JPH05309910A - プリントヘッドの位置決め機構 - Google Patents
プリントヘッドの位置決め機構Info
- Publication number
- JPH05309910A JPH05309910A JP11437192A JP11437192A JPH05309910A JP H05309910 A JPH05309910 A JP H05309910A JP 11437192 A JP11437192 A JP 11437192A JP 11437192 A JP11437192 A JP 11437192A JP H05309910 A JPH05309910 A JP H05309910A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- hole
- carrier
- printing
- print head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】印字装置の印字ユニット部のガイドピンとガイ
ド穴とにより位置決めするプリントヘッドとキャリアと
の位置決め機構において、ガイド穴の形状を大きな丸穴
とすることにより、ガイド穴の製造及び位置決め作業を
容易とする。 【構成】キャリア５に１対のガイドピン５１が圧入によ
り設けられている。このピッチ寸法は所定値に対し誤差
を含んでいる。プリントヘッド１のキャリアへの取付面
１０にはこれらガイドピン５１とそれぞれ互いにはめ合
わされる１対のガイド穴Ａ１１及びＢ１２が設けられて
いる。ガイド穴Ｂの内径はガイドピン５１の外径よりも
誤差の最大値分だけ大きく、その中心位置がずれてお
り、印字時の印字応力は２つのガイド穴Ａ１１及びＢ１
２の各々の内壁が２つのガイドピン５１の各々にそれぞ
れ接触することにより支えられる。
ド穴とにより位置決めするプリントヘッドとキャリアと
の位置決め機構において、ガイド穴の形状を大きな丸穴
とすることにより、ガイド穴の製造及び位置決め作業を
容易とする。 【構成】キャリア５に１対のガイドピン５１が圧入によ
り設けられている。このピッチ寸法は所定値に対し誤差
を含んでいる。プリントヘッド１のキャリアへの取付面
１０にはこれらガイドピン５１とそれぞれ互いにはめ合
わされる１対のガイド穴Ａ１１及びＢ１２が設けられて
いる。ガイド穴Ｂの内径はガイドピン５１の外径よりも
誤差の最大値分だけ大きく、その中心位置がずれてお
り、印字時の印字応力は２つのガイド穴Ａ１１及びＢ１
２の各々の内壁が２つのガイドピン５１の各々にそれぞ
れ接触することにより支えられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は印字装置の印字ユニット
部であるプリントヘッドのキャリア搭載時の位置め機構
に関する。
部であるプリントヘッドのキャリア搭載時の位置め機構
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、印字装置の印字ユニット部である
プリントヘッド等の位置決めは、プリントヘッドを搭載
するキャリアの取付面に２本のガイドピンが圧入固定
し、図２に示すように、プリントヘッド２のキャリアへ
の取付面２０側へも片側をガイドピンにはめあい勘合を
有するガイド丸穴２１をあけ、他のガイドピンにはめあ
う側はガイドピン間のピッチ誤差を吸収するため、ピッ
チ寸法をセンターに、左右にガイド穴径と同寸法の幅を
もつガイド長穴２２を設け、取付けが容易にできるよう
にして位置出しをし、ネジ用穴２３を介してネジ等で締
付け固定していた。
プリントヘッド等の位置決めは、プリントヘッドを搭載
するキャリアの取付面に２本のガイドピンが圧入固定
し、図２に示すように、プリントヘッド２のキャリアへ
の取付面２０側へも片側をガイドピンにはめあい勘合を
有するガイド丸穴２１をあけ、他のガイドピンにはめあ
う側はガイドピン間のピッチ誤差を吸収するため、ピッ
チ寸法をセンターに、左右にガイド穴径と同寸法の幅を
もつガイド長穴２２を設け、取付けが容易にできるよう
にして位置出しをし、ネジ用穴２３を介してネジ等で締
付け固定していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のプリントヘッド
とそれを搭載するキャリアの位置決め機構では、位置決
め用ガイドピンとそれにはめ合わせるガイド穴において
ガイド穴の片方を長穴となるよう機械加工する必要があ
り長穴の幅寸法を他のガイド穴径と同一となるよう管理
し又長さ方向のセンター軸と平行となるようエンドミル
加工等により高精度に仕上げなければならなかった。
とそれを搭載するキャリアの位置決め機構では、位置決
め用ガイドピンとそれにはめ合わせるガイド穴において
ガイド穴の片方を長穴となるよう機械加工する必要があ
り長穴の幅寸法を他のガイド穴径と同一となるよう管理
し又長さ方向のセンター軸と平行となるようエンドミル
加工等により高精度に仕上げなければならなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のプリントヘッド
の位置決め機構は、印字装置の印字ユニット部における
プリントヘッドのキャリア搭載時の位置決め機構におい
て、前記キャリアが所定ピッチ寸法に対し許容誤差の範
囲内で変動したピッチ寸法で設けられた円柱状の第１及
び第２のガイドピンを備え、前記プリントヘッドが前記
所定ピッチ寸法で穿接され前記第１及び第２のガイドピ
ンとそれぞれ互いにはめ合わされる円形状の第１及び第
２のガイド穴を備え、かつ、前記第１のガイド穴は前記
第１のガイドピンの外径に対し緊密にはまり合う穴径を
有し、前記第２のガイド穴は前記第２のガイドピンの外
径よりも少なくとも前記許容誤差分だけ大きい穴径を有
し前記第２のガイドピンの中心位置に対しこれら外径及
び穴径の差の半分だけ中心位置をずらして設けてある。
の位置決め機構は、印字装置の印字ユニット部における
プリントヘッドのキャリア搭載時の位置決め機構におい
て、前記キャリアが所定ピッチ寸法に対し許容誤差の範
囲内で変動したピッチ寸法で設けられた円柱状の第１及
び第２のガイドピンを備え、前記プリントヘッドが前記
所定ピッチ寸法で穿接され前記第１及び第２のガイドピ
ンとそれぞれ互いにはめ合わされる円形状の第１及び第
２のガイド穴を備え、かつ、前記第１のガイド穴は前記
第１のガイドピンの外径に対し緊密にはまり合う穴径を
有し、前記第２のガイド穴は前記第２のガイドピンの外
径よりも少なくとも前記許容誤差分だけ大きい穴径を有
し前記第２のガイドピンの中心位置に対しこれら外径及
び穴径の差の半分だけ中心位置をずらして設けてある。
【０００５】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００６】図１は本発明の一実施例の斜視図である。
ガイドシャフト８に貫装されたキャリア５は、左右のヘ
ッド取付部５０の各々に位置決め用のガイドピン５１が
圧入され、ネジ締め固定用の固定ネジ穴５３が設けられ
ている。印字装置の印字ユニット部であるプリントヘッ
ド１は、キャリア５のヘッド取付部５０に取付けるため
の取付面１０を有している。この取付面１０には、ガイ
ドピン５１の外径にほぼ等しい内径を持ち一方のガイド
ピン５１とはめ合わさりキャリア５の設定位置決めに用
いられるガイド穴Ａ１１と、上記外径よりも大きく２本
のガイドピン５１間のピッチ（図１中Ｐで示す）ばらつ
き許容差分を吸収する内径を持ち他方のガイドピン５１
とゆるやかにはめ合わされるガイド穴Ｂ１２と、キャリ
ア５の固定ネジ穴５３の各々に固定するためのネジをそ
れぞれ通す２つのネジ用穴１３とが設けられている。な
お、ガイド穴Ｂ１２の中心位置は上記他方のガイドピン
５１の中心位置とは半径の差の分だけはずれており、ガ
イド穴Ａ１１とガイド穴Ｂ１２の各々の印字面側の内壁
が、ガイドピン５１とそれぞれ接触するようにネジをネ
ジ用穴１３を通して固定ネジ穴５３にネジ込み、プリン
トヘッド１をキャリア５に固定する。印字するときは、
ガイドシャフト８によりキャリア５の動作を案内し、キ
ャリア５に搭載されたプリントヘッド１を印字位置まで
運び、プリントヘッドにより印字する。印字時の印字応
力は、ガイド穴Ａ１１及びガイド穴Ｂ１２の印字面側の
内壁がそれぞれガイドピン５１と接触した部分で受け
る。
ガイドシャフト８に貫装されたキャリア５は、左右のヘ
ッド取付部５０の各々に位置決め用のガイドピン５１が
圧入され、ネジ締め固定用の固定ネジ穴５３が設けられ
ている。印字装置の印字ユニット部であるプリントヘッ
ド１は、キャリア５のヘッド取付部５０に取付けるため
の取付面１０を有している。この取付面１０には、ガイ
ドピン５１の外径にほぼ等しい内径を持ち一方のガイド
ピン５１とはめ合わさりキャリア５の設定位置決めに用
いられるガイド穴Ａ１１と、上記外径よりも大きく２本
のガイドピン５１間のピッチ（図１中Ｐで示す）ばらつ
き許容差分を吸収する内径を持ち他方のガイドピン５１
とゆるやかにはめ合わされるガイド穴Ｂ１２と、キャリ
ア５の固定ネジ穴５３の各々に固定するためのネジをそ
れぞれ通す２つのネジ用穴１３とが設けられている。な
お、ガイド穴Ｂ１２の中心位置は上記他方のガイドピン
５１の中心位置とは半径の差の分だけはずれており、ガ
イド穴Ａ１１とガイド穴Ｂ１２の各々の印字面側の内壁
が、ガイドピン５１とそれぞれ接触するようにネジをネ
ジ用穴１３を通して固定ネジ穴５３にネジ込み、プリン
トヘッド１をキャリア５に固定する。印字するときは、
ガイドシャフト８によりキャリア５の動作を案内し、キ
ャリア５に搭載されたプリントヘッド１を印字位置まで
運び、プリントヘッドにより印字する。印字時の印字応
力は、ガイド穴Ａ１１及びガイド穴Ｂ１２の印字面側の
内壁がそれぞれガイドピン５１と接触した部分で受け
る。
【０００７】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、印字装置
の印字ユニットであるプリントヘッドと、プリントヘッ
ドを搭載し印字位置割出し動作をするキャリアとの位置
決めを行なう際、キャリア上に圧入固定等により設定し
たガイドピンと、そのガイドピンにはめ合い勘合させる
ガイド穴をプリントヘッド側取付面に設定するが、その
ガイド穴は、基準丸穴とガイドピンのピッチ寸法バラツ
キ許容差分内径を拡大させた丸穴とを各内壁面が基準と
なる方向を維持しながら印字応力をガイドピンにより支
持される位置に確保することにより、ガイド穴加工の
際、加工工事が容易で、精度管理も容易に行なえる。
又、組立工事の際も従来長穴のガイド穴を設定していた
ときと同様、容易に行なえる。
の印字ユニットであるプリントヘッドと、プリントヘッ
ドを搭載し印字位置割出し動作をするキャリアとの位置
決めを行なう際、キャリア上に圧入固定等により設定し
たガイドピンと、そのガイドピンにはめ合い勘合させる
ガイド穴をプリントヘッド側取付面に設定するが、その
ガイド穴は、基準丸穴とガイドピンのピッチ寸法バラツ
キ許容差分内径を拡大させた丸穴とを各内壁面が基準と
なる方向を維持しながら印字応力をガイドピンにより支
持される位置に確保することにより、ガイド穴加工の
際、加工工事が容易で、精度管理も容易に行なえる。
又、組立工事の際も従来長穴のガイド穴を設定していた
ときと同様、容易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例の斜視図である。
【図２】従来のプリントヘッドの斜視図である。
１，２ プリントヘッド ５ キャリア ８ ガイドシャフト １０，２０ キャリアへの取付面 １１ ガイド穴Ａ １２ ガイド穴Ｂ １３，２３ ネジ用穴 ２１ ガイド丸穴 ２２ ガイド長穴 ５０ ヘッド取付部 ５１ ガイドピン ５３ 固定ネジ穴
Claims (1)
- 【請求項１】 印字装置の印字ユニット部におけるプリ
ントヘッドのキャリア搭載時の位置決め機構において、
前記キャリアが所定ピッチ寸法に対し許容誤差の範囲内
で変動したピッチ寸法で設けられた円柱状の第１及び第
２のガイドピンを備え、前記プリントヘッドが前記所定
ピッチ寸法で穿接され前記第１及び第２のガイドピンと
それぞれ互いにはめ合わされる円形状の第１及び第２の
ガイド穴を備え、かつ、前記第１のガイド穴は前記第１
のガイドピンの外径に対し緊密にはまり合う穴径を有
し、前記第２のガイド穴は前記第２のガイドピンの外径
よりも少なくとも前記許容誤差分だけ大きい穴径を有し
前記第２のガイドピンの中心位置に対しこれら外径及び
穴径の差の半分だけ中心位置をずらして設けたことを特
徴とするプリントヘッドの位置決め機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437192A JP2776138B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | プリントヘッドの位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11437192A JP2776138B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | プリントヘッドの位置決め機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309910A true JPH05309910A (ja) | 1993-11-22 |
| JP2776138B2 JP2776138B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14636034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11437192A Expired - Lifetime JP2776138B2 (ja) | 1992-05-07 | 1992-05-07 | プリントヘッドの位置決め機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2776138B2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-07 JP JP11437192A patent/JP2776138B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2776138B2 (ja) | 1998-07-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980331 |