JPH05305399A - 双ドラム式薄板連続鋳造方法及び装置 - Google Patents

双ドラム式薄板連続鋳造方法及び装置

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JPH05305399A
JPH05305399A JP11370592A JP11370592A JPH05305399A JP H05305399 A JPH05305399 A JP H05305399A JP 11370592 A JP11370592 A JP 11370592A JP 11370592 A JP11370592 A JP 11370592A JP H05305399 A JPH05305399 A JP H05305399A
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靖博 山上
Hidetaka Oka
秀毅 岡
Hidenori Hattori
英則 服部
Sadamu Terado
定 寺戸
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 双ドラム式薄板連続鋳造装置の運転におい
て、異物の噛み込み等に起因するホットバンドの発生に
よる鋳片切れの問題を解決する。 【構成】 内部を冷却され同じ回転速度で互いに反対向
きに回転駆動される一対のドラムを設けた装置を用いて
薄板を連続鋳造する際に、前記ドラム支持部に作用する
反力を検出し、検出した信号によって前記ドラムの間隙
を比例制御率にて制御する方法において、検出した前記
反力の合計値をドラム幅で除したドラム幅当たりの反力
の設定値(P0 )を1〜25kg/mm とし、かつ反力の設
定値(P0)に対する上限設定値(P0 +ΔP0 )を設
定し、前記反力の検出値(P)のうち上限設定値(P0
+ΔP0 )を超えた反力の検出値(P)は、上限設定値
(P 0 +ΔP0 )として比例制御系に入力することを特
徴とする双ドラム式薄板連続鋳造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶鋼等の金属溶湯から
薄板を連続鋳造する双ドラム式薄板連続鋳造方法及び装
置に係り、殊に、ドラム間に異物を噛み込んだような場
合のドラムの圧下制御方法及びそれを実施するための装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭55−100852号公報には、
水冷鋳造ロールに作用する圧延反力をロードセル等によ
って検出し、その大きさに応じて水冷鋳造ロールの回転
数を調節して、圧延反力を常に安全な一定の範囲内に制
御し、水冷鋳造ロールに過負荷が作用するのを防止して
操業を安定化すると共に、品質の安定した鋳片を連続鋳
造する直接圧延式連続鋳造方法が開示されている。
【0003】また、特公昭47−48774号公報に
は、一対のロールの間から出てくる板の厚さをピックア
ップによって検出し、板の厚さが増加した場合にはロー
ルの回転速度が増加し、反対の場合には回転速度が減少
するように制御することによって、板の厚さを所定の値
に保つ金属板連続製造法が記載されている。
【0004】これらの従来例では、ロールに作用する反
力の大きさ或いは鋳片の板厚を検出し、ロールの回転数
を制御することによって板厚を調整しているが、更に一
般的な方法としては、図5に示すように、ロードセル等
の荷重検出器によってロールの支持部に作用する反力を
検出し、その値を設定値と比較して、反力偏差が零にな
るように、比例制御及び比例積分制御等の手法でロール
の軸受を支持しているサーボシリンダを作動させ、一方
のロールの位置を他方のロールに対して微調整すること
によって、反力、即ち圧下力の制御を行うのが普通であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】連続鋳造においては、
鋳片にできる所謂ホットバンドによって鋳片切れが起こ
る場合がある。ホットバンドというのは、鋳造中の凝固
シェルの中へ地金や耐火物の破片等の異物が噛み込まれ
て、鋳片の厚さがその部分で一時的に増大し、後述のよ
うな理由で鋳片への圧下力が瞬間的に低下する結果、鋳
片上に帯状に現れる高温部分のことである。
【0006】異物を噛み込んだ鋳片部分が一対のドラム
の間隙を通過するとき、図4にaとして示すように、ド
ラムやそれを支持している部分の僅かな弾性変形等によ
って一対のドラムの間隙が瞬間的に増大すると共に、ド
ラムの支持部分における反力もbのように上昇するが、
そのときのドラムの圧下力は異物噛み込み部に集中的に
作用しており、鋳片の幅方向全域には作用していないの
で、その部分の鋳片の抜熱、即ち冷却が悪化して高温に
なり、ホットバンドが形成される。
【0007】異物が通過した瞬間にドラムの間隙は縮小
するが、その後に、図4のbのように増大した反力を設
定値に近づけようとする制御動作が、制御装置や駆動機
構に固有のタイムラグをおいて実行され、ドラムを支持
している軸受が後退して、図4にcとして示すようにド
ラムの間隙が再び増大する。その結果、ドラムの間隙は
a及びcのような山と、その間に深さがdのくびれ部e
があるというような形で変化することになる。
【0008】異物がドラムの間隙を通過した後に、制御
装置によってドラムを支持する軸受が後退して間隙が再
び図4のcのように開くことにより、反力はfのように
過度に低下して、設定値よりも相当低い所謂圧抜け時の
反力となり、それに応じてドラムの鋳片に対する圧下力
も低下し、抜熱が悪化して鋳片の温度が高くなるので、
これもホットバンドの温度を高める原因になる。ホット
バンドによる鋳片切れの大部分は、上記のようなくびれ
部eに対応する鋳片の厚さの変動部分や、その直後の圧
抜け部fに対応している鋳片の高温部分で起こってい
る。
【0009】鋳片がドラムの間隙から出てコイラの方へ
導かれるときに、鋳片に張力が作用することによって、
ホットバンドのような鋳片に形成された弱点において鋳
片が破断し易くなり、もし破断すると連続鋳造の操業が
中断に追い込まれるだけでなく、その修復作業に多大な
時間と資材を浪費することになる。従って、本発明は、
双ドラム式薄板連続鋳造方法及びそれを実施する装置に
おいて、ホットバンドによる鋳片切れ、及び鋳片の厚み
の変動の問題を解決することを、発明の解決課題とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決する手段として、内部を冷却され同じ回転速度で互
いに反対向きに回転駆動される一対のドラムを設けた装
置を用いて薄板を連続鋳造する際に、前記ドラム支持部
に作用する反力を検出し、検出した信号によって前記ド
ラムの間隙を比例制御を含んだ制御系にて制御する方法
において、検出した前記反力の合計値をドラム幅で除し
たドラム幅当たり反力、即ち線接触圧下力のうち、その
設定値(P0 )を1〜25kg/mm とし、かつ設定値(P
0 )に対する上限設定値(P0 +ΔP0 )を設定し、前
記線接触圧下力の検出値(P)のうち上限設定値(P0
+ΔP0 )を超えた検出値(P)は、上限設定値(P0
+ΔP0 )として比例制御系に入力することを特徴とす
る双ドラム式薄板連続鋳造方法を提供する。
【0011】本発明はまた、前記の方法を実施するため
の手段として、内部を冷却され同じ回転速度で互いに反
対向きに回転駆動される一対のドラムと、該ドラム同士
を押圧する油圧シリンダと、前記ドラムの支持部に作用
する反力を検出する荷重検出器と、該荷重検出器の信号
を入力し前記ドラムの間隙を制御する信号を前記油圧シ
リンダに出力する制御装置と、該制御装置に入力される
信号の上限値を制限するリミッタ回路とを設けたことを
特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造装置をも提供する。
【0012】
【作用】ドラム支持部に作用する反力を検出し、その検
出値の合計をドラム幅で割った値、即ちドラム幅当たり
の線接触圧下力を、所定の上限値以下に制限するリミッ
タを介して圧下力の制御装置に入力することにより、圧
下力制御の作動が緩慢になり、ドラム間隙の変化特性に
おけるくびれ部の深さが小さくなるので、鋳片に厚さの
急変する部分ができるのを防止することができると共
に、圧抜け時においてもドラム支持部の反力が大きく低
下することがなくなり、鋳片に対する安定的圧下力が維
持され、ドラムによる鋳片冷却(抜熱)性能の悪化が防
止されて、ホットバンドの温度が異常に高くなって鋳片
切れを起こすのを未然に防止することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明を実施する双ドラム式薄板(実
施例では鋼板)連続鋳造装置1を例示したもので、その
主体をなす一対のドラム2及び3は、内部を循環する水
のような冷却媒体によって冷却されていると共に、図示
しない駆動機構によって同じ回転速度で互いに反対向き
(矢印の方向)に回転駆動される。双ドラム式薄板連続
鋳造装置1は、ドラム2及び3の軸4及び5の両端をそ
れぞれ回転自由に支持する各一対の軸受6、6及び7、
7(図1は軸4及び5の各一端側の軸受6及び7のみを
示している。以下同様)と、それらの軸受6、6及び
7、7を支持する共通のフレーム8(仮想線によって示
している)と、軸受7、7とフレーム8との間にそれぞ
れ設けられて、軸受7、7の位置をそれぞれ定める油圧
サーボシリンダ9、9と、軸受6、6に作用する荷重
(反力)を検出するためフレーム8との間に設けられた
荷重検出器(ロードセル)10、10とを備えている。
【0014】ドラム2及び3の間隔は油圧シリンダ9、
9によって定められる軸受7、7の位置によって決まる
が、その間隔の大きさとドラムの回転速度が、連続鋳造
される鋳片の厚さを決定する主たる要因となる。ドラム
2及び3の間隙の上部には図示しないサイド堰によって
側面を仕切られた湯溜まり部11が形成され、やはり図
示しないタンディシュのノズルが湯溜まり部11内に伸
びていて、そのノズルによって溶鋼(一般的には金属の
溶湯)が湯溜まり部11内に供給される。湯溜まり部1
1内に供給された溶鋼は、ドラム2及び3の表面に接し
ているところで冷却され、凝固してシェル12を形成
し、ドラム2及び3が矢印の方向に回転駆動されること
によってドラム2及び3の間の最も狭い間隙を通過し、
圧下力を受けて帯板状の鋳片13となり連続的に下方へ
送り出される。送り出された鋳片13は、図示しないピ
ンチローラ等によって案内される間に更に冷却されて最
後にコイラに巻き取られる。連続鋳造が行われる際、ド
ラム3は油圧シリンダ9、9によってドラム2に向かっ
て押圧されて支持されるが、それによってドラム2及び
3に挟まれた鋳片13(シェル12)には圧下力が作用
すると共に、圧下力に対応する大きさの反力が荷重検出
器10、10によって検出される。
【0015】図1及び図2において概念的に示されてい
るように、荷重検出器10が検出した反力(2個の荷重
検出器10が検出する反力を加算した値のこと。これを
ドラム幅で割ったドラム幅当たりの反力はドラム幅当た
りの線接触圧下力に等しいから、以下の記載において単
に反力と言えば、このドラム幅当たりの反力、即ち線接
触圧下力を指す。)の大きさを表す信号は、例えば電子
式の制御装置16に入力され、制御装置16内に設けら
れたリミッタ回路17によって、反力の設定値よりも高
い+側に設定された上限設定値以下に制限される。従っ
て、大きな反力の検出値がリミッタ回路17に入力され
ても、上限設定値を超える分はカットされるので、上限
設定値以上の大きな反力の範囲の場合は上限設定値が出
力されることになる。リミッタ回路17を通って大きさ
を上限設定値に制限された信号により、比例制御のよう
な応答性の高い制御が行われる。
【0016】制御装置16はこのようにして制御信号を
発生し、それによって図示しない制御弁を自動的に操作
して油圧シリンダ9に送る油圧を微調整する。反力の検
出値がリミッタ回路17の上限設定値以下であれば、反
力制御はそのまま作動し、油圧シリンダ9は軸受7を介
してドラム3をドラム2に対して進退方向に移動させ
る。それによってドラム間隙が変化するので、ドラム2
及び3の回転速度が一定であれば、ドラム反力に従って
鋳片13の圧下力や、鋳片の厚さが、ドラム間隙の大き
さに応じて変化することになる。それに対して、上限設
定値を越える分の反力偏差については反力制御が働かな
い、即ち、上限設定値として認識されるので、上限設定
値を反力の設定値に近い値に設定すると反力制御の作動
範囲が狭くなって緩慢な制御状態になる。
【0017】そこで、リミッタ回路17における上限設
定値を調整して通過する反力信号の最大値を制限するこ
とにより、ドラム間隙を示す図4におけるくびれ部の深
さdの値を小さくして、図3に示すようにドラム間隙の
変化に殆どくびれ部がない滑らかな形にすることができ
る。それによって反力偏差を小さくしようとする制御装
置16の作動が緩やかになるため、実際の反力の値(検
出値)も設定値以下に下がることがなくなり、シェル1
2に対するドラム2及び3の圧下力が異常に低下して鋳
片13が高温となるのを防止することができ、その結
果、ホットバンドによる鋳片切れを回避することが可能
になる。
【0018】次に示す表1は、ドラムの反力の設定値
(P0 )及び上限設定値(P0 +ΔP 0 )の(ΔP0
を色々変化させて実験した結果を示したものである。ケ
ース3−1,3−2,4−2,4−3,5−1,5−2
は本発明(請求項1,2,3)の実施例にあたるもので
あり、3−3,4−1,4−4,5−3も本発明である
が、請求項1のみを満たすものであり、また、1−1,
1−2,1−3,2,6は本発明の目的に適合しない比
較例である。共通の実験条件としては、ドラム2及び3
について、ドラム径を1200mm,ドラム幅を800
mm、鋳造速度を80m/min、鋳片13の厚さを
2.5mmとしている。なお表1において、ホットバン
ド部というのはドラム間隙の値において0.6mm以上
の差を有するものである。
【0019】
【表1】
【0020】この表1から判るように、単にドラムの反
力の設定値を高くするだけでも圧抜け時の反力が高くな
って、ホットバンドによる鋳片切れの確率は低下する
が、その場合には、くびれ部eの深さd(図4参照)を
減少させることができないため、ホットバンドによる鋳
片切れを皆無にすることができなかった。しかし、反力
偏差リミッタの設定値(上限設定値)を調整することに
よって、異物噛み込み時の反力の急上昇に対する制御性
を緩慢にすることにより、くびれ部eの深さdを減少さ
せると共に、併せて圧抜け時の圧下力低下量を低減させ
ることによって、ホットバンドによる鋳片切れを皆無に
することが可能であることが判った。
【0021】図6は、この実験結果に基づいて、反力の
設定値(P0 )と反力の上限設定値(P0 +ΔP0 )の
(ΔP0 )との関係において、ホットバンド部での鋳片
切れの確率の高さを示したものである。ケース2は、反
力設定値(P0 )が1kg/mm以下であるため、請求項1
の要件を満たしておらず、鋳片切れの確率が高い。ケー
ス4−1は、鋳片切れの確率は殆どないが不感帯が大き
すぎて、反力の変動が発生し不都合である。また、ケー
ス3−3,4−4,5−3は請求項1の要件は満たして
いるが、請求項2,3の要件を満たしていないため、比
較例に比べればホットバンド切れの確率低下の効果はあ
るが、確率=0%にはならない。ケース6はホットバン
ド切れの確率=0%であるが、反力の設定値が大きすぎ
るため、ロール表面の磨耗が多いといった問題が生じて
不都合である。以上のことから、鋳片切れの確率が0%
で安定操業ができる範囲は、以下の2式で表される。 1 kg/mm ≦ P0 ≦ 25 kg/mm 0.1 kg/mm ≦ ΔP0 ≦ 0.2×P0 kg/mm 但し、 P0 :反力の設定値(ドラム幅当たりの線接触
圧下力(kg/mm) ) P0 +ΔP0 :反力の上限設定値(ドラム幅当たりの線
接触圧下力(kg/mm) ) P :反力の検出値(ドラム幅当たりの線接触
圧下力(kg/mm) )
【0022】図7は図6と同様に表1の実験結果に基づ
いて、鋳片くびれ深さ(mm)と、圧抜け時反力のドラ
ム幅当たりの反力(kg/mm)との関係において、ホ
ットバンド部での鋳片切れの確率の高さを示したもので
ある。鋳片切れの確率が0となる斜線の領域が本発明の
目的に適う範囲であるから、実験に使用した連続鋳造機
においてこれが実現するための条件は、くびれ部eの深
さdと圧抜け時の反力をドラム幅で除したドラム幅当た
りの反力(F)が以下のようになることが確認された。 F ≧ 1 (kg/mm) d ≦ 0.5 (mm) d ≦ 0.022 ×F−0.022 但し、 d:鋳片くびれ深さ(mm) F:圧抜け時の反力(ドラム幅当たりの線接触圧下力(k
g/mm) )
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、双ドラム式薄板連続鋳
造装置の運転状態において、異物を噛み込んだ場合で
も、高温のホットバンドができて鋳片切れを起こす恐れ
がなくなるので、円滑に連続鋳造の操業を続けることが
可能になり、鋳片切れによる多大な損失を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するための双ドラム式薄板連続鋳
造装置を示す正面図である。
【図2】本発明を実施するための制御装置の関連部分を
概念的に示す図である。
【図3】本発明の実施例の作用を示す特性図である。
【図4】従来例の作用を示す特性図である。
【図5】従来例の制御装置の関連部分を概念的に示す図
である。
【図6】ホットバンド部における鋳片切れの確率を調べ
た結果を示す図表である。
【図7】ホットバンド部における鋳片切れの確率を調べ
た結果を示す図表である。
【符号の説明】
1…双ドラム式薄板連続鋳造装置 2、3…ドラム 4、5…軸 6、7…軸受 8…フレーム 9…油圧シリンダ 10…荷重検出器 11…湯溜まり部 12…シェル 13…鋳片 16…制御装置 17…リミッタ回路
フロントページの続き (72)発明者 山上 靖博 千葉県富津市新富20−1 新日本製鐵株式 会社技術開発本部内 (72)発明者 岡 秀毅 山口県光市大字島田3434番地 新日本製鐵 株式会社光製鐵所内 (72)発明者 服部 英則 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 寺戸 定 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部を冷却され同じ回転速度で互いに反
    対向きに回転駆動される一対のドラムを設けた装置を用
    いて薄板を連続鋳造する際に、前記ドラム支持部に作用
    する反力を検出し、検出した信号によって前記ドラムの
    間隙を比例制御率にて制御する方法において、検出した
    前記反力の合計値をドラム幅で除したドラム幅当たりの
    反力の設定値(P0 )を1〜25kg/mm とし、かつ反力
    の設定値(P0 )に対する上限設定値(P0 +ΔP0
    を設定し、前記反力の検出値(P)のうち上限設定値
    (P0 +ΔP0 )を超えた反力の検出値(P)は、上限
    設定値(P0 +ΔP0 )として比例制御系に入力するこ
    とを特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造方法。但し、 P0 :反力の設定値(ドラム幅当たりの線接触
    圧下力(kg/mm) ) P0 +ΔP0 :反力の上限設定値(ドラム幅当たりの線
    接触圧下力(kg/mm) ) P :反力の検出値(ドラム幅当たりの線接触
    圧下力(kg/mm) )
  2. 【請求項2】 上限設定値(P0 +ΔP0 )の(Δ
    0 )が下記条件を満たすことを特徴とする請求項1に
    記載の双ドラム式薄板連続鋳造方法。 0.1kg/mm ≦ΔP0 ≦0.2×P0 kg/mm
  3. 【請求項3】 鋳片くびれ深さ(d)及び圧抜け時の反
    力(F)が、以下の条件を満たすことを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の双ドラム式薄板連続鋳造方
    法。 F ≧ 1 (kg/mm) d ≦ 0.5 (mm) d ≦ 0.022 ×F−0.022 但し、 d:鋳片くびれ深さ(mm) F:圧抜け時の反力(ドラム幅当たりの線接触圧下力(k
    g/mm) )
  4. 【請求項4】 内部を冷却され同じ回転速度で互いに反
    対向きに回転駆動される一対のドラムと、該ドラム同士
    を押圧する油圧シリンダと、前記ドラムの支持部に作用
    する反力を検出する荷重検出器と、該荷重検出器の信号
    を入力し前記ドラムの間隙を制御する信号を前記油圧シ
    リンダに出力する制御装置と、該制御装置に入力される
    信号の上限値を制限するリミッタ回路とを設けたことを
    特徴とする双ドラム式薄板連続鋳造装置。
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