JP2568494Y2 - 折り畳み式コーヒードリッパー - Google Patents

折り畳み式コーヒードリッパー

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JP2568494Y2
JP2568494Y2 JP6171093U JP6171093U JP2568494Y2 JP 2568494 Y2 JP2568494 Y2 JP 2568494Y2 JP 6171093 U JP6171093 U JP 6171093U JP 6171093 U JP6171093 U JP 6171093U JP 2568494 Y2 JP2568494 Y2 JP 2568494Y2
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JP
Japan
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wall pieces
bent portion
pieces
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JP6171093U
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JPH0724226U (ja
Inventor
盛京 糸満
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KALITA CO.,LTD.
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KALITA CO.,LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、扇形袋状のペーパーフ
ィルターを使用することができる折り畳み式コーヒード
リッパーに関するものであって、特にコーヒードリッパ
ーを載置した状態のもとにドリップコーヒーを抽出する
ことができ、かつドリッパーを必要に応じ反復して多数
回使用することができるコーヒードリッパーに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の折り畳み式コーヒードリッパー
は、概ね紙製であり、例えば実公平4−18514公
報,実開昭58−3125公報等がある。
【0003】実公平4−18514公報に記載された技
術は、防水紙あるいはプラスチック薄片を使用して、薄
い平板材から外枠材と中敷材とを所定の形状に裁断した
後、外枠材を方形筒状に組み立てた外枠と中敷材を折り
曲げたM字状の中敷とを個別に形成し、その外枠の内部
に中敷を装着して漏斗状ドリッパーを構成している。実
開昭58−3125公報に記載された技術は、紙質材を
使用して、縦中央に谷折り曲線がある2枚の台形側片
と、2枚の逆台形片もしくは将棋の駒形片とを接合し、
ほぼくさび状の受部と4方に踏ん張る状態の脚片とがあ
るドリッパーを構成している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】実公平4−18514
公報に記載された技術は、2個の構成部材を必要とした
複雑な構造であり、かつ組み立てに当たっても比較的手
数を要する不利があり、また実開昭58−3125公報
に記載された技術は、構造が簡単で使用に当たり組み立
てを必要としないが、断面T字状の接合部が多く、しか
も底部両端部分はその断面T字状の接合部が集中する構
造であり、従って製作が煩瑣であるばかりでなく、接合
部分が狭窄状態のもとに四重に重合することに加え、材
質が紙質であるから貼付による接合構造となる関係上、
スムーズに折り畳むことが困難である。
【0005】そこで本考案の目的は、単一部材の簡単な
構造のもとにスムーズに折り畳むことができるようにし
たコーヒードリッパーを提供することにあり、他の目的
は多数回の使用が可能な簡易折り畳み式コーヒードリッ
パーを提供することにあり、更に他の目的は従来多用さ
れている扇形状のペーパーフィルターを使用することが
できる折り畳み式コーヒードリッパーを提供することに
あり、また他の目的は大きさの異なる容器に対応する折
り畳み式コーヒードリッパーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は、上記目
的を達成するため、左右両側壁片および前後両端壁片か
らなる方形外枠と、左右両斜壁片からなり下端に滴下孔
がある断面がV字状の中敷とを、両者の側壁片と斜壁片
との上端縁部において連続状態のもとに折り曲げに耐え
る合成樹脂により一体的に成型すると共に、方形外枠に
おける前後両端壁片の縦中央に折曲部を設け、かつ外枠
の4角の折曲部,方形外枠と中敷との連接部,中敷の下
縁折曲部,方形外枠における両端壁片の縦中央の折曲部
等、全折曲部について成型樹脂自体を薄肉化してヒンジ
を形成したことを主要特徴とするものである。
【0007】 また、中敷の下端寄り部の前後幅を狭く形
成するほか、外枠の両端壁片を下向きに延長して流下液
を誘導する案内片を設け、大小広範囲の大きさの容器に
対する載置に適応するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】両側壁片が互いに離開した使用状態において
は、方形外枠をその案内片が開口内部に挿入される状態
のもとにコーヒーカップあるいはコーヒーサーバー等の
容器に載置したまま、中敷内に扇形のペーハーフィルタ
ーを装入して使用することができる。中敷が下方に漸次
幅狭に形成してあるから、小径容器に対してもその中敷
下端を挿入した状態に載置することができ、しかも案内
片は容器内において中敷の前後両部から漏出するコーヒ
ー液を容器内に誘導し、かつドリッパーを容器上に安定
的な載置状態に保つのに役立つのである。ドリッパー全
体がプラスチックにより構成されているから、防水加工
を施す必要がなく多数回の使用に耐え、また各折曲部が
薄肉化によりヒンジに形成され、かつ上端縁が中敷と連
接していない両端壁片の中央に縦の折曲部が設けられて
いるから、その縦の折曲部において折り曲げて前後両壁
片の重合により扁平に折り畳みが可能であり、また紙製
とは異なり貼付あるいは組立作業を必要とせずに使用並
びに折り畳むことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図示の実施例について詳細に
説明する。先ず本考案の適用対象としてのコーヒードリ
ッパーとしては、図1ないし図3および図5に例示する
ように、側壁片1,1および端壁片2,2からなる方形
外枠3と、左右の斜壁片4,4からなり下端に複数の滴
下孔5,5がある断面がV字状の中敷6とを備え、前記
外枠3をコーヒーカップ等の容器Cの開口部に載置し、
中敷6に扇形のペーパーフィルターFを装着した後、こ
のペーパーフィルターF内に適量のコーヒー粉を装入
し、熱湯を注ぐようにした型式を採択する。
【0010】 前記型式に対する本考案の特殊構成として
は、例えば構成材としてポリプロピレン樹脂等の折り曲
げに耐える合成樹脂を使用し、成型に当たっては側壁片
1,1の上端縁と中敷6の上端縁とを連接状態のもとに
一体的に成型するばかりでなく、その連接状態の折曲部
を薄肉化してヒンジ7,7を形成し、かつ中敷6におけ
る側壁片4,4の下端折曲部を薄肉化してヒンジ8を形
成し、更に外枠3における側壁片1,1と端壁片2,2
との連接折曲部を薄肉化してヒンジ9,9を形成し、な
お外枠3における両端壁片2,2の縦中央に折曲部を設
けてこの折曲部を薄肉化してヒンジ10,10に形成
し、もって図1ないし図3のような外枠3の左右両側壁
片1,1が互いに離開した形状のもとに成型し、図4の
ように外枠3の側壁片1,1が互いに重合した扁平状態
に折り畳んで収納あるいは運搬に適応させ、使用に当た
っては前記成型した形状のように外枠3を方形に拡開し
て使用に供することができる。
【0011】 また、前記中敷6については、その下端寄
り部の前後幅を上端から漸次狭く形成するほか、外枠3
の両端壁片2,2の中央寄り部分を下向きに延長して流
下液を誘導するための案内片11,11を設け、なお必
要に応じ案内片11の基端部から上方に切込12,12
を形成し、これにより使用に当たり図5のように、幅狭
に形成した中敷6の下部寄り部分を容器Cの内部に挿入
すると共に、案内片11,11を互いに内方へ彎曲させ
つつ容器Cの内部に挿入するようにし、これにより大小
広範囲の大きさの容器Cに対する載置に適応させること
ができるのである。
【0012】 以上のほか、外枠3の4角部分には容器C
の外側に対応するように下向きの突出部13,13を設
け、これら突出部13,13と前記案内片11,11と
により容器Cの開口縁を挟持する状態のもとに外枠3を
容器Cに安定的に載置することができるようにするのが
望ましい。
【0013】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、滴
下孔があるV字状断面の中敷と方形外枠とをそれぞれの
上端縁部において連続状態のもとに折り曲げに強い合成
樹脂により一体的に成型するようにし、かつ前記外枠に
おける前後両端壁片の縦中央に折曲部を設け、更に外枠
における4角部の折曲部,外枠と中敷との連接折曲部,
中敷の下縁折曲部,外枠における端壁片の縦中央の折曲
部等、折曲部の全部について成型樹脂自体を薄肉化して
それぞれヒンジを形成したから、これにより各ヒンジ部
分において屈伸させつつ拡開並びに折り畳むことがで
き、しかも単一の合成樹脂部材によりドリッパーを形成
するのであるから、成型コストが著しく安価で、反復し
て使用することができる耐久性の優れた折り畳み式ドリ
ッパーを安価に得ることができる効果がある。
【0014】 中敷における下端寄り部の前後幅を狭く形
成するほか、外枠の両端壁片を下向きに延長して案内片
を設けたから、これにより大小広範囲の大きさの容器に
対する載置に適応するほか、案内片を容器内に挿入する
ことにより流下コーヒー液を外方へ流出させることなく
確実に容器内へ誘導し、かつ外枠の4角部分に下向きの
突出部を設けたから、案内片との協働のもとにドリッパ
ーを容器上に安定的に載置することができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すコーヒードリッパーの部
分的破断斜面図である。
【図2】縦断側面図である。
【図3】横断平面図である。
【図4】折り畳み状態の斜面図である。
【図5】使用状態を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 側壁片 2 端壁片 3 外枠 4 斜壁片 5 滴下孔 6 中敷 7 ヒンジ 8 ヒンジ 9 ヒンジ 10 ヒンジ 11 案内片 13 突出部 C 容器

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側壁片(1),(1)および端壁片
    (2),(2)からなる方形外枠(3)と、斜壁片
    (4),(4)からなり下端に滴下孔(5)がある断面
    がV字状の中敷(6)とを側壁片(1),(1)および
    斜壁片(4),(4)の上端縁部において連続状態のも
    とに折り曲げに耐える合成樹脂により一体的に成型する
    と共に、前記外枠(3)における端壁片(2),(2)
    の縦中央に折曲部を設け、かつ外枠(3)の各角の折曲
    部,外枠(3)と中敷(6)との連接折曲部,中敷
    (6)の下縁折曲部,外枠(3)における左右両壁片
    (2),(2)の縦中央の折曲部等、全折曲部について
    成型樹脂自体を薄肉化してヒンジ(7),(7),
    (8),(9),(9),(10),(10)を形成し
    たことを特徴とする折り畳み式コーヒードリッパー。
  2. 【請求項2】 中敷(6)における下端寄り部の前後幅
    を狭く形成するほか、外枠(3)の端壁片(2),
    (2)を下向きに延長して流下液を誘導する案内片(1
    1),(11)を設け、大小広範囲の大きさの容器
    (C)に対する載置に適応するようにし、かつ外枠
    (3)の4隅部分には下方に突出する突出部(13),
    (13)を設けたことを特徴とする請求項1の折り畳み
    式コーヒードリッパー。
JP6171093U 1993-10-13 1993-10-13 折り畳み式コーヒードリッパー Expired - Lifetime JP2568494Y2 (ja)

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