JPH0530432A - 固体撮像装置 - Google Patents

固体撮像装置

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JPH0530432A
JPH0530432A JP3179904A JP17990491A JPH0530432A JP H0530432 A JPH0530432 A JP H0530432A JP 3179904 A JP3179904 A JP 3179904A JP 17990491 A JP17990491 A JP 17990491A JP H0530432 A JPH0530432 A JP H0530432A
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JP
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signal
horizontal
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reference signal
output
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JP3179904A
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Inventor
Yasushi Watanabe
恭志 渡辺
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】水平転送部2の一方の先にメモリ部2cを設
け、水平転送部2がメモリ部2c側の方向に信号を転送
する場合に、1回の水平走査期間ごとに、まずメモリ部
2cに保持されていた信号を出力し、次に、感光領域1
b又は光学的黒領域1aのうちメモリ部1c側にある領
域に垂直転送部から新たに送り込まれた感光信号B又は
黒基準信号Aのみを出力し、残りの黒基準信号A又は感
光信号Bをメモリ部2cに保持する逆方向転送手段を設
けた。 【効果】正立像と鏡像のいずれの映像信号の場合にも、
感光信号Bと黒基準信号Aの位置関係を統一して出力さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、正立像又は鏡像のいず
れの映像信号をも出力することができる固体撮像装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置の代表例としてCCDイメ
ージセンサが挙げられる。このCCDイメージセンサ
は、矩形面状の受光部に多数配置された受光素子が受光
した各信号を、まず垂直方向にパラレルに転送すると共
に、これをさらに順次水平方向にシリアルに転送するこ
とにより2次元の映像信号を得るようになっている。そ
して、この場合に、受光部が受光した画像の正立像と鏡
像のいずれの映像信号をも得られるようにするには、水
平方向の転送を左右のいずれの方向にも切り換えること
ができるようにするのが一般的である。
【0003】上記正立像と鏡像の映像信号を任意に得る
ことができる従来のCCDイメージセンサの一例を図9
に示す。このCCDイメージセンサは、まず受光部11
の各受光素子が受光した信号を受光部11に併設された
垂直転送部によって垂直方向にパラレルに転送する。な
お、ここでは受光部11の各受光素子を垂直転送部のC
CDに沿って配置したインタライン転送方式による場合
を示すが、受光部11と垂直転送部とを個別に設けたフ
レーム転送方式やその他の方式であっても、以下の説明
は同様に適用される。垂直転送部によってパラレルに転
送されて来た信号は、次に、水平転送部12によって順
次水平方向にシリアルに転送される。また、水平転送部
12は、水平方向の転送を左右いずれの方向にも任意に
切り換えることができるようになっている。そして、水
平転送部12が信号を図示左方向に転送すれば、第1信
号電荷検出器13を介して端子OS1から正立像の映像
信号が得られる。また、水平転送部12が信号を図示右
方向に転送すれば、第2信号電荷検出器14を介して端
子OS2から鏡像の映像信号を得ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、映像信号は、結
合容量等によるAC結合の回路を介して処理されるの
で、DCレベルを再生するために映像信号をクランプす
る黒基準信号が必要となる。そこで、例えば上記図9に
示したCCDイメージセンサでは、受光部11の水平方
向右側にm画素分の垂直方向に沿った光学的黒領域11
aが設けられ、この領域内の受光素子を遮光することに
より黒基準信号Aを生成するようにしている。この光学
的黒領域11aで生成された黒基準信号Aは、受光部1
1の左側n画素分の感光領域11bで生成された感光信
号Bと共に垂直転送部によってパラレルに水平転送部1
2に転送される。従って、正立像の映像信号を出力する
場合には、図10に示すように、水平転送部12での転
送方向が左方向となるので、水平走査期間ごとに先にn
画素分の感光領域11bの感光信号Bが出力され、これ
に引き続いてm画素分の光学的黒領域11aの黒基準信
号Aが出力される。また、鏡像の映像信号を出力する場
合には、図11に示すように、水平転送部12での転送
方向が右方向となるので、水平走査期間ごとに先にm画
素分の光学的黒領域11aの黒基準信号Aが出力され、
これに引き続いてn画素分の感光領域11bの感光信号
Bが出力される。
【0005】この結果、従来のCCDイメージセンサで
は、正立像と鏡像の場合で映像信号における黒基準信号
Aの位置が前後逆になり、このため、DCレベルを再生
するためのクランプ回路も、それぞれの場合ごとに別系
統の回路を設ける必要が生じるという問題があった。な
お、この問題は、上記CCDイメージセンサに限らず、
受光部に光学的黒領域を有する固体撮像装置に共通する
ものである。
【0006】本発明は、上記事情に鑑み、正立像と鏡像
の場合で映像信号における黒基準信号の位置をいずれか
一方に統一して出力することができる固体撮像装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の固体撮像装置
は、水平方向片側に垂直方向に沿って光学的黒領域が設
けられた受光部と、該受光部での各信号を垂直方向にパ
ラレルに転送する垂直転送部と、該垂直転送部からパラ
レルに転送されて来た信号を順次水平方向にシリアルに
転送する水平転送部とを備え、該水平転送部が信号を左
右のいずれの方向にも転送することができる固体撮像装
置であって、該水平転送部の一方の先端部に設けられた
メモリ部、及び該水平転送部が該メモリ部側の方向に信
号を転送する場合に、1回の水平走査期間ごとに、まず
該メモリ部に保持されていた信号を出力し、次に、垂直
転送部から新たに転送されて来た感光信号及び黒基準信
号の一方のみを出力し、該感光信号及び黒基準信号の他
方をメモリ部に保持する転送手段を備えており、そのこ
とにより上記目的が達成される。
【0008】
【作用】まず、受光部における光学的黒領域が設けられ
た側とは反対の方向の水平転送部にメモリ部が設けられ
ている場合の動作を説明する。水平転送部がメモリ部側
とは反対の方向に信号を転送する際には、従来と同様に
水平転送部にこの方向の通常の転送動作を行わせ、水平
走査期間ごとに、垂直転送部から順次転送されて来る光
学的黒領域の黒基準信号と感光領域の感光信号とを順に
出力させる。
【0009】しかし、水平転送部が信号をメモリ部側の
方向に転送する際には、逆方向転送手段が動作する。即
ち、水平走査期間ごとに、水平転送部の転送動作によっ
て、まずメモリ部に保持された信号を順次出力させる。
このときメモリ部には、前回の水平走査期間に水平転送
部を転送されて来た光学的黒領域の黒基準信号が保持さ
れていて、これが出力される。次に、これに続いて今回
垂直転送部から新たに転送されて来た感光領域の感光信
号をメモリ部を介して順次出力させる。ただし、逆方向
転送手段は、この感光信号が全て出力されると、水平転
送部の転送動作を停止させ、引き続いて転送されて来た
光学的黒領域の黒基準信号をメモリ部に保持させる。ま
た、このときに黒基準信号がメモリ部を通り過ぎている
場合には、水平転送部に逆方向の転送動作を行わせ、こ
の黒基準信号をメモリ部の位置まで戻して保持させる。
そして、このようにして今回の水平走査期間の動作を完
了すると、垂直転送部からさらに新たな信号が転送され
て来るのを待って、次の水平走査期間の動作を開始し、
以下同様の動作を繰り返す。
【0010】従って、メモリ部が受光部における光学的
黒領域とは反対の方向に設けられた場合には、水平転送
部が信号をいずれの方向に転送した場合にも、まず黒基
準信号が出力され、これに引き続いて感光信号が出力さ
れることになる。
【0011】次に、受光部における光学的黒領域が設け
られた側の方向の水平転送部にメモリ部が設けられてい
る場合の動作を説明する。水平転送部がこのメモリ部側
とは反対の方向に信号を転送する際には、水平転送部に
よるこの方向の通常の転送動作によって感光信号と黒基
準信号を順次出力する。
【0012】しかし、水平転送部が信号をメモリ部側の
方向に転送する際には、逆方向転送手段が動作する。即
ち、水平走査期間ごとに、水平転送部の転送動作によっ
て、まずメモリ部に保持された前回の水平走査期間の感
光信号を順次出力させる。このため、メモリ部は、少な
くとも感光領域と同じ大きさの領域が必要となる。次
に、これに続いて今回垂直転送部から新たに転送されて
来た光学的黒領域の黒基準信号をメモリ部を介して順次
出力させる。ただし、逆方向転送手段は、この黒基準信
号が全て出力されると、水平転送部の転送動作を停止さ
せ、必要に応じて逆方向の転送動作を行わせて、引き続
き転送されて来た感光領域の感光信号をメモリ部に保持
させる。そして、このようにして今回の水平走査期間の
動作を完了すると、垂直転送部からさらに新たな信号が
転送されて来るのを待って、次の水平走査期間の動作を
開始し、以下同様の動作を繰り返す。
【0013】従って、メモリ部が受光部における光学的
黒領域の方向に設けられた場合には、水平転送部が信号
をいずれの方向に転送した場合にも、まず感光信号が出
力され引き続いて黒基準信号が出力されることになる。
【0014】この結果、本発明の固体撮像装置によれ
ば、正立像と鏡像の映像信号を得るために水平転送部が
いずれの方向に信号を転送した場合であっても、映像信
号における黒基準信号の位置を一定に定めることができ
る。
【0015】
【実施例】本発明を実施例について以下に説明する。
【0016】図1に本発明の第1の実施例を示す。本実
施例はCCDイメージセンサであり、映像信号における
各水平走査期間の先頭に黒基準信号が配置されるもので
ある。
【0017】このCCDイメージセンサは、図1に示す
ように、受光部1と、水平転送部2と、第1信号電荷検
出器3と、第2信号電荷検出器4とを備えている。受光
部1は、(m+n)本のCCDによって構成された垂直
転送部と受光素子とからなり、この受光素子は、垂直転
送部の各CCDに沿ってそれぞれ水平走査線の本数分ず
つ配置されている。そして、受光部1における水平方向
左側のCCDm本分の領域は光学的黒領域1aとして設
定され、この領域の受光素子は遮光されている。また、
受光部1の右側のCCDn本分の領域は感光領域1bと
して設定され、この領域の受光素子によって画像を受光
することになる。これらの各受光素子で蓄積された電荷
は、垂直帰線期間に一斉に隣接する垂直転送部の各CC
Dに転送されるようになっている。垂直転送部の各CC
Dでは、このようにして受光素子から転送されて来た電
荷を信号として水平帰線期間ごとに垂直方向に順次転送
し、次の垂直帰線期間までの垂直走査期間の間に全ての
信号を転送し終えるようになっている。また、各受光素
子は、この垂直転送部による転送が行われている間に、
次の画像を受光し電荷の蓄積を行う。
【0018】上記受光部1における垂直転送部の転送先
には、1本のCCDによって構成された水平転送部2が
接続されている。水平転送部2のCCDには、受光部1
における光学的黒領域1aからの黒基準信号をパラレル
に転送されるm画素分の黒基準信号転送部2aと、感光
領域1bからの感光信号をパラレルに転送されるn画素
分の感光信号転送部2bとが設けられている。また、感
光信号転送部2bの領域の右側には、M画素分のメモリ
部2cが設けられている。メモリ部2cは、黒基準信号
を一時保持しておくためのものであり、そのM画素分の
領域によって黒基準信号転送部2aのm画素分以上の信
号を保持できるようになっている。さらに、黒基準信号
転送部2aの左側、及びメモリ部2cの右側には、それ
ぞれL画素分の出力部2d、2eが設けられている
(尚、図面では「L」は小文字で示されている)。
【0019】水平転送部2におけるCCDの左端部に設
けられた出力部2dは、第1信号電荷検出器3を介して
端子OS1に接続されている。また、水平転送部2にお
けるCCDの右端部に設けられた出力部2eは、第2信
号電荷検出器4を介して端子OS2に接続されている。
これらの信号電荷検出器3、4は、水平転送部2を転送
されて来た微小な電荷信号を増幅するための増幅器であ
る。
【0020】上記構成のCCDイメージセンサの動作を
説明する。
【0021】まず、正立像の映像信号を出力する場合の
動作を示す。受光部1の光学的黒領域1aから転送され
て来た黒基準信号は、水平帰線期間ごとに水平転送部2
の黒基準信号転送部2aに順次送り込まれる。また、受
光部1の感光領域1bから転送されて来た感光信号は、
水平帰線期間ごとに水平転送部2の感光信号転送部2b
に順次送り込まれる。そして、このようにして水平転送
部2に送り込まれた信号は、水平走査期間の間に左方向
に順次転送され、第1信号電荷検出器3を介して端子O
1から映像信号として出力される。即ち、まず黒基準
信号転送部2aの黒基準信号が出力部2dを介して順に
出力され、これに引き続いて感光信号転送部2bの感光
信号が黒基準信号転送部2a及び出力部2dを介して出
力されることになり、(n+m+L)画素分の転送が行
われると、1水平走査期間の転送動作を完了する。
【0022】従って、正立像の映像信号は、各水平走査
期間の先頭に黒基準信号が配置されて出力される。
【0023】次に、鏡像の映像信号を出力する場合の動
作を図2に基づいて説明する。正立像の場合と同様に、
受光部1から各水平帰線期間ごとに信号が水平転送部2
に送り込まれる。従って、最初の水平走査期間(第0
H)の始まりである時刻t01には、図示のように、黒基
準信号転送部2aに黒基準信号Aが送り込まれ、感光信
号転送部2bに感光信号Bが送り込まれた状態となる。
そこで、水平転送部2に右方向の転送動作を行わせる
と、これらの信号は順次右方向に移動して、第2信号電
荷検出器4を介し端子OS2から映像信号として出力さ
れる。ただし、この右方向への転送動作は、時刻t02
(n+M+L)画素分の転送が完了した時点で終了させ
る。このため、実際には感光信号Bのみが出力され、黒
基準信号Aは図示のようにまだ水平転送部2の右端部に
残ったままとなる。そして、今度は水平転送部2に逆の
左方向への転送動作を(L+M−m)画素分だけ行わせ
る。すると、この転送が完了した時刻t03には、水平転
送部2の右端部に残っていた黒基準信号Aがメモリ部2
cに左詰めの位置で保持される。なお、図では(m=
M)の状態を示すため、メモリ部2cの全体に黒基準信
号Aが格納されている。
【0024】上記のようにして最初の水平走査期間が終
わり、水平帰線期間に受光部1の垂直転送部が1画素分
の転送を行うと、次の水平走査期間(第1H)の始まり
である時刻t11には、図示のように、黒基準信号転送部
2aと感光信号転送部2bに新たな黒基準信号Aと感光
信号Bが送り込まれ、メモリ部2cに前回の黒基準信号
Aが保持された状態となる。そこで、再び水平転送部2
に右方向の転送動作を(n+M+L)画素分だけ行わせ
ると、まずメモリ部2cに保持された前回の黒基準信号
Aが出力され、これに引き続いて新たな感光信号Bのみ
が出力される。このため、第2信号電荷検出器4を介し
て端子OS2から出力される映像信号は、先頭に黒基準
信号Aが配置される。また、時刻t12にこの右方向への
転送が終了し、再び水平転送部2に左方向の転送動作を
(L+M−m)画素分だけ行わせる。すると、この転送
が完了した時刻t13には、新たな黒基準信号Aがメモリ
部2cに保持されることになる。
【0025】そして、さらに次の水平走査期間(第2
H)以降も同様の動作を繰り返すと、端子OS2から出
力される映像信号は、各水平走査期間の先頭に黒基準信
号Aが配置されたものとなる。
【0026】この結果、本実施例によれば、正立像と鏡
像のいずれの映像信号を出力する場合にも、各水平走査
期間の先頭に黒基準信号Aが配置されることになり、共
通の回路によってDCレベルの再生処理を行うことがで
きる。
【0027】図3に本発明の第2実施例を示す。なお、
上記第1実施例と同様の機能を有する構成部材には同じ
符号を付して説明を省略する。本実施例のCCDイメー
ジセンサは、映像信号における各水平走査期間の末尾に
黒基準信号を配置するものである。
【0028】このCCDイメージセンサは、図3に示す
ように、受光部1における水平方向右側のCCDm本分
の領域に光学的黒領域1aが設定されている。従って、
受光部1の左側のCCDn本分の領域が感光領域1bと
なる。また、水平転送部2も、黒基準信号転送部2aと
感光信号転送部2bとが左右逆の配置となって、黒基準
信号転送部2aのさらに右側にメモリ部2cが設けられ
ている。しかも、メモリ部2cは、感光信号転送部2b
のn画素分以上の信号が保持できるようにN画素分の領
域を有している。
【0029】上記構成のCCDイメージセンサの動作を
説明する。
【0030】まず、正立像の映像信号を出力する場合
は、水平走査期間ごとに水平転送部2に左方向への転送
動作を(n+m+L)画素分ずつ行うことにより、末尾
に黒基準信号が配置された映像信号を端子OS1から出
力することができる。
【0031】次に、鏡像の映像信号を出力する場合の動
作を図4に基づいて説明する。最初の水平走査期間(第
0H)の始まりである時刻t01には、図示のように、感
光信号転送部2bに感光信号が送り込まれ、黒基準信号
転送部2aに黒基準信号Aが送り込まれた状態となる。
そこで、水平転送部2に右方向の転送動作を(m+N+
L)画素分だけ行わせると、時刻t02には、水平転送部
2の右端部に感光信号Bが残り、黒基準信号Aのみが出
力される。そして、今度は水平転送部2に逆の左方向へ
の転送動作を(L+N−n)画素分だけ行わせると、時
刻t03に、水平転送部2の右端部に残っていた感光信号
Bがメモリ部2cに左詰めの位置で保持される。
【0032】上記のようにして最初の水平走査期間が終
わり、水平帰線期間に受光部1の垂直転送部が1画素分
の転送を行うと、次の水平走査期間(第1H)の始まり
である時刻t11には、図示のように、感光信号転送部2
bと黒基準信号転送部2aに新たな感光信号Bと黒基準
信号Aが送り込まれ、メモリ部2cに前回の感光信号B
が保持された状態となる。そこで、再び水平転送部2に
右方向の転送動作を(m+N+L)画素分だけ行わせる
と、まずメモリ部2cに保持された前回の感光信号Bが
出力され、これに引き続いて新たな黒基準信号Aのみが
出力されて、時刻t12に水平転送部2の右端部に新たな
感光信号Bのみが残る。そして、再び水平転送部2に左
方向の転送動作を(L+N−n)画素分だけ行わせる
と、時刻t13には、新たな感光信号Bがメモリ部2cに
保持される。
【0033】このようにして、さらに次の水平走査期間
(第2H)以降も同様の動作を繰り返すと、2回目の水
平走査期間(第1H)以降は、端子OS2から各水平走
査期間の末尾に黒基準信号Aが配置された映像信号が出
力されることになる。
【0034】この結果、本実施例によれば、正立像と鏡
像のいずれの映像信号を出力する場合にも、各水平走査
期間の末尾に黒基準信号Aが配置されることになり、共
通の回路によってDCレベルの再生処理を行うことがで
きる。
【0035】図5に本発明の第3実施例を示す。本実施
例のCCDイメージセンサは、第2実施例と同様に、映
像信号における各水平走査期間の末尾に黒基準信号を配
置するものである。
【0036】このCCDイメージセンサは、図5に示す
ように、第2実施例の場合における水平転送部2の両端
の出力部2d、2eを省略した構成である。また、メモ
リ部2cも、感光信号転送部2bと同じn画素分の領域
に設定されている。
【0037】上記構成のCCDイメージセンサの動作を
説明する。
【0038】まず、正立像の映像信号を出力する場合
は、水平走査期間ごとに水平転送部2に左方向への転送
動作を(m+n)画素分ずつ行わせることにより、末尾
に黒基準信号が配置された映像信号を端子OS1から出
力することができる。
【0039】次に、鏡像の映像信号を出力する場合の動
作を図6に基づいて説明する。最初の水平走査期間(第
0H)の始まりである時刻t01には、図示のように、感
光信号転送部2bに感光信号が送り込まれ、黒基準信号
転送部2aに黒基準信号Aが送り込まれる。そこで、水
平転送部2に右方向の転送動作を(m+n)画素分だけ
行わせると、時刻t02には、黒基準信号Aのみが出力さ
れ、感光信号Bがメモリ部2cに保持される。
【0040】上記のようにして最初の水平走査期間が終
わり、水平帰線期間に受光部1の垂直転送部が1画素分
の転送を行うと、次の水平走査期間(第1H)の始まり
である時刻t11には、図示のように、感光信号転送部2
bと黒基準信号転送部2aに新たな感光信号Bと黒基準
信号Aが送り込まれ、メモリ部2cに前回の感光信号B
が保持された状態となる。そこで、再び水平転送部2に
右方向の転送動作を(m+n)画素分だけ行わせると、
まずメモリ部2cに保持された前回の感光信号Bが出力
され、これに引き続いて新たな黒基準信号Aのみが出力
され、時刻t12には新たな感光信号Bがメモリ部2cに
保持される。
【0041】このようにして、さらに次の水平走査期間
(第2H)以降も同様の動作を繰り返すと、2回目の水
平走査期間(第1H)以降は、端子OS2から各水平走
査期間の末尾に黒基準信号Aが配置された映像信号が出
力される。
【0042】この結果、本実施例によれば、正立像と鏡
像のいずれの映像信号を出力する場合にも、各水平走査
期間の末尾に黒基準信号Aが配置されることになり、共
通の回路によってDCレベルの再生処理を行うことがで
きるようになる。しかも、鏡像の映像信号を出力する場
合にも、水平転送部2での転送動作が単純化されて制御
が容易になる。
【0043】図7に本発明の第4実施例を示す。本実施
例では、CCDイメージセンサの水平転送部2は、第2
実施例で示したメモリ部2cが折り曲げて形成され、こ
の先の出力部2eが感光信号転送部2bの左側に設けら
れた出力部2dと出力端を共通にするように構成されて
いる。従って、これらの出力部2d、2eから転送され
て来た映像信号は、共通の信号電荷検出器3を介して端
子OSから出力することができるようになり、検出回路
を簡略化することができる。しかも、第2実施例と同様
の動作を行うことにより、正立像と鏡像のいずれの映像
信号を出力する場合にも、各水平走査期間の末尾に黒基
準信号Aが配置されることになり、共通の回路によって
DCレベルの再生処理を行うことができる。
【0044】図8は、本発明の第5実施例を示すもので
あって、CCDイメージセンサの構成を説明するブロッ
ク図である。CCDイメージセンサは、図7の第4実施
例のCCDイメージセンサにおける水平転送部2の出力
部2d、2eを省略した構成である。
【0045】従って、本実施例の場合には、第4実施例
と同様に正立像と鏡像のいずれの映像信号も共通の信号
電荷検出器3を介して端子OSから出力することができ
るようになり、検出回路を簡略化することができる。ま
た、第3実施例と同様の簡単な制御動作により、正立像
と鏡像のいずれの映像信号を出力する場合にも、各水平
走査期間の末尾に黒基準信号Aを配置するため、共通の
回路によってDCレベルの再生処理を行うことができ
る。
【0046】なお、上記各実施例では、いずれもCCD
イメージセンサの受光部1を垂直転送部と併設したイン
タライン転送方式によって構成する場合を示したが、受
光部1と垂直転送部とを個別に設けたフレーム転送方式
やその他の方式のCCDイメージセンサであっても、本
発明を同様に実施することができ、また、CCDイメー
ジセンサ以外の固体撮像装置にも同様に実施することが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の固体撮像装置は、水平転送部に感光領域の感光信号又
は光学的黒領域の黒基準信号のいずれかを保持するため
のメモリ部を設けることにより、正立像と鏡像のいずれ
の映像信号の場合にも、感光信号と黒基準信号の位置関
係を統一して出力させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すものであって、CC
Dイメージセンサの構成を説明するブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例における水平転送部の動作
を時間の経過を追って説明するための図である。
【図3】本発明の第2実施例を示すものであって、CC
Dイメージセンサの構成を説明するブロック図である。
【図4】本発明の第2実施例における水平転送部の動作
を時間の経過を追って説明するための図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すものであって、CC
Dイメージセンサの構成を説明するブロック図である。
【図6】本発明の第3実施例における水平転送部の動作
を時間の経過を追って説明するための図である。
【図7】本発明の第4実施例を示すものであって、CC
Dイメージセンサの構成を説明するブロック図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すものであって、CC
Dイメージセンサの構成を説明するブロック図である。
【図9】従来例を示すものであって、CCDイメージセ
ンサの構成を説明するブロック図である。
【図10】図9の従来例における正立像の映像信号を出
力する場合の水平転送部の動作を時間の経過を追って説
明するための図である。
【図11】図9の従来例における鏡像の映像信号を出力
する場合の水平転送部の動作を時間の経過を追って説明
するための図である。
【符号の説明】
1 受光部(垂直転送部) 1a 光学的黒領域 1b 感光領域 2 水平転送部 2c メモリ部 A 黒基準信号 B 感光信号

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】水平方向片側に垂直方向に沿って光学的黒
    領域が設けられた受光部と、該受光部での各信号を垂直
    方向にパラレルに転送する垂直転送部と、該垂直転送部
    からパラレルに転送されて来た信号を順次水平方向にシ
    リアルに転送する水平転送部とを備え、該水平転送部が
    信号を左右のいずれの方向にも転送することができる固
    体撮像装置であって、 該水平転送部の一方の先端部に設けられたメモリ部、及
    び該水平転送部が該メモリ部側の方向に信号を転送する
    場合に、1回の水平走査期間ごとに、まず該メモリ部に
    保持されていた信号を出力し、次に、垂直転送部から新
    たに転送されて来た感光信号及び黒基準信号の一方のみ
    を出力し、該感光信号及び黒基準信号の他方をメモリ部
    に保持する転送手段を備えている固体撮像装置。
JP3179904A 1991-07-19 1991-07-19 固体撮像装置 Withdrawn JPH0530432A (ja)

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