JPH0530993B2 - - Google Patents
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- JPH0530993B2 JPH0530993B2 JP14334883A JP14334883A JPH0530993B2 JP H0530993 B2 JPH0530993 B2 JP H0530993B2 JP 14334883 A JP14334883 A JP 14334883A JP 14334883 A JP14334883 A JP 14334883A JP H0530993 B2 JPH0530993 B2 JP H0530993B2
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- ignition
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- capacitor
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- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 51
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 15
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 claims description 13
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 6
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02P—IGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
- F02P11/00—Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
- F02P11/02—Preventing damage to engines or engine-driven gearing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上利用される技術分野〕
本発明はコンデンサ放電式の内燃機関用無接点
点火装置に関する。
点火装置に関する。
従来、この種のものの逆転防止装置としてコン
デンサ充電コイルの出力波形と点火信号波形との
AND回路構成によりコンデンサ充電又は点火信
号を無効にし、逆転時に飛び火しないようにする
ものが一般的である。
デンサ充電コイルの出力波形と点火信号波形との
AND回路構成によりコンデンサ充電又は点火信
号を無効にし、逆転時に飛び火しないようにする
ものが一般的である。
例えば公知例として特公昭48−44697号公報が
あるが、この方式のものは、電子進角タイプに応
用する場合、点火信号のそれぞれ低速、高速信号
となる正、負波形をコンデンサ充電コイルの1つ
の半波波形の中に入れる必要があり、又、低速信
号と充電波形との重なりにより、充電波形の短絡
によるサイリスタの発熱を避けなければならな
い。そのため、進角幅が大きくとれない。及びス
テータとセンサ位置の設計自由度が小さいという
問題があつた。
あるが、この方式のものは、電子進角タイプに応
用する場合、点火信号のそれぞれ低速、高速信号
となる正、負波形をコンデンサ充電コイルの1つ
の半波波形の中に入れる必要があり、又、低速信
号と充電波形との重なりにより、充電波形の短絡
によるサイリスタの発熱を避けなければならな
い。そのため、進角幅が大きくとれない。及びス
テータとセンサ位置の設計自由度が小さいという
問題があつた。
本発明は上記の問題を解決するため、充電コイ
ルより位相の遅れた出力を作成し、この位相の遅
れた出力とセンサコイルの低速信号との論理をと
ることにより、センサコイルの正、負波形をコン
デンサ充電コイルの1つの半波出力の中に入れる
必要がなく、充電コイルとセンサコイルとの設計
自由度を大幅に向上させることができることを目
的とする。
ルより位相の遅れた出力を作成し、この位相の遅
れた出力とセンサコイルの低速信号との論理をと
ることにより、センサコイルの正、負波形をコン
デンサ充電コイルの1つの半波出力の中に入れる
必要がなく、充電コイルとセンサコイルとの設計
自由度を大幅に向上させることができることを目
的とする。
以下本発明を図に示す実施例について説明す
る。
る。
まず、第1図において、1は多極磁石発電機の
コンデンサ充電コイルで、例えば線径0.3〜1.0
mm、巻数200〜600回のものが用いてある。2は基
準位置にて出力信号を発生するセンサコイル、
4,5はコンデンサ充電コイル1の端子間に互い
に直列接続した分圧抵抗で、その分圧点aはトラ
ンジスタ6のベースに接続してある。このトラン
ジスタ6はトランジスタ8のベース・エミツタ間
に接続してある。7はトランジスタ8のベース抵
抗、19は抵抗5に並列接続したコンデンサで、
このコンデンサ19と抵抗4,5により第1の検
出回路を構成する。また、トランジスタ6はトラ
ンジスタ8のベースを短絡する遮断制御用半導体
スイツチング素子をなし、トランジスタ8はコイ
ル1の順方向出力を短絡する短絡用半導体スイツ
チング素子をなす。13は点火用コンデンサ、
9,10はコンデンサ13に接続した分圧抵抗
で、その分圧点bはダイオード11を介してトラ
ンジスタ6のベースに接続してある。12は放電
阻止用ダイオード、15は直流アーク用ダイオー
ド、16は点火コイルで、16aはその1次コイ
ル、16bはその2次コイルである。17は点火
栓、18は点火用半導体スイツチング素子をなす
点火用サイリスタで、点火信号がゲートに印加さ
れることにより導通するものである。23はセン
サコイル2に発生する正方向半波出力および負方
向半波出力を入力としてコンデンサの充放電によ
り点火時期を電子的に決定すると共に、機関低速
時にはセンサコイルの負方向半波出力発生時を点
火時期として点火信号を発生する公知の点火信号
発生回路で、例えば特開昭57−20559号公報に記
載されるごときものが用いてある。50は充電コ
イル1の負方向半波出力を入力として点火信号発
生回路23に対して電源電圧を供給するための信
号用電源回路で、抵抗3,20,37、ダイオー
ド21、コンデンサ22およびツエナーダイオー
ド29よりなる。60は充電コイル1の出力を入
力としてこの充電コイル1より位相の遅れた出力
を発生する位相遅れ回路で、抵抗24、ダイオー
ド25およびコンデンサ26よりなる。70は位
相遅れ回路60とセンサコイル2の負方向半波出
力とのANDをとる論理回路で、抵抗27,39、
トランジスタ28,40、およびダイオード41
よりなる。42〜45はダイオードである。
コンデンサ充電コイルで、例えば線径0.3〜1.0
mm、巻数200〜600回のものが用いてある。2は基
準位置にて出力信号を発生するセンサコイル、
4,5はコンデンサ充電コイル1の端子間に互い
に直列接続した分圧抵抗で、その分圧点aはトラ
ンジスタ6のベースに接続してある。このトラン
ジスタ6はトランジスタ8のベース・エミツタ間
に接続してある。7はトランジスタ8のベース抵
抗、19は抵抗5に並列接続したコンデンサで、
このコンデンサ19と抵抗4,5により第1の検
出回路を構成する。また、トランジスタ6はトラ
ンジスタ8のベースを短絡する遮断制御用半導体
スイツチング素子をなし、トランジスタ8はコイ
ル1の順方向出力を短絡する短絡用半導体スイツ
チング素子をなす。13は点火用コンデンサ、
9,10はコンデンサ13に接続した分圧抵抗
で、その分圧点bはダイオード11を介してトラ
ンジスタ6のベースに接続してある。12は放電
阻止用ダイオード、15は直流アーク用ダイオー
ド、16は点火コイルで、16aはその1次コイ
ル、16bはその2次コイルである。17は点火
栓、18は点火用半導体スイツチング素子をなす
点火用サイリスタで、点火信号がゲートに印加さ
れることにより導通するものである。23はセン
サコイル2に発生する正方向半波出力および負方
向半波出力を入力としてコンデンサの充放電によ
り点火時期を電子的に決定すると共に、機関低速
時にはセンサコイルの負方向半波出力発生時を点
火時期として点火信号を発生する公知の点火信号
発生回路で、例えば特開昭57−20559号公報に記
載されるごときものが用いてある。50は充電コ
イル1の負方向半波出力を入力として点火信号発
生回路23に対して電源電圧を供給するための信
号用電源回路で、抵抗3,20,37、ダイオー
ド21、コンデンサ22およびツエナーダイオー
ド29よりなる。60は充電コイル1の出力を入
力としてこの充電コイル1より位相の遅れた出力
を発生する位相遅れ回路で、抵抗24、ダイオー
ド25およびコンデンサ26よりなる。70は位
相遅れ回路60とセンサコイル2の負方向半波出
力とのANDをとる論理回路で、抵抗27,39、
トランジスタ28,40、およびダイオード41
よりなる。42〜45はダイオードである。
次に、この実施例に使用する磁石発電機の構造
について説明する。第2図において、30は碗状
ロータ、31はロータ30の内周面に固定したリ
ング状の主磁石で図のごとくN,S交互に12極に
等間隔で着磁してある。32は内燃機関の側壁に
固定されるリング状のステータコアで、その外周
には12個の突出部32a〜32lが等間隔で形成
してある。33は10個の突出部32c〜32lに
それぞれ巻数されると共に互いに直列接続された
ランプ負荷用コイルで、ランプ等の負荷の電源を
なすものである。34は内燃機関のクランク軸に
図示せぬボトルによつて固定されるボスで、ボス
34に図示せぬリベツトを介してロータ30が固
定してある。35はロータ30の外周において、
内燃機関の側壁に固定した点火信号用タイミング
センサで、径方向に着磁した永久磁石35aと、
この永久磁石35aに固定したコア35bとコア
35bに巻かれたセンサコイル2とよりなる。3
6はロータ30の外周部に所定間隔にわたつて設
けた磁性体よりなる突起で、この突起36と対向
する位置にコア35bが設けてあつて、コア35
bと突起36とが対向することによる磁束変化に
よつて、センサコイル2には第3図bで示すごと
く正方向の半波と負方向の半波とを所定間隔で持
つ出力電圧が発生する。コンデンサ充電コイル1
は2つの突出部32a,32bに巻かれると共に
互いに直列接続され、主磁石31の回転によつて
コンデンサ充電コイル1には第3図aに示すごと
く磁石発電機のロータ1回転につき6サイクルの
無負荷交流電圧が発生する。
について説明する。第2図において、30は碗状
ロータ、31はロータ30の内周面に固定したリ
ング状の主磁石で図のごとくN,S交互に12極に
等間隔で着磁してある。32は内燃機関の側壁に
固定されるリング状のステータコアで、その外周
には12個の突出部32a〜32lが等間隔で形成
してある。33は10個の突出部32c〜32lに
それぞれ巻数されると共に互いに直列接続された
ランプ負荷用コイルで、ランプ等の負荷の電源を
なすものである。34は内燃機関のクランク軸に
図示せぬボトルによつて固定されるボスで、ボス
34に図示せぬリベツトを介してロータ30が固
定してある。35はロータ30の外周において、
内燃機関の側壁に固定した点火信号用タイミング
センサで、径方向に着磁した永久磁石35aと、
この永久磁石35aに固定したコア35bとコア
35bに巻かれたセンサコイル2とよりなる。3
6はロータ30の外周部に所定間隔にわたつて設
けた磁性体よりなる突起で、この突起36と対向
する位置にコア35bが設けてあつて、コア35
bと突起36とが対向することによる磁束変化に
よつて、センサコイル2には第3図bで示すごと
く正方向の半波と負方向の半波とを所定間隔で持
つ出力電圧が発生する。コンデンサ充電コイル1
は2つの突出部32a,32bに巻かれると共に
互いに直列接続され、主磁石31の回転によつて
コンデンサ充電コイル1には第3図aに示すごと
く磁石発電機のロータ1回転につき6サイクルの
無負荷交流電圧が発生する。
今、機関正転時において、充電コイル1に第1
図の実線矢印方向(正方向)の半波出力が発生し
始めると、コイル1→抵抗7→トランジスタ8の
ベース・エミツタ→アース→ダイオード43の回
路でトランジスタ8にベース電流が流れ、このト
ランジスタ8のコレクタ・エミツタ間が導通し、
コイル1の出力は短絡される。このときのトラン
ジスタ8の短絡電流の増大に伴い、トランジスタ
8のコレクタ・エミツタ間の電圧降下が大きくな
り、抵抗4,5よりなる分圧回路の接続点aの電
圧が上昇する。この電圧が設定値(例えば短絡電
流が0.5〜4Aに相当する電圧値)になるとトラン
ジスタ6が導通し、トランジスタ8のベース・エ
ミツタ間を短絡するので、トランジスタ8のコレ
クタ・エミツタ間はOFFし、短絡電流が急激に
遮断される。、このときコイル1には第3図cの
実線で示すごとく、大きな誘導電圧が発生し、こ
の高電圧によりコンデンサ13を、コイル1→ダ
イオード12→コンデンサ13→ダイオード15
→アース→ダイオード43の回路で、第3図dの
実線あるいは破線で示すごとく充分に充電する。
図の実線矢印方向(正方向)の半波出力が発生し
始めると、コイル1→抵抗7→トランジスタ8の
ベース・エミツタ→アース→ダイオード43の回
路でトランジスタ8にベース電流が流れ、このト
ランジスタ8のコレクタ・エミツタ間が導通し、
コイル1の出力は短絡される。このときのトラン
ジスタ8の短絡電流の増大に伴い、トランジスタ
8のコレクタ・エミツタ間の電圧降下が大きくな
り、抵抗4,5よりなる分圧回路の接続点aの電
圧が上昇する。この電圧が設定値(例えば短絡電
流が0.5〜4Aに相当する電圧値)になるとトラン
ジスタ6が導通し、トランジスタ8のベース・エ
ミツタ間を短絡するので、トランジスタ8のコレ
クタ・エミツタ間はOFFし、短絡電流が急激に
遮断される。、このときコイル1には第3図cの
実線で示すごとく、大きな誘導電圧が発生し、こ
の高電圧によりコンデンサ13を、コイル1→ダ
イオード12→コンデンサ13→ダイオード15
→アース→ダイオード43の回路で、第3図dの
実線あるいは破線で示すごとく充分に充電する。
ここで、機関回転数の低速時などにおいて、充
電コイル1に誘起される高電圧が比較的低い場合
には、コンデンサ13に充電される電圧が設定値
以上にならないため、第3図cの実線で示すごと
く磁石発電機の1回転につき6回発生する充電コ
イル1の高電圧によつてコンデンサ13が第3図
dの実線で示すごとく多重充電される。
電コイル1に誘起される高電圧が比較的低い場合
には、コンデンサ13に充電される電圧が設定値
以上にならないため、第3図cの実線で示すごと
く磁石発電機の1回転につき6回発生する充電コ
イル1の高電圧によつてコンデンサ13が第3図
dの実線で示すごとく多重充電される。
これに対し、機関の中高速回転時などにおい
て、充電コイル1に誘起される高電圧が比較的高
くなり、例えば第3図dの破線で示すごとく、充
電コイル1に誘起される2発目の高電圧によつ
て、コンデンサ13の充電電圧が設定値以上にな
ると、分圧抵抗9,10の分圧点の電位がトラン
ジスタ6を導通させるのに充分な値になつて、こ
のトランジスタ6を導通させ、トランジスタ8の
ベースを短絡する。これにより、充電コイル1に
3発目以降の正方向半波出力が発生してもトラン
ジスタ8は導通せず、充電コイル1に高電圧が誘
起されず、従つて、それ以降のコンデンサ13の
充電がされなくなつてコンデンサ13の過充電が
防止される。このときの、充電コイル1の出力電
圧、コンデンサ13の充電電圧を第3図c,dの
破線でそれぞれ示す。
て、充電コイル1に誘起される高電圧が比較的高
くなり、例えば第3図dの破線で示すごとく、充
電コイル1に誘起される2発目の高電圧によつ
て、コンデンサ13の充電電圧が設定値以上にな
ると、分圧抵抗9,10の分圧点の電位がトラン
ジスタ6を導通させるのに充分な値になつて、こ
のトランジスタ6を導通させ、トランジスタ8の
ベースを短絡する。これにより、充電コイル1に
3発目以降の正方向半波出力が発生してもトラン
ジスタ8は導通せず、充電コイル1に高電圧が誘
起されず、従つて、それ以降のコンデンサ13の
充電がされなくなつてコンデンサ13の過充電が
防止される。このときの、充電コイル1の出力電
圧、コンデンサ13の充電電圧を第3図c,dの
破線でそれぞれ示す。
また、このように機関中高速時のように充電コ
イル1に誘起される高電圧が比較的高いときにお
けるトランジスタ8のON,OFF動作回数を減少
させることによつて、トランジスタ8の発熱を押
さえ、熱暴走を防止することができる。
イル1に誘起される高電圧が比較的高いときにお
けるトランジスタ8のON,OFF動作回数を減少
させることによつて、トランジスタ8の発熱を押
さえ、熱暴走を防止することができる。
また、センサコイル2の第3図bで示す出力信
号を入力として点火信号発生回路23により電子
的に点火時期を演算して点火信号を発生し、この
点火信号により、サイリスタ18が導通し、コン
デンサ13の充電電荷をコンデンサ13→サイリ
スタ18→アース→点火コイル16の1次コイル
16aの回路で急激に放電させ、点火コイル16
の2次コイル16bに高電圧を得て、点火栓17
に点火火花を発生する。
号を入力として点火信号発生回路23により電子
的に点火時期を演算して点火信号を発生し、この
点火信号により、サイリスタ18が導通し、コン
デンサ13の充電電荷をコンデンサ13→サイリ
スタ18→アース→点火コイル16の1次コイル
16aの回路で急激に放電させ、点火コイル16
の2次コイル16bに高電圧を得て、点火栓17
に点火火花を発生する。
また、充電コイル1の第1図破線で示す出力に
より、抵抗24およびダイオード42を介してコ
ンデンサ26を充電し、このコンデンサ26の端
子電圧は、機関正転時において、第3図eで示す
ごとくの波形となる。そして、このコンデンサ2
6の端子電圧が第1図図示極性(正方向)のと
き、トランジスタ28が導通してトランジスタ4
0が導通する。ここで、機関正転時においては、
コンデンサ26の端子電圧が正方向でトランジス
タ40が導通しているときにセンサコイル2に負
方向半波出力が発生するため、ダイオード41お
よびトランジスタ40を介してこの負方向半波出
力が点火信号発生回路23に印加される。これに
より、点火信号発生回路23が動作して点火信号
が発生するため、正常な点火動作がなされる。
より、抵抗24およびダイオード42を介してコ
ンデンサ26を充電し、このコンデンサ26の端
子電圧は、機関正転時において、第3図eで示す
ごとくの波形となる。そして、このコンデンサ2
6の端子電圧が第1図図示極性(正方向)のと
き、トランジスタ28が導通してトランジスタ4
0が導通する。ここで、機関正転時においては、
コンデンサ26の端子電圧が正方向でトランジス
タ40が導通しているときにセンサコイル2に負
方向半波出力が発生するため、ダイオード41お
よびトランジスタ40を介してこの負方向半波出
力が点火信号発生回路23に印加される。これに
より、点火信号発生回路23が動作して点火信号
が発生するため、正常な点火動作がなされる。
しかしながら、機関逆転時には充電コイル1お
よびセンサコイル2の出力電圧の極性が正転時に
対し反転し、第3図fおよびgで示す波形になる
と共に、コンデンサ26の端子電圧は第3図hで
示すごとく、正転時に対し極性を反転したものよ
りさらにθ°位相がずれたものとなる。ここで、機
関逆転時には、コンデンサ26の端子電圧が負方
向でトランジスタ40が遮断しているときにセン
サコイル2に負方向出力が発生するため、この負
方向出力は点火信号発生回路23に印加されな
い。これにより、点火信号発生回路23が動作せ
ず、点火信号が発生しないため、点火動作がなさ
れず、機関の逆回転の継続が防止される。このと
き、機関が停止するまで、充電コイル1に数回の
コンデンサ充電側半波出力が発生するが、コンデ
ンサ13の充電電圧が所定値以上になるとトラン
ジスタ8がON,OFFしなくなるため、コンデン
サ13が過充電されることはない。
よびセンサコイル2の出力電圧の極性が正転時に
対し反転し、第3図fおよびgで示す波形になる
と共に、コンデンサ26の端子電圧は第3図hで
示すごとく、正転時に対し極性を反転したものよ
りさらにθ°位相がずれたものとなる。ここで、機
関逆転時には、コンデンサ26の端子電圧が負方
向でトランジスタ40が遮断しているときにセン
サコイル2に負方向出力が発生するため、この負
方向出力は点火信号発生回路23に印加されな
い。これにより、点火信号発生回路23が動作せ
ず、点火信号が発生しないため、点火動作がなさ
れず、機関の逆回転の継続が防止される。このと
き、機関が停止するまで、充電コイル1に数回の
コンデンサ充電側半波出力が発生するが、コンデ
ンサ13の充電電圧が所定値以上になるとトラン
ジスタ8がON,OFFしなくなるため、コンデン
サ13が過充電されることはない。
なお、第1図の実施例に対し、抵抗9,10、
ダイオード11に代わり、ツエナーダイオードと
抵抗との直列回路よりなる第2の検出回路を直
接、コンデンサ13の充電側端子と第1図のa点
との間に挿入してもよい。この方が低速時のコン
デンサ充電電荷の抵抗9側への漏洩をなくすこと
ができ、コンデンサ13の充電電圧の低下を防ぐ
ことができる。
ダイオード11に代わり、ツエナーダイオードと
抵抗との直列回路よりなる第2の検出回路を直
接、コンデンサ13の充電側端子と第1図のa点
との間に挿入してもよい。この方が低速時のコン
デンサ充電電荷の抵抗9側への漏洩をなくすこと
ができ、コンデンサ13の充電電圧の低下を防ぐ
ことができる。
第4図は本発明装置の他の実施例を示すもの
で、第1図図示の実施例に対し、充電コイル1の
正極側端子とアース間との間に位相遅れ回路60
を挿入し、ダイオード42の順方向電圧降下によ
つてこのコンデンサ26を充電するようにしたも
のであり、この第4図図示の実施例によつても、
第1図図示の実施例と同様に作動する。
で、第1図図示の実施例に対し、充電コイル1の
正極側端子とアース間との間に位相遅れ回路60
を挿入し、ダイオード42の順方向電圧降下によ
つてこのコンデンサ26を充電するようにしたも
のであり、この第4図図示の実施例によつても、
第1図図示の実施例と同様に作動する。
以上述べたように本発明においては、コンデン
サ充電コイルの出力を位相遅れ回路に入力してこ
のコイルより位相の遅れた出力を発生し、この位
相の遅れた出力とセンサコイルの後から発生する
半波出力との論理を論理回路によりとつて、機関
正転時のみセンサコイルの後から発生する半波出
力を点火信号発生回路に通すから、正転時と逆転
時とにおける位相遅れ回路の出力位相差を十分大
きくとることができて、センサコイルの正、負波
形をコンデンサ充電コイルの1つの半波出力の中
に入れることなく機関の逆転を確実に防止するこ
とができ、これによつて、充電コイルとセンサコ
イルとの設計自由度を大幅に向上させることがで
きるというすぐれた効果がある。
サ充電コイルの出力を位相遅れ回路に入力してこ
のコイルより位相の遅れた出力を発生し、この位
相の遅れた出力とセンサコイルの後から発生する
半波出力との論理を論理回路によりとつて、機関
正転時のみセンサコイルの後から発生する半波出
力を点火信号発生回路に通すから、正転時と逆転
時とにおける位相遅れ回路の出力位相差を十分大
きくとることができて、センサコイルの正、負波
形をコンデンサ充電コイルの1つの半波出力の中
に入れることなく機関の逆転を確実に防止するこ
とができ、これによつて、充電コイルとセンサコ
イルとの設計自由度を大幅に向上させることがで
きるというすぐれた効果がある。
さらに、充電コイルの発生出力を短絡してお
き、この短絡電流が充分流れているときに短絡電
流を遮断し、この遮断時に充電コイルに誘起され
る高電圧によつてコンデンサを充電すると共に、
このコンデンサの電圧が所定値以上になると短絡
電流が流れないようにすれば、機関逆転時におい
て、逆転の継続を防止すべく点火信号が発生しな
くなつても、コンデンサが過充電されるのを簡単
な構成で確実に防止することができると共に、そ
の時のコンデンサ充電コイル及び短絡用半導体ス
イツチング素子の発熱を少なくすることができる
という優れた効果がある。
き、この短絡電流が充分流れているときに短絡電
流を遮断し、この遮断時に充電コイルに誘起され
る高電圧によつてコンデンサを充電すると共に、
このコンデンサの電圧が所定値以上になると短絡
電流が流れないようにすれば、機関逆転時におい
て、逆転の継続を防止すべく点火信号が発生しな
くなつても、コンデンサが過充電されるのを簡単
な構成で確実に防止することができると共に、そ
の時のコンデンサ充電コイル及び短絡用半導体ス
イツチング素子の発熱を少なくすることができる
という優れた効果がある。
第1図は本発明装置の一実施例を示す電気回路
図、第2図は第1図図示装置に適用する磁石発電
機を示す底面図、第3図は第1図図示装置の作動
説明に供する各部波形図、第4図は本発明装置の
他の実施例を示す電気回路図である。 1……コンデンサ充電コイル、2……センサコ
イル、4,5,19……第1の検出回路を構成す
る分圧抵抗、コンデンサ、6……遮断制御用半導
体スイツチング素子を構成するトランジスタ、8
……短絡用半導体スイツチング素子をなすサイリ
スタ、9,10,11……第2の検出回路を構成
する分圧抵抗とダイオード、13……コンデン
サ、16……点火コイル、16a……1次コイ
ル、16b……2次コイル、17……点火栓、1
8……点火用半導体スイツチング素子をなす点火
用サイリスタ、23……点火信号発生回路、60
……位相遅れ回路、70……論理回路。
図、第2図は第1図図示装置に適用する磁石発電
機を示す底面図、第3図は第1図図示装置の作動
説明に供する各部波形図、第4図は本発明装置の
他の実施例を示す電気回路図である。 1……コンデンサ充電コイル、2……センサコ
イル、4,5,19……第1の検出回路を構成す
る分圧抵抗、コンデンサ、6……遮断制御用半導
体スイツチング素子を構成するトランジスタ、8
……短絡用半導体スイツチング素子をなすサイリ
スタ、9,10,11……第2の検出回路を構成
する分圧抵抗とダイオード、13……コンデン
サ、16……点火コイル、16a……1次コイ
ル、16b……2次コイル、17……点火栓、1
8……点火用半導体スイツチング素子をなす点火
用サイリスタ、23……点火信号発生回路、60
……位相遅れ回路、70……論理回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 磁石発電機のコンデンサ充電コイルと、この
充電コイルに発生する電圧によつて充電されるコ
ンデンサと、1次コイルおよび2次コイルを有す
る点火コイルと、一方の極性の半波出力と他方の
極性の半波出力とを所定の間隔で出力するセンサ
コイルと、このセンサコイルの先に発生する一方
の極性の半波出力および後から発生する他方の極
性の半波出力を入力として点火時期を電子的に決
定して点火信号発生する点火信号発生回路と、前
記充電コイルの出力を入力として、この充電コイ
ルより位相の遅れた出力を発生する位相遅れ回路
と、この位相遅れ回路の出力と前記センサコイル
の後から発生する半波出力との論理をとつて、機
関正転時のみ前記センサコイルの後から発生する
他方の極性の半波出力を前記点火信号発生回路に
通す論理回路と、前記点火信号発生回路よりの点
火信号により導通して前記コンデンサの充電電荷
を前記点火コイルの1次コイルに供給するための
点火用半導体スイツチング素子と、前記点火コイ
ルの2次コイルに接続した点火栓とを備える内燃
機関用無接点点火装置。 2 磁石発電機のコンデンサ充電コイルと、この
充電コイルの一方の半波出力を実質的に短絡する
短絡用半導体スイツチング素子と、この短絡用半
導体スイツチング素子の制御信号を短絡する遮断
制御用半導体スイツチング素子と、前記短絡用半
導体スイツチング素子に短絡電流が充分流れてい
るとき前記遮断制御用半導体スイツチング素子を
導通させるための第1の検出回路と、前記短絡用
半導体スイツチング素子の遮断時に前記充電コイ
ルに誘起される高電圧によつて充電されるコンデ
ンサと、1次コイルおよび2次コイルを有する点
火コイルと、前記コンデンサの充電電圧を検出
し、この電圧が所定値以上になると前記遮断制御
用半導体スイツチング素子を導通させるための第
2の検出回路と、一方の極性の半波出力と他方の
極性の半波出力とを所定の間隔で出力するセンサ
コイルと、このセンサコイルの先に発生する一方
の極性の半波出力および後から発生する他方の極
性の半波出力を入力として点火時期を電子的に決
定して点火信号を発生する点火信号発生回路と、
前記充電コイルの出力を入力として、この充電コ
イルより位相の遅れた出力を発生する位相遅れ回
路と、この位相遅れ回路の出力と前記センサコイ
ルの後から発生する他方の極性の半波出力との論
理をとつて機関の正転時のみ前記サンサコイルの
後から発生する他方の極性の半波出力を前記点火
信号発生回路に通す論理回路と、前記点火信号発
生回路よりの点火信号により導通して前記コンデ
ンサの充電電荷を前記点火コイルの1次コイルに
供給するための点火用半導体スイツチング素子
と、前記点火コイルの2次コイルに接続した点火
栓とを備える内燃機関用無接点点火装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14334883A JPS6035175A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14334883A JPS6035175A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6035175A JPS6035175A (ja) | 1985-02-22 |
JPH0530993B2 true JPH0530993B2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=15336697
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14334883A Granted JPS6035175A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | 内燃機関用無接点点火装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6035175A (ja) |
-
1983
- 1983-08-04 JP JP14334883A patent/JPS6035175A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6035175A (ja) | 1985-02-22 |
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