JPH0530600Y2 - - Google Patents

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JPH0530600Y2
JPH0530600Y2 JP4360786U JP4360786U JPH0530600Y2 JP H0530600 Y2 JPH0530600 Y2 JP H0530600Y2 JP 4360786 U JP4360786 U JP 4360786U JP 4360786 U JP4360786 U JP 4360786U JP H0530600 Y2 JPH0530600 Y2 JP H0530600Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、捕捉した果菜類の柄側に突出する状
態と果菜類の導入を許容すべく退避させる状態と
に揺動自在な帯板状の第1刃体を設けると共に、
その第1刃体の長手方向にスライド移動して切断
作用する第2刃体を、前記第1刃体にスライド自
在に連結し、前記第1刃体に対する揺動操作機構
を、突出側への操作位置を捕捉した果菜類の柄の
位置に合わせて自動変更できるように設け、前記
第1刃体の揺動軸芯を中心とする円周に沿つて歯
部を備えるピニオンを設けると共に、前記第2刃
体に前記ピニオンに咬合自在で且つ刃体長手方向
に歯部を並べたギヤを備えさせ、前記ピニオンを
回転駆動する駆動装置を設けてある果菜類収穫ハ
ンドにおける柄切断カツタに関する。
〔従来の技術〕
かかる果菜類収穫ハンドにおける柄切断カツタ
は、捕捉した果菜類の柄の位置が刃体の揺動方向
に変動しても、その位置に合わせて、第1刃体及
び第2刃体を揺動させることができるようにした
ものであり、そして、ピニオンを回転駆動させる
ことによつて、第2刃体をスライド移動操作でき
るようにしたものである。
ところで、従来では、第10図に示すように第
1刃体100を突出側に操作する際にも、ピニオ
ン101とそれに対する駆動装置とを連係状態に
維持させ続けて、第1刃体100を切断用位置側
に操作するに伴つて、第2刃体102のギヤ10
3をピニオン101に咬合させながらピニオン1
01の外周に沿つて移動さるようにしていた。
ちなみに、上記従来例においては、ピニオン1
01の駆動装置として、流体圧シリンダ104に
てスライド操作されるラツク105を、ピニオン
101に咬合自在に設けてある。
但し、図中、106は第1刃体100と同様に
出退操作される柄支持部材である。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来構造によると、第1刃体の突出側への
操作位置が変更されるに伴つて、第2刃体におけ
るギヤのピニオンに咬合する位置が刃体長手方向
に変動することになる。このため、ピニオンを回
転駆動させるに伴つて第2刃体を所望のストロー
クで適切にスライド移動させるには、第2刃体に
おけるギヤの刃体長手方向に沿う長さを充分大き
くして、第2刃体におけるギヤのピニオンに咬合
する位置が変動しても、第2刃体をスライド移動
させるための充分な咬合代を備えさせる必要があ
り、その結果、第2刃体に、刃体長手方向に沿う
長さが大なるギヤを備えさせなければならない点
に起因して、全体構造が高価複雑になる不利があ
つた。
本考案は、上記実情に鑑みて為されたものであ
つて、その目的は、簡単な改造によつて、第2刃
体を所望のストロークで適切にスライド移動させ
ることができるようにしながらも、第2刃体に備
えさせるギヤの刃体長手方向に沿う長さを小さく
できるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による果菜類収穫ハンドにおける柄切断
カツタの特徴構成は、前記第1刃体を突出側に操
作する際に前記ピニオンを遊転状態に維持すべ
く、前記駆動装置を前記ピニオンとの連係を断続
できるように設けた点にあり、その作用及び効果
は次の通りである。
〔作用〕
すなわち、第1刃体を切断用位置に操作する際
には、ピニオンとそれに対する駆動装置との連係
を遮断させて、ピニオンを遊転状態に維持できる
ようにしたものであり、その結果、第1刃体の揺
動操作に伴つて、ピニオンが一体回転して、第2
刃体におけるギヤのピニオンに対する咬合位置が
変動することがなくなる。
〔考案の効果〕
従つて、第2刃体におけるギヤの刃体長手方向
に沿う長さを、第2刃体をスライド移動させるに
要する咬合式のみに基づいて設定すれば良いもの
となつて、第2刃体に備えさせるギヤの小型化を
図れるようになつた。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第7図に示すように、主としてリンゴやミカン
の収穫に利用する果実収穫装置は、ブーム1を昇
降及び旋回自在に車体2に取付け、補助ブーム3
を水平方向に揺動自在にブーム1に取付け、作業
用マニプレータ4を補助ブーム3の先端に取付け
てある。
但し、図中5はブーム昇降用シリンダ、6はブ
ーム旋回用電動モータ、7は補助ブーム揺動用電
動モータである。
前記作業用マニプレータ4は、多関節型の伸縮
アーム8と、そのアーム8の先端部に取付けた収
穫用ハンドHとからなる。前記伸縮アーム8は、
電動モータ9aにて縦軸芯X周りで旋回操作さ
れ、且つ、電動モータ9bにて水平軸芯Y周りで
揺動操作されるようになつている。但し、図中9
cは、アーム伸縮操作用の電動モータである。
前記収穫用ハンドHについて説明すれば、第3
図及び第4図に示すように、平面視U字状の基枠
10を、伸縮アーム8の先端部にボルト止着し、
その基枠10の先端部に、捕捉部ケース11をボ
ルト接続してある。
通気管12を、前記捕捉部ケース11における
筒状部11aにスライド自在に内嵌支持させ、軟
質ゴム製のバキユームパツド13を、通気管12
の先端部に外嵌着し、通気管12の基部に、通気
用の分岐管14を外嵌着し、その分岐管14に、
伸縮自在な蛇腹式ホース15を接続してあり、そ
して、第8図に示すように、その蛇腹式ホース1
4を吸気用ポンプ16に配管接続してある。又、
バキユームパツド13に果実が吸着したことを感
知する負圧センサS1を、前記分岐管14に付設し
てある。
収穫用ハンドHが収穫対象果実に接近したこと
を検出するフオトセンサS1を設けてある。つま
り、発光部、受光部等を収納するセンサ本体17
を、分岐管14内に保持させると共に、そのセン
サ本体17から繰出される投受光用の光フアイバ
ーケーブル18を、前記通気管14の内部を通し
てバキユームパツド13の内部に延出し、そし
て、その延出端を、ホルダ19にてバキユームパ
ツド13に支持させてある。
前記バキユームパツド13に吸着される状態で
捕捉された果実の果梗、いわゆる柄を切断する柄
切断カツタを設けてある。
つまり、第1図にも示すように、帯板状で半円
弧状の第1刃体21a及び帯板状で且つ半円弧状
の柄支持部材22の夫々の両端を、同軸芯周りで
捕捉部ケース11に枢着して、第1刃体21a及
び柄支持部材22夫々を、捕捉した果菜類の柄を
それらの間で支持すべく突出させる状態とそれら
の間に果菜類を導入する通路を形成すべく退避さ
せる状態とに切換えるように、出退揺動できるよ
うにしてある。又、前記第1刃体21aの長手方
向にスライド移動して切断作用する第2刃体21
bを、前記第1刃体21aにスライド移動自在に
連結して、スライド型のカツタ21を構成してあ
る。そして、刃体21a及び柄支持部材22を揺
動操作する電動モータMを設けると共に、補助刃
体21bのスライド駆動用のエアシリンダ24を
設け、もつて突出側への揺動、つまり、起立作動
に伴つて刃体21aと柄支持部材22との間に柄
を支持し、支持した柄を補助刃体21bの作動に
より切断するようにしてある。
尚、後で詳述するように、第1刃体21a及び
柄支持部材22を、差動機構25を介して電動モ
ータMに連動連結して、第1刃体21a及び柄支
持部材22のいずれかが先に柄に接当した場合に
おいて、先に接当した第1刃体21bあるいは柄
支持部材22の起立作動を停止させた状態で他方
側の柄支持部材22あるいは第1刃体21bを引
続き起立作動させることができるようにしてあ
る。つまり、第1刃体21b及び柄支持部材22
夫々の突出位置を捕捉した果実の柄の位置に合わ
せて自動変更させるようにしてある。
又、起立作動完了検出用のリミツトスイツチ
S3、及び、引退作動完了検出用のリミツトスイツ
チS4を、前記差動機構25の入力ギヤ26に付設
の突片27にて操作されるように設けてある。
前記バキユームパツド13を出退揺動するエア
シリンダ20を、捕捉部ケース11と通気管14
との間に介装してある。つまり、バキユームパツ
ド13を退避位置のカツタ21よりも対象果実側
に突出させた捕捉用位置とその位置よりもカツタ
25側に後退させた柄切断用位置とに切換えるこ
とができるようにしてある。
前記捕捉部ケース11に、左右一対のカバー2
8,28を揺動開閉自在に設けると共に、カバー
開閉操作用のエアシリンダ30を、カバー28の
操作レバー29に接続してある。
第7図に示すように、収穫対象果実を撮像する
撮像手段としてのテレビカメラS0を、前記伸縮ア
ーム8における基端側アーム8aの内部に設けて
ある。ちなみに、このテレビカメラS0の撮像範囲
を、車体2の移動、ブーム1の旋回や昇降、補助
ブーム3の水平揺動、伸縮アーム8の補助ブーム
3に対する旋回や前後揺動によつて設定すること
になる。
第8図に示すように、マイクロコンピユータを
用いて構成される制御装置31に、前記テレビカ
メラS0の撮像情報、前記フオトセンサS2の検出情
報、負圧センサS1の検出情報、起立作動完了検出
用のリミツトスイツチS3の検出情報、引退作動完
了検出用のリミツトスイツチS4の検出情報夫々を
入力し、そして、それら情報、及び、予め記憶さ
せた情報に基づいて、前記ブーム1の昇降用シリ
ンダ5の制御弁32、ブーム1の旋回用モータ6
の駆動用コントローラ33、補助ブーム3の揺動
用モータ7の駆動用コントローラ34、伸縮アー
ム8の旋回用モータ9aの駆動用コントローラ3
5、前記伸縮アーム8の揺動用電動モータ9aの
駆動用コントローラ36a、伸縮アーム8の伸縮
用電動モータ9cの駆動用コントローラ36b、
カツタ21及び柄支持部材22の起伏操作用電動
モータMの駆動用コントローラ37、バキユーム
パツド13の出退操作用エアシリンダ20に対す
る制御弁38、カツタ21の操作用エアシリンダ
24に対する制御弁39a、カバー28の開閉用
エアシリンダ30に対する制御弁39b、並び
に、バキユームパツド13の吸引作動制御用の制
御弁39cの夫々に、作動指令を出力して、前記
収穫用ハンドHを収穫対象果実に誘導すること、
及び、果実を収穫すること、夫々を自動的に行わ
せるようにしてある。
つまり、前記制御装置31にて、前記バキユー
ムパツド13の吸引口を収穫対象果実側に向ける
状態で前記収穫用ハンドHを対象果実に向けて誘
導するハンド誘導手段、及び、誘導した収穫用ハ
ンドを自動的に作動させて収穫対象果実の果梗を
切断して収穫するハンド駆動手段の夫々を構成し
てある。
次に、第9図に示すフローチヤートに基づい
て、上記各手段について説明する。
つまり、前記ビデオカメラS0により収穫対象果
実の位置する範囲の画像を取り込み、枝や葉等の
背景を除去して対象となる果実のみに対応した画
像情報を抽出すべく画像処理を行い、その抽出果
実の位置する方向を演算する。
次に、その演算された方向に基づいて、前記カ
バー28を閉じた状態で、前記バキユームパツド
13の吸引口が収穫対象果実側に向かう状態を維
持しながら前記伸縮アーム8を伸縮作動させて、
収穫用ハンドHを対象果実に向けてアプローチさ
せる。
このアプローチ作動後、前記近接センサS2の検
出情報に基づいて、ハンドHが収穫対象果実に対
して設定距離内に接近したことを判別すると、前
記バキユームパツド13の吸引作動が開始され
る。但し、アプローチ距離が設定値以上になつて
も前記近接センサS2が作動しない場合は、前記伸
縮アーム8が短縮され収穫用ハンドHをアプロー
チ開始位置まで戻してアプローチを停止する。
前記バキユームパツド13の吸引作動後に、収
穫用ハンドHを設定距離(例えば30〜50mm)だけ
収穫対象果実側へ前進移動させ、前記負圧センサ
S1の検出情報に基づいて対象果実を吸着したか否
かを判別し、所望通り吸着している場合は、前記
カバー28を開くと共に、バキユームパツド13
を引退作動させ、それと同時に収穫用ハンドHを
バキユームパツド13の出退方向に沿つて前進移
動させて収穫対象果実を前記カツタ21の作動範
囲に取り込む。但し、前記負圧センサS1が作動し
ない場合は、前記バキユームパツド13を突出さ
せると共に、その吸引作動を停止させ、更に前記
カバー28を閉じて収穫作動を中止して、前記伸
縮アーム8を短縮し、収穫用ハンドHをアプロー
チ開始位置まで戻す。
そして、収穫用ハンドH内に収穫対象果実を取
り込んだ後、前記カツタ21及び柄梗支持部材2
2を前方側に向けて起立作動させると共に、前記
起立作動完了検出用スイツチS3の検出情報に基づ
いて、その起立作動が完了したか否かを判別す
る。この起立作動が完了している場合は、前記バ
キユームパツド13の吸引作動を停止させると共
に、その状態で収穫用ハンドHを後退させて、柄
の基部側にカツタ21を位置させるようにした
後、カツタ21を作動させて柄を切断する。切断
後は直ちにバキユームパツド13の吸引作動を開
始して柄切断後の果実を再度吸着し、その後、カ
ツタ21及び柄支持部材22を前記引退作動完了
検出用スイツチS4が作動するまで倒伏作動させ
て、前記伸縮アーム8を短縮して収穫用ハンドH
をアプローチ開始位置まで戻し、バキユームパツ
ド13を突出させると共に、その吸引作動を停止
させて、収穫した果実を放出した後、前記カバー
28を閉じて、一つの果実に対する収穫作動を終
了する。但し、前記起立作動完了検出用スイツチ
S3が作動せず起立作動が完了しない場合は、枝等
の他物が挟み込まれる等のトラブル発生であると
判断させて、カツタ21及び柄支持部材22を前
記引退作動完了検出用スイツチS4が作動するまで
倒伏作動させて、前記バキユームパツド13の吸
引中止同様に前記伸縮アーム8を短縮して、収穫
用ハンドHをアプローチ開始位置まで戻して収穫
作動を中止する。
尚、上述の如く収穫対象果実の位置する方向を
演算するに一回の撮像情報に基づいて複数個の果
実が抽出された場合には、例えば下方側の果実か
ら上方側に果実を順番に収穫したり、最も大きく
見える果実つまり収穫用ハンドHに対して最も近
い位置にある果実から順番に収穫する等の順序で
作業を続行させることになる。従つて、一個の果
実に対する収穫作動が完了する毎に未収穫果実の
存否を判別し、撮像範囲に一個の果実も抽出でき
なくなるまで、上述した収穫作動を繰り返すこと
となる。
前記カツタ21の構成、並びに、刃体21a及
び柄支持部材22に対する揺動操作機構Kについ
て説明を加える。
第5図及び第6図に示すように、柄支持部材2
2の一端部が外嵌着される支持ピン40に、第1
入力用ピニオン41を取付け、その入力用ピニオ
ン41に咬合する第1ラツク42を設けてある。
前記支持ピン40に相対回転自在に外嵌される筒
部材43に、カツタ21における第1刃体21a
の一端部を外嵌着し、前記筒部材43に第2入力
用ピニオン44を外嵌着すると共に、そのピニオ
ン44に咬合する第2ラツク45を設けてある。
そして前記柄支持部材22側の第1ラツク42が
咬合する第1出力用ピニオン46、及び、前記カ
ツタ21側の第2ラツク45が咬合する第2出力
用ピニオン47の夫々を、前記差動機構25に備
えさせるようにしてある。
つまり、前記差動機構25の入力ギヤ29Aと
一体回転するデフケース48を設け、そのケース
48に支承した遊転ベベルギヤ49に咬合する一
対の第1及び第2出力用ベベルギヤ50,51を
設け、第1出力用ベベルギヤ50が外嵌着され、
且つ、第2出力用ベベルギヤ51が相対回転自在
に外嵌される支軸52に、前記第1出力用ピニオ
ン46を外嵌着し、前記第2出力用ベベルギヤ5
1に、第2出力用ピニオン47を外嵌着してあ
る。
前記カツタ21を構成するに、前記両刃体21
a,21bを、ピン53と長孔54とを用いて、
刃体長手方向に相対スライド自在に連結してあ
り、そして、各刃体21a,21bの夫々に刃体
長手方向に沿つて刃部を並設してある。
前記柄支持部材22の他端部が相対回転自在に
外嵌される支持ピン55に、カツタ駆動用ピニオ
ン56を外嵌着してある。
そして、第1図及び第2図にも示すように、第
1刃体21aを、前記ピニオン56に相対回転自
在に外嵌させると共に、第2刃体21bの端部
に、前記ピニオン56に咬合自在で且つ刃体長手
方向に歯部を並べたギヤ57を設けてある。
前記ピニオン56は、第1刃体21aの揺動軸
芯を中心とする円周に沿つて歯部を備えるもので
あり、そして、ピニオン56に咬合するラツク5
8を、ピニオン56の回転駆動装置としてのカツ
タ操作用シリンダ24に、中継部材59を用いて
接続してある。
又、前記第1刃体21aを突出側に操作する際
に前記ピニオン56を遊転状態に維持すべく、前
記シリンダ24を前記ピニオン56との連係を断
続できるように設けてある。つまり、前記シリン
ダ24にて第2刃体21bを一往復作動させるも
のであるが、初期状態において、前記ラツク58
とピニオン56とを非咬合状態に維持させるよう
にしてある。
要するに、第1刃体21aを突出側に操作する
には、シリンダ24とピニオン56との連係を遮
断して、ピニオン56を第1刃体21aの揺動に
伴つて回転させるようにしてある。
尚、非咬合状態のラツク58をピニオン56に
咬合させることを円滑に行なわせるために、ピニ
オン56の歯部のうちの、ラツク58が咬合開始
することになる範囲の歯部Wを、削り加工してあ
る。又、第1刃体21aを突出側に操作する際に
ピニオン56が固定状態にあると、第2刃体21
bがピニオン56の外周に沿つて移動する際に、
製作誤差等により、第2刃体21bのギヤ57と
ピニオン56との咬合により、第2刃体21bが
不必要にスライドされる虞れがあるが、ピニオン
56が自由回転できるため、そのようなトラブル
を招くことも抑制できる。
〔別実施例〕
本考案を実施するに、収穫用ハンドHの具体構
成、収穫用ハンドHを誘導するために備えさせる
伸縮アーム11の具体構成等、各部の構成は各種
変更できる。
また、上記実施例では果実を収穫する場合につ
いて例示したが、トマト等の野菜の収穫にも適用
できるものである。
また、カツタ25及び柄支持部材26の夫々
を、水平方向に沿う軸芯周りで揺動させるように
してもよい。
又、ピニオン56と駆動装置24とを、クラツ
チ機構を用いて断続させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る果菜類収穫ハンドにおける
柄切断カツタの実施例を示し、第1図は第2刃体
のスライド駆動構造を示す側面図、第2図はピニ
オンとラツクとの咬合部を示す側面図、第3図は
収穫用ハンドの切欠き平面図、第4図は収穫用ハ
ンドの切欠き側面図、第5図は柄切断カツタの駆
動構造を示す縦断正面図、第6図は同縦断背面
図、第7図は果実収穫機の側面図、第8図は制御
構成を示すブロツク図、第9図は制御作動を示す
フローチヤートである。第10図は従来例の側面
図である。 21a……第1刃体、21b……第2刃体、2
4……駆動装置、56……ピニオン、57……ギ
ヤ、58……ラツク、K……揺動操作機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 捕捉した果菜類の柄側に突出する状態と果菜
    類の導入を許容すべく退避させる状態とに揺動
    自在な帯板状の第1刃体21aを設けると共
    に、その第1刃体21aの長手方向にスライド
    移動して切断作用する第2刃体21bを、前記
    第1刃体21aにスライド自在に連結し、前記
    第1刃体21aに対する揺動操作機構Kを、突
    出側への操作位置を捕捉した果菜類の柄の位置
    に合わせて自動変更できるように設け、前記第
    1刃体21aの揺動軸芯を中心とする円周に沿
    つて歯部を備えるピニオン56を設けると共
    に、前記第2刃体21bに、前記ピニオン56
    に咬合自在で且つ刃体長手方向に歯部を並べた
    ギヤ57を備えさせ、前記ピニオン56を回転
    駆動する駆動装置24を設けてある果菜類収穫
    ハンドにおける柄切断カツタであつて、前記第
    1刃体21aを突出側に操作する際に前記ピニ
    オン56を遊転状態に維持すべく、前記駆動装
    置24を前記ピニオン56との連係を断続でき
    るように設けてある果菜類収穫ハンドにおける
    柄切断カツタ。 前記駆動装置24を構成するに、前記ピニオ
    ン56に咬合自在なラツク58を、非咬合状態
    に操作自在に設けてある実用新案登録請求の範
    囲第項に記載の果菜類収穫ハンドにおける柄
    切断カツタ。
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