JPH06341762A - 熱処理炉 - Google Patents

熱処理炉

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Publication number
JPH06341762A
JPH06341762A JP12918193A JP12918193A JPH06341762A JP H06341762 A JPH06341762 A JP H06341762A JP 12918193 A JP12918193 A JP 12918193A JP 12918193 A JP12918193 A JP 12918193A JP H06341762 A JPH06341762 A JP H06341762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat treatment
work
oven
furnace
Prior art date
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Pending
Application number
JP12918193A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Takema
馬 邦 広 武
Masaru Okubo
優 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Trinity Industrial Corp filed Critical Trinity Industrial Corp
Priority to JP12918193A priority Critical patent/JPH06341762A/ja
Publication of JPH06341762A publication Critical patent/JPH06341762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 台車を搬送するフロアコンベアは炉本体内に
敷設されているので、乾燥炉の運転を開始してから当該
乾燥炉の温度が所定の温度に達するまで、フロアコンベ
ア等の熱容量の大きなものを加熱することなく立ち上げ
時間を短縮することができ、また、乾燥炉の運転中は、
室温の台車が次々に搬入されて炉内温度を低下させずに
熱処理物を搬送することができようにすることを目的と
している。 【構成】 被処理物Wがフロアコンベア4の台車5に載
せられて炉本体2内を搬送される熱処理炉において、前
記台車5の中央部側に、被処理物Wを上方に支持する支
柱6が立設されると共に、当該支柱6を左右両側から挟
むように配設された左右一対の断熱カバー8で、炉本体
2内を移動する台車5と、炉本体2内に敷設されたフロ
アコンベア4とが覆われたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理物がフロアコン
ベアの台車に載せられて炉本体内を搬送される熱処理炉
に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車ボディ等の塗装ラインにおいて
は、フロアコンベアの台車に被塗物となる自動車ボディ
を載せたまま所定の温度・湿度に空調された塗装ブース
に搬入して塗装を行い、塗装終了後、被塗物を台車ごと
高温の乾燥炉に搬入して塗膜の焼付乾燥を行うようにし
ている。このように、被処理物を載せた台車を塗装ブー
スから乾燥炉まで移送すれば、途中で被処理物を載せ換
える手間もなく、フロアコンベアで搬送しながら塗膜を
形成することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、台車を
搬送するフロアコンベアは炉本体内に敷設されているの
で、乾燥炉の運転を開始してから当該乾燥炉の温度が所
定の温度に達するまで、フロアコンベア等の熱容量の大
きなものを加熱しなければならず立ち上げ時間がかか
り、また、乾燥炉の運転中は、室温の台車が次々に搬入
されて炉内温度を低下させるので熱損失が大きく、ラン
ニングコストが嵩むという問題があった。そこで、本発
明は、フロアコンベアを加熱することなく熱処理炉を立
ち上げることができ、また乾燥炉運転中は台車を加熱す
ることなく被処理物を搬送することができるようにする
ことを技術的課題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明は、被処理物がフロアコンベアの台車に載せ
られて炉本体内を搬送される熱処理炉において、前記台
車の中央部側に、被塗物を上方に支持する支柱が立設さ
れると共に、当該支柱を左右両側から挟むように配設さ
れた左右一対の断熱カバーで、炉本体内を移動する台車
と、炉本体内に敷設されたフロアコンベアとを覆ったこ
とを特徴とする。
【0005】
【作用】本発明によれば、炉本体内を移動する台車と、
炉本体内に敷設されたフロアコンベアが、断熱カバーに
より覆われており、熱処理炉を立ち上げる際及び熱処理
炉の運転中も、台車及びフロアコンベアに熱が奪われな
いので、熱損失が少なく、立ち上げ時間が短縮され、ラ
ンニングコストも節約できる。なお、台車の中央部側に
は、被処理物を上方に支持する支柱が立設されているの
で、被塗物は台車から持ち上げられた状態に支持され
る。そして、断熱カバーは支柱を挟んで左右両側から挟
むように配設され、支柱は断熱カバーの隙間を通して上
方に突出されるので、被処理物は断熱カバーの外側に露
出した状態に支持されて従来同様に加熱処理が行われ
る。
【0006】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
具体的に説明する。図1は本発明に係る熱処理炉の一例
を示す正面図、図2は他の実施例を示す正面図である。
【0007】図中1は、天井壁,左右側壁,床下壁が断
熱材で形成された炉本体2内の左右両側にヒートダクト
3が配設されると共に、被処理物Wがフロアコンベア4
の台車5に載せられて炉本体2内を搬送される熱処理炉
であって、前記フロアコンベア4が炉本体2内の床面上
に敷設され、このフロアコンベアにより台車5が炉本体
2内を移送されるように成されている。
【0008】また、前記台車5には、その中央部側に被
処理物Wを上方に支持する支柱6が立設され、当該支柱
6の上部には被処理物Wの左右両端側を支持するアタッ
チメント7が取り付けられている。8は、前記支柱5を
左右両側から挟むように床壁9に配設された左右一対の
断熱カバーであって、炉本体2内を移動する台車5と、
炉本体2内に敷設されたフロアコンベア4を覆うように
形成されている。
【0009】以上が、本発明の一例構成であり、次にそ
の作用について説明する。まず、ヒートダクト3に熱風
を供給して熱処理炉1を立ち上げ、炉本体2内を所定の
熱処理温度まで上昇させる。このとき、台車5が炉本体
2内にあったとしても、その台車5及び炉本体2内に敷
設されたフロアコンベア4は断熱カバー8で覆われてお
り、台車5やフロアコンベア4に奪われる熱量は少なく
て済むので、熱損失も少なく、短時間で所定の熱処理温
度に達する。
【0010】次いで、熱処理を開始し、被処理物Wを載
せた台車5を移送すると、台車5に立設された支柱6が
左右一対の断熱カバー8の間隙から上方に突出され、支
柱6より上に位置する被処理物W及びアタッチメント7
が、断熱カバー8から露出された状態で移送され、台車
5は断熱カバー8の内側を移送されるので、温度の低い
台車5が炉本体2内に搬入されても断熱カバー8に覆わ
れた状態で移送される。
【0011】したがって、熱処理炉1の運転中に、台車
5が搬入にされても、断熱カバー8から露出するのは、
加熱処理すべき被処理物Wと、これを載置するアタッチ
メント7だけであり、アタッチメント7は台車5に比し
て熱容量が極めて小さいので、熱損失が少なくランニン
グコストが節約される。
【0012】また、図2は他の実施例を示す正面図であ
って、本例では断熱カバー10がフラットに形成され
て、当該断熱カバー10を介して炉本体2内が上下に分
割され、上方にヒータ3を備えた加熱室2aが形成され
ると共に、下方にはフロアコンベア4を敷設し、台車5
を走行させる断熱室2bが形成されている。なお、実施
例の説明では、本発明を塗装用乾燥炉に適用した場合に
ついて説明したが、これに限らず、その他任意の熱処理
装置に適用することができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、炉
本体内を移動する台車と、炉本体内に敷設されたフロア
コンベアが、断熱カバーにより覆われており、台車及び
フロアコンベアに熱が奪われないので熱損失が少なく、
熱処理炉を立ち上げる際に立ち上げ時間を短縮すること
ができるだけでなく、熱処理炉の運転中は、被処理物が
断熱カバーの外側に露出した状態で移送されて確実に加
熱処理することができると同時に、熱容量の大きな台車
は断熱カバーで覆われた状態で移送されるので、炉本体
内の熱が奪われることがなくランニングコストを節約す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱処理炉の一例を示す正面図。
【図2】他の実施例を示す正面図。
【符号の説明】
W・・・被処理物 1・・・熱処理炉 2・・・炉本体 4・・・フロアコン
ベア 5・・・台車 6・・・支柱 8・・・断熱カバー 10・・・断熱カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物(W)がフロアコンベア(4)
    の台車(5)に載せられて炉本体(2)内を搬送される
    熱処理炉において、前記台車(5)の中央部側に、被処
    理物(W)を上方に支持する支柱(6)が立設されると
    共に、当該支柱(6)を左右両側から挟むように配設さ
    れた左右一対の断熱カバー(8)で、炉本体(2)内を
    移動する台車(5)と、炉本体(2)内に敷設されたフ
    ロアコンベア(4)とが覆われたことを特徴とする熱処
    理炉。
JP12918193A 1993-05-31 1993-05-31 熱処理炉 Pending JPH06341762A (ja)

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JP12918193A JPH06341762A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 熱処理炉

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10103865A (ja) * 1996-09-30 1998-04-24 Trinity Ind Corp 乾燥炉
JP2018523086A (ja) * 2015-05-09 2018-08-16 アイゼンマン ソシエタス オイロペア 工作物を温度調節する温度調節装置
CN110799411A (zh) * 2017-06-19 2020-02-14 艾森曼欧洲公司 用于制造车辆的方法和制造设备以及用于车身表面处理的表面处理设备

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