JPH05306441A - 溶融金属めっき方法及び溶融金属めっき浴内サポートロール - Google Patents

溶融金属めっき方法及び溶融金属めっき浴内サポートロール

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JPH05306441A
JPH05306441A JP11134492A JP11134492A JPH05306441A JP H05306441 A JPH05306441 A JP H05306441A JP 11134492 A JP11134492 A JP 11134492A JP 11134492 A JP11134492 A JP 11134492A JP H05306441 A JPH05306441 A JP H05306441A
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JP
Japan
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hot
support roll
steel strip
roll
coating method
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Pending
Application number
JP11134492A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Katayama
片山賀彦
Michinori Suhara
須原道憲
Mikio Suga
幹生 菅
Kojiro Miyata
幸治郎 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶融金属めっき方法及び溶融金属めっき浴内
サポートロールに関するものである。 【構成】 ロール表面粗度Ra:2.0μm〜8.0μ
mとし、該ロールにより、めっき浴内鋼帯を支えつつ、
溶融金属めっきをする方法及びそのサポートロールに関
するものである。 【効果】 かくすることにより、めっき鋼帯の擦り疵、
斑点マーク(疵)を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属めっき方法及
び溶融金属めっき浴内サポートロールに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に溶
融金属めっき浴内のめっき鋼帯にサポートロール(表面
粗度1.5μm以下)を接触して支えつつ、移動し、め
っき鋼帯の振動、巾方向の反り(一般にC反りという)
を防止して、めっき浴直上でのガスワイプによるめっき
付着量制御を均一化することが行なわれている。
【0003】又特開昭3−138344号のごとく、サ
ポートロールをめっき鋼帯の進行方向に対して、直角方
向(水平方向)へ押込み高い張力をかけ、より確実にめ
っき鋼帯巾方向の反りを防止することが開示されてい
る。
【0004】このようなめっき方法においては、サポー
トロールにより、めっき鋼帯へ擦り疵等を発生させ品質
等を低下させる等の欠点がある。
【0005】本発明はこのような欠点を有利に解消する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴とするとこ
ろは、表面粗度Ra:3.0〜8.0μmのサポートロ
ールにより、めっき浴内移動めっき鋼帯を支えつつ、め
っきすることを特徴とする、溶融金属めっき方法。及び
同方法において、更に凸部高さをほぼ均一化したサポー
トロールによりめっき鋼帯を支えることを特徴とする溶
融金属めっき方法。及びRa:2.0〜8.0μmの表
面粗度を形成した、溶融金属めっき浴内サポートロール
に関するものである。
【0007】本発明においては、上記のごとく構成する
ことにより、めっき鋼帯とサポートロール間でスリップ
等による擦り疵の発生を確実に防止する、特にラインの
増速、減速時の擦り疵をも確実に防止するものである。
【0008】即ち、サポートロールの表面粗度がRa:
2.0μm未満であると、鋼帯との間でスリップが発生
し易くなり、又Ra:8.0μm超になると、めっき鋼
帯表面に斑点マークが発生し易くなり、好ましくない。
【0009】このようなサポートロールにおいては、上
記のごとく、めっき鋼帯とのスリップを防止するほか、
めっき鋼帯に付着したドロスをロールにより、凹部へ確
実に捕捉し、ドロスによるめっき鋼帯の表面汚れ等を防
止して、この点からの品質低下等を回避することができ
る。
【0010】このようなサポートロールの製造法として
は、例えば、すでに知られているWC−12Co等をロ
ール基体の表面に約80μm溶射等により被覆し、次い
でショットブラスト法又はレーザー等により、前記のご
とく、表面粗度を形成する。
【0011】このようにして形成した粗度は、局部的に
他の凸部より異常に高い凸部(異常凸部)が形成されて
いることがある。
【0012】従って、このような凸部が僅かに高い程度
であれば、めっき鋼帯に斑点疵をほとんど発生させるこ
となく、品質上ほとんど問題にはならないが、品質上問
題になるような異常凸部が形成されたときは、研摩等に
より、他の凸部とほぼ均一化することにより、異常凸部
による斑点疵等を確実に解消できる。
【0013】このような本発明サポートロールは、めっ
きラインスピードと同調駆動回転又は、非駆動回転の双
方に適用することができる。
【0014】このように本発明によれば、サポートロー
ルの表面粗度(凹凸)により、めっき鋼帯表面の斑点疵
を発生させることなく、鋼帯とのスリップを確実に防止
し、又めっき鋼帯に付着したドロスも確実に除去でき、
かつサポートロールの寿命も大巾に向上することができ
る。
【0015】上記のごとき、本発明は、亜鉛系、アルミ
ニウム系、ターンメタル等の溶融金属めっきにおいて、
有利に適用することができる。
【0016】次に本発明の一例を図面により説明する。
図1において、鋼帯1を溶融金属めっき浴2へ導き、シ
ンクロール3、下部サポートロール4及び上部サポート
ロール4aを介して上部へ引き上げ、ノズル5によりガ
スワイプし、めっき付着量制御する。
【0017】サポートロール4,4aは、図2に示すご
とく、ロール4,4a表面粗度bをRa:2.0〜8.
0μmに形成したものを用いるものである。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を比較例とともに挙げ
る。
【0019】
【表1】
【0020】注1:溶融金属めっきは、亜鉛浴(浴温4
70℃)。 注2:サポートロール位置は、下ロールの下端とシンク
ロール上端の距離、上ロールは下ロール上端と上ロール
上端の距離、押込量は、垂直位置のめっき鋼帯に対し上
下ロール共水平方向の押込量。 注3:サポートロールは、ロール基体(ステンレス製)
の表面にWC−Co を80μm溶射被覆し、ショットブ
ラスト法により粗度を形成し、実施例2,3では、研摩
により、局部的に他の凸部より高いものを研摩し、全体
としてほぼ均一化した。実施例1は研摩せず、実施例1
は非駆動回転、実施例2,3はラインスピードに同調駆
動回転。 注4:擦り疵、斑点マーク、ドロス付着は、100t製
造したうち、成品格落なし○、発生したが格落せず△、
格落有×。 注5:サポートロール耐用日数は、ロールが摩耗し、継
続使用が不可能になった日数(品質欠陥の発生で継続使
用ができなくなった日数)。
【0021】
【発明の効果】かくすることにより、サポートロールと
めっき鋼帯の間でスリップがなく擦り疵の発生を防止で
きる。
【0022】又サポートロールの斑点マークを発生させ
ることなくめっき鋼帯を押込み形状矯正ができる。
【0023】更にサポートロールの耐久性を向上させる
ことができ、かつ、めっき鋼帯へのドロス付着による表
面性状の劣化も防止できる等の優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例を示す説明図。
【図2】本発明のサポートロールの説明図。
【符号の説明】
1…鋼帯 2…溶融金属めっき浴 3…シンクロール 4…サポートロール 5…ノズル 6…表面粗度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 幸治郎 東海市東海町5−3 新日本製鐵株式会社 名古屋製鐵所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面粗度Ra:2.0〜8.0μmのサ
    ポートロールにより、めっき浴内移動めっき鋼帯を支え
    つつ、めっきすることを特徴とする、溶融金属めっき方
    法。
  2. 【請求項2】 表面粗度Ra:2.0〜8.0μmで、
    かつ凸部高さをほぼ均一化したサポートロールにより、
    めっき鋼帯を支えることを特徴とする、請求項1記載の
    溶融金属めっき方法。
  3. 【請求項3】 Ra:2.0〜8.0μmの表面粗度を
    形成した、溶融金属めっき浴内サポートロール。
JP11134492A 1992-04-30 1992-04-30 溶融金属めっき方法及び溶融金属めっき浴内サポートロール Pending JPH05306441A (ja)

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Cited By (3)

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