JPH053088U - 可変硬度クツシヨンを備えた自動二・三輪車用シート - Google Patents

可変硬度クツシヨンを備えた自動二・三輪車用シート

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JPH053088U
JPH053088U JP5926691U JP5926691U JPH053088U JP H053088 U JPH053088 U JP H053088U JP 5926691 U JP5926691 U JP 5926691U JP 5926691 U JP5926691 U JP 5926691U JP H053088 U JPH053088 U JP H053088U
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JP
Japan
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plate
seat
sub
cushion
main plate
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Application number
JP5926691U
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English (en)
Inventor
典行 相沢
芳夫 田中
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TS Tech Co Ltd
Original Assignee
TS Tech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ブレーキング時に、尻が前にずれるのを防止
し、需要者の個人差に応じて、クッション硬度及びシー
ト前方部のシート高さの調整をすることができる乗り心
地の良好な自動二・三輪車用シートを提供する。 【構成】 可変硬度クッションを備えた自動二・三輪車
用シートは、メインプレート10上にクッション材40
を載置して表皮材50で被覆してなる自動二・三輪車用
シートであり、シート前部から荷重領域におけるメイン
プレート10上にサブプレート20を上下移動可能に配
設し、メインプレート10とサブプレート20の間に、
間隙形成部材30を配設し、この間隙形成部材30を移
動することにより前記サブプレート20をメインプレー
ト10に対して離接可能に配設し、間隙形成部材30を
クサビ部材31として、このクサビ部材31を調節ネジ
34によってメインプレート10に摺動可能に形成す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動二・三輪車用シートに係り、特にクッション硬度を可変とするこ とができる自動二・三輪車用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、自動二・三輪車用シートのクッション硬度を可変とする技術は種々 提案されているが、例えば、クッション材とボトムプレートとの間に空気袋(エ アバック)を配設し、この空気袋に充填する空気の量を調整することにより、着 座したときのクッション硬度を可変とする、いわゆるエアバックを用いた技術が ある。また、自動二・三輪車用シートのクッション材とボトムプレートとの間に プレートを配設し、このプレートをクッション材側、即ち表皮材側にコイルバネ (或は板バネ)等で付勢させて、クッション硬度を可変とした技術も提案されて いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの技術は、着座したときの荷重を調整することにあり、 着座領域に関してクッション性を良好にすることを目的とするものである。 自動二・三輪車においては、図6で示すように、停車するときのブレーキング において、シート形状によっては需要者における個人差で、尻が前にずれること があり、このことにより操縦の安定性において不都合があった。これを解決する には、図7の鎖線で示すように、シートの前部のクッション形状を厚くしてクッ ション形状を変更したり、或はボトムプレート形状を前部側で高くして変更する 必要があった。
【0004】 しかしクッション形状の変更は、シート全体のデザイン変更だけでなく、自動 二・三輪車全体のデザインに影響を及ぼすこととなり、さらに操縦性,安定性等 の観点から走行テストを再三行なう必要がある。このため需要者個人に合わせて 簡単に設計変更をすることができないという問題がある。また同様にボトムプレ ート形状の変更についても、需要者の個人的特性である乗車姿勢に合わせて変更 することができないという問題もある。
【0005】 本考案の目的は、需要者の個人差等によるブレーキング時に、尻が前にずれる のを防止することにあり、シート前方部のシート高さの調整をすることができる 自動二・三輪車用シートを提供することにある。
【0006】 本考案の他の目的は、需要者の個人差に応じて、クッション硬度を調整でき、 乗り心地の良好な自動二・三輪車用シートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る可変硬度クッションを備えた自動二・三輪車用シートは、メイン プレート上にクッション材を載置して表皮材で被覆してなる自動二・三輪車用シ ートにおいて、少なくともシート前部から荷重領域におけるメインプレート上に サブプレートが上下移動可能に配設され、メインプレートとサブプレートの間に 間隙形成部材を配設し、この間隙形成部材を移動することにより前記サブプレー トをメインプレートに対して離接可能に配設してなることを特徴とする。
【0008】 より詳しくは、サブプレートの一端部をメインプレートに係合し、他端を自由 端とし、メインプレートとサブプレートの間に配設された間隙形成部材をクサビ 部材として、このクサビ部材を調節ネジによってメインプレートに対して摺動可 能に形成する。
【0009】
【作用】
本考案では、少なくともシート前部から荷重領域におけるメインプレート上に サブプレートが上下移動可能に配設され、メインプレートとサブプレートの間に 間隙形成部材を配設し、この間隙形成部材を移動することにより、サブプレート がメインプレートに対して離接可能となるが、サブプレートがメインプレートに 対して離間するように間隙形成部材を移動すると、サブプレートはクッション側 に押し上げられ、クッション材を圧迫し、サブプレートの移動量、即ちメインプ レートとの離間量に応じてクッション硬度が上昇する。またサブプレートがクッ ション側に移動することにより、外形変化が生じるが、特にシート前部から荷重 領域におけるメインプレート上にサブプレートが上下移動可能に配設されている ので、前部におけるシート高さも確保することができて、尻の前ズレを防止する ことができる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部 材,配置等は本考案を限定するものでなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改変す ることができるものである。 図1乃至図4は本考案の一実施例を示すものであり、本例では自動二・三輪車 用シートSの着座部に適用した例を示すものである。
【0011】 本例の自動二・三輪車用シートSは、図3で示すように、シングルシートであ り、ボトムプレート10と、サブプレート20と、間隙保持部材30と、クッシ ョン材40と、表皮材50とから構成されており、本例のクッション材40はボ トムプレート10及びサブプレート20上に載置され、表皮材50で被覆してボ トムプレート10の裏側端部で端末処理されるが、クッション材40及び表皮材 50については、従来から公知・周知のものを用いることができるものであり、 その詳細は省略する。
【0012】 本例におけるメインプレートとしてのボトムプレート10は、ポリプロピレン 等の剛性の高い樹脂材から構成され、図1で示すように、中央部における乗車時 の前方位置において、ガイド溝11が前方から後方に向けて穿設されており、こ のガイド溝11を中心にシート幅方向の両側位置にガイド突起12が形成されて いる。またガイド溝11及びガイド突起12の後方位置には、係合孔13が2箇 所に形成されている。そしてガイド溝11の後方位置で、ボトムプレート10下 面には、図3で示すように、支持突起14が突設されている。この支持突起14 には、後述する調整ネジ34を軸支する孔15が形成されている。
【0013】 本例のサブプレート20はポリプロピレン等の剛性の高い材質から構成され、 図1で示すように、支持本体部21と、係合部22と、係止部23とから構成さ れている。本例の支持本体部21は平坦な板状体から構成されているが、円弧状 のものとしても良い。支持本体部21の一端部には、係合部22が2箇所に形成 されており、この係合部22は、ボトムプレート10に形成された係合孔13と 嵌合するように、装着時下方に位置するL字状として形成されている。また係合 部22と反対側の位置には、係止部23が形成されており、この係止部23は後 述する間隙保持部材30を係止するためのものであり、支持本体部21に対して 上記係合部22と反対側方向に傾斜部24を有し、先端部には係止突起25が形 成されている。
【0014】 本例の間隙保持部材30は、図1で示すように後方に鋭角となったクサビ部材 31と、このクサビ部材31を支持する支持部材32とから構成されてる。クサ ビ部材31はポリプロピレン或はジュラコン等の滑り性の高い樹脂材質からなり 、このクサビ部材31の成形時に支持部材32がインサートされて一体に成形さ れる。そして支持部材32にはネジ孔33が形成されてり、このネジ孔33は調 節ネジ34と螺合するように構成されている。調節ネジ34は、端部に回動把持 部35が形成され、この回動把持部35の近傍位置で、前記したボトムプレート 10の支持突起14に回動可能に軸支されており、上記クサビ部材31の支持部 材32のネジ孔33によって保持されるように構成されている。
【0015】 次に、上記構成からなる実施例の組付及び動作について説明する。 先ず、調節ネジ34をボトムプレート10の支持突起14に回動可能に軸支し 、次に図2で示すように、間隙保持部材30の支持部材32をボトムプレート1 0のガイド溝11からボトムプレート10の下部に延出させ、支持部材32のネ ジ孔33に調節ネジ34を螺合する。このようにして、クサビ部材31の両側を ガイド突起12によって規制すると共に、クサビ部材31の位置決めが容易にで きる。次にサブプレート20の係合部22を、図1で示すように、ボトムプレー ト10に形成された係合孔13に嵌合し、この係合位置を中心にサブプレート2 0がボトムプレート10に対して上下に移動出来るように構成する。そして、ボ トムプレート10及びサブプレート20の上にクッション材40を載置し、表皮 材50で被覆し端末処理をする。
【0016】 シートのクッション硬度については、需要者の個人差に応じて変更するが、図 3はクッション硬度が最も小さい状態を示すものであり、この状態からクッショ ン硬度を高めるには、調節ネジ34を回動させてクサビ部材31を図4のように 移動させると、このクサビ部材31が、サブプレート20とボトムプレート(メ インプレート)10の間で移動して、サブプレート20をボトムプレート10に 対して離間する。即ち、サブプレート20は係合部22を中心に上方に移動する 。これによりサブプレート20はクッション材40を押し上げて圧迫する。この サブプレート20の移動量、即ちボトムプレート10との離間量に応じてクッシ ョン硬度を上昇させることができる。またこのときサブプレート20がクッショ ン材40側に移動することにより、外形変化が生じるが、特にシート前部から荷 重領域におけるボトムプレート10上にサブプレート20が上下移動可能に配設 されているので、前部におけるシート高さも確保することができ、尻の前ズレを 防止することができる。なお、クッション材40の破損を防止するために、図4 で示すXの部位に、補強布等を用いると好適である。
【0017】 図5はボトムプレート(メインプレート)10とサブプレート20との係合の 他の実施例を示すものであり、ボトムプレート10に形成した係合孔13に突起 13aを形成し、一方サブプレート20の係合部22には穴22aを形成する。 そして、この突起13aと穴22aとを嵌込むようにすることによって安定的に 係合することができる。 なお上記実施例においては、シートの着座部における例を取って説明したが、 本考案はシートバックの部分において構成することもできる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る自動二・三輪車用シートは、間隙形成部材 によりサブプレートをクッション側に押し上げクッション材を圧迫して、クッシ ョン硬度を調整することができる。またサブプレートがクッション側に移動する ことにより、シートの外形変化が生じるが、特にシート前部から荷重領域におけ るメインプレート上にサブプレートが上下移動可能に配設されているので、前部 におけるシート高さが調節でき、尻の前ズレを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る実施例を示し、自動二・三輪車用
シートの可変機構を説明する分解斜視図である。
【図2】間隙形成部材をボトムプレート上に配設した状
態を示す断面図である。
【図3】クッション材の硬度を可変とする前状態を示す
断面図である。
【図4】クッション材の硬度を可変とした状態を示す断
面図である。
【図5】サブプレートの係合の他の例を示す説明図であ
る。
【図6】従来例の乗車状態を示す断面図である。
【図7】自動二・三輪車用シートの従来例を示す断面図
である。
【符号の説明】
10 メインプレート(ボトムプレート) 20 サブプレート 30 間隙形成部材 31 クサビ部材 34 調節ネジ 40 クッション材 50 表皮材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メインプレート上にクッション材を載置
    して表皮材で被覆してなる自動二・三輪車用シートにお
    いて、少なくともシート前部から荷重領域におけるメイ
    ンプレート上にサブプレートが上下移動可能に配設さ
    れ、メインプレートとサブプレートの間に間隙形成部材
    を配設し、該間隙形成部材を移動することにより前記サ
    ブプレートをメインプレートに対して離接可能に配設し
    てなる可変硬度クッションを備えた自動二・三輪車用シ
    ート。
  2. 【請求項2】 前記サブプレートは一端部がメインプレ
    ートに係合され、他端が自由端となっており、メインプ
    レートとサブプレートの間に配設された間隙形成部材
    は、調節ネジによってメインプレートに対して摺動可能
    に形成されたクサビ部材である請求項1記載の可変硬度
    クッションを備えた自動二・三輪車用シート。
JP5926691U 1991-07-03 1991-07-03 可変硬度クツシヨンを備えた自動二・三輪車用シート Pending JPH053088U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015105126A1 (ja) * 2014-01-09 2017-03-23 テイ・エス テック株式会社 座席装置

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