JPH0530387A - 波形等化装置 - Google Patents

波形等化装置

Info

Publication number
JPH0530387A
JPH0530387A JP3179475A JP17947591A JPH0530387A JP H0530387 A JPH0530387 A JP H0530387A JP 3179475 A JP3179475 A JP 3179475A JP 17947591 A JP17947591 A JP 17947591A JP H0530387 A JPH0530387 A JP H0530387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
phase shift
signal
cpu
waveform equalization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3179475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2568765B2 (ja
Inventor
Kazuo Furuyasu
和男 古保
Kazuya Ueda
和也 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP3179475A priority Critical patent/JP2568765B2/ja
Publication of JPH0530387A publication Critical patent/JPH0530387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2568765B2 publication Critical patent/JP2568765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、VITS信号を用いて波形等化を
行なう波形等化装置に関し、収束時間の短い波形等化装
置の提供を目的とする。 【構成】 波形等化回路4と、波形等化回路4の入力に
おいてリサンプリング位相ずれを検出する回路1と、波
形等化回路4の入力、出力信号を格納するメモリ5と、
メモリ5の信号を読み出し波形等化演算を行なうCPU
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンプル値伝送された
テレビジョン信号に重畳されたVITS信号を用いて波
形等化を行なう波形等化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイビジョン伝送方式として開発された
MUSE(Multiple Sub-nyquist Sampling Encodin
g)はサンプル値伝送であり、16.2MHzでサンプ
リングされたアナログサンプル値として伝送される。送
出系から受信系までを含む伝送系全体の特性がナイキス
トの無歪伝送条件を満たしておれば、受信側で正しくリ
サンプリングすることによってデータを歪なく再生する
ことができる。しかし、伝送路特性がこのナイキストの
無歪伝送条件からずれた場合には正しいタイミングでリ
サンプリングを行なったとしても正しくデータを再生す
ることができない。このため、受信側で伝送路特性を補
正してナイキストの無歪伝送条件を満足するように波形
等化を行なうことが必要となってくる。この波形等化を
行なうために、既に幾つかの波形等化装置が開発されて
いる。この方式には大きく分けて伝送レートと等しいサ
ンプリングレートで波形等化するものと、2倍のサンプ
リングレートで動作する波形等化装置とがある。前者に
はたとえば電子情報通信学会春季全国大会、B−58
4、中村他:『ハイビジョン受信機用波形等化器』(1
989年)がある。また、後者にはテレビジョン学会全
国大会16−5岩館他:『MUSEデコーダ内蔵型波形
等化器』(1988年)、そしてIEEE Transactions on
Consumer Electronics,Vol.36,No.3,AUGUST 1990 Nob
oru Kojima,et al.;『A WAVEFORM EQUALIZERFOR THEMUS
E TRANSMISSION SYSTEM』がある。前者は伝送レートに
等しい16MHz動作のトランスバーサルフィルタを用
いて、16MHzでリサンプリングしたデータを用いて
波形等化を行なう。サンプル値伝送でナイキストの無歪
伝送条件を満たしておれば受信されたVITS信号はセ
ンタ値以外すべて0となる。これが無歪条件から少しで
もずれておればセンタ以外の位置で一定の信号が検出さ
れる。これがすなわち波形歪そのものである。この様子
を図3に示す。図3(a)は理想VITS信号波形であ
り、”○”印は16MHzでのリサンプリング位相、”
×”印は32MHz1クロックオフセットしたリサンプ
リング位相を表している。(b)は正しい位相でリサン
プリングした場合の再生データ、(c)はΔτだけリサ
ンプリング位相がずれた場合の再生データである。これ
をMSE(Mean Square Error)法と
かZF(Zero Forcing)法等の一定のアル
ゴリズムに従って時間軸上で演算を行ない、タップ係数
を逐次修正して最終的に最適なタップ係数を求め、セン
タ以外の値が0になるようにトランスバーサルフィルタ
の係数を制御するものである。トランスバーサルフィル
タの出力信号を{Yk}、基準信号を{Rk}、トラン
スバーサルフィルタの出力信号と基準信号との差分信号
を{Ek}、タップ総数をM+N+1とすればトランス
バーサルフィルタのn回目のタップ係数C{i}(n)
MSE法では以下(式1)、ZF法では(式2)に基づ
いて修正される。ただし、α、βは修正量を決めるため
の係数である。{Ek}が残留誤差となる。
【0003】
【数1】
【0004】
【数2】
【0005】一方、伝送レートの2倍の32MHzでサ
ンプリングする方式では32MHzで動作するトランス
バーサルフィルタを用い、32MHzレートに補間した
理想VITS信号との誤差が最小になるようにトランス
バーサルフィルタを制御する。
【0006】以下、図面を参照しながら従来の波形等化
器の動作を説明する。図4は従来の波形等化装置の一例
である。図4において20はA/D、10はトランスバ
ーサルフィルタ、6はCPU、22は波形メモリであ
る。入力されたMUSE信号は、A/D20によって1
6.2MHzでサンプリングされる。このMUSE信号
の各フレームの1、2ラインの216〜316サンプル
に挿入されているVITS信号を波形メモリ22に取り
込む。このVITS信号より波形歪を検出し、以下(式
2)のZFアルゴリズムに基づいてCPU6でトランス
バーサルフィルタ10のタップ係数が計算され修正され
る。そして、この残留波形歪があらかじめ設定した値よ
り十分小さくなるまで演算を繰り返す。この残留波形歪
は、アルゴリズムの演算式においては残留誤差として扱
われる。残留誤差{Ek}が検出されれば、(式1)に
基づいてC{i}が更新される。波形歪の要因には、た
とえば伝送路でのインピーダンスのミスマッチングによ
って発生する反射とか、伝送路の送受信側に挿入される
ロールオフフィルタ特性の理論値からのずれ、また受信
側でのリサンプリング位相ずれ等が考えられる。これら
が発生した場合には必ずリサンプルした再生データには
センタ以外にも信号が検出される。これら波形歪を引き
起こす要因は、相互に複雑に影響しているのが一般的で
ある。また、反射によって発生するエコー等は伝送路の
状態によって状況が変化する。したがって、従来の波形
等化装置ではこれら波形歪の要因をすべてひとつの伝送
路特性として扱い、具体的には再生したVITS信号の
センタ以外のリサンプル点でのデータを0にするように
トランスバーサルフィルタを制御するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の波形等化装置の
構成では、波形歪を発生する要因をその性質を考慮する
ことなくひとつの伝送路特性としか扱っていない。一
方、波形等化装置の性能評価には残留歪量と波形等化に
要する収束時間がある。特に収束時間の点から考える
と、波形歪要因を考慮せずに一律に特定のアルゴリズム
に従って波形等化を行なうのは合理的ではない。また、
サンプル値伝送されたテレビジョン信号をリサンプリン
グし、テレビジョン信号に重畳された再生VITS信号
を用いているにもかかわらず、従来のテレビジョン放送
等で用いられてきたのと同様の方式で、その伝送方式の
特徴を十分に利用していない。
【0008】本発明は上記課題を解決するもので、波形
等化前にサンプリング位相ずれに起因する波形歪をあら
かじめ検出し、収束時間を短縮させることのできる波形
等化装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、リサンプリング位相ずれ検出手段にCPU
からあらかじめ計算して求めた位相ずれを生じた場合の
VITSインパルスレスポンスを転送することによっ
て、入力されたテレビジョン信号のリサンプリング位相
ずれの情報を波形等化に先だってCPUに転送し、リサ
ンプリング位相ずれによる波形歪を除去した後波形等化
を行なう構成を有している。
【0010】
【作用】本発明は上記した構成において、波形等化前に
リサンプリング位相ずれに起因する波形歪を検出して、
これ以外の波形歪要因に対する波形等化処理を行なうの
で、収束時間を短縮できることとなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例の波形等化装置につ
いて図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実
施例における波形等化装置の回路構成の概略ブロック図
である。図1において1はリサンプリング位相ずれ検出
回路、4は波形等化回路、5はメモリ、6はCPUであ
る。以上のような構成要素の波形等化装置の動作を説明
する。
【0012】入力されたテレビジョン信号は波形等化回
路4とリサンプリング位相ずれ検出回路1に入力され
る。CPU6は、(図3)(C)に示したように理想V
ITS信号からΔτだけリサンプリング位相がずれたイ
ンパルスレスポンスを代表的な場合について計算してお
く。このインパルスレスポンスをリサンプリング位相ず
れ検出回路1に転送する。リサンプリング位相ずれ検出
回路1は、入力されたテレビジョン信号とCPU6から
転送されたリサンプリング位相ずれを生じた場合のイン
パルスレスポンスとの相関性を求めて、その結果をCP
U6に転送する。この相関性を幾つかの代表的なインパ
ルスレスポンスについて求める。相関性が、あらかじめ
設定したスレッショルドレベルより大きい場合には、イ
ンパルスレスポンスのΔτだけのリサンプリング位相ず
れが発生していると判断する。したがって、このインパ
ルスレスポンスと全く逆のインパルスレスポンスを波形
等化回路4のタップ係数に設定する。この状態から、リ
サンプリング位相ずれ以外の要因による波形歪の波形等
化を行なう。波形等化回路4の入出力はメモリ5を介し
てCPU6に取り込まれる。CPU6は繰り返し入力テ
レビジョン信号を取り込み十分に同期加算を行なってS
/Nを改善する。この後DCオフセット除去を行ない、
VITS信号のセンタ以外の信号が0になるように(式
1)、(式2)で示す演算を行なって波形等化回路4を
制御する。
【0013】以下、本発明の具体的な実施例について図
面を参照しながら説明する。図2は本発明の具体的な実
施例を示すブロック図である。図2において10はトラ
ンスバーサルフィルタ、11は相関回路、12はメモリ
である。
【0014】CPU6は、(図3)(C)に示したよう
に理想VITS信号からΔτだけリサンプリング位相が
ずれたインパルスレスポンスを代表的な場合について計
算しておく。このインパルスレスポンスをメモリ12に
転送する。相関回路11は入力されたテレビジョン信号
とメモリ12のデータとの相関演算を行なう。リサンプ
リング位相ずれが発生した場合には、Δτが実際の位相
ズレに等しい場合でもっとも高い相関値が得られる。こ
の相関値もΔτに対応した相関値というものがあらかじ
めCPU6で求めてあるので、その理論値との比較を行
なうことになる。
【0015】このように本発明の実施例の波形等化装置
によれば、CPUで理想VITS信号からΔτだけリサ
ンプリング位相がずれたインパルスレスポンスを代表例
につき計算しておき、これをリサンプリング位相ずれ検
出回路に転送して入力信号のリサンプリング位相ずれ情
報をCPUに転送し、リサンプリング位相ずれに起因す
る波形歪を除去しておいて波形等化を行なうように配し
てあるので、収束時間が短縮できる。
【0016】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
によれば、波形等化前にリサンプリング位相ずれを検出
し他の波形歪要因から除去することができ、この後、波
形等化を行なうことによって収束時間を短縮する事が可
能な波形等化装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における波形等化装置の概略
ブロック図
【図2】本発明の波形等化装置の具体的な実施例のブロ
ック図
【図3】(a)は理想VITS信号のリサンプリングの
様子を示した信号波形図 (b)は正しいリサンプリング位相の場合の再生VIT
S信号波形図 (c)はずれたリサンプリング位相の場合の再生VIT
S信号波形図
【図4】従来の波形等化装置のブロック図
【符号の説明】
1 リサンプリング位相ずれ検出回路 4 波形等化回路 5 メモリ 6 CPU 10 トランスバーサルフィルタ 11 相関回路 12 メモリ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】サンプル値伝送されたテレビジョン信号に
    重畳されたVITS信号を用いて波形等化を行なう波形
    等化装置において、波形等化を行なう手段と、前記波形
    等化手段の入力よりリサンプリング位相ずれを検出する
    手段と、前記波形等化手段の入力信号、出力信号を取り
    込む入出力波形メモリと、前記波形メモリの信号を取り
    込み波形等化演算が可能なようにVITS信号の同期加
    算、DCオフセット除去処理と波形等化演算とを併せて
    行なうCPUとを備え、前記リサンプリング位相ずれ検
    出手段に前記CPUからあらかじめ計算して求めた位相
    ずれを生じた場合のVITSインパルスレスポンスを転
    送することによって、入力されたテレビジョン信号のリ
    サンプル位相ズレの情報を波形等化に先だってCPUに
    転送し、リサンプリング位相ずれによる波形歪を除去し
    た後波形等化を行なうようにした波形等化装置。
JP3179475A 1991-07-19 1991-07-19 波形等化装置 Expired - Lifetime JP2568765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179475A JP2568765B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 波形等化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3179475A JP2568765B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 波形等化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0530387A true JPH0530387A (ja) 1993-02-05
JP2568765B2 JP2568765B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=16066499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3179475A Expired - Lifetime JP2568765B2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 波形等化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2568765B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686245A (ja) * 1992-02-29 1994-03-25 Samsung Electron Co Ltd 信号処理システム
JPH077637A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Victor Co Of Japan Ltd ゴースト除去装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02192368A (ja) * 1989-01-20 1990-07-30 Victor Co Of Japan Ltd 波形等化器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02192368A (ja) * 1989-01-20 1990-07-30 Victor Co Of Japan Ltd 波形等化器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686245A (ja) * 1992-02-29 1994-03-25 Samsung Electron Co Ltd 信号処理システム
JPH077637A (ja) * 1993-06-16 1995-01-10 Victor Co Of Japan Ltd ゴースト除去装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2568765B2 (ja) 1997-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW451580B (en) Decision directed phase detector
EP0308776B1 (en) Decoding equalizer
KR101019481B1 (ko) 타이밍 복구 장치 및 방법
JP2568765B2 (ja) 波形等化装置
JP2843690B2 (ja) 波形等化回路
EP0466434A2 (en) Waveform equalizing filter unit
US7616684B2 (en) Receiver with decision-directed equalizer
EP0570190A2 (en) Waveform equalizing system
JP2579090B2 (ja) ハイビジョン受像機
JPH05316391A (ja) 波形等化装置
JPH06164982A (ja) 波形等化装置
JPH05316475A (ja) ハイビジョン受像機
JP3321836B2 (ja) 波形等化装置
JPH0530383A (ja) 波形等化装置
JP3256966B2 (ja) テレビジョン信号処理装置
JP3430583B2 (ja) 波形等化装置
JPH05145793A (ja) ハイビジヨン受像機
KR0134482B1 (ko) 인터리브된 계수 갱신을 이용한 적응등화기
JP2693020B2 (ja) 波形等化装置及びその方法
JP2599036B2 (ja) Muse信号の波形等化方法
JPH09135402A (ja) 波形等化装置
JPH05211420A (ja) 自動等化装置
JPH11261919A (ja) データ放送/文字放送受信装置
JPH01162432A (ja) 情報信号伝送方式
JPH099211A (ja) 波形等化装置