JPH11261919A - データ放送/文字放送受信装置 - Google Patents

データ放送/文字放送受信装置

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JPH11261919A
JPH11261919A JP10062463A JP6246398A JPH11261919A JP H11261919 A JPH11261919 A JP H11261919A JP 10062463 A JP10062463 A JP 10062463A JP 6246398 A JP6246398 A JP 6246398A JP H11261919 A JPH11261919 A JP H11261919A
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JP
Japan
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data
tap
register
teletext
calculation
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Pending
Application number
JP10062463A
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English (en)
Inventor
Takayuki Mori
隆之 森
Nobufumi Nakagaki
宣文 中垣
Junichi Takesue
純一 武末
Atsushi Haratani
淳 原谷
Mikine Ishiguro
幹根 石黒
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Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の波形等化処理では入力レジスタ21への
データの取り込みは1フィールドに1〜数回しか行われ
ないため、波形等化処理を完了し、正常に受信できるよ
うになるまで時間がかかる問題がある。また、入力レジ
スタ21にデータを取り込むごとにタップ係数の補正を
行うので、取り込んだデータのチャンネルが変わった
り、映像信号の影響でクランプが変化し、取り込んだデ
ータのDCが変動した場合でも、波形等化処理は補正を
加えてしまい、タップ係数におかしな補正がかかり、な
かなか等化しない、発散するなどの現象が発生してしま
う。 【解決手段】波形等化処理は、タップ係数の初期化を行
い、入力データを一度取り込み、取り込んだ入力データ
とタップ係数から出力データを計算し、誤差e(t)を
計算し、誤差2乗和Eを計算し、収束判定を行い、収束
していなければタップ係数を計算して出力データの処理
へ戻り上記誤差e(t)から収束判定処理を繰り返し行
う。収束していればタップ係数を出力し処理を終了す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ放送を受信
するデータ放送受信装置もしくは、文字方法を受信する
文字放送受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】文字放送受信装置は十数年前に開発され
た技術であるが、近年、文字放送を受信する文字放送受
信ユニットを内蔵したTVが相次いで製品化されてい
る。さらに、文字放送と同様にVBI(垂直ブランキン
グ期間)にディジタル信号を挿入し、転送フォーマット
の下位層を文字放送と同一の仕様としたいろいろなデー
タ放送が実施されつつある。データ放送は転送フォーマ
ットの下位層が文字放送と同一であることから、データ
放送の受信回路は、文字多重放送の受信回路と同一の構
成で実現できる。このような従来技術としては、例えば
特開平8−289261号公報に記載されている。この
従来技術について、図4を用いて説明する。
【0003】図4において、1は映像信号入力端子、5
は映像信号入力端子より入力された映像信号をディジタ
ル信号に変換するA/D変換回路(以下ADCと記
す)、23はADC5で変換された映像信号のゴースト
除去を行うトランスバーサルフィルタ(以下TFと記
す)、10はTF23のタップ係数をCPU16より受
け取りTF23に出力するタップレジスタ、21はCP
U16からのリクエストによりADC5でディジタル化
された映像信号をCPU16に出力する入力レジスタ、
22はCPU16からのリクエストによりTF23の出
力信号をCPU16に出力する出力レジスタ、15は映
像信号入力端子1から入力された映像信号により同期信
号を分離する同期分離回路、13は文字多重放送のCR
部分を検出するCR検出回路、14はTF23の出力端
子とCR検出回路13の出力端子に接続されフリーラン
のクロックに同期するようにデータを補間シフトする補
間回路、24は補間回路14の出力端子に接続され文字
多重放送のスライスデータを出力するスライスデータ出
力端子である。文字放送では、このスライスデータに対
し誤り訂正を施した後、文字デコードを行う。
【0004】文字放送のデータ構成は「昭和63年6月
1日発行 改訂文字放送技術ハンドブック 放送技術開
発協議会編 兼六館出版株式会社」にも記載されてある
ように16ビットサイズのCR部(ビット同期部)と8
ビットサイズのFC部(バイト同期部)と、データで構
成された296ビットのデータ列であり、伝送レートは
5.727MHzである。そこでADC5のサンプリン
グクロックは2倍の11.454MHzとしている。T
F23と入力レジスタ21と出力レジスタ22とタップ
レジスタ10で構成される回路は、入力信号の伝送系歪
みを除去する波形等化処理回路を形成している。その詳
しい動作は特開平9−65171で記載されている。波
形等化の処理を図4の構成図を元にして、処理フローを
図2を用いて説明する。図2に示した処理はCPU16
が行う。
【0005】まず始めに、入力レジスタ21及び出力レ
ジスタ22には所定のタイミングで文字放送データが取
り込まれる(図2−201)。入力データをx(t)と
し、TF23のタップ係数Ciとすると出力レジスタに
取り込まれた出力信号y(t)は下記の数式(1)であ
る。
【0006】
【数1】
【0007】ここで出力レジスタに取り込まれた出力信
号y(t)とゴーストの無い理想波形である基準波形を
r(t)とすると、誤差信号e(t)は下記の数式
(2)である(図2−202)。
【0008】
【数2】
【0009】ここで評価関数として誤差e(t)の2乗
積分であるE=∫ e2(t)dtを用いた適用アルゴ
リズムによって等化処理が行われる。制御の一例とし
て、誤差2乗の相関演算を行うことで補正計算を実現す
るが、その誤差2乗の相関演算は次式である。
【0010】
【数3】
【0011】実際のタップ係数の補正処理は次式で行わ
れる。
【0012】
【数4】
【0013】数式(4)を用いてタップ係数の補正がな
される(図2−203)。実際の動作はCPU16がタ
ップ係数の補正計算を数式(4)を用いて行い、タップ
レジスタ10を書き換えることでタップ係数の変更を実
行する。
【0014】その後、受信可能かどうかの判定が行わ
れ、もし受信不可能であれば、入力レジスタ21、出力
レジスタ22にデータを取り込む処理に戻る。受信可能
であれば、波形等化処理を終了する(図2−204)。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】文字放送あるいはデー
タ放送のデータは、VBIの10ライン〜16ライン、
21ラインしか挿入されないため、波形等化処理では入
力レジスタ21へのデータの取り込みは1フィールドに
1〜数回しか行われない。前述したように波形等化処理
は取り込んだ入力データを元にタップの補正計算を行う
ため、波形等化処理を完了し、正常に受信できるように
なるまで時間がかかる問題がある。また、入力レジスタ
21にデータを取り込むごとにタップ係数の補正を行う
ので、取り込んだデータのチャンネルが変わったり、映
像信号の影響でクランプが変化し、取り込んだデータの
DCが変動した場合でも、波形等化処理は補正を加えて
しまう。その結果、タップ係数におかしな補正がかか
り、なかなか等化しない、発散するなどの現象が発生し
てしまう。また、図4に示したADC5は映像信号に非
同期な11.454MHzのクロックを用いているの
で、入力レジスタ21に取り込むデータは位相のばらつ
きが45度以内で発生するので、その分のあばれの影響
を受けてしまう。結果、収束が遅くなどの問題が発生す
る。
【0016】本発明は、上記の問題に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、データばらつきによる発散や
等化時間の遅延を抑えて良好な受信データを短時間で出
力することが可能なデータ放送/文字放送受信装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ放送/文
字放送受信処理は、下記波形等化方式により波形等化処
理を行う。データ放送あるいは文字放送のデータ取り込
みを1度だけ行い、取り込んだデータとタップ係数から
出力データを計算し、出力レジスタ22とは別の所に記
憶する。次に出力データとあらかじめ記憶された基準デ
ータとの差分から誤差e(t)を計算し、さらに誤差2
乗和Eを計算する。誤差e(t)と入力データから、式
(4)のようにタップ係数Ciを求め、タップレジスタ
10とは別の所に記憶する。元に戻って得られたタップ
係数と取り込んだデータから出力データ、誤差e
(t)、誤差2乗和E、タップ係数Ciを計算する。上
記処理を収束条件が成立するまで計算を行う。
【0018】また、データ放送あるいは文字放送のデー
タ取り込みを複数個行い、取り込んだデータの平均値を
求め、得られた平均値とタップ係数から出力データを計
算し、出力レジスタ22とは別の所に記憶する。次に出
力データとあらかじめ記憶された基準データとの差分か
ら誤差e(t)を計算し、さらに誤差2乗和Eを計算す
る。誤差e(t)と入力データから、式(4)のように
タップ係数Ciを求め、タップレジスタ10とは別の所
に記憶する。元に戻って得られたタップ係数と取り込ん
だデータから出力データ、誤差e(t)、誤差2乗和
E、タップ係数Ciを計算する。上記処理を収束条件が
成立するまで計算を行う。
【0019】さらには、データ放送あるいは文字放送の
データ取り込みを複数個行い、取り込んだそれぞれのデ
ータとタップ係数から出力データを別々に計算し、出力
レジスタ22とは別の所にそれぞれ記憶する。次に出力
データとあらかじめ記憶された基準データとの差分から
誤差e(t)をそれぞれ計算し、さらに誤差2乗和Eを
それぞれ計算する。誤差e(t)と入力データから、式
(4)のようにタップ係数Ciを求め、タップレジスタ
10とは別の所にそれぞれ記憶する。元に戻って得られ
たタップ係数と取り込んだデータから出力データ、誤差
e(t)、誤差2乗和E、タップ係数Ciを計算する。
上記処理をそれぞれの収束条件が成立するまで計算を行
う。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を用いて説明する。
【0021】先ず、本発明の第一の実施の形態について
図3を用いて説明する。図3はデータ放送/文字放送受
信装置の第一の実施例を示すブロック図である。図3に
おいて、2は入力データ取り込み記憶手段、3は誤差e
(t)計算手段、4は誤差2乗和E計算手段、6はタッ
プ係数計算手段、7は出力データ計算手段、8は理想波
形記憶手段、9は収束判定手段、17はデータ放送信号
あるいは文字放送信号がハイのデータかローのデータか
を切り分けるためにデータをスライスするスライス回
路、18はスライス回路17からの出力データの誤り訂
正を行う誤り訂正回路、19はデータレジスタである。
図4と同一部分には同一番号を付している。
【0022】図3の回路動作について図1を参照しつつ
説明する。尚、この図3に示す各回路の中で、図4と同
一番号の回路は図4と同様の動作をするので説明を省略
する。
【0023】データ放送/文字放送受信装置は、伝送系
歪みにより送られてくる映像信号に歪みが生じ受信処理
が正常に行われない場合に、図1に示す波形等化処理フ
ローに基づき波形等化処理が実行される。
【0024】この波形等化処理フローについて詳細に説
明する。タップ係数記憶手段6は、補正されたタップ係
数を記憶する手段である。このタップ係数記憶手段6は
波形等化処理が始まると最初にあらかじめ初期値が記憶
される(図1−101)。入力データ取り込み記憶手段
2は、入力端子1から映像信号がADC5を通して入力
され、所定のタイミングで文字多重信号あるいはデータ
放送の信号を取り込み記憶する(図1−102)。入力
データ取り込み記憶手段2にデータが取り込まれたら、
波形等化の処理が完了するまで、入力データ取り込み記
憶手段2には次のデータを取り込まないようにする。出
力データ計算手段7は、入力データ取り込み記憶手段2
からの入力データx()と、タップ係数計算手段6に記
憶されているタップ係数が入力され、数式(1)で示さ
れる出力データを計算し、記憶する(図1−103)。
誤差e(t)計算手段3は、出力データ計算手段7から
の出力と、あらかじめ記憶されている基準波形を記憶す
る理想波形記憶手段8からの出力データとの間で差分を
とり、結果が保存される(図1−104)。誤差2乗和
E計算手段4は、誤差e(t)計算手段3からの出力デ
ータである誤差e(t)を入力し、誤差の2乗和を計
算、記憶する(図1−106)。収束判定手段9は、誤
差2乗和E計算手段4で得られた誤差2乗和Eの値から
計算が収束しているかどうか判定を行い、計算が収束し
ていれば、タップ係数計算手段6のタップデータをタッ
プレジスタ10に記憶させる(図1−107)。収束の
条件としては、例えば誤差2乗和Eが所定値以下になっ
た事で行う。あるいは誤差2乗和Eの変化が所定値以下
になったことを収束の条件としても良い。タップ係数計
算手段6は、数式(3)、(4)のように、入力データ
取り込み記憶手段2からの入力データと誤差e(t)計
算手段3からの誤差e(t)とから、タップ係数の補正
値を求め、その結果を記憶する(図1−105)。ここ
で用いられる係数αはタップ係数の補正量を決める定数
であり、あらかじめ所定値を記憶設定しておく。図3で
は、出力データの計算、誤差e(t)の計算、タップ係
数の補正計算などは別々に計算手段を設けて計算を行う
例を示したが、これらの処理はCPU16で行ってもよ
い。また、タップ係数計算手段6で求めたタップ係数が
決められた範囲を越えた値となった時には、それまでの
タップ係数をタップレジスタ10に出力して計算を終了
するか、再度はじめから計算をやり直す用にしても良
い。
【0025】波形等化の計算を終了したら、タップレジ
スタ10にタップ係数が設定され、受信処理が可能にな
る(図1−108)。
【0026】受信処理の動作を説明する。映像信号入力
端子1から入力された映像信号は、ADC5でディジタ
ル信号に変換され、TF23で波形整形される。TF2
3の出力信号は、CR検出部13と補間回路14に入力
される。CR検出部13は、データ放送信号あるいは文
字放送信号のCR部を検出する。 補間回路14は、T
F23の出力端子とCR検出回路13の出力端子に接続
されフリーランのクロックに同期するようにデータを補
間シフトする。スライス回路17は、補間回路14から
の出力信号を入力し、この信号がハイデータかローデー
タかを区別するために所定値でデータスライスし、スラ
イスレベルよりも高い信号では1を、スライスレベルよ
りも低い信号では0を出力する。誤り訂正回路18は、
スライス回路17の出力信号が入力され、誤り訂正のア
ルゴリズムにより、誤り訂正処理を行い、出力する。デ
ータレジスタ19は、誤り訂正回路18で誤り訂正され
たデータ放送あるいは文字放送の信号が入力され、CR
CやFCなど同期を取るためのデータを除きデータ放送
/文字放送として必要なデータが記憶される。以上のよ
うにして、データ放送/文字放送の受信データはデータ
レジスタ19に記憶される。
【0027】上記において説明した第1の実施の形態で
は、入力データ取り込み記憶手段2で入力データを1度
取り込み、このデータを用いて波形等化処理を収束する
まで行うので、入力データのあばれによる処理の遅延や
発散などが起こらない。波形等化処理中はタップレジス
タ10を書き換えないので、あらかじめ受信可能なタッ
プ係数をタップレジスタ10に設定しておけば、波形等
化処理中でも、データを受信可能である。入力データを
1度取り込めば、波形等化の計算は収束するまで連続で
計算できるので、従来例のように次の入力データがくる
まで計算止める必要がなく、計算時間が高速に実現でき
る効果がある。
【0028】次に本発明の第2の実施の形態について図
7を用いて説明する。図7において、11は入力データ
平均値計算手段であり、図3と同一部分には同一番号を
付している。
【0029】図7の回路動作について図5を参照しつつ
説明する。尚、図7に示す各回路の中で、図3と同一番
号の回路は図3と同様の動作をするので説明を省略す
る。
【0030】図5において、先ず図1の処理フローと同
様に、タップ係数計算手段6は初期化が行われる(図5
−101)。その後、入力データ取り込み記憶手段2
は、数フィールドにわたって入力データを複数個取り込
み、記憶する(図5−110)。入力データ取り込み記
憶手段2は必要な入力データ複数個(例えば8個)を取
り込み終えたら、次のデータは取り込まないようにす
る。入力データ平均値計算手段11は、入力データ取り
込み記憶手段2で記憶されている複数個の入力データを
入力され、複数個の入力データの平均値をとるなどの処
理を行って、入力平均値データとして記憶する(図5−
111)。ここで、入力データ平均値計算手段11は、
平均値をとる例を示したが、入力データ複数個の中で誤
差が大きそうな入力データ削除する、あるいは加重平均
をとる、などして取り込んだ入力データの暴れを小さく
するようなことをしても良い。入力データ平均値計算手
段11の出力データは出力データ計算手段7とタップ計
算手段6に入力され、図3と同様の処理が行われる。以
後の動作は図3と同様であるため、説明を省略する。
【0031】この第2の実施の形態では、入力データ取
り込み記憶2で複数個の入力データが取り込まれ、入力
データ平均値計算手段11でそれらの入力データが平均
化されるので、入力データのばらつきや位相誤差を最小
にすることができ、波形等化の計算をより正確に実行で
き、安定して波形等化を行うことができる効果がある。
【0032】次に本発明の第3の実施の形態について図
8を用いて説明する。図8はデータ放送/文字放送受信
装置の本発明第3の実施例である。図8において、12
a、12b〜12hはタップ計算処理ブロック図、20
は収束判定手段である。図3、図7と同一部分には同一
番号を付している。
【0033】図8の回路動作について、図6を参照しつ
つ説明する。尚、図8に示す各回路の中で、図3、図7
と同一番号の回路は図3、図7と同様の動作をするので
その説明を省略する。図8の12a、12b〜12hは
タップ計算処理ブロックであり、その中の処理は図3と
同様であるため説明を省略する。タップ計算処理ブロッ
ク12a、12b〜12hはADC5からの出力信号が
入力されており、タップ計算処理ブロック中の誤差2乗
和E計算手段4からの出力とタップ係数計算手段6から
の出力を出力する。収束判定手段20は、タップ計算処
理ブロック12a、12b〜12hから誤差2乗和Eが
それぞれ入力され、所定の条件に基づいて、各タップ計
算処理ブロック12a、12b〜12hが収束している
かどうか判定する。もし収束していれば、収束している
タップ計算処理ブロック12の計算を停止させ、そのタ
ップ計算処理ブロック12から出力されるタップ係数を
記憶する。タップ計算処理ブロック12すべてが収束し
たら、それぞれのタップ係数の平均値を求め(図6−1
28)、このタップ係数の平均値をタップレジスタ10
に書き込んで処理を終了する(図6−129)。
【0034】ここでは、すべてのタップ計算処理ブロッ
ク12a〜12hが収束することで波形等化の処理を終
了しているが、すべて収束している必要はなく、例え
ば、4個のタップ計算処理ブロック12が収束したら、
計算を終了し、その4個のタップ係数の平均値を求めて
タップレジスタ10に出力してもよい。また、タップレ
ジスタ10に書き込むタップ係数は各タップ計算処理ブ
ロックのタップ係数を平均する例を示したが、例えば、
誤差の二乗和Eがもっとも小さいタップ計算処理ブロッ
クのタップ係数を用いても良い。あるいは、収束がもっ
とも早いタップ計算処理ブロック12のタップ係数を用
いても良い。また、各タップ計算処理ブロック12が収
束するのではなく、例えば、タップ計算処理ブロック1
2の中にあるタップ係数計算手段6で求めたタップ係数
が所定の上限値あるいは下限値を越えた場合に、そのタ
ップ計算処理ブロック12の計算を中止するようにして
も良い。この時、それまでに計算されたタップ係数をタ
ップレジスタ10に出力するようにしても良い。
【0035】さらに、複数個のタップ係数が求まるの
で、その中の1つをタップ係数として出力し、誤り訂正
回路18で時々誤り訂正を補正できないなど受信が安定
しなければ、別のタップ係数を出力するようにしても良
い。
【0036】データ放送あるいは文字放送が挿入される
ラインは複数存在するので、タップ計算処理ブロック1
2aから12hまでそれぞれ違うラインの入力データを
取り込んでタップ係数を計算するようにしても良い。
【0037】この第3の実施の形態では、複数のタップ
計算処理ブロック12を備え、それぞれ別々にタップ計
算を行うので、取り込む入力データ1つが不適切でも、
他の入力データでタップ係数が計算されるので、再計算
の必要が無く、計算時間が安定になる効果がある。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、入力レジスタに1度デ
ータを取り込み、取り込んだ入力データを元にして一連
の波形等化処理を行い、収束条件により最終的なタップ
係数をタップレジスタ10に書き込むようにした。これ
により取り込む入力レジスタのデータばらつきによる発
散や等化時間の遅延などが発生せず、良好な受信データ
を瞬時に出力できる効果がある。
【0039】また、入力データを複数個取り込みそれぞ
れの入力データの平均を求め、この入力データの平均値
で波形等化処理を収束するまで行うことにより、入力デ
ータのばらつきを吸収でき、波形等化の収束時間を短く
できる効果がある。
【0040】更に、入力データを複数個取り込みそれぞ
れの波形等化処理を収束するまで行い、それぞれのタッ
プ係数の平均を最終タップ係数として出力することで、
取り込む入力データの信頼性を向上させ、波形等化処理
の安定を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る波形等化処理の第一の実施の形態
における処理フローを示す図
【図2】従来技術の処理フローを示す図
【図3】本発明に係る波形等化処理の第一の実施の形態
を示すブロック図
【図4】従来技術の回路構成を示す図
【図5】本発明に係る波形等化処理の第二の実施の形態
における処理フローを示す図
【図6】本発明に係る波形等化処理の第三の実施の形態
における処理フローを示す図
【図7】本発明に係る波形等化処理の第二の実施の形態
を示すブロック図
【図8】本発明に係る波形等化処理の第三の実施の形態
を示すブロック図
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 入力データ取り込み記憶手段 3 誤差e(t)計算手段 4 誤差2乗和計算手段 5 A/D変換回路 6 タップ係数計算手段 7 出力データ記憶手段 8 理想波形記憶手段 9,20 収束判定手段 10 タップレジスタ 12a,12b,12h タップ計算処理ブロック 13 CR検出回路 14 補間回路 15 同期分離回路 16 CPU 17 スライス回路 18 誤り訂正回路 19 データレジスタ 21 入力レジスタ 22 出力レジスタ 23 トランスバーサルフィルタ 101 タップ係数初期化処理 102 入力データ取り込み処理 103 出力データ計算処理 104 誤差e(t)計算処理 105 タップ係数計算処理 106 誤差2乗和計算処理 107 収束判定処理 108 タップ係数出力処理。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武末 純一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 原谷 淳 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内 (72)発明者 石黒 幹根 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像情報メディア事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された映像信号のゴースト除去を行う
    トランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフィ
    ルタのタップ係数を記憶し該トランスバーサルフィルタ
    に出力するタップレジスタと、該入力された映像信号を
    保存記憶する入力レジスタと、該入力レジスタの値から
    タップ補正係数を計算し該タップレジスタに出力するC
    PUと、を備え、該入力された映像信号に含まれるデー
    タ放送あるいは文字放送のデータを1度取り込み、該デ
    ータ放送あるいは文字放送のデータで該タップ係数の補
    正計算を連続して行い、所定の収束条件で該タップ係数
    の計算を終了し該タップレジスタに係数を書き込むよう
    にした波形等化方式を備えたことを特徴とするデータ放
    送/文字放送受信装置。
  2. 【請求項2】入力された映像信号のゴースト除去を行う
    トランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフィ
    ルタのタップ係数を記憶し該トランスバーサルフィルタ
    に出力するタップレジスタと、該入力された映像信号を
    保存記憶する入力レジスタと、該入力レジスタの値から
    タップ補正係数を計算し該タップレジスタに出力するC
    PUと、を備え、該入力された映像信号に含まれるデー
    タ放送のあるいは文字放送のデータを複数個取り込み、
    該データ放送のあるいは文字放送のデータで該タップ係
    数の補正計算をそれぞれ連続して行い、所定の収束条件
    で該タップ係数の計算を終了し、得られたそれぞれのタ
    ップ係数の平均値を求めタップレジスタに書き込むよう
    にした波形等化方式を備えたことを特徴とするデータ放
    送/文字放送受信装置。
  3. 【請求項3】入力された映像信号のゴースト除去を行う
    トランスバーサルフィルタと、該トランスバーサルフィ
    ルタのタップ係数を記憶し該トランスバーサルフィルタ
    に出力するタップレジスタと、該入力された映像信号を
    保存記憶する入力レジスタと、該入力レジスタの値から
    タップ補正係数を計算し該タップレジスタに出力するC
    PUと、を備え、該入力された映像信号に含まれるデー
    タ放送あるいは文字放送のデータを複数個取り込み、該
    データ放送あるいは文字放送のデータ複数個の値でタッ
    プ係数の補正計算を連続して行い、所定の収束条件で該
    タップ係数の補正計算を終了し、得られたタップ係数を
    タップレジスタに書き込む波形等化処理を備えたことを
    特徴とするデータ放送/文字放送受信装置。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載のデータ
    放送/文字放送受信方式において、タップ係数の補正計
    算は、 前記データ放送あるいは文字放送のデータと計算された
    タップ係数から出力データを計算する出力データ計算手
    段と、 該出力データ計算手段から出力される出力データとあら
    かじめ設定された理想波形との差分をとり、該差分に該
    入力レジスタの値を乗算し、所定係数αを乗算した結果
    をタップ係数に加えるタップ係数補正手段と、 該出力データとあらかじめ設定された理想波形との差分
    を取った結果を2乗し加算した誤差2乗和を計算する誤
    差2乗和計算手段と、 該誤差2乗和から該タップ係数の計算の収束判定を行う
    収束判定手段とにより実行されることを特徴とするデー
    タ放送/文字放送受信装置。
  5. 【請求項5】前記の収束判定手段は、前記誤差2乗和の
    値の変化が所定値以下になったことで前記タップ係数の
    計算が収束終了したと判断すること特徴とする請求項4
    に記載のデータ放送/文字放送受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7367668B2 (en) 2001-10-17 2008-05-06 Seiko Epson Corporation Fixed material transportation apparatus, fixed material discharging apparatus, method for discharging the fixed material, liquid fixing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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