JPH05305226A - 粒子及びその製造法 - Google Patents

粒子及びその製造法

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JPH05305226A
JPH05305226A JP11048692A JP11048692A JPH05305226A JP H05305226 A JPH05305226 A JP H05305226A JP 11048692 A JP11048692 A JP 11048692A JP 11048692 A JP11048692 A JP 11048692A JP H05305226 A JPH05305226 A JP H05305226A
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particles
waxy substance
substance
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JP11048692A
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Yukio Goto
幸雄 後藤
Masatoshi Sawamura
正壽 澤村
Masahiko Koike
正彦 小池
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高度な徐放作用を有する徐放性粒子及びその
製造法を提供すること。 【構成】 (1)溶融したろう状物質と相溶しない有効
成分が、該ろう状物質中に超微粒子として分散している
粒子、(2)溶融したろう状物質と相溶しない有効成分
と該ろう状物質とを、該ろう状物質に溶解する界面活性
剤の存在下に加温・混合・乳化させた後、冷却・固化・
造粒する(1)記載の粒子の製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有効成分を超微粒子と
して分散させた徐放性ろう状物質粒子及びその製造法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、有効成分の溶出を制御し、無駄に
使われる部分を抑制し、かつ効力を長期間持続させる徐
放性製剤技術が各種提案されている。たとえば、有効成
分をロウ状物質で被覆する方法、粒状の有効成分をゴム
・ワックスで被覆し放出制御効果を持たせた例(特開昭
62−277301号公報)、あるいは有効成分をロウ
状物質に溶解若しくは分散させ、増量剤を加えて造粒さ
せた粒剤の例(特公昭58−28841号公報)等があ
る。
【0003】一方、有効成分は一般に増量剤、展着剤等
のその他の添加剤とともに混合させるが、その場合に活
性な添加剤により有効成分が分解されることがある。
又、他の有効成分を併用する場合、有効成分同志の接触
により分解されることがある。こうした問題に対する安
定化技術については、従来から増量剤であるクレー、ベ
ントナイト、炭酸カルシウム等についておのおの酸性物
質あるいはアルカリ性物質を加えることによりその活性
点を不活性化するといった技術(特開昭64−4号公報
等)が使用されている。また、互いに配合禁忌の成分を
一方の成分を常温で固体の水溶性ワックスで溶融被覆す
ることによって配合可能にした例もある(特開昭59−
170002号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術ではそれに適用できる有効成分がその物理的、化学
的性質により限定されているか、あるいは製剤の形状が
粒剤などに限定されているのが常であった。
【0005】そして、それにもまして重要なことは、従
来の徐放性製剤技術では発現可能な徐放作用自体が十分
とは言えず、効力の持続性の点とともに近年の地球環境
保全の観点からは成分が利用されずにそのまま環境中に
放出させるのを防止する意味で徐放作用の顕著な向上が
強く要望されている。
【0006】本発明は、こうした実情の下に卓越した持
続性を実現させる徐放作用を有し、しかも、多様な有効
成分に適用が可能であり、使用形状も使用目的に応じて
任意に選択することが可能な新規な徐放性製剤化技術を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
した結果、従来の徐放性製剤化技術で持続性が一般に十
分でない理由の一つは、有効成分の粒径が比較的大きい
ためと推定した。たとえば、約100μmの微粒状のろ
う状物質中に有効成分が分散された形態のものにあって
も、その分散微粒子の粒径はおよそ50μm程度にすぎ
ず、水溶性成分の場合、周囲よりの水の浸入によって1
個のろう状物質粒子中に封入された数個の有効成分微粒
子は比較的短期間のうちに溶出してしまう。
【0008】そこで、有効成分の微分散化についてさら
に検討を重ね、溶融ろう状物質の連続相中に、有効成分
を微粒子として分散できることを知見し、本発明に至っ
た。すなわち、本発明は、(1)溶融したろう状物質に
相溶しない有効成分が、該ろう状物質中に超微粒子とし
て分散している粒子、(2)溶融したろう状物質に相溶
しない有効成分と該ろう状物質とを、該ろう状物質に溶
解する界面活性剤の存在下に加温・混合・乳化させた
後、冷却・固化する前記(1)の粒子の製造法、を要旨
とするものである。
【0009】本発明において使用するろう状物質として
は、融点が40〜100℃、好ましくは60〜80℃の
範囲のもので、たとえば、各種硬化油、パラフィン類、
天然ワックス類、高位脂肪酸類あるいは高級アルコール
類等であり、具体的には、固形パラフィン、ステアリン
酸、ステアリルアルコール、カウナウバワックス、牛
脂、硬化油、ロジン、モクロウ等をあげることができ
る。上記のものから1種または2種以上の組み合わせで
使用される。
【0010】本発明が適用できる有効成分は、特に制限
されるものではないが、上記ろう状物質に対し不活性で
あり、溶融ろう状物質中に相溶しないものが好ましい。
又、溶融ろう状物質に溶解する界面活性剤の存在下で混
合することにより、安定な分散物を形成し得るものも好
ましい。さらに、水等のようなろう状物質粒子内に浸透
性の液体に易溶性の成分の場合、本発明製剤が有する徐
放化効果が顕著であり好ましい。
【0011】本発明に使用する有効成分のうち、ろう状
物質と相溶しない成分のうちろう状物質の溶融温度で油
状のものはろう状物質に溶解する界面活性剤によりその
まま乳化分散させる。又、有効成分がろう状物質の溶融
温度で固状のものは該成分を溶媒に溶解した上でろう状
物質中に分散させる。前記溶媒がろう状物質と相溶しな
い場合には、乳化分散され、前記溶媒がろう状物質と相
溶する場合には、ろう状物質と混合した時に活性成分が
超微粒子結晶として析出し分散される。
【0012】又、本発明においては有効成分は溶融した
ろう状物質と相溶しない油状のものが好ましいが、相溶
する成分であってもろう状物質の溶融温度で油状のもの
は、該成分を該ろう状物質と相溶しない溶媒に溶解もし
くは分散させてろう状物質と相溶しない油状物質として
使用することができる。
【0013】さらにろう状物質と相溶する成分のうち、
ろう状物質の溶融温度で固状のものは、その成分をろう
状物質と相溶しない溶媒に溶解もしくは超微粒子として
分散させて、ろう状物質と相溶しない油状物質となした
上で使用することができる。前述したろう状物質と相溶
しない溶媒(約100℃)としては、多価アルコール
(エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチ
レングリコール、グリセリン等)、ジメチルスルホキシ
ド、水等を挙げることができる。又、ろう状物質と相溶
する溶媒(約100℃)としては、一価アルコール(メ
タノール、エタノール等)、エステル類(ジ−2−エチ
ルヘキシルアジペート等の有機カルボン酸エステル類、
2−エチルヘキシルフェニルホスフェート等のリン酸エ
ステル類)、芳香族炭化水素類(フェニルキシリルエタ
ン、キシレン等)、ケトン類(アセトン等)、植物油
(大豆油等)、クロロホルム、N−メチルピロリドン等
を挙げることができる。
【0014】上記溶融ろう状物質中に有効成分を分散さ
せた分散物を冷却・固化して得られる本発明の粒子中に
分散される有効成分は、その分散状態が固体であっても
液体であってもよい。
【0015】又、必要であれば有効成分の液体原体をあ
るいは固体の原体を溶剤に溶解し、吸着作用のある酸性
白土、ベントナイト、珪藻土、シクロデキストリン等に
保持させ、ろう状物質に界面活性剤の存在下分散させる
こともできる。
【0016】本発明が適用できる有効成分はたとえば医
薬、農薬、肥料、化粧料、香料、食品材料、飼料、殺菌
剤、防ばい剤、防虫剤、殺虫剤、防錆剤、吸収剤等広い
分野から選択することができる。以下にこのような有効
成分の例示を挙げる。
【0017】 (農薬成分) −殺虫剤− (カーバメイト系) 溶解度(ppm,水) 融点(℃) PHC,プロポキスル(propoxur) 2000/20℃ 84−87 MIPC,イソプロカルプ(isoprocarb) SS 88−93 BPMC,フェノブカルブ(fenobucarb) SS 32 MPMC,キシリルカルブ(xylylcarb) 580/20℃ 71−78 MTMC,メトルカルブ(metolcarb) 2600/30℃ 76−77 XMC, IS 99 エチオフェンカルブ(ethiofencarb) 1900/20℃ 33.4 NAC,カルバリル(carbaryl) 40/30℃ 142 ピリミカーブ(pirimicarb) 2700/25℃ 90.5 ベンダイオカルブ(bendiocarb) 40 129−130 カルボフラン(carbofuran) 700 150−152 フラチオカルブ(furathiocarb) IS 液 カルボスルファン(carbosulfan) 0.3 液 ベンフラカルブ(benfuracarb) 8 液 メソミル(methomyl) 58g 78−79 (その他) チオシクラム(thiocyclam) 84g 125−128 ベンスルタップ(bensultap) 0.7−0.8 83−84 ブプロフェジン(buprofezin) 0.9/25℃ 106 フルフェノクスロン(flufenoxuron) 0.003/22℃ 169−172 ジフルベンズロン(diflubenzuron) 0.2/20℃ 210−230 クロルフルアズロン(chlorfluazuron) 0.016/25℃ 222−181 ニテンピラム(nitenpyram) 300g/25℃ 85 カルタップ(cartap) 200g/25℃ 179−181 (合成ピレスロイド系) シフルトリン(cyfluthrin) 1−2μg 液 ペルメトリン(permethrin) <0.1 34−39 シペルメトリン(cypermethrin) 0.0087/25℃ 83.2 シハロトリン(cyhalothrin) 0.003/20℃ 液 フェンプロパトリン(fenpropathrin) フェンバレレート(fenvalerate) <20 液 フルシトリネート(flucythrinate) 0.5 液 フルバリネート(flvalinate) 0.002 液 エトフェンプロックス(ethofenprox) <0.001 36.4−37 シクロプロトリン(cycloprothrin) 0.091/25℃ 液 レスメトリン(resmethrin) 1< 43−48 アレスリン(allethrin) 500 液 (有機リン系) MPP,フェンチオン(fenthion) 54−56/R.T. 液 MEP,フェニトロチオン(fenitrothion) 14/30℃ 液 プロパホス(propaphos) 125 液 シアノホス(cyanophos) 46 14−15 プロチオホス(prothiofos) 1.7/20℃ 液 スルプロホス(sulprofos) <5 液 プロフェノホス(profenofos) 20/20℃ 液 EPN IS 36 シアノフェンホス(cyanofenphos) 0.6/30℃ 83 アセフェート(acephate) 650g 91−92 ESP,オキシデプロポス(oxydeprofos) S 液 エチルチオメトン(disulfoton) 25 液 チオメトン(thiometon) 200/25℃ 液 PAP,フェントエート(phenthoate) 11/24℃ 液 マラソン(malation) 145/R.T. 2.85 ジメトエート(dimethoate) 25000/21℃ 51−52 バミドチオン(vamidothion) 4000g 46−48 ピラクロホス(pyraclofos) 33 液 DEP,トリクロルホン(trichlorfon) 154g/25℃ 83−84 BRP,ナレッド(naled) IS 26 DDVP,ジクロルボス(dichlorvos) 10000/R.T. 液 CVP,クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos) 145/23℃ -19(-23) CVMP,テトラクロルビンホス(tetrachlorvinphos) 11/20℃ 97−98 モノクロトホス(monocrotophos) M 54−55 ホサロン(phosalone) 10/R.T. 48 クロルピリホスメチル(chlorpyrifos-methyl) 4/24℃ 45.5−46 クロルピリホス(chlorpyrifos) 2/35℃ 42.5−43 ピリミホスメチル(pirimiphosmethyl) 5/30℃ 15−18 ダイアジノン(diazinon) 40/20℃ 液 エトリムホス(etrimfos) 40/24℃ −3.35 ピリダフェンチオン(pyridaphenthion) SS 54.5−56 キナルホス(quinalphos) 17.8/24℃ 31−32 イソキサチオン(isoxathion) 1.9/25℃ 液 DMTP,メチダチオン(methidathion) 240/25℃ 39−40 サリチオン(dioxabenzofos) 58/30℃ 55−56 (有機塩素系) ベンゾエピン(endosulfan) IS 84−88 −殺菌剤− (N−ヘテロ環系エルゴステロール阻害剤) トリフルミゾール(triflumizole) 12.5/pH5.9 63.5 トリホリン(triforine) 27−29/R.T. 155 (カルボキシアミド系) メプロニル(mepronil) 12.7/20℃ 92−93 フルトラニル(flutoluanil) 9.6/20℃ 108 ペンシクロン(pencycuron) 0.5 132−133 オキシカルボキシン(oxycarboxin) 1000/25℃ 127.5−130 (ジカルボキシイミド系) イプロジオン(iprodione) 13 136 ビンクロゾリン(vinclozolin) <1000 108 プロシミドン(procymidone) 4.5 166−167 (ベンゾイミダゾール系) ベノミル(benomyl) IS (ポリハロアルキルチオ系) キャプタン(captan) 3.3/R.T. 178 (その他) ジクロメジン(diclomezin) 0.74/25℃ 250.5−253 トリシクラゾール(tricyclazole) 0.7 183−189 ピロキロン(pyroquilon) 4000 112> イソプロチオラン(isoprothiolane) 48/20℃ 54.5−55 プロベナゾール(probenazole) SS(150) 138−139 アニラジン(anilazine) IS 159−160 オキソリニック酸(oxolinic acid) 3.2/25℃ 250> ジメチリモール(dimethirimol) 1200/25℃ 102 フェリムゾン(ferimzone) 0.162g/30℃ 175−176 (抗生物質剤) バリダマイシンA(Validamycin A) VS 135 カスガマイシン(kasugamycin) 1.25%/25℃ 202−204 ミルディオマイシン(midiomycin) >1g >250 (有機リン系) EDDP,エジフェンホス(edifenphos) 5 液 IBP,イプロフェンホス(iprofenfos) 1000/18℃ 液22.5−23.8 (有機塩素系) フサライド(fthalide) 2.49 209−210 TPN,クロロタロニル(chlorothalonil) 0.6/25℃ 250−251 (硫黄系) ジネブ(zineb) 10/R.T. マンネブ(maneb) SS −除草剤− (スルホニル尿素系) イマズスルフロン ベンスルフロン−メチル(bensulfuron-methyl) (トリアジン系) シメトリン(simetryn) ジメタメトリン(dimethametryn) (尿素系) ダイムロン(dymron) (酸アミド系) プルパニル(propanil) プレチラクロール(pretilachlor) メフェナセット(mefenacet) (カルバメート系) スエップ(swep) チオベンカルブ(thiobencarb) (ダイアゾール系) オキサジアゾン(oxadiazon) ピラゾレート(pyrazolate) (ジニトロアニリン系) トリフルラリン(trifluralin) (その他) ピリブチカルブ(pyributicarb) ジチオピル(dithiopyr) (注) g:1リットル中のグラム数 S:溶解 VS:易溶 MS:中程度溶解 M:混合 SS:微溶 IS:不溶 上記のうち好ましくは、カルタップ塩酸塩、ニテンピラ
ム、バリダマイシンA、プロベナゾール、IBP、トリ
シクラゾール、フェリムゾン、イマズスルフロン、ベン
スルタップ、エトフェンブロックス、フルシトリネー
ト、フサライド、MEP、MTMC、BPMCである。
【0018】特に好ましいのは、カルタップ塩酸塩、ニ
テンピラム、バリダマイシンA、イマズスルフロン、ベ
ンスルタップ、MEP、フェリムゾン、フサライド、エ
トフェンプロックスである。
【0019】(医薬成分) ━抗生物質━ 塩酸テトラサイクリン アンシピリン ピペラシリン ━解熱・鎮痛・消炎剤━ サリチル酸ナトリウム スルピリン インドメタシンナトリウム 塩酸モルヒネ ━鎮咳去たん剤━ 塩酸エフェドリン 塩酸ノスカピン リン酸コデイン リン酸ジヒドロコデイン 塩酸イソプロテレノール ━鎮静剤━ 塩酸クロルプロマジン 硫酸アトロピン ━抗潰瘍剤━ メタクロブロミド 塩酸ヒスチジン ━不整脈治療剤━ 塩酸プロブラノール 塩酸アルブレノール ━降圧利尿剤━ ヘキサメトニウムブロミド 塩酸クロニジン ━抗凝血剤━ ヘパリンナトリウム クエン酸ナトリウム (肥料成分) ━窯素肥料━ 硫酸アンモニウム 塩化アンモニウム 尿素 ━リン酸肥料━ 過リン酸石灰 重過リン酸石灰 ━カリ肥料━ 塩化カリウム 硫酸カリウム 本発明の粒子においては、上記の有効成分を1種又は2
種以上組合せて用いることができる。
【0020】又本発明の粒子においては、前記有効成分
とともに、必要に応じて前記浸透性液体、好ましくは水
によく溶解する物質、例えば水溶性高分子、水溶性界面
活性剤、水溶性増量剤である乳糖、ブドウ糖、蔗糖、尿
素等を1種または2種以上の組み合わせで添加すること
ができる。
【0021】本発明の粒子は、上記したろう状物質と有
効成分とを界面活性剤の存在下に加温し、好ましくは乳
化して溶融ろう状物質中に有効成分が微分散した分散
物、好ましくはエマルジョンを形成し、これを冷却・固
化することにより製造することができる。分散物の冷却
・固化手段は公知の方法を採用することができる。たと
えば加熱溶融したロウ状物質と均一に分散された農薬有
効成分をローラーを用いてプレスしながら固化し、有効
成分を含んだロウ状物質の板を造り粗粉砕によってフレ
ークとした後、微粉砕機により粉砕し微粒子とする方
法、あるいは、加熱溶融したロウ状物質に均一に分散さ
れた有効成分をスプレー微粒子とした後冷却固化する方
法などがある。その他にも様々な方法がありその中から
最適な方法を選択することが可能である。特に、前述の
スプレードライ法が好ましい。又、必要により得られた
粒子を造粒することも可能である。
【0022】本発明の製造法に使用される界面活性剤
は、上記のろう状物質に溶解するものであれば、とくに
制限はないが、好ましくはHLB3〜7、さらに好まし
くは3〜6の範囲のものである。
【0023】このような界面活性剤としては、たとえば プロピレングリコールモノステアリン酸エステル HLB 3.4 ソルビタンセスキオレイン酸エステル 3.7 グリセロールモノステアリン酸エステル(非自己乳化性) 3.8 ソルビタンモノオレイン酸エステル 4.3 ソルビタンアルキレート 4.3 プロピレングリコールモノラウリン酸エステル 4.5 ソルビタンモノステアリン酸エステル 4.7 ジエチレングリコールモノステアリン酸エステル 4.7 グリセロールモノステアリン酸エステル(自己乳化性) 5.5 ジエチレングリコールモノラウリン酸エステル 6.1 ソルビタンモノパルミチン酸エステル 6.7 等をあげることができる。又、これらの界面活性剤と他
の界面活性剤(主にアニオン系)との混合物の形態で使
用してもよい。このような混合物として、例えばニュー
カルゲン(登録商標)135RK(竹本油脂製)等があ
る。
【0024】又、本発明の粒子には、製剤化のための各
種配合剤を目的に応じて配合することができる。このよ
うな配合剤の例をあげると、担体・増量剤・分散剤、展
着剤・湿潤剤・粘しょう剤・固結防止剤・結合剤・流動
助剤・酸化防止剤・水分除去剤・紫外線吸収剤等があ
る。
【0025】固体の担体・増量剤としては、好ましく
は、例えばクレイ類(例,微粉末クレイ等)、タルク類
(例,滑石粉,ロウ石粉等)、シリカ類(例,硅藻土
類,雲母粉等)等の鉱物性粉末、例えば大豆粉、タバコ
粉、小麦粉、木粉等の植物性粉末の他に、炭酸カルシウ
ム、硫黄粉末、尿素粉末等が一種または二種以上混合し
て用いられる。しかし、特にこれらに限定するわけでわ
なく、たとえば農薬等の製剤に使用される補助材料は全
て使用できる。
【0026】分散剤、展着剤、湿潤剤、浸透剤等として
使用される界面活性剤としては、例えば石鹸類、ポリオ
キシエチレンアルキルアリールエーテル[例,ノイゲン
・イーエー−142(EA−142)(登録商標),第
一工業製薬製]、アルキルナフタレンスルホン酸ナトリ
ウム[例,ニューカルゲンBX−C(登録商標),竹本
油脂製]、酸化エチレンと酸化プロピレンブロック共重
合物(例,ニューポールPE−64(登録商標),三洋
化成製)、ジアルキルスルホ琥珀酸エステルナトリウム
塩[例,ネオコールSW−C(登録商標),第一工業製
薬製]、ポリオキシエチレンジスチレン化フェニルエー
テルサルフェートアンモニウム塩[例,ディスクゾール
60A(登録商標),第一工業製薬製]、ソルビタンア
ルキレート(例:ニューカルゲンD−935,竹本油脂
株式会社製)等の非イオン及びアニオン系界面活性剤が
必要に応じて用いられる。
【0027】流動助剤としてPAP助剤(イソプロピル
アッシドホスフェート)、タルク等、固結防止剤として
は例えばホワイトカーボン、硅藻土、ステアリン酸マグ
ネシウム等、凝集剤としては例えば流動パラフィン、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレ
ングリコール等、結合剤としては例えばカルボキシメチ
ルセルロースナトリウム塩、デキストリン、アルファ化
デンプン、ポリビニルアルコール、リグニンスルホン酸
ナトリウム、酸化防止剤としてはジブチルヒドロキシト
ルエン、4,4−チオビス−6−tert−ブチル−3
−メチルフェノール、ブチルヒドロキシアニソール、パ
ラオクチルフェノール、モノ(またはジまたはトリ)
(a−メチルベンジル)フェノール、2,6−ジ−te
rt−ブチル−4−メチルフェノール、ペンタエリスリ
チル−テトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)]プロピオネート等、水分除去
剤として無水せっこう、シリカゲル粉末等、紫外線吸収
剤として2(2’−ヒドロキシ−5’メチルフェニル)
ベンゾトリアゾール,2−エトキシ−2’−エチルオキ
ザリックアシッドビスアニリド、コハク酸ジメチル−1
−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒドロキシ−2,
2,6,6−テトラメチリルピペリジン重縮合物等、紫
外線散乱剤として二酸化チタン等が用いられ。
【0028】本発明の粒子中には、0.1〜50重量
%、好ましくは0.1〜30重量%の有効成分を含むこ
とができる。そして、本発明の粒子は、1〜1000μ
m、好ましくは1〜500μm、さらに好ましくは5〜
300μmの粒径を有し、有効成分は該ろう状物質中に
超微粒子として分散されている。
【0029】超微粒子の粒径は0.1〜10μm、好ま
しい平均粒径としては0.5〜3μmであり、この粒径
は分散物、好ましくはエマルジョン形成の際、混合条件
の調節、界面活性剤の選択などによりコントロールする
ことができる。したがって、本発明のろう状物質粒子中
には多数の有効成分の超微粒を封入、内包させることが
できるので、徐放作用は顕著に向上し、有効成分は極め
て長期間にわたって持続放出することができ、しかも有
効成分微粒子の粒径を調節することにより、その放出速
度も制御することができる。
【0030】このように有効成分の放出を高度に制御す
ることを可能としたことが本発明の重要な成果である。
これにより、たとえば農薬などのように有用である一方
環境を汚染するおそれがある成分に本発明を応用した場
合、有用成分を必要にして十分な量だけ放出して、極め
て長期間にわたりその効力を保持させ、散布作業の合理
化に寄与するのみならず、環境中へ無駄に溶出して汚染
させることを実質上防止することが可能となる。
【0031】これは従来の徐放性製剤技術では実現し難
いことである。たとえば[従来の技術]の項で引用した
特公昭58−28841号公報には液状としたろう状物
質中に液状の有効成分を混合、分散する記述が見られる
が、これに従っても本発明のように溶融ろう状物質中に
有効成分を微分散した安定な分散物として得ることはで
きない。又、前記の従来法には界面活性剤の使用も示し
てはいるが、これは有効成分の溶出性を高めるためのも
のであり、したがって親水性の界面活性剤であって、本
発明のように溶融したろう状物質中に溶解する疎水性の
ものではない。親水性の界面活性剤を使用しても本発明
におけるような微分散状態の安定な分散物は得られな
い。したがって、こうした従来法によっては本発明の有
効成分を微粒子として分散した粒子は、得ることができ
ない。
【0032】又、本発明の粒子は、有効成分を微粒子と
してろう状物質中に分散しているため、有効成分が直接
空気や湿気に触れることがなく、貯蔵安定性に優れると
ともに、農薬等のように散布した場合に太陽光による分
解を抑制することができる。又、有効成分の微粒子同志
は直接接触することはないので、配合禁忌の有効成分を
二種以上組合せて用いることもできる。
【0033】本発明の徐放性製剤化技術は、有効成分の
放出速度を制御することにより、効力の持続を実現でき
るあらゆる分野において利用することができるが、とり
わけ農薬への利用が好ましい。
【0034】本発明の粒子を使用した農薬製剤は、植物
に対して薬害が実質的に無く、又、人や動物に対しても
施用時または施用後に害はなく安全に使用できる。本発
明の粒子は粉剤、粉剤DL、粒剤、水和剤、顆粒状水和
剤、種子処理剤、微粒剤F等の農薬固形製剤を製造する
際に使用する。これらの製剤は必要に応じて、他の農薬
活性成分、分散剤、展着剤、湿潤剤、粘しょう剤、固結
防止剤、凝集剤、結合剤、酸化防止剤、水分除去剤等の
あらゆる農薬補助成分と混合あるいは配合してもよい。
【0035】本発明の粒子中における農薬活性成分の含
有割合は約0.01〜50重量%、好ましくは0.1〜
30重量%になるようにすればよい。さらに、本粒子を
用いて種々の製剤にすることができる。具体的な製剤中
には粉剤、粉剤DL、粒剤、微粒剤Fの場合で農薬活性
成分として約0.1〜50重量%、水和剤、顆粒水和剤
の場合には約5〜50重量%が適当である。
【0036】本発明の粒子に封入させる農薬活性成分と
してはすでに述べた有機イオウ系、有機リン系、有機ヒ
素系、有機塩素系等の殺菌剤、有機リン系、有機塩素
系、カーバメート系、ピレスロイド系等の殺虫剤や各種
抗生物質剤などの農薬活性物質、あるいは除草剤等の通
常農業あるいは家庭園芸に用いられる物すべてを対象と
し、その1種または2種以上の組み合せで使用できる。
【0037】農薬活性成分を二種以上組み合せて使用す
る場合、相互に反応性がないものであれば、そのまま混
合使用でき、又、相互の接触により分解等が生起するお
それがあるときは、それぞれの活性成分を分散した本発
明の粒子を混合使用するか、あるいは本発明の粒子に他
の活性成分を混合して使用する。
【0038】粒子と他の農薬活性成分の組み合わせは任
意の1種または2種以上の農薬活性成分を組み合わせ混
合剤として製剤することが可能である。粒子と混合する
農薬活性物質の配合量は最終製剤全体に対して、一種の
場合は約0.01〜20重量%、好ましくは約0.05
〜10重量%であり、二種以上の場合は合計で約0.0
1〜30重量%、好ましくは合計で約0.5〜15重量
%である。農薬活性成分が常温で液状もしくは融点が常
温付近の物(例えばエトフェンプロックスなど)は溶
媒、例えばフェニルキシリルエタン、ジ−2−エチルヘ
キシルアジペートまたは2−エチルヘキシルフェニルホ
スフェート等の高沸点溶媒に溶解または分散し、使用し
てもよい。さらに本発明には、殺ダニ剤、殺線虫剤、除
草剤、植物ホルモン剤、植物発育調節剤、共力剤、誘引
剤、忌避剤、色素、肥料などを配合し、混合使用するこ
ともできる。
【0039】本発明のうち、水和剤は使用に際して水な
どで適当に、例えば30から4000倍程度、好ましく
は1000から2000程度に希釈増量して散布するの
がよい。本発明の水和剤は通常、農薬活性成分として1
0から100ppm程度に希釈して使用するのが好まし
い。
【0040】本発明の粒子を農業用製剤として用いる場
合、その使用量は組成物中の農薬活性成分として10ア
ールあたり約10gから500gが適当である。本発明
製剤は直接茎葉に散布するか植物の根元に処理する。即
ち自体公知の方法により処理することができる。本発明
の粒子を使用した農薬製剤は、上記ならびにより詳しく
は下記の実施例で示すように、自体公知の方法により製
造されうる。
【0041】本発明の農薬製剤への応用については、上
記ならびにより詳しくは下記の実施例で示す方法により
製造される。なかでも好ましい組成物としては、粉剤D
L、粒剤および水和剤が挙げられる。
【0042】該粉剤DLの好ましい組成としては、 ・活性成分 ・凝集剤[有機溶剤(IPソルベント等)など] ・増量剤(クレーなど) である。
【0043】該粒剤の好ましい組成としては、 ・活性成分 ・結合剤(デキストリンなど) ・浸透剤{アニオン性界面活性剤[ネオコールSWC
(登録商標)等]など} ・増量剤(クレーなど) である。
【0044】該水和剤の好ましい組成としては、 ・活性成分 ・分散剤[アニオン性界面活性剤(ディクスゾールWK
TM等)など] ・増量剤[クレーなど] である。
【0045】
【実施例】
参考例1(粉剤DL) 微粉末クレー98.25部にニテンピラムを0.25
部、更にドリレスC(登録商標)1.0部、ホワイトカ
ーボン0.5部を加え、自動乳鉢で十分混合する。つい
でパンタムミルで解砕してニテンピラムの粉剤DLを得
る。
【0046】参考例2(粒剤) 微粉末クレー92.0部、ニテンピラムを2.0部、更
にアルファ化澱粉5.0部、85%リン酸1.0部をよ
く混合する。混合物に水を加えてよく練合し、練合物を
押出造粒機(スクリーン1.0mm径)で造粒し湿式成
形物を得る。これを乾燥後、整粒して10メッシュから
32メッシュの粒剤を得る。
【0047】参考例3(水和剤) 水和剤用クレー82.0部、ニテンピラムを10.0
部、ニューカルゲンBX−C(登録商標)[竹本油脂
(株)製]5.0部、ホワイトカーボン3.0部を加
え、自動乳鉢で十分混合する。ついで微粉砕機で解砕し
水和剤を得る。
【0048】参考例4 微粒子 カルナウバワックス90.0部およびニテンピラム10
部を混合し約90℃で加熱融解した後マグネチックスタ
ーラーにて撹拌した。このものを撹拌しながらスプレー
ドライ装置[L−8型、大川原化工機(株)製]にて室
温の条件で冷却造粒した。得られた粒子径の範囲は50
〜200μmである。
【0049】得られた粒子中に分散しているニテンピラ
ムは均一分散しておらず、その分散粒子の径も不均一で
あり、50〜100μm程度の粒径を有する分散粒子が
観察された。
【0050】実施例1(微粒子) カルナウバワックス89.0部およびニテンピラム10
部を混合し約90℃で加熱融解した。このままでは2層
に分離しているので界面活性剤135RKを添加し、ニ
テンピラムをカルナウバワックスに均一に乳化分散させ
た。このものをスプレードライ装置[L−8型、大川原
化工機(株)製]にて室温の条件で冷却造粒した。得ら
れた粒子径の範囲は50〜200μmであり、この粒子
中にニテンピラムが平均粒子径約2μmの微粒子として
分散している。
【0051】実施例2(粒剤) 実施例1で得られた粒子を20.0部、微粉末クレー7
4.0部、更にアルファ化澱粉5.0部、85%リン酸
1.0部をよく混合する。混合物に水を加えてよく練合
し、練合物を押出造粒機(スクリーン1.0mm径)で
造粒し湿式成形物を得る。これを乾燥後、整粒して10
メッシュから32メッシュの粒剤を得る。
【0052】実施例3(粒剤) 実施例1で得られた粒子を20.0部、微粉末クレー5
4.0部、酸性白土20.0部、更にアルファ化澱粉
5.0部、85%リン酸1.0部をよく混合する。混合
物に水を加えてよく練合し、練合物を押出造粒機(スク
リーン1.0mm径)で造粒し湿式成形物を得る。これ
を乾燥後、整粒して10メッシュから32メッシュの粒
剤を得る。
【0053】試験例1 「溶出試験」 <ニテンピラム>試料250mgを40mlの精製水に
加え、25℃の条件下静置した。所定時間経過後、濾過
し試料溶液とした。試料液中のニテンピラム含有量を高
速液体クロマトグラフィー[カラム:ヌクレオシル(N
icleosil)10C18、ガスクロ工業製、溶出溶
媒、アセトニトリル:水(50/50V/V)]で測定
した。水中へ溶出されたニテンピラム量(mg)を算出
した。
【0054】 試験結果を表1に示す。
【0055】
【表1】
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粒子は、
有効成分をろう状物質中に微粒子として分散したことに
より、高度な徐放作用を発現することができ、これによ
って長期間にわたり有効成分を無駄なく利用することが
できるため施用のための作業を大巾に合理化できる他、
有効成分が利用されずに流出して環境汚染が生起するお
それも解消することができる。
【0057】又、有効成分をろう状物質中に微粒子とし
て封入したので空気、湿気、光などを遮蔽して貯蔵安定
性ならびに施用後の安定性にも優れ、さらに配合禁忌の
二種以上の有効成分の組み合わせ利用も可能である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融したろう状物質に相溶しない有効成
    分が、該ろう状物質中に超微粒子として分散している粒
    子。
  2. 【請求項2】 溶融したろう状物質に相溶しない有効成
    分と該ろう状物質とを、該ろう状物質に溶解する界面活
    性剤の存在下に加温・混合・乳化させた後、冷却・固化
    することを特徴とする請求項1記載の粒子の製造法。
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