JPH05310176A - 電動モータ付き自転車 - Google Patents

電動モータ付き自転車

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JPH05310176A
JPH05310176A JP14374092A JP14374092A JPH05310176A JP H05310176 A JPH05310176 A JP H05310176A JP 14374092 A JP14374092 A JP 14374092A JP 14374092 A JP14374092 A JP 14374092A JP H05310176 A JPH05310176 A JP H05310176A
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JP
Japan
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motor
electric motor
rotors
switching
switched
Prior art date
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Pending
Application number
JP14374092A
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English (en)
Inventor
Nozomi Takada
望 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
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Publication of JPH05310176A publication Critical patent/JPH05310176A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人力駆動系と電気駆動系とを並列に設け、人
力による踏力の変化に対応して電気駆動系の出力を制御
する電動モータ付き自転車において、踏力に応じてモー
タ出力を増減させるにもかかわらずモータの起動・停止
に伴う衝撃を小さし、構造を簡単にし効率も高くする。 【構成】 電気駆動系は、共通のモータ軸上に設けた複
数の回転子を共通の固定子内で同一方向に回転可能にし
た直流電動モータと、複数の回転子による直並列接続の
組合せを切換えることにより電動モータの出力を制御す
るコントローラとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人力による駆動系と電
動モータによる駆動系とを並列に設け、電動モータによ
る駆動力を人力による駆動力(以下踏力という)の変化
に対応して制御するようにした電動モータ付き自転車に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータを補助駆動力とする自転車に
おいては、種々の電動モータの出力制御方式が考えられ
ている。まず手動スイッチによりモータの起動・停止を
オン・オフ制御するものでは、発進時の乗員への衝撃が
大きくなり、また低速で起動すると大電流がモータに流
れて電池やモータの負荷が大きくなる、という問題があ
る。
【0003】そこでクランクペダルの回転速度が設定値
以上になるとモータを起動させるオン・オフ方式(特公
昭56−15356号)や、ペダル踏力を検出してこの
踏力が設定値を越えるとモータを起動させるオン・オフ
方式(特開昭50−125438号)等が提案されてい
る。また踏力に比例してモータ出力を連続的に制御する
ものも提案されている(実開昭56−76590号)。
【0004】
【従来の技術の問題点】車速や踏力が設定値以上になる
とモータをオンさせ、設定値以下になるとオフにするオ
ン・オフ制御方式は、オン・オフ切換時にやはり相当大
きな衝撃が発生することになり、この衝撃は設定値を小
さく設定するほど大きい。そこでこの設定値を大きくす
るとモータがオンになるまでの人力による駆動範囲が広
くなり、特に発進時にモータによる補助が得られないと
いう問題が生じる。
【0005】踏力に比例した連続制御を行うものでは、
モータ電流を連続的に制御するトランジスタやサイリス
タ等の半導体制御素子が必要になり、構造が複雑で高価
になる問題がある。また特に部分負荷での走行時に半導
体素子の放熱が多くなり、効率が下がるという問題もあ
る。
【0006】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、踏力に応じてモータ出力を増減させるにも
かかわらずモータの起動・停止に伴う衝撃が小さく、構
造も簡単で効率も高い電動モータ付き自転車を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【発明の構成】本発明によればこの目的は、人力駆動系
と電気駆動系とを並列に設け、人力による踏力の変化に
対応して前記電気駆動系の出力を制御する電動モータ付
き自転車において、前記電気駆動系は、共通のモータ軸
上に設けた複数の回転子を共通の固定子内で同一方向に
回転可能にした直流電動モータと、前記複数の回転子に
よる直並列接続の組合せを切換えることにより前記電動
モータの出力を制御するコントローラとを備えることを
特徴とする電動モータ付き自転車により達成される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の側面図、図2はそ
の動力系統図、図3は電動モータの一実施例の断面図、
図4は電動モータの他の実施例を示す断面図、図5は制
御モード説明図、図6はモータの速度−トルク特性図、
図7はモータの速度・電流特性図、図8はモード切換制
御特性図である。
【0009】図1において、符号10はメインフレーム
であり、ヘッドパイプ12から斜下後方へのびて後輪1
4の車軸に至る。このメインフレーム10にほぼ直交す
るようにシートチューブ16が固着され、このシートチ
ューブ16の上端にはサドル18を支持するシートポス
ト20が固定されている。
【0010】シートチューブ16の下部には下に開いた
筒部16aが形成され、この中に直流電動モータ22が
収容される。シートチューブ16の下端には動力ユニッ
ト24が固定されている。この動力ユニット24はボト
ムブラケットケース(以下BBケースという)26と、
このBBケース26から後方へのびるリヤステー28と
を備え、このリヤステー28の後端には後輪14が固定
されている。なお右側のリヤステー28には駆動軸30
(図2参照)が挿通される。
【0011】次に動力ユニット24を説明する。BBケ
ース26にはクランク軸32が貫挿され、その両端にク
ランク34(一方のみ図示)が固定されている。クラン
ク34にはクランクペダル36が取付けられている。
【0012】前記電動モータ22はBBケース26に上
から嵌合されて固定され、そのモ−タ軸68(図3参
照)はクランク軸32に直交しかつ車体幅方向中央付近
に位置する。BBケース26は、シートチューブ16の
筒部16a内にこのモータ22を下から挿入するように
して筒部16aに嵌合され、4本のボルト(図示せず)
によって結合される。
【0013】このモータ22の回転は図2に示すよう
に、一方向クラッチ48、遊星歯車式減速機50、リヤ
ステー28内の駆動軸30、後輪14のハブに内装した
一方向クラッチ52を介して後輪14に伝えられる。
【0014】一方ペダル36から人力により入力される
回転は、クランク軸32、一方向クラッチ54を介して
駆動軸30に伝えられる。このクランク軸32の回転は
モ−タ22の停止中にはクラッチ48の作用によりモ−
タ22に伝わらない。またクランク軸32の停止中ある
いは逆転中にはクラッチ54の作用によりモ−タ22の
回転はクランク軸32に伝わらない。
【0015】なおクランク軸32と一方向クラッチ54
との間には遊星歯車機構を有する踏力検出手段56が介
在し、踏力FL を検出する。すなわちクランク軸32の
回転は遊星歯車に伝えられ、この遊星歯車に噛合うリン
グ歯車の回転を後輪14に伝える一方、サン歯車にその
駆動反力を受けるようにする。そしてこのサン歯車の反
力をポテンショメータにより検出するものである。
【0016】図1で58は鉛酸電池などの充電可能な電
池であり2つのユニット58A、58B(図5参照)に
分かれている。60はコントローラであり、これらは前
記メインフレーム10のヘッドパイプ12とシートチュ
ーブ16との間に収容されている。図1において62は
前輪、64はこの前輪62に設けた車速検出手段であ
り、この前輪62の回転を電磁的にあるいは光学的に検
出する公知の構造のものが使用できる。
【0017】踏力検出手段56で検出した踏力FL およ
び車速検出手段64で検出した車速Sはコントロ−ラ6
0に入力され、このコントロ−ラ60はこの踏力FL
車速Sに基づいてモータ電流を制御しモータトルクTM
を発生させる。
【0018】次にこの発明に用いる電動モータ22を図
3を用いて説明する。このモータ22は永久磁石式直流
モータであり、そのモータ軸68に設けた回転子70に
は、電気的に同一特性で互いに独立した2組の巻線が
(いわゆるバイファイラ巻きにより)巻付けられてい
る。これら2組の巻線はそれぞれ別々の整流子72、7
4に接続されている。76、78はこれら整流子72、
74に摺接する集電子対、80は永久磁石からなる固定
子、82はこの固定子80を保持するヨーク、84、8
6はモータ軸68の軸受である。
【0019】このように回転子70に2組の巻線を別々
に設けた結果、これら巻線の接続を直列・並列に切換え
ることが可能になり、実質的に2つのモータを有するこ
とになる。これら2つのモータを図5においては22
A、22Bと表示する。なおこれらモータ22A、22
Bは、同一方向に回転し同一方向にトルクを発生するよ
うにするのは勿論である。
【0020】図4に示すモータ22aは、共通のモータ
軸68a上に2つの回転子70a、70bを設け、それ
ぞれの巻線を別々の整流子72a、74aに接続した。
そしてこれら回転子70a、70bを共通の永久磁石式
固定子80a内で回転させるようにした。76a、78
aは集電子対、82aはヨーク、84a、86aは軸受
である。
【0021】このモータ22aも前記図3のモータ22
と同様に実質的に2つのモータを有することになるか
ら、これら2つのモータは図3の場合と同様に図5では
22A、22Bと表示する。
【0022】前記コントローラ60は、前記電池58の
2つのユニット58A、58Bと、モータ22A、22
Bとを直並列に切換えることにより、モータ22(また
は22a)の出力(トルクTM )を制御する。すなわち
図5にI〜IVで示すように4つのモードが切換え可能で
ある。
【0023】図5において「基本」モードは、本願発明
のモータ22(22a)に代えて従来の単一の永久磁石
式直流モータ22Cを用いたものであり、本願発明のモ
ータ22(22a)を用いた場合との比較のために示し
たものである。この「基本」モードにおいて、電池58
の各ユニット58A、58Bの電圧をE(V)、その内
部抵抗をr[Ω]とし、またモータ22Cの逆起電力を
kN(kは固定子80(80a)による磁束Φ[wb]
に比例する定数、Nは回転速度[rpm]とする)、電
機子抵抗をR[Ω]とすれば、定常運転状態では次式が
成立する。
【0024】
【数1】 2E=kNO +IO (2r+R) …(1)
【0025】なおこの式でNO 、IO はこの基本モード
における回速速度と電流を示し、以下I〜IVの各モード
に対しては同様に添字を1〜4としてN1 、I1 等と表
示する。
【0026】この式を用れば、ストール(拘束)時の電
流IOSはIOS=2E/(2r+R)となり、また無負荷
(No Load)時の速度NONはNON=2・E/kと
なる。今説明を簡単にするためにR=2rとし、また基
本モードのIOS、NONをそれぞれ1に正規化する。図5
には、I〜IVの各モードにおけるストール電流Iisと無
負荷速度NiN(iは各モードI〜IVに対応させて1〜4
とする)とを求めるための式と、正規化した値とが示さ
れている。
【0027】図6はこの図5の結果を用いて速度Nに対
するトルクTM (=駆動力)の変化を示したものであ
り、図7は同様に速度Nに対する電流Iの変化を示す。
これらの図からも明らかなように電流Iを最大許容値以
下に保ちつつ、各モードI〜IVの切換えを行えば、4段
階の速度制御が可能になる。
【0028】図8はこの場合の制御特性例を示し、回転
速度Nに基づいてモード切換えを行うものである。すな
わち加速時においてはN1U、N2U、N3Uにおいてそれぞ
れモードI→II、II→III 、III →IVへ切換え、減速時
においてはN4D、N3D、N2DにおいてそれぞれモードIV
→III 、III →II、 II →Iに切換えるようにした。こ
こに各設定速度は図8に示すように決められ、加速時と
減速時とでは同一モード間でのモード切換えの設定速度
に差を設けて動作にヒステリシス特性を持たせている。
これはこの設定速度付近での走行中にモード切換えが頻
繁に繰り返され、いわゆるチャタリングが発生するのを
防止するためである。
【0029】この図8の例では、速度Nによってモード
切換えを行っているが、速度Nに代えて電流Iを用いた
り、速度Nおよび電流Iを用いてモード切換えを行うよ
うにしてもよい。また以上の実施例では電池58を2つ
のユニット58A、58Bで、またモータ22(22
a)を実質的に2つのモータ22A、22Bで構成した
から、4つのモードI〜IVに切換えられるが、本発明は
電池を3ユニット以上で形成し、モータも実質的に2以
上のモータで形成してもよく、この場合には4以上のモ
ードに切換えでき、自転車の走行は一層衝撃が少なく滑
らかになる。
【0030】なお本発明は電池を単一のユニットで形成
し電池の直並列切換えはせずにモータのみの直並列切換
えを行うものを含む。また本発明に用いるモータは前記
実施例のように集電子(ブラシ)付きの直流モータに限
られず、永久磁石式回転子の回転角をホール素子等で検
出し、界磁コイルを順番に励磁する公知のブラシレスモ
ータであってもよい。また実施例のように固定子(界
磁)を永久磁石で形成するものに代えて、界磁コイルで
形成したものであってもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上のように、共通のモータ軸
上に複数の回転子を設け、これらを共通の固定子内で同
一方向に回転させるようにしたから、外形上は単一のモ
ータでありながら実質的に複数のモータを有することに
なる。このためこれら複数のモータを直並列切換えする
ことによりモータ出力を多段に切換えることができ、走
行中の切換えに伴う衝撃を小さくすることができる。ま
た半導体素子を用いる必要がないから、部分負荷時にお
ける効率が高く、構成が簡単で安価にもなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図
【図2】その動力系統図
【図3】電動モータの一実施例の断面図
【図4】電動モータの他の実施例を示す断面図
【図5】制御モード説明図
【図6】モータの速度−トルク特性図
【図7】モータの速度・電流特性図
【図8】モード切換制御特性図
【符号の説明】
22、22a 直流電動モータ 60 コントロ−ラ 68、68a モータ軸 70、70a、70b 回転子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人力駆動系と電気駆動系とを並列に設
    け、人力による踏力の変化に対応して前記電気駆動系の
    出力を制御する電動モータ付き自転車において、前記電
    気駆動系は、共通のモータ軸上に設けた複数の回転子を
    共通の固定子内で同一方向に回転可能にした直流電動モ
    ータと、前記複数の回転子による直並列接続の組合せを
    切換えることにより前記電動モータの出力を制御するコ
    ントローラとを備えることを特徴とする電動モータ付き
    自転車。
JP14374092A 1992-05-11 1992-05-11 電動モータ付き自転車 Pending JPH05310176A (ja)

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JP14374092A JPH05310176A (ja) 1992-05-11 1992-05-11 電動モータ付き自転車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6747432B2 (en) 2002-01-31 2004-06-08 Denso Corporation Drive apparatus for cooling fan motor for use in vehicle
JP2005104439A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置
CN102673717A (zh) * 2012-05-03 2012-09-19 陈戈平 一种助力自行车的电动助力系统

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