JP3467845B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3467845B2
JP3467845B2 JP15888794A JP15888794A JP3467845B2 JP 3467845 B2 JP3467845 B2 JP 3467845B2 JP 15888794 A JP15888794 A JP 15888794A JP 15888794 A JP15888794 A JP 15888794A JP 3467845 B2 JP3467845 B2 JP 3467845B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像装置、特に撮像装
置内に組み込まれるメモリに対して外部により撮像デー
タを読み出す際の信号経路の改良に関し、種々の外部装
置を接続することが可能な汎用性のある撮像装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビデオカメラ等の撮像装置にお
いては、被写体からの入射光を光電変換して光量に応じ
た信号レベルの撮像信号に変換する例えばCCDにより
構成された固体撮像素子とこの固体撮像素子から出力さ
れる撮像信号を増幅した後、デジタル処理等を施すため
の信号処理回路してが組み込まれている。
【0003】上記信号処理回路は、この撮像装置の仕様
にて決定されて組み込まれたタイミングオシレータから
のシステムクロックに基づいて種々のタイミング信号を
出力するタイミング発生器と、固体撮像素子からの増幅
された撮像信号を上記タイミング発生器から出力される
所定のタイミング信号(書込み用タイミング信号)に基
づいて標本化及び量子化を行なってデジタルの撮像デー
タに変換するA/D変換器と、撮像データが記憶される
記憶領域を有し、かつ上記タイミング発生器から出力さ
れる上記書込み用タイミング信号に基づいて、上記A/
D変換器から出力される撮像データをシリアルに上記記
憶領域に記憶するメモリを有して構成されている。
【0004】そして、上記メモリに記憶された撮像デー
タは、タイミング発生器からの別のタイミング信号(読
出し用タイミング信号)に基づいてシリアルに読み出さ
れ、撮像装置の外部に導出されたデータバスを通じて、
例えばこのデータバスにフレキシブルケーブルを介して
接続された外部装置(例えばモニタ,VTR,ビデオ編
集機等)に供給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、現在、撮像
装置のデジタル出力においては、特定のフォーマット
(データ転送のフォーマット)が規定されていないた
め、外部装置との互換性をとるために、外部装置に対し
て上記撮像データのほかに、別の制御ラインを通じて読
出しタイミング信号あるいはタイミングオシレータから
のシステムクロックを出力するようにしている。
【0006】外部装置においては、撮像装置から制御ラ
インを通じて供給される読出しタイミング信号あるいは
システムクロックに基づいて、撮像装置からデータバス
(フレキシブルケーブル)を通じて供給される撮像デー
タを読み込み、この読み込んだ撮像データに対して種々
の信号処理を施すようにしている。例えば、外部装置が
モニタであれば、読み込んだ撮像データをモニタ画面上
に表示するための映像信号に変換し、上記外部装置がV
TRやビデオ編集機であれば、上記読み込んだ撮像デー
タを磁気テープに記録するための記録用データに変換す
るという信号処理が施される。
【0007】しかし、撮像装置のシステムクロックと外
部装置のシステムクロックのスピードが異なる場合、外
部装置にて撮像装置のシステムクロックに同期したクロ
ック信号を作成できないため、読み込んだ撮像データを
そのまま信号処理することができないという不都合が生
じる。
【0008】そこで、従来では、外部装置の入力段に、
フレームメモリ等の記憶装置を組み込んで、この記憶装
置に一旦撮像データを記憶し、この記憶装置に記憶され
た撮像データを新ためて外部装置のシステムクロックに
て作成された読出しタイミング信号に基づいて読み出す
ことにより、その後の信号処理を可能にしている。
【0009】この場合、外部装置の入力段にいちいちフ
レームメモリ等の記憶装置を設ける必要があるなどの煩
雑な対応が不可欠となり非常に面倒である。このような
ことから、デジタル出力の撮像装置の汎用性及び普及が
乏しいというのが現状である。
【0010】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、システムクロックの異
なる外部装置を接続しても、外部装置の入力段にシステ
ムクロックを合わせるための種々の構成(例えばフレー
ムメモリを組み込むこと等)をとる必要がなく、様々な
外部装置に柔軟に対応できる撮像装置を提供することに
ある。
【0011】また、本発明は、外部装置の入力段にフレ
ームメモリ等の一時的に撮像データを記憶するための手
段を設けなくても、直接外部装置内の内部バスに撮像デ
ータを供給することができる撮像装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置1
Aは、被写体からの入射光を光電変換して光量に応じた
信号レベルの撮像信号Siにする撮像素子3と、この撮
像素子3からの撮像信号Siをタイミング発生器8から
のタイミング信号Stwに基づいて標本化及び量子化し
てデジタルの撮像データDiに変換するA/D変換器6
と、所定の記憶領域を有し、上記A/D変換器6からの
撮像データDiが記憶領域にタイミング発生器8からの
タイミング信号Stwに基づいて書き込まれ、記憶領域
に記憶されている撮像データDiが外部からのタイミン
グ信号Strに基づいて読み出され、外部に導出される
データバスDBを通じて撮像データDiを転送するメモ
リ7を設けて構成する。
【0013】この場合、上記メモリ7をシリアル・アク
セス・メモリとし、タイミング発生器8からのタイミン
グ信号Stwの入力に基づいて、A/D変換器6から送
られてくる撮像データDiを記憶領域に画素データ単位
にシリアルに書込み、外部からの読出し信号Stiの入
力に基づいて、記憶領域に記憶されている撮像データD
iの先頭を選択し、外部からのタイミング信号Strの
入力に基づいて、撮像データDiを上記選択した先頭か
ら順次シリアルに読み出すように構成してもよい。
【0014】また、本発明に係る撮像装置1Bは、被写
体からの入射光を光電変換して光量に応じた信号レベル
の撮像信号Siにする撮像素子3と、この撮像素子3か
らの撮像信号Siをタイミング発生器8からのタイミン
グ信号Stwに基づいて標本化及び量子化してデジタル
の撮像データDiに変換するA/D変換器6と、タイミ
ング発生器8からのタイミング信号Stwの入力に基づ
いて、書込みアドレス信号Sawの内容を順次更新する
第1のメモリコントローラ31と、外部からのタイミン
グ信号Strの入力に基づいて、読出しアドレス信号S
arの内容を順次更新する第2のメモリコントローラ3
2と、撮像データDiが記憶される記憶領域を有し、上
記第1のメモリコントローラ31から順次送られてくる
書込みアドレス信号Sawの入力に基づいてA/D変換
器6からの撮像データDiを記憶領域の先頭からアドレ
ス順次に書き込み、第2のメモリコントローラ32から
順次送られてくる読出しアドレス信号Sarの入力に基
づいて記憶領域に記憶されている撮像データDiを先頭
からアドレス順次に読み出すメモリ30とを設けて構成
する。
【0015】この場合、上記第2のメモリコントローラ
32に、外部に導出されるアドレスバスABを接続し、
外部から該アドレスバスABを通じて入力されるアドレ
スデータを対応する所定の読出し先頭アドレス信号Sa
rに変換してメモリ30に供給するように構成し、更に
メモリ30を、第2のメモリコントローラ32から順次
送られてくる読出しアドレス信号Sarの入力に基づい
て記憶領域に記憶されている撮像データDiを読出し先
頭アドレス信号Sarで示すアドレスからアドレス順次
に読み出すように構成するようにしてもよい。
【0016】
【作用】本発明に係る撮像装置においては、まず、被写
体からの光が撮像素子3に入射されてその光量に応じた
信号レベルの撮像信号Siに光電変換される。撮像素子
3からの撮像信号Siは、後段のA/D変換器6におい
てタイミング発生器8からのタイミング信号Stwに基
づいて、標本化及び量子化されてデジタルの撮像データ
Diに変換される。この撮像データDiは、タイミング
発生器8からのタイミング信号Stwに基づいて、メモ
リ7の記憶領域に書き込まれる。
【0017】一方、上記メモリ7の記憶領域に記憶され
ている撮像データDiは、外部からのタイミング信号S
trに基づいて読み出され、外部に導出されるデータバ
スDBを通じて転送されることになる。具体的には、外
部に導出されるデータバスDBに接続された外部装置2
1(例えばモニタ,VTR,ビデオ編集機等)からのタ
イミング信号Str(外部装置21のシステムクロック
Sceにて作成されるタイミング信号)に基づいて、メ
モリ7の記憶領域から撮像データDiが読み出されるこ
とになる。
【0018】これにより、本発明に係る撮像装置とクロ
ックスピードが異なるシステムクロックで種々の信号処
理を行なう外部装置21を接続しても、外部装置21の
入力段にシステムクロックを合わせるための種々の構成
(例えばフレームメモリを組み込むこと等)をとる必要
がなくなる。具体的には、外部装置21の入力段にフレ
ームメモリ等の一時的に撮像データDiを記憶するため
の手段を設けなくても、直接外部装置21内の内部バス
22に撮像データDiを供給することができることにな
る。その結果、様々な外部装置21に柔軟に対応でき、
汎用性に富むことになる。
【0019】特に、上記メモリ7をシリアル・アクセス
・メモリとし、タイミング発生器8からのタイミング信
号Stwの入力に基づいて、A/D変換器6から送られ
てくる撮像データDiを記憶領域に画素データ単位にシ
リアルに書込み、外部からの読出し信号Stiの入力に
基づいて、記憶領域に記憶されている撮像データDiの
先頭を選択し、外部からのタイミング信号Strの入力
に基づいて、撮像データDiを選択した先頭から順次シ
リアルに読み出すようにした場合は、以下の動作を行な
うことになる。
【0020】まず、A/D変換器6からの撮像データD
iがタイミング発生器8からのタイミング信号Stwに
基づいてメモリ7の記憶領域に画素データ単位にシリア
ルに書き込まれる。一方、記憶領域に記憶されている撮
像データDiは、外部からの読出し信号Stiの入力に
基づいてその先頭が選択され、更に外部からのタイミン
グ信号Strの入力に基づいて、撮像データDiが上記
選択した先頭から順次シリアルに読み出されることにな
る。この読み出された撮像データDiは順次データバス
DBを介して外部に出力されることになる。
【0021】具体的には、外部に導出されるデータバス
DBに接続された外部装置21(例えばモニタ,VT
R,ビデオ編集機等)からの読出し信号Sti(外部装
置21のシステムクロックSceにて作成される読出し
信号)の入力に基づいて、メモリ7の記憶領域に記憶さ
れてる撮像データDiのうち、その始まりを示す部分
(先頭)が選択され、更に外部装置21からのタイミン
グ信号Str(外部装置21のシステムクロックSce
にて作成されるタイミング信号)の入力に基づいて、上
記先頭から順次撮像データDiが読み出されることにな
る。即ち、撮像データDiをシリアルで読み出すことが
可能となる。
【0022】この場合も、本発明に係る撮像装置とクロ
ックスピードが異なるシステムクロックで種々の信号処
理を行なう外部装置21を接続しても、外部装置21の
入力段にシステムクロックを合わせるための種々の構成
(例えばフレームメモリを組み込むこと等)をとる必要
がなくなり、その結果、様々な外部装置21に柔軟に対
応でき、汎用性に富むことになる。
【0023】また、本発明に係る撮像装置1Bにおいて
は、まず、被写体からの光が撮像素子3に入射されてそ
の光量に応じた信号レベルの撮像信号Siに光電変換さ
れる。撮像素子3からの撮像信号Siは、後段のA/D
変換器6においてタイミング発生器8からのタイミング
信号Stwに基づいて、標本化及び量子化されてデジタ
ルの撮像データDiに変換される。この撮像データDi
は、第1のメモリコントローラ31から順次送られてく
る書込みアドレス信号Saw(タイミング発生器8から
のタイミング信号Stwにて順次更新される)の入力に
基づいて、その先頭からアドレス順次にメモリ30の記
憶領域に書き込まれる。
【0024】一方、上記メモリ30の記憶領域に記憶さ
れている撮像データDiは、第2のメモリコントローラ
32から順次送られてくる読出しアドレス信号Sar
(外部からのタイミング信号Strにて順次更新され
る)の入力に基づいて、その先頭からアドレス順次に読
み出され、外部に導出されるデータバスDBを通じて転
送されることになる。具体的には、外部に導出されるデ
ータバスDBに接続された外部装置21(例えばモニ
タ,VTR,ビデオ編集機等)からのタイミング信号S
tr(外部装置21のシステムクロックSceにて作成
されるタイミング信号)の入力によって順次更新される
アドレス信号Sarに基づいて、メモリ30の記憶領域
から撮像データDiがその先頭からアドレス順次に読み
出されることになる。
【0025】これにより、本発明に係る撮像装置とクロ
ックスピードが異なるシステムクロックで種々の信号処
理を行なう外部装置21を接続しても、外部装置21の
入力段にシステムクロックを合わせるための種々の構成
(例えばフレームメモリを組み込むこと等)をとる必要
がなくなる。具体的には、外部装置21の入力段にフレ
ームメモリ等の一時的に撮像データDiを記憶するため
の手段を設けなくても、直接外部装置21内の内部バス
22に撮像データDiを供給することができることにな
る。その結果、様々な外部装置21に柔軟に対応でき、
汎用性に富むことになる。
【0026】特に、第2のメモリコントローラ32に、
外部に導出されるアドレスバスABを接続し、外部から
該アドレスバスABを通じて入力されるアドレスデータ
を対応する所定の読出し先頭アドレス信号Sarに変換
して上記メモリ30に供給するように構成し、更にメモ
リ30を、第2のメモリコントローラ32から順次送ら
れてくる読出しアドレス信号Sarの入力に基づいて記
憶領域に記憶されている撮像データDiを読出し先頭ア
ドレス信号Sarで示すアドレスからアドレス順次に読
み出すようにした場合においては、以下の動作を行なう
ことになる。
【0027】まず、外部からアドレスバスABを通じて
第2のメモリコントローラ32に対し、アドレスデータ
を供給する。第2のメモリコントローラ32は、対応す
る所定の読出し先頭アドレス信号Sarに変換してメモ
リ30に出力する。メモリ30は、記憶領域に記憶され
ている撮像データDiのうち、第2のメモリコントロー
ラ32から供給された読出し先頭アドレス信号Sarが
示すアドレス以降の撮像データDiを、第2のメモリコ
ントローラ32から順次送られてくる読出しアドレス信
号Sarの入力に基づいて、アドレス順次に読み出す。
この読み出された一部の撮像データDiは、外部に導出
されるデータバスDBを通じて転送されることになる。
【0028】具体的には、外部に導出されるデータバス
DBに接続された外部装置21からのタイミング信号S
trの入力によって順次更新されるアドレス信号Sar
に基づいて、メモリ30の記憶領域に記憶されている撮
像データDi中、上記読出し先頭アドレス信号Sarが
示すアドレス以降の撮像データDiがアドレス順次に読
み出されることになる。
【0029】即ち、撮像データDiの全部が外部装置2
1に読み出されるのではなく、外部装置21が所望する
画像の一部分が外部装置21に読み出されることにな
る。
【0030】この場合も、本発明に係る撮像装置1Bと
クロックスピードが異なるシステムクロックで種々の信
号処理を行なう外部装置21を接続しても、外部装置2
1の入力段にシステムクロックを合わせるための種々の
構成をとる必要がなくなり、その結果、様々な外部装置
21に柔軟に対応でき、汎用性に富むことになる。
【0031】また、撮像装置1Bのメモリ30内に記憶
された撮像データDiのうち、所望のデータDiのみを
読み出すことが可能となるため、外部装置21が例えば
モニタである場合においては、種々の画像処理、例えば
ピクチャー・イン・ピクチャー表示処理やある背景画面
(例えばキー入力設定画面等)に一部の動画を組み込む
マルチメディア対応の画像表示を容易に行なわせること
が可能となる。また、上記外部装置21がVTRやビデ
オ編集機である場合は、記録媒体上のあるトラックにポ
イントとなる画像のみを記録したり、編集することが容
易になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明に係る撮像装置を、単板式CC
D方式でデジタル出力のビデオカメラに適用した2つの
実施例を図1〜図2を参照しながら説明する。
【0033】まず、第1実施例に係るビデオカメラ1A
は、オートフォーカス機能や電動ズーム機能を備えたビ
デオカメラであり、その筺体内の前方に、図示しない
が、既知の例えば電磁駆動方式のアクチュエータを用い
たレンズ鏡筒が組み込まれており、このレンズ鏡筒内に
は前方から順に、前玉ユニット、ズームユニットを構成
するバリエータ、絞り装置、固定レンズ及び可動レンズ
群からなるインナーフォーカスユニットが配されて構成
されている。ここでは、簡単のために、図1において、
上記レンズ鏡筒を代表的に撮像レンズ2として記す。
【0034】上記撮像レンズ2の後方には、固体撮像素
子3と信号処理回路4が組み込まれている。固体撮像素
子3は、例えばpn接合によるフォトダイオード(受光
部)が多数マトリクス状に配されて構成された撮像領域
を有し、露光期間にて撮像領域にて蓄積した信号電荷を
縦方向に行単位に順次転送するCCDによる垂直レジス
タと、この垂直レジスタからの転送された信号電荷を出
力回路側に水平方向に順次転送するCCDによる水平レ
ジスタとを有する例えばインターライン方式あるいはフ
レームインターライン方式の固体撮像素子にて構成され
ている。
【0035】上記出力回路は、例えばフローティングデ
ィフュージョンあるいはフローティングゲートにて構成
された電荷−電圧変換部を有し、水平レジスタにて順次
転送されてくる信号電荷を上記電荷−電圧変換部にて信
号電荷量に応じた電圧信号レベルの撮像信号に変換し、
該撮像信号をソースフォロア回路等のバッファ回路等を
通じて固体撮像素子3の外部に出力する回路である。
【0036】信号処理回路4は、その入力段に固体撮像
素子からの撮像信号Siを所定のゲインにて増幅する増
幅器5と、この増幅器5からの撮像信号Siをデジタル
変換して撮像データDiとするA/D変換器6と、内部
に記憶領域を有し、かつA/D変換器6からの撮像デー
タDiを記憶領域に記憶するシリアル・アクセス・メモ
リ7と、上記A/D変換器6及びメモリ7に対して書込
みタイミング信号Stwを出力するタイミング発生器8
とを有して構成されている。
【0037】タイミング発生器8は、前段に接続された
タイミングオシレータ9からのシステムクロックScc
に基づいて上記書込みタイミング信号Stwを作成す
る。
【0038】上記A/D変換器6は、増幅器5から供給
される撮像信号Siを、タイミング発生器8からの書込
みタイミング信号Stwに基づいて標本化し、この標本
化走査された信号を更に例えば量子化ビット数=8にて
量子化を行なう。A/D変換器6から出力される各8ビ
ットの量子化データは、固体撮像素子3の撮像領域にお
ける各画素に対応したデジタルデータであり、これら8
ビットデータがこのA/D変換器6からシリアルに出力
されることになる。
【0039】メモリ7は、タイミング発生器8からの上
記書込みタイミング信号Stwの入力に基づいて、A/
D変換器6からの撮像データDiを記憶領域にシリアル
に書き込むことにより、例えば1フィールド分の撮像デ
ータDiの記憶を可能としている。記憶領域は、1フィ
ールド分の撮像データDiのイメージと1対1に対応さ
せてあり、記憶領域の各行を、各水平走査線上の画素デ
ータにそれぞれ対応させた構成となっている。
【0040】従って、タイミング発生器8からの上記書
込みタイミング信号Stwの入力に基づいて、上記撮像
データDiを構成する多数の画素データが記憶領域に順
次書き込まれ、記憶領域上で、撮像イメージに対応する
ように画素データが展開されることになる。
【0041】また、この実施例に係るビデオカメラ1A
は、その外部端子として、メモリ7から導出されたデー
タバスと接続される外部デジタル出力端子11と、外部
からのタイミング信号を入力するための2つの外部入力
端子12a及び12bが設けられている。これら2つの
外部入力端子12a及び12bは、メモリ7の各タイミ
ング入力端子に接続されている。
【0042】そして、上記外部端子は、このビデオカメ
ラ1Aの外部に設置される例えばモニタ,VTR,ビデ
オ編集機等の外部装置21における外部端子と接続され
るようになっている。具体的には、ビデオカメラ1Aの
上記データバス用の外部デジタル出力端子11は、外部
装置21の外部端子中、内部のデータバス22と通じる
外部デジタル入力端子23に接続され、ビデオカメラ1
Aの上記2つの外部入力端子12a及び12bは、外部
装置21の外部端子中、タイミング発生器24と通じる
外部出力端子25a及び25bに接続されるようになっ
ている。
【0043】ここで、メモリ7から外部デジタル出力端
子11までのバスラインと、外部デジタル出力端子11
と外部デジタル入力端子23とを結ぶ転送バスラインに
て1つのデータバスDBが構成される。従って、以下の
説明では、上記バスラインと転送バスラインを総称して
データバスDBと記す。
【0044】上記2つの外部出力端子25a及び25b
中、一方の外部出力端子25aには、タイミング発生器
24から読出しタイミング信号Strが供給され、他方
の外部出力端子25bには、タイミング発生器24から
読出し開始信号Stiが供給される。これら読出しタイ
ミング信号Str及び読出し開始信号Stiは、外部装
置21内に組み込まれている専用のタイミングオシレー
タ26からのシステムクロックSceに基づいてタイミ
ング発生器24にて作成される。
【0045】なお、上記ビデオカメラ1Aの外部端子と
外部装置21の外部端子とは、例えばコネクタ及びフレ
キシブルケーブル(図示せず)を介して電気的に接続さ
れる。
【0046】次に、上記第1実施例に係るビデオカメラ
1Aの動作について説明する。まず、被写体からの光
は、固体撮像素子3に入射されてその光量に応じた信号
レベルの撮像信号Siに光電変換される。固体撮像素子
3からの撮像信号Siは、後段のA/D変換器6におい
てタイミング発生器8からの書込みタイミング信号St
wに基づいて、標本化及び量子化されてデジタルの撮像
データDiに変換される。この撮像データDiは、タイ
ミング発生器8からの上記書込みタイミング信号Stw
に基づいて、メモリ7の記憶領域に書き込まれる。この
場合、メモリ7としてシリアル・アクセス・メモリを用
いているため、A/D変換器6から送られてくる撮像デ
ータDiは、記憶領域に画素データ単位にシリアルに書
き込まれることになる。
【0047】一方、上記メモリ7の記憶領域に記憶され
ている撮像データDiを読み出す場合は、以下の動作が
行なわれる。まず、外部装置21から外部出力端子25
b及び外部入力端子12bを介して入力された読出し開
始信号Stiに基づいて、メモリ7における行アドレス
カウンタ内の値が0にリセットされて記憶領域に記憶さ
れている撮像データDiの先頭が選択される。その後、
外部装置21から外部出力端子25a及び外部入力端子
12aを介して入力された読出しタイミング信号Str
に基づいて、メモリ7の記憶領域に記憶されている撮像
データDiが上記先頭から順次画素データ単位に読み出
されることになる。この読み出された撮像データDi
は、順次データバスDBに送られ、更に外部デジタル出
力端子11及び外部装置21の外部デジタル入力端子2
3を介して外部装置21内のデータバス22に直接供給
される。
【0048】そして、上記外部装置21内に組み込まれ
た信号処理回路27は、ビデオカメラ1Aから直接デー
タバスに供給される撮像データDiを読み込み、この読
み込んだ撮像データDiに対して種々の信号処理を施
す。例えば、外部装置21がモニタであれば、読み込ん
だ撮像データDiをモニタ画面上に表示するための映像
信号に変換し、上記外部装置21がVTRやビデオ編集
機であれば、上記読み込んだ撮像データDiを磁気テー
プに記録するための記録用データに変換するという信号
処理を施す。
【0049】ところで、上記ビデオカメラ1Aに接続さ
れる外部装置21、特に、内部に組み込まれる専用のタ
イミングオシレータ26は、外部装置21の種類によっ
て、あるいはメーカーによってその仕様が異なることか
ら、上記専用のタイミングオシレータ26から出力され
るシステムクロックSceのスピードは、ビデオカメラ
1AのシステムクロックSccのスピードと異なる場合
が多い。
【0050】しかし、本実施例に係るビデオカメラ1A
においては、外部装置21のシステムクロックSceに
て作成された読出しタイミング信号Strに基づいて、
ビデオカメラ1A内のメモリ7から撮像データDiを読
み出し、更にデータバスDBを介して撮像データDiを
外部装置21内に転送するようにしているため、この第
1実施例に係るビデオカメラ1Aとクロックスピードが
異なるシステムクロックSceで種々の信号処理を行な
う外部装置21を接続しても、外部装置21の入力段に
システムクロックを合わせるための種々の構成(例えば
フレームメモリを組み込むこと等)をとる必要がなくな
る。具体的には、外部装置21の入力段にフレームメモ
リ等の一時的に撮像データを記憶するための手段を設け
なくても、直接外部装置21内のデータバス22に撮像
データDiを供給することができることになる。その結
果、この第1実施例に係るビデオカメラ1Aは、様々な
外部装置21に柔軟に対応でき、汎用性に富むことにな
る。
【0051】次に、第2実施例に係るビデオカメラ1B
について図2を参照しながら説明する。なお、図1と対
応するものについては同符号を記し、その重複説明を省
略する。
【0052】この第2実施例に係るビデオカメラ1B
は、図2に示すように、上記第1実施例に係るビデオカ
メラ1Aとほぼ同じ構成を有するが、メモリがランダム
・アクセス・メモリ30である点と、メモリ30に対し
てランダムにデータのアクセスができるように書込み用
としての第1のメモリコントローラ31と読出し用とし
ての第2のメモリコントローラ32が接続されている点
と、外部端子として、上記外部デジタル出力端子11と
2つの外部入力端子12a及び12bのほかに、外部装
置21からのアドレスデータを受け取るための外部デジ
タル入力端子33が設けられている点で異なる。
【0053】外部デジタル入力端子33は第2のメモリ
コントローラ32とバスラインを通じて接続され、ま
た、この外部デジタル入力端子33は、外部装置21に
設けられた外部デジタル出力端子34に例えば転送バス
ラインを介して接続される。この転送バスラインは、例
えば第1実施例に係るビデオカメラ1Aにて使用された
コネクタ及びフレキシブルケーブル内に追加配線される
ものである。
【0054】ここで、外部デジタル入力端子33から第
2のメモリコントローラ32までのバスラインと、フレ
キシブルケーブル中、外部デジタル入力端子33と外部
デジタル出力端子34とを結ぶ転送バスラインにて1つ
のアドレスバスABが構成される。従って、以下の説明
では、上記バスラインと転送バスラインを総称してアド
レスバスABと記す。
【0055】第1のメモリコントローラ31は、メモリ
30に対して書込みアドレス信号Sawを出力する回路
であり、メモリ30は、その記憶領域中、A/D変換器
6から供給される撮像データDiを第1のメモリコント
ローラ31からの書込みアドレス信号Sawが示すアド
レスに格納する。
【0056】上記書込みアドレス信号Sawの内容は、
タイミング発生器8からの書込みタイミング信号Stw
の入力に基づいて、第1のメモリコントローラ31にお
いて順次更新されてメモリ30に供給されることにな
る。これにより、A/D変換器6から送られてくる撮像
データDiは、メモリ30の記憶領域にアドレス順次に
格納されることになる。
【0057】特に、この実施例においては、メモリ30
に記憶されるデータが撮像データDiであることから、
書き込みの際は、上記第1実施例に係るビデオカメラ1
Aと同様に、シリアルに書き込む方が、記憶領域上にお
いて撮像イメージに対応したデータ展開を実現でき都合
がよい。従って、初期状態では、第1のメモリコントロ
ーラ31から供給される書込みアドレス信号Sawの内
容を0にして、アドレス上、記憶領域の先頭アドレスを
選択するようにし、更に、書込みアドレス信号Sawの
内容を順次例えば+1更新することにより、記憶領域に
撮像データDiをシリアルに書き込むことを可能にして
いる。
【0058】一方、第2のメモリコントローラ32は、
メモリ30に対して読出しアドレス信号Sarを出力す
る回路であり、メモリ30は、記憶領域に記憶されてい
る撮像データDi中、第2のメモリコントローラ32か
らの読出しアドレス信号Sarが示すアドレスのデータ
を読み出す。
【0059】上記読出しアドレス信号Sarは、第2の
メモリコントローラ32において、アドレスバスABを
通じて供給されたアドレスデータを、読出し開始信号S
tiの入力に基づいて取り込んで作成されるもので、例
えばアドレスデータが示す内容に応じ、かつメモリ30
に対するアドレス信号形態に変換されたものが読出しア
ドレス信号Sarとして使用される。アドレスバスAB
に何もデータが供給されずに、読出し開始信号Stiが
入力された場合は、例えば0を内容とする読出しアドレ
ス信号Sarがメモリ30に供給されることになり、こ
の場合、記憶領域の先頭アドレスが選択され、この先頭
アドレスに係るデータが読み出されることになる。
【0060】そして、上記読出しアドレス信号Sarの
内容は、外部装置21から外部入力端子12aを通じて
入力される読出しタイミング信号Strに基づいて、第
2のメモリコントローラ32において順次更新されてメ
モリ30に供給されることになる。これにより、メモリ
30の記憶領域に記憶されている撮像データDiは、ア
ドレス順次に読み出されてデータバスDBに供給される
ことになる。
【0061】従って、アドレスバスABにアドレスデー
タを供給しない状態で、読出し開始信号Stiが入力さ
れると、撮像データDiの先頭アドレスが選択され、そ
の後、読出しタイミング信号Strが順次供給されるこ
とによって、読出しアドレスが順次例えば+1更新さ
れ、これにより、記憶領域に記憶されている撮像データ
Diがその先頭からアドレス順次に読み出されることに
なる。メモリ30の記憶領域から読み出された撮像デー
タDiは、データバスDBを介して外部装置に供給され
ることになる。
【0062】次に、上記第2実施例に係るビデオカメラ
1Bの動作について説明する。まず、被写体からの光
は、固体撮像素子3に入射されてその光量に応じた信号
レベルの撮像信号Siに光電変換される。固体撮像素子
3からの撮像信号Siは、後段のA/D変換器6におい
てタイミング発生器8からの書込みタイミング信号St
wに基づいて、標本化及び量子化されてデジタルの撮像
データDiに変換される。この撮像データDiは、第1
のメモリコントローラ31から順次送られてくる書込み
アドレス信号Sawの入力に基づいて、その先頭からア
ドレス順次にメモリ30の記憶領域に書き込まれる。こ
のとき、書込みアドレス信号Sawの内容を0から順次
+1更新するようにしているため、A/D変換器6から
送られてくる撮像データDiは、記憶領域に画素データ
単位にシリアルに書き込まれることになる。
【0063】一方、上記メモリ30の記憶領域に記憶さ
れている撮像データDiを読み出す場合は、以下の動作
が行なわれる。まず、アドレスバスABにアドレスデー
タが供給されない状態において、第2のメモリコントロ
ーラ32は、外部装置21から外部入力端子12bを介
して入力された読出し開始信号Stiに基づいて、読出
しアドレス信号Sarの内容を0にリセットしてメモリ
30に出力する。メモリ30は、記憶領域に記憶されて
いる撮像データDiの先頭を選択する。
【0064】その後、外部装置21から外部入力端子1
2aを介して第2のメモリコントローラ32に入力され
た読出しタイミング信号Strに基づいて、読出しアド
レス信号Sarの内容が例えば+1更新され、これによ
り、メモリ30の記憶領域に記憶されている撮像データ
Diが上記先頭からアドレス順次に読み出されることに
なる。この読み出された撮像データDiは、順次データ
バスDBに送られ、更に外部デジタル出力端子11及び
外部装置21の外部デジタル入力端子23を介して外部
装置21内のデータバス22に直接供給される。
【0065】次に、ビデオカメラ1Bのメモリ30に記
憶されている撮像データDi中、所望の撮像データDi
のみを外部装置21にて読み出す場合は、外部装置21
内の信号処理回路27から延びる内部のアドレスバス2
8を介してビデオカメラ1Bに通じるアドレスバスAB
に、読み出したいアドレスデータを入力し、続いて、ビ
デオカメラ1Bに対して読出し開始信号Stiを出力す
る。
【0066】第2のメモリコントローラ32は、外部装
置21から外部入力端子12bを介して入力された読出
し開始信号Stiに基づいて、アドレスバスABを介し
て供給されたアドレスデータを読み出し、更にこのアド
レスデータが示す内容に応じ、かつメモリ30に対する
アドレス信号形態に変換し、読出しアドレス信号Sar
としてメモリ30に出力する。即ち、アドレスデータの
内容に応じた内容を有する読出しアドレス信号Sawを
メモリ30に出力する。
【0067】メモリ30は、記憶領域中、第2のメモリ
コントローラ32から供給された読出しアドレス信号S
arが示すアドレスを選択する。その後、外部装置21
から外部入力端子12aを介して第2のメモリコントロ
ーラ32に入力された読出しタイミング信号Strに基
づいて、読出しアドレス信号Sarの内容が例えば+1
更新され、これにより、メモリ30の記憶領域に記憶さ
れている撮像データDiが上記アドレスからアドレス順
次に読み出されることになる。この読み出された撮像デ
ータDiは、順次データバスDBに送られ、更に外部デ
ジタル出力端子11及び外部装置21の外部デジタル入
力端子23を介して外部装置21内のデータバス22に
直接供給される。
【0068】この第2実施例に係るビデオカメラ1Bに
おいても、上記第1実施例に係るビデオカメラと同様
に、この第2実施例に係るビデオカメラ1Bとクロック
スピードが異なるシステムクロックで種々の信号処理を
行なう外部装置21を接続しても、外部装置21の入力
段にシステムクロックを合わせるための種々の構成(例
えばフレームメモリを組み込むこと等)をとる必要がな
くなる。具体的には、外部装置21の入力段にフレーム
メモリ等の一時的に撮像データを記憶するための手段を
設けなくても、直接外部装置21内の内部バス22に撮
像データDiを供給することができることになる。その
結果、様々な外部装置に柔軟に対応でき、汎用性に富む
ことになる。
【0069】特に、この第2実施例に係るビデオカメラ
1Bにおいては、ビデオカメラ1Bのメモリ30内に記
憶された撮像データDiのうち、所望のデータDiのみ
を読み出すことが可能となるため、外部装置21が例え
ばモニタである場合においては、種々の画像処理、例え
ばピクチャー・イン・ピクチャー表示処理やある背景画
面(例えばキー入力設定画面等)に一部の動画を組み込
むマルチメディア対応の画像表示を容易に行なわせるこ
とが可能となる。また、上記外部装置21がVTRやビ
デオ編集機である場合は、記録媒体上のあるトラックに
ポイントとなる画像のみを記録したり、編集することが
容易になる。
【0070】なお、上記外部装置21としては、その例
示としてモニタ,VTR,ビデオ編集機を挙げたが、そ
の他、記録再生が可能な円盤状記録媒体、例えば磁気デ
ィスク、光磁気ディスク及び相変化形光ディスク等の記
録再生装置にも適用させることができる。これらの記録
再生装置を接続しても、ビデオカメラ自体が記録再生装
置のシステムクロックに合わせてメモリから撮像データ
が読み出されるため、種々の仕様のものを接続させるこ
とができる。
【0071】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る撮像装置に
よれば、被写体からの入射光を光電変換して光量に応じ
た信号レベルの撮像信号にする撮像素子と、上記撮像素
子からの撮像信号をタイミング発生器からのタイミング
信号に基づいて標本化及び量子化してデジタルの撮像デ
ータに変換するA/D変換器と、所定の記憶領域を有
し、上記A/D変換器からの上記撮像データが上記記憶
領域に上記タイミング発生器からの上記タイミング信号
に基づいて書き込まれ、上記記憶領域に記憶されている
上記撮像データが外部からのタイミング信号に基づいて
読み出され、外部に導出されるデータバスを通じて上記
撮像データを転送するメモリを設けるようにしたので、
本発明に係る撮像装置とクロックスピードが異なるシス
テムクロックで種々の信号処理を行なう外部装置を接続
しても、外部装置の入力段にシステムクロックを合わせ
るための種々の構成(例えばフレームメモリを組み込む
こと等)をとる必要がなくなる。具体的には、外部装置
の入力段にフレームメモリ等の一時的に撮像データを記
憶するための手段を設けなくても、直接外部装置内の内
部バスに撮像データを供給することができることにな
る。その結果、様々な外部装置に柔軟に対応でき、汎用
性に富むことになる。
【0072】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記メモリをシリアル・アクセス・メ
モリとし、上記タイミング発生器からの上記タイミング
信号の入力に基づいて、上記A/D変換器から送られて
くる上記撮像データを記憶領域に画素データ単位にシリ
アルに書込み、外部からの読出し信号の入力に基づい
て、上記記憶領域に記憶されている撮像データの先頭を
選択し、上記外部からの上記タイミング信号の入力に基
づいて、上記撮像データを上記選択した先頭から順次シ
リアルに読み出すようにしたので、撮像データをシリア
ルで読み出すことが可能となり、また、本発明に係る撮
像装置とクロックスピードが異なるシステムクロックで
種々の信号処理を行なう外部装置を接続しても、外部装
置の入力段にシステムクロックを合わせるための種々の
構成(例えばフレームメモリを組み込むこと等)をとる
必要がなくなり、その結果、様々な外部装置に柔軟に対
応でき、汎用性に富むことになる。
【0073】また、本発明に係る撮像装置によれば、被
写体からの入射光を光電変換して光量に応じた信号レベ
ルの撮像信号にする撮像素子と、上記撮像素子からの撮
像信号をタイミング発生器からのタイミング信号に基づ
いて標本化及び量子化してデジタルの撮像データに変換
するA/D変換器と、上記タイミング発生器からの上記
タイミング信号の入力に基づいて、書込みアドレス信号
の内容を順次更新する第1のメモリコントローラと、外
部からのタイミング信号の入力に基づいて、読出しアド
レス信号の内容を順次更新する第2のメモリコントロー
ラと、上記撮像データが記憶される記憶領域を有し、上
記第1のメモリコントローラから順次送られてくる書込
みアドレス信号の入力に基づいて上記A/D変換器から
の上記撮像データを上記記憶領域の先頭からアドレス順
次に書き込み、上記第2のメモリコントローラから順次
送られてくる読出しアドレス信号の入力に基づいて上記
記憶領域に記憶されている上記撮像データを先頭からア
ドレス順次に読み出すメモリとを設けるようにしたの
で、本発明に係る撮像装置とクロックスピードが異なる
システムクロックで種々の信号処理を行なう外部装置を
接続しても、外部装置の入力段にシステムクロックを合
わせるための種々の構成(例えばフレームメモリを組み
込むこと等)をとる必要がなくなる。具体的には、外部
装置の入力段にフレームメモリ等の一時的に撮像データ
を記憶するための手段を設けなくても、直接外部装置内
の内部バスに撮像データを供給することができることに
なる。その結果、様々な外部装置に柔軟に対応でき、汎
用性に富むことになる。
【0074】また、本発明に係る撮像装置によれば、上
記構成において、上記第2のメモリコントローラに、外
部に導出されるアドレスバスを接続し、外部から該アド
レスバスを通じて入力されるアドレスデータを対応する
所定の読出し先頭アドレス信号に変換して上記メモリに
供給するように構成し、更に上記メモリを、上記第2の
メモリコントローラから順次送られてくる読出しアドレ
ス信号の入力に基づいて上記記憶領域に記憶されている
上記撮像データを上記読出し先頭アドレス信号で示すア
ドレスからアドレス順次に読み出すようにしたので、メ
モリの記憶領域に記憶されている撮像データ中、上記読
出しアドレス信号が示すアドレス以降の撮像データがア
ドレス順次に読み出されることになり、外部装置におい
て、種々の画像処理や編集処理を行なわせることが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮像装置を、単板式CCD方式で
デジタル出力のビデオカメラに適用した第1の実施例
(第1実施例)の構成を外部装置の一部の構成と共に示
すブロック図である。
【図2】本発明に係る撮像装置を、単板式CCD方式で
デジタル出力のビデオカメラに適用した第2の実施例
(第2実施例)の構成を外部装置の一部の構成と共に示
すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B ビデオカメラ 2 撮像レンズ 3 固体撮像素子 4 信号処理回路 5 増幅器 6 A/D変換器 7 シリアル・アクセス・メモリ 8 タイミング発生器 9 タイミングオシレータ 11 外部デジタル出力端子 12a,12b 外部入力端子 21 外部装置 24 タイミング発生器 26 タイミングオシレータ 30 ランダム・アクセス・メモリ 31及び32 第1及び第2のメモリコントローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの入射光を光電変換して光量
    に応じた信号レベルの撮像信号にする撮像素子と、 上記撮像素子からの撮像信号をタイミング発生器からの
    タイミング信号に基づいて標本化及び量子化してデジタ
    ルの撮像データに変換するA/D変換器と、 所定の記憶領域を有し、上記A/D変換器からの上記撮
    像データが上記記憶領域に上記タイミング発生器からの
    上記タイミング信号に基づいて書き込まれ、上記記憶領
    域に記憶されている上記撮像データが外部からのタイミ
    ング信号に基づいて読み出され、外部に導出されるデー
    タバスを通じて上記撮像データを転送するメモリを有す
    ることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリは、シリアル・アクセス・メ
    モリであって、上記タイミング発生器からの上記タイミ
    ング信号の入力に基づいて、上記A/D変換器から送ら
    れてくる上記撮像データを記憶領域に画素データ単位に
    シリアルに書込み、外部からの読出し信号の入力に基づ
    いて、上記記憶領域に記憶されている撮像データの先頭
    を選択し、上記外部からの上記タイミング信号の入力に
    基づいて、上記撮像データを上記選択した先頭から順次
    シリアルに読み出すことを特徴とする請求項1記載の撮
    像装置。
  3. 【請求項3】 被写体からの入射光を光電変換して光量
    に応じた信号レベルの撮像信号にする撮像素子と、 上記撮像素子からの撮像信号をタイミング発生器からの
    タイミング信号に基づいて標本化及び量子化してデジタ
    ルの撮像データに変換するA/D変換器と、 上記タイミング発生器からの上記タイミング信号の入力
    に基づいて、書込みアドレス信号の内容を順次更新する
    第1のメモリコントローラと、 外部からのタイミング信号の入力に基づいて、読出しア
    ドレス信号の内容を順次更新する第2のメモリコントロ
    ーラと、 上記撮像データが記憶される記憶領域を有し、上記第1
    のメモリコントローラから順次送られてくる書込みアド
    レス信号の入力に基づいて上記A/D変換器からの上記
    撮像データを上記記憶領域の先頭からアドレス順次に書
    き込み、上記第2のメモリコントローラから順次送られ
    てくる読出しアドレス信号の入力に基づいて上記記憶領
    域に記憶されている上記撮像データを先頭からアドレス
    順次に読み出すメモリとを有することを特徴とする撮像
    装置。
  4. 【請求項4】 上記第2のメモリコントローラは、外部
    に導出されるアドレスバスが接続され、外部から該アド
    レスバスを通じて入力されるアドレスデータを対応する
    所定の読出し先頭アドレス信号に変換して上記メモリに
    供給し、 上記メモリは、上記第2のメモリコントローラから順次
    送られてくる読出しアドレス信号の入力に基づいて上記
    記憶領域に記憶されている上記撮像データを上記読出し
    先頭アドレス信号で示すアドレスからアドレス順次に読
    み出すことを特徴とする請求項3記載の撮像装置。
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