JPH0530607U - 自動変速機のシフトレバー装置 - Google Patents
自動変速機のシフトレバー装置Info
- Publication number
- JPH0530607U JPH0530607U JP7927191U JP7927191U JPH0530607U JP H0530607 U JPH0530607 U JP H0530607U JP 7927191 U JP7927191 U JP 7927191U JP 7927191 U JP7927191 U JP 7927191U JP H0530607 U JPH0530607 U JP H0530607U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shift lever
- positioning groove
- guide
- guide hole
- main body
- Prior art date
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- Pending
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 加工誤差や組付誤差に影響されることなく、
ポジションピンをポジション位置に確保する。 【構成】 シフトレバー本体1内を上下動する作動ロッ
ド25と、位置決め溝33を有するポジションプレート
31と、作動ロッド25に設けられ前記シフトレバー本
体1に形成された上下に長いガイド孔29から外へ延長
突出し前記ポジションプレート31の位置決め溝33内
に臨むポジションピン21とを備え、シフト操作完了時
に、ガイド孔29と位置決め溝33とによって形成され
るガイド部37に沿って前記ポジションピン21が位置
決め溝33のポジション位置に復帰する自動変速機のシ
フトレバーにおいて、前記ガイド部37を形成するポジ
ションプレート31の位置決め溝33又はガイド孔29
の少なくともいずれか一方の壁面を削って逃げ面39を
形成し前記ポジションピン21が通るガイド部23の有
効ガイド巾を拡大したことを特徴とする。
ポジションピンをポジション位置に確保する。 【構成】 シフトレバー本体1内を上下動する作動ロッ
ド25と、位置決め溝33を有するポジションプレート
31と、作動ロッド25に設けられ前記シフトレバー本
体1に形成された上下に長いガイド孔29から外へ延長
突出し前記ポジションプレート31の位置決め溝33内
に臨むポジションピン21とを備え、シフト操作完了時
に、ガイド孔29と位置決め溝33とによって形成され
るガイド部37に沿って前記ポジションピン21が位置
決め溝33のポジション位置に復帰する自動変速機のシ
フトレバーにおいて、前記ガイド部37を形成するポジ
ションプレート31の位置決め溝33又はガイド孔29
の少なくともいずれか一方の壁面を削って逃げ面39を
形成し前記ポジションピン21が通るガイド部23の有
効ガイド巾を拡大したことを特徴とする。
Description
【0001】
この考案は、シフト操作完了時に位置決め用のポジションピンがポジション位 置へ確実に復帰できるようにした自動変速機のシフトレバー装置に関する。
【0002】
一般に自動変速機のシフトレバー装置にあっては、シフトレバー本体を前後に シフト操作させることで、動力が遮断されたニュートラルのポジションから駐車 、後退を始めとして走行の各ポジションがそれぞれ得られるようになっており、 その具体例を図6に示している。即ち、ニュートラルNから各ポジションへシフ ト操作可能なシフトレバー本体101と、シフトレバー本体101の上端部に設 けられ押圧部103を有する操作ノブ105と、前記押圧部103と連動連繋し 、シフトレバー本体101内を上下動する作動ロッド107と、溝上縁がポジシ ョン位置となる位置決め溝109を有するポジションプレート111と、作動ロ ッド107に設けられ前記シフトレバー本体101に形成された上下に長いガイ ド孔113から外へ延長突出し前記ポジションプレート111の位置決め溝10 9内に臨むポジションピン115とを備えており、例えば、駐車ポジションPへ のシフト操作完了時に、ガイド孔113と駐車ポジションの位置決め溝とによっ て形成されるガイド部117に沿って前記ポジションピン115が溝上縁となる ポジション位置に復帰する構造となっている。
【0003】
前記した如く、シフト操作完了時に、ポジションピン115は、ガイド孔11 3と駐車ポジションの位置決め溝とによって形成されるガイド部117に沿って 溝上縁となるポジション位置へ復帰するものである。この時に、例えば図6に示 すように組付け誤差、加工誤差等の影響により、ガイド孔113と駐車ポジショ ンの位置決め溝とに位置ずれが起こるとガイド部117の有効ガイド巾Dが上方 のポジション位置へ向かって順次狭くなる形状となる。加えて、シフトレバー本 体107は、カバーブーツ119によって矢印イの如くニュートラル位置へ向け 復帰しようとする付勢力が働くために、ポジションピン115は、ガイド部11 7の壁面に対して強く接触し合う結果、その摺動抵抗の影響によって途中で止ま ってしまう虞れがあった。
【0004】 ポジションピン115がガイド部117の途中で止まってしまうと、シフトレ バー本体101の位置決めが不安定になることと、また、乗員が乗り降りする際 にシフトレバー本体101に強く接触した際に、位置決め溝109のガイド端1 21が場合によっては変形する問題があった。
【0005】 そこで、この考案にあっては、ガイド孔と位置決め溝とに位置ずれが起きても 確実にガイドピンが復帰できるようにした自動変速機のシフトレバー装置を提供 することを目的としている。
【0006】
前記目的を達成するために、この考案は、ニュートラルから各ポジションへシ フト操作可能なシフトレバー本体と、シフトレバー本体の上端部に設けられ押圧 部を有する操作ノブと、前記押圧部と連動連繋し、シフトレバー本体内を上下動 する作動ロッドと、溝上縁がポジション位置となる位置決め溝を有するポジショ ンプレートと、作動ロッドに設けられ前記シフトレバー本体に形成された上下に 長いガイド孔から外へ延長突出し前記ポジションプレートの位置決め溝内に臨む ポジションピンとを備え、シフト操作完了時に、ガイド孔と位置決め溝とによっ て形成されるガイド部に沿って前記ポジションピンが位置決め溝のポジション位 置に復帰する自動変速機のシフトレバーにおいて、前記ガイド部を形成するポジ ションプレートの位置決め溝又はガイド孔の少なくともいずれか一方の壁面を削 って逃げ面を形成し前記ポジションピンが通るガイド部の有効ガイド巾を拡大し たことを特徴とする。
【0007】
【作用】 かかるシフトレバー装置によれば、ガイド孔と位置決め溝とに位置ずれが起き ても、逃げ面によってガイド部の有効ガイド巾が確保されるため、ポジションピ ンは、円滑にポジション位置へ復帰するようになる。
【0008】
以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこの考案の一実施例を詳細に説明す る。
【0009】 図中1はシフトレバー2のシフトレバー本体を示しており、シフトレバー本体 1はインジケータ本体5の天板7に形成されたガイド溝(図示していない)から 上方へ突出している。天板7から上方に突出したシフトレバー本体1の上端部に は操作ノブ9が設けられている。また、下端側となるメインシャフト11はベー スプレート13に両端支持されたレバー軸15により回転自在に装着支持されて いる。したがって、シフトレバー本体1はレバー軸15を支点として前後(図1 矢印)方向へのシフトが可能となっている。
【0010】 なお、レバー軸15に装着されたメインシャフト11にはベースプレート13 の開口13aから下方へ延長された駆動アーム17が固着され、駆動アーム17 はロッドを介して図外の自動変速機の作動レバー(いずれも図示していない)と 連動連結している。また、ベースプレート13の開口13aは、カバーブーツ1 9によって閉塞され、塵埃等が侵入しないようになっている。
【0011】 一方、シフトレバー本体1内には、外方に突出するポジションピン21が設け られ、ポジションピン21は、前記操作ノブ9に設けられた押圧部23と連動連 繋し合う作動ロッド25に支持されている。
【0012】 押圧部23は、操作ノブ9の上端部開口に上下動自在に組付けられ、内側には 作動ロッド25の上端が当接している。
【0013】 ポジションピン21は、図2に示すように作動ロッド25の下端部に設けられ たロッド保持部材27に貫通支持され、両端はシフトレバー本体1の周壁面に形 成された上下方向のガイド孔29,29を介して外部へ突出し、一端はポジショ ンプレート31の位置決め溝33内に臨んでいる。
【0014】 ロッド保持部材27は底部に設けられた付勢ばね35により上方へ向けて付勢 されている。これにより、シフトレバー本体1の内部空間に沿って配置された前 記作動ロッド25を上方へ向けて付勢している。したがって、押圧部23を付勢 ばね35のばね圧に抗して指で押圧Fすることで、作動ロッド25に下向きの動 きが得られるようになっている。
【0015】 ポジションプレート31はベースプレート13に固着されると共に、位置決め 溝33の溝上縁は、図面左側から駐車P、後退R、ニュートラルN、D、2速, 1速の走行の各ポジション位置となっている。
【0016】 一方、駐車ポジションPの位置決め溝と、ガイド孔33とによって形成される ガイド部37は、逃げ面39によってポジションピン21が通る有効ガイド巾D が拡大されている。
【0017】 即ち、図3に示すように駐車ポジションPとなる位置決め溝33のニュートラ ルN側となる後側の溝壁面をガイド孔29のガイド壁面までα分削ることで逃し 面39を形成するものである。この場合、図4に示すように、ガイド孔29の前 側となるガイド壁面をβ分削って逃し面39を形成し、ガイド部37の有効ガイ ド巾Dの拡大を図るようにすることも可能である。
【0018】 このように構成されたシフトレバー装置によれば、ニュートラルポジションN から走行の各ポジションへシフトするには、シフトレバー本体1を後方(図1に おいて右側)へ回動させることで各走行ポジションが得られるようになる。
【0019】 次に、後退R又は駐車Pへシフトするには、押圧部23を押圧Fして作動ロッ ド25を図1鎖線まで下降させてポジションピン21を押し下げることでシフト 操作が可能となる。
【0020】 このシフト操作時において、例えば、駐車ポジションPへのシフト時に、ガイ ド孔29と駐車ポジションPの位置決め溝とに組付誤差や加工誤差等による位置 ずれが起きても逃げ面39によってポジションピン21はガイド部37に沿って 円滑に復帰するようになる。
【0021】
以上、説明したように、この考案によれば、組付誤差や加工誤差に影響される ことなくガイド部によってポジションピンを円滑にガイドできる。この結果、確 実なポジション位置が得られるようになる。
【図1】この考案のシフトレバー装置を示した一部切断
側面図。
側面図。
【図2】ガイドプレートの位置決め溝内にポジションピ
ンを臨ませた状態の断面図。
ンを臨ませた状態の断面図。
【図3】逃し面を位置決め溝側に設けたガイド部の説明
図。
図。
【図4】逃し面をガイド孔側に設けたガイド部の説明
図。
図。
【図5】従来のガイド部の説明図。
【図6】従来例を示した図1と同様の切断側面図。
1 シフトレバー本体 9 操作ノブ 21 ポジションピン 23 押圧部 25 作動ロッド 29 ガイド孔 31 ポジションプレート 33 位置決め溝 37 ガイド部 39 逃げ面
Claims (1)
- 【請求項1】 ニュートラルから各ポジションへシフト
操作可能なシフトレバー本体と、シフトレバー本体の上
端部に設けられ押圧部を有する操作ノブと、前記押圧部
と連動連繋し、シフトレバー本体内を上下動する作動ロ
ッドと、溝上縁がポジション位置となる位置決め溝を有
するポジションプレートと、作動ロッドに設けられ前記
シフトレバー本体に形成された上下に長いガイド孔から
外へ延長突出し前記ポジションプレートの位置決め溝内
に臨むポジションピンとを備え、シフト操作完了時に、
ガイド孔と位置決め溝とによって形成されるガイド部に
沿って前記ポジションピンが位置決め溝のポジション位
置に復帰する自動変速機のシフトレバーにおいて、前記
ガイド部を形成するポジションプレートの位置決め溝又
はガイド孔の少なくともいずれか一方の壁面を削って逃
げ面を形成し前記ポジションピンが通るガイド部の有効
ガイド巾を拡大したことを特徴とする自動変速機のシフ
トレバー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7927191U JPH0530607U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7927191U JPH0530607U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530607U true JPH0530607U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13685203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7927191U Pending JPH0530607U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 自動変速機のシフトレバー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0530607U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6352622B2 (ja) * | 1982-03-04 | 1988-10-19 | Ube Industries | |
JPH0224156B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1990-05-28 | Matsushita Electric Works Ltd | |
JPH02261970A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-24 | Nissan Motor Co Ltd | オートマチックトランスミッションのコントロールデバイス |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP7927191U patent/JPH0530607U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6352622B2 (ja) * | 1982-03-04 | 1988-10-19 | Ube Industries | |
JPH0224156B2 (ja) * | 1986-07-18 | 1990-05-28 | Matsushita Electric Works Ltd | |
JPH02261970A (ja) * | 1989-03-31 | 1990-10-24 | Nissan Motor Co Ltd | オートマチックトランスミッションのコントロールデバイス |
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