JP2001191976A - 電動アシスト自転車 - Google Patents

電動アシスト自転車

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JP2001191976A
JP2001191976A JP2000005667A JP2000005667A JP2001191976A JP 2001191976 A JP2001191976 A JP 2001191976A JP 2000005667 A JP2000005667 A JP 2000005667A JP 2000005667 A JP2000005667 A JP 2000005667A JP 2001191976 A JP2001191976 A JP 2001191976A
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battery
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power
electric
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JP2000005667A
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English (en)
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Takayuki Kato
貴之 加藤
Hitoshi Takimoto
等 滝本
Teruya Tanaka
照也 田中
Masao Isshiki
正男 一色
Takamitsu Noda
臣光 野田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トルク検出機構を不要にする。 【解決手段】 ペダル26が回転されると、それに基づ
いて発電機28が発電し、制御ユニット34内のパワー
アシスト制御器は、この発電機28の信号と、回転セン
サ35の信号に基づく走行速度とに基づいて電動機30
の出力を制御し、これにより後輪24が電動機30によ
り回転駆動される。この場合、パワーアシスト制御器
は、発電機30の信号と、回転センサ35の信号とに基
づいて電動機30の出力を制御するようにしているの
で、ペダル26を踏む際のトルクを検出する必要はな
く、従って、複雑なトルク検出機構を設ける必要がな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人によって回転さ
れるペダルと、車輪を回転駆動する電動機とを備えた電
動アシスト自転車に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】電動アシスト自転車の
従来の概略構成を図9に示す。この電動アシスト自転車
1には、乗員によって回転されるペダル2、このペダル
2の回転力を後輪3に伝達するチェーン4などからなる
人力駆動手段の他に、前記ペダル2の回転駆動を補助す
る電動機5、この電動機5の出力を制御する制御ユニッ
ト6、これら電動機5及び制御ユニット6の電源とな
る、充電が可能な蓄電池7などからなる電動アシスト手
段が設けられている。
【0003】図10は、上記した従来の電動アシスト自
転車1の機能がブロックで示されている。この場合、上
記制御ユニット6は、マイクロコンピュータを備えたパ
ワーアシスト制御器8と、パワー変換回路9などを備え
ている。パワーアシスト制御器8は、乗員がペダル2を
踏む力を、駆動ユニット10を介してトルクセンサ11
により検出し、このトルクセンサ11の検出結果などに
基づいて、パワー変換回路9を介して上記電動機5の出
力を制御する。これにより、乗員がペダル2を踏むとき
の負担に対して、それに応じた補助駆動力が提供される
ようになっている。
【0004】図11は、パワーアシスト制御器8によっ
て制御されるパワー変換回路9が示されている。この場
合、蓄電池7に対して、ダイオード12とスイッチング
素子13の直列回路が接続され、電動機5がダイオード
12と並列に接続されている。しかして、パワーアシス
ト制御器8によってスイッチング素子13をPWM制御
し、図12に示すように、そのスイッチング素子13の
オン時間を制御することにより、電動機5の出力が制御
されるようになっている。
【0005】このような構成のものでは、乗員がペダル
2を踏む力をトルクセンサ11により検出することを必
要としているが、そのトルクを検出するためのトルク検
出機構は複雑な構造となっていた(例えば特開平10−
157685号参照)。このため、その組み立てに多く
の工数がかかると共に、コストが高くなるという問題点
があった。また、トルク検出機構は機械的に構成されて
いるので、経年変化が起こりやすく、アシストするタイ
ミングがずれたりしやすくなるという欠点もあった。
【0006】本発明は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、トルク検出機構を不要にできる
電動アシスト自転車を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、ペダルが回転されることによ
って発電する発電機と、車輪を回転駆動する電動機と、
この電動機の電源となるバッテリと、前記発電機の信号
に基づき前記電動機の出力を制御する駆動制御手段とを
具備したことを特徴とする。
【0008】この構成において、ペダルが回転される
と、それに基づいて発電機が発電し、駆動制御手段は、
この発電機の信号に基づいて電動機の出力を制御し、こ
れにより車輪が電動機により回転駆動される。この場
合、駆動制御手段は、発電機の信号に基づいて電動機の
出力を制御するようにしているので、ペダルを踏む際の
トルクを検出する必要はなく、従って、複雑なトルク検
出機構を設ける必要がない。
【0009】この場合、請求項2の発明のように、バッ
テリは充電が可能な蓄電池により構成し、発電機により
発電した電力を前記バッテリに充電することが好まし
い。これによれば、発電機により発電した電力をバッテ
リに充電するのであるから、バッテリの電力の低下を抑
えることができ、走行距離を長くすることができる。
【0010】請求項3の発明は、駆動制御手段は、発電
機により発電した発電量に、走行速度に応じた所定の係
数ηを乗算した電力をバッテリから取り出して電動機の
出力を制御する構成とされ、前記発電機の効率をφ、前
記電動機の効率をλとした場合、前記係数ηは、走行速
度が0〜15[km/h]未満の場合は2/(φλ)、走
行速度が15〜24[km/h]未満の場合は2/(φ
λ)〜1/(φλ)の間で比例減少、走行速度が24
[km/h]以上の場合は1/(φλ)とすることを特徴
としている。これによれば、人の駆動力は発電機の発電
量に比例し、この発電量に基づいて電動機の出力が適度
となるように制御されるので、電動機によるアシスト量
を適度とすることができる。
【0011】請求項4の発明は、バッテリは充電が可能
な蓄電池により構成すると共に、電動機は直流ブラシモ
ータにより構成し、前記バッテリと電動機との間に双方
向チョッパ回路を設け、前記電動機の回生エネルギーを
前記バッテリに充電する構成としたことを特徴としてい
る。これによれば、電動機の回生エネルギーをバッテリ
に充電するのであるから、バッテリの電力の低下を抑え
ることができ、走行距離を長くすることができる。
【0012】請求項5の発明は、走行速度を制御するた
めの速度切換えスイッチを備えたことを特徴としてい
る。これによれば、走行時の最高速度を、例えば歩道走
行可能法定速度(6[km/h])に制限することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につい
て図1ないし図3を参照して説明する。まず、図1に
は、本発明の電動アシスト自転車21の概略構成が示さ
れている。この図1において、本体フレーム22には、
前輪23、後輪24、ハンドル25、ペダル26、及び
サドル27などが設けられている。
【0014】ペダル26の回転軸部分には、ペダル26
が回転されることによって発電する発電機28が設けら
れている。本体フレーム22において、前記後輪24の
軸24aを支持する部分には取付板29が設けられ、こ
の取付板29に、この場合直流ブラシモータからなる電
動機30が取り付けられている。この電動機30と後輪
24の軸24aとの間には、動力伝達手段としてのチェ
ーン31が設けられていて、電動機30によりチェーン
31を介して車輪である後輪24が回転駆動される構成
となっている。この場合、ペダル26と後輪24との間
には、通常のチェーンは設けられてはいない。
【0015】前記本体フレーム22において、サドル2
7の下方に位置させて、前記電動機30の電源となるバ
ッテリとして、充電が可能な蓄電池32が着脱可能に設
けられ、この蓄電池32と前記発電機28との間に、発
電機28で発電した電力を蓄電池32に充電するための
充電器33が設けられ、さらに、蓄電池32の近傍に位
置させて制御ユニット34が設けられている。また、後
輪24の近傍には、当該後輪24の回転速度を検出する
ための回転センサ35が設けられている。
【0016】図2には、上記した電動アシスト自転車2
1の機能がブロックで示されている。この場合、上記制
御ユニット34は、駆動制御手段を構成するパワーアシ
スト制御器36と、パワー変換回路37などを備えてい
る。パワーアシスト制御器36は、マイクロコンピュー
タを備えていて、予め有するプログラムと、前記発電機
28からの信号と、回転センサ35からの信号とに基づ
いて、後述するように、パワー変換回路37を介して電
動機30の出力を制御する機能を有している。このパワ
ーアシスト制御器36も、前記蓄電池32を電源として
いる。
【0017】図3には、上記したパワー変換回路37が
示されている。この図3において、蓄電池32のプラス
端子は、第1のスイッチング素子38とリアクトル39
の直列回路を介して電動機30の一方の端子に接続さ
れ、蓄電池32のマイナス端子は電動機30の他方の端
子と接続されている。第1のスイッチング素子38とリ
アクトル39との共通接続点と、電動機30の他方の端
子との間に、第2のスイッチング素子40が接続されて
いる。そして、第1のスイッチング素子38と並列にダ
イオード41が図示極性で接続され、また、第2のスイ
ッチング素子40と並列にダイオード42が図示極性で
接続されている。
【0018】ここで、第1のスイッチング素子38とダ
イオード42とにより降圧チョッパ回路を構成し、ま
た、第2のスイッチング素子40とダイオード41とに
より昇圧チョッパ回路を構成しており、これら降圧チョ
ッパ回路と昇圧チョッパ回路とにより双方向チョッパ回
路43を構成している。第1及び第2のスイッチング素
子38、40の制御端子(ゲート)は、前記パワーアシ
スト制御器36により制御されるようになっている。
【0019】前記パワーアシスト制御器36は、前記発
電機28により発電した発電量に、前記回転センサ35
からの信号に基づいて求めた自転車の走行速度に応じた
所定の係数を乗算した電力を蓄電池32から取り出して
電動機30の出力を制御するように、前記パワー変換回
路37の第1のスイッチング素子38をPWM制御す
る。その第1のスイッチング素子38のオン時間を制御
することによって、蓄電池32からの電圧を制御する。
【0020】このとき、発電機28により発電した発電
量をP、自転車の走行速度をV、係数をηとすると、電
動機30の出力Mは、M=P×ηとなる。そして、発電
機28の効率をφ、電動機30の効率をλとした場合、
前記係数ηは次のように設定される。 走行速度Vが0〜15[km/h]未満の場合は、η=2
/(φλ) 走行速度Vが15〜24[km/h]未満の場合は、 η=2−(24−V)/9(φλ) すなわち、ηは2/(φλ)〜1/(φλ)の間で比例
減少、走行速度が24[km/h]以上の場合は、η=1
/(φλ)とする。
【0021】なお、発電機28の効率φ及び電動機30
の効率λを共に100%とした場合には、上記係数ηは
次のようになる。 走行速度Vが0〜15[km/h]未満の場合は、η=2 走行速度Vが15〜24[km/h]未満の場合は、 η=2−(24−V)/9 すなわち、ηは2〜1の間で比例減少、走行速度が24
[km/h]以上の場合は、η=1となる。
【0022】一方、図3において、回生制動時は、第1
のスイッチング素子38をオフすると共に、第2のスイ
ッチング素子40をオンすると、電動機30の回生エネ
ルギーによりリアクトル39に電流が流れて当該リアク
トル39にエネルギーが蓄えられ、あるところでその第
2のスイッチング素子40をオフすると、リアクトル3
9に蓄えられたエネルギーは、ダイオード41を通って
蓄電池32に充電されるようになる。
【0023】さて、上記した実施例においては、乗員に
よってペダル26が回転されると、それに基づき発電機
28が発電し、パワーアシスト制御器36は、この発電
機28の発電量と、回転センンサ35の信号に基づいて
求められる走行速度とに基づいて、電動機30の出力を
制御し、これにより後輪26が電動機30により回転駆
動されるようになる。この場合、パワーアシスト制御器
36は、発電機28の信号と、回転センンサ35の信号
とに基づいて電動機30の出力を制御するようにしてい
るので、ペダル26を踏む際のトルクを検出する必要は
ない。従って、複雑なトルク検出機構を設ける必要がな
く、トルク検出機構を設けることによる不具合を解消で
きる。
【0024】また、乗員はペダル26を回転させること
により発電機28を発電させるが、人力によって車輪を
直接回転させる人力駆動手段を必要としないので、従来
必要としていたペダルと後輪との間のチェーンを無くす
ことができ、そのチェーンが切れたり、外れたりして走
行できなくなるという問題がなくなる。
【0025】しかも、発電機28により発電した電力を
蓄電池32に充電するようにしているから、蓄電池32
の電力の低下を抑えることができ、走行距離を長くする
ことができる。
【0026】また、パワーアシスト制御器36は、発電
機28により発電した発電量Pに、走行速度Vに応じた
所定の係数ηを乗算した電力M=P×ηを蓄電池32か
ら取り出して電動機30の出力を制御する構成とされ、
前記発電機28の効率をφ、前記電動機30の効率をλ
とした場合、前記係数ηは、走行速度Vが0〜15[km
/h]未満の場合は2/(φλ)、走行速度Vが15〜
24[km/h]未満の場合は2/(φλ)〜1/(φ
λ)の間で比例減少、走行速度Vが24[km/h]以上
の場合は1/(φλ)としている。これによれば、人の
駆動力は発電機28の発電量に比例し、この発電量に基
づいて電動機30の出力が適度となるように制御される
ので、電動機30によるアシスト量を適度とすることが
できる。
【0027】さらに、電動機30は直流ブラシモータに
より構成し、蓄電池32と電動機30との間に双方向チ
ョッパ回路43を設け、回生制動時は、電動機30の回
生エネルギーを前記蓄電池32に充電する構成としたの
で、回生制動時にも蓄電池32に充電することができ、
蓄電池32の電力の低下を一層抑えることができ、走行
距離を一層長くすることができる。
【0028】図4は本発明の第2実施例を示したもので
ある。例えば急な坂道を走行する場合に、電動機30の
トルクが不足すると坂道を登ることができない。その大
きなトルクに合わせて設計すると、電動機30が大きく
なるという問題がある。そこで、この第2実施例では、
図示はしないが、上記電動機30と後輪24との間に変
速機を設けると共に、ハンドル25に操作部を設け、こ
の操作部の操作により変速機を切り替えるようにしたも
のである。変速機の具体的な構成としては、例えば特開
平7−301292号公報に示されたものが知られてい
る。
【0029】この変速機は、本体フレームに固定される
固定軸と、この固定軸の外周に配置された駆動体と、固
定軸及び駆動体のさらに外周に配置された後輪用のハブ
シェルと、このハブシェル内に配設された遊星歯車機構
などを備えていて、駆動体を前記電動機30により回転
させ、その回転力を遊星歯車機構を介してハブシェルに
伝達し、当該ハブシェルにスポークを介して支持された
後輪を回転させる構成とする。そして、前記固定軸には
プッシュロッドが設けられていて、前記操作部の操作に
基づきワイヤーを介してそのプッシュロッドを移動させ
ることにより、遊星歯車機構内のギヤの組み合わせが切
り替えられる構成となっている。
【0030】図4は、変速機がある場合とない場合の、
後輪24の回転数(rpm)と、トルクとの関係を示し
ている。例えば、電動機30により回転されるギアと後
輪24を回転させるギアとのギア比を2:1とした場
合、回転数は1/2になるが、トルクは2倍となる。こ
のため、変速機を設けることにより、電動機30を小形
化することが可能となる。
【0031】図5ないし図7は本発明の第3実施例を示
したものであり、この第3実施例は、上記した第1実施
例とは次の点が異なっている。すなわち、電動機51
は、この場合、アウタロータ型の直流ブラシレスモータ
により構成され、後輪24を直接回転駆動する構成とし
ている。また、この電動機51は、図7に示すように、
パワー変換回路52として、インバータ回路53を介し
て回転駆動されるようになっている。インバータ回路5
3は、周知のように、3相ブリッジ接続されたスイッチ
ング素子54a〜54fと、これらスイッチング素子5
4a〜54fにそれぞれ並列接続されたフリーホイール
ダイオード55a〜55fとから構成されている。この
インバータ回路53の出力端子56u、56v、56w
は、電動機51の3相の巻線51u、51v、51wに
それぞれ接続されている。そして、インバータ回路53
の各スイッチング素子54a〜54fの制御端子(ゲー
ト)は、前記パワーアシスト制御器36により制御され
るようになっている。
【0032】上記構成において、パワーアシスト制御器
36は、上記した第1実施例の場合と同様に、発電機2
8により発電した発電量に、前記回転センサ35からの
信号に基づいて求めた自転車の走行速度に応じた所定の
係数ηを乗算した電力を蓄電池32から取り出して電動
機51の出力を制御するように、インバータ回路53の
各スイッチング素子54a〜54fの制御端子(ゲー
ト)をオン/オフ制御する。これにより電動機51が回
転駆動され、この電動機51により後輪24が回転駆動
される。また、回生制動時には、インバータ回路53の
各スイッチング素子54a〜54fの制御端子(ゲー
ト)をオン/オフ制御することにより、蓄電池32を充
電することができる。
【0033】このような構成とした第3実施例において
は、特に、電動機51としてアウタロータ型の直流ブラ
シレスモータを用い、この電動機51により後輪24を
直接回転駆動させる構成としているので、第1実施例の
チェーン31などを必要とせず、駆動伝達機構が簡素化
できると共に、軽量化も可能となる利点がある。
【0034】図8は本発明の第4実施例を示したもので
あり、この第4実施例は、上記した第1実施例とは次の
点が異なっている。すなわち、ハンドル25に、走行速
度を制御するための速度切換えスイッチ58を設けてい
て、この速度切換えスイッチ58をオン操作した場合に
は、パワーアシスト制御器36は、走行時の最高速度
を、例えば歩道走行可能法定速度(6[km/h])に制
限するように制御する構成となっている。
【0035】この場合、パワーアシスト制御器36は、
電動機30の出力Mを設定する係数ηを次のように設定
する。発電機28の効率φ及び電動機30の効率λを共
に100%とした場合、 走行速度Vが0〜6[km/h]未満の場合は、η=5 走行速度Vが6[km/h]以上の場合は、η=0とす
る。また、パワーアシスト制御器36は、走行速度Vが
6[km/h]以上になった場合は、電動機30への電力
の供給を停止し、ペダル26の回転により発電された電
力は、すべて蓄電池32に充電されるようにする。この
ような第4実施例によれば、走行時の最高速度を、歩道
走行可能法定速度(6[km/h])に制限することがで
きる。
【0036】本発明は、上記した各実施例にのみ限定さ
れるものではなく、次のように変形または拡張すること
ができる。回転センサ35により電動機30,51の回
転速度を検出し、この回転速度に基づき走行速度を検出
する構成とすることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明の
電動アシスト自転車によれば、駆動制御手段は、発電機
の信号に基づいて電動機の出力を制御するようにしてい
るので、ペダルを踏む際のトルクを検出する必要はな
く、従って、複雑なトルク検出機構を不要にでき、組立
て工数を削減できると共に、コストも低減できるなどの
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す電動アシスト自転車
の概略的な側面図
【図2】機能をブロックで示した図
【図3】パワー変換回路の電気回路図
【図4】本発明の第2実施例を示すもので、後輪の回転
数とトルクとの関係を示す図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】図2相当図
【図7】図3相当図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図1相当図
【図10】図2相当図
【図11】図3相当図
【図12】電動機を制御する際の電圧波形図
【符号の説明】
図面中、21は電動アシスト自転車、24は後輪(車
輪)、26はペダル、28は発電機、30は電動機(直
流ブラシモータ)、32は蓄電池(バッテリ)、34は
制御ユニット、35は回転センサ、36はパワーアシス
ト制御器(駆動制御手段)、37はパワー変換回路、4
3は双方向チョッパ回路、51は電動機(直流ブラシレ
スモータ)、52はパワー変換回路、53はインバータ
回路、58は速度切換えスイッチを示す。
フロントページの続き (72)発明者 田中 照也 愛知県瀬戸市穴田町991番地 株式会社東 芝愛知工場内 (72)発明者 一色 正男 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社内 (72)発明者 野田 臣光 愛知県瀬戸市穴田町991番地 東芝エー・ ブイ・イー株式会社名古屋事業所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルが回転されることによって発電す
    る発電機と、 車輪を回転駆動する電動機と、 この電動機の電源となるバッテリと、 前記発電機の信号に基づき前記電動機の出力を制御する
    駆動制御手段とを具備したことを特徴とする電動アシス
    ト自転車。
  2. 【請求項2】 バッテリは充電が可能な蓄電池により構
    成され、発電機により発電した電力を前記バッテリに充
    電することを特徴とする請求項1記載の電動アシスト自
    転車。
  3. 【請求項3】 駆動制御手段は、発電機により発電した
    発電量に、走行速度に応じた所定の係数ηを乗算した電
    力をバッテリから取り出して電動機の出力を制御する構
    成とされ、 前記発電機の効率をφ、前記電動機の効率をλとした場
    合、前記係数ηは、 走行速度が0〜15[km/h]未満の場合は2/(φ
    λ)、 走行速度が15〜24[km/h]未満の場合は2/(φ
    λ)〜1/(φλ)の間で比例減少、 走行速度が24[km/h]以上の場合は1/(φλ)と
    することを特徴とする請求項1記載の電動アシスト自転
    車。
  4. 【請求項4】 バッテリは充電が可能な蓄電池により構
    成すると共に、電動機は直流ブラシモータにより構成
    し、前記バッテリと電動機との間に双方向チョッパ回路
    を設け、前記電動機の回生エネルギーを前記バッテリに
    充電する構成としたことを特徴とする請求項1記載の電
    動アシスト自転車。
  5. 【請求項5】 速度を制御するための速度切換えスイッ
    チを備えたことを特徴とする請求項1記載の電動アシス
    ト自転車。
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