JPH0530902A - 乳製品 - Google Patents

乳製品

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Publication number
JPH0530902A
JPH0530902A JP3193343A JP19334391A JPH0530902A JP H0530902 A JPH0530902 A JP H0530902A JP 3193343 A JP3193343 A JP 3193343A JP 19334391 A JP19334391 A JP 19334391A JP H0530902 A JPH0530902 A JP H0530902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
milk
sunflower oil
dairy product
milk fat
taste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3193343A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Hisa
雄二 久
Naomasa Mizoguchi
直正 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI YUSHI CO Ltd
ASAHI YUSHI KK
Original Assignee
ASAHI YUSHI CO Ltd
ASAHI YUSHI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ASAHI YUSHI CO Ltd, ASAHI YUSHI KK filed Critical ASAHI YUSHI CO Ltd
Priority to JP3193343A priority Critical patent/JPH0530902A/ja
Publication of JPH0530902A publication Critical patent/JPH0530902A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Confectionery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】ひまわり油が添加されている乳製品。 【効果】本発明により、乳製品の独特の風味を維持した
まま味のしつこさを緩和することができる。ひまわり油
は、不飽和脂肪酸とビタミンEを多量に含むところから
乳製品にこれらを加えて栄養価値を高めることもでき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は風味を損なわずに、独特
のしつこい味を緩和した乳製品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】牛乳、バター、チーズ、アイスクリーム
等の乳脂肪を多く含む乳製品は、独特のしつこい味を有
している。
【0003】一方、その代替物として豆乳、マーガリ
ン、植物性チーズ等、数多くつくられ市販されている。
豆乳及び植物性チーズは大豆を主原料につくられ、マー
ガリンは大豆油、綿実油、パーム油等を主原料として使
用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した乳脂肪を多く
含む乳製品は味がしつこいため、この味を緩和した製品
の開発が望まれている。
【0005】一方、豆乳、マーガリン、植物性チーズ等
は、乳製品の主原料全体を変えようとするあまり、乳製
品自体の持つ特徴を消去しており、風味・嗜好性が極端
にかけ離れたものになっており、消費者への受容性に問
題がある。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決し、乳製
品の持つ独特の風味を維持しつつ、乳製品の持つしつこ
い味を緩和する手段を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成するべく鋭意検討の結果、ひまわり油を乳製品に
添加すると乳製品の持つ独特の風味を維持したまま乳製
品の持つしつこい味を緩和できることを見出して本発明
を完成するに至った。
【0008】本発明の効果が現れる乳製品は乳脂肪を多
く含み、しつこい味を有するものであれば特に制限され
ないが、牛乳、クリーム、アイスクリーム、練乳、バタ
ー、チーズ、ヨーグルト等の発酵飲料等である。
【0009】ひまわり油の添加量は当該乳製品の含有す
る乳脂肪の5〜70%程度、特に10〜50%程度が適当であ
る。個々の乳製品について述べると、牛乳及びその加工
品においては牛乳及びその加工品100乳脂肪3.3〜4.0%
に対し、ひまわり油0.3〜1.5%添加してホモジナイズす
るのが好ましい。クリーム類においては、クリーム100
乳脂肪20〜45%に対し5〜30%の調合が好ましい。アイ
スクリーム乳脂肪6〜12%、練乳乳脂肪7〜8%は同様
に2〜8%の調合が好ましい。チーズ乳脂肪20〜35%は
レンネットで固める前の原料乳に対し、5〜25%の調合
が好ましい。ヨーグルト等発酵乳飲料においては、それ
に使用する牛乳及び脱脂乳の総量の2〜15%が好まし
い。尚、本明細書における%はすべて重量%である。
【0010】ひまわり油の添加方法は公知の攪拌機、混
合機あるいは捏和機を用いて乳製品中に均一に含有させ
ればよい。
【0011】
【作用】ひまわり油の調合量と風味、味のしつこさの官
能試験は各々、実施例に記載した。それぞれ好ましい範
囲のひまわり油を調合することによって風味をあまり損
なわないで味のしつこさを改善した。
【0012】
【実施例】
実施例1 搾乳した牛乳(乳脂肪分3.2%)10kgにひまわり油100g
を調合し、高圧ホモゲナイザーにてホモジナイズした。
これを連続加熱機にて125℃で5秒加熱殺菌し、ひまわ
り油調合乳を得た。市販牛乳と比較してパネラーによる
評価をおこなった。結果を下表に示す。
【0013】
【表1】
【0014】実施例2 牛乳(乳脂肪分3.2%)180kgを65℃、30分加熱殺菌した
後、45gの塩化カルシウム及びひまわり油35kgを調合し
た。30℃に冷却した後、乳酸菌スターター5kg添加し、
30分発酵させた。次いで、レンネット3g添加し、凝固
をおこなった。凝固の完了したカードを切断し、静かに
攪拌しながら徐々に加温してカードを充分な堅さにし
た。ホエーの排出をおこない、チーズクロスをしいたモ
ールドに入れて30時間プレスした。温度10℃、湿度90%
の熟成室にて適当に換気しながら熟成させ、18kgのひま
わり油調合チーズを得た。得られたひまわり油調合チー
ズを同様にして製造したひまわり油無添加チーズと比較
して、9名のパネラーにて評価した。
【0015】
【表2】
【0016】実施例3 脱脂乳3kgに加糖練乳500g及び砂糖200gを入れ(乳脂肪
分1.2%)、更にひまわり油200g調合した。攪拌溶解し
た後、60℃に加熱し100KG高圧ホモゲナイザーにて均質
化した。更に87℃、30分加熱殺菌した後40℃に冷却し、
120gのスターターとバニラ香料10gを添加した。これを
あらかじめ殺菌されたビンに入れて35℃で12時間発酵さ
せた。比較品として、ひまわり油を調合しなかったほか
は、同配合に準じたヨーグルトを製造し、供試品とし
た。尚、評価は比較品をすべて3点とした。
【0017】
【表3】
【0018】実施例4 クリーム 4.9kg 砂糖 4.2kg 加糖練乳 14kg 安定剤 0.2kg 全乳 44.8kg 脱脂粉乳 1.4kg モノグリセライド 0.2kg
【0019】上記配合のアイスクリームミックス(乳脂
肪分7%)に、ひまわり油3.0kgを調合して混合溶解
し、70℃、30分加熱殺菌した後、高圧ホモゲナイザーに
て100KGで均質にした。急冷した後4℃、24時間エージ
ングし、ブラインフリーザーにて攪拌しながら氷結させ
てアイスクリームを製造した。比較品とし、ひまわり油
を調合しないアイスクリームを同様に製造し、評価し
た。
【0020】
【表4】
【0021】
【発明の効果】本発明により、乳製品の独特の風味を維
持したまま味のしつこさを緩和することができる。ひま
わり油は、不飽和脂肪酸とビタミンEを多量に含むとこ
ろから乳製品にこれらを加えて栄養価値を高めることも
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A23G 9/02 9161−4B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ひまわり油が添加されている乳製品。
JP3193343A 1991-08-02 1991-08-02 乳製品 Pending JPH0530902A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3193343A JPH0530902A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 乳製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3193343A JPH0530902A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 乳製品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0530902A true JPH0530902A (ja) 1993-02-09

Family

ID=16306322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3193343A Pending JPH0530902A (ja) 1991-08-02 1991-08-02 乳製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0530902A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1716761A1 (en) * 2005-04-19 2006-11-02 Unilever Plc Frozen aerated confections and methods for production thereof
EP1716762A1 (en) * 2005-04-19 2006-11-02 Unilever Plc Methods for production of frozen aerated confections
US8980358B2 (en) 2006-10-19 2015-03-17 Conopco, Inc. Frozen aerated confections and methods for production thereof

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1716761A1 (en) * 2005-04-19 2006-11-02 Unilever Plc Frozen aerated confections and methods for production thereof
EP1716762A1 (en) * 2005-04-19 2006-11-02 Unilever Plc Methods for production of frozen aerated confections
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