JPH0530958Y2 - - Google Patents

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JPH0530958Y2
JPH0530958Y2 JP11973986U JP11973986U JPH0530958Y2 JP H0530958 Y2 JPH0530958 Y2 JP H0530958Y2 JP 11973986 U JP11973986 U JP 11973986U JP 11973986 U JP11973986 U JP 11973986U JP H0530958 Y2 JPH0530958 Y2 JP H0530958Y2
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brake plates
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自在平行定規のヘツドにおける基線、
角度等のブレーキ装置に関する。
〔従来の技術〕
自在平行定規のヘツドは実公昭49−41393号公
報に示されるように、図板上を一定の角度を保持
して平行移動自在なヘツド支持基板に対して、分
度盤を所望の回転角度で解除可能に固定するため
の基線ブレーキ装置と、前記支持基板に対して主
軸側を任意の回転角度で解除可能に前記支持基板
側又は分度盤に固定するための角度ブレーキ装置
を備えている。
これらのブレーキ装置の構成は被固定部材に軸
体を定位置で支承する一方、固定部材に円周方向
に沿つて底広状の溝を形成し、この溝に前記軸体
に形成した係止部材を配置し、前記軸体を引き上
げ方向にレバー操作によつて変化させて前記係止
部材を底広状の溝の幅狭部を形成する壁面に圧接
して固定部材を被固定部材に固定している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記固定部材例えば分度盤はヘツドの軽量化を
図るためアルミニウムによつて構成されている。
従つて、この分度盤の底広状の溝の幅狭形成壁面
に係止部材の圧力を大きくかけると、この圧力か
かつた部分が変形したり、あるいは上記幅狭形成
壁面が摩耗して大きなブレーキ力が得られないと
いう欠陥が存した。本考案は上記欠陥を除去する
ことを目的とするものである。
〔問題点を解決する手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、被固定部
材に対して回転自在な固定部材を任意の角度で解
除可能に固定するための装置において、前記固定
部材にその回転中心を中心とする円線に沿つて溝
を形成し、前記固定部材の内側と外側にそれぞ
れ、高強度のフレキシブルな薄板から成る複数板
のブレーキ板を固定し、上記内側の複数枚のブレ
ーキ板と外側の複数枚のブレーキ板の対向部分に
幅狭空間部を前記溝上にこれに沿つて形成し、前
記内外のブレーキ板にまたがつて該内外ブレーキ
の間に中間ブレーキ板を配置し、前記被固定部材
側に設けた突起体の軸穴に固定軸を軸方向にスラ
イド自在に嵌合し、該固定軸を前記幅狭空間部内
に配置するとともに該固定軸を前記中間ブレーキ
板の穴に嵌挿し、前記固定軸に係止部材を設け、
該係止部材を前記溝内にこれに沿つて相対的に移
動自在に配置し、前記突起体を前記内外ブレーキ
板の対向する部分の上面に当接配置し、前記固定
軸に引き上げ機構を連係し、該引き上げ機構によ
つて前記内外ブレーキ板及びこれらの中間のブレ
ーキ板を前記突起体と前記係止部材間に挟圧し得
るように成し、前記内側の複数枚のブレーキ板を
スペーサを介して軸圧入加工により一体的に結合
し、前記外側の複数枚のブレーキ板をスペーサを
介して軸圧入加工により一体的に結合したもので
ある。
〔作用〕
上記した構成において、固定軸を引き上げ機構に
よつて引き上げると、内外の複数枚のブレーキ板
と中間ブレーキ板は係止部材の上面と突起体とに
よつて挟圧され、固定部材は複数枚のブレーキ板
を介して強固に被固定部材に固定される。固定軸
の引き上げ力を強くしても、ブレーキ板は弾力性
のある高強度薄板材により構成されているので永
久変形することがなく、しかも摩耗の問題も生じ
ない。
〔実施例〕
以下に本考案の構成を添付図面に示す基線ブレ
ーキ装置について説明する。
2は公知のレールタイプ自在平行定規の主軸で
あり、管状の複軸4に回転自在に支承されてい
る。6はアルミニウム製の支持ベースであり、図
板上を所定の角度を保持した状態で平行移動自在
に公知の平行移動支持機構によつて支持されてい
る。この平行移動支持機構及び支持ベースは、特
開昭61−104896号公報の第3図及び第1図に、又
は、その他の特実公報に詳細に記載されている。
前記複軸4は前記支持ベース6(被固定部材)に
固定されている。前記主軸2の下端にはスケール
が取り付けられたスケール取付板(図示省略)が
固定され、主軸2を回転操作することによつてス
ケールを図板上で回転することができる。8はア
ルミニウム製の固定盤であり、前記支持ベース6
にねじ止め固定されている。前記固定盤8に管状
の突起体8aが形成され、該突起体8aの軸穴に
は、前記支持ベース6に透設された穴に遊嵌する
固定軸10がスライド自在に嵌挿されている。1
2は前記複軸4に回転自在に嵌合するアルミニウ
ム製の分度盤(固定部材)であり、これの回転中
心を中心とする円線に沿つて溝13が穿設されて
いる。前記溝13には前記固定軸10の先端に形
成された係止部材10aが溝13の長手方向に沿
つて移動自在に配置されている。前記溝13の幅
は前記係止部材10aの幅よりも若干広く形成さ
れている。14,16はリング状の内側ブレーキ
板であり、前記分度盤10上に配置され、ブレー
キ板14,16間にはリング状のスペーサ18が
配置されている。20はリング状の内側押え板で
あり、前記ブレーキ板16上に載置されている。
前記分度盤10の内側にはその回転中心を中心と
する円線に沿つて一定間隔ごとに6ケ所ねじ穴2
2が穿設され、該ねじ穴22に対応して、前記押
え板20、ブレーキ板14,16及びスペーサ1
8に透孔が形成されている。前記透孔に皿ねじ2
4が挿入され、該皿ねじ24は前記ねじ穴22に
ねじ込まれて前記ブレーキ板14,16、スペー
サ18及び押え板20を強固に分度盤10に固定
している。皿ねじ24の頭部のテーパー部は、押
え板20の透孔に形成されたテーパー部に密嵌し
ている。26,28はリング状の外側ブレーキ板
であり、前記分度盤12上に配置され、ブレーキ
板26,28間にはリング状のスペーサ30が配
置されている。32はリング状の外側押え板であ
り、前記ブレーキ板28上に載置されている。前
記分度盤12の外側にはその回転中心を中心とす
る円線に沿つて一定間隔ごとに6ケ所ねじ穴34
が穿設され、該ねじ穴34に対応して前記押え板
32、ブレーキ板28,26及びスペーサ30に
透孔が形成されている。前記透孔に皿ねじ36が
挿入され、該皿ねじ36は前記ねじ穴34にねじ
込まれて、前記ブレーキ板26,28、スペーサ
30及び押え板32を強固に分度盤12に固定し
ている。皿ねじ36の頭部のテーパー部は押え板
32の透孔に形成されたテーパー部に密嵌してい
る。前記内側ブレーキ板14,16と外側ブレー
キ26,28は、前記固定軸10の直径より若干
広い間隔を存して対向し、該間隔は、前記分度盤
12の回転中心を中心とする円線に沿つて形成さ
れ、該間隔内に前記固定軸10が嵌挿配置されて
いる。前記内外ブレーキ板の対向部分は前記溝1
3の開口部に対して幅狭空間部を形成し、該幅狭
空間部38と前記溝13とで底広溝を形成してい
る。前記ブレーキ板14,16,26,28、押
え板20,32及びスペーサ18,30はフレキ
シブルな高強度な硬質の薄板例えばステンレス薄
板から構成されている。前記突起体8aの先端面
は前記ブレーキ板16,28の上面に当接してい
る。前記固定軸10の外周面には、ステンレス製
の薄板から成る中間ブレーキ板40の穴42がス
ライド自在に嵌挿され、該ブレーキ板40の両側
部は前記ブレーキ板14と16間及び26と28
間にスライド自在に配置されている。前記ブレー
キ板40の前後には穴44,46が透設され、該
穴に前記係止部材10に突設したピン48,50
がスライド自在に嵌合し、ブレーキ板40が係止
部材10aに対して回転方向にずれないように構
成されている。52は基線レバーであり、これに
つば付きナツト54が固定されている。ナツト5
4は固定軸10のねじ部に螺合している。前記ナ
ツト54のつば部54aは座金56を介して前記
支持ベース6の上面に対向している。上記押え板
20,32に同心円線上に沿つて所定間隔ごとに
複数個突設された突起軸58及び60は、ブレー
キ板14,16,26,28及びスペーサ18,
30の対応する穴に圧入されている。係止部材1
0aとこれを引き上げる機構、突起体8a、前記
ブレーキ板14,16とブレーキ板40及びブレ
ーキ板26,28とブレーキ板40は多板ブレー
キ機構を構成している。尚、第6図中、a乃至
f,A乃至Fは突起軸58,60の圧入箇所を示
している。
次に本実施例の作用について説明する。
ナツト54の固定軸10に対する引き上げ力を
解除する方向にレバー52を揺動した状態で、主
軸2側を公知のインデツクス機構(図示省略)に
よつて連結した状態で、主軸2の上部の握りハン
ドルを手動操作して主軸2を回転すると、分度盤
(固定部材)12は複軸4の外周面を中心として
回転する。分度盤12を所望の角度に設定したと
ころで、基線レバー52を締め付け方向に揺動す
ると、ナツト54の回転により、固定軸10は引
き上げられ、係止部材10aがブレーキ板14,
26を上方向に押圧し、ブレーキ板14,40,
16及び26,40,28は突起体8aの下面と
係止部材10aの上面とで挟圧される。この挟圧
力によつてブレーキ板14,16及び26,28
は固定盤8に圧着固定され、分度盤12は固定盤
8に固定される。レバー52を反対方向に揺動す
ると上記固定は解除される。上記ナツト54、基
線レバー52は固定軸10を引き上げる引き上げ
機構を構成している。
尚、上記ブレーキ板40を固定軸10に対して
回転自在とした場合、分度盤12に強い外部応力
が加わつて分度盤12に回転力が作用すると、ブ
レーキ板40の内側に分度盤12の回転力が強く
作用し、これによつてブレーキ板40が固定軸1
0に対して回転してしまい、分度盤12が回転方
向にずれてしまうことになる。しかるに本実施例
では、ブレーキ板40はピン48,50によつて
係止部材10aに回転しないように結合している
ので、上記不都合は生じない。
〔効果〕
本考案は上述の如く、高強度の弾力性のある薄
板状のブレーキ板を複数枚重ねて多板ブレーキ構
造としたので、強固に固定部材を被固定部材に固
定させることができ、しかも複数枚のブレーキ板
を軸圧入処理によつて互いに一体的に結合したの
で、ブレーキ板がセツト化され、その組み付け作
業が容易になり、且つ強度が増大するのでブレー
キ時外力によるずれやたわみが生じ難い等の効果
が存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は要部の断面図、第2図は部品の分解斜
視図、第3図は断面図、第4図は断面図、第5図
は平面図、第6図は平面図である。 2……主軸、4……複軸、6……支持ベース、
8……固定盤、8a……突起体、10……固定
軸、12……分度盤、12……溝、14,16…
…内側ブレーキ板、18……スペーサ、20……
押え板、22……ねじ穴、24……皿ねじ、2
6,28……外側ブレーキ板、30……スペー
サ、32……押え板、34……ねじ穴、36……
皿ねじ、38……幅狭空間部、40……中間ブレ
ーキ板、42……穴、44,46……穴、48,
50……ピン、52……基線レバー、54……ナ
ツト、54a……つば部、56……座金、58,
60……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被固定部材に対して回転自在な固定部材を任意
    の角度で解除可能に固定するための装置におい
    て、前記固定部材にその回転中心を中心とする円
    線に沿つて溝を形成し、前記固定部材の内側と外
    側にそれぞれ、高強度のフレキシブルな薄板から
    成る複数板のブレーキ板を固定し、上記内側の複
    数枚のブレーキ板と外側の複数枚のブレーキ板の
    対向部分に幅狭空間部を前記溝上にこれに沿つて
    形成し、前記内外のブレーキ板にまたがつて該内
    外ブレーキの間に中間ブレーキ板を配置し、前記
    被固定部材側に設けた突起体の軸穴に固定軸を軸
    方向にスライド自在に嵌合し、該固定軸を前記幅
    狭空間部内に配置するとともに該固定軸を前記中
    間ブレーキ板の穴に嵌挿し、前記固定軸に係止部
    材を設け、該係止部材を前記溝内にこれに沿つて
    相対的に移動自在に配置し、前記突起体を前記内
    外ブレーキ板の対向する部分の上面に当接配置
    し、前記固定軸に引き上げ機構を連係し、該引き
    上げ機構によつて前記内外ブレーキ板及びこれら
    の中間のブレーキ板を前記突起体と前記係止部材
    間に挟圧し得るように成し、前記内側の複数枚の
    ブレーキ板をスペーサを介して軸圧入加工により
    一体的に結合し、前記外側の複数枚のブレーキ板
    をスペーサを介して軸圧入加工により一体的に結
    合したことを特徴とする自在平行定規のヘツドに
    おけるブレーキ装置。
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