JPH0531012Y2 - - Google Patents

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JPH0531012Y2
JPH0531012Y2 JP4026989U JP4026989U JPH0531012Y2 JP H0531012 Y2 JPH0531012 Y2 JP H0531012Y2 JP 4026989 U JP4026989 U JP 4026989U JP 4026989 U JP4026989 U JP 4026989U JP H0531012 Y2 JPH0531012 Y2 JP H0531012Y2
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plate
boss
plate part
frame body
frame
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車等のステアリングホイールに
係り、とくに、中央のボス部の内部に運転者に対
する衝撃を緩和するためのエネルギ吸収用の枠体
を設けたものに関する。
(従来の技術) 通常、自動車の衝突時に運転者がボス部に衝突
するのは、正面方向から(ステアリングシヤフト
に向かう方向)やこれと直行する上方向からより
も、斜め上方向から衝突することが最も多い。
そのため、特開昭61−60348号公報に示された
ステアリングホイールでは、中央のボス部の内部
に設けたエネルギ吸収用の枠体を、正面板部(頂
板)と上下の側面板部(側板)と背面板部(底
板)に加えて、上側の側面板部と背面板部の間に
補強部材を設けた構造とし、補強部材によつて斜
め上方向からの衝突荷重を受けるようにしてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記公報に示されたエネルギ吸収用の枠体は、
斜め上方向からの衝突荷重に対し、補強部材を設
けることによつて、斜め上方向からの衝突荷重に
対する初期荷重を高める効果があるので、安全対
策上有効であるが、部品点数が多く、制作も面倒
であつた。
本考案は、このような点に鑑みなされたもの
で、部品点数を増やさずに、斜め上方向からの衝
突荷重に対する初期荷重を高めることを目的とす
るものである。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、ステアリングシヤフトに固定される
中央のボス部1の内部に設けられたボスプレート
13の表面側に、上記ボス部1の表面側に対する
正面板部23と上記ボスプレート13に対する背
面板部24とこの正面板部23及び背面板部24
の上側部を連結する上面板部25と上記正面板部
23及び背面板部24の下側部を連結する下面板
部26とから成るエネルギ吸収用の枠体14を取
付けたステアリングホイールにおいて、上記枠体
14の下面板部26と背面板部24の連結部分に
対する係止部15を上記ボスプレート13の下側
部から表面側に突設したものである。
(作用) 本考案のステアリングホイールは、斜め上方向
からの衝突荷重によつて、枠体14が変形を始め
る際に、枠体14の下面板部26と背面板部24
の連結部分が下方にたわむのを係止部15によつ
て阻止し、これによつて、斜め上方向からの衝突
荷重に対する初期荷重を高めるものである。
(実施例) 本考案のステアリングホイールの一実施例を図
面を参照して説明する。
第3図はステアリングホイールの正面図で、こ
のステアリングホイールは中央のボス部1を左右
一対のスポーク部2を介して円環状のリム部3に
連結したもので、そのボス部1の−断面図が
第1図である。
第1図において、ボス部1の内側の背面側(第
1図に示す右面側)には図示しないステアリング
シヤフトに固定される金属製の円筒状のボス11
が設けられ、このボス11の外側の表面側(第1
図に示す左面側)には金属製のフランジ12が溶
接によつて固着され、このフランジ12の表面に
は金属製のボスプレート13がねじ等によつて取
付けられ、このボスプレート13の表面側にはエ
ネルギ吸収用の枠体14が設けられているととも
に、このボスプレート13の下側(第1図に示す
下側)の縁部が表面側に折曲され、枠体14の一
部に対する係止部としての係止縁15が形成され
ている。
この枠体14は、第2図にも示すように、平板
をコ字状に打抜いた2枚の板材21,22をほぼ
L字状に折曲して一体的に組合わせたもので、そ
れぞれの板材21,22のコ字状の中間辺部と両
側辺部の一部を、ボス部1の表面側に対する正面
板部23あるいは上記ボスプレート13に対する
背面板部24として平坦状のまま残し、それぞれ
の板材21,22のコ字状の両側辺部を途中から
同方向に折曲して、ボス部1の上側部(第1図に
示す上側部、第2図に示す右側部)及び下側部
(第1図に示す下側、第2図に示す左側部)に対
する上面板部25および下面板部26を形成し、
このそれぞれの上面板部25および下面板部26
の先端部を、接合部27,28として正面板部2
3あるいは背面板部24と平行に折曲し、この接
合部27,28を相手側の背面板部24あるいは
正面板部23にスポツト溶接等で固着したもの
で、それぞれの上面板部25および下面板部26
の中間部は互いに接近するく字状に折曲されてい
る。
そして、下面板部26は、対向する上側の側面
板部25よりも長く形成されているとともに、そ
の先端の接合部28が正面板部23の中間部に溶
接されており、これによつて、この下面板部26
は、全体として背面板部24に対して鋭角状とな
つて傾斜しているとともに、正面板部23の下側
部分23aが接合部28の下側に片持ち梁状に突
出している。
そうして、この枠体14は、その背面板部24
の四隅の下側部にねじによつて固定した金属板ば
ねから成るクランプスプリング31を、上記ボス
プレート13の四隅に形成した係止孔32に嵌合
することによつて、ボスプレート13の表面側に
取付けられている。
なお、第1図において、35はボス部1の下部
カバー、36はパツドであり、37は上記ボス1
1及びフランジ12に溶接された上記スポーク部
2の芯金である。
この実施例の作用を説明する。
通常、自動車の衝突時に運転者がボス部1に衝
突するのは、運転者の腹部と肩部から胸部にかけ
てがシートベルトに支持されているため、第1図
に矢印Pで示す斜め上方向からである。
この際、斜め上方向Pからの衝突荷重によつ
て、まず、パツド36が潰れ、つぎに、枠体14
が変形する。
そして、枠体14の変形の初期には、衝突荷重
の方向によつて、枠体14の下面板部26と背面
板部24の連結部分が下方(第1図に示す下方)
にたわもうとするが、このたわみをボスプレート
13の係止縁15が阻止するので、斜め上方向P
からの衝突荷重に対する初期荷重が急激に高くな
り、続いて、枠体14の上面板部25および下面
板部26が潰れて、エネルギを吸収する。
したがつて、エネルギの吸収量が多くなり、運
転者に与える衝撃を緩和することができ、安全性
が高まる。
そして、第4図は係止部としての係止縁15を
ボスプレート13に設けた上記実施例と、上記実
施例の構造で係止縁15を設けなかつた比較例の
エネルギ吸収特性図であり、実施例では、斜め上
方向Pからの衝突荷重に対する初期荷重が急激に
高くなつて、エネルギの吸収量が多くなり、荷重
−ストロ−クのカーブに理想的な特性が得られて
いるのに対し、比較例では、枠体14が設計の通
り変形を行わない結果、エネルギの吸収量が少な
いことがわかる。
なお、上述した実施例は、枠体14を、クラン
プスプリング31のような弾性係止部材によつ
て、弾性的にボスプレート13に取付けている
が、ねじ等によつて、固定的に取付けてもよい。
〔考案の効果〕
上述したように、本考案によれば、斜め上方向
からの衝突荷重によつて、エネルギ吸収用の枠体
が変形を始める際に、枠体の下面板部と背面板部
の連結部分が下方にたわむのを係止部によつて阻
止し、これによつて、斜め上方向からの衝突荷重
に対する初期荷重を高めることができるので、エ
ネルギの吸収量が多くなり、運転者に与える衝撃
を緩和することができ、安全性が高まる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案のステアリングホイールの一実施例
を示し、第1図は第3図の−断面図でボス部
を示し、第2図はその内部のボスプレートと枠体
の分解斜視図、第3図はステアリングホイールの
正面図、第4図は実施例と比較例のエネルギ吸収
特性図である。 1……ボス部、13……ボスプレート、14…
…枠体、15……係止部としての係止縁、23…
…正面板部、24……背面板部、25……上面板
部、26……側面板部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ステアリングシヤフトに固定される中央のボス
    部の内部に設けられたボスプレートの表面側に、
    上記ボス部の表面側に対する正面板部と上記ボス
    プレートに対する背面板部とこの正面板部及び背
    面板部の上側部を連結する上面板部と上記正面板
    部及び背面板部の下側部を連結する下面板部とか
    ら成るエネルギ吸収用の枠体を取付けたステアリ
    ングホイールにおいて、 上記枠体の下面板部と背面板部の連結部分に対
    する係止部を上記ボスプレートの下側部から表面
    側に突設したことを特徴とするステアリングホイ
    ール。
JP4026989U 1989-04-05 1989-04-05 Expired - Lifetime JPH0531012Y2 (ja)

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JP4026989U JPH0531012Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05

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JP4026989U JPH0531012Y2 (ja) 1989-04-05 1989-04-05

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Publication Number Publication Date
JPH02130876U JPH02130876U (ja) 1990-10-30
JPH0531012Y2 true JPH0531012Y2 (ja) 1993-08-09

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