JP3456294B2 - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

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JP3456294B2 JP07172695A JP7172695A JP3456294B2 JP 3456294 B2 JP3456294 B2 JP 3456294B2 JP 07172695 A JP07172695 A JP 07172695A JP 7172695 A JP7172695 A JP 7172695A JP 3456294 B2 JP3456294 B2 JP 3456294B2
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【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は乾燥装置に関するもので
あって、詳しくは加熱手段を備える乾燥炉と、台車およ
びチェーンコンベアから成るワーク搬送手段とを具備
し、ワークをワーク搬送手段により乾燥炉の内部におい
て移動させつつ、加熱手段により加熱するよう構成した
乾燥装置に関する。 【0002】 【従来の技術】図2に示す、この種の従来の乾燥装置A
は、乾燥炉Bとワーク搬送手段としてのフロアコンベア
Cとを備えており、熱風循環型の乾燥炉Bは、加熱手段
を構成する熱風送気ダクトDaおよび熱風リターンダク
トDbを有し、かつ内面は断熱壁Eによって覆われてい
る。ワーク搬送手段としてのフロアコンベアCは、ワー
クWを搭載する台車Fと、この台車Fを移動させるチェ
ーンコンベアGとから構成され、上記台車Fは車輪F
a,Fa…とフォロアFbとを有し、乾燥炉Bに敷設さ
れたレールH,H上をチェーンコンベアGによって搬送
される。チェーンコンベアGは、フォロアFbと係合し
て台車Fを搬送するための駆動チェーンGaを有してお
り、さらに駆動チェーンGaをガイドするコンベアレー
ルGbと、台車FのフォロアFbをガイドするコンベア
レールGcとを有し、これらコンベアレールGbおよび
Gcは、乾燥炉Bに設置されたレールヨークGdに支持
されている。上述した構成の乾燥装置Aを、例えば自動
車ボディーの塗装ラインに適用した場合には、乾燥炉B
の内部をフロアコンベアCによって搬送されるワーク
(ボディー)Wに、熱風送気ダクトDaから180 ℃〜20
0 ℃の熱風が吹き付けられることにより塗膜の乾燥・固
化が行なわれる。また、熱風送気ダクトDaから供給さ
れた熱風は、ワークWを加熱したのちに乾燥炉Bの内部
から熱風リターンダクトDbを介して排気される。な
お、熱風送気ダクトDaからの熱風の供給量と、熱風リ
ターンダクトDbからの排気量との関係により、通常、
乾燥炉Bの内部における空気圧は約1KPa に設定されて
いる。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成の乾燥装置Aにおいては、熱風送気ダクトDaからの
熱風によってワークWが加熱されるのであるが、このと
きワークWのみならず該ワークWを搬送しているフロア
コンベアCも加熱されるために、余剰な熱量を消費する
不都合を免れ得なかった。特に、フロアコンベアCを構
成しているチェーンコンベアGにおいては、その駆動チ
ェーンGaが乾燥炉Bの内部と外部とに亘って循環し、
乾燥炉Bの内部における加熱と乾燥炉Bの外部における
冷却とが繰り返されることにより、乾燥炉Bの内部にお
ける熱を外部に運び出してしまう格好となる。このため
従来の乾燥装置においては、ワークの加熱に際して多大
な熱エネルギーの損失、言い換えれば余剰な熱量を消費
することとなり、もって稼働コストの増大等を招来する
不都合を免れ得なかった。上記実状に鑑みて、本発明は
熱エネルギーの損失に基づく稼働コストの増大等を可及
的に抑制することの可能な乾燥装置の提供を目的として
いる。 【0004】 【課題を解決するための手段】そこで本発明では、ワー
ク搬送手段におけるチェーンコンベアをカバーによって
囲繞するとともに、カバーの内部における空気圧を乾燥
炉の内部における高温の空気の侵入を阻止し得る空気圧
とするべく、カバーの内部にエアーを供給するためのフ
ァンと、乾燥炉の内部とカバーの内部との差圧を検出す
る差圧計と、該差圧計の出力に基づいてカバーの内圧を
乾燥炉の内圧と等しいか僅かに高く設定する態様でファ
ンを制御するコントローラとを有する与圧手段によっ
て、カバーの内部にエアーを供給するよう構成してい
る。 【0005】 【作用】上記構成によれば、カバー内部の空気圧を高め
ることによって、乾燥炉内の空気がカバーの内部へ侵入
することを阻止したので、ワーク搬送手段のチェーンコ
ンベアが乾燥炉内における高温の空気に晒されず、言い
換えれば乾燥炉の内部における高温の空気がチェーンコ
ンベアを加熱することがないために、熱量の余剰な消費
が可及的に抑えられることとなる。さらに、上記構成に
よれば、与圧手段での制御によってカバー内部に供給さ
れるエアーの供給量が最小限に抑えられるため、乾燥炉
の内部に温度の低いエアーが過剰に供給されることがな
く、もって乾燥炉内の温度低下に起因するワークの加熱
作業への悪影響を未然に防止することができる。 【0006】 【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明を自動車ボディー
の塗装ラインにおける乾燥装置に適用した例を示してお
り、この乾燥装置1は乾燥炉10およびフロアコンベア
20と、与圧手段100とを具備している。 【0007】乾燥炉10は熱風循環炉であり、熱風送気
ダクト11a,11aと、熱風リターンダクト11b,
11bとを具備するとともに、ワーク搬送方向(図の紙
面と直交する方向)に沿って延びる左右の側壁12s,
12sと、天壁12tおよび底壁12bとの内面には、
それぞれ断熱壁13s,13s,13tおよび13bが
設けられている。 【0008】一方、ワーク搬送手段としてのフロアコン
ベア20は、ボディー(ワーク)Wを搭載する台車21
と、この台車21を搬送するチェーンコンベア22とを
備えており、台車21はボディーWを支持する載置台2
1aと、車輪21b,21b…およびフォロア21cと
を有し、乾燥炉10に敷設されたレール14,14上を
チェーンコンベア22の動作に基づいて移動する。 【0009】チェーンコンベア22は、ワーク搬送方向
に沿って循環移動する駆動チェーン22aを具備してお
り、さらに駆動チェーン22aのトロリーホイールを案
内するコンベアレール22b、および台車21における
フォロア21cのトロリーホイールを案内するコンベア
レール22cと、各コンベアレール22b,22cをワ
ーク搬送方向に延在させて支持するレールヨーク22d
とを備えている。 【0010】ここで、チェーンコンベア22の駆動チェ
ーン22aと、台車21のフォロア21cとが係合する
ことにより、台車21は循環移動する駆動チェーン22
aによってワーク搬送方向に移送される。なお、上述し
たフロアコンベア22の構成および動作態様は、従来の
一般的なフロアコンベアと何ら変わるところはない。 【0011】フロアコンベア20におけるチェーンコン
ベア22は、乾燥炉10の下方外部に設置されており、
乾燥炉10の底壁12bに設けられた断熱壁13bの中
央部には、乾燥炉10の全長に亘ってワーク搬送方向に
延びる開口13b′が形成され、この開口13b′をフ
ォロア21cが通過することによって、台車21は乾燥
炉10の内部をワーク搬送方向に沿って移送される。 【0012】また、フロアコンベア20におけるチェー
ンコンベア22は、乾燥炉10の底壁12bに設けられ
たカバー30に収容かつ囲繞されており、このカバー3
0はそれぞれ乾燥炉10の全長に亘ってワーク搬送方向
に延在する左右の側部カバーパネル30a,30aと、
底部カバーパネル30bとから構成されている。 【0013】側部カバーパネル30a,30aは乾燥炉
10の底壁12bに結合され、また底部カバーパネル3
0bは側部カバーパネル30a,30aに結合されてお
り、各部の継目にはカバー30の気密を目的としてコー
キングが施されている。なお、カバー30には図示して
いない点検口が設けられており、この点検口は蓋体によ
って密閉されるよう構成されている。 【0014】与圧手段100は、カバー30の内部にエ
アーを供給するためのファン110と、乾燥炉10の内
部とカバー30の内部との差圧を検出する差圧計120
と、差圧計120の出力に基づいてファン110を制御
するコントローラ130とを具備している。 【0015】ファン110は図示していないインバータ
ーモータを駆動源としており、またファン110から延
びるエアー供給ダクト111は、チェーンコンベア22
を囲繞しているカバー30に接続されている一方、ファ
ン110のインレットダクト112にはフィルター11
3が設けられている。 【0016】差圧計120には、圧力センサS1と圧力
センサS2とが接続されており、圧力センサS1は乾燥
炉10の内部に設置されている一方、圧力センサS2は
カバー30の内部に設置されている。 【0017】コントローラ130には、運転信号aと差
圧計120からの出力信号bとが入力され、これら入力
信号に基づいてコントローラ130は、ファン110に
対して制御信号cを出力する。 【0018】上述した乾燥装置1の稼働時において、フ
ロアコンベア20の台車21に載置されたボディー(ワ
ーク)Wは、チェーンコンベア22の動作に基づいて乾
燥炉10の内部を搬送されるとともに、熱風送気ダクト
11a,11aから180 ℃〜200 ℃の熱風が吹き付けら
れることによって塗膜の乾燥・固化(焼付乾燥処理)が
行なわれる。また、ボディーWを加熱した後の熱風は、
熱風リターンダクト11bを介して乾燥炉10の外部へ
排気される。 【0019】このとき、熱風送気ダクト11aからの熱
風の供給量と、熱風リターンダクト11bからの排気量
との関係によって、乾燥炉10Bの内部における空気圧
は約1KPa に設定されている一方、この乾燥炉10Bの
内部における高温の空気がカバー30の内部に侵入する
ことを阻止するべく、カバー30の内部には与圧手段1
00に動作によってエアーが供給されている。 【0020】与圧手段100におけるファン110は、
運転信号aの入力によりコントローラ130から出力さ
れる制御信号cに基づいて、乾燥装置1の稼働とともに
運転を開始し、フィルター113からインレットダクト
112を介してエアーを吸引するとともに、エアー供給
ダクト111を介してカバー30の内部に向けてエアー
を送り込む。 【0021】一方、差圧計120は、圧力センサS1と
圧力センサS2との検出値により、乾燥炉10の内部に
おける空気圧P1と、カバー30の内部における空気圧
P2との差圧dPを検出する。 【0022】ここで、乾燥炉10の内部における空気が
カバー30に侵入することを阻止するべく、乾燥炉10
の内圧P1とカバー30の内圧P2とを等しく、すなわ
ち差圧dP(P1−P2)を「0」とするよう設定した
場合、コントローラ130は差圧計120からの出力信
号bに基づいて、乾燥炉10の内圧P1とカバー30の
内圧P2との差圧dPが「0」より大きいか、あるいは
「0」より小さいかの判断を行なう。 【0023】そしてコントローラ130は、差圧dPが
「0」より大きいと判断した場合、すなわち乾燥炉10
の内圧P1がカバー30の内圧P2より大きい際には、
ファン110に対してインバーターモータの回転数を増
大させる旨の制御信号cを出力する一方、差圧dPが
「0」より小さいと判断した場合、コントローラ130
はファン110にインバーターモータの回転数を減少さ
せる旨の制御信号cを出力する。 【0024】コントローラ130からの制御信号cに基
づいて、ファン110におけるインバーターモータの回
転数が制御され、ファン110からカバー30の内部に
送り込まれるエアーの供給量が増減することにより、カ
バー30の内部における空気圧が常に乾燥炉10の内部
における空気圧と等しく調整される。 【0025】上述の如く、カバー30の内部にエアーを
供給して内圧を高め、乾燥炉10の内圧と等しく調整す
ることにより、乾燥炉10の内部における高温の空気が
カバー30内部、延いてはカバー30に囲繞されている
チェーンコンベア22の内部に侵入することを未然に阻
止し得る。 【0026】この結果、ワーク搬送手段20におけるチ
ェーンコンベア22が、乾燥炉10内における高温の空
気に晒されることがなく、言い換えれば乾燥炉10の内
部における高温の空気がチェーンコンベア22を無駄に
加熱しないために、乾燥装置1の稼働時における熱量の
余剰な消費を可及的に抑えることが可能となる。 【0027】ここで、カバー30に囲繞されているチェ
ーンコンベア22は、カバー30の端部開口と断熱壁1
3bの開口13b′とにおいて外部に解放されている
が、内部に駆動チェーン22aが収容設置され、かつコ
ンベアレール22c,22cに挟まれた上部開口が狭い
ために、カバー30の内部に供給したエアーによって内
圧を高め、乾燥炉10からの空気の侵入を未然に阻止す
ることができる。 【0028】また、乾燥炉10の内部における空気がカ
バー30に侵入することを阻止するには、上述した如く
乾燥炉10の内圧P1とカバー30の内圧P2とを等し
く設定するか、あるいはカバー30の内圧P2を乾燥炉
10の内圧P1よりも僅かに高く設定すればよい。 【0029】反面、乾燥炉10の内圧P1よりもカバー
30の内圧P2を著しく高く設定したのでは、乾燥炉1
0の内部にカバー30からの冷たい外気が大量に入り込
むため、乾燥炉10におけるワークの加熱作業に支障を
来すたこととなる。 【0030】すなわち、カバー30の内圧P2は、乾燥
炉10の内部における空気がカバー30に侵入すること
を阻止し、併せて乾燥炉10におけるワークの加熱作業
に支障を及ぼすことない範囲で、乾燥炉10の内圧P1
と等しいか、あるいは乾燥炉10の内圧P1より僅かに
高く設定される。 【0031】また、乾燥炉10の内圧P1よりもカバー
30の内圧P2を僅かに高く設定した場合においても、
先に説明した乾燥炉10の内圧P1とカバー30の内圧
P2とを等しく設定した場合と同様、コントローラ13
0が差圧計120からの出力信号bに基づいて、ファン
110におけるインバーターモータの回転数を増減させ
る制御信号cを出力し、ファン110からカバー30の
内部に送り込まれるエアーの供給量を制御することによ
って、カバー30の内部における空気圧の調整が行なわ
れる。 【0032】一方、フロアコンベア20におけるチェー
ンコンベア22にトラブルが発生した場合、カバー30
に設けられた点検口(図示せず)の蓋体を開き、この点
検口を介してチェーンコンベア22に対する復旧作業を
実施すれば良い。また、乾燥炉10の内部を定期的に清
掃・メンテナンスする際においては、チェーンコンベア
22を下方外部に配設したことにより乾燥炉10の床が
平坦なため、清掃作業等を極めて容易に実施することが
可能である。 【0033】ところで、上述した実施例においては、乾
燥炉10の下部にチェーンコンベア22を設け、このチ
ェーンコンベア22をカバー30によって囲繞するよう
構成しているが、乾燥炉の内部にチェーンコンベアを設
置した乾燥装置(図2参照)に、チェーンコンベアを囲
繞するカバーと与圧手段とを付加することによって、図
1に示した実施例と同様の作用効果を達成することがで
きる。 【0034】しかしながら、実施例の如くチェーンコン
ベアを乾燥炉の下部に設けて成る構成が、チェーンコン
ベアに対する乾燥炉からの熱影響を可及的に回避し得る
点、およびチェーンコンベアに対する点検作業を容易に
実施し得る点において優れていることは言うまでもな
い。 【0035】また、一般的な乾燥炉においては、乾燥炉
の全長を複数のゾーン(例えば入り口近辺、中央部、出
口近辺)に分け、各ゾーンに熱風送気ダクトと熱風リタ
ーンダクトとを設置して、乾燥炉に対する熱風の供給と
排気とを行なっており、本発明に関わる乾燥装置1にお
いても、乾燥炉10が複数のゾーンに分けられている場
合には、各ゾーンに対して与圧手段100をそれぞれ設
けるとともに、各与圧手段100を各ゾーンの内圧に対
応して制御することが望ましい。 【0036】なお、本発明に関わる乾燥装置は、自動車
ボディーの塗装ラインのみならず、各種ワークを対象と
する様々な産業分野における乾燥装置として、広くかつ
有効に適用し得るものであることは言うまでもない。 【0037】 【発明の効果】以上、詳述したように、本発明に関わる
乾燥装置では、ワーク搬送手段におけるチェーンコンベ
アをカバーによって囲繞するとともに、カバー内の空気
圧を乾燥炉内における高温の空気の侵入を阻止し得る空
気圧とするべく与圧手段によってカバー内にエアーを供
給し、カバー内部の空気圧を高めることによって乾燥炉
内の空気がカバーの内部へ侵入することを阻止してい
る。この結果、ワーク搬送手段のチェーンコンベアが乾
燥炉内における高温の空気に晒されず、言い換えれば乾
燥炉の内部における高温の空気がチェーンコンベアを加
熱しないために熱量の余剰な消費が可及的に抑えられ、
もって本発明に関わる乾燥装置によれば、熱エネルギー
の損失に基づく稼動コストの増大等を可及的に抑制する
ことができる。また、本発明に関わる乾燥装置では、カ
バーの内部にエアーを供給するためのファンと、乾燥炉
の内部とカバーの内部との差圧を検出する差圧計と、差
圧計の出力に基づいてカバーの内圧を乾燥炉の内圧と等
しいか僅かに高く設定する態様でファンを制御するコン
トローラとを有する与圧手段によって、上記カバーの内
部にエアーを供給するよう構成している。この結果、与
圧手段における制御によってカバー内部に供給されるエ
アーの供給量が最小限に抑えられるため、乾燥炉の内部
に温度の低いエアーが過剰に供給されることがなく、乾
燥炉内の温度低下に起因するワークの加熱作業への悪影
響を未然に防止することができ、もって本発明に関わる
乾燥装置によれば、熱エネルギーの損失に基づく稼動コ
ストの増大等を可及的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に関わる乾燥装置を示す概念的な全体
図。 【図2】従来の乾燥装置を示す概念的な正面図。 【符号の説明】 1…乾燥装置、 10…乾燥炉、 11a…熱風送気ダクト(加熱手段)、 20…フロアコンベア(ワーク搬送手段)、 21…台車、 22…コンベア、 30…カバー、 30a…側部カバーパネル、 30b…底部カバーパネル、 100…与圧手段、 110…ファン、 120…差圧計、 130…コントローラ、 S1,S2…圧力センサ、 W…ボディー(ワーク)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05C 9/14 B05C 13/00 F26B 15/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 加熱手段を備える乾燥炉と、台車お
    よびチェーンコンベアから成るワーク搬送手段とを具備
    し、このワーク搬送手段によりワークを乾燥炉の内部に
    おいて移動させつつ、加熱手段によって加熱するよう構
    成した乾燥装置であって、 ワーク搬送手段におけるチェーンコンベアを囲繞するカ
    バーと、 上記カバーの内部にエアーを供給するためのファンと、
    上記乾燥炉の内部と上記カバーの内部との差圧を検出す
    る差圧計と、上記差圧計の出力に基づいて上記カバーの
    内圧を上記乾燥炉の内圧と等しいか僅かに高く設定する
    態様で上記ファンを制御するコントローラとを有し、上
    記カバーの内部における空気圧を上記乾燥炉の内部にお
    ける高温の空気の侵入を阻止し得る空気圧とする態様で
    上記カバーの内部にエアーを供給する与圧手段と、 を具備して成ることを特徴とする乾燥装置。
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