JPH05311788A - 枠体及びその組立方法 - Google Patents

枠体及びその組立方法

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JPH05311788A
JPH05311788A JP12185392A JP12185392A JPH05311788A JP H05311788 A JPH05311788 A JP H05311788A JP 12185392 A JP12185392 A JP 12185392A JP 12185392 A JP12185392 A JP 12185392A JP H05311788 A JPH05311788 A JP H05311788A
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formwork
embedded
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jig
embedded formwork
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Application number
JP12185392A
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English (en)
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Yasuo Okuyama
康夫 奥山
Yutaka Kurumi
豊 来海
Kazuyuki Murakami
和幸 村上
Takeo Watanabe
武生 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chichibu Cement Co Ltd
Original Assignee
Chichibu Cement Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 外部支保工と埋設型枠とを連結する際に外部
支保工間隔を自由に変えることができ、外部支保工の転
用も容易に行える枠体及びその組立方法を提供すること
である。 【構成】 埋設型枠連結体ユニットと外部支保工とを連
結した枠体であって、前記外部支保工はU字形連結治具
40を介して横端太材と縦端太材とが連結されて構成さ
れたものであり、前記埋設型枠連結体ユニットを構成す
る埋設型枠13に設けられた溝に合わせて配置した前記
外部支保工を埋設型枠連結体ユニットに連結させてなる
枠体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、埋設型枠工法に用いら
れる枠体及びその組立方法に関するものである。
【0002】
【発明の背景】従来、型枠工事に際しては南洋材から製
造された合板型枠が用いられていたが、森林伐採に伴う
環境破壊等が深刻な問題となった今日では合板型枠の使
用は環境保護の面から見て好ましくない。そこで、プレ
キャストコンクリート製型枠を用いた埋設型枠工法が検
討されている。
【0003】この埋設型枠工法は、プレキャストコンク
リート製型枠にコンクリートを打ち込んだ後に脱型せず
にコンクリート表面に残置して部材の一部とする工法、
即ち、合成構造とするものであり、コンクリート硬化後
の型枠解体、養生及び仕上げ等の工程を省略することが
出来るといった特長がある。そして、プレキャストコン
クリート製型枠のサイズを、例えば鋼製型枠サイズのよ
うな規格サイズにしておけば、型枠を構造物へ割り付け
る作業も現行の合板型枠を用いた方法と同様に比較的容
易に行うことが出来るといった特長がある。
【0004】ところで、埋設型枠を連結したユニットに
は、外部支保工を取り付けるが、この外部支保工の取り
付けに際して、外部支保工をユニット化する場合は外部
支保工となる鋼材に加工を施すので、鋼材を他の用途に
転用できないといった問題があった。
【0005】
【発明の開示】本発明の目的は、外部支保工と埋設型枠
とを連結する際に外部支保工間隔を自由に変えることが
でき、外部支保工の転用も容易に行える枠体及びその組
立方法を提供することである。上記本発明の目的は、埋
設型枠連結体ユニットと外部支保工とを連結した枠体で
あって、前記外部支保工はU字形連結治具を介して横端
太材と縦端太材とが連結されて構成されたものであり、
前記埋設型枠連結体ユニットを構成する埋設型枠に設け
られた溝に合わせて配置した前記外部支保工を埋設型枠
連結体ユニットに連結させてなることを特徴とする枠体
によって達成される。
【0006】又、U字形連結治具を横端太材に取り付け
る工程と、前記横端太材に取り付けられたU字形連結治
具を個々の埋設型枠の溝に合わせて埋設型枠連結体ユニ
ットに配設する工程と、前記横端太材上に縦端太材を前
記U字形連結治具を挟み込むようにして配設する工程
と、座金を前記U字形連結治具に取り付けて前記横端太
材及び縦端太材を締結して外部支保工とする工程と、こ
の外部支保工と前記埋設型枠連結体ユニットとを連結す
る工程とを具備することを特徴とする枠体の組立方法に
よって達成される。
【0007】即ち、外部支保工に使用する角形鋼管を加
工することなく縦端太材と横端太材を連結でき、しか
も、埋設型枠に設けられた溝に合わせて横端太材を移動
させることが出来るので、横端太材により決定される外
部支保工間隔を自由に変化させられるようになり、又、
縦端太材と横端太材には加工を施さなくて良いので外部
支保工として用いられる角形鋼管の転用も容易に行える
ようになる。
【0008】更に、外部支保工をユニット化しているの
で外部支保工としての転用も容易に行える。尚、U字形
連結治具には仮固定用のゴムバンドを取り付けて用いる
ことができる。
【0009】
【実施例】図1〜図26は本発明に係る枠体及びその組
立方法の一実施例を示すもので、図1及び図2は連結治
具の平面図及び側面図、図3は他の連結治具の平面図、
図4は埋込治具の断面図、図5及び図6は連結治具に定
着治具を配設した状態での平面図及び側面図、図7〜図
11は埋設型枠の斜視図、図12は連結治具によつて埋
設型枠が連結された状態での断面図、図13は複数の埋
設型枠が連結された状態での斜視図、図14及び図15
は複数の埋設型枠が連結された状態での平面図、図16
はフォームタイの説明図、図17は外部支保工連結治具
の説明図、図18は埋設型枠にフォームタイを取り付け
た状態での説明図、図19は外部支保工の配置状況の説
明図、図20は埋設型枠連結体ユニットの連結状態の斜
視図、図21〜図23はセパレータの接続状況の説明
図、図24及び図25はU字形連結治具と外部支保工の
連結状況の説明図、図26はU字形連結治具の使用状況
の説明図である。
【0010】各図中、1,2は埋設型枠連結治具であ
り、図1〜図3に示す如く、多数の切欠部3が構成され
た矩形状の枠体に割りピン式突起4が一体的に立設され
たものである。尚、この埋設型枠連結治具1,2の材料
としては、引張強度が300〜500kgf/cm2
度で、かつ、耐熱温度が70℃以上、更には耐酸性や耐
アルカリ性に富む、例えばプラスチックや金属材等が用
いられる。
【0011】埋設型枠連結治具1は、図1に示す如く、
割りピン式突起4を四隅に1個ずつ立設させたものであ
り、又、埋設型枠連結治具2は、図3に示す如く、割り
ピン式突起4を左右対称に2個立設させたものである。
これら埋設型枠連結治具1及び2は状況に応じて適宜使
い分けられる。尚、割りピン式突起4は、図1〜図3に
示す如く、四分割されており、又、先端に掛止部(爪)
5が構成されているので、後述の埋設型枠埋込治具に先
端部が撓みながら挿入され、挿入後には復元して埋設型
枠埋込治具の被掛止部に掛止されるよう構成されてい
る。
【0012】6は埋設型枠に埋め込まれている埋設型枠
埋込治具で、埋設型枠連結治具1,2と同じ材料で略円
錐台形状に構成されており、この埋設型枠埋込治具6の
外周側壁部には鍔部7及び凸片8が設けられていて、埋
め込まれた埋設型枠から抜け取れないように構成されて
いる。そして、この埋設型枠埋込治具6の内部には、図
4に示す如く、被掛止部9が設けられているので、割り
ピン式突起4の掛止部5が挿入されると、この被掛止部
9に掛止するように構成されている。
【0013】尚、埋設型枠埋込治具6の開口部は、例え
ば金属箔で覆われており、埋設型枠埋込治具6を埋設型
枠に埋め込んで構成するに際して、埋設型枠の材料(コ
ンクリート材料)が埋設型枠埋込治具6の内部に入り込
まないように構成されている。そして、この埋設型枠埋
込治具6は埋設型枠に後述の補強筋を使用する場合に
は、スペーサのとしても用いられる。
【0014】10は金属材等で構成された定着治具であ
り、図5及び図6に示す如く、埋設型枠連結治具の周囲
を取り巻く様に配設され、埋設型枠とコンクリートとの
一体化を促進させる為に用いられる。11は異なる厚み
の埋設型枠連結体ユニットを形成する場合に同一の埋設
型枠連結治具1(2)が使用できるように埋設型枠連結
治具1(2)と埋設型枠埋込治具6の間に配設される調
節リングである。
【0015】12は緊結用ピンであり、この緊結用ピン
12は図12に示す如く、埋設型枠連結治具の裏面の開
口部から差し込まれ、この開口部の内壁と嵌合させるこ
とにより、割りピン式突起4を内部から拡張させ、埋設
型枠連結治具と埋設型枠を強固に連結させるので、従っ
て、埋設型枠同士を強固に連結させる。13a〜13e
は埋設型枠であり、この埋設型枠13a〜13eは普通
コンクリート、高強度コンクリート、各種繊維補強コン
クリート、ポリマー含浸コンクリート、レジンコンクリ
ート、膨張コンクリート等で構成され、必要に応じて補
強筋14が埋設される。埋設型枠13a〜13eの寸法
は既成の鋼製型枠と同様に構成され、例えば幅150〜
600mm程度、長さ600〜1800mm程度、厚さ
30〜50mm程度である。そして、埋設型枠埋込治具
6の開口部が、図7〜図9に示す如く、埋設型枠13a
〜13eの裏面の側(コンクリートと一体化される方の
側)となるように埋設型枠13a〜13eに埋設されて
おり、即ち、埋設型枠連結治具1,2が埋設型枠13a
〜13eの裏面側から取り付けられるように構成されて
いる。
【0016】尚、埋設型枠連結治具に定着治具10を取
り付けてコンクリートへの定着促進を図るときは、図7
に示す如く、四隅に2個ずつ埋設型枠埋込治具6が埋設
された埋設型枠13aを用い、又、定着治具10を使用
しない場合は、図8に示す如く、四隅に1個ずつ埋設型
枠埋込治具6が埋設された埋設型枠13bが用いられ
る。
【0017】埋設型枠には、図7及び図8に示す如く、
側部にテーパー部15と非テーパー部16が交互に成形
されたものと、図9に示す如く、全稜線部が削り取られ
てテーパー部15としたものが考えられる。埋設型枠を
平面状に連結する場合は、側部にテーパー部15と非テ
ーパー部16とが交互に成形された図7及び図8タイプ
の埋設型枠13a,13bが用いられる。即ち、テーパ
ー部15が成形された埋設型枠を用いると、埋設型枠の
連結時に連結部の断面が図13に示す如く略V字状にな
り、コンクリートが充填され易くなるからである。又、
非テーパー部16を構成させておくのは、多少の力が加
えられても埋設型枠は連結部で屈曲が起こり難いものと
なるからである。
【0018】これに対して、埋設型枠を曲面状の連結体
ユニットにする場合には、図9タイプの埋設型枠13c
が用いられる。なぜならば、図7及び図8タイプの埋設
型枠のように非テーパー部が構成されていると、曲面状
に連結できないからである。又、図10に示す如く、埋
設型枠にはセパレータ孔17を設けることも出来、後述
のセパレータや外部支保工連結治具を使用する場合に
は、このセパレータ孔17が形成されていると極めて好
都合なものとなる。
【0019】又、図11に示す如く、埋設型枠には表面
(コンクリートが打ち込まれない方の側)に溝18を設
けることも出来、後述のU字形連結治具を使用する場合
には、この溝18が形成されていると極めて好都合なも
のとなる。又、図示はしていないが、埋設型枠にはセパ
レータ孔17と溝18が同時に設けることも出来、後述
のU字形連結治具とセパレータや外部支保工連結治具を
同時に使用する場合には、このセパレータ孔17と溝1
8が同時に設けられていると極めて好都合なものとな
る。
【0020】埋設型枠13a〜13eの側部には、例え
ば、図7に示す如く、目地材20(止水性及び紫外線に
対する耐久性を有する伸縮自在なバックアップ材)が取
り付けられており、この目地材20により埋設型枠の接
合部からコンクリートが漏れ出さないように構成されて
いる。21は外部支保工と埋設型枠連結体ユニットを緊
結するフォームタイであり、埋設型枠13の表面側に取
り付けられ裏面側からピーコン22により固定されてい
る。そして、このフォームタイ21は埋設型枠13に接
する部分が鍔状になっているので、埋設型枠13に対す
る垂直状態が保持される。
【0021】23は外部支保工連結治具であり、埋設型
枠13にフォームタイ21を連結しない場合に用いられ
る。この外部支保工連結治具23は埋設型枠と接する部
分が鍔状に構成され、更に両端には螺子部が構成されて
いるており、フォームタイ21と同様に埋設型枠13の
表面側に取り付けられ裏面側からナット24で固定され
る。この様にして、外部支保工連結治具23は埋設型枠
13に対する垂直状態が保持される。
【0022】埋設型枠13と外部支保工の連結に外部支
保工連結治具23を使用する場合は、この外部支保工連
結治具23は、例えば、図22に示す如く、埋設型枠1
3と座金25の間に外部支保工を挟んで配設され、先端
部がナット26で締結されることにより、外部支保工と
埋設型枠13を固定し、更に図24に示す如く、外部支
保工連結治具23の内部を通って外部支保工連結治具2
3の左端から突出したフォームタイ21の先端部をナッ
ト27で締結することにより、埋設型枠連結体ユニット
31同士が連結される。
【0023】28はセパレータであり、現場打ちコンク
リートの側圧に抗して対抗する埋設型枠13の間隔を維
持させるものであり、セパレータ28は両方の埋設型枠
13に取り付けられるか、又は図23に示す如く片方の
埋設型枠連結体ユニット31にのみ取り付けられる。2
9は補正部材であり、外部支保工連結治具23を使用せ
ずにフォームタイ21を単独で他の埋設型枠連結体ユニ
ットと連結させる箇所のセパレータ孔17の内径とフォ
ームタイ21の外径の差及びナット24の厚みの差を補
う為に用いられ、この補正部材29により、フォームタ
イ21が確実に埋設型枠13に固定される。
【0024】30は角形鋼管等を用いて構成された作業
台、31は埋設型枠13が複数連結された埋設型枠連結
体ユニット、32は横端太材であり、この横端太材の長
さは、埋設型枠連結体ユニットの両端より突出しない程
度である。33はフォームタイ21、もしくは外部支保
工連結治具23を挟み込むように2本組で横端太材32
の上に配置される縦端太材である。そして図19に示す
如く、縦端太材33から突出したフォームタイ21、も
しくは外部支保工連結治具23の先端を座金34を用い
て締結することにより、埋設型枠連結体ユニット31と
外部支保工(横端太材32及び縦端太材33)は一体化
される。
【0025】35は2つの埋設型枠連結体ユニット31
を跨いで配設されるジョイント用短横端太材、36はジ
ョイント用短横端太材35の上に重ねられたジョイント
用縦端太材、37はジョイント用縦端太材36の上に重
ねられたジョイント用横端太材であり、これらは縦端太
材33とジョイント用横端太材37をクランプ38によ
り締結することで固定される。
【0026】40は鋼材を滑らかなU字状に加工したU
字形連結治具であり、外部支保工をユニット化する為に
用いられる。このU字形連結治具40は横端太材が丁度
嵌め込まれるような内巾であり、又、横端太材32と縦
端太材33を重ねた高さよりも大きな高さに構成されて
おり、図24及び図25に示す如く横端太材32と縦端
太材33を座金41により挟み込んで連結して外部支保
工ユニットとする。
【0027】尚、U字形連結治具40の中間部には仮固
定用のゴムバンド42が取り付けられており、このゴム
バンド42により、U字形連結治具40は横端太材に対
して、容易に仮固定される。次に、本発明の枠体及びそ
の組立方法を用いた埋設型枠工法について詳細に説明す
る。
【0028】始めに、角形鋼管を用いて均一な高さの作
業台30を作り、作業台30の所定位置に埋設型枠連結
治具1(2)を割りピン式突起4が立設した方を上にし
て配置する。次に、埋設型枠埋込治具6を割りピン式突
起4に嵌め込みながら、図13に示す如く、次々に埋設
型枠13を連結させて所定寸法の埋設型枠連結体ユニッ
ト31を形成する。但し、外部支保工の接合部分にあた
る部分には、溝18が構成された埋設型枠13eを用い
る。
【0029】上記の埋設型枠連結工程で得られた埋設型
枠連結体ユニット31の例を図14及び図15に示す。
図14に示す埋設型枠連結体ユニット31は埋設型枠1
3を単に連結体ユニットとした場合の例であり、埋設型
枠連結治具1は4枚の埋設型枠13が当接する部分にの
み用いられ、その他の部分は埋設型枠連結治具2が用い
られている。
【0030】又、図15に示す埋設型枠連結体ユニット
31はコンクリートと一体化を図る場合の例であり、埋
設型枠連結治具2は埋設型枠連結体ユニットの周辺部に
のみ用いられ、その他の部分は定着治具10を取り付け
た埋設型枠連結治具1が用いられ埋設型枠13とコンク
リートとの一体化が促進される。尚、埋設型枠連結時に
図12に示す如く、緊結用ピン12を割りピン式突起4
の開口部へ差し込むことにより、埋設型枠13同士を一
層強固に連結させても良い。
【0031】次に、外部支保工をユニット化する工程で
あるが、図24〜図26に示す如く、埋設型枠13eの
溝18に合わせて、U字形連結治具40をゴムバンド4
2で横端太材32に仮固定し、所定の位置まで横端太材
32を移動させる。同様にして、U字形連結治具40を
仮固定した全ての横端太材32を所定の位置に配置す
る。
【0032】所で、埋設型枠連結体ユニット31相互に
取り付けられたセパレータ28を溶接、又はターンバッ
クルで結合させて連結される場合は、セパレ−タ28が
取り付けられる位置にはセパレータ孔が同時に設けられ
た埋設型枠を配置して、他の埋設型枠13との連結後、
もしくは連結前に図16に示す如く、フォームタイを固
定させる。
【0033】或いは、図22に示す如く片側(図では左
側)の埋設型枠連結体ユニット31にのみセパレータ2
8を固定する場合は、埋設型枠連結体ユニット31の他
方側(図では右側)には図17に示す如く、外部支保工
連結治具23を埋設型枠13に取り付ける。尚、図18
に示す如く、補正部材29はフォームタイ21が単独で
埋設型枠連結体ユニット31と連結される場合に用いら
れ、ピーコン22の底部に取り付けることでフォームタ
イ21を埋設型枠13に確実に固定されるようにする。
【0034】次に、縦端太材33の取り付けであるが、
外部支保工との連結にフォームタイ21又は外部支保工
連結治具23を使用する場合、フォームタイ21又は外
部支保工連結治具23を挟み込むように縦端太材33を
2本組で配置する。全ての縦端太材33の配置終了後、
U字形連結治具40を座金41で締結して外部支保工を
ユニット化する。
【0035】又、横端太材32と縦端太材33をU字形
連結治具40を用いて配置した後、横端太材32と縦端
太材33の交差部分を溶接、又はボルト締めによりユニ
ット化しても良い。又、予めU字形連結治具40により
ユニット化された外部支保工を起重機により吊り上げて
埋設型枠連結体ユニット31に配置しても良い。
【0036】次は、外部支保工ユニットと埋設型枠連結
体ユニット31を連結する工程であるが、フォームタイ
21を使用する場合には、縦端太材33の間から突出し
たフォームタイ21を座金34を用いて図19に示す如
く、外部支保工ユニットに固定する。又、外部支保工連
結治具23を使用する場合も同様にして外部支保工ユニ
ットに固定する。即ち、フォームタイ21もしくは外部
支保工連結治具23と外部支保工ユニットを緊結するこ
とにより、外部支保工ユニットと埋設型枠連結体ユニッ
ト31は一体化するようになり、しかも、埋設型枠13
が連結体ユニットに構成されたので、全ての埋設型枠1
3を外部支保工に連結する必要がなく外部支保工に用い
られる鋼管を最少限に節約できる。
【0037】次に、埋設型枠連結体ユニット31同士を
連結して所定形状の型枠として建て込むのであるが、こ
れは縦端太材33上部に穴を開けてシャッフル等を取り
付け起重機により行う。尚、埋設型枠連結体ユニット3
1へのセパレ−タ28の取り付けは埋設型枠連結体ユニ
ット31を吊り上げた時、もしくは建て込んだ後に行
う。
【0038】埋設型枠連結体ユニット31同士の連結工
程で、埋設型枠連結体ユニット31同士を隣接する様に
連結するには、図20に示す如くジョイント用短横端太
材35を両方の埋設型枠連結体ユニット31の横端太材
32に跨がる様に配置し、次にジョイント用縦端太材3
6をジョイント用短横端太材35の上に配置し、更にジ
ョイント用横端太材37をジョイント用縦端太材36の
上に配置してクランプ38を用いて端太材同士を連結し
て、埋設型枠連結体ユニット31同士を連結する。
【0039】次に、埋設型枠連結体ユニット31同士を
向かい合う様に連結するには、セパレータ28が溶接又
はターンバックルによって接合されるものである場合に
は、図21に示す如く両側の埋設型枠連結体ユニット3
1を建て込んだ後、各々の埋設型枠連結体ユニット31
から突出したセパレータ28を接合する。又、片側の埋
設型枠連結体ユニット31にしかセパレータ28を固定
しない場合には、図22及び図23に示す如く、セパレ
ータ28を固定した方の埋設型枠連結体ユニット31
(左側)を建て込んだ後、この埋設型枠連結体ユニット
31から立設したフォームタイ21をもう一方の埋設型
枠連結体ユニット31(右側)のセパレータ孔17もし
くは外部支保工連結治具23の開口部に挿入して建て込
み、フォームタイ21と外部支保工を座金25で締結す
る。
【0040】コンクリート打設、硬化後に外部支保工ユ
ニットを起重機により吊り上げて撤去する。但し、外部
支保工ユニットにはサポートを取り付けて安全な状態を
確保する。そして、セパレータ孔17にコンクリートを
充填して全工程が終了する。上記の方法によれば、外部
支保工に使用する角形鋼管を加工することなく、ユニッ
ト化でき、埋設型枠に構成された溝に合わせて、横端太
材を移動させるので支保工間隔が自由に取れるようにな
る。更には、U字形連結治具により容易に外部支保工が
ユニット化でき、しかも、そのまま外部支保工の転用が
できるので施工時間の短縮化も図れる。
【0041】
【効果】本発明によれば、外部支保工と埋設型枠とを連
結する際に、外部支保工間隔を自由に変えることがで
き、又、外部支保工の撤去や転用も容易に行えるように
なり、更には外部支保工として使用する鋼管には直接加
工を施す必要がなく、鋼管自体を他の用途へ転用するこ
とができ、資材のロスも最小限で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結治具の平面図である。
【図2】連結治具の側面図である。
【図3】連結治具の平面図である。
【図4】埋込治具の断面図である。
【図5】連結治具に定着治具を配設した状態での平面図
である。
【図6】連結治具に定着治具を配設した状態での側面図
である。
【図7】埋設型枠の斜視図である。
【図8】埋設型枠の斜視図である。
【図9】埋設型枠の斜視図である。
【図10】埋設型枠の斜視図である。
【図11】埋設型枠の斜視図である。
【図12】連結治具によって埋設型枠が連結された状態
での断面図である。
【図13】複数の埋設型枠が連結された状態での斜視図
である。
【図14】複数の埋設型枠が連結された状態での平面図
である。
【図15】複数の埋設型枠が連結された状態での平面図
である。
【図16】フォームタイの説明図である。
【図17】外部支保工連結治具の説明図である。
【図18】埋設型枠にフォームタイを取り付けた状態で
の説明図である。
【図19】外部支保工の配置状況の斜視図である。
【図20】埋設型枠連結体ユニットの連結状態の斜視図
である。
【図21】セパレータの接続状況の説明図である。
【図22】セパレータの接続状況の説明図である。
【図23】セパレータの接続状況の説明図である。
【図24】U字形連結治具と外部支保工の連結状況の説
明図である。
【図25】U字形連結治具と外部支保工の連結状況の説
明図である。
【図26】U字形連結治具の使用状況の説明図である。
【符号の説明】
1,2 埋設型枠連結治具 4 割りピン式突起 5 掛止部 6 埋設型枠埋込治具 9 被掛止部 13a〜13e 埋設型枠 17 セパレータ孔 18 溝 21 フォームタイ 22 ピーコン 23 外部支保工連結治具 28 セパレータ 31 埋設型枠連結体ユニット 32 横端太材 33 縦端太材 40 U字形連結治具 42 ゴムバンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 和幸 埼玉県熊谷市月見町二丁目1番1号 秩父 セメント株式会社中央研究所内 (72)発明者 渡辺 武生 埼玉県熊谷市月見町二丁目1番1号 秩父 セメント株式会社中央研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 埋設型枠連結体ユニットと外部支保工と
    を連結した枠体であって、前記外部支保工はU字形連結
    治具を介して横端太材と縦端太材とが連結されて構成さ
    れたものであり、前記埋設型枠連結体ユニットを構成す
    る埋設型枠に設けられた溝に合わせて配置した前記外部
    支保工を埋設型枠連結体ユニットに連結させてなること
    を特徴とする枠体。
  2. 【請求項2】 U字形連結治具は横端太材に仮固定され
    る為のゴムバンドが取り付けられてなることを特徴とす
    る請求項1記載の枠体。
  3. 【請求項3】 U字形連結治具を横端太材に取り付ける
    工程と、前記横端太材に取り付けられたU字形連結治具
    を個々の埋設型枠の溝に合わせて埋設型枠連結体ユニッ
    トに配設する工程と、前記横端太材上に縦端太材を前記
    U字形連結治具を挟み込むようにして配設する工程と、
    座金を前記U字形連結治具に取り付けて前記横端太材及
    び縦端太材を締結して外部支保工とする工程と、この外
    部支保工と前記埋設型枠連結体ユニットとを連結する工
    程とを具備することを特徴とする枠体の組立方法。
JP12185392A 1992-05-14 1992-05-14 枠体及びその組立方法 Pending JPH05311788A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4623407B2 (ja) * 2001-04-05 2011-02-02 株式会社竹中工務店 壁型枠工法
KR101402614B1 (ko) * 2013-11-26 2014-06-03 삼진공작 (주) 발전소 보일러 외벽부 공사 방법

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