JPH05311596A - セラミックスシートとその製造方法及びそれを用いた断熱体 - Google Patents

セラミックスシートとその製造方法及びそれを用いた断熱体

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JPH05311596A
JPH05311596A JP10987992A JP10987992A JPH05311596A JP H05311596 A JPH05311596 A JP H05311596A JP 10987992 A JP10987992 A JP 10987992A JP 10987992 A JP10987992 A JP 10987992A JP H05311596 A JPH05311596 A JP H05311596A
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ceramic
silica gel
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ceramic sheet
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Kenichi Nakamura
健一 中村
Kunio Kimura
邦夫 木村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性セラミックス繊維を無機バインダで結
合させたセラミックスシートにおいて、無機バインダと
して結合力が強く、多量の空気層を含むシリカゲルを用
いることにより、シート強度が大きく、熱伝導率が低
く、さらに加工性に優れたセラミックシートを提供す
る。 【構成】 セラミックス繊維を少なくとも無機バインダ
及び有機質結合剤で結合させたセラミックスシートにお
いて、無機バインダの好ましい例として比表面積が20
0〜400m2 /gかつ細孔容積が1.0〜1.2ml
/gの範囲内にあるシリカゲルを用いる。このシリカゲ
ルを用いると、粒子中の空気層が断熱層となり、熱伝導
率を低下することが可能となる。また、シリカゲル同士
は、−OH基による水素結合により強力に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性セラミックス繊
維を主成分とする多孔質セラミックスシートに関する。
さらに詳しくは、電子ジャーや電子ポットなどの断熱材
や各種保温材等に有用なセラミックスシートとその製造
方法およびそれを用いた断熱材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】耐熱性セラミックス繊維を用いたセラミ
ックスシートは、その高い空隙率により断熱効果に優れ
ているため、断熱材、保温材等の材料として用いられて
きた。
【0003】従来のセラミックスシートは、バインダを
用いないものであったり、無機バインダを用いた場合で
もコロイダルシリカを含浸させたり、ベントナイトなど
の粘着性粘土を硬化させて用いるのが一般的であった。
【0004】しかし、これらの無機バインダを用いたセ
ラミックスシートは繊維相互の接着強度が弱いという問
題があった。そのため、接着強度を上げようとしてバイ
ンダ量を増加すると、伝熱経路が増加し断熱性能が低下
するものであった。この問題を改良するため、耐熱性無
機繊維とセラミックス原料粉末を湿式抄造し、焼結して
セラミックス化するとともに、表面を緻密化してガス不
透過性として強度が大きく断熱効果の均等性の高い繊維
セラミックス断熱体を得ることが提案されている(特開
昭62−207779号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
62−207779号公報のように無機バインダとして
シリカ−アルミナ系セラミックス原料粉末を用いて加熱
焼結させると、多孔度が高いためセラミックス原料粉末
は充分に焼結せず、剥離しやすくなる。また、セラミッ
クス原料粉末が剥離しない程度の高温で加熱焼結する
と、多孔度が低下して熱伝導率が上昇するという問題が
ある。また、シリカ−アルミナ系繊維は1000℃以上
に加熱するとムライト結晶を析出し、セラミックスシー
トの強度を低下させるうえ、加熱焼結によりセラミック
スシートの靭性が失われ、加工性が悪化するという問題
もある。
【0006】本発明は、前記従来技術の課題を解決する
ため、シート強度が大きく、熱伝導率が低く、さらに加
工性に優れたセラミックシートを提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のセラミックスシートは、セラミックス繊維
を少なくとも無機バインダ及び有機質結合剤で結合させ
たセラミックスシートにおいて、前記無機バインダの一
部もしくは全部がシリカゲルであることを特徴とする。
【0008】次に本発明のセラミックス断熱体は、セラ
ミックス繊維を少なくとも無機バインダ及び有機質結合
剤で結合させたセラミックスシートが成形体表面または
内部に存在するセラミックス断熱体において、前記無機
バインダの一部もしくは全部がシリカゲルであることを
特徴とする。
【0009】次に本発明のセラミックスシートの製造方
法は、少なくともシリカゲルを含む無機バインダを、セ
ラミックス繊維と有機質結合剤とともに均一に分散させ
スラリーを作製し、前記スラリーに電解質を加えてフロ
ック状にした後、湿式抄紙法を用いてシート化し乾燥す
ることを特徴とする。
【0010】前記本発明のセラミックスシートもしくは
セラミックス断熱体またはセラミックスシートの製造方
法の構成においては、シリカゲルの比表面積が200〜
400m2 /g、かつ細孔容積が1.0〜1.2ml/
gの範囲内にあることが好ましい。
【0011】
【作用】本発明によれば、シリカゲルの表面のシラノー
ル基同士の水素結合により高温で加熱焼結させることな
くシート強度の大きく、靭性を持ったセラミックスシー
トが得られる。また、シリカゲル中の気孔が断熱層とし
て働くため、熱伝導率の低いセラミックスシートが得ら
れる。また本発明の製造方法によれば、前記熱伝導率の
低いセラミックスシートを効率よく合理的に製造するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下実施例を用いて本発明をさらに具体的に
説明する。まず、本発明のシリカゲルについて述べる。
珪酸ナトリウムと酸とを反応させると珪酸を生じる。こ
の珪酸は、縮重合を繰り返し一定の大きさを持つ非晶質
シリカの一次粒子へと成長する。この一次粒子は、シロ
キサン結合(Si−O−Si)により3次元的につなが
った2次凝集体となり、多孔性に富んだ網目構造を形成
する。このようにしてつくられた、比表面積が大きく細
孔容積の大きな非晶質シリカがシリカゲルである。
【0013】シリカゲルは、表面に−OH基を持つので
他の−OH基と水素結合を起こしやすい。通常、シリカ
ゲルは負に帯電しているため水中では分散しやすいが、
電解質を加え電荷を中和させると、シリカゲルは凝集す
る。このとき、表面の−OH基同士が水素結合で結合す
るため、凝集力は溶融シリカ等と比べると非常に大き
い。
【0014】シリカゲルの一次粒子の大きさは、生成条
件により制御することが可能である。故に、シリカゲル
は一次粒子の大きさを制御することにより、様々な比表
面積や細孔容積の値を取ることができる。富士ディヴィ
ソン化学製のシリカゲル”サイロイド”(商品名)で
は、比表面積および細孔容積により、表1のようにA
型、B型、ID型に分類されている。
【0015】
【表1】
【0016】前記の如く、シリカゲルは微小な一次粒子
が3次元的につながった2次凝集体であるため、シリカ
ゲル粒子中には空気層が混在する。この空気層の容積
は、(表1)に示す通りID型>B型>A型の順に大き
い。従って、3種のシリカゲルのうち、熱伝導率はID
型が最も小さい。
【0017】比表面積の大きい非晶質シリカには、シリ
カゲルの他にホワイトカーボンがある。ホワイトカーボ
ンは、珪酸に例えば陽イオンを加え沈降性のシリカ懸濁
液としたものを精製して得られるもので、中にはID型
シリカゲルと同等の比表面積や細孔容積を持つものが存
在する。しかし、ホワイトカーボンは洗浄が難しく、N
2 Oが残りやすい。Na2 Oが残存すると、200℃
程度の温度から表面の粘度が低下し、比表面積が低下し
始め、700℃まで温度を上昇させるとクリストバライ
トが析出するため、耐熱衝撃性が悪化する。そのため、
ホワイトカーボンは断熱材、保温材として用いるセラミ
ックスシートには不向きである。
【0018】また、シリカゲルは比表面積がコロイダル
シリカやベントナイトと比べ格段に大きいため、ウオッ
シュコートなどの手段を施さなくても触媒や抗菌剤など
の担持が可能となる。従って、本発明のシリカゲルを用
いたセラミックシートにおいては防菌防黴機能や脱臭機
能を付加することも可能である。本発明においては、シ
リカゲルはシート中に30〜70重量%存在させておく
のが好ましい。70重量%を越えると多孔度が低下し断
熱性が低下する傾向になる。また30重量%未満ではシ
ート強度が低下する傾向となる。
【0019】以上の理由にて、ID型のシリカゲルを本
発明に最も適したバインダとして選択した。次に、本発
明のセラミックス繊維について述べる。代表的な高耐熱
性セラミック繊維として、アルミナ繊維、アルミノシリ
ケート繊維、アルミノボロシリケート繊維、ムライト繊
維等があげられる。このうち、ムライト繊維は非常に脆
く、機械的強度が低下するので、本発明には不向きであ
る。アルミナ繊維、アルミノシリケート繊維は、そのS
iO2 、Al2 3 の組成比によって耐熱性、価格が異
なるので、アルミノボロシリケート繊維を含め、用途に
よって適当な組成比を持つ繊維を選択する必要がある。
本発明においては、セラミックス繊維はシート中に30
〜70重量%存在させておくのが好ましい。70重量%
を越えると多孔度が低下し断熱性が低下する傾向にな
る。また30重量%未満ではシート強度が低下する傾向
となる。
【0020】次に、本発明のセラミックスシートの製造
方法について述べる。本発明は、無機バインダを、セラ
ミックス繊維と有機質結合剤とともに均一に分散させて
スラリーを作製した後、前記スラリーに電解質を加えて
フロック状にした後、湿式抄紙法を用いてシート化する
方法を用いてセラミックスシートを形成するものである
(以下「抄紙法」という)。
【0021】抄紙法において、シート強度は主に繊維同
士の絡み合いによって得られるものである。従って、一
般には無機バインダの添加はシート強度の低下の原因と
なる。しかし、無機バインダの凝集力が強ければ、無機
バインダ同士及び無機バインダとセラミックス繊維との
間の結合力が強くなり、シート強度の低下は小さい。
【0022】本発明のように、比表面積の大きなシリカ
ゲルを用いた場合、凝集により生じたフロックは、多量
の有機質結合剤をフロック中に含むため、フロックの強
度が大きくなり、ひいてはセラミックスシートの強度も
強くなる。従って、本発明のシリカゲルを用いれば、断
熱性が向上するのみならず断熱材の強度も向上する。
【0023】有機質結合剤は、抄紙後のセラミックスシ
ートの強度を保つために添加するものであり、ポリビニ
ルアルコール、ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂、ポ
リアクリルアマイド、澱粉等が用いられる。通常は前記
のようなカチオン性高分子およびその混合物が用いられ
るが、酢酸ビニル樹脂、酢酸ビニル−アクリル共重合樹
脂のようなノニオン性の樹脂を用いてもその効果は発揮
される。これらの高分子は、無機材料に対しては電荷の
中和による吸着作用にて、パルプ等には水素結合にて強
固に結着する。有機質結合剤は固形分に対し0.2〜
0.9重量%程度の添加量で充分にその効果を発揮す
る。
【0024】凝集剤は、セラミックス繊維、無機バイン
ダをお互い絡ませ合い強度を持たせるために用いるもの
である。セラミックス繊維、無機バインダは負に帯電し
ているため、金属カチオンあるいは低分子量カチオンポ
リマーにて電荷を中和させると、セラミックス繊維や無
機バインダはお互いに衝突しあった際に分子間引力によ
りくっつき合い、凝集を起こす。金属カチオンを用いた
場合、正電荷の価数が大きいほど凝集力が強いため、凝
集剤には通常Al3+カチオン(ミョウバン、塩化アルミ
ニウム等)が用いられる。凝集剤の使用量が多くなる
と、水中の不純物が多くなり、白水が濁るなどの不具合
を生じる。各種非晶質シリカおよび製紙用填料として良
く用いられるカオリンの凝集に必要なAl3+の固形分比
を表2に示す。なお、表2において数値の単位は重量%
である。
【0025】
【表2】
【0026】表2に示すように、製紙用によく使われる
カオリン以上に凝集性に優れていることが判る。以上の
ように、本発明のシリカゲルは、セラミックスシート製
造工程を容易にするものである。
【0027】以下に本発明のより具体的な実施例を示
す。なお、図1は本発明の一実施例によるセラミックス
シートの拡大図を、図3は無機バインダとしてカオリナ
イトを用いた従来のセラミックスシートの拡大図を示す
ものである。
【0028】実施例1 セラミックス繊維1として平均繊維径約3μmで0.1
〜10mmの長さにカットしたアルミノシリケート繊維2
0重量部を、水1000重量部に十分に分散させて懸濁
させるさせる。このアルミノシリケート繊維は、例えば
耐熱温度が1260℃まで必要であればSiO2 、Al
2 3 の組成比がともに約50%ものを用いるといった
ように、その組成はアルミノシリケートに限ったもので
はない。一方、無機バインダ2として平均粒径1.8μ
m、比表面積が400m2 /g、細孔容積が1.2ml
/gのシリカゲル15重量部を水50重量部に懸濁させ
る。このセラミックス繊維1懸濁液と無機バインダ2の
懸濁液を撹拌しつつ混合した。次に有機質結合剤3とし
て酢酸ビニル−アクリル共重合エマルジョン溶液を1重
量部加えて十分に撹拌混合させた後、ミョウバンを添加
してセラミックス繊維1、無機バインダ2、有機質結合
剤3を互いに凝集させフロック状の懸濁液とする。こう
して得られた凝集懸濁液を水で3000重量部に希釈し
た後、通常の長網式抄紙機で抄造してセラミックスシー
ト5を作成した。
【0029】なお、平均粒径2.6μm、比表面積が6
00m2 /g、細孔容積が0.6ml/gのB型シリカ
ゲルを用いて同様の実験を行った結果、得られたセラミ
ックシートからシリカゲルが粒子状態で崩壊し、強度的
に不十分であった。また、A型のシリカゲルは、更に細
孔が小さいので強度的に弱くなるのは充分に推測でき
る。従って、本発明の製造方法においては、シリカゲル
は比表面積が200〜400m2 /gかつ細孔容積が
1.0〜1.2ml/gの範囲内にあるものが望ましい
ことが判った。
【0030】本発明の一実施例によるセラミックスシー
トと、無機バインダとしてシリカ−アルミナ系粘土であ
るカオリナイト4を用いた従来のセラミックスシートの
熱伝導率を表3に示す。
【0031】
【表3】
【0032】本発明の一実施例によるセラミックスシー
トは、従来のセラミックスシートに比べて20%熱伝導
率が減少することが判った。これは、図1(本実施例
品)における空気層5が断熱層として働いていること
と、図3(従来品)においてカオリナイト4が板状結晶
であるため接着面が大きく、熱が伝わりやすくなってい
ることに起因するものである。
【0033】なお、本実施例においてシリカゲルは平均
粒径1.8μmのものを用いたが、水中でほとんど沈澱
しない程度の粒径(平均3μm以下)であれば、特にこ
の値に限定したものではない。
【0034】また、本実施例においては無機バインダ2
の全部をシリカゲルとしたが、一部を他のバインダ(例
えばカオリナイトなど)に置き換えても若干効果は薄れ
るが、同様の効果が得られる。
【0035】実施例2 以下に、本発明の一実施例によるセラミックス断熱体に
ついて説明する。なお、図2は、本発明の一実施例によ
るセラミックス断熱体の断面図を示すものである。
【0036】実施例1で得られたセラミックスシート5
を二分し、一方を歯車形状の2本のロールを持つコルゲ
ートマシンでコルゲート状に成形するとともに、粉砕し
たアルミノシリケート繊維とシリカゲルを有機質糊剤で
混練して得られる接着剤6をコルゲート頂部に塗布して
他方の平板状セラミックスシート5を貼り付ける。ここ
で得られた段ボール形状の成形体のコルゲート頂部に前
記接着剤6を塗布して他方の平板状セラミックスシート
5を貼り付ける。このようして得られたセラミックス成
形体を1000℃で2時間焼成してセラミックス断熱体
を得た。
【0037】なお、ホワイトカーボン、B型シリカゲル
を用いたセラミックスシートは、シート強度がなくコル
ゲート加工が不可能であった。本発明の一実施例による
セラミックス断熱体と、無機バインダとしてシリカ−ア
ルミナ系粘土であるカオリナイト4を用いた従来のセラ
ミックス断熱体の熱伝導率を表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】ここでも本発明の一実施例によるセラミッ
クス断熱体は、従来のセラミックス断熱体と比べ20%
熱伝導率が減少することが判った。これは、セラミック
スシート5の熱伝導率が低下したことに他ならない。
【0040】なお、本実施例においては加工成形法とし
てコルゲート法を用いたが、これは、特に限定するもの
ではなく、接着材による接着、切り込みによるはめ合わ
せなど、如何なる加工法に対しても同様の効果が得られ
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、気孔率の高いシリカゲ
ルを無機バインダとして用いたので、シリカゲルの表面
のシラノール基同士の水素結合によりシート強度の大き
く、靭性を持ったセラミックスシートが得られるもので
ある。また、シリカゲル中の気孔が断熱層として働くた
め、熱伝導率の低いセラミックスシートが得られる、ひ
いては熱伝導率の低いセラミックス断熱体が得られるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるセラミックスシートの
拡大図を示すものである。
【図2】本発明の一実施例によるセラミックス断熱体の
断面図を示すものである。
【図3】従来のセラミックスシートの拡大図を示すもの
である。
【符号の説明】
1 セラミックス繊維 2 無機バインダ 3 有機質結合剤 4 カオリナイト 5 セラミックスシート 6 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 17/36 17/67 7199−3B D21H 3/78

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミックス繊維を少なくとも無機バイ
    ンダ及び有機質結合剤で結合させたセラミックスシート
    において、前記無機バインダの一部もしくは全部がシリ
    カゲルであることを特徴とするセラミックスシート。
  2. 【請求項2】 セラミックス繊維を少なくとも無機バイ
    ンダ及び有機質結合剤で結合させたセラミックスシート
    が成形体表面または内部に存在するセラミックス断熱体
    において、前記無機バインダの一部もしくは全部がシリ
    カゲルであることを特徴とするセラミックス断熱体。
  3. 【請求項3】 少なくともシリカゲルを含む無機バイン
    ダを、セラミックス繊維と有機質結合剤とともに均一に
    分散させスラリーを作製し、前記スラリーに電解質を加
    えてフロック状にした後、湿式抄紙法を用いてシート化
    し乾燥することを特徴とするセラミックスシートの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 シリカゲルの比表面積が200〜400
    2 /g、かつ細孔容積が1.0〜1.2ml/gの範
    囲内にある請求項1記載のセラミックスシートもしくは
    請求項2記載のセラミックス断熱体または請求項3記載
    のセラミックスシートの製造方法。
JP10987992A 1992-04-28 1992-04-28 セラミックスシートとその製造方法及びそれを用いた断熱体 Pending JPH05311596A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0921100A (ja) * 1993-11-19 1997-01-21 Nippon Muki Co Ltd 無機ペーパー成形体およびその製造方法
JPH11263674A (ja) * 1998-03-16 1999-09-28 Toshiba Ceramics Co Ltd 誘導炉の内張り用ラミング材
KR20010009582A (ko) * 1999-07-12 2001-02-05 최동환 저밀도 고강도의 단열재 및 그 제조방법
JP2007271304A (ja) * 2006-03-30 2007-10-18 Riken Keiki Co Ltd ガスセンサー用有機シリコーン除去フィルタ
US7597781B2 (en) 2004-11-24 2009-10-06 Nippon Sheet Glass Company, Limited Inorganic fiber paper

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