JPH01264386A - タイムラプス方式磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気テープ上にコマ抜き録画を行い、またこ
れを再生するタイムラプス方式ＶＴＲに関する。

〔従来の技術〕

タイムラプス方式ＶＴＲは、特開昭５８−６２９８５号
公報記載のように、入力映像信号から一定のコマ数ごと
に１コマのフィールド映像信号を抜き出し、コマ抜きの
周期と同じ周期で磁気テープを１トラツクずつ間欠的に
送ることによってコマ抜きされた映像信号を磁気テープ
上につめて記録し、長時間記録を実現するもので、金融
機関等の監視用に広く用いられている。

タイムラプス方式ＶＴＲでは、コマ抜き周期を何段階か
に切り替えることができ、それに応じていくつかのモー
ドを持っている。例えばコマ抜き周期４秒は２時間テー
プを用いて４８０時間の記録ができるので４８０時間モ
ード、コマ抜き周期２秒は２４０時間モードと呼ばれる
。

通常、回転シリンダは２６２．５Ｈ（Ｈは１水平走査期
間）で１８ｏ°回転している。この状態のままコマ抜き
録画を行うと、互いに１８０°対向した２チヤンネルの
ヘッドを用いてスチル再生あるいは間欠送り再生を行っ
た場合にチャンネル切り替え時に水平同期信号の不連続
を生じ、再生画像にスキューが発生する。この問題を解
決する手段として、スチルおよび間欠送り再生専用のヘ
ッドを追加する方法や、再生回路に０．５Ｈ遅延線を用
いてチャンネル間の水平同期合わせを行う方法が考えら
れるが、これらの方法によると回路規模が増大する。そ
こで録画の瞬間にシリンダの回転速度を僅かに減少させ
、１８ｏ°回転する間に２６３Ｈの信号を記録する方式
が取られている。

この方式によれば、記録時のシリンダの回転制御回路に
僅かな追加回路を設けるだけで、スキューのないスチル
および間欠送り再生を行うことができる。　ところで、
タイムラプス方式ＶＴＲでは、磁気テープを間欠送りす
るため、固定ヘッドによるリニア音声トラックへの録音
はできない。そこで、特許公開公報昭６２−１２５７８
５号公報記載のように間欠送り周期分の音声信号を時間
圧縮し、ＦＭ変調して映像信号に周波数多重して記録す
る方式と、ＰＣＭ変調してオーバラップ部分（磁気テー
プをシリンダに１８ｏ°よりも多く巻きつけることによ
り設けられた映像トラックの延長部分）に記録する方式
が考えられている。ところが、これらの方式は、ベータ
方式ＶＴＲや８ミリＶＴＲにおいて時間圧縮しない音声
を記録している領域をそのまま使って時間圧縮音声を記
録しようというもので、圧縮する分だけ帯域が狭くなる
という問題点がある。例えば、４８０時間モードのコマ
抜き比は２４０であるので圧縮比は２４０以上必要であ
るが、そうすると音声帯域が１／２４０以下となり、良
好な音質は得られない。

したがって、これらの方式は、４８０時間モードのよう
な長時間モードには適用できない。

また、圧縮音声の記録は映像信号の記録と同時または直
前直後に行うため、前述のシリンダの回転数を落として
スキューを解消する方式を用いた場合、再生圧縮音声に
時間軸変動を生じ、再生音声のピッチが変動したり、あ
るトラックの再生音声と次のトラック再生音声の切り替
え時のスイッチングノイズが増大するという問題点があ
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上述べたように従来技術は、記録する時間圧縮音声の
帯域が十分に確保できないため、長時間記録には適用で
きない問題点があり、再生時間圧縮音声の時間軸変動に
ついて配慮されていなかった。

本発明の目的は、長時間モードでの音声記録が可能でな
おかつ再生時間圧縮音声の時間軸変動による音質劣化の
ないタイムラプス方式ＶＴＲを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の特徴は１時間圧縮音声をＦＭ変調するＦＭ変調
手段と、ＦＭ変調された時間圧縮音声を映像信号トラッ
クと隣接するトラックに記録する音声記録手段と、間欠
的に行われるトラック送りの直前に時間圧縮音声の記録
を行わせ、トラック送り完了直後に映像信号の記録を行
わせる記録タイミング制御手段を設けたことにある。

〔作用〕

ＦＭ変調手段と音声記録手段により、時間圧縮音声は映
像信号と同じようにＦＭ変調記録される。

したがって、映像信号と同等の帯域を確保することがで
きる。さらに記録タイミング手段により、時間圧縮音声
の記録は、映像信号の記録と時を隔てて行われるので、
スキュー解消方式としてシリンダの回転数を落とす方式
を用いても、その影響による再生時間圧縮音声の時間軸
変動は生じない。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例の記録系のブロック図である
。音声入力端子１は時間圧縮回路２の入力に接続され、
その出力はＦＭ変調回路３、ゲート回路４、記録増幅器
５を通じて回転音声ヘッド６に供給されている。映像入
力端子７はＹ／Ｃ分離回路８の入力に接続され、その出
力の一方はＦＭ変調回路９を通じて加算器１０に、供給
されるとともにＶ同期分離回路１８に供給され、他方は
周波数変換回路１１を通じて同じく加算器１０に供給さ
れている。加算器１０の出力はゲート回路１２、記録増
幅器１３を通じて回転映像ヘッド１４．１５に供給され
ている。回転音声ヘッド６および回転映像ヘッド１４．
１５は、シリンダモータ１６により回転させられるシリ
ンダ（図示せず）上に配置され、磁気テープ１７に高速
摺動されている。■同期分離回路１８の出力は２分周回
路１９、カウンタ２０、遅延回路２１．２２に供給され
ている。２分周回路１９の出力は位相比較回路２３に供
給されている。シリンダタックヘッド２４の出力は位相
調整回路２５に供給され、位相調整回路２５の出力は位
相比較回路２３．波形成形回路２６，２７．２８に供給
されている。位相比較回路２３の出力は減速回路２３を
通じてシリンダモータ１６に供給されている。カウンタ
２０の出力は遅延回路２１に供給されるとともに波形成
形回路２６を通じて時間圧縮回路２およびゲート回路４
に供給され、遅延回路２１の出力は遅延回路２２に供給
されるとともに波形成形回路２８、間欠駆動回路３０を
通じて磁気テープ１７を走行せしめるキャプスタンモー
タ３１に供給され、遅延回路２２の出力は波形成形回路
２７を通じてゲート回路１２に供給されている。また、
波形成形回路２７からは、減速回路３２へも制御信号が
供給されている。

かかる構成において、音声入力端子１に入来し音声信号
は、時間圧縮された後ＦＭ変調され、ゲート回路４の働
きにより間欠的に磁気テープ１７上に記録される。一方
、映像入力端子７に入来した映像信号はＹ信号（輝度信
号）とＣ信号（色信号）に分離された後Ｙ信号はＦＭ変
調、Ｃ信号は低域周波数に周波数変換されてから再び加
算され、ゲート回路１２の働きにより、磁気テープ１７
上にコマ抜き録画される。また、間欠駆動回路３０の働
きにより、磁気テープ１７が間欠的に走行させられ、圧
縮音声トラックおよび映像トラックが磁気テープ上につ
めて形成され、長時間記録を実現する。なお、回転音声
ヘッド６と回転映像ヘッド１４および１５の間にはシリ
ンダ回転軸方向に段差が付けられており、テープ停止中
に映像トラックと、それに隣接する圧縮音声トラックを
形成するようになっている。

一方、シリンダタックヘッド２４からはシリンダの回転
に同期した信号が取り出され、位相調整回路２５により
デユーティ５０％のヘッド切替パルスＨＳに成形される
。このＨ８とＶ同期信号を２分周した信号との位相比較
を行い、その差がなくなるようにシリンダモータ１６の
回転制御を行う。減速回路３２は映像信号の記録直前か
ら記録が終わるまでの間だけシリンダの回転数を僅かに
下げる。これによりシリンダが１８０°回転する間に２
６３Ｈの映像信号が記録される。

圧縮音声、映像の記録タイミングおよび間欠トラック送
りのタイミングを制御する信号はカウンタ２０、遅延回
路２１，２２．波形成形回路２６゜２７．２８から成る
回路により生成される。カウンタ２０はＶ同期信号を数
えて記録およびトラック送りの周期を決定する。遅延回
路２１．２２の働きにより、圧縮音声の記録、トラック
送り、映像の記録の順に動作が行われる。波形成形回路
２７から減速回路３２へは映像記録１回毎にその直前か
ら終了までシリンダの回転を減速させる指令信号が供給
されるが、圧縮音声の記録はこの減速動作と時間を異に
して行われるためリシンダ減速の影響を受けず、再生音
声の時間軸変動は起こらない。

ところでシリンダの回転と映像信号の■同期との間には
原理的に±１０ｐｓｅｃ程度の制御誤差が残留する。し
たがって映像信号のＶ同期に合わせて音声の時間圧縮処
理および記録を行うと、各トラックでの圧縮音声の記録
開始点がばらつき、再生音声の時間軸変動となる。そこ
で本実施例では、波形成形回路２６により時間圧縮処理
および圧縮音声の記録ゲートの制御信号をＨＳに同期し
た信号とする。これにより各トラックでの圧縮音声の記
録開始点のばらつきは低減される。

第２図に記録系の制御信号のタイミングチャートを示す
。ａ）はシリンダの回転に同期したヘッド切替パルスＨ
３である。ｂ）は時間圧縮回路２およびゲート回路４へ
の制御信号である音声記録ゲートＡＧで、この信号がハ
イレベルの期間に時間圧縮処理が行われ５ゲ一ト回路４
が開かれて、圧縮音声が記録される。ＡＧはＨＳに同期
しており、回路音声ヘッド６が磁気テープ１７上にトレ
ースしている期間にハイレベルとなるよう位相が管理さ
れている。ＡＧの周期はコ−？抜き一比（カ）°、・す
口）の、；１τ々）で決まり、コマ４１．：　：“Ｊ（
、ン１の場合。

＋１８の１〈／２周期分と）Ｊ二る。Ｃ）は間欠駆動回
路３０への制御信号であるドライブパルス１〕■〕で、
この信号が立ち上がる毎に磁気テープ１７が１トラツク
送られる。ＤＰはＨ５に同期しており、周期はＡＧと同
じで、遅延回路２１の働きによりＡＧがハイレベルとな
る直後に立ち上がるようになっている。ｄ）はゲート回
路１２への制御信号である映像記録ゲートｖＧで、この
信号がハイレベルの期間にゲート回路１２が開かれて映
像信号が記録される。ＶＧは、ＤＰの立ち上がりの後に
ハイレベルとなり、その遅延時間はトラック送りが完了
して完全に磁気テープが停止してから映像記録が行われ
るように遅延回路２２により決められている。ＶＧはＨ
８に同期しており、その位相は磁気テープ１７上を回転
映像ヘッド１４がトレースしている期間にハイレベルと
なるものと回転映像ヘッド１５がトレースしている期間
にハイレベルとなるものが交互にくり返される。これに
より、映像記録は回転映像ヘッド１４と１５で交互に行
われる。

第３図に記録動作タイミングチャートを示す。

図は４８０時間モード（コマ抜き比Ｎ＝２４０）の場合
である。トラック送り周期は４秒である。

時間圧縮回路２では圧縮比をコマ抜き比より僅かに高く
シ（例えば２５６）、第３図ｂ）、ｃ）に示すようにオ
ーバーラツプ部分（αで示す）を持たせた時間圧縮処理
を行う。ｅ）は記録される映像信号である。これらの動
作により磁気テープ１７上には第４図に示すように■、
とＡ１．Ｖ２とＡ８・・・が一対となった記録バタンか
形成される。なお。

回転映像ヘッド１４と１５は同一アジマス、回転音声ヘ
ッド６はこれらと異なるアジマスとし、図のようなガー
ドパンドレスアジマス記録を実現する。また、ヘッドを
幅広ヘッドとし、隣接するトラックを僅かに消しながら
新しいトラックを形成してゆく。このようにすると再生
時に少しぐらいトラックずれを起こしても差信号のＳ／
Ｎが劣化することがないので、安定した画質・音質を得
ることができる。

第５図に再生系のブロック図を示す。回転音声ヘッド６
、回転映像ヘッド１４，１５、シリンダモータ１６、磁
気テープ１７、位相比較回路２３、シリンダタックヘッ
ド２４、位相調整回路２５、波形成形回路２８、間欠駆
動回路３０．キャプスタンモータ３１の構成は、第１図
に示した記録系と同一のものである。再生系では回転音
声ヘッド６の出力は再生増幅器３３、ＦＭ復調回路３４
、ゲート回路３５、時間伸張回路３６を通して音声出力
端子３７に出力される。回転映像ヘッド１４゜１５の出
力はそれぞれ再生増幅器３８．３９を通して共にヘッド
切替回路４０へ供給され、ヘッド切替回路４０の出力は
バイパスフィルタ４１およびローパスフィルタ４２に供
給され、バイパスフィルタ４１の出力はＦＭ復調回路４
３を通して加算器４４に、ローパスフィルタ４２の出力
は周波数変換回路４５を通して同じく加算器４４に供給
され、加算器４４の出力は映像出力端子４６に供給され
ている。位相調整回路２５の出力は位相比較回路２３、
波形成形回路２８の他にヘッド切替回路４０．カウンタ
４７、遅延回路４８、波形成形回路４９に供給されてい
る。位相比較回路２３のもう一方の入力には、発振回路
５０の出方が供給されている。カウンタ４７の出力は波
形成形回路２８へ供給されるとともに遅延回路４８．波
形成形回路４９を通してゲート回路３５および時間伸張
回路３６へ供給されている。

かかる構成において、回転音声ヘッド６により再生され
た時間圧縮音声はＦＭ復調された後、ゲート回路３５の
働きにより間欠的に時間伸張回路３６へ送り込まれ、時
間伸張されてつなぎ合わされ、音声出力端子３７から出
力される６回転映像ヘッド１４．１５の出力は、ヘッド
切替パルスＨ８により制御されたヘッド切替回路４０に
より磁気テープ１７上をトレースしている方の出力が選
択され、Ｙ信号成分はＦＭ復調、低域周波数に変換され
ていたＣ信号成分は元の周波数に変換されて合成、映像
出力端子４６から出力される。シリンダは、記録系にお
けるＶ同期信号を２分周した信号の代わりに、発振回路
５０から出力される基準信号に同期して回転する。カウ
ンタ４７はＨＳを数えてトラック送り周期を決定する。

遅延回路４８の働きにより、トラック送りの後に時間伸
張回路３６への再生時間圧縮音声の取り込みを行う。波
形成形回路４９は、時間伸張回路３６への再生時間圧縮
音声の取り込みをＨ８に同期して行うようにし、シリン
ダの回転むらによる再生音声の時間軸変動を低減する。

第６図に再生系の制御信号のタイミングチャートを示す
。ｂ）のドライブパルスＤＰの周期は記録時と同じにす
る。ｃ）はゲート回路３５および時間伸張回路３６への
制御信号である音声再生ゲートＡＧ′で、この信号がハ
イレベルの期間にゲート回路３５が開かれ、時間伸張回
路３６への再生圧縮音声の取り込みが行われる。ＡＧ′
はＤＰに遅れてハイレベルとなり、その遅延時間はトラ
ック送りが完了してから再生圧縮音声の取り込みが行わ
れるように遅延回路４８により決められている。ＡＧ′
はＨ８に同期しており、その位相は回転音声ヘッド６が
磁気テープ１７上をトレースしている期間にハイレベル
となるようになっている。なお、ＡＧ′のパルス幅は記
録時のＡＧより僅かに狭くしである。

第７図に再生動作タイミングチャートを示す。

４８０時間モードの場合である。第４図に示した記録パ
タンの磁気テープを再生すると、ゲート回路３５により
第７図Ｃ）に示すような圧縮音声が時間伸張回路３６へ
送り込まれ、ｄ）に示すように時間伸張され、つなぎ合
わされて出力される。

余分なオーバーラツプ分（βで示す）は読み捨てられる
（βくα）。再生映像信号はテープが停止している間は
同一のフィールド映像信号が出力され、ｅ）のようにな
る。

以上述べたように本実施例によれば、瞬間圧縮音声を映
像トラックに隣接するトラックにＦＭ変調記録すること
により、タイムラプス方式ＶＴＲにおける長時間音声記
録が実現する。また、映像の記録と時間圧縮音声の記録
は時を隔てて行われるので映像記録時のシリンダの回転
数の低下の影響を受けて音声の時間軸が変動するような
事はない。さらに、音声の時間圧縮処理・時間伸張処理
をシリンダの回転に同期して行うことにより、シリンダ
回転むらによる再生音声の時間軸変動を低減することが
できる。

また、第３図と第７図を見比べればわかるように、再生
音声Ａ１と対になって再生される映像ｖ０は八〇の先頭
の時点の映像信号である。したがって、再生映像と音声
の時間関係は、ちょうど映像信号のみがサンプルホール
ドされたような関係となり、時間ずれが感じられず、異
和感がない。

次にモード切替可能な実施例について述べる。

記録系の構成は第１図に示したものと全く同じで。

カウンタ２０の計数値（コマ抜き比）がモードにより変
わるだけである。２４０時間モード時の記録動作タイミ
ングチャートを第８図に示す。コ、マ抜き比は１２０、
トラック送り周期は２秒である。

時間圧縮処理および時間圧縮音声の記録は４８０時間モ
ード時と同様、トラック送りの直前に行われる。圧縮比
は４８０時間モード時と同じ（例え−ば２５６）で４秒
＋α（αは４８０時間モードにおけるオーバーラツプ分
）の音声が１回で圧縮・記録される。したがって記録さ
れる音声は第８図ｂ）、ｃ）に示すように２秒＋αのオ
ーバーラツプ部分を持ったものとなる。記録される映像
信号はｅ）のようになる。以上により磁気テープ１７上
には、２秒間隔でコマ抜きされた映像信号と。

２秒＋αのオーバーラツプ部分を持つ４秒＋αの時間圧
縮音声が記録される。４８０時間モードよりコマ抜き比
の小さいモードであればオーバーラツプ部分の長さが変
わるだけで同様に記録が行われる。

第９図に再生系のブロック図を示す。大部分は第５図に
示した構成と同じであり、異なる部分のみ図示した。原
理的には第５図に示した構成のままでカウンタ４７の計
数値を変えれば圧縮音声の読み捨て分βが変わるだけで
あるので再生可能である。ところが実際に試作評価して
みると、時間圧縮音声の記録再生には必ず時間ずれが存
在するため、あるトラックからの再生音声と隣りのトラ
ックからの再生音声の間には僅かに不連続が生じ、トラ
ック送り周期の長いモードでは音質に影響を与えないが
２４時間モード（トラック送り周期０．２秒）のような
トラック送り周期の短いモードでは、不連続が頻繁に発
生して良好な音質が得られないことがわかった。そこで
本実施例では第９図に示すように波形成形回路４９の出
力はゲート回路５２を通してゲート回路３５および時間
伸張回路３６に供給するようにし、ゲート回路５２の制
御信号はヘッド切替パルスＨ８が入力されるカウンタ５
１から与えるように構成する。カウンタ４７はモード毎
に計数値を変えてトラック送り周期を変えるが、カウン
タ５１は常に４秒を数える。そしてゲート回路５２によ
りゲート回路３５、時間伸張回路３６への音声再生ゲー
トＡＧ″の周期を常に４秒にする。

第１０図に２４０時間モード時の再生タイミングチャー
トを示す。Ｃ）に示すように４秒毎に時間圧縮音声が取
り込まれ、ｄ）のような再生音声となる。再生映像の方
はｅ）に示すように２秒毎に切り替わる。他のモードで
も圧縮音声の取り込み周期は常に４秒で、映像の切り替
わり周期が変わるだけである。

以上述べたように本実施例によればモード毎に圧縮比を
変えずにオーバーラツプ量を変えて時間圧縮音声を記録
し、再生時にとびとびに取り込むことにより、簡単な回
路構成でかつ音質劣化なしにモード切り替えを行うこと
ができる。

以上述べた実施例では１８０°対向した回路映像ヘッド
とそれらに対し段差を持った回転音声ヘッドにより、１
回のトラック送りの間に映像と音声の両方を記録・再生
していたが１段差を持たないヘッドにより映像と音声を
交互に記録し、再生時にフィールドメモリを、用いるこ
とにより映像の途切れを解消するようにしても良い。そ
の場合の記録系のブロック図を第１１図に、記録動作タ
イミングチャートを第１２図に示す。ヘッドの構成は回
転音声ヘッド１４′と回転映像ヘッド１５′とし、これ
らの間には段差はなく、アジマスは異なっている６回路
では第１図に示した実施例の回路に加えて、カウンタ２
０の出力を２分用する２分周回路５３、これにより２分
周された出力を用いて音声記録ゲートおよび映像記録ゲ
ートにゲートをかけるゲート回ｗ！Ｉ５４および５５を
設ける。本実施例ではスキューの解消は再生時にフィー
ルドメモリにて容易に行えるので記録時にシリンダの回
転を減速する必要はない。

かかる構成においてカウンタ２０の計数値は第１図に示
した実施例に比べて半分とする。これにより、第１２図
ａ）に示すようにドライブパルスＤＰ′の周期は第１図
に示した実施例の半分となる。一方、音声記録ゲートＡ
Ｇおよび映像記録ゲートｖＧは、ＤＰ′と同じ周期で生
成された後、２分周回路５３の出力によりゲートがかけ
られ、結局第１２図ｄ）およびｆ）に示すように第１図
に示した実施例と同じ周期となる。ＡＧの位相は回転音
声ヘッド１４′が磁気テープ１７上をトレースしている
間にハイレベルとなる様に、またＶＧの位相は回転映像
ヘッド１５′が磁気テープ１７上をトレースしている間
にハイレベルとなる様にそれぞれ波形成形回路２６．２
７により調整される。以上により、磁気テープ１７上に
は圧縮音声と映像が１トラツクずつ交互に記録される。

再生系のブロック図を第１３図に、再生動作タイミング
チャートを第１４図に示す。第５図に示した実施例と異
なる点のみ説明する。回転映像ヘッドは１５′ひとつだ
けであるのでヘッド切替回路４ｏは不要となる。そして
加算器４４の出力がフィールドメモリ５６へ入力され、
フィールドメモリ５６の出力が映像出力端子４６から出
力される。カウンタ４７と遅延回路４８の間にもう一段
の遅延回路５７を設け、カウンタ４７の出力からフィー
ルドメモリ５６の書き込み制御信号である映像再生ゲー
トｖａ′、遅延回路５７の出力からドライブパルスＤＰ
′、遅延回路４８の出力から音声再生ゲートＡＧ′を作
るようにする。ＶＧ’がハイレベルの期間にフィールド
メモリ５６への書き込みが行われる。また波形成形回路
５８を設け、ＶＧ’をヘッド切替パルスＨ８に同期して
回転映像ヘッド１５′が磁気テープ１７上をトレースし
ている間にハイレベルとなる信号とする。さらにカウン
タ４７の出力を２分周する２分周回路５９、その出力に
より映像再生ゲートおよび音声再生ゲートにゲートをか
けるゲート回路６０および６１を設ける。

かかる構成において記録系と同様、カウンタ４７の計数
値を第５図に示した実施例の半分にする。ｖＧ′および
ＡＧ′には２分周回路５９の出力によりゲートがかけら
れているので、ＤＰ’。

ＡＧ′およびＶＧ′は第１４図ａ）、ｂ）およびｅ）の
ようになり、記録時のＤＰ’、ＡＧ′およびＶＧとそれ
ぞれ同じ周期となる。第１４図Ｃ）およびｆ）に示すよ
うに、トラック送りの直前でフィールドメモリ５６への
書き込み、トラック送り完了直後に圧縮音声の時間伸張
回路３６への取り込みが行われる。フィールドメモリ５
６からは、書き込みが行われていない間メモリ内容がく
り返し出力され、第１４図？）のようになる。

以上述べたように本実施例よれば、時間圧縮音声とコマ
抜きされた映像信号を磁気テープ上のトラックに交互に
ＦＭ変調記録することにより、タイムラプス方式ＶＴＲ
における長時間音声記録が実現する。また、音声の時間
圧縮処理・時間伸張処理をシリンダの回転に同期して行
うことにより、シリンダ回転むらによる再生音声の時間
軸変動を低減することができる。加えて、第１２図と第
１４図を見比べればわかるように再生映像と再生音声の
時間ずれがないという効果がある。

本実施例において、第８図および第９図に示した実施例
と同様に記録時に時間圧縮比は変えずにオーバーラツプ
量を変えて圧縮音声トラックを形成し、再生時に圧縮音
声トラックをどびとびに再生するように構成して、モー
ドの切り替えが可能であるようにしても良い。

以上述べた全ての実施例ではトラック送りの制御信号や
映像・音声の記録・再生ゲートを生成する部分をカウン
タ、遅延回路、波形成形回路、分周回路、ゲート回路等
のハードウェアで構成したが、これらの全部または一部
をソフトウェアで構成するようにしても良い。

〔発明の効果〕

本発明によれば、時間圧縮音声を映像トラックに隣接す
るトラックにＦＭ変調記録することにより充分な帯域が
確保できるので、タイムラプス方式ＶＴＲにおける長時
間音声記録が可能となる。

また、トラック送り直前に時間圧縮音声の記録を行い、
トラック送り完了直後にコマ抜き録画を行うことにより
、スキュー解消方式としてシリンダの回転数を落として
録画する方式を用いても再生音声の時間軸変動は起こら
ない。加えて、再生映像と再生音声の時間ずれがないと
いう効果がある。

さらに、時間圧縮処理・伸張処理をシリンダの回転に同
期して行うことにより、シリンダの回転むらによる再生
音声の時間軸変動を低減することができる。

また、モード毎に圧縮比を変えずにオーバーラツプ量を
変えて時間圧縮音声を記録し、再生時とびとびに取り込
むことにより、簡単な回路構成でかつ再生音声の時間軸
変動による音質劣化なしにモード切り替えを行うことが
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の記録系のブロック図、第２
図は記録系制御信号のタイミング図、第３図は記録動作
タイミング図、第４図はトラックバタン図、第５図は再
生系のブロック図、第６図は再生系制御信号のタイミン
グ図、第７図は再生動作タイミング図、第８図、第１２
図はそれぞれ本発明の別実識別の記録動作タイミング図
、第９図、第１３図は再生系のブロック図、第１０図。 第１４図は再生動作タイミング図、第１１図は記録系の
ブロック図である。 ２・・・時間圧縮回路、３・・・ＦＭ変調回路、４・・
・ゲート回路、６．１４′・・・回転音声ヘッド、２１
゜２２・・・遅延回路、２６・・・波形成形回路、３４
・・・ＦＭ復調回路、３５・・・ゲート回路、３６・・
・時間伸張回路、４８・・・遅延回路、４９・・・波形
成形回路。 ５７・・・遅延回路。 興　１　回 篇　４−７ 第　５　面 ｘｑ＜　　　　旨宴七秒嬰雷 σ　−Ｑ　０　　　　　　　　づ　−Ｑ　Ｏ駕　　の百
５Ｂ票警ミ七ｇ 〆ゝ　　　　　＾　　　　　　＾　　＾　　ｒ−＾ＣＣ
５−Ｑ（Ｊ　　’ｅ３　０Ｊ　　−５第　ｑ　百 第　１１　７ ｒｌ　　　　＾　　　＾　　＾　　＾　　＾ヴ　　−ｃ
ｌ　　ｕ”Ｉｖ　　土 易　！３　　習

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、磁気テープを間欠的に走行させ、所定のフィールド
   期間毎に１フィールド期間の映像信号を抜き出して磁気
   テープ上に記録するタイムラプス方式磁気記録装置にお
   いて、音声信号を時間圧縮する時間圧縮手段と、時間圧
   縮された音声信号をＦＭ変調するＦＭ変調手段と、ＦＭ
   変調された時間圧縮音声信号を回転シリンダ上に設けら
   れた磁気ヘッドにより映像信号トラックと隣接するトラ
   ックに記録する音声記録手段と、間欠的に行われるトラ
   ック送りの直前に時間圧縮音声の記録を行わせ、トラッ
   ク送り完了直後に映像信号の記録を行わせる記録タイミ
   ング制御手段を設けたことを特徴とするタイムラプス方
   式磁気記録装置。 ２、磁気テープを間欠的に走行させ、磁気テープ上に記
   録された映像信号を再生するタイムラプス方式磁気再生
   装置において、映像信号トラックと隣接するトラックに
   ＦＭ変調記録された時間圧縮音声信号を回転シリンダ上
   に設けられた磁気ヘッドにより再生する音声再生手段と
   、再生された時間圧縮音声信号をＦＭ復調するＦＭ復調
   手段と、ＦＭ復調された時間圧縮音声信号を時間伸張す
   る時間伸張手段と、間欠的に行われるトラック送り完了
   直後に記録された時間圧縮音声信号の読み出しを行わせ
   る再生タイミング制御手段を設けたことを特徴とするタ
   イムラプス方式磁気再生装置。 ３、記録タイミング制御手段は回転シリンダの回転に同
   期して時間圧縮処理と時間圧縮音声の記録を行わせる時
   間圧縮タイミング制御手段を含んでいることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のタイムラプス方式磁気記
   録装置。 ４、再生タイミング制御手段は回転シリンダの回転に同
   期して時間伸張処理を行わせる時間伸張タイミング制御
   手段を含んでいることを特徴とする特許請求の範囲第２
   項記載のタイムラプス方式磁気再生装置。 ５、特許請求の範囲第１項記載のタイムラプス方式磁気
   記録装置において、時間圧縮手段における時間圧縮比は
   固定し、時間圧縮処理と時間圧縮音声の記録の周期、映
   像信号の記録の周期並びに間欠トラック送りの周期を連
   動して切り替えるモード切替手段を設けたことを特徴と
   するタイムラプス方式磁気記録装置。 ６、特許請求の範囲第２項記載のタイムラプス方式磁気
   再生装置において、時間伸張手段における時間伸張比は
   固定し、時間伸張処理の周期は固定、間欠トラック送り
   周期は切り替えるモード切替手段を設けたことを特徴と
   するタイムラプス方式磁気再生装置。