JPH05314335A - 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置 - Google Patents

表示装置、自動精算装置及び自動改札装置

Info

Publication number
JPH05314335A
JPH05314335A JP11782192A JP11782192A JPH05314335A JP H05314335 A JPH05314335 A JP H05314335A JP 11782192 A JP11782192 A JP 11782192A JP 11782192 A JP11782192 A JP 11782192A JP H05314335 A JPH05314335 A JP H05314335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ticket
display
reading
main body
photographing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11782192A
Other languages
English (en)
Inventor
Kozo Matsumoto
幸三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP11782192A priority Critical patent/JPH05314335A/ja
Publication of JPH05314335A publication Critical patent/JPH05314335A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省力化を図る装置本体側にて券が不適格と判
定され業務が中断された場合、遠隔地にて迅速且つ適確
な対応を可能とし、サ−ビス性及びメンテナンス性の向
上を図ると共に省力化の効率向上を図る。 【構成】 装置本体11に乗車券15の記録情報を読取
る磁気ヘッド27及び印刷表示画像を撮影するビデオカ
メラ30を設け、モニタ室に設けられるモニタテレビ3
8を、記録情報と印刷表示画像との両画像を同一画面に
同時に表示可能とし、更にモニタ室より装置本体11に
指示を伝送するコントロ−ルパネル40を設けた構成と
する。これにより、モニタ室にて乗車券15の詳細を把
握し、装置本体11への迅速且つ適確な対応を可能とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遠隔地にて券の適否を迅
速且つ正確に行える様にした券判別装置及び、この券判
別装置を用いた自動精算装置並びに自動改札装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道の駅業務を行う自動改札装
置、定期券印刷発行装置、自動券売装置、自動精算装置
等、乗車券等の記録情報の読取りあるいは書込みを機械
により自動的に行い、省力化を図る装置においては、人
件費のより一層の削減のために駅員を各種装置の近くに
全く配置せずに無人化を図る装置が開発されている。そ
してこれ等無人化を図る装置では、従来、省力化装置周
囲の様子をビデオカメラで監視し、あるいは装置に投入
される乗車券の券面をビデオカメラで撮影し、乗車券が
不適性であり各種装置の業務が中断された場合等にあっ
ては、モニタ室等の離れた場所にいる駅員が、利用者の
様子や乗車券の印刷表示をモニタテレビ上で確認し、必
要があればインタ−ホンを用い利用者と応答を行い業務
の中断を解除したり不足料金の支払いを指示する等して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】駅業務等において無人
化を図る各種装置にあっては、乗車券が適正でない事か
ら装置の業務が中断された場合に、従来、モニタ室での
乗車券の適否の確認は、駅員がモニタテレビ上に表示さ
れる省力化装置周囲の利用者の様子を見るか、あるいは
モニタテレビ上に表示される乗車券の印刷表示画像を見
ながら行っていた。
【0004】このため前者にあっては、乗車券が適正な
ものであり印刷表示が適正であるにもかかわらず読取り
装置が乗車券の読取りミスを生じた場合、あるいは発券
時のミスにより印刷表示と乗車券の記録情報とが異なっ
ていた場合等にあっては、モニタ室では利用者の様子は
解るものの乗車券を目視により確認することが出来ず、
インタ−ホンを用いて応答しても乗車券の詳細が不明で
あり、その度に駅員が改札口等各種装置の所迄行って対
応しなければ成らず、利用者に対する応答が遅くなり、
利用者を待たせてしまうと共に、混雑時には、乗客の流
れが滞ったり混乱を生じてしまうという問題があった。
しかも駅員が改札口迄行く頻度が増大されると、無人化
したにもかかわらずその効果が損なわれてしまうという
問題もあった。
【0005】一方、後者にあっては、モニタ室にて乗車
券の印刷表示を目視により確認出来,その適否を容易且
つ迅速に行える事から、駅員はモニタ室にて業務の中断
を解除する等の指示を迅速且つ適確に行え、利用者を待
たせる事が無く、ひいては混雑時の混乱等も回避出来る
ものの、乗車券が適正なものであるにも拘らず乗車券の
不適性が検出された場合、その原因を判明する事が出来
ずメンテナンス性が劣るという問題を生じていた。
【0006】即ち、乗車券が適正であるにも拘らず、誤
って不適性であると検出された原因が、乗車券の不備に
ある場合には、例えば、乗車券発行装置の故障が原因で
あったり、あるいは定期乗車券にあっては複数回使用す
る間に記録情報の磁化が劣化する等の原因が考えられる
一方、読取り側に原因がある場合には、読取り装置の故
障等が考えられ、その原因を即時に判明出来ずにいた。
【0007】しかも、省力化機器にあっては、メンテナ
ンスを定期的に行うものの、複数台の装置が並んで設置
されている場合に、その設置位置により利用頻度が高い
装置と低い装置とを生じ、ひいてはメンテナンス頻度も
異なってくる。そして利用頻度の高い装置にあっては、
磁気ヘッドのクリ−ニングを行いさえすれば故障等の不
備が解消される場合も多い反面、装置や乗車券の不備を
放置したままにしておくと、その使用の度に乗車券の不
適性が検出され、駅員が介在しなければならず、省力化
が著しく損なわれると共に、利用客に迷惑を掛けサ−ビ
ス性も著しく低下してしまうという問題も生じていた。
【0008】そこで本発明は上記問題を除去するもの
で、券の不適性検出による各種装置の中断時、離れた場
所からでも利用者に対し迅速且つ適確な対応を行うと共
に、誤って乗車券の不適性が検出された原因を容易且つ
迅速に判明する事が出来、利用者を待たせることなく
又、利用者の混乱を防止することにより、利用者へのサ
−ビス向上を図ると共に、各種装置のメンテナンス性向
上を図り、省力化による効率向上を図る券判別装置、自
動精算装置及び自動改札装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、投入部から投入された券を、所定方向に
搬送する搬送手段を有する装置本体と、前記搬送手段に
よる搬送路中に設けられ前記券に記録される記録情報を
読取る読取り手段と、この読取り手段により読取られた
記録情報が正しいか否かを判定する判定手段と、前記券
の印刷表示を撮影する撮影手段と、前記読取り手段によ
り読み取られた前記記録情報及び前記撮影手段により撮
影された印刷表示画像を同時に同一画面に表示する表示
手段とを設けるものである。
【0010】又本発明は、上記課題を解決するために、
投入部から投入された券を、所定方向に搬送する搬送手
段を有し精算カ−ドを発行する装置本体と、前記搬送手
段による搬送路中に設けられ前記券に記録される記録情
報を読取る読取り手段と、この読取り手段により読取ら
れた記録情報が正しいか否かを判定する判定手段と、前
記装置本体に取着され前記判定手段による判定結果に応
じて前記精算カ−ドを発行するかあるいは発行停止をす
る精算カ−ド発行手段と、前記券の印刷表示を撮影する
撮影手段と、前記読取り手段により読取られた前記記録
情報及び前記撮影手段により撮影された印刷表示画像を
前記装置本体から遠隔な位置に伝送する伝送手段と、こ
の伝送手段に接続され前記記録情報及び前記印刷表示画
像を同時に同一画面に表示する表示手段を有し前記判定
手段による判定結果にかかわらず前記精算カ−ド発行手
段による精算カ−ドの発行あるいは発行停止を遠隔制御
する遠隔制御手段とを設けるものである。
【0011】又本発明は、上記課題を解決するために、
通過者により投入部から投入された券を、所定位置に搬
送する搬送手段を有し前記通過者の通過路を形成する装
置本体と、前記搬送手段による搬送路中に設けられ前記
券に記録される情報を読取る読取り手段と、この読取り
手段により読取られた記録情報が正しいか否かを判定す
る判定手段と、前記装置本体に取着され前記判定手段に
よる判定結果に応じて前記通過路を開放あるいは閉鎖す
る開閉手段と、前記券の印刷表示を撮影する撮影手段
と、前記読取り手段により読取られた前記記録情報及び
前記撮影手段により撮影された印刷表示画像を前記装置
本体から遠隔な位置に伝送する伝送手段と、この伝送手
段に接続され前記記録情報及び前記印刷表示画像を同時
に同一画面に表示する表示手段を有し前記判定手段によ
る判定結果にかかわらず前記開閉手段の開放あるいは閉
鎖を遠隔制御する遠隔制御手段とを設けるものである。
【0012】
【作用】本発明は上記の様に構成され、遠隔地に設置さ
れるモニタテレビ上にて券の記録情報及び印刷表示画像
の両方を同時に確認する事により、駅員は遠隔地にて券
の詳細を容易に把握でき、各種装置本体の中断時等に遠
隔地にて適確な対応を迅速に行え、サ−ビス性向上を実
現出来ると共に、誤って乗車券の不適性が検出された原
因を迅速に判明出来、メンテナンス性向上により、駅員
が介入する頻度を減少する事ができ、省力化の効率向上
を実現できる。
【0013】
【実施例】以下本発明を図1乃至図4に示す第1の実施
例を参照して説明する。
【0014】図1は、交通機関において使用される自動
精算装置10の装置本体11の外観を概略的に示すもの
で、前面部12には、券である普通乗車券13あるいは
定期乗車券(図示せず)等の乗車券15が投入される投
入部である券投入口14、不足分の金額が表示される不
足金額表示部16a、及び投入金額が表示される投入金
額表示部16bを有する表示部16、硬貨投入口17、
紙幣投入口18、後述する精算カ−ド発行部32及び釣
銭放出部33より発行されあるいは放出される精算カ−
ド及び釣銭を受ける排出口20が設けられている。
【0015】尚、普通乗車券13は、図3に示す様に用
紙13aの表面に、発駅、料金、発行日、発行番号等が
印刷表示され、磁気膜13bがコ−ティングされる裏面
には上記各デ−タの他に発券駅及び発券装置の番号ある
いは入場時改札にて記録された乗車時間等が2進法のコ
−ドに変換され磁気的に記録されている。
【0016】図2は自動精算装置10全体の構成を概略
的に示すブロック図であり、装置本体11内には、券投
入口14から投入された乗車券15を、ゲ−ト21を介
し券収納部22あるいは券投入口14方向に搬送する搬
送路23を構成する搬送手段である搬送装置24が設け
られている。そして搬送装置24の第1の搬送ロ−ラ2
5から第2の搬送ロ−ラ26に達する間には、乗車券1
5に磁気的に記録される記録情報を読取る読取り手段で
ある磁気ヘッド27が設けられている。又28は、搬送
路23上を搬送される乗車券15を一旦停止させるスト
ッパであり、その手前にはチャ−ジカプルドデバイス
(以下CCDと称す。)からなるビデオカメラ30が設
けられている。尚ゲ−ト21は、券投入口14より投入
された乗車券15が適正であり、しかも精算すべき乗車
券である時は、券収納部22に収納すべく図2に実線で
示す様に回動する一方、投入された乗車券15が定期乗
車券であったり不適正な乗車券である時は、券投入口1
4に返却すべく図2に点線で示す様に回動される様にな
っている。
【0017】更に装置本体11内には磁気ヘッド27よ
り読取られた乗車券15の記録情報により乗車券15が
適正なものか否かを判断すると共に、乗車券の不足金額
が算出される判定手段である乗車券チェック部31、精
算カ−ド発行手段であり、硬貨や紙幣の投入後、不足金
額に応じた金額等が表示される精算カ−ドを発行する精
算カ−ド発行部32、精算カ−ド発行と同時に投入金額
と不足金額との差を計算し必要に応じて釣銭を放出する
釣銭放出部33、これ等装置本体11全体の制御を行う
制御装置37が設けられている。
【0018】即ち制御装置37は、磁気ヘッド27、乗
車券チェック部31、硬貨投入口17、紙幣投入口18
等に接続され夫々の装置からのデ−タが入力される一
方、ゲ−ト21、ストッパ28、表示部16、精算カ−
ド発行部32、釣銭放出部33等に接続され各装置の駆
動を行う様になっている。
【0019】又、34は装置本体11から離れたモニタ
室に設置され、伝送手段である伝送装置36を介し装置
本体11の制御装置37に接続される遠隔制御手段であ
る端末装置であり、図4に示す様に表示手段であるモニ
タテレビ38を有すると共に、精算カ−ド発行部32や
釣銭放出部33等の遠隔制御を行うためのコントロ−ル
パネル40を有している。
【0020】更に伝送装置36にはビデオカメラ30が
接続されている。
【0021】そして制御装置37から端末装置34に
は、伝送装置36を介して、磁気ヘッド27により読取
られた乗車券15の記録情報が伝送される様になってお
り、ビデオカメラ30から端末装置34には、伝送装置
36を介して、乗車券15の印刷表示を撮影した画像が
伝送される様に成っている。
【0022】ここでモニタテレビ38は、磁気ヘッド2
7により読取られた記録情報及びビデオカメラ30によ
り撮影された印刷表示画像の両方の画像が同時に同一画
面に表示可能とされている。
【0023】次に作用についてのべる。精算を行うため
例えば普通乗車券13を、表を上にした状態で券投入口
14から投入すると、第1の搬送ロ−ラ25により普通
乗車券13は搬送路23に沿って矢印r方向に送られ、
磁気ヘッド27により磁気膜13b上に記録される記録
情報が読取られ、読取られた記録情報は乗車券チェック
部31に送られる。そして乗車券チェック部31にて、
読取った記録情報により普通乗車券13が適正か否かを
判定し、適正である場合は更に不足金額を算出し、読取
り情報と共に判定結果及び算出結果を制御装置37に入
力する。
【0024】これにより制御装置37は、伝送装置36
を介し読取り情報を端末装置34に伝送する一方、不足
金額表示部16aに算出された不足金額を表示すると共
にゲ−ト21を図2に実線で示す位置に回動し、普通乗
車券13を券収納部22側に回収可能とする。
【0025】尚この間第2の搬送ロ−ラ26によりゲ−
ト21方向に搬送される普通乗車券13は、搬送路23
上に突出されるストッパ28によりその搬送を一旦停止
される。そしてビデオカメラ30は、停止状態の普通乗
車券13表面を撮影し、伝送装置36を介し印刷表示画
像を端末装置34に伝送する。
【0026】これにより端末装置34のモニタテレビ3
8は、普通乗車券13の記録情報及び印刷表示画像とを
同時に表示する事となる。
【0027】次いで硬貨投入口17あるいは紙幣投入口
18より不足金額表示部16aに表示された金額以上の
金額が投入されその旨を検知すると、制御装置37は、
精算カ−ド発行部32を作動させ、精算した券が普通乗
車券か定期券あるいは入場券のいづれであるかを記録し
た精算カ−ドを作成させ、これを排出口20に発行させ
ると共に、釣銭があれば釣銭放出部33を作動させて釣
銭を放出させる。
【0028】これと同時にストッパ28が下方に引か
れ、普通乗車券13は搬送を再開され、ゲ−ト21をへ
て券収納部22に回収され、通常の精算操作を終了す
る。尚、乗車券15が定期乗車券である場合は、ゲ−ト
21は図2点線で示す位置に回動され、定期乗車券は券
投入口14側に返却される事となる。
【0029】この精算操作の間モニタテレビ38上に
は、記録情報及び印刷表示画像が表示される。
【0030】次に、例えば投入された乗車券15の磁気
ヘッド27による読取り情報が、乗車券チェック部31
にて不適性である旨が判断された場合、乗車券チェック
部31はその旨を制御装置37に入力する。これにより
制御装置37は、磁気ヘッド27による読取り情報を端
末装置34に伝送すると共に、端末装置34にて記録情
報及び、印刷表示を目視により確認する旨を指示する。
【0031】従って、端末装置34側にいる駅員は、モ
ニタテレビ38上に表示される記録情報及び印刷表示画
像の両方の画像を確認する。そしてモニタテレビ38上
の印刷表示画像から乗車券15が他社路線の乗車券であ
る等直ちに不適性と認められる場合は、コントロ−ルパ
ネル40上より制御装置37に乗車券が不適性であり、
精算カ−ド発行部32による発行操作を停止する旨を伝
送する。これにより制御装置37は表示部16に駅員の
いる精算窓口で精算する旨のメッセ−ジを表示すると共
に乗車券15を券投入口14側に返却する。
【0032】従って、券投入口14より乗車券15を返
却された利用者は精算窓口に行き精算する事となる。
【0033】一方モニタテレビ38上での記録情報及び
印刷表示画像の目視による確認時、駅員が、印刷表示画
像より乗車券15が適正な普通乗車券13である旨を確
認した場合は、直ちに正しい乗車券として扱い、駅員
は、モニタテレビ38上の印刷表示画像より不足金額を
算出し、コントロ−ルパネル40により制御装置37に
不足金額を伝送し、制御装置37に、伝送した不足金額
に応じた精算操作を行うよう指示する。
【0034】これにより制御装置37は、通常の精算操
作と同様にして不足金額を不足金額表示部16aに表示
し、不足金額以上の金額が投入されたら、精算カ−ド発
行部32及び必要に応じて釣銭放出部33を作動させ、
精算カ−ド及び釣銭を排出口20に排出し、端末装置3
4による遠隔からの精算操作を終了する。
【0035】又これと同時に駅員はモニタテレビ38上
の記録情報を目視し、表示された記録情報から発券装置
(図示せず)、あるいは磁気ヘッド27の故障であるか
更には乗車券15の磁気記録情報の劣化であるかを判断
し、発券装置や磁気ヘッド27の故障である場合は、直
ちに該当する装置のメンテナンスを指示することとな
る。
【0036】次にモニタテレビ38上での記録情報及び
印刷表示画像の目視による確認時、駅員が、印刷表示画
像より乗車券15が定期乗車券である旨を確認した場合
は、更にモニタテレビ38上の記録情報を目視し、定期
乗車券発券装置の故障により定期乗車券の不備が判明し
た場合あるいは、定期乗車券の磁気記録情報の劣化によ
る不備が判明した場合は、定期乗車券の再発行手続きの
ため、コントロ−ルパネル40上より制御装置37に乗
車券の再発行の必要があり、精算カ−ド発行部32によ
る発行操作を停止する旨を伝送する。これにより制御装
置37は表示部16に、乗車券再発行のため駅員のいる
精算窓口で手続きする旨のメッセ−ジを表示すると共に
定期乗車券を券投入口14側に返却する。従って、券投
入口14より定期乗車券を返却された利用者は再発行手
続きのため精算窓口に行く事となる。尚モニタ室の駅員
は、同時に該当する定期乗車券発券装置のメンテナンス
を指示する。
【0037】但し、モニタテレビ38上の記録情報から
磁気ヘッド27の故障が判明し、定期乗車券に異状が無
い旨を確認した場合は、直ちに正しい乗車券として扱
い、駅員は、モニタテレビ38上の印刷表示画像より不
足金額を算出し、コントロ−ルパネル40により制御装
置37に不足金額を伝送し、制御装置37に、伝送した
不足金額に応じた精算操作を行うよう指示する。
【0038】これにより制御装置37は、通常の精算操
作と同様にして不足金額を不足金額表示部16aに表示
し、不足金額以上の金額が投入されたら、精算カ−ド発
行部32及び必要に応じて釣銭放出部33を作動させ、
精算カ−ド及び釣銭を排出口20に排出し、端末装置3
4による遠隔からの精算操作を終了する。尚モニタ室側
の駅員は、同時に該当する自動精算装置の磁気ヘッド2
7のメンテナンスを指示する。
【0039】このように構成すれば、自動精算装置10
の装置本体11において、磁気ヘッド27の読取り情報
から、乗車券15が不適性である旨判定された場合は、
駅員はモニタ室にてモニタテレビ38上で、記録情報及
び印刷表示画像の両方を目視し、乗車券15の適否を判
断すると共に乗車券15が不適性と判定された原因を判
断し、その結果に応じてモニタ室から即座に精算カ−ド
の発行あるいは精算窓口での精算指示あるいは定期乗車
券の再発行指示を行う一方、必要に応じて該当する磁気
ヘッド27や乗車券発行装置(図示せず)等のメンテナ
ンスを指示する事となる。従って、利用者を自動精算装
置10位置にて待たせる事が無く、特に混雑時における
混乱を未然に防止出来、サ−ビス性を向上出来ひいては
窓口業務の軽減による省力化も図られる。更に自動精算
装置等のメンテナンスを必要に応じて適宜迅速に行う事
が出来適切なメンテナンスにより、より一層の省力化が
図られる。
【0040】次に本発明を図5乃至図9に示す第2の実
施例を参照して説明する。
【0041】図5及び図6は、自動改札装置110の互
いに離間して立設される第1及び第2の装置本体11
1、112の外観を示すもので、この第1及び第2の装
置本体111、112間には通過者である乗降者の通過
路113が形成されている。又第1及び第2の装置本体
111、112の各両端部には、通過路113を開閉す
る開閉手段である両開きの第1の扉114a、114b
及び第2の扉115a、115bが夫々設けられてい
る。
【0042】更に第1の装置本体111の第1の扉11
4a側の上面には投入部である第1の券投入口116が
設けられ、第2の扉115a側の上面には取出し部であ
る第1の券取出し口117が設けられている。この第1
の券取出し口117の前方に位置する第1の装置本体1
11の上面には、乗降者へのメッセ−ジ等が表示される
第1の表示装置118が設けられている。
【0043】一方、第2の装置本体112の第2の扉1
15b側の上面には投入部である第2の券投入口119
が設けられ第1の扉114b側の上面には取出し部であ
る第2の券取出し口120が設けられている。この第2
の券取出し口120の前方に位置する第2の装置本体1
12の上面には、乗降者へのメッセ−ジ等が表示される
第2の表示装置121が設けられている。
【0044】尚、第1及び第2の装置本体111、11
2の各表示装置118下方の通過路113側には、それ
ぞれ本体側インタ−ホン149、150が設けられてい
る。そして第1及び第2の装置本体111、112内に
は図7に示す様に第1あるいは第2の券投入口116、
119から投入された券である普通乗車券122を第1
あるいは第2の券取出し口117、120迄搬送する搬
送手段である取込みロ−ラ123、ロ−ラ124に掛け
渡される上下一対の第1の搬送ベルト126a、126
b、普通乗車券122を一旦停止させるストッパ12
7、上下一対の第2の搬送ベルト128a、128b、
券取出し口117、120側あるいは券収納部130側
のいずれかに振り分けるゲ−ト131、取出しロ−ラ1
32からなる搬送装置133が設けられている。尚、ゲ
−ト131から券収納部130に達する間には回収ロ−
ラ134が設けられている。
【0045】そして搬送装置133に沿って、普通乗車
券122を磁気的に読み取る読取りヘッド136、普通
乗車券122に磁気的に書き込みを行う書込みヘッド1
37、読取り及び書き込みが正確か否かを確認するチェ
ックヘッド138が順次設けられている。更に搬送装置
133のストッパ127手前には透明板からなるガイド
139が設けられると共にCCDからなるビデオカメラ
140が設けられている。但し読取りヘッド136、書
込みヘッド137、チェックヘッド138、ビデオカメ
ラ140は、乗車券158が表裏いずれの方向で搬送さ
れても良いよう、搬送装置133を挾んでそれぞれ一対
ずつ設けられている。
【0046】尚141は、入場時普通乗車券122に改
札済みの穴を開けるパンチ装置である。
【0047】更に装置本体111、112内には読取り
ヘッド136より読取られた普通乗車券122の情報に
応じて扉114a〜115bの開閉や、表示装置11
8、121の表示を制御したり、搬送装置133の駆動
を行う等自動改札装置110全体の制御を行う制御装置
161が収納されている。
【0048】一方、第1及び第2の装置本体111、1
12の各上面には、第1及び第2の枠142、143が
夫々立設されている。この枠142、143の両端部内
側面及びこの両端部に対応する装置本体111、112
の各内側面には、乗降者の通過を光学的に検知する検知
機144a、144b及び146a、146bが夫々設
けられている、又枠142、143の各中央部内側面及
びこの中央部に対応する装置本体111、112の各中
央部内側面には、検知器147a、147b及び148
a、148bが離間して夫々設けられている。これら各
検知器144a〜148bの出力信号は、制御装置16
1に供給される。
【0049】尚普通乗車券122は、第1の実施例の普
通乗車券13と同様にその表面には発駅、料金、発行
日、発行番号等が印刷表示され、磁気膜がコ−ティング
される裏面には上記各情報その他乗車券発行駅、発券装
置の番号等の詳細な情報が2進法のコ−ドに変換され磁
気的に記録されている。
【0050】又、142は、第1及び第2の装置本体1
11、112から離れたモニタ室に設置され、伝送手段
である伝送装置151を介し制御装置161に接続され
る、遠隔制御手段である端末装置であり、表示手段であ
るモニタテレビ153、コントロ−ルパネル154を有
しており、前述の第1の実施例の端末装置34と同様で
ある事からその外観図は省略する。このモニタテレビ1
53は端末制御装置156に制御されており、伝送装置
151を介し駅構内の改札口を撮影するテレビカメラ1
57等からの映像を表示したり、あるいは図8に示す様
に、装置本体111、112の制御装置161からの記
録情報と共に装置本体111、112内のビデオカメラ
140からの印刷表示画像とを同時に同一画面に表示可
能となっている。更に端末装置142には伝送装置15
1を介し本体側インタ−ホン149、150と接続され
る端末側インタ−ホン158が設けられている。
【0051】次に図9は自動改札装置110の制御系の
ブロック図を示し、装置本体111、112の制御装置
161及び端末装置142の端末制御装置156は伝送
装置151を介し接続されている。又伝送装置151に
はテレビカメラ157が接続されている。更に伝送装置
151には本体側インタ−ホン149、150及び端末
側インタ−ホン158が接続されている。
【0052】そして制御装置161には、読取りヘッド
136、チェックヘッド138、ビデオカメラ140、
検知器144a〜148b等が接続され夫々の装置から
の情報が入力される一方、装置本体111、112の各
装置の駆動のため、扉114a〜115bの開閉を操作
する駆動装置(図示せず)のドライバ162、搬送装置
133を駆動するモ−タ(図示せず)のモ−タドライバ
163、第1及び第2の表示装置118、121、スト
ッパ127、書込みヘッド137、ビデオカメラ14
0、パンチ装置141等が接続されている。
【0053】更に制御装置161から端末制御装置15
6には、伝送装置151を介して読取りヘッド136に
より読取られた記録情報、ビデオカメラ140からの印
刷表示画像が伝送される様に成っている。
【0054】一方、端末制御装置156には、モニタテ
レビ153及びコントロ−ルパネル154並びにインタ
−ホン158が接続され、伝送装置151を介し、制御
装置161にコントロ−ルパネル154より入力される
装置本体111、112の制御情報が伝送される様に成
っている。
【0055】次に作用についてのべる。例えば矢印s方
向からの改札を行う場合、制御装置161により入口側
となる方の第1の扉114a、114b及び出口側とな
る方の第2の扉115a、115bを共に開にセット
し、ゲ−ト131を図7の実線で示す様に、第1の券取
出し口117側に普通乗車券122が搬送される様セッ
トした状態で、乗降者が第1の券投入口116に普通乗
車券122を投入すると、普通乗車券122は搬送装置
133に搬送される間に読取りヘッド136により記録
情報を読取られ、制御装置161に入力される。一方、
普通乗車券122の投入と同時に乗降者が通過路113
に進入すると、検知器144a〜148bは乗降者11
3の通過を検知し、検知結果を制御装置161に入力す
る。
【0056】そして制御装置161にて、読取りヘッド
136からの情報及び検知器144a〜148bからの
検知結果を用い、普通乗車券122が適正であるか否か
の判定が行われる。この結果普通乗車券122が適正で
あると判定された場合は、出口側の第2の扉115a、
115bは開状態を保持され、第1の券取出し口117
に普通乗車券122が排出され、更に第1の表示装置1
18に通過可能である旨のメッセ−ジが表示される。こ
れにより乗降者は、普通乗車券122を受取り通過路1
13から外に出る。この後乗降者が取出し口117から
普通乗車券122を受取ると、第1の表示装置118の
メッセ−ジはリセットされる。
【0057】尚搬送装置133を通過する間、普通乗車
券122は、書込み装置137により乗車駅あるいは乗
車時刻等の必要情報を書込まれ、更にチェックヘッド1
38にて再度読取り及び書き込みをチェックされ、パン
チ装置141にてパンチされる。但し、第1の券投入口
116より定期乗車券(図示せず)が投入された場合
は、読取りヘッド136による読取り後は、書き込みあ
るいはパンチを行う事無く、定期乗車券は第1の取出し
口117に排出される。
【0058】そしてこの間、端末装置142にはテレビ
カメラ157からの画像情報が伝送装置151を介し伝
送され、モニタテレビ153には改札口を撮影した映像
が表示されている。
【0059】一方、矢印t方向からの改札を行う場合、
制御装置161により入口側となる方の第2の扉115
a、115b及び出口側となる方の第1の扉114a、
114bを共に開にセットし、ゲ−ト131を図7の実
線で示す様に第2の券取出し口120側に普通乗車券1
22が搬送される様セットした状態で、乗降者が第2の
券投入口119に普通乗車券122を投入すると、矢印
s方向の改札の場合と同様に、普通乗車券122は搬送
装置133に搬送される間に読取りヘッド136により
記録される情報を読取られ、制御装置161に入力され
る。一方、普通乗車券122の投入と同時に乗降者が通
過路113に進入すると、検知器144a〜148bは
乗降者113の通過を検知し、検知結果を制御装置16
1に入力する。
【0060】そして制御装置161にて、読取りヘッド
136からの情報及び検知器144a〜148bからの
検知結果を用い、普通乗車券122が適正であるか否か
の判定が行われる。この結果普通乗車券122が適正で
あると判定された場合は、ゲ−ト131は制御装置16
1の制御により図7の実線で示す位置から点線で示す位
置に回動され、第2の搬送ベルト128a、128bに
より搬送された普通乗車券122は、ゲ−ト131によ
り回収ロ−ラ134側に振り分けられ、券収納部130
に回収される。又出口側の第1の扉114a、114b
は開状態を保持され、第2の表示装置121に通過可能
である旨のメッセ−ジが表示され、乗降者はそのまま通
過路113から外に出る。検知器144a〜148bに
より乗降者が通過路113から外へでた旨が検知される
と、所定時間経過後、第2の表示装置121のメッセ−
ジはリセットされる。
【0061】但し矢印t方向からの改札時、第2の券投
入口119に定期乗車券(図示せず)が投入された場合
は、ゲ−ト131は図7実線で示す位置に保持され、定
期乗車券は、券収納部130に回収される事なく第2の
券取出し口120に排出される事となる。
【0062】尚この間、端末装置142にはテレビカメ
ラ157からの画像情報が伝送装置151を介し伝送さ
れ、モニタテレビ153には改札口を撮影した映像が表
示されている。
【0063】一方、矢印s方向及び矢印t方向のいずれ
においても、読取りヘッド136により普通乗車券12
2に記録される情報を読取られた結果、制御装置161
により普通乗車券122が適正で無い旨が判定される
と、出口側となる第1あるいは第2の扉114a〜11
5bは制御装置161により閉鎖され、乗降者の通過を
阻止する事となる。又これと共に第1あるいは第2の装
置本体111、112内にあっては、制御装置161に
より普通乗車券122を停止するためのストッパ127
が搬送路に突出され、ビデオカメラ140により停止さ
れた普通乗車券122の表面の印刷表示が撮影される。
【0064】この間端末装置142において、モニタテ
レビ153上の改札口の映像により駅員が装置本体11
1、112の通過路113が閉鎖された旨を認識する
と、駅員はコントロ−ルパネル154にて、モニタテレ
ビ153上の画像をテレビカメラ157によるものか
ら、読取りヘッド136により読取られた情報及びビデ
オカメラ140による映像を表示する画像に切り替える
と共に、インタ−ホン149、150、158にて乗降
者に暫く待ってもらう旨を伝える。そしてモニタテレビ
153に表示される普通乗車券122の印刷表示画像か
ら乗車券15が直ちに不適性と認められる場合は、表示
装置118、121に乗降者に発券窓口あるいは精算窓
口に行く必要がある旨を伝え、更にインタ−ホン14
9、150、158にて同様の指示を行う。又同時に駅
員は、コントロ−ルパネル154上よりストッパ127
の解除信号を入力し、制御装置161によりストッパ1
27を解除させ、券取出し口117、120に普通乗車
券122を排出させる。但し、扉114a〜115bは
閉鎖状態のままロックされる。これにより乗降者は、普
通乗車券122を受け取り所定の発券窓口あるいは精算
窓口に行く事となる。そしてこの後駅員は、装置本体1
11、112迄行き扉114a〜115bのロックを解
除し開放する事となる。
【0065】又、モニタテレビ153上の画像を切り換
えた後、表示された普通乗車券122の印刷表示が適正
である旨を確認した場合には、直ちに正しい乗車券とし
て扱い、駅員はコントロ−ルパネル154上より制御装
置161に、扉114a〜114bの開放信号を入力す
る。これにより制御装置161は、ストッパ127を解
除し、券取出し口117、120に普通乗車券122を
排出すると共に扉114a〜115bを開放する。従っ
て乗降者は、普通乗車券122を受取り通過路113か
ら外にでる事となる。
【0066】又これと同時に駅員はモニタテレビ153
上の記録情報を目視し、表示された記録情報から発券装
置(図示せず)あるいは読取りヘッド136の故障であ
るか更には普通乗車券122の磁気記録情報の劣化であ
るかを判断し、発券装置や読取りヘッド136の故障で
ある場合は、直ちに該当する装置のメンテナンスを指示
することとなる。
【0067】この後、駅員は構内全体を見るためモニタ
テレビ153上の画像を再度テレビカメラ157からの
画像に切り換える事となる。
【0068】次に駅員が、印刷表示画像より乗車券が定
期乗車券である旨を確認した場合は、更にモニタテレビ
153上の記録情報を目視し、定期乗車券発券装置の故
障により定期乗車券の不備が判明した場合あるいは、定
期乗車券の磁気記録情報の劣化による不備が判明した場
合は、定期乗車券の再発行手続きのため、コントロ−ル
パネル154上より制御装置161に乗車券の再発行信
号を入力すると共に、インタ−ホン149、150、1
58を介し乗降者に発券窓口あるいは精算窓口に行く必
要がある旨を伝える。これにより制御装置161は、表
示装置118、121に乗車券の再発行を表示すると共
に、ストッパ127を解除し、券取出し口117、12
0に定期乗車券を排出させる一方、扉114a〜115
bを閉鎖状態のままロックする。従って乗降者は、定期
乗車券を受け取り再発行手続きのため所定の発券窓口あ
るいは精算窓口に行く事となる。そしてこの後駅員は、
装置本体111、112迄行き扉114a〜115bの
ロックを解除し開放する事となる。尚、定期乗車券発券
装置の故障である事が判明した場合は、駅員は直ちに該
当する装置のメンテナンスを指示する。
【0069】但し、モニタテレビ153上より乗車券が
定期乗車券である事を確認すると共に、記録情報から読
取りヘッド136の故障が判明され、定期乗車券に異状
が無く適正である旨を確認した場合は再発行をする必要
が無い事から、直ちに正しい乗車券として扱い、駅員は
コントロ−ルパネル154により制御装置161に扉1
14a〜115bの開放信号を入力する。これにより制
御装置161は、ストッパ127を解除し、券取出し口
117、120に定期乗車券を排出させると共に扉11
4a〜115bを開放する。従って乗降者は、定期乗車
券を受取り通過路113から外にでる事となる。次いで
駅員は該当する読取りヘッド136のメンテナンスを指
示し、この後、構内全体を見るためモニタテレビ153
上の画像を再度テレビカメラ157からの画像に切り換
える事となる。
【0070】このように構成すれば、無人の自動改札装
置において、読取りヘッド136により読取られた記録
情報により、乗車券が不適性である旨判定され、扉11
4a〜115bが閉鎖された場合に、駅員はモニタ室に
てモニタテレビ153上で乗車券の記録情報及び印刷表
示画像とを即座に同時に目視し、乗車券の適否を判断す
ると共に乗車券が不適性と判定された原因を判明出来
る。従って駅員はその結果に応じてモニタ室から即座に
扉114a〜115bの開放操作を指示しあるいは窓口
での精算操作や定期乗車券の再発行指示を行う一方、必
要に応じて該当する読取りヘッド27や乗車券発行装置
(図示せず)等のメンテナンスを指示出来、乗降者を待
たせる事が無く、特に混雑時にあっては乗降者の流れを
滞らせる事無く混乱を回避出来、駅員がロック解除のた
め装置本体111、112迄行く回数も著しく減少さ
れ、より効率好く省力化を実施できる。更に自動改札装
置111、112等のメンテナンスを必要に応じて適宜
行う事が出来、迅速なメンテナンスによりより一層の省
力化が図られる。
【0071】尚、本発明は、上記実施例に限られるもの
では無く、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であ
って、鉄道業務に限らず例えば劇場や駐車場あるいは航
空、船舶業務等の精算や改札業務に適用することができ
る。又撮影手段の構成も任意であり、例えば自動改札装
置にあっては、改札口周辺の駅構内を撮影するテレビカ
メラを兼用し、通過路の閉鎖時に乗降者に券を撮影可能
な所定の位置に載置してもらい、その印刷表示を撮影す
る等しても良い。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、自
動精算装置あるいは自動改札装置等の装置本体側にて、
判定手段により券が不適性であると判断され、業務が中
断された場合に、装置本体から離れた場所において、表
示手段上で券の記録情報及び券の印刷表示画像の両方の
画像を同一画面上で同時に目視出来る。従って駅員は各
種装置迄行かなくても、離れた場所において券の適否を
正確に判断することが出来ると共に、券が不適性と判断
された原因を容易且つ迅速に判明する事が出来る。そし
てこの判断に従い装置本体に対し、離れた場所から指示
を伝送出来るので、装置本体側の利用者を待たせる事が
無く、中断された業務を再開したり、利用者への適確な
指示を行うことが出来サ−ビス性を向上出来ると共に、
装置本体及び発券装置等の省力化機器のメンテナンスを
適宜に行え、メンテナンス性も向上出来より一層の省力
化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の装置本体の外観を概略
的に示す斜視である。
【図2】本発明の第1の実施例の全体的な構成を概略的
に示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施例の普通乗車券を示す斜視
である。
【図4】本発明の第1の実施例の端末装置を示す概略斜
視図である。
【図5】本発明の第2の実施例の装置本体を示す平面図
である。
【図6】本発明の第2の実施例の装置本体を示し通過路
側から見た側面図である。
【図7】本発明の第2の実施例の装置本体の内部を示す
構成図である。
【図8】本発明の第2の実施例のモニタテレビ上の表示
例である。
【図9】本発明の第2の実施例の制御系を示すブロック
図である。
【符号の説明】
10…自動精算装置 11…装置本体 24…搬送装置 27…磁気ヘッド 30…ビデオカメラ 34…端末装置 37…制御装置 38…モニタテレビ 110…自動改札装置 111、112…第1及び第2の装置本体 114a、114b…第1の扉 115a、115b…第2の扉 122…乗車券 136…読取りヘッド 1154…ビデオカメラ 151…伝送装置 142…端末装置 153…モニタテレビ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投入された記憶媒体を、所定方向に搬送
    する搬送手段と、前記搬送手段による搬送路中に設けら
    れ前記記憶媒体に記録される記録情報を読取る読取り手
    段と、この読取り手段により読取られた前記記録情報が
    正しいか否かを判定する判定手段と、前記記憶媒体の印
    刷表示を撮影する撮影手段と、前記読取り手段により読
    み取られた前記記録情報及び前記撮影手段により撮影さ
    れた印刷表示画像を同時に同一画面に表示する表示手段
    とを具備する事を特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 投入部から投入された券を、所定方向に
    搬送する搬送手段を有し精算カ−ドを発行する装置本体
    と、前記搬送手段による搬送路中に設けられ前記券に記
    録される記録情報を読取る読取り手段と、この読取り手
    段により読取られた前記記録情報が正しいか否かを判定
    する判定手段と、前記装置本体に取着され前記判定手段
    による判定結果に応じて前記精算カ−ドを発行するかあ
    るいは発行停止をする精算カ−ド発行手段と、前記券の
    印刷表示を撮影する撮影手段と、前記読取り手段により
    読取られた前記記録情報及び前記撮影手段により撮影さ
    れた印刷表示画像を前記装置本体から遠隔な位置に伝送
    する伝送手段と、この伝送手段に接続され前記記録情報
    及び前記印刷表示画像を同時に同一画面に表示する表示
    手段と、この表示手段の表示に対応し、前記精算カ−ド
    発行手段による精算カ−ドの発行あるいは発行停止を遠
    隔制御する遠隔制御手段とを具備する事を特徴とする自
    動精算装置。
  3. 【請求項3】 通過者により投入部から投入された券
    を、所定位置に搬送する搬送手段を有し前記通過者の通
    過路を形成する装置本体と、前記搬送手段による搬送路
    中に設けられ前記券に記録される記録情報を読取る読取
    り手段と、この読取り手段により読取られた前記記録情
    報が正しいか否かを判定する判定手段と、前記装置本体
    に取着され前記判定手段による判定結果に応じて前記通
    過路を開放あるいは閉鎖する開閉手段と、前記券の印刷
    表示を撮影する撮影手段と、前記読取り手段により読取
    られた前記記録情報及び前記撮影手段により撮影された
    印刷表示画像を前記装置本体から遠隔な位置に伝送する
    伝送手段と、この伝送手段に接続され前記記録情報及び
    前記印刷表示画像を同時に同一画面に表示する表示手段
    と、この表示手段の表示に対応し、前記開閉手段の開放
    あるいは閉鎖を遠隔制御する遠隔制御手段とを具備する
    事を特徴とする自動改札装置。
JP11782192A 1992-05-12 1992-05-12 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置 Pending JPH05314335A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782192A JPH05314335A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11782192A JPH05314335A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05314335A true JPH05314335A (ja) 1993-11-26

Family

ID=14721094

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11782192A Pending JPH05314335A (ja) 1992-05-12 1992-05-12 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05314335A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083324A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Takamisawa Cybernetics Co Ltd 駅務装置
JP2008225881A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Jr East Mechatronics Co Ltd 駅務システム及び駅務処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002083324A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Takamisawa Cybernetics Co Ltd 駅務装置
JP2008225881A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Jr East Mechatronics Co Ltd 駅務システム及び駅務処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6732924B2 (en) Automatic ticket checking apparatus
TW480463B (en) Automatic ticket gate apparatus
JPH05314335A (ja) 表示装置、自動精算装置及び自動改札装置
KR100397302B1 (ko) 주차장의 입출고 차량 관리시스템
JP3340587B2 (ja) 遠隔監視制御による自動改札機
JPH0714038A (ja) 自動改札装置
JP2001195615A (ja) 乗車券類処理装置および乗車券類処理システム
JP2555532B2 (ja) 遠隔対応型券売機システム
JP3967413B2 (ja) 自動改札システム
JP3029411B2 (ja) 自動改札システム
JP2000215328A (ja) 駅務システム
JP4091393B2 (ja) 自動改札装置
JP4265759B2 (ja) 自動改札機
JP4594479B2 (ja) 自動改集札装置
KR940008127B1 (ko) 자동거래 장치 및 자동거래 방법
KR200239253Y1 (ko) 차량 번호판 화상을 저장하는 주차관리 시스템
JP4202497B2 (ja) 自動改札装置
JP3773030B2 (ja) 自動改札装置および自動改札システム
JPH1074274A (ja) 自動改札システム
JPH11224355A (ja) 自動改札機と自動改札方法
JP4828734B2 (ja) 自動改札機と自動改札方法
JPH1097653A (ja) 自動改札システム
KR100510823B1 (ko) 차량 번호판 화상을 저장하는 주차관리 시스템
JP2000099777A (ja) 自動改札装置
JP2000057388A (ja) 自動改札装置及び駅務システム