JPH05313540A - 画像形成装置のクリーニング装置 - Google Patents
画像形成装置のクリーニング装置Info
- Publication number
- JPH05313540A JPH05313540A JP11460192A JP11460192A JPH05313540A JP H05313540 A JPH05313540 A JP H05313540A JP 11460192 A JP11460192 A JP 11460192A JP 11460192 A JP11460192 A JP 11460192A JP H05313540 A JPH05313540 A JP H05313540A
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- JP
- Japan
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- carrier
- toner
- photoconductor
- transfer
- image forming
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- Pending
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】感光体上に付着したキャリヤの電荷を効果的に
除去することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感
光体の寿命をのばして長期に安定したコピー質を得る。 【構成】導電性を有するキャリヤを現像剤として使用
し、クリーニングブレード33を用いて転写後のトナー
を除去する画像形成装置において、クリーニングブレー
ド33よりも感光体移動方向上流側で感光体11に接触
するシール部材31を設け、シール部材31を導電性フ
ィルムで構成するとともに、シール部材31と感光体1
1との接触幅Nを5〜15mm、シール部材31に印加す
る交流バイアスを200〜1000Hz、400〜10
00Vとする。
除去することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感
光体の寿命をのばして長期に安定したコピー質を得る。 【構成】導電性を有するキャリヤを現像剤として使用
し、クリーニングブレード33を用いて転写後のトナー
を除去する画像形成装置において、クリーニングブレー
ド33よりも感光体移動方向上流側で感光体11に接触
するシール部材31を設け、シール部材31を導電性フ
ィルムで構成するとともに、シール部材31と感光体1
1との接触幅Nを5〜15mm、シール部材31に印加す
る交流バイアスを200〜1000Hz、400〜10
00Vとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真複写機、プリ
ンタ、ファックス等の画像形成装置において、感光体上
に付着したトナーおよびキャリヤを除去するクリーニン
グ装置に関する。
ンタ、ファックス等の画像形成装置において、感光体上
に付着したトナーおよびキャリヤを除去するクリーニン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、カラー電子写真複写機の例を示
す構成図であり、自動原稿供給装置1、画像入力部2、
画像出力部3及び転写材供給部4からなる。カラー原稿
は、自動原稿供給装置1によりプラテンガラス5上に載
置される。画像入力部2は、イメージングユニット6、
該ユニットを駆動するためのワイヤ7、駆動プーリ9等
からなり、イメージングユニット6内のCCDラインセ
ンサ、カラーフィルタを用いて、4色フルカラーの場合
には、カラー原稿を光の原色であるB(青)、G
(緑)、R(赤)毎に読みとり、デジタル画像信号に変
換した後、この信号をトナーの原色であるY(イェロ
ー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K(ブラック)
に変換し、さらに、色、階調、精細度等の再現性を高め
るために、種々のデータ処理を施してカラーの階調トナ
ー信号をオン/オフの2値化信号に変換して画像出力部
3に出力する。
す構成図であり、自動原稿供給装置1、画像入力部2、
画像出力部3及び転写材供給部4からなる。カラー原稿
は、自動原稿供給装置1によりプラテンガラス5上に載
置される。画像入力部2は、イメージングユニット6、
該ユニットを駆動するためのワイヤ7、駆動プーリ9等
からなり、イメージングユニット6内のCCDラインセ
ンサ、カラーフィルタを用いて、4色フルカラーの場合
には、カラー原稿を光の原色であるB(青)、G
(緑)、R(赤)毎に読みとり、デジタル画像信号に変
換した後、この信号をトナーの原色であるY(イェロ
ー)、C(シアン)、M(マゼンダ)、K(ブラック)
に変換し、さらに、色、階調、精細度等の再現性を高め
るために、種々のデータ処理を施してカラーの階調トナ
ー信号をオン/オフの2値化信号に変換して画像出力部
3に出力する。
【0003】画像出力部3は、スキャナ10、感光体ド
ラム11を有し、感光体ドラム11の周囲には、感光体
ドラム11に一様に帯電させるための帯電器12、静電
潜像をトナー像に現像させるための現像装置13、トナ
ー像を転写材に転写させるための転写装置15、転写さ
れなかった残留トナーを回収するためのクリーニング装
置16が配置され、感光体ドラム11は電動モータによ
り図示矢印の如く回転駆動される。
ラム11を有し、感光体ドラム11の周囲には、感光体
ドラム11に一様に帯電させるための帯電器12、静電
潜像をトナー像に現像させるための現像装置13、トナ
ー像を転写材に転写させるための転写装置15、転写さ
れなかった残留トナーを回収するためのクリーニング装
置16が配置され、感光体ドラム11は電動モータによ
り図示矢印の如く回転駆動される。
【0004】スキャナ10のレーザ出力部10aにおい
て、前記画像入力部2からの例えばイェローの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射レンズ10dを介して感光体ドラム1
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。このイェ
ローの潜像が現像を経て転写材に転写されれば、感光体
ドラム11はクリーナ16により残留トナーが除去され
た後、帯電器12により帯電され、レーザ出力部10a
は、シアンの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、ブ
ラックの各画像信号の潜像を順番に形成させる。
て、前記画像入力部2からの例えばイェローの画像信号
を光信号に変換し、ポリゴンミラー10b、f/θレン
ズ10c及び反射レンズ10dを介して感光体ドラム1
1上に原稿画像に対応した潜像を形成させる。このイェ
ローの潜像が現像を経て転写材に転写されれば、感光体
ドラム11はクリーナ16により残留トナーが除去され
た後、帯電器12により帯電され、レーザ出力部10a
は、シアンの画像信号を出力する。以下、マゼンダ、ブ
ラックの各画像信号の潜像を順番に形成させる。
【0005】現像装置13は、イェロー用現像器13
Y、シアン用現像器13C、マゼンダ用現像器13M、
ブラック用現像器13Kを有し、各現像器は回転軸の周
囲に配設されている。そして、例えばイェローのトナー
像を形成するときは、図の位置でイェロー用現像器13
Yにより現像を行い、シアンのトナー像を形成するとき
は、現像装置13を回転させて、感光体ドラム11に接
する位置にシアン用現像器13Cを配置させる。マゼン
ダ、ブラックの現像も同様にして動作させる。
Y、シアン用現像器13C、マゼンダ用現像器13M、
ブラック用現像器13Kを有し、各現像器は回転軸の周
囲に配設されている。そして、例えばイェローのトナー
像を形成するときは、図の位置でイェロー用現像器13
Yにより現像を行い、シアンのトナー像を形成するとき
は、現像装置13を回転させて、感光体ドラム11に接
する位置にシアン用現像器13Cを配置させる。マゼン
ダ、ブラックの現像も同様にして動作させる。
【0006】転写装置を構成する転写ドラム15の外周
には、誘電体シートからなる転写材担持体が張られてお
り、転写ドラム15は、専用の電動モータ或いは感光体
ドラム11と歯車によって連結され、図示矢印の如く回
転駆動される。転写ドラム15の周囲には、転写用帯電
器17、トナー電荷制御用除電器19、剥離爪20、除
電器21、クリーナ22、押し付けロール23、吸着用
帯電器25が配置されている。そして、転写材供給部4
から給紙ローラ4a、給紙ガイド4bを経て搬送される
転写材は、吸着用帯電器25のコロナ放電により誘電体
シートに吸着される。転写ドラム15は、感光体ドラム
11と同期して回転しており、例えばイェローで現像さ
れたトナー像は転写用帯電器17により転写材に転写さ
れ、さらに、転写ドラム15の回転により順次他の色が
転写される。
には、誘電体シートからなる転写材担持体が張られてお
り、転写ドラム15は、専用の電動モータ或いは感光体
ドラム11と歯車によって連結され、図示矢印の如く回
転駆動される。転写ドラム15の周囲には、転写用帯電
器17、トナー電荷制御用除電器19、剥離爪20、除
電器21、クリーナ22、押し付けロール23、吸着用
帯電器25が配置されている。そして、転写材供給部4
から給紙ローラ4a、給紙ガイド4bを経て搬送される
転写材は、吸着用帯電器25のコロナ放電により誘電体
シートに吸着される。転写ドラム15は、感光体ドラム
11と同期して回転しており、例えばイェローで現像さ
れたトナー像は転写用帯電器17により転写材に転写さ
れ、さらに、転写ドラム15の回転により順次他の色が
転写される。
【0007】転写ドラム15が4回転し4色の転写が終
了すると、転写ドラム15の内側及び外側に設けられた
分離用放電器19によりAC除電され、転写材は剥離爪
20により分離され、搬送ベルト27により定着器29
に送られ熱圧ローラ30によりトナー像が溶融定着さ
れ、コピーサイクルが終了する。
了すると、転写ドラム15の内側及び外側に設けられた
分離用放電器19によりAC除電され、転写材は剥離爪
20により分離され、搬送ベルト27により定着器29
に送られ熱圧ローラ30によりトナー像が溶融定着さ
れ、コピーサイクルが終了する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記現像装
置13において、キャリヤと非磁性トナーから成る二成
分磁気ブラシ現像を行う方式を採用する場合、クリーニ
ングされる以前の感光体上の残留トナーは、感光体上に
残留する電荷により感光体に対して静電的に強く吸着さ
れており、その直前にACコロナ放電や除電ランプ等を
設けて、残留トナーの電荷を中和することが必要であ
る。しかしながら、前記の方法では残留トナーの最下層
にあたるトナーの電荷や残留トナーを蜜に有する感光体
上の電荷、または残留トナーの対向する感光体上の電荷
は存在するために電気的に中和されず、最下層のトナー
や蜜に残留するトナー群は、除電を行ったにもかかわら
ず、感光体に付着したままで、クリーニングブレードや
クリーニングブラシだけでは完全に除去できないという
問題を有している。
置13において、キャリヤと非磁性トナーから成る二成
分磁気ブラシ現像を行う方式を採用する場合、クリーニ
ングされる以前の感光体上の残留トナーは、感光体上に
残留する電荷により感光体に対して静電的に強く吸着さ
れており、その直前にACコロナ放電や除電ランプ等を
設けて、残留トナーの電荷を中和することが必要であ
る。しかしながら、前記の方法では残留トナーの最下層
にあたるトナーの電荷や残留トナーを蜜に有する感光体
上の電荷、または残留トナーの対向する感光体上の電荷
は存在するために電気的に中和されず、最下層のトナー
や蜜に残留するトナー群は、除電を行ったにもかかわら
ず、感光体に付着したままで、クリーニングブレードや
クリーニングブラシだけでは完全に除去できないという
問題を有している。
【0009】また、二成分磁気ブラシ現像においては、
潜像にトナーのみを移動させるのが理想であるが、トナ
ーとキャリヤの電気的吸着力がキャリヤとマグネットロ
ールの磁気的吸着力より強い場合、キャリヤが感光体ド
ラム上に移動し、転写されずに残ったキャリヤがクリー
ニングブレードのエッジに食い込んで感光体ドラム11
の表面に傷をつけ、それらが原因となって画像上の点、
線または白点、白すじといった画像汚れ、トナーフィル
ミングなどを引き起こすという問題を有している。
潜像にトナーのみを移動させるのが理想であるが、トナ
ーとキャリヤの電気的吸着力がキャリヤとマグネットロ
ールの磁気的吸着力より強い場合、キャリヤが感光体ド
ラム上に移動し、転写されずに残ったキャリヤがクリー
ニングブレードのエッジに食い込んで感光体ドラム11
の表面に傷をつけ、それらが原因となって画像上の点、
線または白点、白すじといった画像汚れ、トナーフィル
ミングなどを引き起こすという問題を有している。
【0010】とくに、図5で説明した誘導体シートを使
用する転写ドラム或いは転写ベルトを有する電子写真複
写機において、導電性を有するキャリヤを現像剤として
使用した時に、現像部で感光体に付着したキャリヤが転
写部でさらに電荷量を増し、強い静電気が感光体に付着
した状態でクリーニング装置に入ってくると、キャリヤ
がクリーニングブレード部と感光体の間に入り込み、感
光体上の表面に損傷を与え、帯電性能が低下し画質低下
を発生するという問題を有している。この原因を調べる
ため転写前後のキャリヤの電荷量を測定したところ、図
4に示すように、誘導体シートを使用する場合は、誘導
体シートを使用しない通常の転写器を有する白黒複写機
や、メッシュタイプの転写ドラムを有するカラー複写機
に比較して、転写電界により電荷量が著しく増大してい
ることが判明した。これは、誘電体シートを介して転写
する場合は、転写材よりも表面抵抗が高いことにより、
キャリヤ付着部の電界が強くなるためと考えられる。
用する転写ドラム或いは転写ベルトを有する電子写真複
写機において、導電性を有するキャリヤを現像剤として
使用した時に、現像部で感光体に付着したキャリヤが転
写部でさらに電荷量を増し、強い静電気が感光体に付着
した状態でクリーニング装置に入ってくると、キャリヤ
がクリーニングブレード部と感光体の間に入り込み、感
光体上の表面に損傷を与え、帯電性能が低下し画質低下
を発生するという問題を有している。この原因を調べる
ため転写前後のキャリヤの電荷量を測定したところ、図
4に示すように、誘導体シートを使用する場合は、誘導
体シートを使用しない通常の転写器を有する白黒複写機
や、メッシュタイプの転写ドラムを有するカラー複写機
に比較して、転写電界により電荷量が著しく増大してい
ることが判明した。これは、誘電体シートを介して転写
する場合は、転写材よりも表面抵抗が高いことにより、
キャリヤ付着部の電界が強くなるためと考えられる。
【0011】これに対して、キャリヤを除去するクリー
ニング装置としては、従来、種々の方式が提案されてい
る。例えば、特開昭61−212880号公報において
は、キャリヤがブレードに達する前にキャリヤを磁力に
より感光体表面から除去し、感光体の損傷を防止するよ
うにしているが、転写ドラムあるいは転写ベルトを使用
したカラー複写機では、キャリヤの有する静電気力が強
く、3000ガウス以上の磁石を0.5mmのギャップ
で感光体に近づけても除去できない欠点があり、さらに
強力な磁力をもつマグネットロールを高精度で感光体に
保持、駆動させなければならないため、コスト的にも高
くなる欠点があった。
ニング装置としては、従来、種々の方式が提案されてい
る。例えば、特開昭61−212880号公報において
は、キャリヤがブレードに達する前にキャリヤを磁力に
より感光体表面から除去し、感光体の損傷を防止するよ
うにしているが、転写ドラムあるいは転写ベルトを使用
したカラー複写機では、キャリヤの有する静電気力が強
く、3000ガウス以上の磁石を0.5mmのギャップ
で感光体に近づけても除去できない欠点があり、さらに
強力な磁力をもつマグネットロールを高精度で感光体に
保持、駆動させなければならないため、コスト的にも高
くなる欠点があった。
【0012】また、特開昭53−66237号公報にお
いては、コロナ放電によりキャリヤの静電的付着力を低
減して除去するようにしているが、コロナ放電では、キ
ャリヤの感光体との接触部に集中している電荷を効率的
に除電することは困難であり、さらに磁力による除去を
併用する必要があるなど、性能的に不充分な点があっ
た。また、特開昭56−50363号公報においては、
導電性ブラシに交流電圧を印加することにより、不平等
電界による反発力でトナーを感光体から飛散させるよう
にしているが、大容量のブロワーが必要であり、騒音、
装置のサイズ、コストの点で欠点があり、かつ本来のク
リーニング性能の点でも、ブレード方式には劣る欠点が
あった。
いては、コロナ放電によりキャリヤの静電的付着力を低
減して除去するようにしているが、コロナ放電では、キ
ャリヤの感光体との接触部に集中している電荷を効率的
に除電することは困難であり、さらに磁力による除去を
併用する必要があるなど、性能的に不充分な点があっ
た。また、特開昭56−50363号公報においては、
導電性ブラシに交流電圧を印加することにより、不平等
電界による反発力でトナーを感光体から飛散させるよう
にしているが、大容量のブロワーが必要であり、騒音、
装置のサイズ、コストの点で欠点があり、かつ本来のク
リーニング性能の点でも、ブレード方式には劣る欠点が
あった。
【0013】また、特開平1−257983号公報にお
いては、板状磁石に透磁率の高い金属板を先が突き出す
よう接合させて磁界を発生させ、感光体上のキャリヤを
回収していたが、金属板の突出部からの磁界は、高磁束
密度を得られなく、また、磁力だけではキャリヤを回収
しきれないという欠点があった。また、特開平1−13
4484号公報においては、マグネットロールの回りに
スリーブを設け、スリーブにバイアスを印加して、電気
的、磁気的に感光体上のキャリヤを回収するが、マグネ
ットロールの回りをスリーブで覆うため、高磁束密度の
磁界が得られないという欠点があった。
いては、板状磁石に透磁率の高い金属板を先が突き出す
よう接合させて磁界を発生させ、感光体上のキャリヤを
回収していたが、金属板の突出部からの磁界は、高磁束
密度を得られなく、また、磁力だけではキャリヤを回収
しきれないという欠点があった。また、特開平1−13
4484号公報においては、マグネットロールの回りに
スリーブを設け、スリーブにバイアスを印加して、電気
的、磁気的に感光体上のキャリヤを回収するが、マグネ
ットロールの回りをスリーブで覆うため、高磁束密度の
磁界が得られないという欠点があった。
【0014】さらに、特開昭59−26773号公報に
おいては、クリーニングブレードよりも感光体移動方向
上流側で感光体に接触するシール部材を設け、該シール
部材を導電性フィルムで構成し、このシール部材にバイ
アスを印加するようにしているが、本発明者が実験を行
ったところ効果が得られなかった。
おいては、クリーニングブレードよりも感光体移動方向
上流側で感光体に接触するシール部材を設け、該シール
部材を導電性フィルムで構成し、このシール部材にバイ
アスを印加するようにしているが、本発明者が実験を行
ったところ効果が得られなかった。
【0015】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、感光体上に付着したキャリヤの電荷を効果的に除去
することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感光体
の寿命をのばして、長期に安定したコピー質が得られる
画像形成装置のクリーニング装置を提供することを目的
とする。
て、感光体上に付着したキャリヤの電荷を効果的に除去
することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感光体
の寿命をのばして、長期に安定したコピー質が得られる
画像形成装置のクリーニング装置を提供することを目的
とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の画像
形成装置のクリーニング装置は、導電性を有するキャリ
ヤを現像剤として使用し、クリーニングブレードを用い
て転写後のトナーを除去する画像形成装置において、前
記クリーニングブレードよりも感光体移動方向上流側で
感光体に接触するシール部材を設け、該シール部材を導
電性フィルムで構成するとともに、前記シール部材と感
光体との接触幅を5〜15mm、前記シール部材に印加す
る交流バイアスを200〜1000Hz、400〜10
00Vとすることを特徴とする。なお、導電性フィルム
からなるシール部材を複数枚、感光体に接触させるよう
にしてもよいし、また、クリーニングブレードよりも上
流側に非導電性フィルムからなるシール部材を設け、そ
の上流側に導電性フィルムを設けるようにしてもよい。
形成装置のクリーニング装置は、導電性を有するキャリ
ヤを現像剤として使用し、クリーニングブレードを用い
て転写後のトナーを除去する画像形成装置において、前
記クリーニングブレードよりも感光体移動方向上流側で
感光体に接触するシール部材を設け、該シール部材を導
電性フィルムで構成するとともに、前記シール部材と感
光体との接触幅を5〜15mm、前記シール部材に印加す
る交流バイアスを200〜1000Hz、400〜10
00Vとすることを特徴とする。なお、導電性フィルム
からなるシール部材を複数枚、感光体に接触させるよう
にしてもよいし、また、クリーニングブレードよりも上
流側に非導電性フィルムからなるシール部材を設け、そ
の上流側に導電性フィルムを設けるようにしてもよい。
【0017】
【作用】本発明においては、現像部で感光体に付着した
キャリヤは、転写部でさらに電荷量を増し、強い静電気
が感光体に付着した状態でクリーニング装置に入ってき
ても、導電性フィルムからなるシール部材に交流電圧を
印加することにより、キャリヤの持っている電荷を除電
し、クリーニングブレードに達する前にキャリヤの付着
力を低減させ、トナーおよびキャリヤを除去させること
ができる。
キャリヤは、転写部でさらに電荷量を増し、強い静電気
が感光体に付着した状態でクリーニング装置に入ってき
ても、導電性フィルムからなるシール部材に交流電圧を
印加することにより、キャリヤの持っている電荷を除電
し、クリーニングブレードに達する前にキャリヤの付着
力を低減させ、トナーおよびキャリヤを除去させること
ができる。
【0018】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照しつつ説明
する。図1は本発明における画像形成装置のクリーニン
グ装置の1実施例を示す断面図である。なお、本発明
は、二成分磁気ブラシ現像方式を採用する画像形成装置
に適用されるが、図5に示される様な誘導体シートを使
用した転写ドラム、或いは転写ベルトを用いる画像形成
装置に適用すればさらに効果がある。
する。図1は本発明における画像形成装置のクリーニン
グ装置の1実施例を示す断面図である。なお、本発明
は、二成分磁気ブラシ現像方式を採用する画像形成装置
に適用されるが、図5に示される様な誘導体シートを使
用した転写ドラム、或いは転写ベルトを用いる画像形成
装置に適用すればさらに効果がある。
【0019】図1において、クリーニング装置16内に
は、感光体11の回転方向を図示矢印の方向としたと
き、上流側から順に、外部へのトナー流出を防止するた
めのシール部材31、クリーニングブラシ32、クリー
ニングブレード33が配設される。
は、感光体11の回転方向を図示矢印の方向としたと
き、上流側から順に、外部へのトナー流出を防止するた
めのシール部材31、クリーニングブラシ32、クリー
ニングブレード33が配設される。
【0020】クリーニングブレード33は、ゴム等の弾
性材料で形成され、その一端がハウジング34にシール
材35を介して固定され、他端のエッジが感光体11に
その回転方向に対して鋭角で接するように配置される。
性材料で形成され、その一端がハウジング34にシール
材35を介して固定され、他端のエッジが感光体11に
その回転方向に対して鋭角で接するように配置される。
【0021】クリーニングブラシ32は、感光体11と
は反対方向に回転可能に、かつ、感光体11と重なるよ
うに設けられており、感光体11に接して回転すること
により、転写装置によって転写されずに感光体11上に
残留したトナーおよびキャリヤをかき落とすように配設
される。
は反対方向に回転可能に、かつ、感光体11と重なるよ
うに設けられており、感光体11に接して回転すること
により、転写装置によって転写されずに感光体11上に
残留したトナーおよびキャリヤをかき落とすように配設
される。
【0022】ハウジング34には、クリーニングブラシ
32に付着したトナーを機械的にはたき落とす作用を行
うフリッカーバー36がクリーニングブラシ32に重な
るように設けられ、また、クリーニングブラシ32の感
光体11と反対側には、トナー搬送用ロール37が回転
可能に配設され、ハウジング34内に溜まる残留トナー
をトナー回収ボックス(図示せず)に搬送するようにし
ている。
32に付着したトナーを機械的にはたき落とす作用を行
うフリッカーバー36がクリーニングブラシ32に重な
るように設けられ、また、クリーニングブラシ32の感
光体11と反対側には、トナー搬送用ロール37が回転
可能に配設され、ハウジング34内に溜まる残留トナー
をトナー回収ボックス(図示せず)に搬送するようにし
ている。
【0023】本実施例においては、シール部材31を導
電性フィルムから構成し、このシール部材31に交流電
源38を印加するようにしている。これにより、現像部
で感光体11に付着したキャリヤは、転写部でさらに電
荷量を増し、強い静電気が感光体11に付着した状態で
クリーニング装置16に入ってきても、シール部材31
に印加したバイアス電圧により、キャリヤの持つ電荷が
中和されてキャリヤの付着力が低減され、クリーニング
ブラシ32で簡単にかき落とされ、クリーニングブレー
ド33で容易にトナーおよびキャリヤを除去させること
ができる。
電性フィルムから構成し、このシール部材31に交流電
源38を印加するようにしている。これにより、現像部
で感光体11に付着したキャリヤは、転写部でさらに電
荷量を増し、強い静電気が感光体11に付着した状態で
クリーニング装置16に入ってきても、シール部材31
に印加したバイアス電圧により、キャリヤの持つ電荷が
中和されてキャリヤの付着力が低減され、クリーニング
ブラシ32で簡単にかき落とされ、クリーニングブレー
ド33で容易にトナーおよびキャリヤを除去させること
ができる。
【0024】上記クリーニング装置において種々の実験
を行ったところ、シール部材31として、導電性物質を
塗布したフィルムシールであると長期間感光体に接して
いると、該導電性物質が摩耗して欠落し十分な効果が得
られず、また、導電性物質を塗布せずにフィルム自体を
導電性をもつ材料とすると、効果が多少増大することが
判明し、さらに、図1の如く、シール部材31と感光体
11との接触幅Nが少ないと、ACバイアスをかけても
付着力除去効果が十分でないことが判明した。そこで、
以下の条件で比較テストを行った。有機感光体は、直径
84mm、風速160mm/sec 、クリーニングブレード
は、ポリウレタン(熱硬化型)70Hs、設定角20°
で加重20g/cm2 、クリーニングブラシは、ポリプロ
ピレンの混紡で、外径20mm、周速は200mm/sec 、
トナーはK,Y,M,Cの4色のカラートナーで粒径は
平均7μm、キャリヤは粒径50μmである。表1は各
条件下での画像欠陥が発生するまでのコピー枚数を示し
ている。
を行ったところ、シール部材31として、導電性物質を
塗布したフィルムシールであると長期間感光体に接して
いると、該導電性物質が摩耗して欠落し十分な効果が得
られず、また、導電性物質を塗布せずにフィルム自体を
導電性をもつ材料とすると、効果が多少増大することが
判明し、さらに、図1の如く、シール部材31と感光体
11との接触幅Nが少ないと、ACバイアスをかけても
付着力除去効果が十分でないことが判明した。そこで、
以下の条件で比較テストを行った。有機感光体は、直径
84mm、風速160mm/sec 、クリーニングブレード
は、ポリウレタン(熱硬化型)70Hs、設定角20°
で加重20g/cm2 、クリーニングブラシは、ポリプロ
ピレンの混紡で、外径20mm、周速は200mm/sec 、
トナーはK,Y,M,Cの4色のカラートナーで粒径は
平均7μm、キャリヤは粒径50μmである。表1は各
条件下での画像欠陥が発生するまでのコピー枚数を示し
ている。
【0025】
【表1】
【0026】上記の結果、ポリエチレンやポリウレタン
をベース材料にして、その導電性を103Ωcmにした
フィルムを接触巾Nを10mmにして、AC500Hzで
800Vを印加すると長期に亘り安定した画像を得るこ
とができた。なお、導電性フィルムにDCを印加して、
トナーやキャリアーを吸着して取り除こうとすると、吸
着したトナーなどにより隙間ができて、トナーが落下し
てしまったり、吸着したキャリアーによって逆にキズつ
けてしまうという不具合も発生してしまうということも
判明した。
をベース材料にして、その導電性を103Ωcmにした
フィルムを接触巾Nを10mmにして、AC500Hzで
800Vを印加すると長期に亘り安定した画像を得るこ
とができた。なお、導電性フィルムにDCを印加して、
トナーやキャリアーを吸着して取り除こうとすると、吸
着したトナーなどにより隙間ができて、トナーが落下し
てしまったり、吸着したキャリアーによって逆にキズつ
けてしまうという不具合も発生してしまうということも
判明した。
【0027】この結果をベースにして、接触巾N、周波
数、電圧の影響をテストした結果、図3のそれぞれA、
B、Cに示す結果が得られ、接触幅は5〜15mm、周波
数は200〜1000Hz、電圧は400〜1000V
の範囲で効果が得られることが判明した。なお、接触幅
が15mm以上になると感光体の回転ピッチに影響が出て
しまい、ACバイアスも1KHz、1kV以上になると
振動音によって騒音となってしまうので好ましくない。
数、電圧の影響をテストした結果、図3のそれぞれA、
B、Cに示す結果が得られ、接触幅は5〜15mm、周波
数は200〜1000Hz、電圧は400〜1000V
の範囲で効果が得られることが判明した。なお、接触幅
が15mm以上になると感光体の回転ピッチに影響が出て
しまい、ACバイアスも1KHz、1kV以上になると
振動音によって騒音となってしまうので好ましくない。
【0028】図2は本発明の他の実施例を示している。
なお、前記した図1の実施例と同一の構成については同
一番号を付けて説明を省略する。本実施例においては、
導電性フィルムからなるシール部材31を複数枚を感光
体11に接触させてトナー、キャリヤの除電効果を上
げ、スピードの早いマシンにおいても適用可能にしてい
る。なお、シール部材31のうち一つを従来の非導電性
フィルムとし、その上流側に導電性フィルムを設けるよ
うにしてもよい。
なお、前記した図1の実施例と同一の構成については同
一番号を付けて説明を省略する。本実施例においては、
導電性フィルムからなるシール部材31を複数枚を感光
体11に接触させてトナー、キャリヤの除電効果を上
げ、スピードの早いマシンにおいても適用可能にしてい
る。なお、シール部材31のうち一つを従来の非導電性
フィルムとし、その上流側に導電性フィルムを設けるよ
うにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、導電性を有するキャリヤを現像剤として使用
し、クリーニングブレードを用いて転写後のトナーを除
去する画像形成装置において、前記クリーニングブレー
ドよりも感光体移動方向上流側で感光体に接触するシー
ル部材を設け、該シール部材を導電性フィルムで構成す
るとともに、前記シール部材と感光体との接触幅を5〜
15mm、前記シール部材に印加する交流バイアスを20
0〜1000Hz、400〜1000Vとするようにし
たため、感光体上に付着したキャリヤの電荷を効果的に
除去することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感
光体の寿命をのばして長期に安定したコピー質が得られ
る。
よれば、導電性を有するキャリヤを現像剤として使用
し、クリーニングブレードを用いて転写後のトナーを除
去する画像形成装置において、前記クリーニングブレー
ドよりも感光体移動方向上流側で感光体に接触するシー
ル部材を設け、該シール部材を導電性フィルムで構成す
るとともに、前記シール部材と感光体との接触幅を5〜
15mm、前記シール部材に印加する交流バイアスを20
0〜1000Hz、400〜1000Vとするようにし
たため、感光体上に付着したキャリヤの電荷を効果的に
除去することによりトナーおよびキャリヤを除去し、感
光体の寿命をのばして長期に安定したコピー質が得られ
る。
【図1】本発明における画像形成装置のクリーニング装
置の1実施例を示す断面図
置の1実施例を示す断面図
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図
【図3】本発明の作用効果を説明するための図
【図4】本発明の課題を説明するための図
【図5】本発明が好適に適用される画像形成装置の例を
示す構成図
示す構成図
11…感光体、16…クリーニング装置、31…シール
部材 32…クリーニングブラシ、33…クリーニングブレー
ド、38…交流電源 N…接触幅
部材 32…クリーニングブラシ、33…クリーニングブレー
ド、38…交流電源 N…接触幅
フロントページの続き (72)発明者 北村正彦 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内
Claims (3)
- 【請求項1】導電性を有するキャリヤを現像剤として使
用し、クリーニングブレードを用いて転写後のトナーを
除去する画像形成装置において、前記クリーニングブレ
ードよりも感光体移動方向上流側で感光体に接触するシ
ール部材を設け、該シール部材を導電性フィルムで構成
するとともに、前記シール部材と感光体との接触幅を5
〜15mm、前記シール部材に印加する交流バイアスを2
00〜1000Hz、400〜1000Vとすることを
特徴とする画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項2】導電性フィルムからなるシール部材を複数
枚、感光体に接触させることを特徴とする請求項1に記
載の画像形成装置のクリーニング装置。 - 【請求項3】クリーニングブレードよりも上流側に非導
電性フィルムからなるシール部材を設け、その上流側に
導電性フィルムを設けることを特徴とする請求項1に記
載の画像形成装置のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11460192A JPH05313540A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11460192A JPH05313540A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05313540A true JPH05313540A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14641943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11460192A Pending JPH05313540A (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | 画像形成装置のクリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05313540A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5729799A (en) * | 1995-10-17 | 1998-03-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming method and apparatus having a semiconductive intermediate transfer member |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP11460192A patent/JPH05313540A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5729799A (en) * | 1995-10-17 | 1998-03-17 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming method and apparatus having a semiconductive intermediate transfer member |
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