JPH05314732A - 携帯型表示装置 - Google Patents

携帯型表示装置

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JPH05314732A
JPH05314732A JP4146184A JP14618492A JPH05314732A JP H05314732 A JPH05314732 A JP H05314732A JP 4146184 A JP4146184 A JP 4146184A JP 14618492 A JP14618492 A JP 14618492A JP H05314732 A JPH05314732 A JP H05314732A
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JP
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text
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Application number
JP4146184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Murata
嘉行 村田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
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Publication of JPH05314732A publication Critical patent/JPH05314732A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯して移動機関内に持ち込む等により本の
代用として使用することができる携帯型表示装置を提供
する。 【構成】 電源スイッチ23がオン操作された場合に
は、電源オフ時にメモリ内に記憶されているページN
O.ポインタが示すページの前までのあらすじデータが
読み出され、この読み出されたあらすじデータに基づい
て対応するあらすじが表示部21に表示される。ユーザ
ーが表示部21に表示されたあらすじを読み、前回まで
の概略的内容を思い出した時点で、あらすじ解除スイッ
チ26をオン操作すると、ページNO.ポインタが示す
ページの文章が表示部21に表示され、また、イヤホン
12,12から表示された文章を朗読した音声と、背景
音とが放音される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CD等の記憶手段に記
憶された文章や絵等を表示する携帯型表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日においては、カセットテープレコー
ダやDAT等の音響機器が可及的に小型化されるに至っ
ており、かかる小型の音響機器を電車等の移動機関内に
持ち込んでヘッドホンを介して受聴することにより、音
楽愛好家にあっては移動機関内における時間を有効に過
ごすことができる。一方、読書愛好家においては、移動
機関内での時間を有効に過ごす為の手段として、単行本
等の比較的小型の本を移動機関内に持ち込むことが一般
的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、音楽愛好
家にあっては小型の音響機器の出現により混雑した移動
機関内であっても、支障なく音楽を楽しむことかができ
るが、読書愛好家にあっては単行本を移動機関内に持ち
込んでも、混雑の度合によっては次のページをめくる操
作が困難となって、読書の継続が不可能となってしまう
場合がある。他方、CD−ROMを搭載したパソコンの
ように表示画面上に文章や絵を表示し、キー操作により
表示された文章や絵を切り換え得る機器も出現するに至
っている。したがって、パソコンを用いれば本のように
次のページをめくる操作を行うことなく、キー操作によ
り画面上に次のページの文章を表示させてこれを読むこ
とは可能となる。しかし、パソコンは多機能的であって
大型であることから、移動機関内に持ち込んだり、片手
にもって画面に表示された文章を読むことにより本の代
用とすることは不可能なものであった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、携帯して移動機関内に持ち込む等
により本の代用として使用することができる携帯型表示
装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に請求項1記載の本発明にあっては、記憶手段を装脱可
能な装置本体と、該装置本体と別体に形成された表示体
と、前記記憶手段に記憶されているデータを読み出して
前記表示体に設けられた表示部に、対応する内容を表示
する表示駆動手段と、外部操作に応答して前記駆動手段
を駆動し、前記表示部に表示された内容を切り換えるた
めに、前記表示体に設けられた切換手段とを備えてい
る。
【0006】また、請求項2記載の発明にあっては、各
ページごとに文章データが記憶された文章記憶手段と、
各ページごとに、前記文章記憶手段に記憶された文章デ
ータの各ページの前までの概略的内容を示すあらすじデ
ータが記憶されたあらすじ記憶手段と、前記各記憶手段
から読み出されたデータに従って前記ページ内の文章あ
るいは前記概略的内容を表示する表示手段と、該表示手
段の電源をオン・オフするスイッチ手段と、該スイッチ
手段のオフ動作に応答して、該オフ動作時に、前記表示
手段に表示されていたページを示すページ番号データを
記憶するページ番号データ記憶手段と、前記スイッチ手
段のオン動作に応答して、前記ページ番号データ記憶手
段に記憶されているページ番号データが示すページの前
までのあらすじデータを前記あらすじデータ記憶手段か
ら読み出して、読み出されたあらすじデータに基づい
て、前記概略的内容を前記表示手段に表示させる制御手
段とを備えている。
【0007】また、請求項3の発明にあっては、 各ペ
ージごとに、文章データが記憶されている文章記憶手段
と、各ページごとに、前記文章記憶手段に記憶されてい
る文章データの各ページの前ページまでの概略的内容を
示すあらすじデータが記憶されているあらすじデータ記
憶手段と、表示手段と、ページナンバーを指定するペー
ジナンバー指定手段と、該ページナンバー指定手段によ
りページナンバーが指定されると、これに応答して、指
定されたページナンバーに対応するあらすじデータを前
記あらすじデータ記憶手段から読み出し、この読み出さ
れたあらすじデータに基づいて、対応する概略的内容を
前記表示手段に表示するように制御する制御手段とを備
えている。
【0008】また、請求項4記載の発明にあっては、前
記あらすじデータに従って前記概略的内容が前記表示手
段に表示されている状態において、外部操作に応答して
前記ページ番号データ記憶手段に記憶されている前記ペ
ージ番号データの示す文章データを読み出し、該文章デ
ータに従って対応する文章を前記表示手段に表示するよ
うに前記制御手段に指示するあらすじ解除指示手段がさ
らに設けられており、請求項5記載の発明にあっては、
前記文章データに従って対応する文章が前記表示手段に
表示されている状態において、外部操作に応答して他の
ページの文章データを読み出して、該文章データに従っ
た他の文章内容に切り換え表示するように前記制御手段
に指示するページ切換指示手段がさらに設けられてい
る。
【0009】
【作用】前記請求項1記載の発明においては、装置本体
と表示部を有する表示体とが別体に設けられ、表示部に
表示された内容を切り換えるための切換手段が表示体に
設けられている。したがって、表示体のみを手に持って
表示部に表示された文章を読むことにより手軽に読書が
可能となるとともに、切換手段を操作することにより本
におけるページめくりと同様に、表示部に表示される内
容を切り換えつつ、読書を行うことが可能となる。
【0010】また、請求項2記載の発明においては、読
書終了時にスイッチ手段を操作して表示手段の電源をオ
フにすると、ページ番号データ記憶手段が電源オフ時に
表示手段に表示されていた本文のページを示すページ番
号データを記憶する。そして、読書開始時にスイッチ手
段を操作して表示手段の電源をオンにすると、制御手段
はページ番号データ記憶手段に記憶されているページ番
号データが示すページの前までのあらすじデータをあら
すじ記憶手段から読み出して、その内容を表示手段に表
示させる。したがって、電源をオンにした際には前回の
読書時に読んだページの前までの概略的内容が表示手段
に表示され、この表示手段に表示された内容を読むこと
により、前回の読書時までに読んだ本文の内容を明瞭に
認識し得る。
【0011】また、請求項3記載の発明において、ペー
ジナンバー指定手段によりページナンバーが指定される
と、制御手段は指定されたページナンバーに対応するあ
らすじデータをあらすじデータ記憶手段から読み出し
て、対応する概略的内容を表示手段に表示させる。した
がって、所望のページから読書を開始すべく、ページナ
ンバー指定手段によりページナンバーを指定した場合に
は、そのページの前ページまでの概略的内容を示すあら
すじデータに基づいて、対応する概略的内容が表示手段
に表示される。
【0012】また、請求項4記載の発明において、表示
手段に概略的内容が表示されている状態で外部操作を行
うと、あらすじ解除指示手段は前記ページ番号データ記
憶手段に記憶されているページ番号データが示す文章デ
ータを読み出して、該文章データに従って対応する文章
を表示手段に表示するように制御手段に指示する。した
がって、制御手段がこの指示に基づき制御を実行するこ
とにより、表示手段には電源のオフ時にページ番号デー
タ記憶手段に記憶されたページ番号が示すページの文章
データに従った文章が前記概略的内容に代わって表示さ
れる。
【0013】さらに、請求項5記載の発明において、表
示手段に文章データに従って対応する文章が表示されて
いる状態で外部操作を行うと、ページ切換指示手段は他
のページの文章データを読み出して、該文章データに従
った文章内容に切り換えるように前記制御手段に指示す
る。したがって、制御手段がこの指示に基づき制御を実
行することにより、表示手段には外部操作が行われるご
とに他のページの文章内容が表示される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。図1に示したように、本実施例にかかる携帯型
表示装置は、装置本体100と該装置本体100に導電
線を介して接続された表示体200とで構成されてい
る。前記装置本体100は、CD105を装脱可能であ
って、スピーカ放音部11が設けられているとともに、
一対のイヤホン12,12が接続されている。一方、表
示体200の前面には、LCD及びLCDを駆動するド
ライブ回路等で構成された表示部21が設けられている
とともに、スイッチ部22と電源スイッチ23とが設け
られている。また、表示体200の側面には表示部20
1に表示される本文のページを進める場合に操作される
アップページめくりスイッチ24と、ページを戻す場合
に操作されるダウンページめくりスイッチ25、及びあ
らすじ解除スイッチ26が設けられている。
【0015】前記装置本体100は、図2のブロック図
に示した構造であって、CD105は図示しないホルダ
ー部にセットされる。TOCメモリ101は、CD10
5のリードインエリアのTOC(Table of C
ontents)データを記憶するメモリであり、この
TOCデータはCD105が装置本体100にセットさ
れた際に自動的に読み取られる。
【0016】CD制御部103は、CPU,プログラム
ROM及びワーク用RAMを有するマイクロプロセッサ
であり、装置本体100全体の制御を行うとともに、サ
ブコード信号処理回路110、楽音音声制御部116、
TOCメモリ101、ページ内文章データメモリ10
2、あらすじ(表紙)データメモリ116、前記表示体
2の表示部21との間で、各種データの授受を行う。ま
た、CD制御部103は、CD105を駆動する時に、
サーボ回路104に対し駆動制御信号を出力する。
【0017】該サーボ回路104は、CD105を回転
駆動させるディスクモータ106の回転数の制御を行っ
て、CD105のトラックの線速度が一定になるように
駆動制御する。また、サーボ回路104は、CD105
のトラックにレーザー・ビームを照射する光ピックアッ
プ107のフォーカス・サーボ及びトラッキング・サー
ボを行う。
【0018】このフォーカス・サーボは前記レーザー・
ビームの反射光の状態からフォーカス誤差を検出し、こ
のフォーカス誤差に基づいて、光ピックアップ107内
の対物レンズを光軸方向に制御、駆動するものである。
また、前記トラッキング・サーボはCD105のトラッ
ク中央に対するレーザー・ビームのずれを検出しなが
ら、光ピックアップ107をピックアップ送りモータ1
08によって半径方向に移動させ、またディスクの偏心
等による微小なずれに対しては、光ピックアップ107
の内部のレンズ時短をトラックに追従させて動かし、こ
れによって光ピックアップ107から照射されるレーザ
ー・ビームがCD105のトラック中央に照射されるよ
うに制御するものである。
【0019】CD105のレーザー・ビームが照射され
る面には、ピットと呼ばれる突起が刻まれており、この
ピットによりPCM(Pulse Code Modu
lation)信号が記録されている。光ピックアップ
107は、照射したレーザー・ビームの反射光の光量に
基づいてピットの有無及びその長さを検出しており、こ
のピットの有無及び長さに対応した電気信号を復調回路
109に出力する。
【0020】該復調回路109は、光ピックアップ10
7から出力される電気信号からフレーム同期信号を検出
して各シンボルワードの区切りを識別し、更に各フレー
ム内のEFM変調(Eight to Fourtee
n Modulation)されている14ビットのシ
ンボルワードをEFM復調して8ビットのシンボルワー
ドに変換する。そして、前記EFM復調したシンボルワ
ードのうち、オーディオデータを含むシンボルワードは
オーディオデータ信号処理回路111へ、サブコードを
含むシンボルワードはサブコード信号処理回路110へ
出力される。
【0021】前記オーディオデータ信号処理回路111
は、入力されるオーディオデータを図示しないRAM等
に書き込み、リード・ソロモン符号に基づいて誤り訂正
処理を行うとともに、デ・インタリーブ処理を行って、
フレーム単位で16ビットのデジタルオーディオデータ
の復元を行う。そして、このデジタルオーディオデータ
をCD制御部103とD/A変換器112に出力する。
【0022】該D/A変換器112は、入力されたデジ
タルオーディオデータを、アナログオーディオ信号に変
換して出力する。このアナログオーディオ信号は、サン
プリング周波数の1/2のカットオフ周波数を有するL
FP113を介して、図1に示したスピーカ放音部11
またはイヤホン12,12に内蔵されたスピーカ115
に与えられ、外部に放音される。
【0023】前記サブコード信号処理回路110は、8
ビットのサブコードに対して、誤り検出および訂正処
理、さらに、デ・インタリーブ処理を行うとともに、サ
ブコードの復元を行い、復元したサブコードをCD制御
部103に出力する。なお、本実施例においては、この
サブコードに各ページごとに本文の文章データと文章デ
ータの各ページの前までの概略的内容を示すあらすじデ
ータとが格納されており、サブコードの詳細については
後述する。
【0024】また、この図2に示したブロック図におい
て、表示体200に設けれられたスイッチ操作部202
は、図1を以て説明したスイッチ部22、電源スイッチ
23、アップページめくりスイッチ24、ダウンページ
めくりスイッチ25、及びあらすじ解除スイッチ26等
から構成されている。このスイッチ操作部202を構成
する各種スイッチ操作状態は、楽音音声制御部116に
取り込まれる。
【0025】該楽音音声制御部116はマイクロプロセ
ッサであって、スイッチ操作部202の操作状態を所定
時間間隔で監視しており、その操作状態に応じて、後述
する楽音データや音声データをトーンジェネレータ11
7に送出するほか、楽音及び音声を発生するための各種
制御処理を実行する。すなわち、楽音音声制御部116
は、CD制御部103から入力される音声データと楽音
データとを、一旦ページ内音声データメモリ122とペ
ージ内楽音データメモリ124とに格納した後、スイッ
チ操作部202を構成する前記電源スイッチ23や各ペ
ージめくりスイッチ24,25及びあらすじ解除スイッ
チ26の操作に応じて、前記各メモリ122,124か
ら音声データや楽音データを読み出す。
【0026】そして、音声データは直接D/A変換器1
18に入力され、楽音データは前記トーンジェネレータ
117に送出される。該トーンジェネレータ117は、
楽音音声制御部116から送出された楽音データに基づ
き楽音信号を生成し、この生成された楽音信号と音声デ
ータとはD/A変換器118に入力される。該D/A変
換器118は、前記信号及びデータをアナログ波形信号
に変換し、このアナログ波形信号はLFP119により
高調波成分を除去された後、増幅器120を介して前記
スピーカ放音部22またはイヤホン12,12に内蔵さ
れたスピーカ121から外部に放音される。なお、タイ
マー回路123の計測値は、楽音音声制御部116がト
ーンジェネレータ117に楽音データを送出するに際し
て、その音長データを決定する際の値として使用され
る。
【0027】次に、DC105におけるデジタルデータ
の記録フォーマットについて説明する。図3は、本実施
例におけるCD105上に記録されるべきデジタルデー
タの記録フォーマットを示すものであり、図示したよう
にデジタルデータはフレームと呼ばれる単位で記録され
ている。各フレーム先頭から順に、24チャンネルのシ
ンクパターン(同期パターン)301、1シンボル分の
サブコード302、12シンボル分のオーディオデータ
303、4シンボル分のパリティワード304、12シ
ンボル分のオーディオデータ305、4シンボル分のパ
リティワード306が配置されている。
【0028】ここで、シンクパターン301は、図2の
復調回路109での復調時に、図3のフレームの同期を
とるデータ、つまりフレームの始まりを識別するための
データであって、他のデータ302〜306中に絶対に
発生しないパターンが用いられる。前記オーディオデー
タ303、305は、図2のスピーカ121から放音さ
れる文章を朗読した音声及び背景音を発生させるための
楽音のデータである。前記パリティワード304,30
6は、オーディオデータ303、305のデータの誤り
をフレーム単位で訂正するためにフレームされる符号で
あり、再生時に図2のオーディオデータ信号処理回路1
11が前記パリティワード304,306を用いて判別
を行うことにより、各フレーム内のデータ誤りを自動的
に訂正する。
【0029】さらに、CD105に記録されるデジタル
データとしては、図3のオーディオデータ303、30
5のほかに、サブコードと呼ばれるデータ領域302が
存在する。図4に、サブコード302を中心としたデー
タフォーマットを示す。8ビットのサブコード302に
おいて各ビットは、P,Q,R,S,T,U,V,Wと
称される。そして、同図に示されるように、8ビットの
サブコード302は、第0フレーム〜第97フレームの
98フレームを1単位(この98フレームを、サブコー
ドフレームと呼ぶ)として組み立てられる。そして、こ
の98フレーム中、第0フレームと第1フレームの各8
ビットのサブコードは、サブコード用のシンクパターン
とされ、図2のサブコード信号処理回路110が、第2
フレーム〜第97フレームのサブコード情報P〜Wを識
別するためのフレーム認識用のパターンである。
【0030】また、第2フレーム〜第97フレームのビ
ットP,Qは、コントロールビットとして規格化されて
いるものである。この領域は、通常のCDでは、システ
ムコントロール用に使用されている。すなわち、コント
ロールビットPは、各ページ間、ページ中を示すデータ
で、そのフレームがページ間に相当しオーディオデータ
303、305(図3)が存在しなければ1、該データ
が存在すれば0に設定される。
【0031】コントロールビットQは、前記第2フレー
ム〜第97フレームの96ビットにより、CD盤上での
トラック番号(ページ番号)、各ページの先頭からの
分、秒、フレーム番号(前述のサブコード・フレームに
付けた番号)で示される相対時間データ、CDの先頭部
分からの分、秒、フレーム番号で示される絶対時間デー
タ、及び前記各情報についての誤り検出符号(CRC符
号)等のデータを示す。したがって、これらの各情報
は、1フレーム番号、すなわち98フレーム毎(約1/
75秒毎)に更新され、図2のCD制御部103は、サ
ブコード信号処理回路110を介して、これらの情報を
読むことで、各ページ音声及び楽音データへのアクセス
やページ情報の表示を行い得る。なお、後述するように
CD盤上の先頭部分に相当するリードインエリアにおい
ては、TOCと呼ばれるCDディスク1枚の目次に相当
する情報が記憶される。
【0032】次に、ビットR〜Wは、ユーザーズビット
と呼ばれ、本実施例では後述するようにこのユーザーズ
ビットに各ページ毎に文字データであるページ内文章デ
ータとあらすじ(表紙)データが記録されている。ここ
で、図4の98フレーム単位のうち、第2〜第97フレ
ームのサブコードのユーザーズビットR〜Wにおいて、
図5に示す如く、96シンボル(この場合1シンボルは
R〜Wの6ビットから成る)がパケットという単位で呼
ばれ、更に各パケットは、24シンボル分のパックと呼
ばれる単位のデータを4パック分含むように組み立てら
れる。
【0033】各パック(R〜Wの第0〜第23シンボル
の24シンボル分)のデータフォーマットを図6に示
す。まず、第0シンボルの上位3ビットは「モード」と
呼ばれ、このパックデータが何のデータを示すものであ
るかの大分類を示し下位3ビットは「アイテム」と呼ば
れ、このパックデータの細分類を示す。本実施例では、
第0シンボルのモード/アイテムは、データフィールド
にページ内文章データが記録されていることを示す“0
11000”のコードが設定される。
【0034】第1シンボルは、「インストラクション」
と呼ばれ、デコータのハードウエア操作情報を示し、本
実施例ではデータフィールドに記録されるページ内文章
データ及びあらすじ(表紙)データのバイト数を示す。
第1〜第19シンボルには、後述するページ内文章デー
タとあらすじ(表紙)データが記憶されている。
【0035】さらに、パック単位で誤り訂正符号が付加
されており、第2〜第3シンボルには、パリティQ0、
Q1、第20〜第23シンボルにはパリティP0〜P3
が付加される。パリティQ0、Q1は、第0〜第3シン
ボルに対するGF(26)の(4、2)のリードソロモ
ン符号、パリティP0〜P3は、第0〜第23シンボル
に対するGF(26)の(24,20)のリードソロモ
ン符号である。これらの誤り訂正符号は、図2のサブコ
ード信号処理回路110がパック単位でデ・インタリー
ブを行って第4〜第19のシンボルのユーダーズビット
R〜Wを抽出する際の誤り訂正用の符号である。
【0036】図7は、本実施例におけるCD105での
オーディオデータとサブコードデータの記録状態を概念
的に示した図である。図3で説明したように、各データ
はフレーム単位で記録され、CD105のディスクの内
周から外周に向かってフレーム単位で記憶される。
【0037】そして、ディスクの最内周の領域(直径が
46mm〜50mmの領域)はリードインエリア401
と呼ばれ、このエリアに図3のフレーム単位で記録され
るデータのうち、サブコードデータ404(図3の30
2のフォーマット)として、TOC(Table of
Contents)と呼ばれるCD1枚分の目次に相
当する情報が記録されている。このTOCデータには、
図7のプログラムエリア402に記録されている第1ペ
ージ目の音声データ4031、第2ページ目の音声デー
タ4032、第3ページ目の音声データ4033・・・、
第1ページ目の文章データ4041、第2ページ目の文
章データ4042、第3ページ目の文章データ4043
・・、第1ページ目の楽音データ403101、第2ペー
ジ目の楽音データ403102、第3ページ目の楽音デー
タ403103・・・、表紙データ404101、第1ページ
までのあらすじデータ404102、第2ページまでのあ
らすじデータ404103・・・の各先頭部分の位置を示
す絶対時間データ、すなわち、プログラムエリアの先頭
部分からの、分、秒、フレーム番号を表す時間データが
記録されている。ここで、プログラムエリア402上の
ディスク上の各位置には、内周から外周に向かって、前
述の絶対時間データが一意に定められていることから、
プログラムエリア内のプログラムエリア内の各音声デー
タ、文章データ、楽音データ、表紙及びあらすじデータ
の位置をそれらの絶対時間として定めることができる。
このため、図2のCD制御部103は、ディスク盤上の
前記各データをアクセスする場合、まずTOCデータを
参照することにより、任意のデータをアクセスすること
ができ、よって、ディスク上の各データは、TOCで管
理することができる。
【0038】次に、リードインエリア401に続くプロ
グラムエリア402には、図2のフレーム単位で記録さ
れるデータのうち、メインデータであるオーディオデー
タ403(図3の303と305のフォーマットで記録
される)として、例えば1ページ目から100ページ目
までの100ページ分の音声データ4031〜4031 00
と、1ページ目から100ページ目までの100ページ
分の楽音データ403101〜404200とが記録されてい
る。ここで、1ページ目から100ページ目までの音声
データ4031〜403100は、100ページの本文で構
成される小説に対応して、各ページの文章を朗読した音
声のデータであり、1ページ目から100ページ目まで
の楽音データ403101〜403200は、各ページの背景
音である。
【0039】また、プログラムエリア402において図
2のフレーム単位で記録されるデータのうち、サブコー
ドデータ404(図3の302フォーマットで記録され
る)として、例えば1ページ目から100ページ目まで
の100ページ分の文章データ4041〜404100と、
表紙データ404101及び1ページ目までから99頁ま
での99ページ分のあらすじデータ404102〜404
200とが記録されている。ここで、1ページ目から10
0ページ目の文章データ4031〜404100は、各ペー
ジの文章を構成する文字のデータであり、表紙データ4
04101は本の表紙に描かれている絵の図形データ及び
目次を示す文字データである。また、1ページ目までか
ら99頁までの99ページ分のあらすじデータ404
102〜404200は、100ページの本文で構成される小
説に対して各ページの前までの概略的内容を示す文字デ
ータである。
【0040】次に、以上の構成にかかる本実施例の全体
動作について、図8〜10に示したフローチャートにし
たがって説明する。ユーザーが図1に示した装置本体1
00にCD105を装着した後、図1に示したスイッチ
部22を操作すると、このスイッチ部22等で構成され
る図2のスイッチ操作部202から楽音音声制御部11
6が信号が入力される。すると、楽音音声制御部116
は、CD制御部103に動作を開始すべく指示し、CD
制御部103はこの指示に基づき、図8に示したフロー
チャートにしたがって動作を開始する。すなわち、サー
ボ回路104、ピックアップ送りモータ108を制御す
ることにより、CD105に記録されているオーディオ
データ及びサブコードのデータを光ピックアップ10
7、復調回路109、サブコード信号処理回路110、
オーディオデータ信号処理回路111を介して読み出す
(ステップA1)。
【0041】次に、CD制御部103は、オーディオデ
ータ内の第1ページ目からの音声データを楽音音声制御
部116を介してページ内音声データメモリ122に記
憶させ、かつ、同様にオーディオデータ内の第1ページ
目からの楽音データを楽音音声制御部116を介してペ
ージ内楽音データメモリ124に記憶させる。さらに、
CD制御部103は、サブコードデータ内の1ページ目
からの文章データをページ内文章データメモリ102に
記憶させ、かつ、表紙データと第1ページ目までのあら
すじデータとをあらすじ(表紙)データメモリ116に
記憶させる(ステップA2)。引き続き、CD制御部1
03は、全ての音声データ、楽音データ、表紙データ、
あらすじデータが対応する各メモリに記憶されたか否か
を判別し(ステップA3)、全データの記憶を終了する
まで、ステップA1〜A3のループを繰り返す。そし
て、全データが対応するメモリに記憶された時点で、表
示部21に所定の終了表示を行って終了する(ステップ
A4)。
【0042】したがって、この図8に示したフローチャ
ートの実行が終了した時点においては、ページ内音声デ
ータメモリ122には第1ページ目〜第100ページ目
の音声データが、ページ内楽音データメモリ124には
第1ページ目〜第100ページの楽音データが、ページ
内文章データメモリ102には第1ページ目〜第100
ページ目の文章データが、あらすじ(表紙)データメモ
リ116には表紙データと第1ページ目まで〜第99ペ
ージ目までのあらすじデータが、各々ページに対応する
アドレス毎に記憶されている。すなわち、ページ内音声
データメモリ122、ページ内楽音データメモリ12
4、ページ内文章データメモリ102には、アドレス1
〜100に第1ページ目〜第100ページ目の各データ
が記憶され、あらすじ(表紙)データメモリ116に
は、表紙データがアドレス0に記憶されるとともにアド
レス1〜99に第1ページ目まで〜第99ページ目まで
のあらすじデータが記憶される。
【0043】一方、図9,10に示した一連のフローチ
ャートは、図8に示したフローチャートの実行終了を条
件として開始され、先ず図1に示した電源スイッチ23
がオン操作されたか否かを判別する(ステップB1)。
そして、電源スイッチ23がオン操作された場合には、
電源オフ時にメモリ内に記憶されている「ページNO.
ポインタ」を読み出す(ステップB2)。すなわち、後
述するステップB11では、電源スイッチ23をオフに
した際に、CD制御部103内のRAMの一部に設けら
れているメモリに表示中のページに対応する「ページN
O.ポインタ」が記憶されることとなっているので、電
源スイッチ23がオン操作された際にはこの記憶された
ページの値を示す「ページNO.ポインタ」が読み出さ
れる。
【0044】引き続き、“「ページNO.ポインタ」−
1”に対応する「あらすじ(表紙)データ」をあらすじ
(表紙)メモリ116から読み出し(ステップB3)、
これによりページNO.ポインタが示すページの前まで
のあらすじ(表紙)データが読み出される。
【0045】つまり、前述したようにあらすじ(表紙)
データメモリ116には、アドレス1〜99に各々第1
ページ目までのあらすじデータから第99ページ目まで
のあらすじデータが記憶されており、例えばステップB
2で読み出されたページNO.ポインタの値が“3”で
あったとすると3−1=2であることから、アドレス2
に記憶されている2ページ目までのあらすじデータがあ
らすじ(表紙)データメモリ116より読み出される。
なお、例えばステップB2で読み出されたページNO.
ポインタの値が“1”であったとすると1−1=0であ
ることから、あらすじ(表紙)データメモリ116のア
ドレス0に記憶されている表紙データが読み出されるこ
ととなる。
【0046】引き続き、この読み出したあらすじ(表
紙)データに基づいて対応するあらすじ(表紙)を表示
部21に表示させ(ステップB4)、これにより表示部
21には電源スイッチ23をオフにしたときのページの
前までのあらすじが文字表示される。よって、この表示
部21に表示されたあらすじを読むことにより、前回に
読んだページまでの概略的内容を容易に思い出すことが
できる。無論、前回において1ページ目の内容が表示部
21に表示された状態で、電源スイッチをオフにした場
合には、あらすじが表示されることなく、表紙が表示さ
れる。
【0047】次に、あらすじ解除スイッチ26がオン操
作されたか否かが判別され、該あらすじ解除スイッチ2
6がオン操作されるまでの間、ステップB4,B5のル
ープが繰り返されて、あらすじ又は表紙が表示部21に
表示され続ける。そして、ユーザーが表示部21に表示
されたあらすじを読み、前回までの概略的内容を思い出
した時点で、あらすじ解除スイッチ26をオン操作する
とステップB5からステップB6に進む。該ステップB
6では、「ページNO.ポインタ」に対応するページの
「ページ内文章データ」、「ページ内音声データ」、
「ページ内楽音データ」を読み出す。つまり、前述した
ようにページ内音声データメモリ122、ページ内楽音
データメモリ124、ページ内文章データメモリ102
にはアドレス1〜100に第1ページ目〜第100ペー
ジ目の各データが記憶されていることから、ページN
O.ポインタの値をアドレスとして、各メモリ122、
124、102からデータを読み出せば「ページNO.
ポインタ」に対応するページの「ページ内文章デー
タ」、「ページ内音声データ」、「ページ内楽音デー
タ」を読み出すことができる。
【0048】そして、続くステップB7では、「ページ
内文章データ」に基づいて対応する文章を表示部21に
表示し、「ページ内音声データ」に基づいて対応する音
声を図2のスピーカ121から放音させるとともに、
「ページ内楽音データ」に基づいて、対応する楽音をス
ピーカ121から放音させる。これにより、図1に例示
したように、表示部21には文章データに従った本文の
文章「我輩は猫である。・・・」が文字表示されるとと
もに、イヤホン12,12からは音声データに従った朗
読の音声「我輩は・・・」と背景音「ニャーン・・・」
が放音される。
【0049】引き続き、ページめくりスイッチ24,2
5がオン操作されたか否かを判別し(ステップB8)、
オン操作されていない場合には電源スイッチ23がオフ
操作されたか否かを判別する(ステップB10)。そし
て、このステップB8,B10の判別が共にNOであっ
て、ページめくりスイッチ24,25と電源スイッチ2
3とが操作されていない状態にあれば、ステップB6→
ステップB7→ステップB8→ステップB10→ステッ
プB6のループが繰り返される。その間、文章データに
従った文章の文字表示と音声データに従った朗読の音声
及び背景音が順次放音され続ける。
【0050】また、ユーザーが音声や背景音を聞きなが
ら当該ページの文章を読み終わった時点で、例えばアッ
プページめくりスイッチ24をオン操作すると、ステッ
プB8からステップB9に進んで「ページNO.ポイン
タ」をインクリメントした後、ステップB6からの処理
が開始される。よって、アップページめくりスイッチ2
4をオン操作した場合には、インクリメントされた「ペ
ージNO.ポインタ」の値に基づいて、ステップB6の
処理が実行されるとともにステップB7の処理が実行さ
れる。これにより、次のページの文章が表示部21に文
字表示されるとともに、朗読の音声及び背景音がイヤホ
ン12から放音される。なお、ダウンページめくりスイ
ッチ25がオン操作された場合には、ステップB9で
「ページNO.ポインタ」をデクリメントし、よって、
この場合には前のページの文章が表示部21に文字表示
されるとともに、朗読の音声及び背景音がイヤホン12
から放音される。
【0051】そして、ユーザーが読書を中止すべく、電
源スイッチ23オフにするとステップB10の判別がY
ESとなって、ステップB10からステップB11に進
み、前述したようにCD制御部103内のRAMの一部
に設けられているメモリに表示中のページに対応する
「ページNO.ポインタ」が記憶される。
【0052】なお、前述した実施例では、電源スイッチ
23をオン操作すると、前回の電源スイッチ23のオフ
時において表示されているページナンバーに対応するあ
らすじデータがあらすじデータメモリ116内から読み
出され、この読み出されあらすじデータがあらすじデー
タに基づいて、対応するあらすじ、あるいは表紙を表示
部21に表示するように構成している(図9のステップ
B1〜B4参照)が、これに限定されず、たとえば、ス
イッチ部22内に設けられたページ切換スイッチ(図示
せず)のオン操作で、1ページごとにページをめくりな
がら、希望するページを選択すると、あるいはページナ
ンバー指定スイッチ(図示せず)のオン操作で、希望す
るページを選択すると、選択されたページナンバーに対
応するあらすじデータがあらすじデータメモリ116内
から読み出され、この読み出されあらすじデータに基づ
いて、対応するあらすじ、あるいは表紙を表示部21に
表示するように構成してもよい。
【0053】次に、図11は、この発明の他の実施例を
示す。本実施例では、前述した実施例とは異なり、CD
105の代わりに、コイン形状の外部記憶メモリ105
Aを用いて、この外部記憶メモリ105Aを、腕時計本
体100Aの上面に形成された収納部100B内に収納
配置し、この外部記憶メモリ105A内に記憶されてい
る文章やあらすじ等のデータを、腕時計本体100A内
に設けられている制御部により読み出し、この読み出さ
れた文章等のデータに従って、腕時計本体100Aに対
して開閉可能な蓋体200Aの表面に設けた表示部21
に、対応する内容を表示するように構成している。他の
構成部分は、概ね、前述した実施例の場合と同じであ
る。
【0054】このように構成された実施例の場合でも、
腕時計本体100Aを、ベルト100Dを介して受聴者
の手首に装着した状態で、電源スイッチ23をオン操作
すると、これ応答して、電源スイッチ23のオフ時にお
いて表示されているページの前までのあらすじを示すあ
らすじデータは、前記外部記憶メモリ105Aの下面に
設けられている外部端子105B及び前記腕時計本体1
00Aに設けられている外部端子100Cを介して、外
部記憶メモリ105A内から、前記制御部により読み出
されるので、この読み出されあらすじデータに従って、
蓋体200Aの表面に設けた表示部21に、対応するあ
らすじ内容を表示することができる。
【0055】また、同時に、外部記憶メモリ105A内
から、前記制御部により読み出された、前記あらすじに
対応する音声データや楽音データに従って、前記腕時計
本体100Aに設けられているトーンジェネレータ等を
介して、音声信号や楽音信号をイヤホン12に送出し、
このイヤホン12を通じて、受聴者に、音声や楽音を放
音させることができる。
【0056】さらに、アップページめくりスイッチ24
やダウンページめくりスイッチ25を押せば、それに応
答して、同様に、外部記憶メモリ105A内から文章デ
ータ等が読み出されるので、この読み出されたページ内
文章データに従って、蓋体200Aの表面に設けた表示
部21に、対応するページ内文章の内容を表示すること
ができるとともに、読み出された、前記ページ内文章に
対応する音声データや楽音データに従って、イヤホン1
2を通じて、受聴者に、前記ページ内文章に対応する音
声や楽音を放音させることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、記憶手段
を装脱可能な装置本体と、表示体とを別体に形成すると
ともに、該表示体に切換手段を設け、該切換手段に対す
る外部操作により表示体の表示部に表示された内容を切
り換えるようにした。よって、装置本体をカバンやポケ
ットの内部に入れておき、表示体のみを手にもって、そ
の表示体に設けられた切換手段に対する外部操作によ
り、表示内容を切り換えつつ表示部に表示された文章や
絵を目視することができる。このため、混雑した移動機
関内においても、疲労することなく、表示部に表示され
た文章を読んだり絵を見る等の本の代用が可能となる。
【0058】また、表示手段の電源をオン・オフするス
イッチ手段がオフ操作された際には、表示されていたペ
ージを示すページ番号データを記憶し、オン操作された
際には、この記憶されているページ番号データが示すペ
ージの前までのあらすじデータにより、概略的内容を表
示するようにした。よって、電源のオンにより再度読書
を開始する際には、表示される当該ページの前までの概
略的内容により、前回読書時の内容を容易に思い出しつ
つ、読書を開始することが可能となる。
【0059】さらに、ページナンバー指定手段により、
ページナンバーが指定された場合には、指定されたペー
ジナンバーに対応するあらすじデータを前記あらすじデ
ータ記憶手段から読み出して対応する概略的内容を前記
表示手段に表示するようにした。よって、希望のページ
から読書を開始すべく、ページナンバーを指定した場合
には、そのページの前ページまでの概略的内容が表示手
段に表示され、指定したページまでの概略的内容を容易
に思い出しつつ、読書を開始することが可能となる。
【0060】また、このようにあらすじデータに従って
概略的内容が表示されている状態で、あらすじ解除手段
が外部操作された際には、前記ページ番号データの示す
文章データに従って対応する文章を表示するようにした
ことから、前回読書時の内容を思い出した後、スムーズ
に今回の読書を開始することができる。さらに、文章が
表示されている状態において、外部操作に応答して他の
ページの文章データ従った文章内容に切り換え表示する
ようにしたことから、混雑した移動機関内においても、
容易にページめくりに相当する操作が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図3】フレーム構成図である。
【図4】サブコードフレームの構成図である。
【図5】ユーザーズビットのパケット構成を示す図であ
る。
【図6】ユーザーズビットのパックフォーマットを示す
図である。
【図7】CDに記録されているオーディオデータ及びサ
ブコードデータの内容を示す図である。
【図8】オーディオデータ及びサブコードデータの各デ
ータメモリへの書込の処理を示す動作フローチャートで
ある。
【図9】表示処理と音声発生及び楽音発生処理の内容を
示すフローチャートである。
【図10】図9に続くフローチャートである。
【図11】この発明の他の実施例を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
21 表示部 23 電源スイッチ 24 アップページめくりスイッチ 25 ダウンページめくりスイッチ 26 あらすじ解除スイッチ 100 装置本体 105 CD 200 表示体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段を装脱可能な装置本体と、 該装置本体と別体に形成された表示体と、 前記記憶手段に記憶されているデータを読み出して前記
    表示体に設けられた表示部に、対応する内容を表示する
    表示駆動手段と、 外部操作に応答して前記駆動手段を駆動し、前記表示部
    に表示された内容を切り換えるために、前記表示体に設
    けられた切換手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型表示装置。
  2. 【請求項2】 各ページごとに文章データが記憶された
    文章記憶手段と、 各ページごとに、前記文章記憶手段に記憶された文章デ
    ータの各ページの前までの概略的内容を示すあらすじデ
    ータが記憶されたあらすじ記憶手段と、 前記各記憶手段から読み出されたデータに従って前記ペ
    ージ内の文章あるいは前記概略的内容を表示する表示手
    段と、 該表示手段の電源をオン・オフするスイッチ手段と、 該スイッチ手段のオフ動作に応答して、該オフ動作時
    に、前記表示手段に表示されていたページを示すページ
    番号データを記憶するページ番号データ記憶手段と、 前記スイッチ手段のオン動作に応答して、前記ページ番
    号データ記憶手段に記憶されているページ番号データが
    示すページの前までのあらすじデータを前記あらすじデ
    ータ記憶手段から読み出して、読み出されたあらすじデ
    ータに基づいて、前記概略的内容を前記表示手段に表示
    させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型表示装置。
  3. 【請求項3】 各ページごとに、文章データが記憶され
    ている文章記憶手段と、 各ページごとに、前記文章記憶手段に記憶されている文
    章データの各ページの前ページまでの概略的内容を示す
    あらすじデータが記憶されているあらすじデータ記憶手
    段と、 表示手段と、 ページナンバーを指定するページナンバー指定手段と、 該ページナンバー指定手段によりページナンバーが指定
    されると、これに応答して、指定されたページナンバー
    に対応するあらすじデータを前記あらすじデータ記憶手
    段から読み出し、この読み出されたあらすじデータに基
    づいて、対応する概略的内容を前記表示手段に表示する
    ように制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする携帯型表示装置。
  4. 【請求項4】 前記あらすじデータに従って前記概略的
    内容が前記表示手段に表示されている状態において、外
    部操作に応答して前記ページ番号データ記憶手段に記憶
    されている前記ページ番号データの示す文章データを読
    み出し、該文章データに従って対応する文章を前記表示
    手段に表示するように前記制御手段に指示するあらすじ
    解除指示手段がさらに設けられたことを特徴とする請求
    項2または3記載の携帯型表示装置。
  5. 【請求項5】 前記文章データに従って対応する文章が
    前記表示手段に表示されている状態において、外部操作
    に応答して他のページの文章データを読み出して、該文
    章データに従った他の文章内容に切り換え表示するよう
    に前記制御手段に指示するページ切換指示手段がさらに
    設けられたことを特徴とする請求項2又は3記載の携帯
    型表示装置。
JP4146184A 1992-05-11 1992-05-11 携帯型表示装置 Pending JPH05314732A (ja)

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