JPH05311087A - インク、基質をプリントする方法、染料、プリントされたペーパー又はオーバーヘッドプロジェクタースライド及び染料組成物 - Google Patents

インク、基質をプリントする方法、染料、プリントされたペーパー又はオーバーヘッドプロジェクタースライド及び染料組成物

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JPH05311087A
JPH05311087A JP5013360A JP1336093A JPH05311087A JP H05311087 A JPH05311087 A JP H05311087A JP 5013360 A JP5013360 A JP 5013360A JP 1336093 A JP1336093 A JP 1336093A JP H05311087 A JPH05311087 A JP H05311087A
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Ronald W Kenyon
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 単独で又は特定のキサンテン染料とともに、
インクジェットプリントで使用されるインクを提供す
る。 【構成】 液体媒質と式(1): [式中、D1及びD2はアゾ系の発色団であり;R1〜R4
はH又は適宜置換されたアルキルであり;Bは化学変化
しやすい原子又は基、水酸基、アミノ又はエーテル、チ
オエーテル又はアミン基であり、そしてX1,X2はH、
ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アシルアミノ、ウレ
イド、ニトロ、カルボキシ又はスルホである]の染料と
液体媒質を含む、無機化合物が5%以下であるインク。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク、このインクを
使用するペーパーの着色化方法、インクを製造するため
に使用しうる化合物及び組成物、及びこの化合物を製造
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるインクジェットプリント手
法の発展は、黄色顔料、マゼンタ及びシアンプリントに
よりペーパーを着色可能とするデスク−トッププリンタ
ーを提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在使用されているマ
ゼンタインクは、プリントに色あせを生ずるさえない色
あい及び乏しい光堅牢性、並びにプリントによごれを生
ずる乏しい湿潤堅牢性の問題をしばしば生ずる。本発明
は、この問題を想起させる。
【0004】
【課題を解決するための方法】本発明の第1の局面に従
がって、液体媒質を含む5%以下の無機化合物及び次式
(1)
【0005】
【化3】
【0006】式中、D1とD2はそれぞれ独立にアゾ系の
発色団であり;R1,R2,R3及びR4はそれぞれ独立に
水素又は適宜置換されたアルキルであり;Bは化学変化
しやすい原子又は基、水酸基、アミノ又はエーテル、チ
オエーテル又はアミン基であり;及びX1とX2はそれぞ
れ独立に水素、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アシ
ルアミノ、ウレイド、ニトロ、カルボキシ又はスルホで
ある]で表わされる染料を含むインクが提供される。
【0007】インクは2%以下、より好ましくは1%以
下の無機化合物を含有することが好ましい。“無機化合
物”という語は、金属カチオン及び無機アニオンから成
るいずれかの塩を意味する。無機化合物の例として、ア
ルカリ金属、アルカリ土類金属及び遷移金属ハライド、
硝酸塩、亜硝酸塩、硫酸塩、炭酸塩及び重炭酸塩、特に
NaCl,NaNO3,NaNO2,KCl,NaHCO
3,CaCO3及びCaCl2が挙げられる。
【0008】液体媒質は好ましくは水性媒質である。式
(1)の染料は液体媒質に完全に溶解して溶液を形成す
ることが好ましい。
【0009】インクは、インクの全重量に基づいて、式
(1)の染料を好ましくは0.5から20%、より好ま
しくは0.5から15%、及び特には1%から5%含有
する。
【0010】液体媒質は、好ましくは水又は水と水溶性
有機溶媒を好ましくは99:1から1:99、より好ま
しくは95:1から50:50及び特には90:10か
ら60:40の重量比で含む混合物である。
【0011】水溶性の有機溶媒は、好ましくは、メタノ
ール、エタノール、n−プロパノール、イソブタノー
ル、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−
ブタノール又はイソブタノールの如くの炭素数1〜4の
アルカノール;ジメチルホルムアミド又はジメチルアセ
トアミドのようなアミド;アセトン又はジアセトンアル
コールのようなケトン又はケトンアルコール;テトラヒ
ドロフラン又はジオキサンのようなエーテル;ポリエチ
レングリコール又はポリプロピレングリコールのような
ポリアルキレングリコール;エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレングリコール又はトリエチレ
ングリコールのような炭素数2〜6のアルキレン基を有
するアルキレングリコール又はチオグリコール;チオジ
グリコール、ヘキシレングリコール又はジエチレングリ
コール;グリセロール又は1,2,6−ヘキサントリオ
ールのようなポリオール;2−メトキシエタノール、2
−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エ
トキシエトキシ)−エタノール、2−[2−(2−メト
キシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2−(2
−エトキシエトキシ)−エトキシ]−エタノールのよう
な多価水酸基を有するアルコールの低級アルコールエー
テル;2−ピロリドン又はN−メチルピロリドン;又は
上述の水溶性有機溶媒の2以上をのものを有する混合物
である。
【0012】特に好ましい水溶性有機溶媒は、2−ピロ
リドン、N−メチルピロリドン、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール又は2
−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノールの
ような多価水酸基を有するアルコールのアルキレングリ
コール又は低級アルキルエーテル;及び分子量500ま
でのポリエチレングリコールから選ばれる。好ましい特
定の有機溶媒の混合物は、水及びジエチレングリコー
ル、2−ピロリドン又はN−メチルピロリドンのいずれ
かを上述の重量比で含む二成分混合物である。
【0013】適当なインク媒質の例は、米国特許第4,
963,189号、米国特許第4,703,113号、
米国特許第4,626,284号及びヨーロッパ特許第
4,251,50号明細書に示されている。
【0014】本発明のインクは、さらに、ペーパー基質
に染料が浸透するのを助けるための1以上の浸透剤、熱
インクジェットプリンターにおいてレジスター表面で残
留物(コガ:koga)の形成を減少させ防止するため
のコゲーション減少剤(kogation−reduc
inng agent)及びインクのpHを安定化する
ためのホウ酸ナトリウムのような緩衝剤を含むことが好
ましい。
【0015】コゲーション減少剤は、ヨーロッパ特許第
425150号公開明細書に記載されているように、好
ましくはオキソアニオンである。オキソアニオンは、C
24 2-,SO3 2-,SO4 2-,モリブデン酸塩、AsO4 3
又はより好ましくは燐酸エステル、ジオルガホスフェー
ト又はより特定的には残留物を減少させる際に特に効果
的である隣酸塩であり得る。
【0016】燐酸塩の例としては、二酸基性ホスフェー
ト(HPO4 2-)、一塩基性ホスフェート(H2PO4 -
及びポリホスフェート(P27 4-)が言及できる。カウ
ンターイオンの選択は重要とは考えられず、これらの例
としてはアルカリ金属、アンモニウム及びアルキルアン
モニウムカチオンが含まれる。
【0017】コゲーション減少剤は、好適にはオキソア
ニオンに基づいて好適には0.001%から1%,より
好適には0.01%から0.5%(重量)の濃度でイン
ク中に存在する。
【0018】本発明のインクは、ペーパーのインクジェ
ットプリントにおいて特に価値がある。我々は、このイ
ンクで印刷されたペーパーは、許容しうる水堅牢性、特
に明るい色彩及び良好な光堅牢性を有することを見い出
した。本発明の特定の染料がペーパー上で例外的な明る
さを有するとの知見は特に驚くべきことである。という
のはペーパーにプリントされた表面的に類似の染料はよ
り劣った明るさであることが知られているからである。
【0019】D1とD2は、その魅力的な色彩のために、
それぞれ独立にスルホン化されたモノアゾ基、特にはフ
ェニルアゾナフタレン基、より特定的にはアゾナフタレ
ン基であることが好ましい。
【0020】D1又はD2により表わされる好ましいスル
ホン化されたモノアゾ基は、次式(2)又は(3)のも
のである:
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】式中、Uはスルホであり;VとWの一方は
スルホで、他方は水素であり;そしてAはナフタレン系
のベンゼン基である。
【0024】特に好適な染料は、式(2)又は(3)の
スホン化されたモノアゾ基を有し、式中、Aは1又は2
個のスルホ又はカルボキシ基を有するフェニル又は1,
2又は3個のスルホ又はカルボキシ基を有するナフチル
である。Aはアゾ結合に対してオルト位にあるスルホ基
を有することが特に好ましい。
【0025】1又は2個のスルホ又はカルボキシ基を有
するフェニルの例として、フェニル;2−,3−又は4
−スルホフェニル;2,4−,2,5−又は3,5−ジ
スルホフェニル;2−メチル−4−スルホフェニル;2
−メチル−5−スルホフェニル;4−メチル−2−スル
ホフェニル;2−スルホ−5−メチルフェニル;2−メ
トキシ−5−スルホフェニル;4−メトキシ−2−スル
ホフェニル;2−クロロ−4−スルホフェニル;2−ク
ロロ−5−スルホフェニル;2,5−ジクロロ−4−ス
ルホフェニル;4−ニトロ−5−スルホフェニル;5−
ニトロ−2−スルホフェニル;2−カルボキシ−5−ス
ルホフェニル;及び3,5並びに3,4−ジカルボキシ
フェニルが挙げられる。
【0026】1,2、又は3個のスルホ又はカルボキシ
基を有する特に好適なナフチル基の例として、4−,5
−,6−又は7−スルホナフチル−1;1−又は6−ス
ルホナフチル−2;3,8−又は4,8−ジスルホナフ
チル−1;4,8−又は5,7−ジスルホナフチル−
2;2,5,7−又は3,5,7−トリスルホナフチル
−2;1,5,7又は3,6,8−トリスルホナフチル
−2;6−カルボキシ−8−スルホナフチル−2及び6
−カルボキシナフチル−2が挙げられる。
【0027】Aにより表わされる特に好ましい基は、式
(4)または(5)のものである:
【0028】
【化6】
【0029】式中、Z1は水素又はスルホであり;Uは
スルホであり;そしてZ2はH;スルホ;炭素数1〜4
のアルキル、特にメチル;又は炭素数1〜4のアルコキ
シ特にメトキシである。
【0030】D1とD2は互いに同一であることが好まし
い。R1,R2,R3及びR4で表わされる適宜置換されて
いてもよいアルキル基は、ハロゲン、水酸基、シアノ、
カルボキシ又はアルコキシ基で置換された炭素数1〜4
のアルキル及び未置換の炭素数1〜4のアルキルを含
む。
【0031】R1はR4と同一であることが好ましい。
【0032】化学変化しやすい原子又は基により、アル
カリ条件において求核原子により置換可能なトリアジン
環に直接結合したいずれかの原子又は基が示される。好
ましい化学変化しやすい原子は、ハロゲン、特にフッ素
又は塩素である。好適な化学変化しやすい基はスルホで
あり、より好ましくは第4級アンモニウム基である。第
4級アンモニウム基の例として、トリアルキルアンモニ
ウム基及び適宜置換されたピリジニウム基、特に3−カ
ルボキシピリジニウム及び4−カルボキシピリジニウム
基が言及されうる。
【0033】X1及びX2は、好ましくは、それぞれ独立
に水素;塩素;炭素数1〜4のアルキル、特にメチル;
炭素数1〜4のアルコキシ、特にはメトキシ;カルボキ
シ又はスルホである。X1及びX2は水素であることが特
に好ましい。
【0034】Bがエーテル基である場合、−O−(C1
〜C4−アルキル)、特にメトキシであることが好まし
い。
【0035】Bがチオエーテル基である場合、これは好
適には−S−(C1〜C4−アルキル)、特には−S−C
3である。
【0036】Bがアミン基である場合、それは好ましく
は13個以下の炭素原子を有する。Bにより表わされる
好ましいアミンは、次式により表わされるものである:
【0037】
【化7】
【0038】式中、R5及びR6はそれぞれ独立に水素;
適宜置換されたフェニル;炭素数1〜4のアルキル;ヒ
ドロキシ−C1〜C4−アルキル、特にはヒドロキシエチ
ル;−(CH2CH2NH)xCH2CH2NH2、ここでx
は2,3又は4である;又はR5とR6はそれらが結合す
る窒素原子とともに5又は6員環、特にモルホリン又は
ピペリジン環を形成するものである。
【0039】R5及びR6が適宜置換されたフェニルであ
る場合、適宜の置換基は好適には炭素数1〜4のアルキ
ル、特にメチル;炭素数1〜4のアルコキシ、特にはメ
トキシ;ハロゲン、特に塩素;スルホ及びカルボキシで
ある。
【0040】アミン基の例として、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ、モルホリノ、ピペリジノ、ヒドロキシエチルアミ
ノ、ジエタノールアミノ、フェニルアミノ、3−又は4
−カルボキシフェニルアミノ、3,4−又は3,5−ジ
カルボキシフェニルアミノ、2−,3−又は4−スルホ
フエニルアミノ及び2−メチル−4−スルホフェニルア
ミノが挙げられる。
【0041】本発明の第2の局面に従って、上述の式
(1)の染料が提供され、ここでD1,D2,R1,R2
3,R4,X1及びX2は上記で定義したものであり、B
はアミノ、エーテル、チオエーテル又はアミン基であ
る。好適なエーテル及びアミン基は先に定義したとおり
である。
【0042】本発明の染料は、1モルの次式(8)のo
−,m−又はp−アミノベンジルアミン:
【0043】
【化8】
【0044】を式(9a)のトリアジン化合物と縮合さ
せること、次いで式(9b)のトリアジン化合物:
【0045】
【化9】
【0046】式中、D1,D2,R1,R2,R3,R4,X
1及びX2は上記で定義したとおりであり、B1は化学変
化しやすい上述の原子又は基である、と縮合させること
を含む工程により製造しうる。基D2−NR4−及びD1
−NR2−が同一の場合、式(8)のアミノベンジルア
ミンの1モルは、約2モル、好ましくは1.7から2.
3モルの式(9a)のトリアジン化合物と単に縮合させ
てもよい。
【0047】Bが水酸基、アミノ又はエーテル、チオエ
ーテル又はアミン基である式(1)の染料は、Bが化学
変化しやすい原子又は基である式(1)の反応性染料
を、適宜アルカリの存在下で、それぞれ水又は水酸化ア
ンモニウム又はアンモニウムエトキシド、チオエトキシ
ド又はアミンと縮合させることにより製造し得る。
【0048】アミノベンジルアミンとトリアジン化合物
は、好適には、水性媒質中、適宜水溶性有機溶媒の存在
下で、20から60℃の温度にて、縮合中に形成される
水素化ハロゲンを中和するための酸結合剤を添加するこ
とにより好適にはpHを5から9に維持しつつ、縮合さ
せる。適当な酸結合剤は、アルカリ金属水酸化物、炭酸
化物及び重炭酸化物である。
【0049】式(8)のジアミンの例として、3個の異
性体のアミノベンジルアミン及び誘導体が言及でき、こ
れは一方の又は両方の窒素原子が炭素数1〜4のアルキ
ル置換基を有する。
【0050】式(9a)及び(9b)の化合物は、例え
ば、0〜20℃の水性媒質中にて、シアヌール酸クロリ
ドと式D2NR4H又はD1NR1H、ここでD1,D2,R
1及びR4は上述のとうりである、の水溶性化合物を反応
させることにより製造し得る。かかる化合物は、先行文
献に完全に記載されており、特に、アミン、例えばアニ
リン又はナフチルアミンをジアゾ化すること、及び−N
4H又はNR1H、例えばヒドロキシナフチルアミンで
定義される置換基を有するカップリング成分とカップリ
ングすることから得られるモノアゾ染料を含む。
【0051】上述のジアゾ化は、染料分野においてそれ
自体公知の方法、例えば、5℃以下においてNaNO2
の酸性溶液とアミンを反応させることにより達成しう
る。
【0052】上述のカップリング成分の例は、1−ヒド
ロキシ−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン
酸、1−ヒドロキシ−8−アミノナフタレン−3,5−
ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−6−アミノナフタレン
−3−スルホン酸、1−ヒドロキシ−6−メチルアミノ
ナフタレン−3−スルホン酸、1−ヒドロキシ−7−ア
ミノナフタレン−3−スルホン酸、1−ヒドロキシ−7
−メチルアミノナフタレン−3−スルホン酸及び1−ヒ
ドロキシ−6−アミノナフタレン−3,5−ジスルホン
酸を含む。
【0053】染料は、その水溶性塩、特にはそのアルカ
リ金属(特にナトリウム塩)及び特にそのアンモニウム
又は置換アンモニウム塩の形態で分離し、使用すること
が便利である。この発明は、フリーの酸及びその塩の両
方に関することが理解されるべきである。
【0054】
【外1】
【0055】本発明の染料を製造するための反応は、当
該分野で既知の方法に類似の方法を使用してなし得る。
同様に、染料は既知の方法、例えば、スプレー乾燥又は
沈澱及び濾過により分離しうる。
【0056】無機化合物は、それ自体公知の方法、例え
ば、逆浸透、限外濾過、透析又はそれらの組み合わせに
より、染料から実質的に分離しうる。無機化合物の除去
は、インクジェットプリントに特に適するインクを製造
可能とする。
【0057】本発明の他の局面に従がって、本発明の第
1に局面において定義したとおりの式(1)の染料と式
(10)の染料から成る組成物が提供される:
【0058】
【化10】
【0059】式中、X3はスルホ又はカルボキシ基であ
る;各々のX4は独立に置換基である;mは0〜2の値
を有する;Y1とY2は各々独立にアルキル又はハロゲン
である;及びZ4はカルボキシ基である。
【0060】X3がカルボキシ基である場合、Z4により
表わされる基の一方又は両方は3−,4−又は5−位
に、より好適には3−又は5−位にある。というのは、
我々は、かかる化合物は、4−又は6−位にZ4で表わ
される基が存在する類似の化合物よりも、一般に水性媒
質中ですぐれた溶解性を有することを見い出しているか
らである。
【0061】X3はカルボキシ基であることが好まし
い。
【0062】−(X4mで定義される置換基の特性及び
位置は、一般に合成の都合を基にして選択される。各X
4は独立に7個以下の炭素原子を含むことが好ましい。
4により表わされる置換基の例として、ハロゲン、特
に塩素;スルホ;アルキル、特に炭素数1〜4のアルキ
ル;アルコキシ、特に炭素数1〜4のアルコキシ;及び
カルボキシを言及しうる。mは1の価、より好ましくは
0の価を有することが好ましい。
【0063】理解されるように、式(10)の化合物は
図示された以外の互変異性の形態で存在することがで
き、これらは式(10)により与えられる定義中に含ま
れることが意図される。
【0064】Y1又はY2がアルキル基である場合、これ
は7原子以下、より好ましくは炭素数1〜4のアルキ
ル、特にはメチルである。Y1又はY2がハロゲンである
場合は、これは好ましくは塩素である。Y1とY2は互い
に同一であることが好ましい。
【0065】Z4で表わされる基の一方又は双方は、式
(10)にて示される5−位に存在することが好まし
い。
【0066】式(10)中で示される正の荷電は、同一
分子中の負に荷電したカルボキシ又はスルホ基により、
又は、異なる分子又は原子のアニオンにより均衡が保た
れる。アニオンは好適には無色である。無色のアニオン
の例には、炭酸塩、重炭酸塩、硫酸塩、亜硫酸塩、燐酸
塩、ハライド、酢酸塩及び安息香酸塩が含まれる。
【0067】式(10)の化合物は、好ましくは、少な
くともスルホ基と同数のカルボキシを有する。
【0068】式(10)の化合物は、式(11)、(1
2)及び(13)の化合物、
【0069】
【化11】
【0070】式中、m,X3,Y1,Y2及びZ4は上記で
定義したとおりであり、X5はC=0又はSO2である、
を伴に縮合して製造しうる。
【0071】式(11)、(12)及び(13)の化合
物の縮合は、好ましくは高温で、より好ましくは150
℃以上で、特には170〜190℃の範囲で実施され
る。縮合は、高沸点溶媒、例えば、スルホラン中で実施
しうる。
【0072】式(1)と(10)の染料の相対的な量
は、組成物がインクジェットプリントにおける実用上の
使用にとり許容しうる明るさと光堅牢性を有することに
好適に確保するために、広い範囲で変えることができ
る。式(10)の染料と式(1)の染料の相対量(重量
による)は、95:5から5:95、より好適には9
0:10から10:90の範囲にあることが好ましい。
【0073】本発明は、また、上述の組成物と液体媒質
を含むインキを提供する。この液体媒質は、好適には、
本発明の第1の局面において記載されたとおりのもので
ある。
【0074】本発明は、また、インクジェットプリンタ
ーを使用して、インクにより基質をプリントする方法を
提供するものであり、この際、インクが本発明の第1の
局面で定義されたとおりのものであるか、又は、本発明
により製造される染料又は組成物を含むことを特徴とす
るものである。
【0075】上記で定義したインクの使用のための適当
な方法は、インクの小滴が基質に向けられるようにする
ため、インクを小口を通して貯蔵器から噴出により小滴
に形成させることを含む。この方法は通常インクジェッ
トプリントと呼ばれ、本発明のインクのためのインクジ
ェットプリント法は、好ましくは圧電(piezoel
ectric)インクジェットプリントであり、より特
定的には熱インクジェットプリントである。熱インクジ
ェットプリントにおいて、熱のプログラムされたパルス
は、基質と貯蔵器の間の相対的移動の間に開口に隣接し
て、レジスター手段によりインクに適用される。
【0076】好適な基質はオーバーヘッドプロジェクタ
ースライド又はペーパー、特に平たいペーパーであっ
て、酸、アルカリ又は中性のものでありうる。
【0077】本発明のさらに他の局面により、本発明の
第1の局面に従って製造されたインク又は本発明の第2
の局面に従って製造された染料で印刷されたペーパー又
はオーバーヘッドプロジェクタースライドが提供され
る。
【0078】本発明のインクは、プリンターに多様な色
及び色調をプリント可能とするために、他の色素及びイ
ンクと混合して、又は、他の色素及びインクと別個にイ
ンクジェットプリンターにおいて使用しうる。本発明で
使用するための適当な他の色素及びインクは、英国特許
出願第9204903.0号、ヨーロッパ特許出願公開
第468647号、同第468648号及び第4686
49号に記載されている。
【0079】
【実施例】本発明はさらに以下の実施例により示される
が、ここで、他に指示がない場合、すべての部及びパー
セントは重量によるものである。
【0080】実施例1 次式の化合物の製造
【0081】
【化12】
【0082】第1段階 3−アミノベンジルアミン(0.59g)のアセトン溶
液(10ml)を、1−ヒドロキシ−2−(1′,5′
−ジスルホナフ−2′−チル−アゾ)−8−(4″,
6″−ジクロロ−5−トリアジン−2″−イルアミノ)
−ナフタレン−3,6−ジスルホン酸(21.89g、
M.I.2188)の撹拌された水溶液(200ml)
に添加した。反応混合物を20℃、pH6から7で2時
間撹拌し、次いで30〜35℃、pH8.0〜8.5で
3時間撹拌した。不溶を生成物の痕跡を除去するための
濾過した後で、エタノールを添加し、生成した沈澱物の
青味を帯びた赤色染料を集め、乾燥させた。
【0083】収量14.6g、M.I.2737。
【0084】第2段階―無機化合物の除去 第1段階と同様の方法により得られた標記染料58.8
8gを水(400ml)中に懸濁させ、無機化合物を除
去するために透析した。水を蒸発させると、標記染料が
ナトリウム塩の形態で得られた。インクに形成し、熱イ
ンクジェットプリント機を使用して平らなペーパー上に
印刷すると、印刷された像は中程度の耐水性(約60
%)及び魅力的な明るい色調を有していることが見い出
された。
【0085】標記染色は543nmでEmaxが700
00であり、ミノルタクロマメーターで測定すると、明
るさは69であった。
【0086】標記染料を有する特定のインクの例は次の
とおりである: インク 染料(部) 液体媒質及び他の成分(部) 1 2.5 水(60) エチレングリコール(40) 2 4.0 水(85) ジエチレングリコール(15) 3 5.0 水(90) N−メチルピロリドン(10) リン酸アンモニウム(0.2) 4 3.0 水(65) グリセロール(25) トリエタノールアミン(10) 5 2.0 水(80) エチレングリコール(15) ポリエチレングリコール(MW200)(5) 6 2.5 水(80) ジエチレングリコール(20) ホウ酸ナトリウム(0.2) 7 3.0 水(92.5) ジエチレングリコール(7.5) リン酸ジメチルエステル(0.3) リン酸モノメチルエステル(0.2) 第2段階からの生成物を含む他のインクは、表I及び表
IIに示される次の処方に従がって製造することがで
き、この際、各成分は重量部を表わす。
【0087】次の略語が使用される: PG=プロピレングリコール、 DEG=ジエチレングリコール、 NHP=N−メチルピロリドン、 DMK=ジメチルケトン、 IPA=イソプロパノール、 MEOH=メタノール、 2P=2−ピロリドン、 MIBK=メチルイソブチルケトン、 P12=プロパン−1,2−ジオール、 BDL=ブタン−2,3−ジオール、 CET=セチルアンモニウムブロミド(界面活性剤) BAS=アンモニアとメチルアミンが1:1の重量の混
合物、 PHO=Na2HPO4、及び TBT=第三級ブタノール。
【0088】 表 I ステアリ インキ 染料 ン酸ナトNo. 含量 水 PG DEG NMP DMK NaOH リウム IPA MEOH 2P MIBK BAS 1 2.0 80 5 6 4 5 3 2 3.0 90 5 2 0.2 3 1.0 85 5 2 2 0.1 5 1 4 2.1 91 8 1 5 3.1 86 5 0.2 4 5 6 1.1 81 9 0.5 0.5 9 7 2.5 60 4 15 3 3 6 10 5 4 8 1.9 70 20 10 9 2.4 75 5 4 6 5 5 10 4.1 80 3 5 2 10 0.3 11 3.2 65 5 4 6 5 4 6 5 12 4.6 96 4 13 0.8 90 5 5 14 1.2 80 2 6 1 5 1 4 1 15 1.8 80 5 15 16 2.6 84 11 5 17 3.3 80 2 10 2 6 18 1.7 90 7 0.3 3 19 1.5 69 2 20 2 1 3 3 20 1.6 91 4 4 1 表 II ステアリ インキ 染料 ン酸ナト No.含量 水 PG DEG NMP CET TBT リウム BDL PHO 2P PI2 21 3.0 80 15 0.2 5 22 2.0 90 5 1.2 5 23 1.5 85 5 5 0.15 5.0 0.2 24 2.5 90 6 4 0.12 25 3.1 82 4 8 0.3 6 26 0.9 85 10 5 0.2 27 1.5 90 5 5 0.3 28 2.9 70 10 4 1 4 11 29 2.2 75 4 10 3 2 6 30 2.6 91 6 3 31 3.2 76 9 7 3.0 0.95 5 32 4.0 78 5 11 6 33 3.3 86 7 7 34 1.1 70 5 5 5 0.1 0.2 0.1 5 0.1 5 5 実施例2 3−アミノベンジルアミンの代わりに3−アミノ−N−
メチルベンジルアミン(0.68g)を使用することを
除いて、実施例1の第1段階の方法を繰り返した。生成
物は実施例1に記載したとおりにして集めると、青味が
かった赤色染料14.1gを与える。染料は透析により
塩素イオン、無機化合物を除去することができ、実施例
1の第2段階で記載したとおりにしてインクを製造しう
る。
【0089】実施例3 次式の化合物の製造
【0090】
【化13】
【0091】実施例1の第1段階で得られた生成物1
3.79gを水(500ml)に添加し、次いでペンタ
エチレンヘキサミン(9.0g)を添加した。完全な溶
液が得られるまで約pH10で混合物を撹拌した。反応
が本質的に完了するまで、溶液を70〜75℃で約2時
間維持した。20℃に冷却した後、濃塩酸を使用して溶
液をpH7に中和した。沈澱生成物を濾取し、水100
mlで洗った。生成物を水(200ml)に溶解し、塩
素イオン、無機化合物を除去するために透析し、溶媒を
蒸発させると約86%の耐水性を有する標記染料が得ら
れた。
【0092】実施例4 1−ヒドロキシ−2−(2′−スルホフェニルアゾ)−
8−(4″,6″−ジクロロ−S−トリアジン−2″−
イルアミノ)−ナフタレン−3,6−ジスルホン酸(2
7.6g、M.I.1380,0.02モル)及び3−
アミノ−N−メチルベンジルアミン(1.36g,0.
1モル)の溶液を20〜25℃,pH6で0.5時間、
次いで、30〜35℃,pH8.5で3時間撹拌した。
冷却時、2N塩酸でpHを7.0に調節し、少量の不溶
性物質を濾去し、撹拌時塩溶液(22%w/v)を添加
した。沈澱生成物を集め、塩水(20%)で洗い、乾燥
した。 収量18.0g,M.I.2000。
【0093】生成物は透析でき、実施例1の段階2に記
載したようにしてインクを製造することができる。
【0094】実施例5 1−ヒドロキシ−2−(1′,5′−ジスルホナフ−
2′−チルアゾ)−6−(4″,6″−ジクロロ−S−
トリアジニルアミノ)−ナフタレン−3,5−ジスルホ
ン酸(22.6g,M.I.1355,0.0167モ
ル)及び2−アミノベンジルアミン(1.016g,
0.0083モル)の溶液を、pH8及び35℃で2時
間撹拌した。さらに、2−アミノベンジルアミン(0.
2g)を加え、さらに2時間加熱を続けた。20℃に冷
却時、塩(25%W/V)を添加し、混合物を16時間
撹拌した。沈澱した固体を集め、乾燥した。
【0095】収量31.0g,M.I.3728。
【0096】生成物は透析でき、実施例1の第2段階で
記載したとおりにしてインクを製造できる。
【0097】実施例6 3−アミノ−N−メチルベンジルアミン(1.36g)
のアセトン溶液(20ml)を、1−ヒドロキシ−2−
(1′−スルホナフ−2′−チルアゾ)−8−(4″,
6″−ジクロロ−S−トリアジン−2″イルアミノ)ナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸(21.28g,M.
I.1064)の撹拌液中に添加した。pH6及び20
℃で1時間撹拌した後、温度を35℃に28時間維持し
た。不溶性物質を濾去し、濾液を100mlに濃縮し、
撹拌時エタノールを添加すると、青味がかった赤色の染
料が沈澱した。
【0098】収量20.4g,M.I.2065。
【0099】生成物は透析でき、実施例1の第2段階で
記載したようにしてインクとすることができる。
【0100】実施例7から10 同様の方法により製造される他の染料は第III表に記
載されており、クロロトリアジン基はカップリング成分
に結合している。染料は実施例1と同様にしてインクに
することができる。
【0101】 第 III 表 実施例 ジアゾ成分 カップリング成分 結合ジアミン 色 調 7 2−アミノ−ナ 1−ヒドロキシ− 0−アミノベンジ 青味がかっ フタレン−1, 8−アミノ−ナフ ルアミン た赤 5−ジスルホ タレン−3,6− ジスルホ 8 2−アミノ−ナ 〃 m−アミノベンジ 〃 フタレン−1− ルアミン スルホ 9 2−アミノ−ナ 〃 N−ベータ−ヒド 〃 フタレン−1, ロキシエチル−m 5−ジスルホ −アミノベンジル アミノ 10 2−アミノーナ 1−ヒドロキシ− 3−アミノベンジル 〃 フタレン−1− 8−アミノ−ナフ アミン スルホ タレン−3,5 −ジスルホ 実施例11 組生物及びインク 式中、Xがカルボキシで、Q1及びQ2が伴に2−メチル
−5−カルボキシフェニルである、式(13)
【0102】
【化14】
【0103】の化合物の製造 3,6−ジクロロフルオラン(7.4g)、3−アミノ
−4−メチル安息香酸(9.1g)、塩化亜鉛(4.2
g)及びスルホレン(Sulpholane)(20
g)の混合物を、180℃で3時間撹拌した。冷却後、
混合物を氷/水(200g)に添加し、濃塩酸(10m
l)を添加した。生成した沈澱を濾取し、水で洗った。
【0104】沈澱物を水(600ml)に添加し、水酸
化アンモニウム溶液を添加してpHを9.0〜9.5に
調節した。溶液をスクリーンし、濾液を濃塩酸でpH3
にした。遊離酸の形態の標記化合物を濾取し、少量の水
で洗うと固体が得られる。
【0105】固体を水(600ml)に添加し、濃水酸
化アンモニウムを添加してpH9〜9.5にした。塩素
イオンが検出されなくなるまで、溶液を透析し、溶液を
スクリーンし、水を蒸発させると、アンモニウム塩とし
て標記化合物が得られた。
【0106】インクの製造 組成物は、式(13)の化合物3.2部と式(11)の
化合物0.8部を混合することにより製造しうる。この
組成物は、水(92.5部)とジエチレングリコール
(7.25部)の混合物に溶解すると、インクが得られ
る。熱インクジェットプリンターを使用して平らなペー
パー上にプリントすると、プリントされた像は良好な光
堅牢性及び明るいマゼンタ色を有している。
【0107】他のインクは、実施例1の染料の代わり
に、上述の組成物を使用することを除いて、実施例1の
表I及びIIに記載された処方に従がって製造しうる。
【0108】実施例12 Bがヒドロキシである式(14):
【0109】
【化15】
【0110】の化合物の製造 実施例1の第1段階からの生成物(27.37g)及び
水酸化ナトリウム(40g)を水(500ml)に添加
し、混合物を75〜80℃で約4時間撹拌した。20℃
に冷却した後、溶液は濃塩酸を使用して中和した。沈澱
物を濾過し、20%塩水で洗い、水(200ml)に溶
解し、透析して塩素イオンを除去し、水を蒸発させると
標記染料が得られる。
【0111】実施例13から16 Bが次表の欄で示される式(14)の化合物を得るため
に、水酸化ナトリウムの代わりに第IV表に記載された
塩基性化合物を使用することを除いて、実施例12の方
法を繰り返してもよい。
【0112】 第 IV 表 実施例 塩基性化合物 B 13 水酸化アンモニウム(12ml) −NH2 14 エタノールアミン(8g) −NHCH2CH2OH 15 ブチルアミン(8.52g) −NH(CH23CH3 16 エタノールアミン(12.6g) −N(CH2CH2OH)2
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09B 67/22 Z 7306−4H C09D 11/00 PSZ 7415−4J D21H 21/30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式(1): 【化1】 [式中、 D1及びD2はそれぞれ独立にアゾ系の発色団であり;R
    1,R2,R3及びR4はそれぞれ独立にH又は適宜置換さ
    れたアルキルであり;Bは化学変化しやすい原子又は
    基、水酸基、アミノ又はエーテル、チオエーテル又はア
    ミン基であり、そしてX1及びX2はそれぞれ独立にH、
    ハロゲン、アルキル、アルコキシ、アシルアミノ、ウレ
    イド、ニトロ、カルボキシ又はスルホである]の染料と
    液体媒質を含む、無機化合物が5%以下であるインク。
  2. 【請求項2】 液体媒質が水及び水溶性有機溶媒を9
    5:1から50:50の重量比で含むものである、請求
    項1記載のインク。
  3. 【請求項3】 染料がそのアンモニウム又は置換された
    アンモニウム塩の形態である、前記のいずれか1項によ
    るインク。
  4. 【請求項4】 式(1)の染料が液体媒質に完全に溶解
    して、溶液を形成するものである、前記請求項のいずれ
    か1項によるインク。
  5. 【請求項5】 インクが請求項1で定義されたものであ
    ることを特徴とする、インクジェットプリンターを使用
    するインクによる基質のプリント方法。
  6. 【請求項6】 D1,D2,R1,R2,R3,R4,X1
    びX2が請求項1で定義されたものであり、Bがアミ
    ノ、エーテル、チオエーテル又はアミン基である、請求
    項1に示された式(1)の染料。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1項のインク
    又は請求項6の染料でプリントされたペーパー又はオー
    バーヘッドプロジェクタースライド。
  8. 【請求項8】 請求項1で定義された式(1)の染料及
    び次式(10) 【化2】 [式中、 X3はスルホ又はカルボキシ基であり;各々X4は独立に
    置換基であり;mは0から2の値であり;Y1とY2は各
    々独立にアルキル又はハロゲンであり;そして、Z4
    カルボキシ基である;で表わされる染料を含む組成物。
  9. 【請求項9】 Z4で表わされる基の一方又は両方が3
    −又は5位にある、請求項8の組成物。
  10. 【請求項10】 請求項8又は請求項9による組成物及
    び水と水溶性有機溶媒を含む液体媒質を95:1から5
    0:50の重量比で含むインク。
JP5013360A 1992-03-06 1993-01-29 インク、基質をプリントする方法、染料、プリントされたペーパー又はオーバーヘッドプロジェクタースライド及び染料組成物 Pending JPH05311087A (ja)

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