JPH0531381A - 回転式選別機構型の籾摺選別機 - Google Patents
回転式選別機構型の籾摺選別機Info
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- JPH0531381A JPH0531381A JP3192991A JP19299191A JPH0531381A JP H0531381 A JPH0531381 A JP H0531381A JP 3192991 A JP3192991 A JP 3192991A JP 19299191 A JP19299191 A JP 19299191A JP H0531381 A JPH0531381 A JP H0531381A
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Abstract
(57)【要約】
［目的］この発明は、摺落米風選部Ｂを上位に、回転式
選別機構型の混合米選別部Ｃを下位に配置し、摺落米風
選部Ｂからの摺落米供給の合理化及び混合米選別部での
選別後の穀粒処理の合理化を図る。 ［構成］摺落米風選部Ｂの摺落米受樋１３の摺落米を機
体の左右一側に搬送して下方の混合米選別部Ｃの回転選
別筒１９，１９の供給側に供給し、回転選別筒１９，１
９の排出側下方には回転選別筒１９，１９から取り出さ
れた玄米を共に前後方向に移送する玄米移送樋２７を設
けると共に、この玄米移送樋２７の上方に斜設されてい
る籾還元流路３２を経由して回転選別筒１９，１９の選
別後の穀粒を籾摺部Ａに還元する。 ［効果］摺落米風選部Ｂが上方に位置しているから下方
の回転選別筒１９，１９への混合米の供給が容易とな
り、また、籾還元流路３２の下方空間を有効利用して玄
米移送樋２７が配置されることとなつて、機体構成のコ
ンパクト化を図ることができる。
選別機構型の混合米選別部Ｃを下位に配置し、摺落米風
選部Ｂからの摺落米供給の合理化及び混合米選別部での
選別後の穀粒処理の合理化を図る。 ［構成］摺落米風選部Ｂの摺落米受樋１３の摺落米を機
体の左右一側に搬送して下方の混合米選別部Ｃの回転選
別筒１９，１９の供給側に供給し、回転選別筒１９，１
９の排出側下方には回転選別筒１９，１９から取り出さ
れた玄米を共に前後方向に移送する玄米移送樋２７を設
けると共に、この玄米移送樋２７の上方に斜設されてい
る籾還元流路３２を経由して回転選別筒１９，１９の選
別後の穀粒を籾摺部Ａに還元する。 ［効果］摺落米風選部Ｂが上方に位置しているから下方
の回転選別筒１９，１９への混合米の供給が容易とな
り、また、籾還元流路３２の下方空間を有効利用して玄
米移送樋２７が配置されることとなつて、機体構成のコ
ンパクト化を図ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、回転式選別機構型の
籾摺選別機に関するものである。
籾摺選別機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】籾摺をする籾摺部，籾摺部からの摺落米
を風選する摺落米風選部，籾・玄米の混合米を選別する
回転式選別機構型の混合米選別部及び揚穀搬送部から構
成されている籾摺選別機がある。
を風選する摺落米風選部，籾・玄米の混合米を選別する
回転式選別機構型の混合米選別部及び揚穀搬送部から構
成されている籾摺選別機がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる籾摺選別機において、籾摺部からの摺落米を風選す
る摺落米風選部を上位に配し、摺落米風選部で風選され
た混合米を選別する回転式選別機構型の混合米選別部を
下位に配するにあたり、摺落米風選部からの摺落米供給
の合理化及び混合米選別部での選別後の穀粒処理の合理
化を図ろうとするものである。
いる籾摺選別機において、籾摺部からの摺落米を風選す
る摺落米風選部を上位に配し、摺落米風選部で風選され
た混合米を選別する回転式選別機構型の混合米選別部を
下位に配するにあたり、摺落米風選部からの摺落米供給
の合理化及び混合米選別部での選別後の穀粒処理の合理
化を図ろうとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺部Ａで籾摺された
籾・玄米及び籾殻の混合している摺落米を風選する摺落
米風選部Ｂを上位に、摺落米風選部Ｂで風選された混合
米を選別する回転式選別機構型の混合米選別部Ｃを下位
に夫れ夫れ配置すると共に、混合米選別部Ｃの複数の回
転選別筒１９，１９を上位の摺落米風選部Ｂの選別風の
流れる前後方向に対して略々直交する横方向に配置し、
摺落米風選部Ｂの摺落米受樋１３の摺落米を機体の左右
一側に搬送して下方の回転選別筒１９，１９の一側であ
る供給側に供給する構成とし、回転選別筒１９，１９の
排出側下方には回転選別筒１９，１９から取り出された
玄米を共に前後方向に移送する玄米移送樋２７を設ける
と共に、この玄米移送樋２７の上方に斜設されている籾
還元流路３２を経由して回転選別筒１９，１９の選別後
の穀粒を籾摺部Ａに還元する構成としたことを特徴とす
る回転式選別機構型の籾摺選別機の構成としたものであ
る。
従来技術のもつ問題点を解決するために、次の技術的手
段を講じた。即ち、この発明は、籾摺部Ａで籾摺された
籾・玄米及び籾殻の混合している摺落米を風選する摺落
米風選部Ｂを上位に、摺落米風選部Ｂで風選された混合
米を選別する回転式選別機構型の混合米選別部Ｃを下位
に夫れ夫れ配置すると共に、混合米選別部Ｃの複数の回
転選別筒１９，１９を上位の摺落米風選部Ｂの選別風の
流れる前後方向に対して略々直交する横方向に配置し、
摺落米風選部Ｂの摺落米受樋１３の摺落米を機体の左右
一側に搬送して下方の回転選別筒１９，１９の一側であ
る供給側に供給する構成とし、回転選別筒１９，１９の
排出側下方には回転選別筒１９，１９から取り出された
玄米を共に前後方向に移送する玄米移送樋２７を設ける
と共に、この玄米移送樋２７の上方に斜設されている籾
還元流路３２を経由して回転選別筒１９，１９の選別後
の穀粒を籾摺部Ａに還元する構成としたことを特徴とす
る回転式選別機構型の籾摺選別機の構成としたものであ
る。
【０００５】
【実施例】以下、図面に示すこの発明の実施例について
説明する。まず、実施例の構成について説明する。この
籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部Ａ，籾摺部Ａからの摺
落米を風選する摺落米風選部Ｂ，摺落米風選部Ｂでの風
選後の混合米を選別する回転式選別機構型の混合米選別
部Ｃ，これら構成部分間の穀粒搬送あるいは穀粒の機外
取出をする揚穀搬送部Ｄにより、ブロック構成されてい
て、籾摺部Ａを前下部に配置し、籾摺部Ａの一側部に揚
穀搬送部Ｄの混合米揚穀機１を配置し、後下部には混合
米選別部Ｃを、また、後上部には摺落米風選部Ｂを夫れ
夫れ配置し、機体の最後部には揚穀搬送部Ｄの玄米揚穀
機２を配置する構成である。
説明する。まず、実施例の構成について説明する。この
籾摺選別機は、籾摺をする籾摺部Ａ，籾摺部Ａからの摺
落米を風選する摺落米風選部Ｂ，摺落米風選部Ｂでの風
選後の混合米を選別する回転式選別機構型の混合米選別
部Ｃ，これら構成部分間の穀粒搬送あるいは穀粒の機外
取出をする揚穀搬送部Ｄにより、ブロック構成されてい
て、籾摺部Ａを前下部に配置し、籾摺部Ａの一側部に揚
穀搬送部Ｄの混合米揚穀機１を配置し、後下部には混合
米選別部Ｃを、また、後上部には摺落米風選部Ｂを夫れ
夫れ配置し、機体の最後部には揚穀搬送部Ｄの玄米揚穀
機２を配置する構成である。
【０００６】籾摺部Ａは、籾ホッパ３，籾摺ロール４，
４，拡散板（図示省略）の内装されている籾摺室５，摺
落米流下板６等で構成されていて、この摺落米流下板６
から流下した籾・玄米・籾殻の混合した摺落米は、摺落
米ラセン７で横一側方に搬送されて、揚穀搬送部Ｄのバ
ケット型混合米揚穀機１の下部に流入する構成である。
４，拡散板（図示省略）の内装されている籾摺室５，摺
落米流下板６等で構成されていて、この摺落米流下板６
から流下した籾・玄米・籾殻の混合した摺落米は、摺落
米ラセン７で横一側方に搬送されて、揚穀搬送部Ｄのバ
ケット型混合米揚穀機１の下部に流入する構成である。
【０００７】次に、摺落米風選部Ｂについて説明する。
摺落米風選部Ｂを構成する摺落米風選箱体８の前側上部
には、摺落米ホッパ９を配置して、この摺落米ホッパ９
はバネ１０で上下動自在に支持されていて、揚穀搬送部
Ｄの混合米揚穀機１からの摺落米が供給される構成であ
る。この摺落米風選箱体８には、摺落米ホッパ９の下方
を選別始端側とし、後部上方向けてに斜設されている摺
落米風選路１１が設けられていて、摺落米風選路１１の
下方には、粃米を受ける粃米受樋１２，選別された摺落
米を受ける摺落米受樋１３が構成されている。この摺落
米ホッパ９の流下口は、摺落米風選路１１の幅と略々同
幅に構成に構成されていて、摺落米風選路１１の全幅に
摺落米が落下供給される構成である。１４は選別風の流
入する吸気口であり、１５は吸引フアンであり、１６は
排塵筒である。１７は粃米受樋１２から流下した粃米を
機体の一側に搬送する粃米ラセンであり、１８は摺落米
受樋１３の底部に設けられている摺落米ラセンである。
摺落米風選箱体８に設けられている摺落米ホッパ９は、
バネ１０により上下動自在に支持されていて、この摺落
米ホッパ９はロッドやアーム等の連動部材（図示省略）
を介して籾摺部Ａの籾供給調節弁（図示省略）と連動さ
れていて、摺落米ホッパ９の穀粒量により籾供給調節弁
（図示省略）が関連的に増減調節される構成である。
摺落米風選部Ｂを構成する摺落米風選箱体８の前側上部
には、摺落米ホッパ９を配置して、この摺落米ホッパ９
はバネ１０で上下動自在に支持されていて、揚穀搬送部
Ｄの混合米揚穀機１からの摺落米が供給される構成であ
る。この摺落米風選箱体８には、摺落米ホッパ９の下方
を選別始端側とし、後部上方向けてに斜設されている摺
落米風選路１１が設けられていて、摺落米風選路１１の
下方には、粃米を受ける粃米受樋１２，選別された摺落
米を受ける摺落米受樋１３が構成されている。この摺落
米ホッパ９の流下口は、摺落米風選路１１の幅と略々同
幅に構成に構成されていて、摺落米風選路１１の全幅に
摺落米が落下供給される構成である。１４は選別風の流
入する吸気口であり、１５は吸引フアンであり、１６は
排塵筒である。１７は粃米受樋１２から流下した粃米を
機体の一側に搬送する粃米ラセンであり、１８は摺落米
受樋１３の底部に設けられている摺落米ラセンである。
摺落米風選箱体８に設けられている摺落米ホッパ９は、
バネ１０により上下動自在に支持されていて、この摺落
米ホッパ９はロッドやアーム等の連動部材（図示省略）
を介して籾摺部Ａの籾供給調節弁（図示省略）と連動さ
れていて、摺落米ホッパ９の穀粒量により籾供給調節弁
（図示省略）が関連的に増減調節される構成である。
【０００８】次に、回転式選別機構型で構成されている
混合米選別部Ｃについて説明する。摺落米風選部Ｂの下
位に配置されている回転式選別機構型の混合米選別部Ｃ
は、複数の回転選別筒１９，１９を上位の摺落米風選部
Ｂの選別風の流れる前後方向（図１の左右方向）に対し
て略々直交する横方向に沿わせて配置し、摺落米受樋１
３の摺落米ラセン１８で機体一側に搬送された摺落米
が、混合米ホッパ２０，摺落米分配流路２１，２１を経
て回転選別筒１９，１９の一側である供給側に供給する
構成である。回転選別筒１９，１９は供給側及び排出側
の前後に位置する駆動ロ−ラ２２，２２，…で夫れ夫れ
支持されると共に、回転駆動される構成である。回転選
別筒１９，１９内には、回転選別筒１９の壷穴で掻き上
げられた玄米を受ける玄米受樋２３，２３及び籾・玄米
の混合米を受ける混合米受樋２４，２４配置している。
そして、この玄米受樋２３，２３に受けられた玄米は、
玄米ラセン２５で回転選別筒１９，１９の排出側に搬送
されて、玄米流路２６，２６を経て回転選別筒１９，１
９の排出側下方に設けられていて、且つ、機体前後方向
に沿った玄米移送樋２７に合流されると共に、機体後方
に搬送されて、玄米揚穀機２の下部に流入し、機外に取
り出される構成であり、また、混合米受樋２４，２４に
受けられた混合米は、回転選別筒１９の排出側に混合米
ラセン２８で搬送され、玄米移送樋２７に沿って設けら
れている混合米移送樋２９に合流供給されて、機体前方
に搬送されて、混合米揚穀機１の下部に流入し、摺落米
ホッパ９に揚穀される構成である。この回転選別筒１
９，１９の排出側端部には、籾汲上筒体３０，３０を取
り付け、回転選別筒１９，１９の排出側に流動した選別
後の籾を主体とした穀粒は、籾汲上筒体３０，３０に汲
上られて、上方の籾還元受樋３１，３１に受けられて籾
還元流路３２に合流し、揚穀搬送部Ｄの籾揚穀機３３で
揚穀されて籾摺部Ａに還元され、再度の籾摺がされる構
成である。
混合米選別部Ｃについて説明する。摺落米風選部Ｂの下
位に配置されている回転式選別機構型の混合米選別部Ｃ
は、複数の回転選別筒１９，１９を上位の摺落米風選部
Ｂの選別風の流れる前後方向（図１の左右方向）に対し
て略々直交する横方向に沿わせて配置し、摺落米受樋１
３の摺落米ラセン１８で機体一側に搬送された摺落米
が、混合米ホッパ２０，摺落米分配流路２１，２１を経
て回転選別筒１９，１９の一側である供給側に供給する
構成である。回転選別筒１９，１９は供給側及び排出側
の前後に位置する駆動ロ−ラ２２，２２，…で夫れ夫れ
支持されると共に、回転駆動される構成である。回転選
別筒１９，１９内には、回転選別筒１９の壷穴で掻き上
げられた玄米を受ける玄米受樋２３，２３及び籾・玄米
の混合米を受ける混合米受樋２４，２４配置している。
そして、この玄米受樋２３，２３に受けられた玄米は、
玄米ラセン２５で回転選別筒１９，１９の排出側に搬送
されて、玄米流路２６，２６を経て回転選別筒１９，１
９の排出側下方に設けられていて、且つ、機体前後方向
に沿った玄米移送樋２７に合流されると共に、機体後方
に搬送されて、玄米揚穀機２の下部に流入し、機外に取
り出される構成であり、また、混合米受樋２４，２４に
受けられた混合米は、回転選別筒１９の排出側に混合米
ラセン２８で搬送され、玄米移送樋２７に沿って設けら
れている混合米移送樋２９に合流供給されて、機体前方
に搬送されて、混合米揚穀機１の下部に流入し、摺落米
ホッパ９に揚穀される構成である。この回転選別筒１
９，１９の排出側端部には、籾汲上筒体３０，３０を取
り付け、回転選別筒１９，１９の排出側に流動した選別
後の籾を主体とした穀粒は、籾汲上筒体３０，３０に汲
上られて、上方の籾還元受樋３１，３１に受けられて籾
還元流路３２に合流し、揚穀搬送部Ｄの籾揚穀機３３で
揚穀されて籾摺部Ａに還元され、再度の籾摺がされる構
成である。
【０００９】なお、この実施例では、図２に示すよう
に、玄米移送樋２７を後方に配置し、混合米移送樋２９
を前方に位置するように並列配置し、これらの上方に籾
還元流路３２が位置する構成であるが、玄米移送樋２７
と混合米移送樋２９の前後を入れ替える構成としてもよ
く、また、混合米受樋２４内の混合米ラセン２８を回転
選別筒１９の供給側に搬送して、回転選別筒１９の供給
側に再供給する構成としてもよい。また、図３及び図４
に示すように、回転選別筒１９における玄米受樋２３の
玄米ラセン２５を回転選別筒１９の供給側に搬送する構
成として、玄米流路２６，機体の左右一側で且つ前後方
向に設けられている玄米移送樋２７を介して機外に取り
出し、回転選別筒１９，１９の排出側には、混合米移送
樋２９及び籾還元受樋３１，籾還元流路３２を設ける構
成としてもよい。また、駆動ロ−ラ２２，２２，…で回
転選別筒１９，１９を駆動するにあたり、図１の実施例
では、中間部の駆動ロ−ラ２２で前後の回転選別筒１
９，１９を駆動し、伝動構成を簡素化する構成である
が、前方，中間，後方の３本の駆動軸３４，３４，…に
取り付けられている駆動ロ−ラ２２，２２，…全体で駆
動する構成としてもよく、また、中間の駆動ロ−ラ２２
を他と同様の小径のものとして駆動する構成としてもよ
い。また、図５に示すように、回転選別筒１９，１９を
前後に配置するにあたり、上下にずらせて駆動ロ−ラ２
２，２２，…に載置する構成とすると、機体の前後方向
（図５で左右方向）の長さを短くし、機体全体をコンパ
クト化できる。
に、玄米移送樋２７を後方に配置し、混合米移送樋２９
を前方に位置するように並列配置し、これらの上方に籾
還元流路３２が位置する構成であるが、玄米移送樋２７
と混合米移送樋２９の前後を入れ替える構成としてもよ
く、また、混合米受樋２４内の混合米ラセン２８を回転
選別筒１９の供給側に搬送して、回転選別筒１９の供給
側に再供給する構成としてもよい。また、図３及び図４
に示すように、回転選別筒１９における玄米受樋２３の
玄米ラセン２５を回転選別筒１９の供給側に搬送する構
成として、玄米流路２６，機体の左右一側で且つ前後方
向に設けられている玄米移送樋２７を介して機外に取り
出し、回転選別筒１９，１９の排出側には、混合米移送
樋２９及び籾還元受樋３１，籾還元流路３２を設ける構
成としてもよい。また、駆動ロ−ラ２２，２２，…で回
転選別筒１９，１９を駆動するにあたり、図１の実施例
では、中間部の駆動ロ−ラ２２で前後の回転選別筒１
９，１９を駆動し、伝動構成を簡素化する構成である
が、前方，中間，後方の３本の駆動軸３４，３４，…に
取り付けられている駆動ロ−ラ２２，２２，…全体で駆
動する構成としてもよく、また、中間の駆動ロ−ラ２２
を他と同様の小径のものとして駆動する構成としてもよ
い。また、図５に示すように、回転選別筒１９，１９を
前後に配置するにあたり、上下にずらせて駆動ロ−ラ２
２，２２，…に載置する構成とすると、機体の前後方向
（図５で左右方向）の長さを短くし、機体全体をコンパ
クト化できる。
【００１０】次に、実施例の作用について説明する。籾
摺選別機で籾摺選別作業をする場合には、機体の回転各
部を駆動し、籾ホッパ３に籾を供給し、籾摺部Ａの籾供
給調節弁（図示省略）を開けると、籾が籾摺ロール４，
４に供給され、互いに反対方向に回転している籾摺ロー
ル４，４で籾摺され、拡散板（図示省略）で拡散された
摺落米は摺落米流下板６上を流下する。次いで、籾・玄
米・籾殻の混合している摺落米は、摺落米ラセン７で横
側方に搬送されて、揚穀搬送部Ｄの混合米揚穀機１の下
部に流入し、揚穀されて摺落米ホッパ９に供給される。
摺選別機で籾摺選別作業をする場合には、機体の回転各
部を駆動し、籾ホッパ３に籾を供給し、籾摺部Ａの籾供
給調節弁（図示省略）を開けると、籾が籾摺ロール４，
４に供給され、互いに反対方向に回転している籾摺ロー
ル４，４で籾摺され、拡散板（図示省略）で拡散された
摺落米は摺落米流下板６上を流下する。次いで、籾・玄
米・籾殻の混合している摺落米は、摺落米ラセン７で横
側方に搬送されて、揚穀搬送部Ｄの混合米揚穀機１の下
部に流入し、揚穀されて摺落米ホッパ９に供給される。
【００１１】次いで、摺落米ホッパ９の幅広の流下口か
ら摺落米は下方の摺落米風選路１１の幅全体に落下し、
摺落米風選路１１を流れている選別風により選別され、
軽い籾殻は摺落米風選路１１の終端側に流れ、吸引フア
ン１５及び排塵筒１６を経て機外に排出され、また、比
較的軽い粃米は粃米受樋１２に落下選別され、また、重
い籾・玄米の混合米は摺落米受樋１３に流下選別され、
次いで摺落米ラセン１８で横一側に搬送され、混合米ホ
ッパ２０，摺落米分配流路２１を経て、回転選別筒１
９，１９に供給される。
ら摺落米は下方の摺落米風選路１１の幅全体に落下し、
摺落米風選路１１を流れている選別風により選別され、
軽い籾殻は摺落米風選路１１の終端側に流れ、吸引フア
ン１５及び排塵筒１６を経て機外に排出され、また、比
較的軽い粃米は粃米受樋１２に落下選別され、また、重
い籾・玄米の混合米は摺落米受樋１３に流下選別され、
次いで摺落米ラセン１８で横一側に搬送され、混合米ホ
ッパ２０，摺落米分配流路２１を経て、回転選別筒１
９，１９に供給される。
【００１２】複数の回転選別筒１９，１９に供給された
穀粒は、供給側から順次排出側に流動する過程で、回転
選別筒１９の壷穴により掻き上げ選別されて、粒長の短
い玄米は高く掻き上げられて玄米受樋２３，２３に落下
選別され、また、粒長の長い籾及び一部の玄米の混合米
は低く掻き上げられて混合米受樋２４，２４に落下選別
される。このようにして、玄米受樋２３，２３に選別さ
れた玄米は、玄米ラセン２５で回転選別筒１９，１９の
排出側に搬送されて、玄米流路２６，２６を経て玄米移
送樋２７に流下合流し、機体後方に搬送されて玄米揚穀
機２により機外に取り出され、また、混合米受樋２４，
２４に受けられた混合米は、混合米ラセン２８，２８で
回転選別筒１９の排出側に搬送され、混合米移送樋２９
に流下合流して機体前方に搬送され、混合米揚穀機１で
摺落米ホッパ９に揚穀され、摺落米風選部Ｂを通過する
過程で風選された後に回転選別筒１９，１９に供給され
て再選別される。また、回転選別筒１９，１９の排出側
に流動した選別後の籾を主体とした穀粒は、籾汲上筒体
３０，３０に流入して汲上られ、籾還元受樋３１，３１
及び籾還元流路３２を経て、籾揚穀機３３で揚穀されて
籾摺部Ａに還元され、再度の籾摺がされる。
穀粒は、供給側から順次排出側に流動する過程で、回転
選別筒１９の壷穴により掻き上げ選別されて、粒長の短
い玄米は高く掻き上げられて玄米受樋２３，２３に落下
選別され、また、粒長の長い籾及び一部の玄米の混合米
は低く掻き上げられて混合米受樋２４，２４に落下選別
される。このようにして、玄米受樋２３，２３に選別さ
れた玄米は、玄米ラセン２５で回転選別筒１９，１９の
排出側に搬送されて、玄米流路２６，２６を経て玄米移
送樋２７に流下合流し、機体後方に搬送されて玄米揚穀
機２により機外に取り出され、また、混合米受樋２４，
２４に受けられた混合米は、混合米ラセン２８，２８で
回転選別筒１９の排出側に搬送され、混合米移送樋２９
に流下合流して機体前方に搬送され、混合米揚穀機１で
摺落米ホッパ９に揚穀され、摺落米風選部Ｂを通過する
過程で風選された後に回転選別筒１９，１９に供給され
て再選別される。また、回転選別筒１９，１９の排出側
に流動した選別後の籾を主体とした穀粒は、籾汲上筒体
３０，３０に流入して汲上られ、籾還元受樋３１，３１
及び籾還元流路３２を経て、籾揚穀機３３で揚穀されて
籾摺部Ａに還元され、再度の籾摺がされる。
【００１３】このように構成されているので、上方に位
置している摺落米風選部Ｂから下方の回転選別筒１９，
１９への混合米の供給が容易化されると共に、回転選別
筒１９，１９での選別後の籾の処理にあたつては、回転
選別筒１９，１９の玄米受樋２３，２３に選別された玄
米を受けて機体の前後方向に搬送する玄米移送樋２７の
上方に斜設されている籾還元流路３２を経て、回転選別
筒１９，１９の選別後の穀粒が、籾摺部Ａに還元される
構成としているので、籾還元流路３２の下方空間を有効
利用して玄米移送樋２７、混合米移送樋２９が配置され
ることとなつて、機体構成のコンパクト化を図ることが
できる。
置している摺落米風選部Ｂから下方の回転選別筒１９，
１９への混合米の供給が容易化されると共に、回転選別
筒１９，１９での選別後の籾の処理にあたつては、回転
選別筒１９，１９の玄米受樋２３，２３に選別された玄
米を受けて機体の前後方向に搬送する玄米移送樋２７の
上方に斜設されている籾還元流路３２を経て、回転選別
筒１９，１９の選別後の穀粒が、籾摺部Ａに還元される
構成としているので、籾還元流路３２の下方空間を有効
利用して玄米移送樋２７、混合米移送樋２９が配置され
ることとなつて、機体構成のコンパクト化を図ることが
できる。
【００１４】
【発明の効果】上述のように、この発明は、上方に位置
している摺落米風選部Ｂから下方の回転選別筒１９，１
９への混合米の供給が容易化されると共に、混合米選別
部Ｂの回転選別筒１９，１９での選別後の籾の処理が、
回転選別筒１９，１９の選別後の玄米を機体の前後方向
に搬送する玄米移送樋２７の上方に斜設されている籾還
元流路３２を経て籾摺部Ａに還元される構成としている
ので、籾還元流路３２の下方空間を有効利用して玄米移
送樋２７が配置されることとなって、機体構成のコンパ
クト化を図ることができる。
している摺落米風選部Ｂから下方の回転選別筒１９，１
９への混合米の供給が容易化されると共に、混合米選別
部Ｂの回転選別筒１９，１９での選別後の籾の処理が、
回転選別筒１９，１９の選別後の玄米を機体の前後方向
に搬送する玄米移送樋２７の上方に斜設されている籾還
元流路３２を経て籾摺部Ａに還元される構成としている
ので、籾還元流路３２の下方空間を有効利用して玄米移
送樋２７が配置されることとなって、機体構成のコンパ
クト化を図ることができる。
【図１】切断側面図
【図２】切断背面図
【図３】切断側面図
【図４】切断背面図
【図５】切断側面図
Ａ 籾摺部 Ｂ 摺落米風選部 Ｃ 混合米選別部 Ｄ 揚穀搬送部 １ 混合米揚穀機 ２ 玄米揚穀機 ３ 籾ホッパ ４ 籾摺ロール ５ 籾摺室 ６ 摺落米流下板 ７ 摺落米ラセン ８ 摺落米風選箱 ９ 摺落米ホッパ １０ バネ １１ 摺落米風選路 １２ 粃米受樋 １３ 摺落米受樋 １４ 吸気口 １５ 吸引フアン １６ 排塵筒 １７ 粃米ラセン １８ 摺落米ラセン １９ 回転選別筒 ２０ 混合米ホッパ ２１ 摺落米分配流路 ２２ 駆動ロ−ラ ２３ 玄米受樋 ２４ 混合米受樋 ２５ 玄米ラセン ２６ 玄米流路 ２７ 玄米移送樋 ２８ 混合米ラセン ２９ 混合米移送樋 ３０ 籾汲上筒体 ３１ 籾還元受樋 ３２ 籾還元流路 ３３ 籾揚穀機
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 籾摺部Ａで籾摺された籾・玄米及び籾殻
の混合している摺落米を風選する摺落米風選部Ｂを上位
に、摺落米風選部Ｂで風選された混合米を選別する回転
式選別機構型の混合米選別部Ｃを下位に夫れ夫れ配置す
ると共に、混合米選別部Ｃの複数の回転選別筒１９，１
９を上位の摺落米風選部Ｂの選別風の流れる前後方向に
対して略々直交する横方向に沿わせて配置し、摺落米風
選部Ｂの摺落米受樋１３の摺落米を機体の左右一側に搬
送して下方の回転選別筒１９，１９の一側である供給側
に供給する構成とし、回転選別筒１９，１９の排出側下
方には回転選別筒１９，１９から取り出された玄米を共
に前後方向に移送する玄米移送樋２７を設けると共に、
この玄米移送樋２７の上方に斜設されている籾還元流路
３２を経由して回転選別筒１９，１９の選別後の穀粒を
籾摺部Ａに還元する構成としたことを特徴とする回転式
選別機構型の籾摺選別機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3192991A JPH0531381A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 回転式選別機構型の籾摺選別機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3192991A JPH0531381A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 回転式選別機構型の籾摺選別機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0531381A true JPH0531381A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16300411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3192991A Pending JPH0531381A (ja) | 1991-08-01 | 1991-08-01 | 回転式選別機構型の籾摺選別機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0531381A (ja) |
-
1991
- 1991-08-01 JP JP3192991A patent/JPH0531381A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081121 |
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