JP3348252B2 - 偏心軸受 - Google Patents

偏心軸受

Info

Publication number
JP3348252B2
JP3348252B2 JP29407392A JP29407392A JP3348252B2 JP 3348252 B2 JP3348252 B2 JP 3348252B2 JP 29407392 A JP29407392 A JP 29407392A JP 29407392 A JP29407392 A JP 29407392A JP 3348252 B2 JP3348252 B2 JP 3348252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
eccentric bearing
eccentric
platen
notch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP29407392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06143704A (ja
Inventor
努 宗形
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP29407392A priority Critical patent/JP3348252B2/ja
Publication of JPH06143704A publication Critical patent/JPH06143704A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3348252B2 publication Critical patent/JP3348252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリンタ装置の印字ヘ
ッドとプラテンの間隔を調整するのに用いられる偏心軸
受に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の偏心軸受の構造説明図(図
4(A)は側面図、図4(B)は正面図)で、図中、1
はプラテン、2は該プラテン1を支持する偏心軸受であ
る。偏心軸受2は、プラテン1の軸1aに嵌合して該軸
1aを支持する軸受部3に扇形の取付部4を一体に接続
して成る。取付部4は、円弧状の長穴5を有し、該長穴
5に挿入されるねじ6によりサイドフレーム7に取り付
けられている。なお、本図は片側のみを示したが、偏心
軸受2は2個設けられてプラテン1を両側で支持してい
る。
【0003】軸受部3の外径と穴8とは偏心している。
また、取付部4が図示のような扇形の形状をしているの
は、軸1aに固定される図示しない駆動ギア等を避けて
固定を行うためである。
【0004】印字ヘッド(図示せず)とプラテン1の間
隔(以下、ヘッドギャップと呼ぶ)を微調整する際に
は、ねじ6をゆるめ、駆動ギアを介し偏心軸受2を図4
(A)のθ方向に所定量回転させる。軸受部3の外径と
穴8とは上記のように偏心しているため、この偏心軸受
2のθ方向への回転によりヘッドギャップ微調整が行わ
れる。その後ねじ6を締め付けて調整作業は完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
に、偏心軸受2は、駆動ギア等を避けて固定を行う必要
上扇形の取付部4を備えているため、該取付部4に歪等
が生じて取付面の軸1aに対する直角度が出ていない
と、プラテン1の回転が渋くなる。図5は、この状態を
示している。この傾向は、樹脂成形の偏心軸受の場合特
に顕著になる。
【0006】また、従来構造では、図6に示すように、
ヒートサイクル(温度変化)により、フレーム7の穴7
aと軸受部3のがた分の範囲内でヘッドギャップがずれ
てしまうという問題もあった。図6(A)は常温の場合
(軸受部3を穴7aの下側に係止させる)を、図6
(B)はその後高温になって偏心軸受が膨張した場合
を、図6(C)はその後常温に戻って偏心軸受が収縮し
た場合を、それぞれ示している。
【0007】本発明は、偏心軸受の取付部の歪によるプ
ラテン回転の渋りやヒートサイクルによるヘッドギャッ
プの変動を防止することのできる偏心軸受を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図で、偏心軸受100は、装置のフレームに支持される
軸受部101に取付部102を一体化して成る。軸受部
101は、プラテン軸支持用の穴103を有し、その外
周には、突起104が突設されている。軸受部101の
外径と穴103とは偏心している。取付部102は、偏
心軸受100を装置のフレームに固定するためのもの
で、突起104が係合する切欠105を備えている。軸
受部101と取付部102の一体化は、突起104に切
欠105を結合させることにより行われる。切欠105
は、突起104に隙間を介しジグソーパズル状に嵌合す
るように形状が設定されている。
【0009】
【作用】取付部が変形していると、従来はプラテンの回
転が渋くなるという問題があったが、本発明では、突起
と、該突起に隙間を介し嵌合し該突起とジグソーバズル
状に係合する形状の切欠との係合により、取付部と軸受
部が一体化されているため、取付部変形は該係合部分に
吸収されて軸受部に悪影響を及ぼすことはない。また、
係合部分に隙間を持たせてあるため、温度変化時に軸受
部に悪影響を及ぼすこともなく、ヘッドギャップの変動
は防止される。
【0010】
【実施例】以下、図2及び図3に関連して本発明の実施
例を説明する。
【0011】図3は本発明が適用されるプリンタ装置の
構造概要を示す平面図で、図中、11はプラテン、12
は印字ヘッド、13はリボンカセット、14は偏心軸受
である。プラテン11は、モータ15によりギア16,
17を介し駆動され、用紙の改行,排出を行う。印字ヘ
ッド12及びリボンカセット13はキャリアに搭載さ
れ、該キャリアは、ベルト18に固定されて該ベルト1
8の走行によりプラテン11に沿い移動する。
【0012】偏心軸受14は、図2(図2(A)は側面
図、図2(B)は正面図)に詳細を示すように、軸受部
19に取付部20を一体化して成る。軸受部19は、プ
ラテン軸11a支持用の穴21を有し、その外周には、
根元のくびれた突起22が突設されている。軸受部19
の外径と穴21とは偏心している。取付部20は、偏心
軸受4を装置のフレーム23に固定するためのもので、
突起22が隙間を介しジグソーパズル状に嵌合する形状
の切欠24と円弧状の長穴25とを備えている。
【0013】軸受部19と取付部20の一体化は、突起
22に切欠24を係合させることにより行われ、ヘッド
ギャップの調整は、従来と同様に偏心軸受14を回転さ
せることによって行われる。調整完了後は、長穴25に
挿入されてフレーム23に螺合するねじ26を締め付け
て偏心軸受14を固定する。なお、偏心軸受14を回転
させるときはねじ26をゆるめるが、突起22が切欠2
4にジグソーパズル状に嵌合しているため、ねじ26を
ゆるめても軸受部19と取付部20がばらばらになるこ
とはない。
【0014】この調整完了状態では、プラテン11を回
転させても軸11aが渋ることはない。これは、軸受部
19側の突起22と取付部20側の切欠24が隙間を介
し嵌合しているためである。また、この隙間の存在によ
り、車載プリンタ等のヒートサイクルがはげしい環境に
おいても、ヘッドギャップの変動はなくなり、印字品質
が安定する。
【0015】このような偏心軸受14を備えたプリンタ
装置の印字手順は次の通りである。すなわち、印字に際
しては、ベルト18を正逆方向に走行させて印字ヘッド
12をキャリアとともにプラテン11に沿って移動さ
せ、該印字ヘッド12を所定時機に所定のパターンで作
動させることにより印字が行われる。用紙の改行,排出
は、プラテン11を回転させることにより行われる。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、偏
心軸受を構成する軸受部と取付部が突起と切欠の係合に
より一体化されているため、取付部の取付面に変形があ
ってもこの影響を突起と切欠の係合部分で吸収すること
ができ、プラテン回転時の渋りはなくなる。また、突起
と切欠の係合部分には隙間があるため、ヒートサイクル
が激しい環境においても軸受部に悪影響を及ぼすことは
なく、ヘッドギャップの変動は防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の実施例の偏心軸受の構造説明図で、図
2(A)は側面図、図2(B)は正面図である。
【図3】本発明が適用されるプリンタ装置の構造概要を
示す平面図である。
【図4】従来の偏心軸受の構造説明図で、図4(A)は
側面図、図4(B)は正面図である。
【図5】従来の偏心軸受の問題点説明図である。
【図6】従来の偏心軸受の他の問題点説明図である。
【符号の説明】
11 プラテン 11a 軸 14,100 偏心軸受 19,101 軸受部 20,102 取付部 21,103 穴 22,104 突起 24,105 切欠
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−4525(JP,U) 実開 昭62−70941(JP,U) 実開 平1−156045(JP,U) 実開 昭50−156111(JP,U) 実開 平3−87254(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラテン軸支持用の穴(103)を有し
    装置のフレームに支持される軸受部(101)に、装置
    のフレームに固定するための取付部(102)を一体化
    して成り、前記軸受部(101)の外径と前記穴(10
    3)とが偏心している偏心軸受において、 前記軸受部(101)と前記取付部(102)とが、前
    記軸受部(101)に突設された根元のくびれた突起
    (104)と、前記取付部(102)に設けられた切欠
    (105)との係合により一体化され、 前記切欠(105)の形状は、前記突起(104)に隙
    間を介しジグソーパズル状に嵌合するように設定された
    ことを特徴とする偏心軸受。
JP29407392A 1992-11-02 1992-11-02 偏心軸受 Expired - Fee Related JP3348252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29407392A JP3348252B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 偏心軸受

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29407392A JP3348252B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 偏心軸受

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06143704A JPH06143704A (ja) 1994-05-24
JP3348252B2 true JP3348252B2 (ja) 2002-11-20

Family

ID=17802937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29407392A Expired - Fee Related JP3348252B2 (ja) 1992-11-02 1992-11-02 偏心軸受

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3348252B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06143704A (ja) 1994-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63197157U (ja)
JP3348252B2 (ja) 偏心軸受
JP2509932Y2 (ja) ヘッド位置調整機構
US5993091A (en) Ink ribbon feeder that equalizes ribbon tension over the entire ink ribbon width
JP3069488U (ja) プリンタ
JP3526396B2 (ja) シリアルプリンタのキャリッジ駆動機構
JPS609014Y2 (ja) 印字装置
JP2771922B2 (ja) プリンタ
JP3637953B2 (ja) インクジェット記録装置の紙送りローラ支持装置
KR890004006B1 (ko) 열전사 프린터
JPH09277627A (ja) 紙送りトラクタ
JP3503567B2 (ja) プリンタの印字用紙のバックテンション調整機構
JPH08104043A (ja) プリンタ
JP3440999B2 (ja) 印字装置
JPS62128777A (ja) 印字装置の印字ギヤツプ調整機構
JP2000158741A (ja) 画像記録装置
JP3585042B2 (ja) ライン型サーマルヘッドを使用した印字装置
JPH0219240Y2 (ja)
JPH0732070Y2 (ja) プリンタ
JPS606490A (ja) 印字ヘツド送り装置
JPH0574848U (ja) ベルト駆動装置
JPH0375175A (ja) サーマルヘッドの取り付け装置
JPS6030378A (ja) 印字装置
JPH05338315A (ja) 印字装置
KR940000346Y1 (ko) 전동 타자기의 데이지 휠 조정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020723

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees