JPH0531037B2 - - Google Patents

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JPH0531037B2
JPH0531037B2 JP60141245A JP14124585A JPH0531037B2 JP H0531037 B2 JPH0531037 B2 JP H0531037B2 JP 60141245 A JP60141245 A JP 60141245A JP 14124585 A JP14124585 A JP 14124585A JP H0531037 B2 JPH0531037 B2 JP H0531037B2
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JP
Japan
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pilot
oil
oil passage
spool
switching valve
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JP60141245A
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JPS622004A (ja
Inventor
Wataru Kubomoto
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建設作業機、産業機械などの油圧
回路におけるリモートコントロール弁で制御され
るパイロツト切換弁のパイロツト部の構造に関す
る。
従来の技術 従来技術の油圧パイロツト切換弁で、リモート
コントロール弁によつて制御されるものは、第8
図に示すように、両者の間をパイロツト油路で連
結し、リモートコントロール弁からのパイロツト
油がバイロツト切換弁の左右のパイロツト室に作
用し、スプールを作動してこれを切換える如くし
ている。リモートコントロール弁は通常、パイロ
ツト切換弁を遠い位置から制御するという状態に
あるため、そのパイロツト油路も長くなり、ま
た、単にスプールを作動するだけでそれ程油量を
必要としないため、パイロツト油路の配管の径は
それ程大きくしていない。
この他に、パイロツト圧流体として特開昭57−
18805号公報に見られるような環境変化に対する
影響が少なく、流通抵抗の小さい空気圧を使用す
る方式もある。この方式はスプール弁の左右のパ
イロツト室の何れか一方にパイロツト圧が作用
し、スプールが移動すると、他方のパイロツト室
の空気は、スプールの移動で僅かに圧縮され、次
いで排気ポートに開口する通路を通り大気中へと
排出するものである。
しかし、前述した第8図のように、パイロツト
圧として油圧を使用するときは、パイロツト圧が
作用しない側のパイロツト油室に充満した油を大
気中に放出することは許されないのは当然であ
る。従つて、パイロツト圧用の流体が油のとき
は、パイロツト油室から排出される油を管路で導
き、リモートコントロール弁を介してタンクに回
収しなければならない。
この発明が解決すべき問題点 上記のように、従来技術のパイロツト切換弁
は、リモートコントロール弁からのパイロツト油
がパイロツト弁の左右どちらかのパイロツト油室
に作用すると、スプールの移動にともない押出さ
れる戻り油は、押出される側のパイロツト油室よ
りパイロツト油路、リモートコントロール弁を経
て油タンクに戻る。したがつて、リモートコント
ロール弁の内部油路やパイロツト油路の配管が長
く、かつ、径が小さいため、スプールの作動がそ
れ程早くないとはいえ、厳密にいえばスプールの
作動時にかなりの油の流動抵抗があり、それによ
つてタイムラグが生じている。特に寒冷時には油
の粘度が上昇し流動抵抗が、増加するので、細く
て長いパイロツト油路の抵抗によるタイムラグが
生じやすくなるばかりでなく、このパイロツト油
路に封じ込められたエアの除去の機会も少ないの
で、なおさらタイムラグが生じるという悪い条件
がおきやすい。このようなタイムラグが生じない
ようにする従来技術としては、特願昭59−35057
号(特公昭63−46311号公報)において、スプー
ルの移動にともないパイロツト油室から押出され
る戻り油をパイロツト切換弁の戻り油路に連通さ
れることにより解決することを提示しているが、
上記の油タンクに通じる主回路の戻り油路の途中
には、第8図にも示すように、冷却器、フイルタ
などが設けてあるので、一定の戻り油量に対して
定常的な背圧が発生し、この背圧は、戻り油量の
増減、フイルタ目詰まりの程度、油温に影響され
変動するものであるから、パイロツト切換弁によ
るアクチユエータの高い作動精度が要求されるよ
うなとき、該パイロツト切換弁のスプールの移動
は不安定となり不都合である。この発明は、上記
の問題を解決することを目的とし、パイロツト油
室からの戻り油を主回路の戻り油路とは別の変動
のない低圧の流路へと導くことにより、パイロツ
ト切換弁の操作時にタイムラグが生じないように
するのみならず、スプールが安定した移動をする
ような切換弁の構造を実現することを課題とする
ものである。
問題を解決するための手段 上記の問題点を解決するために講じたこの発明
の手段は (イ) リモートコントロール弁からパイロツト油路
を通じたパイロツト切換弁において、該パイロ
ツト弁の本体の両側端部付近には、主回路の戻
り油路とは別のドレン油路をそれぞれ設け、 (ロ) パイロツト切換弁のスプールがパイロツト圧
で押されたとき、反対側のパイロツト油室と切
換弁の上記ドレン油路とが連通する流通路を形
成する切込みをスプールに設け、 (ハ) そのドレン油路と油タンクを結ぶ油路は、流
路抵抗を生じさせるような、例えばフイルタな
どを設けないで直通させた。
作 用 本発明のパイロツト切換弁は、切換弁内のスプ
ールがパイロツト圧によつて左右何れかの方向へ
押されたとき、反対側のパイロツト油室と切換弁
のドレン油路がスプールの切込みの部分にて連通
するので、戻り油は殆ど背圧流路抵抗無しに、直
接油タンクへ帰つてしまう。したがつて、スプー
ルがパイロツト圧油によつて動く場合の作動速度
が早くなり、切換作動が迅速にできる。
実施例 以下、本発明の実施例に基づいて詳細に説明す
る。第1図油圧回路図において、1,2,3は何
れもパイロツト切換弁で、これらのパイロツト切
換弁1,2,3には油圧ポンプ4から油路5,
6,7がそれぞれ並列に通じており、これらの切
換弁1,2,3はそれぞれ油路8,9,10、冷
却器42、フイルタ43を経て油タンク11に通
じている。なお、12は主回路の戻り油路、13
はアクチユエータであるが、該アクチユエータ1
3にはパイロツト切換弁1から油路14,15が
通じている。切換弁の左右両端部の22,24は
パイロツト油室ならびにパイロツトフアンクシヨ
ンを示すものである。16はリモートコントロー
ル弁で、左右の弁体17,18には補助油圧ポン
プ20から油路21が通じている。また、左右の
弁体17からパイロツト切換弁1の右方のパイロ
ツト油室22には、パイロツト油路23が通じて
おり、右方の弁体18からパイロツト切換弁1の
左方のパイロツト油室24には、パイロツト油路
25が通じている。なお、26はリリーフ弁、4
は油圧ポンプ、44は駆動用原動機である。
第2図はパイロツト切換弁1,2,3の内部を
示すものであるが、27はスプールで、その両側
端は左右のパイロツト油室24,22にのぞんで
おり、右端部はバネ受28を介してバネ29で、
左端部はバネ受30を介してバネ31で支持され
ている。スプール27には中央部に、該スプール
27が中立位置にあるときのみ、その戻り油路1
2を開通する2個の切込み32,33が左右対称
にある。また、その外方には切込み34,35が
あるが、該切込み34,35は油圧ポンプ4より
吐出された油をアクチユエータ13に送油するた
めに、油路5を油路14あるいは15に連通させ
ると同時に、油路8を油路12に連通させるもの
である。さらに、その外方には切込み36,37
を左右対称に設け、ドレン油路40,41を開通
させているが、スプール27が中立以外にあると
きにはドレン油路40をパイロツト油室22に、
あるいは、ドレン油路41をパイロツト油室24
に通じさせるように形成している。
本発明は上記の如く構成しており、アクチユエ
ータ13を作動せず、レバー装置19を中立にし
ている場合には、補助油圧ポンプ20の油はリリ
ーフ弁26から油タンク11に帰り、パイロツト
油路23,25より通じるパイロツト油室22,
24には油の送油はなく、かつ、弁体17,18
を介してタンク11に通じているから、スプール
27はバネ29,31で中立位置に保持され、戻
り油12のみが切込み32,33によつて開通さ
れており、油圧ポンプ4からの吐出油は戻り油路
12、冷却器42、フイルタ43を通つて油タン
ク11に帰る。
次に、アクチユエータ13を作動する場合には
レバー装置19を操作する。例えば右側(矢印方
向)に倒した場合には、補助ポンプ20からの油
が油路21、弁体18、パイロツト油路25を通
つてパイロツト油室24に流入し、スプール27
をバネ29に抗して右方に押す。そうすると、ス
プール27の切込み36の部分の位置イは右方の
ロの位置へ押されて移動し、パイロツト油室22
がドレン油路40に通じる。同時に、パイロツト
油室22はパイロツト油路23、弁体17、油路
45を経由して油タンク11に到る油路にも通じ
る。また、レバー装置19を左側に倒した場合に
は、補助油圧ポンプ20からの油が油路21、弁
体17、パイロツト油路23を通つてパイロツト
油室22に流入し、スプール27をバネ31に抗
して左方に押す。そうすると、スプール27の切
込み37の部分の位置ハは左方のニの位置へ押さ
れて移動し、パイロツト油室24がドレン油路4
1に通じる。同時に、パイロツト油室24はパイ
ロツト油路25、弁体18、油路45を経由して
油タンク11に到る油路にも通じる。したがつ
て、スプール27はパイロツト油によつて、左右
何れの方向へ押されて移動する場合でも、反対側
パイロツト油室の戻り油はドレン油路を通り、背
圧流路抵抗無しに直接油タンクへ戻るので、主回
路の戻り油に起因する圧力変動の影響もなく迅
速、精密な切換ができる。
なお、スプール27に設けた切込み36,37
の形状に関してであるが、第3図のような形状だ
けでなく、第6図に示すようなスプール27がパ
イロツト油室22とドレン油路40を通じさせる
ような油路38、あるいは、第7図に示すような
軸方向の油溝39を設けることによつても本発明
の目的は達成することができる。
発明の効果 前述のように、本発明はリモートコントロール
弁とパイロツト油路で結ばれているパイロツト切
換弁の本体の両側端部付近には、主回路の戻り油
路とは別のドレン油路を設け、スプールには、該
スプールが一方のパイロツト油室に作用するパイ
ロツト圧で押されたとき、他方のパイロツト油室
と切換弁のドレン油路とが連通する流通路を設
け、かつ、上記ドレン油路およびパイロツト切換
弁からの戻り油路と油タンクとの間の油路は別個
に設けたから、万一、戻り油路に高い背圧が作用
しても支障がないのは勿論、上記ドレン油路には
変動的な背圧や高い圧力も発生しないので、パイ
ロツト油室からの油の流出が早くなり、寒冷時に
パイロツト油路内の油の抵抗が増加する場合でも
スプール移動時にはタイムラグが生じないほか、
安定した移動が得られ、精度の高いアクチユエー
タの制御が容易である。また、パイロツト油室が
2個所で外部に通じるので、油の流通がよくな
り、パイロツト油室および油路内のエアが外部に
抜けやすくなり、エアの内在することによるタイ
ムラグが生じることも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の油圧回路図、第2図は切換弁
の横断面図、第3図は第2図のA部の拡大図、第
4図、第5図は何れも第3図の作動時の状況を示
す図、第6図、第7図は本発明の他の実施例を示
す図、第8図は従来の切換弁の横断面図である。 1……パイロツト切換弁、8……油路、16…
…リモートコントロール弁、22……パイロツト
油室、23……パイロツト油路、24……パイロ
ツト油室、25……パイロツト油路、27……ス
プール、36……切込み、37……切込み、40
……ドレン油路、41……ドレン油路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 リモートコントロール弁とパイロツト油路で
    連結されたパイロツト切換弁において、パイロツ
    ト切換弁の本体に油圧アクチユエータからの戻り
    油路とは別に、油タンクと直接通じるドレン油路
    を設けるとともに、パイロツト切換弁のスプーン
    の両側端より若干内方によつた位置にあり、パイ
    ロツト切換弁の一方のパイロツト油室にパイロツ
    ト圧が作用してスプールが若干移動すると他方の
    パイロツト油室が前記ドレン油路と連通する流通
    路を設けたことを特徴とする切換弁。
JP14124585A 1985-06-26 1985-06-26 切換弁 Granted JPS622004A (ja)

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JP14124585A JPS622004A (ja) 1985-06-26 1985-06-26 切換弁

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JPS622004A JPS622004A (ja) 1987-01-08
JPH0531037B2 true JPH0531037B2 (ja) 1993-05-11

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