JPH0530468A - 磁気テープ記録装置 - Google Patents

磁気テープ記録装置

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Publication number
JPH0530468A
JPH0530468A JP3184929A JP18492991A JPH0530468A JP H0530468 A JPH0530468 A JP H0530468A JP 3184929 A JP3184929 A JP 3184929A JP 18492991 A JP18492991 A JP 18492991A JP H0530468 A JPH0530468 A JP H0530468A
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JP
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signal
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recording
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Application number
JP3184929A
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Inventor
Hiroshi Okada
浩 岡田
Shuichi Ota
修一 太田
Hideki Fukazawa
秀木 深沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気テープに対する時間軸圧縮された単位区分
映像信号成分の記録態様を、標準的ビデオテープレコー
ダによる再生が行われるに際して、映像信号の各単位区
分が順次適正に再生されるとともに、順次再生される複
数の単位区分の継ぎ目部分において、水平期間区分の連
続性が保たれるようにする。 【構成】所定の時間圧縮率をもって形成された時間軸圧
縮区分映像信号成分を、2個の回転磁気ヘッド(41,
42)によってテープ案内シリンダ(43)の外周表面
部分を走行する磁気テープ(45)に記録するものとさ
れ、時間軸圧縮区分映像信号成分の各々の形成に際して
の、メモリに書き込まれた映像信号の単位区分及びその
直前の単位区分の終端近傍部分に対する読出用クロック
信号に従った読出しの開始を、回転磁気ヘッド(41,
42)の回転に同期して得られる基準タイミング信号を
基準とした所定のタイミングに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号が、例えば、
フィールド期間区分とされる単位区分毎に時間軸圧縮さ
れて形成される記録用映像信号を、回転磁気ヘッドによ
りテープ案内シリンダの外周表面部分を走行する磁気テ
ープに記録する磁気テープ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号の磁気テープへの記録、あるい
は、映像信号の記録がなされた磁気テープからの映像信
号の再生を行う装置、所謂、ビデオテープレコーダは、
磁気テープの走行案内の役割を果たす外周表面部分を有
したテープ案内シリンダと、その内側に配された回転磁
気ヘッドとを備えるものとされる。テープ案内シリンダ
の外周表面部分は、その上を磁気テープが走行するもの
とされるが、その際、磁気テープはテープ案内シリンダ
の外周表面部分に対して予め設定された巻付角をもって
巻き付けられた状態をとるものとされる。そして、テー
プ案内シリンダは、例えば、その中心軸方向に分割され
て固定部と回転部とを形成するものとされ、回転部が固
定部に対して予め設定された回転数をもって回転せしめ
られる。回転磁気ヘッドは、例えば、テープ案内シリン
ダにおける回転部に取り付けられて、テープ案内シリン
ダの固定部と回転部との間に位置するものとされ、テー
プ案内シリンダにおける回転部の回転に伴って回転し、
その磁気ギャップ形成部をテープ案内シリンダの外周表
面部分に臨ませて、各回転期間中に、テープ案内シリン
ダの外周表面部分上を走行する磁気テープをその進行方
向に対して斜めに走査し、磁気テープに対する信号の記
録、あるいは、磁気テープからの信号の読取りを行う。
【0003】斯かるテープ案内シリンダ及び回転磁気ヘ
ッドが用いられるもとでの磁気テープにおける映像信号
の記録は、各々が磁気テープの長手方向に対して所定の
傾斜角をもって伸びるものとされた多数の記録トラック
が平行に配列形成され、通常、各記録トラックに映像信
号のフィールド期間区分の夫々が記録されるようにして
なされる。従って、1回転期間中に磁気テープを進行方
向に対して斜めに走査する回転磁気ヘッドは、記録動作
時においては、各回転毎に磁気テープ上に映像信号の各
フィールド期間区分を記録して1本の記録トラックを形
成し、また、読取動作時においては、各回転毎に磁気テ
ープをそれに形成された記録トラックに沿って走査して
映像信号の各フィールド期間区分を読み取るものとされ
る。
【0004】このようなビデオテープレコーダについて
は、機構に関する仕様,信号記録及び信号再生動作に関
する仕様,動作制御に関する仕様等を異にする多数の方
式が提案されているが、それらのうちの一つに準拠する
標準的ビデオテープレコーダとして、テープ案内シリン
ダの径が、例えば、40mmとされ、テープ案内シリンダ
の外周表面に対する磁気テープの巻付角(以下、テープ
巻付角という)が、例えば、180度とされ、テープ案
内シリンダにおける回転部の回転数(以下、シリンダ回
転数という)、即ち、回転磁気へッドの回転数が略2
9.97rps とされ、回転磁気ヘッドがその数が2個と
されて180度の回転角度間隔をもって配されるように
されたものがある。斯かる標準的ビデオテープレコーダ
は、そのテープ案内シリンダの径が比較的小とされたも
のの部類に属するものであり、それに採用されたテープ
案内シリンダ及び回転磁気ヘッドが、夫々、標準テープ
案内シリンダ及び標準回転磁気ヘッドとされる。
【0005】上述の如くの標準的ビデオテープレコーダ
に対して、さらに小型・軽量化を進めるべく、テープ案
内シリンダの径を、標準テープ案内シリンダの径より一
層小なるものとし、しかも、標準的ビデオテープレコー
ダとの互換性を具えたものとされる小型ビデオテープレ
コーダを構成することが提案されている。斯かる小型ビ
デオテープレコーダについては、標準的ビデオテープレ
コーダとの互換性の観点から、(1)それにより磁気テ
ープ上に形成される記録トラックの長さが、標準的ビデ
オテープレコーダにより磁気テープ上に形成される記録
トラックの長さと等しくなること、(2)それにより磁
気テープ上に記録される映像信号の1フィールド期間分
についての周期が、標準的ビデオテープレコーダにより
磁気テープ上に記録される映像信号の1フィールド期間
分についての周期と等しくなること、の2条件を満たす
ものとされることが要求される。
【0006】それゆえ、小型ビデオテープレコーダにつ
いての、標準的ビデオテープレコーダに対する、テープ
案内シリンダの径の比をa,テープ巻付角の比をb,シ
リンダ回転数の比をcとすると、上記(1)及び(2)
の条件を満たすためには、a・b=1,b/c=1とい
う関係が成立し、かつ、回転磁気ヘッドの数が4個以上
の偶数個であることが必要とされる。そこで、例えば、
a=2/3,b=c=3/2に選定されるとともに、回
転磁気ヘッドの数が4個に選定され、それにより、テー
プ案内シリンダの径を40mm・2/3≒26.67mm
,テープ巻付角を180度・3/2=270度,シリ
ンダ回転数を29.97rps ・3/2≒44.955rp
s とし、4個の回転磁気ヘッドを有する小型ビデオテー
プレコーダが構成されることになる。
【0007】しかしながら、このようにして構成される
小型ビデオテープレコーダは、回転磁気ヘッドの数が、
標準的ビデオテープレコーダに比して増加せしめられ
て、4個設けられることが必要とされることになるが、
上述の如くに径を略26.67mmとする極めて小径なテ
ープ案内シリンダの内側に4個の独立した回転磁気ヘッ
ドが組み付けられることには、少なからぬ困難を伴うこ
とになるとともに、4個の回転磁気ヘッドの取付精度が
良好でないものとされる虞がある。また、4個の独立し
た回転磁気ヘッドが組み付けられるテープ案内シリンダ
に、それに加えて、キュー (Cue)再生モード時,リビュ
ウー(Review) 再生モード時,スティル (Still)再生モ
ード時等において使用されるべき変速再生用回転磁気ヘ
ッドを付加することは著しく困難とされ、その結果、所
謂、ノイズレスキュー再生,ノイズレスリビュウー再
生、あるいは、ノイズレススティル再生は行われないこ
とになってしまう。
【0008】そこで、本願出願人は、先に、映像信号
を、例えば、フィールド期間区分とされる単位区分毎
に、所定の時間圧縮率をもって時間軸圧縮し、時間軸圧
縮された単位区分信号成分が間歇的に連なって成る記録
用映像信号を形成し、その記録用映像信号における時間
軸圧縮された単位区分信号成分の夫々を、テープ案内シ
リンダの外周表面部分上を走行する磁気テープを走査す
る回転磁気ヘッドに順次供給するようになすことによ
り、標準的ビデオテープレコーダに比してテープ案内シ
リンダの径がさらに小とされるもとにおいても、回転磁
気ヘッドの数の増加をまねかず、しかも、標準的ビデオ
テープレコーダとの互換性を具えるものとされる小型ビ
デオテープレコーダを形成する磁気テープ記録装置を提
案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような、映像信号
を、例えば、フィールド期間区分とされる単位区分毎に
時間軸圧縮して記録用映像信号を形成し、それを回転磁
気ヘッドに供給して磁気テープに記録するものとされる
小型ビデオテープレコーダによって記録用映像信号が記
録された磁気テープが、標準的ビデオテープレコーダに
装着されて映像信号の再生が行われるに際しては、映像
信号の各単位区分、例えば、各フィールド期間区分の再
生が適正に行われるとともに、順次再生される複数のフ
ィールド期間区分における隣接するものの間の継ぎ目部
分において、水平期間の連続性が保たれることが望まれ
る。このような要望の達成は、映像信号を、例えば、フ
ィールド期間区分とされる単位区分毎に時間軸圧縮して
記録用映像信号を形成し、それを回転磁気ヘッドに供給
して磁気テープに記録するものとされる小型ビデオテー
プレコーダによって、単位区分毎に時間軸圧縮された記
録用映像信号が磁気テープに記録されるにあたっての、
磁気テープに対する時間軸圧縮された単位区分信号成分
の記録態様に因ることになるが、先の提案においては、
斯かる観点からの、磁気テープに対する時間軸圧縮され
た単位区分信号成分の記録態様に至るまでの配慮はなさ
れていない。
【0010】斯かる点に鑑み、本発明は、標準的ビデオ
テープレコーダに比してテープ案内シリンダの径がさら
に小とされるもとにおいても、回転磁気ヘッド数の増加
をまねくことなく、映像信号を、例えば、フィールド期
間区分とされる単位区分毎に時間軸圧縮して、時間軸圧
縮された単位区分信号成分が間歇的に連なる記録用映像
信号を形成し、それをテープ案内シリンダの外周表面部
分上を走行する磁気テープを走査する回転磁気ヘッドに
順次供給して、磁気テープに記録するものとされ、しか
も、磁気テープに対する時間軸圧縮された単位区分信号
成分の記録態様を、標準的ビデオテープレコーダによる
映像信号の再生が行われるに際して、映像信号の各単位
区分が順次適正に再生されるとともに、順次再生される
複数の単位区分における隣接するものの間の継ぎ目部分
において、水平期間区分の連続性が保たれることになる
ものとなすことができる、磁気テープ記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る磁気テープ記録装置は、映像信号をメ
モリに所定の周波数を有した書込用クロック信号に従っ
て順次書き込むとともに、メモリに書き込まれた映像信
号を、それにおける連続する単位区分の夫々毎にその直
前の単位区分の終端近傍部分を含めて、書込用クロック
信号の周波数より高い周波数を有した読出用クロック信
号に従って読み出すことにより、映像信号の各単位区分
及びその直前の単位区分の終端近傍部分が時間軸圧縮さ
れて形成される時間軸圧縮区分信号成分が間歇的に連な
って成る記録用映像信号を得る記録信号形成部と、テー
プ案内シリンダの外周表面部分上を走行する磁気テープ
を走査する回転磁気ヘッド部と、記録信号形成部から得
られる記録用映像信号における時間軸圧縮区分信号成分
を順次回転磁気ヘッド部に供給して、夫々が磁気テープ
上に個別の記録トラックが形成されて記録されるように
なす記録信号供給部と、回転磁気ヘッド部の回転に同期
した基準タイミングをあらわす基準タイミング信号を発
生する基準信号発生部と、記録信号形成部に対する信号
読出タイミング制御部とを備え、信号読出タイミング制
御部が、記録信号形成部における時間軸圧縮区分信号成
分の各々の形成にあたっての、メモリに書き込まれた映
像信号の単位区分及びその直前の単位区分の終端近傍部
分に対する読出用クロック信号に従った読出しの開始
を、基準信号発生部から得られる基準タイミング信号を
基準とした所定のタイミングに設定するものとされて構
成される。
【0012】
【作用】このように構成される本発明に係る磁気テープ
記録装置にあっては、記録信号形成部から得られる各時
間軸圧縮区分信号成分が、映像信号の各単位区分及びそ
の直前の単位区分の終端近傍部分が時間軸圧縮されて形
成され、回転磁気ヘッド部により磁気テープ上に個別の
記録トラックが形成されるもとで記録されるものとされ
る。それにより、磁気テープ上における各記録トラック
に記録された時間軸圧縮区分信号成分は、それらのうち
の相互隣接する2本の記録トラックに夫々記録されたも
のが、一方の終端部と他方の始端部とが相互オーバーラ
ップ部分とされることになり、従って、標準的ビデオテ
ープレコーダによって再生されるに際して、映像信号の
各単位区分の再生が適正に行われることになる。
【0013】また、記録信号形成部における時間軸圧縮
区分信号成分の各々の形成にあたっての、メモリに書き
込まれた映像信号の単位区分及びその直前の単位区分の
終端近傍部分に対する読出用クロック信号に従った読出
しの開始が、回転磁気ヘッド部の回転に同期した基準タ
イミングをあらわす基準タイミング信号を基準とした所
定のタイミングに設定される。それにより、磁気テープ
上における複数の記録トラックに夫々記録された時間軸
圧縮区分信号成分は、各々の記録始端及び記録終端の磁
気テープ上の位置が、磁気テープの長手方向に沿う方向
に直線的に配列配置されることになり、従って、標準的
ビデオテープレコーダによる再生に際して、順次再生さ
れる映像信号の複数の単位区分における隣接するものの
間の継ぎ目部分において、水平期間区分の連続性が保た
れることになる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る磁気テープ記録装置の
一例を示し、この例は、NTSC方式に準拠したカラー
テレビジョン信号の記録を行うものとされており、具体
的には、輝度信号と色信号とを含んで構成される映像信
号を、それに伴う音声信号と共に磁気テープに記録す
る。
【0015】図1において、映像信号入力端子11及び
12には、NTSC方式に準拠したカラーテレビジョン
信号における映像信号を構成する輝度信号Y及び搬送色
信号Cが夫々供給される。また、音声信号入力端子13
には、NTSC方式に準拠したカラーテレビジョン信号
における音声信号AUが供給される。
【0016】そして、映像信号入力端子11からの輝度
信号Yがアナログ/ディジタル(A/D)変換部14に
おいてディジタル化され、A/D変換部14からディジ
タル輝度信号DYが得られてフィールドメモリ15に供
給される。また、映像信号入力端子12からの搬送色信
号CがA/D変換部16においてディジタル化され、A
/D変換部16からディジタル搬送色信号DCが得られ
て、デコーダ17に供給される。デコーダ17において
は、ディジタル搬送色信号DCからディジタル赤色色差
信号DRとディジタル青色色差信号DBとが個別に取り
出され、デコーダ17から得られるディジタル赤色色差
信号DR及びディジタル青色色差信号DBが夫々フィー
ルドメモリ18及びフィールドメモリ19に供給され
る。さらに、音声信号入力端子13からの音声信号AU
がA/D変換部20においてディジタル化され、A/D
変換部20からディジタル音声信号DAが得られてフィ
ールドメモリ21に供給される。
【0017】フィールドメモリ15,18,19及び2
1の夫々には、書込クロック信号供給部61から送出さ
れる書込用クロックパルスPW、及び、読出クロック信
号供給部63から送出される読出用クロックパルスPR
が供給される。書込クロック信号供給部61には、クロ
ックパルス発生部60からの周波数fkを有する安定な
クロックパルスCLが供給され、書込クロック信号供給
部61は、書込用クロックパルスPWを、クロックパル
スCLに基づき、周波数fkを有するものとして継続的
に送出する。
【0018】それにより、フィールドメモリ15におい
ては、書込用クロックパルスPWに従っての、図2にお
けるAに示される如くの、ディジタル輝度信号DYにお
ける各フレーム期間区分を構成する第1フィールド期間
区分Fo(1/60秒)及び第2フィールド期間区分F
e(1/60秒)の夫々についての書込みが、第1フィ
ールド期間区分Foにあっては第1水平期間区分(1
H)の始端から第263水平期間区分(263H)の中
間部(262.5H)までが書き込まれるとともに、第
2フィールド期間区分Feにあっては1Hの中間部
(0.5H)から263Hの終端までが書き込まれる状
態をもって、順次、交互に行われる。なお、第1フィー
ルド期間区分Fo及び第2フィールド期間区分Feの夫
々は、垂直同期信号SVを含んでいる。
【0019】また、フィールドメモリ18においては、
書込用クロックパルスPWに従っての、ディジタル赤色
色差信号DRにおける第1フィールド期間区分Foに対
応する区分及び第2フィールド期間区分Feに対応する
区分の夫々についての書込みが、第1フィールド期間区
分Foに対応する区分にあっては1Hの始端から26
2.5Hまでが書き込まれるとともに、第2フィールド
期間区分Feに対応する区分にあっては0.5Hから2
63Hの終端までが書き込まれる状態をもって、順次、
交互に行われ、フィールドメモリ19においては、書込
用クロックパルスPWに従っての、ディジタル青色色差
信号DBにおける第1フィールド期間区分Foに対応す
る区分及び第2フィールド期間区分Feに対応する区分
の夫々についての書込みが、第1フィールド期間区分F
oに対応する区分にあっては1Hの始端から262.5
Hまでが書き込まれるとともに、第2フィールド期間区
分Feに対応する区分にあっては0.5Hから263H
の終端までが書き込まれる状態をもって、順次、交互に
行われる。さらに、フィールドメモリ21においては、
書込用クロックパルスPWに従っての、ディジタル音声
信号DAにおける第1フィールド期間区分Foに対応す
る区分及び第2フィールド期間区分Feに対応する区分
の夫々についての書込みが、第1フィールド期間区分F
oに対応する区分にあっては1Hから262.5Hまで
が書き込まれるとともに、第2フィールド期間区分Fe
に対応する区分にあっては0.5Hから263Hの終端
までが書き込まれる状態をもって、順次、交互に行われ
る。
【0020】一方、読出クロック信号供給部63には、
クロックパルス発生部60からの周波数fkを有したク
ロックパルスCLを4/3倍に周波数逓倍するフェイズ
・ロックド・ループ(PLL)周波数逓倍部62から送
出される、周波数を4・fk/3とする安定なクロック
パルスMCLが供給され、また、読出休止信号形成部6
4からの読出休止信号SRPが供給される。そして、読
出クロック信号供給部63は、読出用クロックパルスP
Rを、クロックパルスMCLに基づき、周波数4・fk
/3を有するものとして、読出休止信号形成部64から
の読出休止信号SRPに基づいて設定される所定の期間
ずつ間歇的に送出する。
【0021】それにより、フィールドメモリ15におい
ては、交互に書き込まれたディジタル輝度信号DYにお
ける第1フィールド期間区分Foの1Hの始端から26
2.5Hまで、及び、第2フィールド期間区分Feの
0.5Hから263Hの終端までの夫々に対する読出し
が、読出用クロックパルスPRに従って、読出休止信号
SRPの、例えば、高レベルから低レベルへの立下り時
点を開始時点としたもとで、順次交互になされる。その
際、第1フィールド期間区分Foの1Hの始端から26
2.5Hまでが読み出されるにあたっては、それに先立
って、その直前の第2フィールド期間区分Feの、例え
ば、第250水平期間区分(250H)の始端から26
3Hの終端までが読み出され、また、第2フィールド期
間区分Feの0.5Hから263Hの終端までが読み出
されるに際しては、それに先立って、その直前の第1フ
ィールド期間区分Foの、例えば、250Hの始端から
262.5Hまでが読み出される。即ち、第1フィール
ド期間区分Foの1Hの始端から262.5Hまでの読
出しは、その直前の第2フィールド期間区分Feの25
0Hの始端から263Hの終端までを伴って行われ、ま
た、第2フィールド期間区分Feの0.5Hから263
Hの終端までの読出しは、その直前の第1フィールド期
間区分Foの250Hの始端から262.5Hまでを伴
って行われるのである。
【0022】このとき、読出用クロックパルスPRの周
波数4・fk/3が書込用クロックパルスPWの周波数
fkの4/3倍とされているので、フィールドメモリ1
5から交互に読み出されるディジタル輝度信号DYの第
1フィールド期間区分Foの1Hの始端から262.5
Hまでにその直前の第2フィールド期間区分Feの25
0Hの始端から263Hの終端までが加わった区分輝度
信号成分Fo’、及び、ディジタル輝度信号DYの第2
フィールド期間区分Feの0.5Hから263Hの終端
までにその直前の第1フィールド期間区分Foの250
Hの始端から262.5Hまでが加わった区分輝度信号
成分Fe’の夫々は、図2のBに示される如くに、時間
軸が3/4の時間圧縮率をもって圧縮されたものとされ
る。これら時間軸圧縮された区分輝度信号成分Fo’及
びFe’の夫々は、垂直同期信号SV’を含んでおり、
区分輝度信号成分Fo’の終端側部分とその区分輝度信
号成分Fo’に続く区分輝度信号成分Fe’の始端側部
分とは、250Hの始端から262.5Hまでの12.
5水平期間に亙るオーバーラップ部を形成しており、ま
た、区分輝度信号成分Fe’の終端側部分とその区分輝
度信号成分Fe’に続く区分輝度信号成分Fo’の始端
側部分とは、250Hの始端から263Hの終端までの
13水平期間に亙るオーバーラップ部を形成している。
また、時間軸圧縮された区分輝度信号成分Fo’と時間
軸圧縮された区分輝度信号成分Fe’との間の間隔は、
読出休止信号形成部64からの読出休止信号SRPに応
じて設定される。そして、このようにして、フィールド
メモリ15から交互に、かつ、間歇的に得られる時間軸
圧縮された区分輝度信号成分Fo’及びFe’は、全体
としてディジタル時間軸圧縮輝度信号DY’を形成する
ものとされて、ディジタル/アナログ(D/A)変換部
23に供給される。
【0023】また、フィールドメモリ18においては、
交互に書き込まれたディジタル赤色色差信号DRにおけ
る第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1Hの
始端から262.5Hまで、及び、第2フィールド期間
区分Feに対応する区分の0.5Hから263Hの終端
までの夫々に対する読出しが、読出用クロックパルスP
Rに従って、読出休止信号SRPの高レベルから低レベ
ルへの立下り時点を開始時点としたもとで、順次交互に
なされる。その際、第1フィールド期間区分Foに対応
する区分の1Hの始端から262.5Hまでが読み出さ
れるにあたっては、それに先立って、その直前の第2フ
ィールド期間区分Feに対応する区分の250Hの始端
から263Hの終端までが読み出され、また、第2フィ
ールド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから26
3Hの終端までが読み出されるに際しては、それに先立
って、その直前の第1フィールド期間区分Foに対応す
る区分の250Hの始端から262.5Hまでが読み出
される。即ち、ディジタル赤色色差信号DRにおける第
1フィールド期間区分Foに対応する区分の1Hの始端
から262.5Hまでの読出しは、その直前の第2フィ
ールド期間区分Feに対応する区分の250Hの始端か
ら263Hの終端までを伴って行われ、また、第2フィ
ールド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから26
3Hの終端までの読出しは、その直前の第1フィールド
期間区分Foに対応する区分の250Hの始端から26
2.5Hまでを伴って行われるのである。
【0024】斯かる際にも、読出用クロックパルスPR
の周波数4・fk/3が書込用クロックパルスPWの周
波数fkの4/3倍とされていることにより、フィール
ドメモリ18から読み出されるディジタル赤色色差信号
DRの第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1
Hの始端から262.5Hまでにその直前の第2フィー
ルド期間区分Feに対応する区分の250Hの始端から
263Hの終端までが加わった第1の区分赤色色差信
号、及び、ディジタル赤色色差信号DRの第2フィール
ド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから263H
の終端までにその直前の第1フィールド期間区分Foに
対応する区分の250Hの始端から262.5Hまでが
加わった第2の区分赤色色差信号の夫々は、時間軸が3
/4の時間圧縮率をもって圧縮されたものとされ、読出
休止信号形成部64からの読出休止信号SRPに応じて
設定される間隔を有して得られる。そして、第1の区分
赤色色差信号の終端側部分とその第1の区分赤色色差信
号に続く第2の区分赤色色差信号の始端側部分とは、2
50Hの始端から262.5Hまでの12.5水平期間
に亙るオーバーラップ部を形成しており、また、第2の
区分赤色色差信号の終端側部分とその第2の区分赤色色
差信号に続く第1の区分赤色色差信号の始端側部分と
は、250Hの始端から263Hの終端までの13水平
期間に亙るオーバーラップ部を形成している。このよう
にして、フィールドメモリ18から交互に、かつ、間歇
的に得られる時間軸圧縮された第1及び第2の区分赤色
色差信号は、全体としてディジタル時間軸圧縮赤色色差
信号DR’を形成するものとされて、エンコーダ24に
供給される。
【0025】同様に、フィールドメモリ19において
は、交互に書き込まれたディジタル青色色差信号DBに
おける第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1
Hの始端から262.5Hまで、及び、第2フィールド
期間区分Feに対応する区分の0.5Hから263Hの
終端までの夫々に対する読出しが、読出用クロックパル
スPRに従って、読出休止信号SRPの高レベルから低
レベルへの立下り時点を開始時点としたもとで、順次交
互になされる。その際、第1フィールド期間区分Foに
対応する区分の1Hの始端から262.5Hまでが読み
出されるにあたっては、それに先立って、その直前の第
2フィールド期間区分Feに対応する区分の250Hの
始端から263Hの終端までが読み出され、また、第2
フィールド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから
263Hの終端までが読み出されるに際しては、それに
先立って、その直前の第1フィールド期間区分Foに対
応する区分の250Hの始端から262.5Hまでが読
み出される。即ち、ディジタル青色色差信号DBにおけ
る第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1Hの
始端から262.5Hまでの読出しは、その直前の第2
フィールド期間区分Feに対応する区分の250Hの始
端から263Hの終端までを伴って行われ、また、第2
フィールド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから
263Hの終端までの読出しは、その直前の第1フィー
ルド期間区分Foに対応する区分の250Hの始端から
262.5Hまでを伴って行われるのである。
【0026】斯かる際にも、読出用クロックパルスPR
の周波数4・fk/3が書込用クロックパルスPWの周
波数fkの4/3倍とされていることにより、フィール
ドメモリ19から読み出されるディジタル青色色差信号
DBの第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1
Hの始端から262.5Hまでにその直前の第2フィー
ルド期間区分Feに対応する区分の250Hの始端から
263Hの終端までが加わった第1の区分青色色差信
号、及び、ディジタル青色色差信号DBの第2フィール
ド期間区分Feに対応する区分の0.5Hから263H
の終端までにその直前の第1フィールド期間区分Foに
対応する区分の250Hの始端から262.5Hまでが
加わった第2の区分青色色差信号の夫々は、時間軸が3
/4の時間圧縮率をもって圧縮されたものとされ、ま
た、読出休止信号形成部64からの読出休止信号SRP
に応じて設定される間隔を有して得られる。そして、第
1の区分青色色差信号の終端側部分とその第1の区分青
色色差信号に続く第2の区分青色色差信号の始端側部分
とは、250Hの始端から262.5Hまでの12.5
水平期間に亙るオーバーラップ部を形成しており、ま
た、第2の区分青色色差信号の終端側部分とその第2の
区分青色色差信号に続く第1の区分青色色差信号の始端
側部分とは、250Hの始端から263Hの終端までの
13水平期間に亙るオーバーラップ部を形成している。
このようにして、フィールドメモリ19から交互に、か
つ、間歇的に得られる時間軸圧縮された第1及び第2の
区分青色色差信号は、全体としてディジタル時間軸圧縮
青色色差信号DB’を形成するものとされて、エンコー
ダ24に供給される。
【0027】エンコーダ24においては、ディジタル時
間軸圧縮赤色色差信号DR’及びディジタル時間軸圧縮
青色色差信号DB’の両者が合成されて間歇的に得られ
るディジタル時間軸圧縮搬送色信号DC’が形成され、
エンコーダ24から得られるディジタル時間軸圧縮搬送
色信号DC’がD/A変換部25に供給される。
【0028】さらに、フィールドメモリ21において
は、交互に書き込まれたディジタル音声信号DAにおけ
る第1フィールド期間区分Foに対応する区分の1Hの
始端から262.5Hまで、及び、第2フィールド期間
区分Feに対応する区分の0.5Hから263Hの終端
までの夫々に対する読出しが、読出用クロックパルスP
Rに従って、読出休止信号SRPの高レベルから低レベ
ルへの立下り時点を開始時点としたもとで、順次交互に
なされる。その際、ディジタル音声信号DAにおける第
1フィールド期間区分Foに対応する区分の1Hの始端
から262.5Hまでが読み出されるにあたっては、そ
れに先立って、その直前の第2フィールド期間区分Fe
に対応する区分の250Hの始端から263Hの終端ま
でが読み出され、また、第2フィールド期間区分Feに
対応する区分の0.5Hから2635Hの終端までが読
み出されるに際しては、それに先立って、その直前の第
1フィールド期間区分Foに対応する区分の250Hの
始端から262.5Hまでが読み出される。即ち、ディ
ジタル音声信号DAにおける第1フィールド期間区分F
oに対応する区分の1Hの始端から262.5Hまでの
読出しは、その直前の第2フィールド期間区分Feに対
応する区分の250Hの始端から263Hの終端までを
伴って行われ、また、第2フィールド期間区分Feに対
応する区分の0.5Hから263Hの終端までの読出し
は、その直前の第1フィールド期間区分Foに対応する
区分の250Hの終端から262.5Hまでを伴って行
われるのである。
【0029】斯かる際にも、読出用クロックパルスPR
の周波数4・fk/3が書込用クロックパルスPWの周
波数fkの4/3倍とされているので、フィールドメモ
リ21から交互に読み出されるディジタル音声信号DA
における第1フィールド期間区分Foに対応する区分の
1Hの始端から262.5Hまでにその直前の第2フィ
ールド期間区分Feに対応する区分の250Hの始端か
ら263Hの終端までが加わった第1の区分音声信号、
及び、ディジタル音声信号DAの第2フィールド期間区
分Feに対応する区分の0.5Hから263Hの終端ま
でにその直前の第1フィールド期間区分Foに対応する
区分の250Hの始端から262.5Hまでが加わった
第2の区分音声信号の夫々は、時間軸が3/4の時間圧
縮率をもって圧縮されたものとされ、また、読出休止信
号形成部64からの読出休止信号SRPに応じて設定さ
れる間隔を有して得られる。そして、第1の区分音声信
号の終端側部分とその第1の区分音声信号に続く第2の
区分音声信号の始端側部分とは、250Hの始端から2
62.5Hまでの12.5水平期間に亙るオーバーラッ
プ部を形成しており、また、第2の区分音声信号の終端
側部分とその第2の区分音声信号に続く第1の区分音声
信号の始端側部分とは、250Hの始端から263Hの
終端までの13水平期間に亙るオーバーラップ部を形成
している。このようにして、フィールドメモリ21から
交互に、かつ、間歇的に得られる時間軸圧縮された第1
及び第2の区分音声信号は、全体としてディジタル時間
軸圧縮音声信号DA’を形成するものとされて、D/A
変換部26に供給される。
【0030】D/A変換部23においては、ディジタル
時間軸圧縮輝度信号DY’がアナログ化されて時間軸圧
縮輝度信号Y’が得られ、輝度信号記録処理部27に供
給される。輝度信号記録処理部27においては、時間軸
圧縮輝度信号Y’に基づく周波数変調(FM)処理が行
われ、時間軸圧縮輝度信号Y’に基づいて、例えば、搬
送波周波数偏移帯域が時間軸圧縮輝度信号Y’の同期信
号の先端が周波数5.7MHz となってホワイト・ピーク
が周波数7.7MHz となるようにされた時間軸圧縮FM
輝度信号Yf’が形成される。そして、輝度信号記録処
理部27からは、遮断周波数が、例えば、約2MHz とさ
れた高域通過フィルタ(HPF)28を通じて時間軸圧
縮FM輝度信号Yf’が得られ、それが信号合成部29
に供給される。
【0031】D/A変換部25においては、ディジタル
時間軸圧縮搬送色信号DC’がアナログ化されて時間軸
圧縮搬送色信号C’が得られ、色信号記録処理部30に
供給される。色信号記録処理部30においては、時間軸
圧縮搬送色信号C’に基づいて、例えば、色副搬送波周
波数を約743KHz とするものとされた低域変換時間軸
圧縮色信号Cc’が形成され、色信号記録処理部30か
ら帯域通過フィルタ(BPF)31を通じて低域変換時
間軸圧縮色信号Cc’が得られ、信号合成部29に供給
される。
【0032】D/A変換部26においては、ディジタル
時間軸圧縮音声信号DA’がアナログ化されて時間軸圧
縮音声信号AU’が得られ、音声信号記録処理部32に
供給される。音声信号記録処理部32においては、時間
軸圧縮音声信号AU’に基づくFM処理が行われ、時間
軸圧縮音声信号AU’に基づいて、例えば、搬送波周波
数が1.5MHz で、周波数偏移幅が±100〜150KH
z 程度とされた時間軸圧縮FM音声信号Af’が形成さ
れ、音声信号記録処理部32からは、通過帯域中心周波
数が約1.5MHz とされたBPF33を通じて時間軸圧
縮FM音声信号Af’が得られ、それが信号合成部29
に供給される。
【0033】信号合成部29においては、HPF28か
らの時間軸圧縮FM輝度信号Yf’,BPF31からの
低域変換時間軸圧縮色信号Cc’、及び、BPF33か
らの時間軸圧縮FM音声信号Af’が周波数多重合成さ
れて、合成記録信号Smが形成される。斯かる合成記録
信号Smは、図3におけるAに示される如く、時間軸圧
縮FM輝度信号Yf’における、時間軸圧縮された区分
輝度信号成分Fo’に基づいて得られた区分記録輝度信
号成分,低域変換時間軸圧縮色信号Cc’における、時
間軸圧縮された第1の区分赤色色差信号及び時間軸圧縮
された第1の区分青色色差信号に基づいて得られた区分
記録色信号成分、及び、時間軸圧縮FM音声信号Af’
における、時間軸圧縮された第1の区分音声信号成分に
基づいて得られた区分記録音声信号成分が周波数多重合
成されて成る、第1の時間軸圧縮区分合成記録信号成分
Smoと、時間軸圧縮FM輝度信号Yf’における、時
間軸圧縮された区分輝度信号成分Fe’に基づいて得ら
れた区分記録輝度信号成分,低域変換時間軸圧縮色信号
Cc’における、時間軸圧縮された第2の区分赤色色差
信号及び時間軸圧縮された第2の区分青色色差信号に基
づいて得られた区分記録色信号成分、及び、時間軸圧縮
FM音声信号Af’における、時間軸圧縮された第2の
区分音声信号成分に基づいて得られた区分記録音声信号
成分が周波数多重合成されて成る、第2の時間軸圧縮区
分合成記録信号成分Smeとが、交互に、かつ、間歇的
に連なるものとされて、スイッチ34の可動接点34a
に供給される。
【0034】スイッチ34は、スイッチ制御信号SWに
よってその可動接点34aと選択接点34b及び34c
との接続状態が制御される。スイッチ制御信号SWは、
図3におけるBに示される如く、合成記録信号Smにお
ける第1の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smoを含
む期間において低レベルをとるとともに、合成記録信号
Smにおける第2の時間軸圧縮区分合成記録信号成分S
meを含む期間において高レベルをとるものとされ、ス
イッチ34は、スイッチ制御信号SWが低レベルをとる
とき可動接点34aを選択接点34bに接続し、スイッ
チ制御信号SWが高レベルをとるとき可動接点34aを
選択接点34cに接続する。それにより、スイッチ34
の選択接点34bから、図3におけるCに示される如く
の、第1の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smoが間
歇的に連なって形成される第1の合成記録信号成分Sm
aが導出され、それが記録増幅部36を通じて回転磁気
ヘッド41に供給されるとともに、スイッチ34の選択
接点34cから、図3におけるDに示される如くの、第
2の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smeが間歇的に
連なって形成される第2の合成記録信号成分Smbが導
出され、それが記録増幅部37を通じて回転磁気ヘッド
42に供給される。
【0035】回転磁気ヘッド41及び42の夫々は、相
互に異なるギャップアジマスを有するものとされ、テー
プ案内シリンダ43における回転部に取り付けられて、
テープ案内シリンダ43における回転部と固定部との間
に配されており、テープ案内シリンダ43における回転
部に伴って回転し、磁気ギャップ形成部をテープ案内シ
リンダ43の外周表面部分上を走行する磁気テープ45
に当接させて、磁気テープ45をその走行方向に対して
所定の交差角をなす方向に走査する。そして、回転磁気
ヘッド41及び42のテープ案内シリンダ43における
回転部に対しての取付状態は、図1に示される如く、回
転磁気ヘッド41と回転磁気ヘッド42と間の回転角度
間隔が45度となるようにされている。
【0036】磁気テープ45は、キャプスタン駆動モー
タ46によって回転駆動されるキャプスタン47とキャ
プスタン47に磁気テープ45を挾んで対接するピンチ
ローラ48とによって走行せしめられ、キャプスタン駆
動モータ46はキャプスタンサーボ制御回路49によっ
て制御されて、磁気テープ45に予め設定された所定の
走行速度をとらせる。また、回転磁気ヘッド41及び4
2が取り付けられたテープ案内シリンダ43における回
転部は、シリンダ駆動モータ50によって図1における
矢印Xによって示される方向に回転駆動され、シリンダ
駆動モータ50はシリンダサーボ制御回路51によって
制御されて、テープ案内シリンダ43における回転部、
従って、回転磁気ヘッド41及び42に予め設定された
所定の回転速度をとらせる。
【0037】テープ案内シリンダ43の径,テープ案内
シリンダ43におけるテープ巻付角、及び、シリンダ回
転数、即ち、回転磁気ヘッド41及び42の回転数は、
径が40mmとされる標準テープ案内シリンダと2個の標
準回転磁気ヘッドとを備え,標準テープ案内シリンダに
ついてのテープ巻付角が180度とされるとともにシリ
ンダ回転数、即ち、標準回転磁気ヘッドの回転数が略2
9.97rps とされる標準的ビデオテープレコーダを基
準として定められており、テープ案内シリンダ43の径
が、標準テープ案内シリンダの径(40mm)の2/3、
即ち、略26.67mmに設定され、テープ案内シリンダ
43についてのテープ巻付角が、標準テープ案内シリン
ダについてのテープ巻付角(180度)の3/2、即
ち、270度に、走査始端側オーバーラップ用巻付角1
4.5度及び走査終端側オーバーラップ用巻付角7.5
度を加えた292度に設定され、さらに、2個の回転磁
気ヘッド41及び42の回転数が、標準回転磁気ヘッド
の回転数(略29.97rps)の2倍、即ち、略59.
94rps に設定されている。そして、回転数が略59.
94rps とされて回転せしめられる回転磁気ヘッド41
及び42の夫々の磁気テープ45に対する走査状態は、
回転磁気ヘッド41が、図3におけるEに示される如
く、その各1回転期間中において、供給される第1の合
成記録信号成分Sma中の第1の時間軸圧縮区分合成記
録信号成分Smoの夫々が到来する期間に磁気テープ4
5を走査し、また、回転磁気ヘッド42が、図3におけ
るFに示される如く、その各1回転期間中において、供
給される第2の合成記録信号成分Smb中の第2の時間
軸圧縮区分合成記録信号成分Smeの夫々が到来する期
間に磁気テープ45を走査するものとされる。それによ
り、回転磁気ヘッド41及び42の各々が磁気テープ4
5を走査する毎に、第1の合成記録信号成分Sma中の
第1の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smoの夫々、
及び、第2の合成記録信号成分Smb中の第2の時間軸
圧縮区分合成記録信号成分Smeの夫々が、磁気テープ
45上にその長手方向に対して所定の傾斜角をなして形
成される記録トラックをもって交互に記録される。
【0038】また、テープ案内シリンダ43における回
転部には着磁部分56が設けられており、斯かる着磁部
分56は、テープ案内シリンダ43における回転部の回
転に伴って回転磁気ヘッド41及び42と共に回転せし
められるもとで、予め設定された位置をとる固定磁気ヘ
ッド57によって検出される。それにより、固定磁気ヘ
ッド57からは、着磁部分56が通り過ぎる毎に、従っ
て、回転磁気ヘッド41及び42の1回転毎に、例え
ば、零レベルから正レベル側に立ち上り、次いで、負レ
ベル側に立ち下がった後零レベルに戻るパルス信号PG
が得られる。斯かる固定磁気ヘッド57からのパルス信
号PGは、回転状態にある回転磁気ヘッド41が磁気テ
ープ45を走査して第1の合成記録信号成分Sma中の
第1の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smoを記録す
る期間、及び、回転状態にある回転磁気ヘッド42が磁
気テープ45を走査して第2の合成記録信号成分Smb
中の第2の時間軸圧縮区分合成記録信号成分Smeを記
録する期間の夫々において得られるものとされ、波形整
形部58において、図3におけるGに示される如くの、
一対の正レベル部分と負レベル部分とから成る矩形波パ
ルスPGWとされて、読出休止信号形成部64に供給さ
れる。
【0039】読出休止信号形成部64には、矩形波パル
スPGWに加えて、PLL周波数逓倍部62から得られ
るクロックパルスMCL,フィールドメモリ15から時
間軸圧縮された区分輝度信号成分Fo’が読み出される
期間、及び、フィールドメモリ15から時間軸圧縮され
た区分輝度信号成分Fe’が読み出される期間を、夫
々、例えば、高レベル及び低レベルをもってあらわす判
別信号CFD,フィールドメモリ15から得られるディ
ジタル時間軸圧縮輝度信号DY’が同期分離部65に供
給されて同期分離部65から得られる、ディジタル時間
軸圧縮輝度信号DY’を形成する時間軸圧縮された区分
輝度信号成分Fo’及びFe’の夫々から分離された垂
直同期信号SV’、及び、メモリ66から適宜読み出さ
れる基準データDSR1及びDSR2が供給される。
【0040】メモリ66から適宜読み出される基準デー
タDSR1及びDSR2は、回転磁気ヘッド41及び4
2と着磁部分56とが設けられたテープ案内シリンダ4
3,固定磁気ヘッド57、及び、波形整形部58を含ん
だ再生系が形成され、斯かる再生系により、上述の合成
記録信号Smが適正な記録トラックパターンをもって記
録された基準磁気テープからの合成記録信号Smについ
ての適正な読取りがなされて、それに基づいて再生され
たディジタル時間軸圧縮輝度信号DY’が図4のAに示
される如くに得られるとともに、その読取りに際しての
テープ案内シリンダ43における回転部の回転に伴っ
て、図4のBに示される如くに、波形整形部58から矩
形波パルスPGWが、再生されたディジタル時間軸圧縮
輝度信号DY’における区分輝度信号成分Fo’及びF
e’の夫々が得られる期間中に送出される状態がとられ
たもとで設定されて、メモリ66に格納されたものとさ
れる。そして、基準データDSR1は、図4のCに示さ
れる信号SSR1における高レベル部分が対応するもの
となる、区分輝度信号成分Fe’が得られる期間中に送
出される矩形波パルスPGWの零クロス時点からその後
に最初にあらわれる区分輝度信号成分Fo’における垂
直同期信号SV’までの期間の夫々におけるクロックパ
ルスMCLの計数結果の平均値をあらわすものとされ、
また、基準データDSR2は、図4のDに示される信号
SSR2における高レベル部分が対応するものとなる、
区分輝度信号成分Fo’が得られる期間中に送出される
矩形波パルスPGWの零クロス時点からその後に最初に
あらわれる区分輝度信号成分Fe’における垂直同期信
号SV’までの期間の夫々におけるクロックパルスMC
Lの計数結果の平均値をあらわすものとされる。
【0041】読出休止信号形成部64は、具体的には、
例えば、図5に示される如くに構成される。図5に示さ
れる読出休止信号形成部64の具体例にあっては、判別
信号CFDによって制御されるもとで、矩形波パルスP
GWが供給されるスイッチ71が設けられ、スイッチ7
1は、判別信号CFDが低レベルをとり、フィールドメ
モリ15から時間軸圧縮された区分輝度信号成分Fe’
が読み出される期間であることを示すとき、矩形波パル
スPGWが供給される可動接点71aが選択接点71b
に接続され、また、判別信号CFDが高レベルをとり、
フィールドメモリ15から時間軸圧縮された区分輝度信
号成分Fo’が読み出される期間であることを示すと
き、矩形波パルスPGWが供給される可動接点71aが
選択接点71cに接続される。
【0042】それにより、判別信号CFDが低レベルを
とってフィールドメモリ15から時間軸圧縮された区分
輝度信号成分Fe’が読み出される期間であることを示
すときには、スイッチ71の可動接点71aに供給され
た矩形波パルスPGWが、スイッチ71の選択接点71
bを通じて、セット・リセット・フリップ・フロップ
(S−R・FF)72のセット端子(S)及びS−R・
FF73のセット端子(S)に供給され、S−R・FF
72及びS−R・FF73の夫々は、矩形波パルスPG
Wの零クロス部によってセットされる。S−R・FF7
2のリセット端子(R)には同期分離部65からの垂直
同期信号SV’が供給され、S−R・FF72がセット
後最初に到来する垂直同期信号SV’の前縁部によって
リセットされる。それにより、S−R・FF72の出力
端子(Q)には、図4のGに示される如くの、フィール
ドメモリ15から区分輝度信号成分Fe’が読み出され
る期間において得られる矩形波パルスPGWの零クロス
部に同期して低レベルから高レベルに立ち上がり、その
後フィールドメモリ15から読み出される、図5のFに
示される如くの、区分輝度信号成分Fo’における垂直
同期信号SV’の前縁部に同期して高レベルから低レベ
ルに立ち下がり、フィールドメモリ15から区分輝度信
号成分Fe’が読み出される期間において得られる矩形
波パルスPGWの零クロス部からその後最初に到来する
区分輝度信号成分Fo’における垂直同期信号SV’ま
での期間において高レベルをとる信号SS1が得られ
る。
【0043】S−R・FF72から得られる信号SS1
は、クロックパルスMCLとともにアンドゲート部74
に供給され、アンドゲート部74の出力端側には、信号
SS1が高レベルをとる期間においてクロックパルスM
CLが導出され、それがカウンタ75に供給される。カ
ウンタ75においては、信号SS1が高レベルをとる期
間にアンドゲート部74を通じて供給されるクロックパ
ルスMCLの数が計数され、その計数結果をあらわす計
数データDS1が比較部76に供給される。
【0044】比較部76にはメモリ66から読み出され
た基準データDSR1も供給され、比較部76において
基準データDSR1と計数データDS1とが比較され、
比較出力信号CP1が形成されて比較部76からアップ
/ダウン・カウンタ77に供給される。そして、比較出
力信号CP1が基準データDSR1が計数データDS1
より大であることを示すものであるとき、アップ/ダウ
ン・カウンタ77の計数値が“1”だけ増加せしめら
れ、また、比較出力信号CP1が基準データDSR1と
計数データDS1とが一致していることを示すものであ
るときには、アップ/ダウン・カウンタ77の計数値が
不変とされ、さらに、比較出力信号CP1が基準データ
DSR1が計数データDS1より小であることを示すも
のであるとき、アップ/ダウン・カウンタ77の計数値
が“1”だけ減少せしめられる。このように、計数値が
制御されるアップ/ダウン・カウンタ77から、その計
数値をあらわす計数データDUD1が比較部78に供給
される。
【0045】比較部78にはカウンタ80からの計数デ
ータDRP1も供給され、比較部78においてアップ/
ダウン・カウンタ77からの計数データDUD1とカウ
ンタ80からの計数データDRP1とが比較され、両者
が一致したとき、比較部78から比較出力信号CQ1が
得られて、それが、S−R・FF73のリセット端子
(R)に供給され、S−R・FF73がセット後最初に
供給される比較出力信号CQ1の前縁部によってリセッ
トされる。それにより、S−R・FF73の出力端子
(Q)には、図4のEに示される如くの、フィールドメ
モリ15から区分輝度信号成分Fe’が読み出される期
間において得られる矩形波パルスPGWの零クロス部に
同期して低レベルから高レベルに立ち上がり、その後、
比較出力信号CQ1の前縁部に同期して高レベルから低
レベルに立ち下がって、フィールドメモリ15から区分
輝度信号成分Fe’が読み出される期間において得られ
る矩形波パルスPGWの零クロス部からその後最初に到
来する比較出力信号CQ1までの期間において高レベル
をとる信号SP1が得られる。
【0046】S−R・FF73から得られる信号SP1
は、クロックパルスMCLとともにアンドゲート部79
に供給され、アンドゲート部79の出力端側には、信号
SP1が高レベルをとる期間においてクロックパルスM
CLが導出され、それがカウンタ80に供給される。そ
して、カウンタ80においては、信号SP1が高レベル
をとる期間にアンドゲート部79を通じて供給されるク
ロックパルスMCLの数が計数され、その計数結果をあ
らわす計数データDRP1が比較部78に供給されるこ
とになる。そして、斯かるもとで、S−R・FF73か
ら得られる信号SP1は、スイッチ81の選択接点81
bにも供給される。
【0047】一方、判別信号CFDが高レベルをとって
フィールドメモリ15から時間軸圧縮された区分輝度信
号成分Fo’が読み出される期間であることを示すとき
には、スイッチ71の可動接点71aに供給された矩形
波パルスPGWが、スイッチ71の選択接点71cを通
じて、S−R・FF82のセット端子(S)及びS−R
・FF83のセット端子(S)に供給され、S−R・F
F82及びS−R・FF83の夫々は、矩形波パルスP
GWの零クロス部によってセットされる。S−R・FF
82のリセット端子(R)には同期分離部65からの垂
直同期信号SV’が供給され、S−R・FF82がセッ
ト後最初に到来する垂直同期信号SV’の前縁部によっ
てリセットされる。それにより、S−R・FF82の出
力端子(Q)には、図4のJに示される如くの、フィー
ルドメモリ15から区分輝度信号成分Fo’が読み出さ
れる期間において得られる矩形波パルスPGWの零クロ
ス部に同期して低レベルから高レベルに立ち上がり、そ
の後フィールドメモリ15から読み出される、図5のI
に示される如くの、区分輝度信号成分Fe’における垂
直同期信号SV’の前縁部に同期して高レベルから低レ
ベルに立ち下がり、フィールドメモリ15から区分輝度
信号成分Fo’が読み出される期間において得られる矩
形波パルスPGWの零クロス部からその後最初に到来す
る区分輝度信号成分Fe’における垂直同期信号SV’
までの期間において高レベルをとる信号SS2が得られ
る。
【0048】S−R・FF82から得られる信号SS2
は、クロックパルスMCLとともにアンドゲート部84
に供給され、アンドゲート部84の出力端側には、信号
SS2が高レベルをとる期間においてクロックパルスM
CLが導出され、それがカウンタ85に供給される。カ
ウンタ85においては、信号SS2が高レベルをとる期
間にアンドゲート部84を通じて供給されるクロックパ
ルスMCLの数が計数され、その計数結果をあらわす計
数データDS2が比較部86に供給される。
【0049】比較部86にはメモリ66から読み出され
た基準データDSR2も供給され、比較部86において
基準データDSR2と計数データDS2とが比較され、
比較出力信号CP2が形成されて比較部86からアップ
/ダウン・カウンタ87に供給される。そして、比較出
力信号CP2が基準データDSR2が計数データDS2
より大であることを示すものであるとき、アップ/ダウ
ン・カウンタ87の計数値が“1”だけ増加せしめら
れ、また、比較出力信号CP2が基準データDSR2と
計数データDS2とが一致していることを示すものであ
るときには、アップ/ダウン・カウンタ87の計数値が
不変とされ、さらに、比較出力信号CP2が基準データ
DSR2が計数データDS2より小であることを示すも
のであるとき、アップ/ダウン・カウンタ87の計数値
が“1”だけ減少せしめられる。このように、計数値が
制御されるアップ/ダウン・カウンタ87から、その計
数値をあらわす計数データDUD2が比較部88に供給
される。
【0050】比較部88にはカウンタ90からの計数デ
ータDRP2も供給され、比較部88においてアップ/
ダウン・カウンタ87からの計数データDUD2とカウ
ンタ90からの計数データDRP2とが比較され、両者
が一致したとき、比較部88から比較出力信号CQ2が
得られて、それが、S−R・FF83のリセット端子
(R)に供給され、S−R・FF83がセット後最初に
供給される比較出力信号CQ2の前縁部によってリセッ
トされる。それにより、S−R・FF83の出力端子
(Q)には、図4のHに示される如くの、フィールドメ
モリ15から区分輝度信号成分Fo’が読み出される期
間において得られる矩形波パルスPGWの零クロス部に
同期して低レベルから高レベルに立ち上がり、その後、
比較出力信号CQ2の前縁部に同期して高レベルから低
レベルに立ち下がって、フィールドメモリ15から区分
輝度信号成分Fo’が読み出される期間において得られ
る矩形波パルスPGWの零クロス部からその後最初に到
来する比較出力信号CQ2までの期間において高レベル
をとる信号SP2が得られる。
【0051】S−R・FF83から得られる信号SP2
は、クロックパルスMCLとともにアンドゲート部89
に供給され、アンドゲート部89の出力端側には、信号
SP2が高レベルをとる期間においてクロックパルスM
CLが導出され、それがカウンタ90に供給される。そ
して、カウンタ90においては、信号SP2が高レベル
をとる期間にアンドゲート部89を通じて供給されるク
ロックパルスMCLの数が計数され、その計数結果をあ
らわす計数データDRP2が比較部88に供給されるこ
とになる。そして、斯かるもとで、S−R・FF83か
ら得られる信号SP2は、スイッチ81の選択接点81
cにも供給される。
【0052】スイッチ81は、判別信号CFDによって
制御され、判別信号CFDが低レベルをとってフィール
ドメモリ15から時間軸圧縮された区分輝度信号成分F
e’が読み出される期間であることを示すときには、可
動接点81aが選択接点81bに接続され、また、判別
信号CFDが高レベルをとってフィールドメモリ15か
ら時間軸圧縮された区分輝度信号成分Fo’が読み出さ
れる期間であることを示すときには、可動接点81aが
選択接点81cに接続される。従って、判別信号CFD
が低レベルをとってフィールドメモリ15から時間軸圧
縮された区分輝度信号成分Fe’が読み出される期間で
あることを示すときには、S−R・FF73から得られ
る信号SP1が、スイッチ81を通じて取り出され、読
出休止信号SRPとして読出クロック信号供給部63に
供給されて、読出クロック信号供給部63から間歇的に
供給される読出用クロックパルスPRの各送出開始タイ
ミングが信号SP1の後縁部によって設定される。それ
により、フィールドメモリ15からの区分輝度信号成分
Fo’の読出し,フィールドメモリ18からの第1の区
分赤色色差信号の読出し,フィールドメモリ19からの
第1の区分青色色差信号の読出し、及び、フィールドメ
モリ21からの第1の区分音声信号の読出しの夫々が、
信号SP1の後縁部に同期して開始され、図4のE及び
Fに示される如く、区分輝度信号成分Fo’の始端が信
号SP1の後縁部に合致せしめられる状態とされる。
【0053】また、判別信号CFDが高レベルをとって
フィールドメモリ15から時間軸圧縮された区分輝度信
号成分Fo’が読み出される期間であることを示すとき
には、S−R・FF83から得られる信号SP2が、ス
イッチ81を通じて取り出され、読出休止信号SRPと
して読出クロック信号供給部63に供給されて、読出ク
ロック信号供給部63から間歇的に供給される読出用ク
ロックパルスPRの各送出開始タイミングが信号SP2
の後縁部によって設定される。それにより、フィールド
メモリ15からの区分輝度信号成分Fe’の読出し,フ
ィールドメモリ18からの第2の区分赤色色差信号の読
出し,フィールドメモリ19からの第2の区分青色色差
信号の読出し、及び、フィールドメモリ21からの第2
の区分音声信号の読出しの夫々が、信号SP2の後縁部
に同期して開始され、図4のH及びIに示される如く、
区分輝度信号成分Fe’の始端が信号SP2の後縁部に
合致せしめられる状態とされる。
【0054】フィールドメモリ15からは、時間軸圧縮
された区分輝度信号成分Fo’と時間軸圧縮された区分
輝度信号成分Fe’とが交互に読み出されるので、スイ
ッチ81から信号SP1と信号SP2とが交互に導出さ
れ、図4のKに示される如くの、信号SP1と信号SP
2とが交互に連なって成る読出休止信号SRPが得られ
て読出クロック信号供給部63に供給され、その結果、
フィールドメモリ15からは、図4のLに示される如く
に、区分輝度信号成分Fo’と区分輝度信号成分Fe’
とが交互に連なって成るディジタル時間軸圧縮輝度信号
DY’が得られる。
【0055】斯かるもとで、読出休止信号形成部64に
おいては、その動作が、S−R・FF72から得られる
信号SS1の高レベル部分が、メモリ66から読み出さ
れる基準データDSR1に対応する信号SSR1の高レ
ベル部分に一致するとともに、S−R・FF82から得
られる信号SS2の高レベル部分が、メモリ66から読
み出される基準データDSR2に対応する信号SSR2
の高レベル部分に一致する状態に落ち着くことになる。
即ち、フィールドメモリ15から得られるディジタル時
間軸圧縮輝度信号DY’が、合成記録信号Smが適正な
記録トラックパターンをもって記録された基準磁気テー
プからの合成記録信号Smについての適正な読取りがな
されて、それに基づいて再生される、図4のAに示され
る如くの、ディジタル時間軸圧縮輝度信号DY’に一致
するようにされることになり、従って、斯かるフィール
ドメモリ15から得られるディジタル時間軸圧縮輝度信
号DY’を含むものとされて得られる合成記録信号Sm
は、磁気テープ45に基準磁気テープにおけるものと同
様な記録トラックパターンをもって記録されることにな
る。
【0056】即ち、図6に示される如く、磁気テープ4
5上に、合成記録信号Smを構成する第1の時間軸圧縮
区分合成記録信号成分Smoと第2の時間軸圧縮区分合
成記録信号成分Smeとが交互に記録されて形成される
複数の記録トラックTRは、夫々の長さLtが一定のも
のとされるとともに、夫々における垂直同期信号SV’
の記録位置が、磁気テープ45の側端からの距離Zpが
一定となるようにされて、磁気テープ45の長手方向に
沿う方向に直線的に配列配置されることになる。従っ
て、斯かる磁気テープ45が、標準的ビデオテープレコ
ーダによる再生に供される際においては、映像信号の各
単位区分の再生が順次適正に行われるとともに、順次再
生される複数の単位区分における隣接するものの間の継
ぎ目部分において、水平期間区分の連続性が保たれるこ
とになる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る磁気テープ記録装置にあっては、記録信号形成部か
ら得られる各時間軸圧縮区分信号成分が、映像信号の各
単位区分及びその直前の単位区分の終端近傍部分が時間
軸圧縮されて形成され、回転磁気ヘッド部により磁気テ
ープ上に個別の記録トラックが形成されるもとで記録さ
れるものとされるので、磁気テープ上における各記録ト
ラックに記録された時間軸圧縮区分信号成分は、それら
のうちの相互隣接する2本の記録トラックに夫々記録さ
れたものが、一方の終端部と他方の始端部とが相互オー
バーラップ部分とされることになり、従って、標準的ビ
デオテープレコーダによって再生されるに際して、映像
信号の各単位区分の再生が適正に行われることになる。
【0058】また、記録信号形成部における時間軸圧縮
区分信号成分の各々の形成にあたっての、メモリに書き
込まれた映像信号の単位区分及びその直前の単位区分の
終端近傍部分に対する読出用クロック信号に従った読出
しの開始が、回転磁気ヘッド部の回転に同期した基準タ
イミングをあらわす基準タイミング信号を基準とした所
定のタイミングに設定されるので、磁気テープ上におけ
る複数の記録トラックに夫々記録された時間軸圧縮区分
信号成分は、各々の記録始端及び記録終端の磁気テープ
上の位置が、磁気テープの長手方向に沿う方向に直線的
に配列配置されることになり、従って、標準的ビデオテ
ープレコーダによる再生に際して、順次再生される映像
信号の複数の単位区分における隣接するものの間の継ぎ
目部分において、水平期間区分の連続性が保たれること
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る磁気テープ記録装置の一例を示す
ブロック接続図である。
【図2】図1に示される例の動作説明に供されるタイム
チャートである。
【図3】図1に示される例の動作説明に供されるタイム
チャートである。
【図4】図1に示される例の動作説明に供されるタイム
チャートである。
【図5】図1に示される例における読出休止信号形成部
の具体構成例を示すブロック接続図である。
【図6】図1に示される例による記録がなされた磁気テ
ープの説明に供される概念図である。
【符号の説明】
11 映像信号入力端子 12 映像信号入力端子 13 音声信号入力端子 15 フィールドメモリ 18 フィールドメモリ 19 フィールドメモリ 21 フィールドメモリ 27 輝度信号記録処理部 29 信号合成部 30 色信号記録処理部 32 音声信号記録処理部 41 回転磁気ヘッド 42 回転磁気ヘッド 43 テープ案内シリンダ 45 磁気テープ 57 固定磁気ヘッド 58 波形整形部 60 クロックパルス発生部 61 書込クロック信号供給部 62 PLL周波数逓倍部 63 読出クロック信号供給部 64 読出休止信号形成部 65 同期分離部 66 メモリ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】映像信号をメモリに所定の周波数を有した
    書込用クロック信号に従って順次書き込むとともに、上
    記メモリに書き込まれた映像信号を、該映像信号におけ
    る連続する単位区分の夫々毎にその直前の単位区分の終
    端近傍部分を含めて、上記書込用クロック信号の周波数
    より高い周波数を有した読出用クロック信号に従って読
    み出すことにより、上記映像信号の各単位区分及びその
    直前の単位区分の終端近傍部分が時間軸圧縮されて形成
    される時間軸圧縮区分信号成分が間歇的に連なって成る
    記録用映像信号を得る記録信号形成部と、 テープ案内シリンダの外周表面部分上を走行する磁気テ
    ープを走査する回転磁気ヘッド部と、 上記記録信号形成部から得られる記録用映像信号におけ
    る時間軸圧縮区分信号成分を順次上記回転磁気ヘッド部
    に供給する記録信号供給部と、 上記回転磁気ヘッド部の回転に同期した基準タイミング
    をあらわす基準タイミング信号を発生する基準信号発生
    部と、 上記記録信号形成部における、上記時間軸圧縮区分信号
    成分の各々の形成にあたっての、上記メモリに書き込ま
    れた映像信号の単位区分及びその直前の単位区分の終端
    近傍部分に対する上記読出用クロック信号に従った読出
    しの開始を、上記基準信号発生部から得られる基準タイ
    ミング信号を基準とした所定のタイミングに設定する信
    号読出タイミング制御部と、 を備えて構成される磁気テープ記録装置。
JP3184929A 1991-07-24 1991-07-24 磁気テープ記録装置 Pending JPH0530468A (ja)

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JP3184929A JPH0530468A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 磁気テープ記録装置

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