JPH0531435A - 焼付乾燥炉 - Google Patents

焼付乾燥炉

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Publication number
JPH0531435A
JPH0531435A JP19228791A JP19228791A JPH0531435A JP H0531435 A JPH0531435 A JP H0531435A JP 19228791 A JP19228791 A JP 19228791A JP 19228791 A JP19228791 A JP 19228791A JP H0531435 A JPH0531435 A JP H0531435A
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JP
Japan
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hot air
fresh air
air supply
supply passage
passage
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Pending
Application number
JP19228791A
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English (en)
Inventor
Susumu Muramatsu
進 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、熱消費量の削減を図ることの
できる焼付乾燥炉を提供することにある。 【構成】本発明に係る焼付乾燥炉では、炉本体(11)
に熱気を循環させる循環経路(46)を有した焼付乾燥
炉において、上記循環経路(46)中に新気を供給する
新気供給経路(55)を、該循環経路(46)に接して
配設している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉本体内に熱気を供給
することによって該炉本体内に収容されたワークに焼付
けや乾燥を施す焼付乾燥炉に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、この種の焼付乾燥炉を概念的に
示したもので、この焼付乾燥炉は、ワークWを搬送する
搬送手段1と、炉本体2に熱気を供給する熱気供給手段
3とを備えている。
【0003】搬送手段1は、上記炉本体2の内部に配設
されており、釣り下げた状態のワークWを順次下流に向
けて搬送移動させる。熱気供給手段3は、上記炉本体2
に開口する熱気供給通路4と、この熱気供給通路4に外
気、すなわち新気を供給する新気供給経路5と、上記熱
気供給通路4中に配設され、該熱気供給通路4において
エアを加熱するバーナー等の加熱器6とを備えており、
該加熱器6で加熱された数百℃程度のエア、すなわち熱
気を炉本体2の内部にフィルタ7を介して噴射供給す
る。
【0004】この焼付乾燥炉では、ワーク搬送手段1に
よって炉本体2内をワークWが搬送移動され(紙面に直
交する方向)、この間、熱気供給手段3から供給される
熱気によって該ワークWに焼付けや乾燥が施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の焼
付乾燥炉においては、通常、熱気還流通路8が設けられ
ており、上記炉本体2に噴射された熱気を循環ファン9
によって循環使用することにより、熱消費量の増大を抑
えるようにしている。
【0006】しかしながら、新気供給手段5から熱気供
給通路4へ供給される新気は、数十℃程度の常温状態に
ある。したがって、この新気を炉本体2に供給するため
には、該新気を加熱器6によって一気に数百℃程度まで
加熱しなければならず、多大な熱エネルギが必要とな
る。
【0007】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、熱消
費量の削減を図ることのできる焼付乾燥炉を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る焼付乾燥炉
では、炉本体に熱気を循環させる循環経路を有した焼付
乾燥炉において、上記循環経路中に新気を供給する新気
供給経路を、該循環経路に接して配設している。
【0009】また、本発明に係る焼付乾燥炉は、炉本体
の内部に熱気を供給する熱気供給通路と、上記炉本体の
外部に配設され、該炉本体内においてワークを搬送させ
る搬送手段とを備えた焼付乾燥炉において、上記炉本体
および上記搬送手段間に新気を噴射させる第1新気供給
通路と、上記第1新気供給通路から噴射された新気を上
記熱気供給通路中に供給する第2新気供給通路とを備え
ている。
【0010】
【作用】上記構成によれば、循環経路を循環する熱気に
よって新気供給経路内の新気が予熱される。
【0011】また、上記構成によれば、第1新気供給通
路から噴射される新気が炉本体の熱によって予熱され、
さらにこの予熱された新気が第2新気供給通路を介して
熱気供給通路中に供給される。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明に係る焼付乾燥炉を概
念的に示したものである。ここで例示する焼付乾燥炉1
0は、自動車用部品等のワークWを塗装する塗装ライン
に適用されるもので、炉本体11の外部に配設された搬
送手段20と、これら炉本体11および搬送手段20間
に構成配置されたシール手段30とを備えている。
【0013】炉本体11は、矩形箱状を成しており、そ
の内部にワークWより僅かに大きなワーク搬送域12を
有している。この炉本体11には、上下方部にそれぞれ
通気壁13,13が配設されており、これら通気壁1
3,13によってその上方部に排気室14が構成され、
かつその下方部に吸気室15が構成されている。
【0014】搬送手段20は、先端部にワークWを保持
する軸部材21と、この軸部材21を水平で、かつ軸心
回りに回動自在に保持した保持部材22と、上記軸部材
21を回転させるとともに、上記保持部材22を紙面に
直交する方向に移動させる回転移動手段23とを備えて
おり、上記軸部材21の先端部のみを上記炉本体11の
搬送域12に配置する態様で該炉本体11の側外方に配
設されている。
【0015】シール手段30は、上記軸部材21の中間
部を囲繞する態様で構成されており、上記炉本体11お
よび搬送手段20とのそれぞれの間に、互いの雰囲気の
流通を阻止するシール部材31,31を備えている。
【0016】また、このシール手段30には、上記炉本
体11と同様に、上下方部にそれぞれ通気壁32,32
が配設されており、これら通気壁32,32によってそ
の上方部に吸気部屋33が構成され、かつその下方部に
排気部屋34が構成されている。
【0017】一方、上記焼付乾燥炉10は、熱気供給通
路40と熱気還流通路41とを備えている。熱気供給通
路40は、モータ42の作動によって駆動される循環フ
ァン43と、上記炉本体11の吸気室15との間を接続
する態様で配設されており、その通路中にフィルタ44
およびバーナー45を備えている。熱気還流通路41
は、上記循環ファン43と、上記炉本体11の排気室1
4との間を接続する態様で配設されており、上記熱気供
給通路40とによって上記炉本体11の吸排気室14,
15に連通する循環経路46を構成している。
【0018】また、上記焼付乾燥炉10は、第1新気供
給通路50と、第2新気供給通路51とを備えている。
第1新気供給通路50は、その一端がフィルタ52およ
び送気ファン53を介して圧力源54に接続され、かつ
その他端が上記シール手段30の吸気部屋33に接続さ
れており、上記熱気還流通路41に接する態様で配設さ
れている。
【0019】第2新気供給通路51は、その一端が上記
シール手段30の排気部屋34に接続され、かつその他
端が上記熱気供給通路40における循環ファン43とバ
ーナー45との間に接続されており、上記熱気供給通路
40に接する態様で配設されている。
【0020】これら第1新気供給通路50および第2新
気供給通路51は、上記シール手段30を介して互いに
連通されており、上記圧力源54の新気を上記熱気供給
通路40に供給する新気供給経路55を構成している。
【0021】図2に明示するように、上記循環経路46
および上記新気供給経路55が互いに接して配設される
部分は、一本の矩形管路60を熱伝動性に富んだ仕切板
61で隔離することによって構成されており、さらにそ
の外周部は断熱材62で囲繞されている。
【0022】上記のように構成された焼付乾燥炉10で
は、搬送手段20によって炉本体11の搬送域12内を
ワークWが軸部材21の軸心回りに回転しながら順次下
流へ向けて搬送され、この間、熱気供給通路40から吸
気室15を介して搬送域12に噴射される熱気により、
該ワークWに乾燥および焼付けが施される。その際、炉
本体11の搬送域12には搬送手段20が配設されてい
ないため、熱対流が効率よく行われる。
【0023】炉本体11の搬送域12に供給された熱気
は、排気室14を介して熱気還流通路41へ搬送された
後、循環ファン43によって圧力が上昇され、さらにバ
ーナー45で加熱されて再び炉本体11へ供給される。
【0024】この間、シール手段30においては、第1
新気供給通路50を介して吸気部屋33に供給された新
気が炉本体11と搬送手段20との間に勢いよく噴射さ
れているため、炉本体11から搬送手段20への熱伝達
が可及的に防止され、炉本体11における熱損失が可及
的に抑えられるとともに、該搬送手段20への熱影響が
防止される。
【0025】シール手段30に噴射された新気は、排気
部屋34を介して第2新気供給通路51へ搬送された
後、熱気供給通路40へ供給され、さらにバーナー45
によって加熱され、該熱気供給通路40内の熱気ととも
に、上記炉本体11の搬送域12に供給される。
【0026】このとき、上記熱気供給通路40へ供給さ
れる新気は、第1新気供給通路50を通過する際に熱気
還流通路41を通過する熱気によって加熱され、また、
シール手段30に噴射された際に炉本体11の熱によっ
て加熱され、さらに、第2新気供給通路51を通過する
際に熱気供給通路40を通過する熱気によって加熱され
るため、すなわち、熱気供給通路40へ供給されるまで
の間に充分予熱されるため、バーナー45による加熱を
ほとんど必要とせず、熱消費量が大幅に削減されること
になる。
【0027】なお、上記実施例では、自動車要部品等の
ワークWを塗装する塗装ラインに適用された焼付乾燥炉
10を例示しているが、本発明ではその他のワークに焼
付けや乾燥を施す焼付乾燥炉にももちろん適用すること
ができる。また、炉本体として矩形箱状を成すものを例
示しているが、その他の形状のものでも構わない。さら
に、炉本体11の上方部に排気室14を構成するととも
に、下方部に吸気室15を構成しているが、本発明では
この逆の態様でも構わないし、また必ずしも室を設けな
くてもよい。
【0028】また、上記実施例では、炉本体11の側外
方に配設され、ワークWを回転させながら搬送する搬送
手段20を例示しているが、本発明ではこれらに限らな
い。たとえば、炉本体の上部や下部に配設されていても
よいし、また搬送中にワークを回転させないものであっ
ても構わない。
【0029】さらに、上記実施例では、新気供給経路5
5を循環経路46に接して配設するとともに、この新気
供給経路55から炉本体11および搬送手段20間に新
気を噴射させるようにしているが、本発明ではこれに限
定されない。すなわち、新気供給経路55を循環経路4
6に接して配設した場合には、必ずしも新気を炉本体1
1および搬送手段20間に噴射させる必要はなく、一
方、新気を炉本体11および搬送手段20間に噴射させ
る場合には、必ずしも新気供給経路55を循環経路46
に接して配設する必要はない。また、新気供給経路55
を循環経路46に逆行する態様で配設しているが、順行
させる態様で配設してももちろんよい。さらに、第2新
気供給通路51を熱気供給通路40における循環ファン
43とバーナー45との間に接続させているが、バーナ
ー45とフィルタ44との間等、その他の部位に接続さ
せても構わない。またさらに、新気供給経路55を循環
経路46に接して配設する場合、上記実施例では、一本
の管路60を熱伝動性に富んだ仕切板61で隔離するこ
とによって構成しているが、本発明ではこれに限定され
ず、別個の管路を互いに接触させるようにしてもよい
し、また互いに径の異なる円管路を同心上に配設するよ
うにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る焼付
乾燥炉によれば、循環経路を循環する熱気によって新気
供給経路内の新気が予熱されるため、熱消費量の削減を
図ることができる。
【0031】また、本発明によれば、第1新気供給通路
から噴射される新気が炉本体の熱によって予熱され、さ
らにこの予熱された新気が第2新気供給通路を介して熱
気供給通路中に供給されるため、熱消費量の削減を図る
ことができる。
【0032】しかも、第1新気供給通路から噴射される
新気によって炉本体から搬送手段への熱伝達が可及的に
防止されるため、炉本体における熱損失が可及的に抑え
られるとともに、搬送手段への熱影響が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る焼付乾燥炉を概念的に示
した断面図である。
【図2】図2は、循環経路および新気供給経路の実施例
を概念的に示した断面斜視図である。
【図3】図3は、従来の焼付乾燥炉を概念的に示した断
面図である。
【符号の説明】
11 炉本体 20 搬送手段 40 熱気供給通路 46 循環経路 50 第1新気供給通路 51 第2新気供給通路 55 新気供給経路 W ワーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉本体に熱気を循環させる循環経路を備
    えた焼付乾燥炉において、上記循環経路中に新気を供給
    する新気供給経路を、該循環経路に接して配設したこと
    を特徴とする焼付乾燥炉。
  2. 【請求項2】 炉本体の内部に熱気を供給する熱気供給
    通路と、 上記炉本体の外部に配設され、該炉本体内においてワー
    クを搬送させる搬送手段とを備えた焼付乾燥炉におい
    て、 上記炉本体および上記搬送手段間に新気を噴射させる第
    1新気供給通路と、 上記第1新気供給通路から噴射された新気を上記熱気供
    給通路中に供給する第2新気供給通路とを備えたことを
    特徴とする焼付乾燥炉。
JP19228791A 1991-07-31 1991-07-31 焼付乾燥炉 Pending JPH0531435A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19228791A JPH0531435A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 焼付乾燥炉

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JP19228791A JPH0531435A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 焼付乾燥炉

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Publication Number Publication Date
JPH0531435A true JPH0531435A (ja) 1993-02-09

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ID=16288773

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19228791A Pending JPH0531435A (ja) 1991-07-31 1991-07-31 焼付乾燥炉

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JP (1) JPH0531435A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997012691A1 (fr) * 1995-10-04 1997-04-10 Taikisha Ltd. Etuve de sechage de peinture
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