JPH0531473Y2 - - Google Patents

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JPH0531473Y2
JPH0531473Y2 JP1986054691U JP5469186U JPH0531473Y2 JP H0531473 Y2 JPH0531473 Y2 JP H0531473Y2 JP 1986054691 U JP1986054691 U JP 1986054691U JP 5469186 U JP5469186 U JP 5469186U JP H0531473 Y2 JPH0531473 Y2 JP H0531473Y2
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barrel
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air
adjustment plate
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車等に用いられる空調装置の空
気吹出口に関するものであり、空気の吹出方向を
制御する構造に特徴を有するものである。
〔従来の技術〕
従来のバレル型空気吹出口は、例えば第8A
図、8B図に示す如く、ベゼル1内に上下回動可
能にバレル2を取付け、バレル2に対して左右回
動可能にブレード70を多数並設すると共に各ブ
レードを1本の連絡棒71で連結し、且つブレー
ド前面にはバレルに複数の横フイン20を並設し
ておき、ベゼル1を空調装置の空気吹出ダクトに
接続し、ベゼル1内でのブレード70群の左右動
により空気の吹出しの左右方向を制御すると共
に、バレル2の上下方向傾動によつて、吹出し空
気流の上下方向を制御していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前述の如き従来装置にあつては、横フイン20
間の間隔が広いために、且つ空調装置の空気吹出
口が室内に向けられているために、空気吹出口の
奥の方が見えることとなり意匠効果上良くなかつ
た。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
前述の問題を解決するために、ベゼルに嵌め込
まれた風向調整フインに替えて細孔を穿設した曲
げ弾性を有するフイルム状の薄板から成る風向調
整板を用い、該板をたわませたり伸ばしたりして
その孔によつて風向を制御すると共に、風向調整
板の内方を板の外方から見えなくした。
即ち第1図乃至第3図に示す如く、ベゼル1内
に嵌着されたバレル2の上方内面に設けた上側支
承溝G2と、バレル下方内面に上下動可能に嵌合
した上下動部材4の支承溝G1とで風向調整板3
を保持し、上下動部材4を操作部材5の操作によ
つて上昇させた場合に、風向調整板3の上側縁と
下側縁間に圧縮力を付与して該板を外方にたわま
せて吹出空気流の拡散を可能とした。
そして風向調整板3は、慣用の方法によつてバ
レル2と一体的に上下揺動して吹出風を上下に偏
向出来、風向調整板の奥の縦フイン群を左右揺動
して吹出し空気流を左右に偏向出来ると共に、風
向調整板3を外方にたわみ膨出させると吹出し空
気流が該調整板の膨出凸曲面から拡散出来る。
〔実施例〕
〔例 1〕 第1,2,3図から明らかな如く、前面に吹出
し用開口11とレバー7を左右動させる長孔8を
備え、後方を空調装置の吹出しダクトに接続する
ようにしたベゼル1内に、バレル2を上下回動可
能に枢着し、バレル前面の吹出し口には風向調整
板3を嵌合すると共に、風向調整板3の内方には
慣用の手段で縦フイン群を回動自在に枢着してベ
ゼル前面のレバー7の左右動により左右回動する
ようにした。
風向調整板3は第3図の如く、バレル上壁内面
の支承用溝G2と、バレル下壁に上下動可能に嵌
入した上下動部材4の上面に形成した支承用溝
G1との間に嵌入した。
第2図に示す如く、上下動部材4にはその下面
に同方向同角度で傾斜する2個の傾斜案内面41
を形成し、上下動部材の下面には、両端に突起5
1を備え操作ノブ6を手前に突出させた操作部材
5を、突起51の上面の摺接面51′が該案内面
41に当接しながら左右摺動出来るように、バレ
ル溝21内に上下動部材4と操作部材5とを重ね
て嵌入し、操作ノブ6を前面の長溝22から突出
させた。
風向調整板を支承する溝G1,G2は、第4B,
4C図の如く、溝G2はV形状に、溝G1は両側面
S1,S2が共に同方向の外方に傾斜した傾斜V形状
に形成した。
風向調整板3は第6A図に示す如く、厚さa=
0.2mm、溝h1 間b=0.2mm、溝幅c=0.3mmの横方
向溝孔h1を、適所に配設した縦仕切り間に、平行
配行したスチールフイルムであり、0.2mm厚の箔
板に縞目状にマスキングした後、腐蝕液によりマ
スキングされていない部分を溶かして形成した。
該フイルムは細い平行溝孔を横方向としてバレ
ル前面に張設してあり、第4A,4B,4C図に
示す如く、操作部材両端の突起51上面の摺接面
51′が上下動部材4の傾斜案内面41の最も低
い位置に当接して上下動部材が最下位を占める状
態では、フイルムから成る風向調整板3は下端
3′が上下動部材4の上面の傾斜V形溝の1側面
S1の中間部と他側面S2の端縁Pとで支承されて平
板状を呈しているから、ダクトからの送風Aは平
行空気流aとして吹出されると共に、バレル2の
上方又は下方への傾斜に伴なつて平行流aを上方
又は下方に吹出せた。
第5A,5B,5C図は風向調整板を外方に弯
曲膨出させた場合を示し、操作ノブ6によつて操
作部材5を第4A図の位置から第5A図の位置に
矢印F1方向に案内長溝22内を摺動させると、
突起51の上面の摺接面51′が傾斜案内面41
の最突出位置に来て、上下動部材4は矢印F2
上昇を生じ、バレルの溝21内で第5B図の如く
押上げられ、同時に風向調整板3が押上げ力の作
用を受けて上下溝G1,G2間で圧縮されるにつれ、
該板3の下端3′が第4C図から5C図の状態へ
と傾斜V形溝G1内を摺動し、端縁Pの支持と傾
斜面S1に沿つた下方内方へのすべりとで生起する
曲げ応力と圧縮力とで風向調整板を外方に第5B
図の如く弯曲膨出した。そして風向調整板のたわ
み量は操作部材の摺動量に比例する上下動部材の
上下動量で適宜に調整出来た。風向調整板3を第
5B図の如く外方にたわませた場合にはダクトか
らの空気流Aを拡散流a1として吹出すことが出来
た。
また、スチールフイルムの通風溝h1は微細であ
るのでフイルムを見ても内部は見えなくなつた。
〔例 2〕 第7A図、第7B図に示し空気吹出装置は、例
1に於ける一方向回動の普通のバレルに替えて丸
型バレルを用いた点で相違するだけで、その他の
構成は例1と同じである。
得られた吹出装置は矢印Rの如く自由にバレル
が回動出来るので、風の拡散方向を自由に出来
た。その他は例1と同様の効果を奏した。
〔例 3〕 例1のスチールフイルムに対する溝孔h1の形成
に際し、上下幅の中央部分の溝幅Cをせまくし、
両端部を広くすると、フイルムを第5図の如くた
わませた場合に、拡散空気流は中央と両端部とを
略等しくなつた。
〔その他〕
スチールフイルム3に第6B,6C図に示す如
く、円形細孔h2や角形細孔h3をエツチング法で形
成した物も風向調整板としての作用を奏した。
また、適度の剛性を有する有色プラスチツク薄
板に微細な長孔h1、円孔h2、角孔h3を穿設して
も、たわみ調整出来る風向調整板として同効機能
を奏した。
また、風向調整板に対するたわみ力付与手段と
しては、上下動部材の上下動と連動して内側から
押圧片を出没させても同効機能を奏する。
〔考案の効果〕
風向調整板は微細孔を有する薄板のため、従来
の空気吹出口と全く異なつた意匠的効果を奏し、
漸新なデザインが得られる。
風向調整板のたわみ量に応じた拡散空気流が得
られる。
空気吹出口の奥の方が風向調整板によつて見え
なく出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の全体斜視図。第2図は、上
下動部材4と操作部材5との関係構造を示す正面
図。第3図は、第1図−断面図。第4A図は
上下動部材が最下位の状態を示し、第4B図は風
向調整板3が平板状態の部分断面図を示し、第4
C図は第4B図に於ける部分拡大図である。第5
A図は上下動部材を最上昇させた状態を示し、第
5B図は風向調整板をたわませた状態の断面図を
示し、第5C図は第5B図の部分拡大図である。
第6A,6B,6C図は、それぞれ風向調整板の
微細孔を示す図である。第7A図は変形バレルに
適用した状態を示し、第7B図は第7A図のもの
を90°回動した状態を示している。第8A図は従
来装置の斜視図であり、第8B図は第8A図の縦
断面図である。 1……ベゼル、2……バレル、3……風向調整
板、4……上下動部材、41……傾斜案内面、5
……操作部材、51……突起、6……操作ノブ、
G1,G2……支承用溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 空調装置のバレルタイプ空気吹出口に於て、
    多数の微小貫通孔(h1,h2,h3)を有する可撓
    性の風向調整板3を、吹出口前面に、外方への
    たわみ調整可能に嵌合したことを特徴とする空
    調用空気吹出し装置。 2 風向調整板3の両端縁間に圧縮応力を付与し
    て該調整板3をたわみ調整する実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の装置。 3 風向調整板の吹出孔の間隙を、たわみの中央
    部分を小とし両端部を大にした実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の装置。
JP1986054691U 1986-04-14 1986-04-14 Expired - Lifetime JPH0531473Y2 (ja)

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JP7202753B1 (ja) * 2022-09-12 2023-01-12 NatureArchitects株式会社 構造体
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JPS5444343A (en) * 1977-09-14 1979-04-07 Nat Jutaku Kenzai Ventilating device

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