JPH05312295A - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH05312295A
JPH05312295A JP4116012A JP11601292A JPH05312295A JP H05312295 A JPH05312295 A JP H05312295A JP 4116012 A JP4116012 A JP 4116012A JP 11601292 A JP11601292 A JP 11601292A JP H05312295 A JPH05312295 A JP H05312295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
joint
pipe joint
mass
connecting port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4116012A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Yamamoto
祐司 山本
Mitsuhiro Watanabe
満博 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4116012A priority Critical patent/JPH05312295A/ja
Publication of JPH05312295A publication Critical patent/JPH05312295A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】曲管部を挟んで両側に垂直方向に敷設される立
て管の接続口と水平方向に敷設される横管の接続口との
間に曲管部を備える管継手において、汚物の落下騒音を
減少させることができる管継手を提供することを目的と
している。 【構成】立て管接続口および横管接続口の呼び径が80
A〜150Aで、しかも、その質量が20kg以上である
構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、垂直方向に敷設される
立て管と水平方向に敷設される横管とを接続するのに使
用する管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多層階の集合住宅では、図3にみ
るように、一階スラブ101を通して垂直に立て管10
2を設け、この立て管102と水平方向に伸びて汚水ピ
ット又は下水道本管に接続されている横管103とを図
4にみるような管継手(一般にエルボと称されている)
201を介して接続して排水管路301を形成し、各戸
の便器等から排出された汚物および汚水を汚水ピット又
は下水道本管へ流すようになっている。
【0003】この管継手201は、立て管接続口202
と横管接続口203との間に軸が円弧状に90度曲がる
曲管部204とを備え、立て管を流下する排水をスムー
ズに横管に流し込むことができるようになっており、一
般に鋳物等の金属、硬質塩化ビニル等の合成樹脂などの
剛性材料によって形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の上記管
継手201には、次のような問題がある。すなわち、図
3にみるように、この管継手201を使用した排水管路
301に汚物104を伴う汚水が排水されると、立て管
102内を汚水とともに落下してきた汚物104が管継
手201の曲管部204内壁面に衝突し、管継手201
が振動する。
【0005】この振動401が、支持金物等を通じ1階
スラブ101を振動させ、1階の居室部に騒音402を
発生させてしまう。特に、3階以上の集合住宅において
は、高層階の便器から汚水と共に排水された汚物104
は、一緒に排水された汚水よりも速く立て管102内を
自由落下する。したがって、汚物104のみが、まず、
管継手201の曲管部204内壁面に衝突し、125〜
250HZ程度の低周波数をピークにした騒音が発生する
ため、管継手201周辺の1階住居では、低周波騒音の
問題がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて、汚物
の落下騒音を減少させることができる管継手を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明の発明者らは、継手自体の質量を大き
くすれば、立て管内を落下してきた汚物が曲管部に衝突
した時に、汚物の落下エネルギーを吸収して振動が小さ
くなるのではないかと考え、鋭意検討した結果本発明を
完成するに到った。
【0008】従って、本発明にかかる管継手は、曲管部
を挟んで両側に垂直方向に敷設される立て管接続口と水
平方向に敷設される横管接続口との間に曲管部を備え、
かつ、立て管接続口および横管接続口の呼び径が80A
〜150Aである管継手において、質量が20kg以上で
ある構成とした。上記構成において、管継手の質量は、
20kg以上であれば、特に問題がないが、運搬の容易さ
や施工作業性を考慮すると40kg以下とすることが好ま
しい。
【0009】また、管継手の質量を大きくして20kg以
上にする方法としては、特に限定されないが、従来の管
継手を継手本体とし、その周囲に鉛などの金属材料やコ
ンクリート等の無機材料等の加重物で被覆する方法や、
従来と同じ材質で継手自体の肉厚を厚くする方法なとが
挙げられる。そして、管継手の材質としては、鋳鉄等の
金属、コンクリート等の無機材料或いは塩化ビニル樹脂
等の合成樹脂と金属や無機材料との複合したもの等が挙
げられる。
【0010】なお、従来の鋳鉄製の管継手の質量は、呼
び径100A×80Aの管継手で約8kg、呼び径125
A×100Aの管継手で約11kg、呼び径150A×1
25Aの管継手で約18kgである。
【0011】
【作用】上記構成によれば、立て管を汚水とともに流下
した汚物は、管継手の曲管部内面に衝突したのち、汚水
とともに横管に流れ込むが、管継手の質量が汚物に対し
て充分に大きいため、衝突時、汚物の落下エネルギーが
管継手によって吸収されて管継手を大きく振動させるこ
とがなくなる。従って、管継手部の振動が比較的小さく
なり、管継手近傍の居室部に発生する騒音も小さくな
る。
【0012】
【実施例】以下に、本発明を、その実施例をあらわす図
面を参照しつつ詳しく説明する。図1および図2は、本
発明にかかる管継手の1実施例をあらわしている。図に
みるように、この管継手1は、継手本体2と加重層3と
から構成されている。
【0013】継手本体2は、塩ビライニング鋼管製で立
て管接続口21と横管接続口22との間に曲管部23を
備え、立て管接続口21の呼び径が100A、横管接続
口22の呼び径が125Aとなっており、その質量が1
0kgである。加重層3は、鉛を曲管部23の外側に貼り
付けることで形成されていて、管継手1全体の質量が2
2kgになっている。なお、鉛の貼り付けは、配管施工前
後の何れの時期に行っても構わない。
【0014】この管継手1と、立て管としての100A
塩ビライニング鋼管および横管としての125A塩ビラ
イニング鋼管を接続して7階建ての実験用排水管路を組
み立て、比重が約0.95で100gの油粘土を球状に
した疑似汚物を7階部分よりこの排水管路内に投入し、
1階部分で発生する騒音レベル及び継手部の振動加速度
レベルを10回繰り返して測定し、鋳鉄製の図5にみる
ような従来の管継手(質量10kg)201を用いた場合
の測定結果と合わせて騒音レベルの測定結果を表1に振
動加速度レベルの測定結果を表2にそれぞれ示した。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】上記表1及び表2に示すように、この実施
例の管継手1を使用すれば、従来の管継手201を使用
した場合に比べて騒音レベルも振動加速度レベルも小さ
くなる。
【0018】したがって、管継手近傍の1階住居での騒
音の問題を解消できる。なお、本発明にかかる管継手
は、上記の実施例に限定されない。たとえば、上記実施
例では、曲管部23の外周面に鉛を貼り付けることで加
重層3形成していたが、図2にみるように、継手本体2
の外面側にコンクリート等を流し込み成形して加重層4
を一体に設けるようにしても構わない。
【0019】
【発明の効果】本発明にかかる管継手は、以上のように
構成されているので、汚水とともに立て管内を落下して
きて曲管部の内壁面に衝突した汚物の落下エネルギー
は、管継手自体によって吸収され、管継手を大きく振動
させることがなくなる。したがって、管継手近傍の居室
部に発生する騒音も小さくなり、管継手直上または近傍
に住む住居に住む人が騒音で悩んだりすることがなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる管継手の1実施例の断面図であ
る。
【図2】本発明にかかる管継手の別実施例の断面図であ
る。
【図3】排水管路の管継手部での騒音発生の機構を説明
する断面図である。
【図4】従来の管継手の断面図である。
【符号の説明】
1 管継手 21 立て管接続口 22 横管接続口 23 曲管部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲管部を挟んで両側に垂直方向に敷設され
    る立て管接続口と水平方向に敷設される横管接続口との
    間に曲管部を備え、かつ、立て管接続口および横管接続
    口の呼び径が80A〜150Aである管継手において、
    質量が20kg以上であることを特徴とする管継手。
JP4116012A 1992-05-08 1992-05-08 管継手 Pending JPH05312295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4116012A JPH05312295A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4116012A JPH05312295A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05312295A true JPH05312295A (ja) 1993-11-22

Family

ID=14676635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4116012A Pending JPH05312295A (ja) 1992-05-08 1992-05-08 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05312295A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103672274A (zh) * 2013-12-10 2014-03-26 中联重科股份有限公司 输送管道与混凝土输送设备
JP2020045921A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 積水化学工業株式会社 遮音部材および継手構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103672274A (zh) * 2013-12-10 2014-03-26 中联重科股份有限公司 输送管道与混凝土输送设备
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