電子
スチルカメラの場合には1画面分のデジタルデータを書
き込んだ後クリアするようにしてもよい。
【0051】次に、図3は、この発明の第2の実施例を
示している。すなわち、図3に点線で示すように各ペー
ジ毎にベリファイ回数が大きく異なっているとすると、
ページ番号n(n=2,3,……)のページに対してデ
ータ書き込みを行なう場合、その前のページつまりペー
ジ番号n−1のページへのデータ書き込みに要したベリ
ファイ回数Nの1/2を40μsに乗算し、その時間を
nページ目への書き込みの初回の電圧印加時間とするよ
うにしている。
【0052】例えば図3で3ページ目へのデータ書き込
みは、同図に□印で示すように、その前の2ページ目へ
のデータ書き込みに要したベリファイ回数30の1/2
の15を40μsに乗算した600μsを、3ページ目
への書き込みの初回の電圧印加時間として与えて第1回
目のベリファイ動作を行ない、その後、ステップS17
〜S21の処理によりベリファイ回数を2,3,……と
順次増やすことにより、46回目のベリファイでデータ
書き込みが終了したことを示している。そして、この実
施例のような書き込み動作によれば、種々の要因によっ
てばらつく書き込み時間に略対応する適当なデータ書き
込みを行なえるとともに、特に、過剰書き込みが生じる
ことが極めて少なくなるという利点がある。
【0053】次に、図4は、この発明の第3の実施例を
示している。すなわち、図4に点線で示すように各ペー
ジ毎にベリファイ回数が大きく異なっており、ページ番
号n(n=6,7,……)のページに対してデータ書き
込みを行なう場合、その前のページ番号n−1からn−
5までの5つのページへのデータ書き込みに要したベリ
ファイ回数Nの平均値に定数0.7を乗算し、その時間
をnページ目への書き込みの初回の電圧印加時間とする
ようにしている。
【0054】例えば図4で6ページ目へのデータ書き込
みは、同図に□印で示すように、そ1〜5ページへのデ
ータ書き込みに要したベリファイ回数20,30,6
0,40,15の平均値に定数0.7を乗算して得られ
る23回に、40μsを乗算した920μsを、6ペー
ジ目への書き込みの初回の電圧印加時間として与えて第
1回目のベリファイ動作を行ない、その後、ステップS
17〜S21の処理によりベリファイ回数を2,3,…
…と順次増やすことにより、12回目のベリファイでデ
ータ書き込みが終了したことを示している。
【0055】この場合、定数は、過剰書き込みを避ける
意味で1よりも小さく設定するのが望ましいが、その具
体的な値はベリファイ回数のばらつきの状態や使用環境
等を考慮して適宜設定すればよい。また、過剰書き込み
を避けるためには、ベリファイ回数の平均値に定数を乗
算するだけでなく、平均値から定数を減算するようにし
てもよい。
【0056】そして、この第3の実施例によっても、ペ
ージ毎やチップ毎さらには温度変化や印加電圧レベル等
によってばらつく書き込み時間に略対応する適当なデー
タ書き込みを行なえるとともに、過剰書き込みが生じる
ことも極力防止することができ、ひいてはデータ書き込
みスピードを効果的に向上させることができる。
【0057】次に、図5は、この発明の第4の実施例を
示している。これは、電圧センサ19によりメモリセル
への印加電圧を検知するとともに、温度センサ20によ
りEEPROM17の周囲温度を検知する。そして、各
センサ19,20の検知出力を温度電圧制御回路21で
総合的に判定し、その判定結果に基づいて書き込み制御
回路22で、先のステップS16において判定基準とな
る許容値を変化させるようにしたものである。
【0058】すなわち、従来では、同一ページに対して
ベリファイ回数が100を越えたとき、そのページ領域
が不良であると一律に判断している。しかしながら、E
EPROM17は、昇圧回路等を用いているため、周囲
温度や印加電圧に対しても書き込み時間にばらつきが生
じ、例えば周囲温度が高くなると書き込みがしやすくな
ることが知られている。
【0059】このため、常に同じ条件で書き込みが行な
えるとは限らないので、周囲温度や印加電圧を検知し、
その検知結果によって不良であると判断するための許容
値を臨機応変に変化させ、例えばデータが書き込みにく
い条件のときには許容値を倍の200程度に設定するこ
とで書き込みができるページ数を増やすことができ、E
EPROM17自体の寿命を飛躍的に延ばすことができ
る。
【0060】次に、図6は、この発明の第5の実施例を
示している。すなわち、前述したように、EEPROM
17に対するデータの書き込み時間は、ベリファイ回数
を減らすことで大幅に短縮することができる。また、E
EPROM17のベリファイ回数のばらつきは、例えば
あるページだけ突発的に他のページに比してベリファイ
回数の多いものが現れる、つまりベリファイ回数の多い
ものは極端に多くなるという特性を持つのが通常であ
る。
【0061】そこで、図6に示すように、ベリファイ回
数Nが1〜9回までは1回のデータ書き込み動作に要す
る電圧印加時間を40μsつまり増分1とし、ベリファ
イ回数Nが10〜19回までは1回のデータ書き込み動
作に要する電圧印加時間を40μs×2つまり増分2と
し、ベリファイ回数Nが20〜29回までは1回のデー
タ書き込み動作に要する電圧印加時間を40μs×4つ
まり増分4とし、ベリファイ回数Nが30〜39回まで
は1回のデータ書き込み動作に要する電圧印加時間を4
0μs×8つまり増分8とするように、ベリファイ回数
が多くなるにしたがって、電圧印加時間の増分を指数関
数的に増やすようにしている。
【0062】このようにすれば、長い電圧印加時間を必
要とするページに対しても、ベリファイ回数は多くなら
ずに済むので、データの書き込み時間を大幅に短縮しデ
ータ書き込みスピードを向上させることができる。
【0063】ここで、以上の説明では、EEPROM1
7に対するデータ書き込みのための電圧印加時間は、4
0μsを基準単位時間としてこの基準単位時間40μs
を複数倍にしたりまたは繰り返して電圧印加時間の調整
を図るようにしたが、これに限らず、例えば前のページ
のデータ書き込みに要した電圧印加時間に基づいて、次
のページのデータ書き込みに要する基準単位時間を60
μs,80μsのように変化させるようにすれば、ペー
ジ毎やチップ毎さらには温度変化や印加電圧レベル等に
よってばらつく書き込み時間に、よりきめ細かに対応し
た最適なデータ書き込みを行なうことができ、データ書
き込みスピードの向上を充分に図ることができる。
【0064】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、この外その要旨を逸脱しない範囲で種
々変形して実施することができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
種々の要因による書き込み時間のばらつきを考慮した最
適なデータ書き込みを行なうことでデータ書き込みスピ
ードを効果的に向上させ、しかも過剰書き込みのような
不都合が生じることを極力防止し得る極めて良好なメモ
リのデータ書き込み装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するために示すブロ
ック構成図。
【図2】同実施例の動作を説明するために示すフローチ
ャート。
【図3】この発明の第2の実施例を説明するために示す
図。
【図4】この発明の第3の実施例を説明するために示す
図。
【図5】この発明の第4の実施例を説明するために示す
ブロック構成図。
【図6】この発明の第5の実施例を説明するために示す
図。
【図7】従来のデータ書き込み処理動作を説明するため
に示すフローチャート。
【図8】同従来動作の問題点を説明するために示す図。
【符号の説明】 11…メモリカード本体、12…コネクタ、13…デー
タ入出力制御回路、14…バッファメモリ、15…アド
レス発生回路、16…セレクタ、17…EEPROM、
18…消去回路、19…電圧センサ、20…温度セン
サ、21…温度電圧制御回路、22…書き込み制御回
路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 晃司 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 前川 智之 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝映像メディア技術研究所内 (72)発明者 佐藤 聡明 東京都港区新橋3丁目3番9号 東芝エ ー・ブイ・イー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの第1の記憶領域に対
    してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に対応す
    る書き込み時間を、該半導体メモリの第2の記憶領域に
    対してのデータ書き込み時の初回のデータ書き込み時間
    とする第1の制御手段と、前記半導体メモリのチップが
    変わった状態,所定情報量のデータの書き込みが終了し
    た状態及びベリファイ回数が許容値を越えた状態のいず
    れかの条件で、前記ベリファイ回数を初期値に戻す第2
    の制御手段とを具備してなることを特徴とするメモリの
    データ書き込み装置。
  2. 【請求項2】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの第1の記憶領域に対
    してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に対応す
    る書き込み時間よりも短い時間を、該半導体メモリの第
    2の記憶領域に対してのデータ書き込み時の初回のデー
    タ書き込み時間とする制御手段とを具備してなることを
    特徴とするメモリのデータ書き込み装置。
  3. 【請求項3】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの複数の記憶領域に対
    してのデータ書き込みにそれぞれ要した各ベリファイ回
    数の平均値に対応する書き込み時間を、該半導体メモリ
    の次の記憶領域に対してのデータ書き込み時の初回のデ
    ータ書き込み時間とする制御手段とを具備してなること
    を特徴とするメモリのデータ書き込み装置。
  4. 【請求項4】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの所定の記憶領域に対
    してのデータ書き込みに要したベリファイ回数が、予め
    設定された許容値を越えた状態で該記憶領域を不良と判
    断する判別手段と、この判別手段に設定される許容値を
    周囲温度及び前記半導体メモリにデータ書き込むために
    印加する電圧レベルのいずれかに基づいて可変する制御
    手段とを具備してなることを特徴とするメモリのデータ
    書き込み装置。
  5. 【請求項5】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの所定の記憶領域に対
    してのデータ書き込みに要したベリファイ回数が多くな
    るに連れて、データ書き込み動作に要する前記単位時間
    を所定倍する制御手段とを具備してなることを特徴とす
    るメモリのデータ書き込み装置。
  6. 【請求項6】 半導体メモリに対してデータ書き込み動
    作を予め設定された単位時間実行した後、書き込んだデ
    ータを読み出して元のデータと比較するベリファイを行
    ない、不一致である場合再度データの書き込みを繰り返
    すことによりデータ書き込みを行なう記録手段と、この
    記録手段による前記半導体メモリの第1の記憶領域に対
    してのデータ書き込みに要したベリファイ回数に基づい
    て、該半導体メモリの第2の記憶領域に対してのデータ
    書き込み動作に要する前記単位時間を可変する制御手段
    とを具備してなることを特徴とするメモリのデータ書き
    込み装置。
JP7798392A 1992-03-31 1992-03-31 メモリのデータ書き込み装置 Pending JPH05282879A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7798392A JPH05282879A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 メモリのデータ書き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7798392A JPH05282879A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 メモリのデータ書き込み装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05282879A true JPH05282879A (ja) 1993-10-29

Family

ID=13649108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7798392A Pending JPH05282879A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 メモリのデータ書き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05282879A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522470B2 (en) 2005-05-30 2009-04-21 Seiko Epson Corporation Semiconductor memory device
US7599247B2 (en) 2006-01-17 2009-10-06 Seiko Epson Corporation Memory and method of writing data

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7522470B2 (en) 2005-05-30 2009-04-21 Seiko Epson Corporation Semiconductor memory device
US7791979B2 (en) 2005-05-30 2010-09-07 Seiko Epson Corporation Semiconductor memory device
US7599247B2 (en) 2006-01-17 2009-10-06 Seiko Epson Corporation Memory and method of writing data

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7116578B2 (en) Non-volatile memory device and data storing method
US6798696B2 (en) Method of controlling the operation of non-volatile semiconductor memory chips
US7654466B2 (en) Semiconductor memory card, semiconductor memory control apparatus, and semiconductor memory control method
EP1850348B1 (en) Method and device for writing to a flash memory
US20060129750A1 (en) Method and apparatus for storing multimedia data in nonvolatile storage device in units of blocks
US5841699A (en) Storage device and method to detect its degradation
US7773420B2 (en) Memory card system including NAND flash memory and SRAM/NOR flash memory, and data storage method thereof
US20020141244A1 (en) Parallel erase operations in memory systems
US8321633B2 (en) Memory card and method for storing data on memory card
US8819332B2 (en) Nonvolatile storage device performing periodic error correction during successive page copy operations
US7886211B2 (en) Memory controller
US5748939A (en) Memory device with a central control bus and a control access register for translating an access request into an access cycle on the central control bus
JPH05282879A (ja) メモリのデータ書き込み装置
KR100598907B1 (ko) 연속적 읽기/쓰기가 가능한 플래쉬 메모리
JPH05314780A (ja) メモリのデータ書き込み装置
JP3359942B2 (ja) メモリカード装置
JPH05314754A (ja) メモリカード装置
US20070174739A1 (en) Disk device, method of writing data in disk device, and computer product
US20060120153A1 (en) System and method for over erase reduction of nitride read only memory
US20030103392A1 (en) Method of controlling the operation of non-volatile semiconductor memory chips
JP4710274B2 (ja) メモリ装置、メモリ装置の制御方法およびデータ処理システム
JPH0547189A (ja) メモリカード装置
JP2008021335A (ja) 不揮発性記憶装置、不揮発性記憶装置の書込み方法およびコントローラ
US20050204115A1 (en) Semiconductor memory device, memory controller and data recording method
JPH0744669A (ja) データ記録再生装置