JP2000158741A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2000158741A
JP2000158741A JP33862998A JP33862998A JP2000158741A JP 2000158741 A JP2000158741 A JP 2000158741A JP 33862998 A JP33862998 A JP 33862998A JP 33862998 A JP33862998 A JP 33862998A JP 2000158741 A JP2000158741 A JP 2000158741A
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JP
Japan
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fastening portion
frame
easily deformable
carriage
recording apparatus
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JP33862998A
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English (en)
Inventor
Keiichi Oshima
敬一 大島
Takayuki Okuda
高行 奥田
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリッジガイド部を有するフレームとサイ
ドフレームとの締結に伴った該キャリッジガイド部の撓
みの発生が回避でき、シート表面と印字ヘッドとの間隙
を正確に維持できてインクドットの位置精度を高めるこ
と。 【解決手段】 印字ヘッド40を有するキャリッジ41の摺
動端41aと係合して、該キャリッジ41の移動領域を規制
するキャリッジガイド部を有するフレーム3及び該フレ
ームを保持するサイドフレーム2を備えており、印字ヘ
ッド40の印字動作により、前記印字ヘッド40に対面する
記録シートSに画像を形成する画像記録装置である。サ
イドフレーム2には、キャリッジガイド部を有するフレ
ーム3の締結部18と対応する易変形締結部12が設けられ
ており、易変形締結部12が締結部18よりも変形し易く構
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明属する技術分野】本発明は、画像記録装置に関
し、特に、印字ヘッドを記録シートに対して平行移動可
能に保持するキャリッジを有し、このキャリッジの移動
とともに印字ヘッドの印字動作並びに記録シートの移動
によって、記録シート上に画像を形成する画像記録装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、文字や画像(以下、文字や画
像を総称して単に「画像」という)を記録する手段とし
て、種々の機器や装置が開発され、実用化されている。
そして、その中で、近年特に技術進歩の顕著な画像記録
装置の一つとして、インクジェットプリンタを挙げるこ
とができる。
【0003】以下、図6及び図7を参照して、従来の画
像記録装置(インクジェットプリンタ)ついて説明す
る。図6に示すインクジェットプリンタ500は、駆動ロ
ーラ10及びピンチローラ20や印字済の記録シートSを排
出する排出ローラ対50とを備えているシート搬送系120
と、このシート搬送系120に対して、供給ローラ31や分
離パッド32を介して記録シートSを供給するシート供給
装置30と、シート搬送系120により搬送される記録シー
トSの表面にインクを吐出して画像を形成する印字ヘッ
ド40を保持したキャリッジ41とを備えている。シート供
給装置30によりシート搬送系120に供給される記録シー
トSは、下ガイド70と、上ガイド80とにより、適宜位置
規制されて案内される。
【0004】駆動ローラ10は適宜の駆動手段で回転駆動
され、ピンチローラ20はねじりバネ100により駆動ロー
ラ10に当接するように付勢されて、該駆動ローラ10に対
して従動回転可能に支持されている。
【0005】印字ヘッド40は、図示のごとくキャリッジ
41の下端面に取り付けられている。キャリッジ41は、イ
ンクタンク43が搭載されており、メインフレーム560の
上端部分のキャリッジガイド部である案内面561とキャ
リッジガイド軸42とによって保持され、紙面と平行に移
動可能に取り付けられている。
【0006】印字動作は、記録シートSがその下側を規
定部材44によって位置規制された状態において、キャリ
ッジ41が記録シート幅方向に移動しつつヘッド40からイ
ンクが吐出されるとともに記録シートSが適宜移動する
ことにより行われる。
【0007】そして、この印字動作においては、上述の
ごとく、記録シートSがその下面を位置規制されながら
駆動ローラ10とピンチローラ20とによりしっかりと挟持
されることによって正確な紙送り動作が保証され、加え
て、メインフレーム560の案内面561によって、キャリッ
ジ移動精度が良好に維持されることによって、印字ヘッ
ド40とシート表面との正確な距離が保証されて、高品質
な画像が形成される。
【0008】このように、上述のメインフレーム560の
案内面561は、キャリッジ41の摺動端41aが接触すること
で、印字ヘッド40と記録シートSの表面との間隔を決定
することから、その平坦度を良好に維持することが、印
字ヘッド40から吐出されるインク滴の付着条件を安定さ
せ、印字品質(インクドットの付着位置精度)を良好に
維持する重要な要素である。
【0009】そして、このメインフレーム560は、その
案内面561の左右両側に、サイドフレーム565に連結する
締結部92が設けられている。この締結部92は、図7(片
側のみ図示)に示すように、サイドフレーム565の後方
側の縁部に、スリット11によって区画されるとともに装
置内方側に向かって屈曲した取付面92aが形成されてい
る。この締結部92にはねじ穴95が、該締結部92に対応す
るメインフレーム560には、貫通孔569が設けられてお
り、ねじ8を、ねじ穴95にねじ込むように締め付けるこ
とによって、メインフレーム560とサイドフレーム565と
が連結固定される。
【0010】前述のねじ8の締め付けによって、メイン
フレーム560の貫通孔569の周辺と締結部92の取付面92a
とが当接されて固定される。この結果、締結時におい
て、取付面92aとメインフレーム560の接触状態が悪い
(対応面同士が均等に接触しない非平行状態である)
と、メインフレーム560は、締め付け力によって取付面9
2aにむりやり対応した状態となる。この結果、メインフ
レーム560は、締結部分並びにその近傍において撓みが
生じる。
【0011】特に、左右両サイドフレーム565の締結部9
2,92において、両取付面92a,92aの向きに大きなズレが
ある場合には、案内面561の全域に変形力が付加された
状態になり、案内面561の平坦度は低下し、キャリッジ4
1の摺動端41aをガイドする位置規制精度が悪化する問題
があった。
【0012】これまで(インクドットの位置精度が±15
μm程度)においては、上述のようなメインフレーム56
0の案内面561の撓みが発生しても、それ程大きな問題で
はなかった。しかしながら、これまで以上の高画質の画
像(インクドットの位置精度が±10μm程度以下の位置
精度)を得ようとすると、前掲のごとく締結に伴った案
内面561の平坦度低下は、極めて大きな問題となってき
た。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、その目的とするところは、キャリッジガイド部
を有するフレームとサイドフレームとの締結による該キ
ャリッジガイド部の撓みの発生を回避し、シート表面と
印字ヘッドとの間隙を正確に維持してインクドットの位
置精度を高めることができる超高画質に適した画像記録
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像記録装
置は、印字ヘッドを有するキャリッジの摺動端と係合し
て、該キャリッジの移動領域を規制するキャリッジガイ
ド部を有するフレーム及び該フレームを保持するサイド
フレームを備えており、前記印字ヘッドの印字動作によ
り、前記印字ヘッドに対面する記録シートに画像を形成
する画像記録装置において、前記サイドフレームには、
前記キャリッジガイド部を有するフレームの締結部と対
応する易変形締結部が設けられており、前記易変形締結
部が前記締結部よりも変形し易く構成されたことを特徴
し(請求項1)、これにより、上記目的を達成すること
ができる。
【0015】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、 ・前記易変形締結部が、前記キャリッジガイド部の左右
両端の近傍に位置するように構成されたこと(請求項
2)、 ・前記易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側に開口が透設されたこと(請求項3)、 ・前記易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側にくびれ部が設けられたこと(請求項4)、 ・前記易変形締結部は、その全体若しくは締結部材が装
着される位置よりも基部側の少なくとも一部が薄肉に構
成されたこと(請求項5)、 ・前記易変形締結部は、前記締結部よりも剛性の低い材
料にて構成されたこと(請求項6)、 ・前記易変形締結部は、前記サイドフレームの本体とは
別体にて形成して取り付けるように構成されこと(請求
項7)、を特徴とする。
【0016】(作用)本発明に係る画像記録装置によれ
ば、サイドフレームには、キャリッジガイド部を有する
フレームの締結部と対応する易変形締結部が設けられて
おり、この易変形締結部が締結部よりも変形し易く構成
されたことにより、締結部と易変形締結部とを締結した
ときに、例えば、左右両サイドフレームにおける易変形
締結部の取付面がズレていた場合でも、易変形締結部が
変形するので、フレームにかかる外力負荷が、ほとんど
無くなり、キャリッジガイド部の変形が回避され、該キ
ャリッジガイド部の平坦度を、本来の精度に維持するこ
とができる。したがって、シート表面と印字ヘッドとの
間隙を正確に維持できる(請求項1)。
【0017】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部が、キャリッジガイド部の左右両端
の近傍に位置するように構成されたことにより、キャリ
ッジガイド部をしっかりと固定でき、かつ該キャリッジ
ガイド部の平坦性低下を回避できる(請求項2)。
【0018】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側に開口が透設されたことにより、開口の分だけ
易変形締結部の幅が小さくなって強度が低下し、変形し
易くなる(請求項3)。
【0019】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側にくびれ部が設けられたことにより、このくび
れ部の分だけ易変形締結部の幅が小さくなって強度が低
下し、変形し易くなる(請求項4)。
【0020】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、その全体若しくは締結部材が装
着される位置よりも基部側の少なくとも一部が薄肉に構
成されたことにより、易変形締結部の厚みが小さくなっ
て強度が低下して、変形し易くなる(請求項5)。
【0021】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部よりも剛性の低い材料に
て構成されたことにより、締結部よりも易変形締結部の
方をより変形し易くでき、締結時において、締結部の変
形を起こさずに易変形締結部のみの変形を起こすように
することができる(請求項6)。
【0022】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、サイドフレームの本体とは別体
にて形成され取り付けるように構成されことにより、打
ちぬき加工等に比べて、自由な形状に構成することがで
き、また、素材選択の自由度も広がる(請求項7)。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録装置
の好ましい実施形態について図面を参照して詳細に説明
する。図1は、本発明に係る画像記録装置であるインク
ジェットプリンタの第1の実施形態であって、図2に示
したフレームの要部概略斜視図概略図である。図2は、
本発明に係るインクジェットプリンタの概略側面図であ
る。図3は、本発明に係るインクジェットプリンタの第
2の実施形態におけるフレームの要部概略斜視図概略図
である。図4は、本発明に係るインクジェットプリンタ
の第3の実施形態におけるフレームの要部概略斜視図概
略図である。図5は、本発明に係るインクジェットプリ
ンタの第4の実施形態におけるフレームの要部概略斜視
図概略図である。
【0024】(第1の実施形態)図1および図2に示す
本第1の実施形態のインクジェットプリンタ1は、図6
に示した従来のものと同様に、駆動ローラ10及びピンチ
ローラ20並びに記録シートSを排出する排出ローラ対150
とを備えているシート搬送系120と、このシート搬送系1
20に記録シートSを供給するシート供給装置30と、シー
ト搬送系120により搬送される記録シートSの表面にイン
クを吐出して画像を形成する印字ヘッド40を保持したキ
ャリッジ41とを備えている。
【0025】本実施形態の特徴的な構成は、図1に示す
ように、両サイドフレーム2(図1においては片方のみ
図示)に、キャリッジガイド部である案内面3aを有する
フレーム3(以下、「案内フレーム」という)の締結部1
8と対応する易変形締結部12が設けられられた構成であ
り、そして、この易変形締結部12が締結部18よりも変形
し易く構成されていることにある。
【0026】本実施形態においては、案内フレーム3
は、その案内面3aの左右両側に、サイドフレーム2に締
結する固定部分である易変形締結部12が設けられてい
る。易変形締結部12は、図1(片側のみ図示)に示すよ
うに、サイドフレーム2の後方側に設けられている。そ
して、この易変形締結部2の構成は、上下一対のスリッ
ト11,11によってサイドフレーム本体に画成されてお
り、その自由端側が装置内方側に向かって略直角に屈曲
されて取付面12aとして構成されている。なお、この取
付面12aには、締結部材であるねじ8をねじ込むためのね
じ穴15が形成されている。
【0027】また、易変形締結部12は、ねじ8が装着さ
れるねじ穴15よりも基部13側に開口14が透設されてい
る。この開口14の形成は、例えば、サイドフレーム2の
打ちぬき加工時において、スリット11やねじ穴15と同時
に形成でき、極めて簡単に形成することができる。易変
形締結部12に対応する案内フレーム3の締結部18は、案
内面3aの幅寸法よりも大きな幅を有するように、図1中
において下方に向かって延びた構成であり、貫通孔19が
穿設されている。一方、取付面12aは、サイドフレーム2
の後方側の縁部16よりも若干内側(△t)に引っ込んだ
位置となるように構成されており、サイドフレーム2と
案内フレーム3との締結時において、締結部18の端面18a
が縁部16により適宜位置規制されるようになっている。
このねじ8は例えばタップねじ等により構成することが
でき、ねじ8の径より若干小径に構成された両ねじ穴15,
19に、ねじ8をねじ込むように締め付けることによっ
て、案内フレーム3とサイドフレーム2との連結固定が極
めて容易にできる。
【0028】このように案内フレーム3側の締結部18と
易変形締結部12とを締結したとき、例えば、左右両サイ
ドフレーム2における易変形締結部12の取付面がズレて
いた場合でも、易変形締結部12が締結部18に沿うように
変形することができて、案内フレーム3にかかる外力負
荷が、ほとんど無くなり、案内面3aの変形が回避されこ
とになる。したがって、案内面3aは、成形時の高い成形
精度が維持された状態で組み込まれる。
【0029】なお、本実施形態においては、キャリッジ
41の移動を補助(移動領域並びに印字ヘッド位置規制)
する案内フレーム3と、記録シートSを挟持するピンチロ
ーラ20の付勢用のねじりバネ100の上アーム101が係止さ
れた支持フレーム4とは分離した別体構造となってい
る。また、支持フレーム4の前後には、図2に示すように
第1のサブフレーム68、第2のサブフレーム69が配置され
ており、インクジェットプリンタ1の構成部材を適宜保
持できるように構成されている。
【0030】また、案内フレーム3は、案内面3aと略直
行する水平部3b並びに該水平部3bに連続して案内面3aと
は反対方向(下方)に延びる下向部3cとからなる屈曲構
造になっている。
【0031】支持フレーム4は、記録シートSを挟持する
ピンチローラ20を所定方向(駆動ローラ方向)に付勢す
るねじりバネ100の一端が係止されたフック部66,67を有
しており、横断面形状が逆L字形状とも言える構成であ
る。また、支持フレーム4の下端縁には、ねじりバネ100
の装着位置に対応した開口110(切欠き)などの適宜構
成を備えている。
【0032】キャリッジ41には、インクタンク43が着脱
自在に搭載できる。そして、このインクタンク41から供
給されるインクが、キャリッジ41の下端面に取り付けら
れた印字ヘッド40(ノズルプレート)から記録シートS
に向かって噴射することにより画像形成をする。なお、
キャリッジ41は、キャリッジガイド軸42とによって支持
され、且つ案内面3aによって摺動端41aが正確な位置に
規制されて、記録シートSの搬送方向とは水平方向に直
交する方向(図1における矢印B方向(記録シートの幅
方向))に移動可能に保持されている。
【0033】シート搬送系120についても簡単に説明す
る。本実施形態におけるシート搬送系120は、駆動ロ一
ラ10がサイドフレーム2に支持されており、適宜の駆動
手段で回転駆動される。ピンチローラ20は、駆動ローラ
10に対して従動回転可能に支持されている。
【0034】シート供給装置30は、例えば、供給ローラ
31と、この供給ロ一ラ31に向けて記録シートSを付勢す
る図示しないホッパと、供給ローラ31との間で記録シー
トSを挟圧して記録シートSを分離する分離パツド32とを
備えている。ホッパには、図2に示すように、複数枚の
記録シートSがセットされており、シート供給時には、1
回転する供給ローラ31に向けて記録シートSがホッパに
より押圧され、分離パツド32で分離されて、1枚の記録
シートSのみが搬送系120に向けて供給されるようになっ
ている。供給される記録シートSは、第1サブフレーム68
に取り付けられた下ガイド70と、支持フレーム4に回動
自在に取り付けられた上ガイド80とによって、駆動ロー
ラ10とピンチローラ20との間に挟まれる位置に向けて案
内される。
【0035】なお、記録シートSの下側を規定部材44
は、記録シートSの下面を支持して案内するとともに記
録シートSとヘッド40との間隔を規定する手段である。
また、排出ロ一ラ対150は、駆動ローラ151と、これに向
けて付勢されている従動スターホイール152とからなっ
ており、印字済の記録シートSを機外に排出する。従動
スターホイール52は第2サブフレーム69に取り付けられ
ている。
【0036】本実施形態のインクジェットプリンタ1に
おけるピンチロ一ラ20は、前述した上ガイド80の先端部
に回転可能に支持されている。上ガイド80は、全体とし
て略板状体をなしており、その基部81が支持軸90によっ
て回動可能に取り付けられている。支持軸90は、例え
ば、図3に示すように支持フレーム4の下端において適
宜折曲げ形成された係止片(図示せず)によって挟まれ
るようにして支持されている。
【0037】支持軸90に装着されたねじりバネ100は、
その一端側の上アーム101が図1に示すように、支持フ
レーム4のフック部66、67に掛け止めされ、他端の下ア
ーム部102が、図2に示すように上ガイド80に当接して、
該上ガイド80を駆動ロ一ラ10に向けて付勢している。し
たがって、ピンチロ一ラ20は、支持軸90を中心にして揺
動可能であり、駆動ロ一ラ10に圧接されている。
【0038】本実施形態のインクジェットプリンタ1の
印字動作は、キャリッジ41が紙面と直交方向(図1の矢
印B方向)に移動しつつ印字ヘッド40からインクが吐出
されることにより1行分の印字がなされ、1行分の印字が
なされる毎に、シート搬送系120で記録シートSが所定ピ
ッチ(通常行間分)搬送され、これらの動作が繰り返さ
れることによって行なわれる。
【0039】(第2の実施形態)図1に示した第1の実
施の形態においては、案内フレーム3と支持フレーム4と
が別体の構成を示したが、図3に示すような構成でもよ
い。図3に示す第2の実施形態の構成では、メインフレ
ーム560は、図7に示すものと同様に、上方側に案内面5
61を有する部分と下方側のシート搬送系の保持する部分
とが連続した一体型のものであり、従来と異なる点は、
両サイドフレーム22(片方のみ図示)に、易変形締結部
52が設けられた構造にある。
【0040】この易変形締結部52は、図3(片側のみ図
示)に示すように、サイドフレーム22の後方側に、上下
一対のスリット11,11によって画成されており、自由端
が装置内方側に向かって略直角に屈曲した取付面52aと
して構成され、この取付面52aに、ねじ穴55が形成さ
れ、更に、ねじ穴55よりも基部53側に開口54が透設され
ている。
【0041】(第3の実施形態)図4に示した第3の実
施の形態においては、第1の実施形態と同様に案内フレ
ーム3と支持フレーム4とが別体になされた構成された場
合である。そして、サイドフレーム32に形成された易変
形締結部62は、ねじ8が装着される位置よりも基部63側
にくびれ部64が設けられた構成である。この易変形締結
部62の構成は、スリット61が奥広がりに形成されてお
り、ねじ穴65を有する取付面62aの幅(W1)よりも基部6
3側の幅(W2)が小さくなっている。したがって、くび
れ部64の強度が低下するように構成されている。
【0042】(第4の実施形態)図5に示す第4の実施
形態における易変形締結部72は、サイドフレーム52の本
体とは別体形成された構成である。この易変形締結部72
は、側面形状が略M字形状に屈曲した形状であり、その
厚み(t2)が案内面561を有するフレーム560の厚み(t
1)よりも薄く構成されている。したがって、易変形締
結部72は、フレーム560よりも変形し易く構成されてい
る。さらに、易変形締結部72は、ねじ穴75が形成された
取付面72a側とは反対側の取付基部73が、ねじ76,76によ
り固定されており、取付面72aがサイドフレーム52の本
体から所定距離(W3)だけ離れた構成となっている。こ
のような取付構造(所定距離W3だけ離れた構造)によっ
ても、易変形締結部72は、変形しやすい構成となってい
る。
【0043】前掲の如く構成されていることにより、組
み立て作業において、貫通孔569を通してねじ穴75に、
ねじ8をねじ込むように固定作業をしたとき、易変形締
結部72が、フレーム560に沿うように(追従するよう
に)変形することができ、固定作業による案内面561側
の撓みの発生を回避できる。なお、図5においては、易
変形締結部72は、その全体が薄肉に構成されたが、この
構成以外に例えば、ねじ8が装着される位置よりも基部7
3側の少なくとも一部を薄肉に構成してもよい。更にま
た、易変形締結部72は、その形状や厚みによって変形し
やすい構成とするだけでなく、形成材料そのものを、フ
レーム560よりも剛性の低い材料にて構成するようにし
てもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳記したように、本発明に係る画像
記録装置は、サイドフレームには、キャリッジガイド部
を有するフレームの締結部と対応する易変形締結部が設
けられており、この易変形締結部が締結部よりも変形し
易く構成されたことにより、締結部と易変形締結部とを
締結したときに、例えば、左右両サイドフレームにおけ
る易変形締結部の取付面がズレている場合でも、易変形
締結部が変形するので、フレームにかかる外力負荷が、
ほとんど無くなり、キャリッジガイド部(案内面)の変
形が回避され、該キャリッジガイド部の平坦度を、高精
度に維持することができる。したがって、シート表面と
印字ヘッドとの間隙を正確に維持でき、極めて高品質な
画像を得ることができる(請求項1)。
【0045】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部が、キャリッジガイド部の左右両端
の近傍に位置するように構成されたことにより、キャリ
ッジガイド部を効果的にしっかりと固定でき、かつ該キ
ャリッジガイド部の平坦性の低下を回避することができ
る(請求項2)。
【0046】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側に開口が透設されたことにより、開口の分だけ
易変形締結部の幅を小さくして強度低下でき、締結部よ
りも易変形締結部の方をより変形し易くできるので、締
結時において、締結部側(キャリッジガイド部を有する
側)の変形を回避することができ、印字ヘッドと記録シ
ートとの間隙を精度良く維持でき、インクドットの位置
精度を高くできる(請求項3)。
【0047】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部材が装着される位置より
も基部側にくびれ部が設けられたことにより、このくび
れ部の分だけ易変形締結部の幅が小さくなって強度を小
さくでき、締結部よりも易変形締結部の方をより変形し
易くできるので、締結時において、キャリッジガイド部
を有する側の変形を回避することができ、印字ヘッドと
記録シートとの間隙を精度良く維持でき、インクドット
の位置精度を高くできる(請求項4)。
【0048】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、その全体若しくは締結部材が装
着される位置よりも基部側の少なくとも一部が薄肉に構
成されたことにより、易変形締結部の厚みが小さくなっ
て強度が低下し、締結部よりも易変形締結部の方をより
変形し易くできるので、締結時において、キャリッジガ
イド部を有する側の変形を回避することができ、印字ヘ
ッドと記録シートとの間隙を精度良く維持でき、インク
ドットの位置精度を高くできる(請求項5)。
【0049】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、締結部よりも剛性の低い材料に
て構成されたことにより、締結部よりも易変形締結部の
方をより変形し易くでき、締結時において、締結部の変
形を起こさずに易変形締結部のみの変形を起こすように
することができるので、キャリッジガイド部を有する側
の変形をなくすことができ、印字ヘッドと記録シートと
の間隙を精度良く維持でき、インクドットの位置精度を
高くできる(請求項6)。
【0050】また、本発明に係る上記画像記録装置にお
いて、易変形締結部は、サイドフレームの本体とは別体
にて形成され取り付けるように構成されことにより、変
形しやすい形状を自由度をもって形成でき、また、素材
選択の自由度も広がるので、キャリッジガイド部側の締
結部の撓みを回避の適した易変形締結部を構成すること
が容易になる(請求項7)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の第1の実施形態に
おける要部概略斜視図概略図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置の第1の実施形態の
概略側面図である。
【図3】本発明に係る画像記録装置の第2の実施形態に
おけるフレームの要部概略斜視図概略図である。
【図4】本発明に係る画像記録装置の第3の実施形態に
おけるフレームの要部概略斜視図概略図である。
【図5】本発明に係る画像記録装置の第4の実施形態に
おけるフレームの要部概略斜視図概略図である。
【図6】従来における画像記録装置の概略側面図であ
る。
【図7】従来における画像記録装置の部分拡大斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 インクジェットプリンタ(画像記録装置) 2 サイドフレーム 3 案内フレーム 3a 案内面(キャリッジガイド部) 4 支持フレーム 8 ねじ 11 スリット 12a,52a,62a,72a 取付面 12,52,62,72 易変形締結部 13,53,63,73 基部 14,54 開口 15,55,65,75 ねじ穴 16 端縁 20 ピンチローラ 40 印字ヘッド 41 キャリッジ 41a 摺動端 43 インクタンク 64 くびれ部 S 記録シート

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドを有するキャリッジの摺動端
    と係合して、該キャリッジの移動を補助するキャリッジ
    ガイド部を有するフレーム及び該フレームを保持するサ
    イドフレームを備えており、前記印字ヘッドの印字動作
    により、前記印字ヘッドに対面する記録シートに画像を
    形成する画像記録装置において、 前記サイドフレームには、前記キャリッジガイド部を有
    するフレームの締結部と対応する易変形締結部が設けら
    れており、前記易変形締結部が前記締結部よりも変形し
    易く構成されたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記易変形締結部が、前記キャリッジガ
    イド部の左右両端の近傍に位置するように構成されたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記易変形締結部は、締結部材が装着さ
    れる位置よりも基部側に開口が透設されたことを特徴と
    する請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 前記易変形締結部は、締結部材が装着さ
    れる位置よりも基部側にくびれ部が設けられたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記易変形締結部は、その全体若しくは
    締結部材が装着される位置よりも基部側の少なくとも一
    部が薄肉に構成されたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の画像記録装置。
  6. 【請求項6】 前記易変形締結部は、前記キャリッジガ
    イド部を有するフレームの締結部よりも剛性の低い材料
    にて構成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載
    の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記易変形締結部は、前記サイドフレー
    ムの本体とは別体にて形成されて該サイドフレームに取
    り付けられたことを特徴とする請求項5又は6に記載の
    画像記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9044951B2 (en) 2013-03-11 2015-06-02 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Inkjet recording apparatus
JP2015160343A (ja) * 2014-02-26 2015-09-07 セイコーエプソン株式会社 記録装置
US10369824B2 (en) 2017-05-26 2019-08-06 Seiko Epson Corporation Transport apparatus and printing apparatus

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