JPH05305747A - ラスタープリンタ及びその印字位置整合方法 - Google Patents

ラスタープリンタ及びその印字位置整合方法

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JPH05305747A
JPH05305747A JP11179892A JP11179892A JPH05305747A JP H05305747 A JPH05305747 A JP H05305747A JP 11179892 A JP11179892 A JP 11179892A JP 11179892 A JP11179892 A JP 11179892A JP H05305747 A JPH05305747 A JP H05305747A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】プリンタ記録紙の送りとそれに対する印字位置
との整合を簡単に補正して且つこれを常に適正に維持す
ることのできるラスタープリンタ、及びその印字位置整
合方法を提供する。 【構成】このラスタープリンタは、ラスター印字される
記録紙を搬送するための搬送機構にエンコーダを係接さ
せ、このエンコーダを通じて記録紙の送り量をモニタし
つつ1ラスター毎の印字位置を決定する。そして、この
モニタされる記録紙1ラスター分の送り量をパルス数n
とするとき、このnの値が、記録紙の実際の送り量に対
し何ラスターに1回の割合で誤差を生じるかを求め、ラ
スター数がこの求めた値の倍数となる毎に、その誤差の
符号に応じて、上記パルス数nを±1補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ラスター方式にて記
録紙への印字を行うラスタープリンタ、及びその印字位
置整合方法に関し、特に、ラスター印字されるプリンタ
記録紙を搬送するための搬送機構にエンコーダを係接さ
せ、このエンコーダを通じてプリンタ記録紙の送り量を
モニタしつつ1ラスター毎の印字位置を決定する装置及
び方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ラスター方式にて記録紙への印字を行う
ラスタープリンタは、印字速度が速く、また画質も優れ
ているため、近年、広く普及してきているが、このラス
タープリンタには反面、記録紙の送り精度が出し難いと
いう欠点もある。
【0003】すなわちラスタープリンタにあっては、そ
の印字方式の性質上、1ラスター毎の記録紙の送りを正
確に把握しつつ、その印字位置を決定していく必要があ
るが、こうした記録紙の送りは通常、搬送ローラの記録
紙に対するグリップ力に大きく依存することから、その
実際の送り量は、これら記録紙と搬送ローラとの間の摩
擦の度合いや記録紙に加わるバックテンションの度合
い、搬送ローラ自身の熱変形、等々の影響によって変化
し易い状況にある。このため、上記1ラスターとして決
められる記録紙の送り量を正確に維持することは極めて
難しく、また、こうして記録紙の送り量に変化が来たし
た場合には、上記把握される記録紙の送り量とその印字
位置との整合がとれなくなり、ひいては印字品質も低下
する。
【0004】そこで従来は、こうした印字品質の低下を
避けるべく、上記プリンタ記録紙を搬送するための搬送
機構にエンコーダを係接させ、このエンコーダから記録
紙の送り速度に対応した周期にて出力されるパルス信号
のパルス数を計数することで該記録紙の1ラスター分の
送りを把握する方法なども採用されている。記録紙の1
ラスター分の送りを正確に把握することができれば、そ
れに基づき1ラスター毎の印字位置を決定することで、
これら記録紙の送りと印字位置との整合も良好に保たれ
る。図5に、こうしたエンコーダを用いて記録紙の送り
量をモニタする従来のラスタープリンタについて、その
概要を示す。
【0005】すなわちこの図5において、PSはプリン
タ記録紙、1はこの記録紙PSへのラスター印字を実行
する記録ヘッド、2は、記録紙PSを記録ヘッド1に押
し当てつつ、記録紙PSを図中矢印方向に搬送する搬送
ローラ(プラテンローラとしての機能を兼ね備える)、
3はこの搬送ローラ2を回転駆動せしめるモータ、4は
上記搬送ローラ2に係接されて記録紙PSの送り速度に
対応した周期を有するパルス信号を出力するエンコー
ダ、そして5は、このエンコーダ4から出力されるパル
ス信号に基づいて記録紙PSの1ラスター分の移動を検
知、把握するとともに、該パルス信号に同期して記録ヘ
ッド駆動用のドライバ回路6を起動することで、別途受
入される印字データの1ラスター分を上記記録ヘッド1
を通じて印字せしめる制御回路(CPU)である。
【0006】こうしたラスタープリンタによれば、上記
エンコーダ4から出力されるパルス信号がプリンタ記録
紙PSの実際の送り量と一致してさえいれば、同記録紙
PSの1ラスター分の送りを正確に把握することが可能
であり、また1ラスター毎の印字位置を正確に定めるこ
とも可能となる。このため通常は、上記エンコーダ4の
搬送ローラ2への係接態様、すなわち押し当て方やグリ
ップ力等の態様を調節するための図示しない係接態様補
正機構が設けられ、該補正機構を通じて、エンコーダ4
から出力されるパルス信号がプリンタ記録紙PSの実際
の送り量と一致するよう調整される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、エンコー
ダを用いて記録紙の送り量をモニタする従来のラスター
プリンタにあっては、その大前提として、エンコーダか
ら出力されるパルス信号がプリンタ記録紙の実際の送り
量と一致している必要がある。そしてそのために上記係
接補正機構が設けられている。
【0008】しかし実情としては、この係接態様補正機
構を通じてのエンコーダ係接態様の補正内容と記録紙の
送り量に関する補正値とはその相関がとり難く、たとえ
記録紙の送り量に関しての誤差を測定することができた
としても、その誤差を補正するのにどのような態様でエ
ンコーダを係接させればよいか等については適切な解を
得ることができないのが普通である。このため、該ラス
タープリンタとしての記録紙送り量を正確に把握し、こ
れを維持するためには、上述したエンコーダの搬送ロー
ラに対する係接態様の調節を何度も試行してみるしかな
く、非常な労力を必要とした。
【0009】また、こうして誤差が補正できたとして
も、上述した記録紙の送りに関与するファクタは印字を
行っていくうちに変化することも多く、このような補正
方法も結局は、プリンタ記録紙の送りとそれに対する印
字位置との整合を適正に維持し得るものではなかった。
【0010】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、上記プリンタ記録紙の送りとそれに対す
る印字位置との整合を簡単に補正して且つこれを常に適
正に維持することのできるラスタープリンタ、及びその
印字位置整合方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では基本的に、前記ラスター印字される
プリンタ記録紙を搬送するための搬送機構にエンコーダ
を係接させ、このエンコーダからプリンタ記録紙の搬送
速度に対応した周期を有して出力されるパルス信号のパ
ルス数を計数して1ラスター毎の印字位置を決定する。
【0012】そしてこの発明では、こうした前提のもと
に ( a)前記エンコーダの出力パルス数について、前記プリ
ンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nを同
定する。 ( b)所定のラスター長Rを有する画像が印字されるべき
印字データを当該ラスタープリンタにて印字し、その印
字されたラスター長R’を測定する。 ( c)演算(R’−R)/Rによって前記プリンタ記録紙
の搬送精度pを求める。 ( d)演算1/(np)によって前記エンコーダの出力パ
ルス数についての補正係数mを求める。 ( e)前記同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動
量を示すパルス数nに基づきラスター数を計数し、この
ラスター数が前記補正係数mの値の倍数に達するまでは
前記エンコーダの出力パルス数がnとなる毎に前記1ラ
スター毎の印字位置を決定し、同ラスター数が前記補正
係数mの値の倍数に達する都度、前記エンコーダの出力
パルス数が(n+1)若しくは(n−1)となることに
基づいて前記1ラスター分の印字位置を決定する。とい
った処理によって、プリンタ記録紙の送りとそれに対す
る印字位置に関しての当該ラスタープリンタ固有の、す
なわち当該ラスタープリンタが潜在的に持つ初期のずれ
を吸収するようにする。
【0013】また、この発明では更に、 ( f)当該ラスタープリンタの印字中における所定の期間
毎に、前記プリンタ記録紙の搬送量についての都度実際
の搬送量と前記ラスター長R’を測定したときの初期の
搬送量とを、前記同定されたプリンタ記録紙1ラスター
分の移動量を示すパルス数nに基づき計数されるラスタ
ー数として比較し、都度実際の搬送量に対応するラスタ
ー数をr’、ラスター長R’を測定したときの初期の搬
送量に対応するラスター数をrとするとき、演算(r’
−r)/rによって、前記プリンタ記録紙の前記所定期
間毎の搬送精度Δpを求める。 ( g)演算1/(nΔp)によって、前記エンコーダの出
力パルス数についての前記所定期間毎の補正係数Δmを
求める。 ( h)演算(1/m’)=(1/m)+(1/Δm)によ
って、前記補正係数mを、m’として補正する。といっ
た処理を実行して、プリンタ記録紙の送りに関与するフ
ァクタが、たとえ印字中に変化したとしても、上記印字
位置の補正制御がこうしたファクタの変化に自動的に追
従できるようにする。
【0014】
【作用】上記搬送機構に係接されるエンコーダからの出
力パルスが、必ずしもプリンタ記録紙の実際の送りに一
致していなかったとしても、上記( b)及び( c)のように
当該ラスタープリンタによるテスト印字を実行してその
記録紙搬送精度pを求めることで、このエンコーダ出力
パルスとプリンタ記録紙の実際の送りとの相関が明かと
なる。
【0015】上記( d)の補正係数mとは、プリンタ記録
紙1ラスター分の移動量に対しn個のパルスが同エンコ
ーダから出力される前提での、上記プリンタ記録紙の実
際の搬送量と該エンコーダを通じてモニタされる値との
偏差を吸収するための最小のラスター数、換言すれば、
出力パルス数を1だけ加算若しくは減算したときに何ラ
スター目にこの偏差が吸収されるかこの偏差を吸収し得
るラスター数であり、搬送精度pが求まることで、上記
のように演算1/(np)によって求めることができ
る。
【0016】したがって、この得られた補正係数に基づ
いて、上記( e)のように、ラスター数を計数し、この計
数値が補正係数、すなわちラスター数mの倍数に達する
都度、上記モニタされるパルス数nの値を1だけ加算若
しくは減算補正するようにすれば、プリンタ記録紙の送
りとそれに対する印字位置に関しての当該ラスタープリ
ンタ固有の、すなわち当該ラスタープリンタが潜在的に
持つ初期のずれは良好に吸収されるようにする。因み
に、上記パルス数nを(n+1)として加算補正する
か、或いは(n−1)として減算補正するかは、上記(
b)の測定の結果が延びる方向、或いは縮む方向の何れの
方向に誤差を生じているかによって適宜に選択されるも
のであり、延びる方向に誤差が生じていた場合には、こ
れを縮めるべく減算補正(n−1)が選択され、縮む方
向に誤差が生じていた場合には、これを延ばすべく加算
補正(n+1)が選択される。
【0017】また、こうした当該ラスタープリンタの初
期状態における印字位置整合補正に加えて、上記( f)及
び( g)によるように、同ラスタープリンタの印字中にお
ける所定期間毎の搬送精度Δp及び補正係数Δmを求
め、これら求められる補正係数Δmにより上記( h)に示
される態様で、先の補正係数mをその都度補正するよう
にすれば、上述のように、プリンタ記録紙の送りに関与
するファクタが印字中に変化するようなことがあって
も、上記印字位置の補正制御がこうしたファクタの変化
に自動的に追従されるようになり、ひいてはプリンタ記
録紙と印字位置との整合も常に適正に維持されるように
なる。
【0018】なお、上記( f)に示されるように、当該ラ
スタープリンタの印字中の所定期間毎に、前記プリンタ
記録紙の搬送量についての都度実際の搬送量と前記ラス
ター長R’を測定したときの初期の搬送量とを前記同定
されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパル
ス数nに基づき計数されるラスター数として比較するた
めには、例えば、上記エンコーダを第1のエンコーダと
した場合に、プリンタ記録紙に直接係接されて該記録紙
の実際の送り速度に対応した周期を有するパルス信号を
出力する第2のエンコーダを別途設けるとともに、上記
( b)の測定に併せて、この第2のエンコーダから所定の
パルス数Nが出力されるときのプリンタ記録紙の搬送ラ
スター数(同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移
動量を示すパルス数nに基づき計数される値)を上記(
a)〜( e)によって初期補正して、この補正値を上記パル
ス数Nと共に適宜に記憶しておけばよい。すなわち、印
字中に上記第2のエンコーダから出力されるパルス数が
Nになる都度、該記憶したラスター数の初期補正値を上
記ラスター数rとし、そのとき計数されたプリンタ記録
紙の実際の搬送ラスター数をr’とすることで、上記条
件のもとでのラスター数としての比較が可能となり、こ
れらラスター数r及びr’について上記演算(r’−
r)/rを実行することで、上記「所定期間毎の搬送精
度Δp」が求められるようになる。
【0019】ここで、上記所定の期間に対応する上記所
定のパルス数Nが十分に大きな値であれば、上記第2の
エンコーダ自身がそれほど高い解像度を有している必要
はなく、また上記第1のエンコーダにしろ、これが係接
される上記搬送機構がモータ回転出力を適宜に減速して
記録紙搬送系に伝達する減速手段を有している場合に
は、該第1のエンコーダ自身必ずしも高い分解能を有し
ていなくとも、プリンタ記録紙1ラスター分の送り量を
示す上記パルス数nとして、これを十分大きな値に設定
することが可能である。
【0020】また、上記プリンタ記録紙の送りとそれに
対する印字位置との関係は、これらプリンタ記録紙の送
り量(速度)とそれに対する印字タイミング(速度)と
の相対的な関係であり、上記加算若しくは減算補正した
パルス数(n±1)に基づく印字位置の決定に際して調
整の対象とする要素は、これらプリンタ記録紙の送り量
(速度)及び印字タイミング(速度)の何れであっても
よい。
【0021】
【実施例】図1に、この発明にかかるラスタープリンタ
の一実施例を示す。
【0022】この図1に示す実施例のラスタープリンタ
においても、先の図5に示した従来のプリンタと同様、
PSはプリンタ記録紙を示し、1はこの記録紙PSへの
ラスター印字を実行する記録ヘッドを示し、2は、記録
紙PSを記録ヘッド1に押し当てつつ、該記録紙PSを
図中矢印方向に搬送する搬送ローラ(プラテンローラと
しての機能を兼ね備える)を示し、3はこの搬送ローラ
2を回転駆動せしめるためのモータ(パルスモータ)を
示す。
【0023】ただしこの実施例においては、同図1に示
されるように、プリンタ記録紙搬送機構として減速機1
1を有し、上記搬送ローラ2は、モータ3からの回転出
力がこの減速機11によって所定に減速された回転速度
に基づいて駆動されるものとしている。
【0024】また、同図1に示すこの実施例において、
12は、上記モータ3に係接されてその回転速度に対応
した周期を有するパルス信号を出力する第1エンコー
ダ、13は、上記搬送される記録紙PSに直接係接され
てその搬送速度に対応した周期を有するパルス信号を出
力する第2エンコーダ、13Rは、この第2エンコーダ
13の上記記録紙PSへの係接を補助する補助ローラ、
14は、後述するラスター信号RSTに基づいて該ラス
タープリンタの印字ラスター数(記録紙PSの搬送ラス
ター数)を計数する第1カウンタ、15は、上記第2エ
ンコーダ12から出力されるパルス信号のパルス数を計
数する第2カウンタ、16は、これらカウンタ14及び
15の計数動作を制御するとともに、これらカウンタか
ら取り込む計数値に応じて該実施例ラスタープリンタ全
体を統括的に制御する制御回路(CPU)、17は、当
該ラスタープリンタ固有の定数として、上記第2エンコ
ーダ13による記録紙PSの搬送量検出条件が書き込ま
れる不揮発性のメモリ、18は、記録紙PSの搬送量に
関する2つの値に基づいて当該ラスタープリンタの記録
紙PSの搬送精度を演算する搬送精度演算回路、19
は、この演算された搬送精度に基づいて上記第1エンコ
ーダ11から出力されるパルス信号についての補正係数
mを演算する補正係数演算回路、20は、上記第1エン
コーダ12から出力されるパルス信号及びこの演算され
た補正係数に基づいて、記録紙PSの1ラスター分の移
動を示すラスター信号RSTを形成するラスター信号形
成回路、そして21は、制御回路16の制御に基づき上
記記録ヘッド1を印字駆動せしめるヘッド用ドライバ回
路であり、以下、これら要素の主なものについて、その
具体的な機能、並びに構成を順次詳述する。
【0025】まず、この実施例での設定として、上記減
速機11の配設により、第1エンコーダ12からは、記
録紙PSの1ラスター分の送りに対してn個のパルス信
号が出力されるものとする。以下では便宜上、この第1
エンコーダ12による記録紙PSの1ラスター分の送り
量を示すパルス数nが「20」であるとする。すなわ
ち、第1エンコーダ12自身の分解能はそれほど高くな
くとも、減速機11の配設並びにその減速度合いの設定
により、十分に高い解像度をもって、記録紙PSの搬送
をモニタすることができるようになっている。
【0026】他方、第2エンコーダ13も、それ自身は
特に高い分解能をもっている必要はなく、例えば、記録
紙PSの10ラスターの移動につき1個のパルスを出力
する程度の比較的低い分解能のエンコーダで十分であ
る。
【0027】また、搬送精度演算回路18は、制御回路
(CPU)16から与えられる記録紙PSの搬送量に関
する2つの値、すなわち記録紙PSの目標とされる搬送
速度でのラスター数r(若しくはラスター長R)と同記
録紙PSの実際の搬送速度でのラスター数r’(若しく
はラスター長R’)とに基づき、演算 (r’−r)/r …(1) を実行して、記録紙PSの搬送精度pを求める回路であ
る。そしてこの演算回路18では、同図1に示されるよ
うに、その演算結果pの符号(+/−)については、こ
れを符号情報SNとして制御回路(CPU)16に送出
し、同演算結果pの絶対値のみを、次の補正係数演算回
路19に対し出力する。
【0028】補正係数演算回路19は、この与えられた
搬送精度pと第1エンコーダ12の記録紙PSの1ラス
ター分の移動に対応して設定された解像度、すなわち上
記パルス数n(=20)とに基づき、演算 1/(np) …(2) を基本的に実行して、第1エンコーダ12から得られる
解像度を前提とした記録紙PSの実際の搬送量と目標と
される搬送量との偏差を吸収するための最小のラスター
数を、その補正係数mとして求める回路である。この補
正係数mは換言すれば、上記第1エンコーダ12の出力
パルス数を1だけ補正したときに、何ラスター目にこの
偏差が吸収されるか、この偏差を吸収し得るラスター数
であるともいえる。こうして得られた補正係数mは、次
のラスター信号形成回路20に対して出力される。
【0029】ラスター信号形成回路20は、上記第1エ
ンコーダ12からモニタ出力されるパルス信号とその記
録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数として設定さ
れた上記パルス数n(=20)とに基づきラスター数を
計数し、該計数値が上記与えられた補正係数mの値に達
する都度、このパルス数nの値を1だけ加算若しくは減
算補正しつつ、これらパルス数n及び補正数(n±1)
に基づいて、記録紙PSが1ラスター分移動したことを
示すラスター信号RSTを形成する回路である。なおこ
の際、上記パルス数nを加算補正するか減算補正するか
は、記録紙PSの実際の搬送量がその目標とされる搬送
量に対してどの様な誤差を生じているかによって適宜選
択されるものであり、その選択指示は、制御回路(CP
U)16から、信号U/Dを通じて与えられる。図2
に、このラスター信号形成回路20の具体例を示す。
【0030】すなわちこの図2に示すラスター信号形成
回路20において、201は、制御回路21から与えら
れる上記パルス数nを受入してこれを上記信号U/Dに
基づきアップカウント若しくはダウンカウントするアッ
プ/ダウンカウンタであり、202は、このアップ/ダ
ウンカウンタ201の出力を受入して該出力値を上記第
1エンコーダ12からの出力パルスに基づき計数し、そ
の計数終了信号(桁上がり信号)を上記ラスター信号R
STとして出力するカウンタであり、203は、上記補
正係数演算回路19から与えられる補正係数mを受入し
て該係数mの値をこのカウンタ202から出力されるラ
スター信号RSTに基づき(正確にはこのラスター信号
RSTが能動である期間の上記第1エンコーダ12から
の出力パルスに基づき)計数し、この計数値が補正係数
mの値に達する都度、上記アップ/ダウンカウンタ20
1カウント動作を能動とするカウンタであり、そして2
04は、このラスター信号形成回路20の動作中におい
てアップ/ダウンカウンタ201が上記パルス数nを読
み込むタイミングを、上記カウンタ202がこのアップ
/ダウンカウンタ201からの計数出力を読み込むタイ
ミングよりも遅らせる制御を行うD型フリップフロップ
である。
【0031】ここで、アップ/ダウンカウンタ201
は、その端子U/Dに加えられる上記信号U/Dの論理
内容「1」または「0」に応じて、そのアップカウント
動作とダウンカウント動作とが切替え設定されるもので
あり、フリップフロップ204の出力に基づいて上記パ
ルス数nを読み込んだ後、そのカウントイネーブル端子
(/CTEN)に能動信号が加えられている間だけ、す
なわちカウンタ203が上記補正係数mについての計数
終了信号(桁上り信号)を出力している間だけ、インバ
ータINVを介して加えられる上記第1エンコーダ12
からの出パルスに基づいてその設定されたアップカウン
ト動作若しくはダウンカウント動作を実行する。したが
って、上記ラスター信号RSTを形成出力するカウンタ
202は、通常はこのアップ/ダウンカウンタ201が
読み込んで未計数出力する値nをそのまま取り込んで、
これを上記第1エンコーダ12からの出力パルスに基づ
き計数し、その出力するラスター信号RSTの数が上記
値mに達するときのみ、同アップ/ダウンカウンタ20
1によってアップカウント若しくはダウンカウントされ
た値(n±1)を取り込んで、これを同第1エンコーダ
12からの出力パルスに基づき計数することとなる。図
3に、こうしたラスター信号形成回路20の動作につい
て、その一例をタイミングチャートとして示す。
【0032】すなわちこの図3において、(a)は、当
該ラスタープリンタの起動時に制御回路(CPU)21
からこのラスター信号形成回路20に対して与えられる
初期ロード信号LDを示し、(b)は、同じく制御回路
21から上記アップ/ダウンカウンタ201に対して与
えられるアップ/ダウン制御信号U/Dを示し、(c)
は、このラスター信号形成回路20のいわば動作クロッ
クとして機能する上記第1エンコーダ12からの出力パ
ルス(便宜上これを信号CLKとする)を示し、(d)
は、アップ/ダウンカウンタ201による上記値nのロ
ード(読み込み)イネーブルを示し、(e)は、カウン
タ202による計数出力、すなわちこのラスター信号形
成回路20からラスター信号RSTとして出力され、且
つカウンタ203及びフリップフロップ204を能動と
する信号を示し、(f)は、カウンタ203による計数
出力を示し、そして(g)は、このカウンタ203の計
数出力に基づく上記アップ/ダウンカウンタ201のカ
ウントイネーブル入力を示している。なおこの図3にお
いては、図示の都合上、上記値n(記録紙1ラスター分
の送り量を示すパルス数)と上記値m(補正係数、すな
わち補正が実行されるラスター数)とが共に「4」であ
るとしている。またこの図3の例では、(b)に示すア
ップ/ダウン制御信号U/Dが論理「0」となっている
ことによって、アップ/ダウンカウンタ201はダウン
カウント(n−1)を専ら実行するとする。
【0033】さて、この図3(c)の信号CLKに付記
するAはアップ/ダウンカウンタ201が上記値nを実
際にロードするタイミング、Bはカウンタ202がこの
アップ/ダウンカウンタ201の未計数出力nをロード
するタイミング、Cはアップ/ダウンカウンタ201が
ダウンカウント(n−1)を実行するタイミング、Dは
このダウンカウントされた値(n−1)をカウンタ20
2がロードするタイミング、をそれぞれ示しており、こ
のラスター信号形成回路20では、上記初期ロード信号
LDの印加に基づき、以下に列記する態様でそのラスタ
ー信号形成動作を実行する。
【0034】( 1)初期ロード信号LDが能動となってい
る期間、アップ/ダウンカウンタ201及びカウンタ2
02は、共にそのロード動作を繰り返す。
【0035】( 2)該初期ロード信号LDが途絶える直前
にロードした値n(「4」)に基づきカウンタ202が
その計数動作を開始する。なお、カウンタ202は実際
には、この値nとして「−4」をロードしてこれを順次
「−3」、「−2」、「−1」と計数し、この「−1」
を計数したところで1つのラスター信号RSTを出力す
る(図3(e)参照)。なおこの間、アップ/ダウンカ
ウンタ201による値nのロードも繰り返し実行される
(図3(d)参照)。
【0036】( 3)カウンタ203は、こうして出力され
るラスター信号RSTを計数しつつ、その数が値m
(「4」)となったところで、計数終了(桁上がり)信
号を出力する(図3(f)参照)。
【0037】( 4)このカウンタ203の出力によってア
ップ/ダウンカウンタ201がカウントイネーブルとな
り、その期間に印加されるインバータINVの出力(信
号CLKの論理反転信号)の立ち上がりタイミングに同
期して値nのダウンカウント(n−1)を実行する(図
3(g)及び(c)のCタイミング参照)。
【0038】( 5)カウンタ202は、この直後に、上記
ダウンカウント値(n−1)をロードして(図3(c)
のDタイミング参照)その計数を開始する。すなわち実
際には、「−3」をロードしてこれを順次「−2」、
「−1」と計数し、この「−1」を計数したところで1
つのラスター信号RSTを出力する(図3(e)参
照)。
【0039】( 6)この間(カウンタ202がダウンカウ
ント値(n−1)をロードした直後)、アップ/ダウン
カウンタ201では新たに値nをロードする(図3
(d)及び(c)のAタイミング参照)。
【0040】( 7)カウンタ202は、このアップ/ダウ
ンカウンタ201にセットされた値nをロードしてその
計数を再開し、計数nが終了される都度、ラスター信号
RSTを出力する。
【0041】( 8)以下、上記( 3)〜( 7)を繰り返し実行
する。
【0042】こうして、このラスター信号形成回路20
からは、上記カウンタ203を通じて計数されるラスタ
ー数が値mに達するまでは、上記第1エンコーダ12の
出力パルス数が値nとなる毎に、また同カウンタ203
を通じて計数されるラスター数が値mとなったときには
同第1エンコーダ12の出力パルス数が値(n−1)と
なったときに、それぞれラスター信号RSTが出力され
るようになる。そして、こうして形成され、出力される
ラスター信号RSTが、第1カウンタ14により計数さ
れ、また制御回路(CPU)16に加えられることとな
る。
【0043】次に、この実施例によるラスタープリンタ
全体としての動作、並びにその印字位置整合方法につい
て、具体例をもとに更に詳述する。
【0044】この実施例によるラスタープリンタでは、
その出荷等に際しての調整時に、上記記録紙PSの送り
とそれに対する印字位置に関しての該ラスタープリンタ
固有の、すなわち当該ラスタープリンタが潜在的に持つ
初期のずれを吸収する補正(以下これを「初期補正」と
いう)を行い、更にその印字中にも、この初期補正した
条件を基準として、同記録紙PSの送りとそれに対する
印字位置に関して経時的に発生するずれを吸収する補正
(以下これを「印字中の動的補正」という)を行って、
プリンタ記録紙の送りに関与するファクタが、たとえ印
字中に変化したとしても、印字位置の補正制御がこうし
たファクタの変化に自動的に追従できるようにしてい
る。因みに、「初期補正」とは、記録紙PSの搬送量に
ついての主に上記第2エンコーダ13によるモニタ量を
正規化するための補正であり、また「印字中の動的補
正」とは、この第2エンコーダ13によるモニタ量を基
準とした同記録紙PSの搬送量についての主に上記第1
エンコーダ12によるモニタ量を正規化するための補正
である。
【0045】はじめに、上記「初期補正」について、そ
の具体的な手順を説明する。
【0046】この「初期補正」ではまず、上記補正係数
mを無限大に設定するなど、少なくともラスター信号形
成回路20において上述した(n±1)補正が実行され
ない状態に設定した上で、所定のラスター長Rを有する
画像が印字されるべき印字データを当該ラスタープリン
タにてテスト印字し、その印字されたラスター長R’を
高精度スケールを用いて測定する。
【0047】またこのとき、第2エンコーダ13から出
力されるパルスの数を計数する上記第2カウンタ15に
よる計数値とラスター信号RSTに基づきラスター数を
計数する上記第1カウンタ14による計数値との関係も
併せて採取する。この関係は第2エンコーダ13自身の
分解能に依存するものであり、ここでは例えば、記録紙
PSの「2000」ラスターの移動につき「200」個
のパルスが第2エンコーダ13から出力されるものとす
る。すなわち、補正が行われていない状態では、第2カ
ウンタ15の計数値が「200」となるときの第1カウ
ンタ14の計数値は「2000」である。なお、ここで
採取される第2カウンタ15の計数値は、後述する「印
字中の動的補正」に際しての補正値再設定周期Nとして
用いられるものであり、通常はここでの例のように、
「200」程度の十分大きな値が採用される。またこれ
によって前述したように、第2エンコーダ13として比
較的低い分解能のエンコーダを用いても、十分に高い精
度で、記録紙PSの搬送量をモニタすることができるよ
うになっている。
【0048】さて、上記テスト印字でのスケールを用い
た測定の結果、上記所定のラスター長Rとして例えば
「1000」mmに印字されるべき画像が、実際に印字さ
れたラスター長R’は「1001」mmになっていたとす
ると、これらの値「R=1000」及び「R’=100
1」が、図示しない適宜の入力装置を通じて制御回路
(CPU)16に置数入力される。
【0049】これにより制御回路16では、この入力さ
れた値「R=1000」及び「R’=1001」を搬送
精度演算回路18に与え、該演算回路18を通じて前記
(1)式に基づく搬送精度pの導出演算を実行する。す
なわちこの場合、 p=(1001−1000)/1000=1/1000 として、上記テスト印字での搬送精度pが求められる。
そして、この求められた搬送精度pは更に、次の補正係
数演算回路19に与えられ、該演算回路19を通じて、
前記(2)式に基づく補正係数mの導出演算が実行され
る。すなわち、 m=1/(20×(1/1000))=50 として、補正係数m=50が求められる。この求められ
た補正係数の値は、補正係数演算回路19内のレジスタ
に適宜登録され、この登録された補正係数mが、前述し
たように、第1エンコーダ12から得られる解像度を前
提とした記録紙PSの実際の搬送量と目標とされる搬送
量との偏差を吸収するための最小のラスター数を示す値
として、ラスター信号形成回路20に入力される。なお
このとき、制御回路16からこのラスター信号形成回路
20に対して与えられる前記アップ/ダウン制御信号U
/Dは、上記延びて印字される画像を縮めるべくその論
理値が「0」となって、このラスター信号形成回路20
に減算補正(n−1)を要求する。
【0050】これにより、ラスター信号形成回路20か
らは、そのラスター信号RSTとして、 ・計数されるラスター数が「50(=m)」となるまで
は、第1エンコーダ12から出力されるパルス数が「2
0(=n)」となる毎に能動となり、 ・計数されるラスター数が「50(=m)」となる毎
に、第1エンコーダ12から出力されるパルス数が「1
9(=n−1)」となったところで能動となる信号が出
力されることとなり、制御回路16ではこれを受けて、
このラスター信号RSTに同期するよう記録ヘッド駆動
用のドライバ回路22を起動し、これによって、別途受
入される印字データの1ラスター分ずつを前記記録ヘッ
ド1を通じて印字せしめるようになる。
【0051】こうした「初期補正」によって、プリンタ
記録紙の送りとそれに対する印字位置に関しての当該ラ
スタープリンタ固有の、すなわち当該ラスタープリンタ
が潜在的に持つ初期のずれは良好に吸収されるようにな
る。
【0052】また、この「初期補正」の際、制御回路1
6では併せて、次に説明する「印字中の動的補正」での
補正値再設定周期Nとして設定される第2カウンタ15
の計数値「200」とともに、上記「1000」mmに印
字されるべき画像とその測定の結果である「1001」
mmとの比に対応して補正されるべきラスター数「199
8」をメモリ17に格納する。
【0053】なお、この「初期補正」での上記搬送精度
pや補正係数mの演算、更には上記補正値再設定周期N
として設定される第2カウンタ15の計数値(「20
0」)において補正されるべきラスター数(「199
8」)の導出等は、手計算によって行ってもよく、この
場合には、この手計算された値が、適宜の入力手段を介
して補正係数演算回路19やメモリ17に登録されるも
のとする。
【0054】次に、この実施例ラスタープリンタにおけ
る「印字中の動的補正」について、その具体的な手順を
説明する。
【0055】図4は、この「印字中の動的補正」での制
御回路16の動作例を示したものであり、以下では、こ
の図4を併せ参照して、該実施例ラスタープリンタの
「印字中の動的補正」にかかる動作、並びにその印字位
置整合方法を説明する。
【0056】いま、上述した「初期補正」を終えて、メ
モリ17には、補正値再設定周期Nとして設定された第
2カウンタ15の計数値「200」、及び該計数値「2
00」において初期補正されるラスター数「1998」
が格納されており、また補正係数演算回路19には、上
記導出された補正係数「m=50」が登録されていると
する。
【0057】こうした前提のもとで、該ラスタープリン
タの電源が投入され、印字が開始されたとすると、制御
回路(CPU)16では、第1及び第2カウンタ14及
び15を共に一旦クリアした後、以下に列記する態様
で、この「印字中の動的補正」にかかる処理を実行す
る。
【0058】( 1)記録紙PSの搬送に伴って更新される
第2カウンタ15の計数値を監視し、この計数値が、上
記メモリ17に格納されている値「200」に達するま
では、補正係数演算回路19に登録されている補正係数
「m=50」に基づき初期補正される上述したラスター
信号RSTに応じて、これに同期するよう、記録ヘッド
駆動用のドライバ回路22を起動し、これによって、受
入される印字データの1ラスター分ずつを記録ヘッド1
を通じて印字する(図4ステップS1参照)。
【0059】( 2)上記第2カウンタ15の計数値が「2
00」に達した時点で(図4ステップS2参照)、第1
カウンタ14によるラスター数についての計数値を読み
込み、この計数値を、上記メモリ17に記憶されている
ラスター数「1998」と比較する(図4ステップS3
参照)。
【0060】( 3)この比較の結果、上記第1カウンタ1
4による計数値が、メモリ17に記憶されているラスタ
ー数「1998」に一致していれば(図4ステップS4
参照)、該時点では記録紙PSの送りとそれに対する印
字位置との整合が保たれているものと判断して、第1及
び第2カウンタ14及び15を共にクリアした上で(図
4ステップS5参照)、上記( 1)以降の処理を繰り返
す。
【0061】( 4)上記比較の結果(図4ステップS4参
照)、第1カウンタ14による計数値が、メモリ17に
記憶されているラスター数「1998」に一致しなかっ
た場合には、該メモリ17に記憶されているラスター数
「1998」をrとして、また第1カウンタ14による
計数値をr’として、これら2つの値を搬送精度演算回
路18に与えて該演算回路18を起動し、補正処理を開
始する(図4ステップS6参照)。
【0062】ここで、上記第1カウンタ14による計数
値r’が「1997」であったとすると、搬送精度演算
回路18では、先の(1)式に基づき、演算 (1997−1998)/1998=−1/1998 を実行して、当該補正値再設定周期Nに対応した期間で
の搬送精度Δpを求め、この求めた搬送精度Δpを補正
係数演算回路19に対し伝達する。なお、初期補正ラス
ター数「1998」に対するこの第1カウンタ14によ
る計数値「1997」とは、第2エンコーダ13による
モニタ量を基準とした第1エンコーダ12によるモニタ
量に対応した値であって、この値が「1998」よりも
小さくなる場合、すなわち上記搬送精度Δpの符号が負
(−)になる場合とは、上記「初期補正」での例と同
様、延びる方向にずれが生じていることに相当する。し
たがってこの場合、この搬送精度演算回路18から制御
回路16にフィードバックされる「負(−)」を示す符
号情報SNは、該制御回路16に対して、前記アップ/
ダウン制御信号U/Dの論理値を「0」、すなわちラス
ター信号形成回路20に対して減算補正を指示するよう
促すべく作用する。
【0063】また、上記搬送精度Δpが伝達された補正
係数演算回路19では、このΔpの値(絶対値)に基づ
く先の(2)式の演算を実行して、 1/(20×(1/1998))=99.9≒100 として、当該補正値再設定周期Nに対応した期間での補
正係数Δmを得、この得た補正係数Δmに基づいて、前
記登録されている補正係数m(=50)を補正する。す
なわち、この補正される新たな補正係数をm’とすると
き、更に演算 (1/m’)=(1/m)+(1/Δm) …(3) を実行して、該新たな補正係数m’を m’=33.3≒33 として得、この得た補正係数m’を新たにラスター信号
形成回路20に与えることとなる。これによりラスター
信号形成回路20からは、その形成されるラスター信号
RSTとして、 ・計数されるラスター数が「33(=m’)」となるま
では、第1エンコーダ12から出力されるパルス数が
「20(=n)」となる毎に能動となり、 ・計数されるラスター数が「33(=m’)」となる毎
に、第1エンコーダ12から出力されるパルス数が「1
9(=n−1)」となったところで能動となる信号が出
力されるようになる。
【0064】( 5)さて、こうした補正処理の結果、新た
なラスター信号RSTが入力される制御回路16では、
上記( 3)の処理と同様、第1及び第2カウンタ14及び
15を共にクリアした上で(図4ステップS5参照)、
上記( 1)の処理と同様、記録紙PSの搬送に伴って更新
される第2カウンタ15の計数値の監視を再開し、この
計数値が、再び上記メモリ17に格納されている値「2
00」に達するまでは、この新たに入力されるラスター
信号RSTに応じて、これに同期するよう、記録ヘッド
駆動用のドライバ回路22を起動し、これによって、当
該印字データの1ラスター分ずつを記録ヘッド1を通じ
て印字する(図4ステップS1)。
【0065】以上の処理が、同図4に示されるように、
以後、同様に繰り返される。そしてこれにより、プリン
タ記録紙の送りに関与するファクタが、たとえ印字中に
変化するようなことがあっても、制御回路(CPU)1
6を通じた上記印字位置の補正制御が、こうしたファク
タの変化に自動的に追従できるようになる。
【0066】このように、この実施例によるラスタープ
リンタによれば、「初期補正」として、プリンタ記録紙
の送りとそれに対する印字位置に関しての当該ラスター
プリンタ固有の初期的なずれを予め吸収し、更に「印字
中の動的補正」として、同プリンタ記録紙の送りとそれ
に対する印字位置に関しての経時的なずれをも、その印
字の実行に伴って自動的に吸収するようにしたことか
ら、これらプリンタ記録紙の送りとそれに対する印字位
置との整合を、如何なる場合も常に適正に維持すること
ができるようになる。
【0067】なお、この実施例においては、記録紙PS
の送り量(速度)についてはこれをそのまま維持し、記
録ヘッド1の印字タイミングを調整することで記録紙P
Sの送りとそれに対する印字位置との整合を図るように
したが、該記録紙の送りとそれに対する印字位置との関
係は、これら記録紙PSの送り量(速度)とそれに対す
る印字タイミング(速度)との相対的な関係であり、上
記形成されるラスター信号RSTに基づく印字位置の決
定に際して調整の対象とする要素は、モータ3を通じて
制御される上記記録紙PSの送り量(速度)であっても
よい。すなわち、印字タイミングについてはこれを保持
し、図1に破線にて示すモータ駆動用のドライバ回路を
上記形成されるラスター信号RSTに基づき制御するよ
うにして、記録紙PSの送り量(速度)を調整するよう
にしてもよい。
【0068】また、上記実施例においては、説明の便宜
上、搬送精度演算回路18や補正係数演算回路19をは
じめ、カウンタ14及び15、メモリ17等を制御回路
(CPU)16とは別に構成したが、これら各回路を含
むかたちで制御回路(CPU)を構成するようにしても
勿論よい。また、特に搬送精度演算回路18や補正係数
演算回路19については、その上記(1)式や(2)
式、更には(3)式に示される演算アルゴリズムをRO
Mテーブル化することも可能である。
【0069】また、ラスター信号形成回路20について
も、その図2に示した構成は一例にすぎず、上記と同等
の機能さえ実現できるものであれば、他の回路構成に
て、或いはその一部若しくはほとんどの部分を上記アル
ゴリズムに基づきソフトウェア化したファームウェアと
して、これを実現するようにしてもよい。
【0070】ところで、上記の実施例では、「初期補
正」と「印字中の動的補正」とを共に実現できるかたち
でラスタープリンタを構成したが、「初期補正」のみが
実現される構成であっても、図5に示されるような従来
のラスタープリンタに比べて、十分に精度の高い印字位
置補正を、しかも容易に実現することができる。
【0071】すなわちこの場合、第2エンコーダ13を
はじめ、カウンタ14及び15、メモリ17等は割愛で
きる構成となる。
【0072】またこの場合、ラスター信号形成回路20
に外部入力される上記補正係数mの値自体、その補正さ
れる記録紙の送りとそれに対する印字位置との関係に直
接に相関するものであることから、たとえこの値mを試
行的に設定しつつ、その補正される度合いを見ていくに
しても、従来のように搬送ローラに対するエンコーダの
係接態様を調節する場合に比べれば、遥かに効率のよい
補正が可能である。
【0073】また、この発明にかかるラスタープリンタ
は、前記印字データとしてベクトルデータを入力し、そ
れをラスターデータに変換して印字するタイプのプリン
タについても同様に適用することができる。
【0074】すなわちこうしたタイプのラスタープリン
タにあっては、上記制御回路(CPU)に印字データと
して入力されるデータがベクトルデータである場合には
確かに、印字位置若しくは記録紙の送り量に関して測定
される誤差を予め該制御回路に入力しておき、ラスター
データへの変換時に、この誤差の値をもとにデータの間
引き或いは追加を行うことで、その印字される結果が入
力されたベクトルデータに一致するよう補正することも
可能ではあるが、この印字データとして入力されるデー
タが、例えばイメージスキャナなどによる読取データ
や、そのホストとなるコンピュータにおいて予めラスタ
ー化されたデータであるような場合には、こうした補正
も叶わない。
【0075】この点、この発明にかかるラスタープリン
タによれば、その入力される印字データが如何なる形式
のデータであれ、記録紙とそれに対する印字位置との整
合を適正に保ち、また調整して、その理想とされる印字
結果を得ることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、プリンタ記録紙の送りとそれに対する印字位置との
整合を簡単かつ確実に補正することができるようにな
る。
【0077】また特に、「印字中の動的補正」を併用す
るようにすれば、同プリンタ記録紙の送りとそれに対す
る印字位置に関しての経時的なずれをも、その印字の実
行に伴って自動的に吸収して、これらプリンタ記録紙の
送りとそれに対する印字位置との整合を、如何なる場合
も常に適正に維持することができるようになる。
【0078】しかも、ここでプリンタ記録紙の送りをモ
ニタするために用いられるエンコーダは、分解能の低い
安価なもので十分である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるラスタープリンタの一実施例
についてその構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示されるラスター信号形成回路について
その具体例を示すブロック図である。
【図3】図2に示されるラスター信号形成回路の動作例
を示すタイミングチャートである。
【図4】図1に示される制御回路(CPU)についてそ
の動作例を示すフローチャートである。
【図5】エンコーダを用いてプリンタ記録紙の送り量を
モニタする従来のラスタープリンタについてその構成例
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、2…搬送ローラ(プラテンローラ)、
3…モータ、11…減速機、12、13…エンコーダ、
14、15…カウンタ、16…制御回路(CPU)、1
7…不揮発性メモリ、18…搬送精度演算回路、19…
補正係数演算回路、20…ラスター信号形成回路、21
…記録ヘッド用ドライバ回路、PS…プリンタ記録紙。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラスター印字されるプリンタ記録紙を搬送
    するための搬送機構に係接されて、プリンタ記録紙の該
    搬送機構による搬送速度に対応した周期を有するパルス
    信号を出力する第1のエンコーダと、 前記プリンタ記録紙に直接係接されて、該記録紙の実際
    の送り速度に対応した周期を有するパルス信号を出力す
    る第2のエンコーダと、 前記第1のエンコーダの出力パルスについて予め同定さ
    れたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス
    数nに基づきこの搬送されるプリンタ記録紙のラスター
    数を計数する第1の計数手段と、 前記第2のエンコーダの出力パルスについてそのパルス
    数を計数する第2の計数手段と、 同第2のエンコーダの出力パルスについてその前記第2
    の計数手段による所定の計数値Nに対応する前記プリン
    タ記録紙の搬送ラスター数Rが予め記憶された記憶手段
    と、 前記第2の計数手段の計数値が前記記憶された所定の計
    数値Nに達する都度、前記第1の計数手段の計数値R’
    を取り込んで、該値R’と前記記憶された搬送ラスター
    数Rとの偏差に基づき前記第1のエンコーダから出力さ
    れるパルス信号の精度を演算する第1の演算手段と、 この演算されたパルス信号精度に前記同定されたプリン
    タ記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nを乗じ
    た値の逆数として、前記第1のエンコーダから出力され
    るパルス信号に対する補正係数を演算する第2の演算手
    段と、 該同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を示
    すパルス数nに基づき前記プリンタ記録紙の搬送ラスタ
    ー数を別途計数し、該計数値が前記補正係数値に達する
    都度、この同定されたパルス数nの値を1だけ加算若し
    くは減算補正しつつ、これらパルス数n及び(n±1)
    に基づいてプリンタ記録紙が1ラスター分移動したこと
    を示すラスター信号を形成するラスター信号形成手段
    と、 この形成されたラスター信号に基づいてプリンタ記録紙
    と該プリンタ記録紙に対する印字位置との相対的な位置
    関係を制御する制御手段と、 を具えるラスタープリンタ。
  2. 【請求項2】前記搬送機構は、パルスモータと、このパ
    ルスモータの回転出力の減速出力を得る減速手段と、こ
    の減速手段の出力に基づき前記プリンタ記録紙を搬送す
    るローラ手段とを具え、前記第1のエンコーダは、前記
    パルスモータの回転軸に係接される請求項1記載のラス
    タープリンタ。
  3. 【請求項3】前記記憶手段に記憶されるプリンタ記録紙
    の搬送ラスター数Rは、当該ラスタープリンタの実際の
    テスト印字に基づき、前記第2のエンコーダから出力さ
    れるパルス信号についての誤差が予め吸収された値であ
    る請求項1記載のラスタープリンタ。
  4. 【請求項4】前記第2の演算手段は、前記パルス信号精
    度が演算される都度、同パルス信号精度についてのそれ
    までの値に新たに演算された値を加えた値に基づいて、
    前記補正係数を演算する請求項3記載のラスタープリン
    タ。
  5. 【請求項5】前記ラスター信号形成手段は、前記パルス
    数nを受入してこれをアップカウント若しくはダウンカ
    ウントするアップ/ダウンカウンタと、該アップ/ダウ
    ンカウンタの出力を受入してこの値を前記搬送機構に係
    接されたエンコーダの出力パルスに基づき計数し、その
    計数終了信号を前記ラスター信号として出力する第1の
    カウンタと、前記補正係数を受入してこの値を該第1の
    カウンタから出力されるラスター信号に基づき計数し、
    この計数値が同補正係数値に達する都度、前記アップ/
    ダウンカウンタをカウント動作せしめる第2のカウンタ
    と、を具える請求項4記載のラスタープリンタ。
  6. 【請求項6】ラスター印字されるプリンタ記録紙を搬送
    するための搬送機構に係接されたエンコーダから該プリ
    ンタ記録紙の搬送速度に対応した周期を有して出力され
    るパルス信号のパルス数を計数して1ラスター毎の印字
    位置を決定するラスタープリンタの該印字位置を適正に
    維持する方法であって、 前記エンコーダの出力パルス数について、前記プリンタ
    記録紙1ラスター分の移動量を示すパルス数nを同定す
    る工程と、 所定のラスター長Rを有する画像が印字されるべき印字
    データを当該ラスタープリンタにて印字し、その印字さ
    れたラスター長R’を測定する工程と、 演算(R’−R)/Rによって前記プリンタ記録紙の搬
    送精度pを求める工程と、 演算1/(np)によって前記エンコーダの出力パルス
    数についての補正係数mを求める工程と、 前記同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動量を
    示すパルス数nに基づきラスター数を計数し、このラス
    ター数が前記補正係数mの値の倍数に達するまでは前記
    エンコーダの出力パルス数がnとなる毎に前記1ラスタ
    ー毎の印字位置を決定し、同ラスター数が前記補正係数
    mの値の倍数に達する都度、前記エンコーダの出力パル
    ス数が(n+1)若しくは(n−1)となることに基づ
    いて前記1ラスター分の印字位置を決定する工程と、 を具えるラスタープリンタの印字位置整合方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の方法において更に、 当該ラスタープリンタの印字中における所定の期間毎に
    前記プリンタ記録紙の搬送量についての都度実際の搬送
    量と前記ラスター長R’を測定したときの初期の搬送量
    とを前記同定されたプリンタ記録紙1ラスター分の移動
    量を示すパルス数nに基づき計数されるラスター数とし
    て比較し、都度実際の搬送量に対応するラスター数を
    r’、ラスター長R’を測定したときの初期の搬送量に
    対応するラスター数をrとするとき、演算(r’−r)
    /rによって、前記プリンタ記録紙の前記所定期間毎の
    搬送精度Δpを求める工程と、 演算1/(nΔp)によって、前記エンコーダの出力パ
    ルス数についての前記所定期間毎の補正係数Δmを求め
    る工程と、 演算(1/m’)=(1/m)+(1/Δm)によっ
    て、前記補正係数mを、m’として補正する工程と、 を具えるラスタープリンタの印字位置整合方法。
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