JPH0530371U - グリツプ式ドアハンドル装置 - Google Patents
グリツプ式ドアハンドル装置Info
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- JPH0530371U JPH0530371U JP2702991U JP2702991U JPH0530371U JP H0530371 U JPH0530371 U JP H0530371U JP 2702991 U JP2702991 U JP 2702991U JP 2702991 U JP2702991 U JP 2702991U JP H0530371 U JPH0530371 U JP H0530371U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取付け勝手の異なるドアに対してもグリップ式
ドアハンドル装置を取付け可能にする。 【構成】エスカッション31の貫通孔31aの周囲に支
持壁36を形成し、支持壁36には一対の対向する第1
の受孔37a及び第1の受孔37aに対して直角方向に形
成された一対の対向する第2の受孔37bを設ける。第
1及び第2の受孔37a、37bのいずれかに選択的にレ
バー13を軸着し、レバー13の一部をハンドル32の
突片部32bに連動可能に係止する。互いに直角方向に
支持壁36に形成された一対の対向する第1及び第2の
受孔37a、37bのいずれかに選択的にレバー13を軸
着することにより取付け勝手の異なるドアに対してもグ
リップ式ドアハンドル装置を取付けることが可能とな
る。
ドアハンドル装置を取付け可能にする。 【構成】エスカッション31の貫通孔31aの周囲に支
持壁36を形成し、支持壁36には一対の対向する第1
の受孔37a及び第1の受孔37aに対して直角方向に形
成された一対の対向する第2の受孔37bを設ける。第
1及び第2の受孔37a、37bのいずれかに選択的にレ
バー13を軸着し、レバー13の一部をハンドル32の
突片部32bに連動可能に係止する。互いに直角方向に
支持壁36に形成された一対の対向する第1及び第2の
受孔37a、37bのいずれかに選択的にレバー13を軸
着することにより取付け勝手の異なるドアに対してもグ
リップ式ドアハンドル装置を取付けることが可能とな
る。
Description
【0001】
この考案はドアハンドル装置、特に取リ付け勝手の異なるフロントドア側とリ アドア側とに取付け可能なグリップ式ドアハンドル装置に関連する。
【0002】
現在使用されている自動車用アウトドアハンドル装置は、手動で上方に引いて ドアロックのラッチを外すプルアップ型と、ハンドル部を手で把持すると同時に ハンドル部の裏側に回動可能に取付けられた操作レバ−を作動してドアロックの ラッチを外すグリップ型に大別される。プルアップ型ドアハンドル装置は、ドア パネルの表面から突出しない利点があり、種々の乗用車に広く使用されているが 、手の平を上に向けて上方にハンドル部を引かなければならないので、開扉操作 が多少煩瑣であり、閉扉時にはドアハンドルを把持できない難点がある。この点 で、グリップ型ドアハンドル装置はドアパネルの表面から僅かに突出するが、人 間工学的に自然に開扉操作を行うことができ、また、閉扉時にハンドルを確実に 把持できるので、閉扉操作も容易である。グリップ型ドアハンドル装置は、例え ば西独公開特許公報第2,809,706号及び米国特許第2,397,671号に 開示されている。 図10、図11及び図14は、フロントドア側に取付けられる従来のグリップ 式ドアハンドル装置を示す。このグリップ式ドアハンドル装置はエスカッション 11とハンドル12とレバー13等から構成されている。 エスカッション11は一対の植え込みボルト19によりドアパネル10に取付 けられている。また、エスカッション11に形成された矩形の貫通孔11aの周 囲には支持壁16が形成され、支持壁16はエスカッション11の短手方向に延 びた枠16aを有する。枠16aには一対の対向する受孔17がエスカッション1 1の長手方向に形成されている。 ハンドル12は基端部12aと先端部12bとを有し、先端部12bには突片部 12cが形成されている。基端部12aはハンドル取付けピン14によりエスカッ ション11に回動可能に軸着されている。また、エスカッション11の短手方向 に開口する凹部12dに突片部12cが嵌合される。 レバー13は略三角の形状を有し、その一端には凹部12dに係合される突起 部13aが形成される。また、レバー13はレバー取付けピン15とバネ13bと によって支持壁16に回転可能に支持されている。さらに、レバー13にはロッ ク装置(図示しない)と連結されたロッド18がエスカッション11に対して略 直角になるように取付けられている。 したがって、ハンドル12を手動で引張ることにより、凹部12dと突起部1 3aとの係合構造を介してレバー13を回動させロック装置を操作することがで きる。 これに対して、図12、図13及び図15は、リアドア側に取付けられるグリ ップ式ドアハンドル装置を示す図である。なお、これらの図面では図10及び図 11に示す部分と同一の箇所には同一の符号を付している。 リアドアに取付けられるグリップ式ドアハンドル装置は、上記フロントドアに 取付けられるものと同様にエスカッション21と、ハンドル22と、レバー23 とを有する。 しかし、フロントドアのロック装置とリアドアのロック装置の構造が異なるの で、フロントドア側のグリップ式ドアハンドル装置のロッド18はエスカッショ ン21に対して略水平方向にレバー13に取付けられる。このため、リアドア側 のエスカッション21の支持壁26の形状は略矩形状であり、支持壁26には一 対の対向する受孔27がエスカッション21の短手方向に形成されている。また 、突片部22cにはエスカッション11の長手方向に開口する凹部22dが形成さ れている。
【0003】
従来のグリップ式ドアハンドル装置では、フロントドア側の支持壁16の形状 及び突片部12cの凹部12dの開口位置とリアドア側の支持壁26の形状及び突 片部22cの凹部22dの開口位置とは異なっている。したがって、フロントドア 側のエスカッション11及びハンドル12とリアドア側のエスカッション21及 びハンドル22は、異なる金型を使用して製造しなければならない。また、エス カッション11及びハンドル12をフロントドアに取付け、エスカッション21 及びハンドル22をリアドアに取付けなければならなかった。 このため、金型製造費用がかさむという問題点と、例えば、フロント側のエス カッシヨン11及びハンドル12を間違ってリアドア側に装着し、取付け直すと いうような問題点があった。 そこで、この考案の目的は、取付勝手の異なるフロントドア側とリアドア側と に取付け可能なグリップ式ドアハンドル装置を提供することにある。
【0004】
この考案によるグリップ式ドアハンドル装置は、ドアパネルに取付けられるエ スカッションと、回動可能にエスカッションに軸着されかつエスカッションに形 成された貫通孔に配置された突片部を有するハンドルと、回動可能にエスカッシ ョンに軸着されかつハンドルとロック装置との間に作動連結されたレバーとを有 する。エスカッションの貫通孔の周囲に支持壁を形成し、支持壁には一対の対向 する第1の受孔及びこの第1の受孔に対して直角方向に形成された一対の対向す る第2の受孔を設ける。これら第1及び第2の受孔のいずれかに選択的にレバー を軸着しかつレバーの一部をハンドルの突片部に連動可能に係止する。
【0005】
互いに直角方向に支持壁に形成された一対の対向する第1及び第2の受孔のい ずれかに選択的にレバーを軸着することにより取付け勝手の異なるドアに対して も取付けることが可能となる。
【0006】
以下、この考案によるグリップ式ドアハンドル装置の実施例を図1〜図9につ いて説明する。
【0007】 図2〜3は、この考案に係るグリップ式ドアハンドル装置をフロントドアに取 付けた場合の状態を示す。また、図4〜図5は、この考案に係るグリップ式ドア ハンドル装置をリアドア側に取付けた場合の状態を示す図である。さらに、図6 はこの考案に係るグリップ式ドアハンドル装置をリアドア側に取付けた場合のレ バー位置とリアドアに取付けた場合のレバー位置とを示す分解斜視図である。な お、これらの図面では従来のグリップ式ドアハンドル装置に使用する部分と同一 の箇所には同一の符号を付している。 この考案に係るグリップ式ドアハンドル装置は、従来の構成と同様にエスカッ ション31とハンドル32とレバー13等から構成されている。 エスカッション31は一対の植え込みボルト19によりドアパネル10に取付 けられている。また、エスカッション31には矩形の貫通孔31aが形成され、 貫通孔31aの周囲には支持壁36が形成されている。支持壁36はエスカッシ ョン31の短手方向に延びた枠36aとエスカッション31の長手方向に延びた 枠36bとが形成されている。枠36aには一対の対向する受孔37aがエスカッ ション31の長手方向に形成され、枠36bには一対の対向する受孔37aがエス カッション31の短手方向に形成されている。第2の受孔である受孔37bは第 1の受孔である37aに対して直角方向に形成されている。 ハンドル32は基端部32aと先端部に形成された突片部32bとを有し、基端 部32aはハンドル取付けピン14によりエスカッション31に回動可能に軸着 されている。また、突片部32bにはエスカッション31の短手方向に沿って開 口する凹部32cと長手方向に沿って開口する凹部32dとが形成されている。 このグリップ式ドアハンドル装置をフロントドアに取付ける場合、レバー13 の突起部13aを突片部32bの凹部32cに係合させた状態で、レバー取付けピ ン15とワッシヤ15aとバネ13bとによってレバー13を枠36aに回転可能 に取付ける。ハンドル32を引っ張ることにより、レバー13に取付けられたロ ッド18をエスカッション31に対して略直角方向に動かし、ロック装置40を 操作することができる。 これに対し、図4〜図6に示すように、グリップ式ドアハンドル装置をリアド アに取付ける場合、レバー取付けピン15によって枠36bに回転可能に支持す る。したがって、ハンドル32を引っ張ることにより、レバー13に取付けられ たロッド18をエスカッション31に対して略水平方向に動かすことができる。 このように、本実施例では、互いに直角方向に支持壁36に形成された一対の 対向する第1及び第2の受孔37a、37bのいずれかに選択的にレバー13を軸 着することにより取付け勝手の異なるドアに対しても取付けることが可能となる 。仮に、対応するドア以外のドアにハンドルエスカッション31を取付けた場合 には、ピン15を外してレバー13の取付け位置を容易に変更することができる 。 この考案の実施態様は前記の実施例に限定されず種々の変更が可能である。例 えば、図7に示すように、突片部32bの凹部32cまたは32dを1ヶ所に形成 することができる。また、図8に示すように、突片部32bに形成した突起部3 2eをレバー13に形成した凹部13bに嵌合することもできる。また、図9に示 すように、突片部32bの長手方向に沿って形成された溝32fにレバー13の突 起部13aを係合させることも可能である。更に、ピン15をレバー13と別体 に形成せずに一体に形成して、弾性をもって形成した支持壁36にスナップ作用 によりワンタッチで取付けてもよい。逆に、弾性をもって形成した支持壁36に 一対の突起部を形成して、レバー13に形成した凹部13bにこれらの突起部を 回転可能に嵌合させてもよい。
【0008】
前記のように、この考案のグリップ式ドアハンドル装置では取付け勝手の異な るドアに対しても取付けることが可能となるから、エスカッション及びレバーの 金型を各1つだけ製造すればよく、金型製造費用を低減することができる。また 、取付け勝手違いによる誤装着を防止することができる。
【図1】この考案によるグリップ式ドアハンドル装置の
斜視図
斜視図
【図2】本考案をフロントドアに取付けた場合の状態を
示す裏面図
示す裏面図
【図3】図2のA−A線に沿う断面図
【図4】本考案をリアドアに取付けた場合の状態を示す
裏面図
裏面図
【図5】図4のB−B線に沿う断面図
【図6】本考案をリアドアに取付けた場合のレバー位置
とリアドアに取付けた場合のレバー位置とを示す分解斜
視図
とリアドアに取付けた場合のレバー位置とを示す分解斜
視図
【図7】ハンドルとレバーの他の連結状態を示す斜視図
【図8】ハンドルとレバーの更に他の連結状態を示す斜
視図
視図
【図9】ハンドルとレバーの更に別の連結状態を示す斜
視図
視図
【図10】従来のフロントドア用のグリップ式ドアハン
ドル装置をフロントドアに取付けた場合の状態を示す裏
面図
ドル装置をフロントドアに取付けた場合の状態を示す裏
面図
【図11】図10のC−C線に沿う断面図
【図12】従来のリアドア用のグリップ式ドアハンドル
装置をリアドアに取付けた場合の状態を示す裏面図
装置をリアドアに取付けた場合の状態を示す裏面図
【図13】図12のD−D線に沿う断面図
【図14】図10の斜視図
【図15】図12の斜視図
10..ドアパネル、11、12、13..エスカッシ
ョン、12、22、32..ハンドル、13..レバ
ー、13a..突起部、16、26、36..支持壁、
17、27..受孔、18..ロッド、31a..貫通
孔、32a..基端部、32b..突片部、32c..凹
部、37a..第1の受孔、37b..第2の受孔、4
0..ロック装置。
ョン、12、22、32..ハンドル、13..レバ
ー、13a..突起部、16、26、36..支持壁、
17、27..受孔、18..ロッド、31a..貫通
孔、32a..基端部、32b..突片部、32c..凹
部、37a..第1の受孔、37b..第2の受孔、4
0..ロック装置。
Claims (1)
- 【請求項1】ドアパネルに取付けられるエスカッション
と、回動可能にエスカッションに軸着されかつエスカッ
ションに形成された貫通孔に配置された突片部を有する
ハンドルと、回動可能にエスカッションに軸着されかつ
ハンドルとロック装置との間に作動連結されたレバーと
を有するグリップ式ドアハンドル装置において、 上記エスカッションの貫通孔の周囲に支持壁を形成し、
支持壁には一対の対向する第1の受孔及びこの第1の受
孔に対して直角方向に形成された一対の対向する第2の
受孔を設け、これら第1及び第2の受孔のいずれかに選
択的に上記レバーを軸着しかつレバーの一部を上記ハン
ドルの突片部に連動可能に係止したことを特徴とするグ
リップ式ドアハンドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991027029U JP2554583Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | グリップ式ドアハンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991027029U JP2554583Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | グリップ式ドアハンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0530371U true JPH0530371U (ja) | 1993-04-20 |
JP2554583Y2 JP2554583Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12209651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991027029U Expired - Fee Related JP2554583Y2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | グリップ式ドアハンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554583Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02101970U (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-14 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP1991027029U patent/JP2554583Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02101970U (ja) * | 1989-01-31 | 1990-08-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2554583Y2 (ja) | 1997-11-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |