JPH0531194Y2 - - Google Patents

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JPH0531194Y2
JPH0531194Y2 JP1986020997U JP2099786U JPH0531194Y2 JP H0531194 Y2 JPH0531194 Y2 JP H0531194Y2 JP 1986020997 U JP1986020997 U JP 1986020997U JP 2099786 U JP2099786 U JP 2099786U JP H0531194 Y2 JPH0531194 Y2 JP H0531194Y2
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shutter curtain
take
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winding
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  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (1) 産業上の利用分野 この考案は、構築物の開口部(出入口、窓等)
に使用されるシヤツターにおける吊り金具に関
し、更に詳しくは、スプリングバランス方式を採
用する軽量シヤツターにおける巻取りホイルとシ
ヤツターカーテンとを連結するための吊り金具に
関する。
(2) 従来の技術 一般に、軽量シヤツターの吊り金具は、シヤツ
ターカーテンの最上端スラツトと連結してシヤツ
ターの巻取りホイル(巻胴ともいう)に巻掛け固
定されるものであり、吊り金具本体となる金属片
の板厚及び板幅は、これに吊り下げられるシヤツ
ターカーテンの重量に十分耐えられるだけの強度
と、巻取りホイルの外周に沿つて湾曲出来るだけ
の弾力性を兼ね備えるように決定されなければな
らず、荷重に対する強度と弾力性は相反するもの
であるので、その機能を十分に満足させ得ること
は困難なことであつた。
このため、本出願人は実願昭56−87342号(実
開昭57−198291号公報参照、以下これを「先行技
術」という)において、 「シヤツターカーテンの最上端スラツトと連結
してシヤツター巻胴に巻掛け固定するようにした
シヤツターの吊り金具において、吊金具本体の端
部を上記最上端スラツトの抱合部と回動自在に連
結できるように折り曲げると共にその連結に必要
な折り曲げ部分を二重に重ね合せて吊り金具抱合
部としたことを特徴とするシヤツターカーテンの
吊り金具。」 を提案した。
この先行技術によれば、荷重に対する強度につ
いてはシヤツターカーテンの最上端スラツトとの
連結部である吊り金具抱合部を強化することによ
り、また弾力性については吊り金具本体の板厚及
び板幅を必要且つ最小限度に小さくすることによ
りその機能を満足させたものである。
しかし、該先行技術は、吊り金具の抱合部を二
重に重ね合わせるための加工工程が付加されると
いう欠点を有するのみならず、以下の問題点を指
摘することができる。
すなわち、該先行技術における吊り金具は抱合
部において急激に暑さが増し、シヤツターカーテ
ンを巻取りホイルに巻き取る際(もしくは巻き取
られていたシヤツターカーテンを繰り出す際)、
この抱合部の位置でシヤツターカーテンが重なり
合い、シヤツタートルクが急激に増大(もしくは
減少)し、トルクの変動を引き起こすことにな
る。
この結果、巻取りホイルを付勢しているコイル
スプリングのスプリングトルクとの調和が破ら
れ、シヤツターカーテンの開閉操作が円滑に行わ
れないという欠点を生じる。
(3) 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記実情に鑑みなされたものであつ
て、軽量シヤツターの吊り金具において、シヤツ
ターカーテンの巻取り(繰出し)時のスプリング
トルクとの調和を図るとともに、加工工程の改善
を図ることをその目的とする。
B 考案の構成 (1) 問題点を解決するための手段 本考案のシヤツターの吊り金具は上記目的を達
成するため、次の構成(技術的手段)を採る。す
なわち、固定軸まわりに回転自在に装着された巻
取りホイルの外周に取り付けられるとともに巻取
りホイルとシヤツターカーテンとの間に介装され
る吊り金具であつて、剛性を保持するに足る板厚
の方形板をもつて、一端部の吊元から他端部の抱
合部に向かつて長手方向に次第に深さを増大する
複数の台形状の凹凸が、全幅にわたる各折曲げ線
をもつて曲げ加工により前記巻取りホイルの外周
面の曲率に追従するに足る所定の弾性が付与され
るとともに、前記巻取りホイルの周長に実質的に
等しい長さに成形され、前記抱合部の形成される
凸部はシヤツターカーテンを構成するスラツトの
高さと実質的に同一にされ、前記シヤツターカー
テンの全閉状態において、その一部が前記巻取り
ホイルの外周面に当接するように前記吊元におい
て巻取りホイルに固定されてなることを特徴とす
る。
(2) 作用 本吊り金具はその剛性をもつて凹凸の高さを常
時保持し、その弾性をもつて巻取りホイルの外周
面の曲率に追従変形し、また、巻取りホイルより
引き離されるときには元の状態に復帰する。
そして、シヤツターカーテンの開放(又は閉
鎖)に際し、シヤツターカーテンは巻取りホイル
上に重なつて巻き取られて(又は繰り出されて)
ゆくが、吊り金具の位置において巻取り数換言す
れば重なり段数が増加(又は減少)する。しかる
に、吊り金具は弾性を有しその内面を巻取りホイ
ルの外周面に密着するとともに、その外面の高さ
は抱合部に向かつて次第に増大するものであるか
ら、シヤツターカーテンの巻径はこの部分におい
てなだらかに変化してゆくことになる。このた
め、コイルスプリングのトルクの調和が一定に保
たれ、シヤツターカーテンは円滑に引き上げ(又
は引き下げ)られる。
シヤツターカーテンの全閉において、本吊り金
具は巻取りホイルより引き離されるが、その剛性
により凹凸の高さを保持し、所要の弾性を有する
ので接線方向に沿うものとなる。
(3) 実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第4図は本考案の適用される軽量シヤツターの
駆動部の構造を示す。
ここに、1は固定軸(巻取りシヤフトともい
う)であつて、その両端はブラケツト(図示せ
ず)により支持されている。2は巻取りホイルで
あつて、固定軸1の所要箇所に回転自在に配され
る。固定軸1と巻取りホイル2とにその両端を固
定されたコイルスプリング3が介装されている。
5はシヤツターカーテンであつて、6は該シヤ
ツターカーテン5を構成する個々のスラツトであ
る。
シヤツターカーテン5は巻取りホイル2の外周
2aに吊り金具を介して取り付けられる。そし
て、コイルスプリング3はシヤツターカーテン5
の重量(すなわちトルク)を負荷された巻取りホ
イル2を所定のトルクで巻き上げている。
第1図ないし第3図は本考案のシヤツターの吊
り金具の一実施例を示す。
本実施例の吊り金具10は、板厚が十分に厚い
方形板よりなる。
吊り金具10には長手方向に複数の凸部11
a,11b,11cが順次凹部12a、12bを
挟んで形成されている。該凸部11,11a,1
1b,11c……は少なくとも3箇所以上(本実
施例では5箇所)設けられる。また、該凸部11
はプレス成形により加工される。このため、凸部
11の断面形状は台形状となる。
凸部11,11a,11b,11c……は吊元
13から抱合部14に向かつて漸次その高さを増
大させてある。そして、抱合部14を有する凸部
11cの高さはスラツト6の高さと同一となつて
いる。
凹部12,12a,12b……の下面すなわち
吊り金具10の下面は自然状態(曲げ力を受けな
い状態)では同一平面上にある。
該吊り金具10の長さ(l)は好ましくは巻取
りホイル2の周長に等しい長さとされるが、多少
の長端は許容される。
しかして、本吊り金具10は凹凸部11,12
を有することにより所要の剛性(凹凸の高さを常
に保持し、長さlを変えない)を有するととも
に、わずかな弾性を付与されることになる。
抱合部14はシヤツターカーテン5の最上端の
スラツト7の抱合部7aと係合して取り付けられ
る。
15は吊元13に穿設されたボルト孔であつ
て、該ボルト孔15を介して巻取りホイル2の外
周2aへボルト(図示せず)を貫通して吊り金具
10を固定する。
本吊り金具を使用したシヤツターカーテンの巻
取り、繰出し操作は次のようである。
(A) 巻取り時(第2図参照) 巻取りに伴い吊り金具10は、所定の弾性を有
するので巻取りホイル2の外周2aにたわみなが
らその内面を密着させつつシヤツターカーテン5
とともに巻き取られていく。
シヤツターカーテン5が巻取りホイル2上に1
回転し、2回転目に入るとき、後続のシヤツター
カーテン5は吊り金具10の外面に重なつて巻き
取られてゆくことになるが、吊り金具10の外面
は吊元13から抱合部14にかけて次第に高さが
増加させられ、かつ抱合部14においては最上端
のスラツト7と同じ高であるので、巻取りホイル
2へのシヤツターカーテンの巻径は吊り金具10
の長さにかけて穏やかに増加する。このため、急
激なシヤツターカーテンの巻径の変化はない。以
後シヤツターカテン5は一定の巻径で巻かれる。
3回転目、4回転目(通常4回転まで)は上記
に準じる。
(B) 繰出し時(第3図参照) シヤツターカーテン5を下降させると巻取りホ
イル2に巻き取られていたシヤツターカーテン5
は順次繰り出されていくが、その重なり段数を減
ずる際の巻径の変化(減少)については、上記巻
取り時に準じ、吊り金具10の外面高さのてい減
によりシヤツターカーテン5は円滑に繰り出され
てゆく。
シヤツターカーテン5が全閉もしくはその直前
状態に達したとき、吊り金具10はその抱合部1
4から一定長さにわたつて巻取りホイル2の外周
面から離れ、その弾性により接線方向に沿つて元
の状態に復帰する。従つて、吊り金具10はシヤ
ツターカーテン5と所定の接続角度すなわち接線
状態を常に維持する。
第5図に本軽量シヤツターのトルク図を示す。
TR1(一点鎖線表示)はコイルスプリングのト
ルクを示し、TR2(実線表示)は本シヤツター
カーテンのトルクを示す。TR3(点線表示)は
比較のための従来のシヤツターカーテンのトルク
を示す。
図に示すように、シヤツターカーテンが閉鎖状
態から開放されるとき、当初のシヤツタートルク
TR2′は吊り金具だけの巻取りであるのでトル
クは殆ど変化せず(このためシヤツターカーテン
は一定の力で引き上げることができる)、その後
はスプリングトルクTR1をわずかに下回るトル
クで推移する(全閉状態で両トルクは収束する)。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の基本的技術思想の範囲内で種々設計
変更が可能である。すなわち、以下の態様は本考
案の技術的範囲内に包含されるものである。
第6図に示すように、吊り金具10の凸部1
1及び凹部12を基準面(一点鎖線表示)より
交互に出入させる態様。
第7図に示すように、凸部11の上面を吊元
から抱合部にかけて同一傾斜面となす態様。こ
の態様は上記にも適用される。
C 考案の効果 本考案のシヤツターの吊り金具は、上記構成よ
りなり、作用を奏するものであるので、以下の特
有の効果を有する。
抱合部を二重折りにするものにあつてはその
折曲げのために2工程を必要とするが、本考案
の吊り金具にあつては、凹凸の曲げ加工は孔開
け加工等と同時に出来るので実質的に2工程の
工数の減少となり、作業効率が向上する。
また、この曲げ加工は通常のプレス機械で十
分であり、特殊かつ大型の設備を要さず、加工
費用の低減を図りうる。
本考案の吊り金具は、所定の剛度を有する板
厚により凹凸の高さが変化せず、かつ該凹凸に
よる複数の折曲げ部により弾性が与えられるの
で、巻取りホイルの曲率に容易に追従すること
ができる。このため、シヤツターカーテンの巻
取りホイルへの巻取り・繰出しにおける巻径の
変化を可及的に小さくでき、スプリングトルク
との調和を保ち、円滑にシヤツターカーテンを
開閉することができる。
本考案の吊り金具は、全閉状態において少な
くともその抱合部側の端部より一定長さにわた
つて巻取りホイルより引き離されているので、
開放開始並びに閉鎖終了時におけるシヤツター
カーテンのトルクは吊り金具だけの巻取りとな
り、トルクが一定し、かつ、低減された力でシ
ヤツターカーテンの開放操作並びに閉鎖操作を
行うことができる。
に加え、本吊り金具では巻取りホイルから
引き離される部分により、全閉状態のシヤツタ
ーカーテンとの接続角度が吸収され、巻取りホ
イルへの厳密な取付け精度を要さず、取付け作
業の大幅な効率化を図りうる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案のシヤツターの吊り金具の実施例
を示し、第1図aはその一実施例の吊り金具の斜
視図、同b図はその縦断面図、第2図はシヤツタ
ーの開閉途中における巻取り状態を示す図、第3
図はシヤツターの閉鎖時における吊り金具の状態
を示す図、第4図はシヤツターの駆動部の構造
図、第5図はシヤツターのトルク特性図である。
第6図及び第7図は本考案の吊り金具の他の実施
例を示す。 1……固定軸、2……巻取りホイル、3……コ
イルスプリング、5……シヤツターカーテン、1
0……吊り金具、11,11a,11b,11
c,……凸部、12,12a,12b,……凹
部、13……吊元、14……抱合部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定軸1まわりに回転自在に装着された巻取り
    ホイル2の外周に取り付けられるとともに、該巻
    取りホイル2とシヤツターカーテン5との間に介
    装される吊り金具10であつて、 剛性を保持するに足る板厚の方形板をもつて、
    一端部の吊元13から他端部の抱合部14に向か
    つて長手方向に次第に深さを増大する複数の台形
    状の凹凸11,12が、全幅にわたる各折曲げ線
    をもつて曲げ加工により前記巻取りホイル2の外
    周面の曲率に追従するに足る所定の弾性が付与さ
    れるとともに、前記巻取りホイル2の周長に実質
    的に等しい長さに成形され、 前記抱合部14の形成される凸部11cはシヤ
    ツターカーテン5を構成するスラツトの高さと実
    質的に同一にされ、 前記シヤツターカーテン5の全閉状態におい
    て、その一部が前記巻取りホイル2の外周面に当
    接するように前記吊元13において巻取りホイル
    2に固定されてなる、 ことを特徴とする吊り金具。
JP1986020997U 1986-02-18 1986-02-18 Expired - Lifetime JPH0531194Y2 (ja)

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JPS62133895U JPS62133895U (ja) 1987-08-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60141393U (ja) * 1984-02-29 1985-09-19 文化シヤツタ−株式会社 シヤツタの吊り板

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