JPH053045Y2 - - Google Patents

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JPH053045Y2
JPH053045Y2 JP1985182460U JP18246085U JPH053045Y2 JP H053045 Y2 JPH053045 Y2 JP H053045Y2 JP 1985182460 U JP1985182460 U JP 1985182460U JP 18246085 U JP18246085 U JP 18246085U JP H053045 Y2 JPH053045 Y2 JP H053045Y2
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JP
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shape
shoe
spider
shoes
shaped bodies
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、靴先内部に挿入して、靴の保型をは
かるための靴用保型具に関する。
〔従来技術〕
上記のような靴用保型具は、例えば実開昭59−
150311号公報に開示されているように、靴先内部
への挿入形状をなすと共に裏部に凹状部を有する
形状の胛形体によつて構成されている。このよう
な靴用保型具においては、天地圧縮および両側か
らの挟圧に対して適度の柔軟性と強度が要求され
る。かかる強度を大きく保有し過ぎると硬すぎて
柔軟性に欠ける結果となり、たとえ上記保型具と
は僅かに不適合な形状を有する靴であつても、靴
の型崩れを招来する。一方、強度が小さくなり過
ぎると、通常はその分だけ柔軟性が得られるが、
その反面、靴に対する保型具としての本来の保型
機能が十分には得られない。従来、例えば実開昭
52−137950号公報記載の靴用保型具においては、
ポリプロピレン及びポリエチレンの混合材料によ
り、また、実開昭59−150311号公報記載の靴用保
型具では発泡ポリエチレンにて形成されている
が、このような材質にあつては、肉厚を薄くする
と天地圧縮に対する強度が充分には得られず、し
たがつて、靴に対して十分な保型機能が得られな
い。このため、肉厚を厚くして作製することが必
要となつており、この結果、材料コストが高くつ
くという問題を生じている。
これとは別に、例えば実開昭49−120454号公報
には、胛形体を発砲ポリスチレンにて形成する靴
用保型具が開示されているが、これだけでは強度
が強くなり過ぎる。そこで、これに靴の保型具と
して要求される上記の性質を付与するために発泡
ポリスチレンから成る胛形体を高発泡成形体とす
ることも考えられるが、これでは粒子間の融着強
度等が弱くなり、著しい強度の低下を招くことと
なる。したがつて、このような素材も靴用保型具
として必要な性質を充分には満足し得るものとは
なつていない。
〔考案の目的〕
本考案は、上記従来の問題点を考慮してなされ
たものであつて、天地圧縮および両側方からの挟
圧に対して適度の柔軟性と強度が得られ、保型具
とは僅かに不適合な形状を有する靴に対しても確
実にフイツトして靴の型崩れを招くことなく十分
な保型機能が得られるとともに、胛形体の薄肉化
を可能にする靴用保型具を提供することを目的と
するものである。
〔考案の構成〕
本考案に係る靴用保型具は、上記の目的を達成
するために、靴先内部への挿入形状をなすと共に
裏部に凹状部を有する胛形体を発泡ポリエチレン
−スチレン共重合体にて形成して、靴の型崩れを
招くことなく充分な保型機能が得られるように構
成したことを特徴とするものである。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図乃至第7図に基づい
て説明すれば、以下の通りである。
この靴用保型具は、第1図ないし第4図に示す
ように、靴先内部の形状に適合した挿入形状をな
している胛形体1により構成され、この胛形体1
は、左右対称形状を有する胛形体1,1を左右一
対揃えることにより用いられる。上記の胛形体1
は、それぞれ後方部の三角柱状ないしは三角錐形
状を有する胛高部2と、前方部の胛低部3とが一
体形成された形状をなしている。この胛形体1の
裏部には、上記の胛低部3から胛高部2にわたつ
て全面に凹状部4が形成されている。胛形体1の
裏部に形成された上記凹状部4により、胛形体1
の両側部には下向きに垂下した形状の支脚部5,
5が適当な高さに形成されることになる。また、
上記胛形体1には、胛高部2の後端部において下
向きに垂下した指掛け用リブ6が形成されてい
る。この指掛け用リブ6の下端部は、第2図に示
したように、前記支脚部5,5の下端位置より高
い位置に設定され、これにより、指掛け用リブ6
の下方に形成される空隙より指を挿入し、その指
先で指掛け用リブ6を引掛けて胛形体1を引き出
すことにより、靴先内部からの胛形体1の抜脱が
可能となるように構成されている。更に、上記胛
形体1における胛低部3の前端部には、同じく下
向きに突出した補強リブ7が形成されている。こ
の補強リブ7は、第6図及び第7図に示したよう
に、成形型から型取り成形された後の状態、すな
わち左右一対の胛形体1,1がその先端部同士を
突き合わせて結合した状態において、上記胛形体
1,1同士の先端接合部8に跨がる位置の裏部中
央に形成されている。
上記の胛形体1,1は、成形型の内部に発泡性
ポリエチレン−スチレン共重合体粒子の予備発泡
したものを充填し、これに蒸気を吹込んで粒子同
士を隙間なく融着させて、成形型により両胛形体
1,1が一体となつた形状で型取り成形される。
このとき、成形型の樹脂粒子充填口によつて、抜
型後の保型具には、上記の樹脂粒子充填口に該当
する個所に必然的に樹脂の盛上り部が形成される
ことになる。この盛上り部すなわち樹脂粒子充填
部を上記した胛形体1,1同士の先端接合部8の
位置に形成し、この先端接合部8を切断箇所10
から切断することにより、分割されたそれぞれの
胛形体1,1の前端部に、各々補強リブ7,7が
得られるものである。尚、上記の補強リブ7は、
必ずしも樹脂粒子充填部を利用して形成されたも
のでなくてもよい。
更に、上記した胛形体1,1同士の先端接合部
8には切込み溝11が適当な深さに形成され、こ
れによつて左右の胛形体1,1の分割が容易とな
るように構成されている。上記の切込み溝11
は、成形型による成形時に同時に成形される。
上記の構成において、先ず搬送時や取り扱い時
などにおいては、第6図および第7図に示したよ
うに、左右一対の胛形体1,1がその先端接合部
8で接合し一体形成された状態のまま用いられ
る。従つて、上記胛形体1,1の搬送時や取り扱
い時などにおいて、左右一対の胛形体1,1が他
種のものと互いに紛れてしまうといつたことがな
くなる。
次に、第5図に示したように、保型具を実際、
靴Aの先部内部に挿入して靴先部を保型させると
き、はじめて第1図および第2図に示した左右一
対の胛形体1,1の先端接合部8の切断個所10
を折り曲げて切断する。この場合、上記の先端接
合部8には切込み溝11が形成されており、かつ
切断個所10は、先端接合部8に形成された補強
リブ7の中心線上に位置するから、切断個所10
から容易に切断されるとともに、切断後の両胛形
体1,1には第4図にも示したように、半円形の
補強リブ7が胛形体1の前端部にそれぞれ形成さ
れることになる。このようにして、上記胛形体
1,1は左右二つに分割されるので、各胛形体
1,1をそれぞれ対応する左右一対の靴A,Aの
内部に挿入して使用される。
上記の胛形体1は、前述のように、成形型の内
部に発泡性ポリエチレン−スチレン共重合体粒子
の予備発泡したものを充填した後、蒸気を吹込ん
で粒子同士を隙間なく融着させて作製される。こ
うして発泡性ポリエチレン−スチレン共重合体か
ら成る胛形体1は、発泡性ポリスチレン単体で作
製される場合に近い強度を備えると共に、この発
泡ポリスチレンに比して柔軟性に富む物性値を有
する素材である。したがつて、上記の素材で作製
された靴用保型具は、天地圧縮および両側方から
の挟圧に対して、従来の発泡ポリエチレンや発泡
ポリスチレンでは得られない適度の柔軟性と強度
とを備えるものとなつている。
以上の説明のように、上記実施例の靴用保型具
は、発泡ポリエチレン−スチレン共重合体を素材
として形成されているので、天地圧縮および両側
方からの挟圧に対して適度の強度を有すると共に
柔軟性を備えている。これにより、この靴用保型
具とは僅かに不適合な形状を有する各種の靴に対
してもフイツトするとともに、靴の型崩れを招く
ことなく十分な保型機能が得られる。また、強度
の大きい素材から成ること、さらに、裏部全面に
凹状部が形成されている胛形体の前後端部にそれ
ぞれ垂下したリブが補強部としてそれぞれ形成さ
れている形状とも併せて、胛形体の肉厚を従来例
より薄く形成すること、或いは、発泡倍率を高め
て作製することが可能であり、これにより材料コ
ストを低減することができる。
〔考案の効果〕
本考案に係る靴用保型具は、以上のように、靴
先内部への挿入形状をなすと共に裏部に凹状部を
有する胛形体が発泡ポリエチレン−スチレン共重
合体にて形成されている構成である。
それゆえ、靴用保型具への天地圧縮および両側
方からの挟圧に対して適度の強度を有すると共に
柔軟性を備えるものとなり、従つて、保型具とは
僅かに不適合な形状を有する各種の靴に対しても
フイツトするとともに、靴の型崩れを招くことな
く十分な保型機能が得られる。また、強度が大き
いことから、胛形体の肉厚を従来より薄く形成す
ることや、発泡倍率を高めて作製することも可能
となり、これにより材料コストの低減を実現する
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す靴用保型具の
側面図、第2図は同背面図、第3図は第1図のA
−A線矢視断面図、第4図は第2図のB−B線矢
視断面図、第5図は使用状態の斜視図、第6図お
よび第7図は靴用保型具の成形後の状態を示す側
面図と底面図である。 1は胛形体、2は胛高部、3は胛低部、4は凹
状部、5は支脚部、6は指掛け用リブ、7は補強
リブ、8は先端接合部、11は切込み溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 靴先内部への挿入形状をなすと共に裏部に凹状
    部を有する胛形体が発泡ポリエチレン−スチレン
    共重合体にて形成されていることを特徴とする靴
    用保型具。
JP1985182460U 1985-11-27 1985-11-27 Expired - Lifetime JPH053045Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1985182460U JPH053045Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

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JP1985182460U JPH053045Y2 (ja) 1985-11-27 1985-11-27

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Publication Number Publication Date
JPS6290509U JPS6290509U (ja) 1987-06-10
JPH053045Y2 true JPH053045Y2 (ja) 1993-01-26

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ID=31128280

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS478343U (ja) * 1971-02-23 1972-09-30
JPS49120454U (ja) * 1973-02-08 1974-10-16
JPS5411076Y2 (ja) * 1976-04-09 1979-05-19

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6290509U (ja) 1987-06-10

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