JPH0530272B2 - - Google Patents
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- JPH0530272B2 JPH0530272B2 JP62128771A JP12877187A JPH0530272B2 JP H0530272 B2 JPH0530272 B2 JP H0530272B2 JP 62128771 A JP62128771 A JP 62128771A JP 12877187 A JP12877187 A JP 12877187A JP H0530272 B2 JPH0530272 B2 JP H0530272B2
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 4
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-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0266—Arrangements for controlling the amount of charge
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03G—ELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
- G03G15/00—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
- G03G15/02—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
- G03G15/0291—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices corona discharge devices, e.g. wires, pointed electrodes, means for cleaning the corona discharge device
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(a) 産業上の利用分野
この発明は、コロナ放電器にグリツドを付加し
た帯電器(以下スコロトロン帯電器という)を使
用する帯電装置に関する。
た帯電器(以下スコロトロン帯電器という)を使
用する帯電装置に関する。
(b) 従来の技術
スコロトロン帯電器は、グリツドに定電圧を印
加しておくことによつて、被帯電部材の表面電位
を安定化させることが可能である。すなわちグリ
ツドに定電圧を印加しておくことにより、被帯電
部材に対する帯電の初期にはコロナ電流が電位の
低い被帯電部材に集中して流れるが、被帯電部材
の表面電位がグリツド電位に接近してくると被帯
電部材に流れるコロナ電流が少なくなり逆にグリ
ツドに流れるコロナ電流が大きくなる。したがつ
て被帯電部材の表面電位はグリツド電位にほぼ等
しくなるように制御される。しかしこのようなス
コロトロン帯電器を使用する場合には、上記の作
用からグリツドに定電圧源が接続されていなけれ
ばならない。しかもコロナ放電によつて被帯電部
材を帯電する場合には一般に帯電電位が高電圧に
なることから、定電圧源も高電圧を発生する必要
がある。そこで従来は、スコロトロン帯電器を使
用する時にはグリツドに専用の高圧安定化電源装
置を接続していた。
加しておくことによつて、被帯電部材の表面電位
を安定化させることが可能である。すなわちグリ
ツドに定電圧を印加しておくことにより、被帯電
部材に対する帯電の初期にはコロナ電流が電位の
低い被帯電部材に集中して流れるが、被帯電部材
の表面電位がグリツド電位に接近してくると被帯
電部材に流れるコロナ電流が少なくなり逆にグリ
ツドに流れるコロナ電流が大きくなる。したがつ
て被帯電部材の表面電位はグリツド電位にほぼ等
しくなるように制御される。しかしこのようなス
コロトロン帯電器を使用する場合には、上記の作
用からグリツドに定電圧源が接続されていなけれ
ばならない。しかもコロナ放電によつて被帯電部
材を帯電する場合には一般に帯電電位が高電圧に
なることから、定電圧源も高電圧を発生する必要
がある。そこで従来は、スコロトロン帯電器を使
用する時にはグリツドに専用の高圧安定化電源装
置を接続していた。
(c) 発明が解決しようとする問題点
しかしながらこのような装置では、専用の高圧
安定化電源装置を必要とするために高コストにな
る欠点があつた。またこの問題を解決するため
に、第4図に示すようにグリツドに定電圧素子を
接続して、グリツドに流入するコロナ電流によつ
て定電圧素子に高電圧を発生させ、この電圧をグ
リツドに印加する構成も考えられる。しかし単に
定電圧素子だけで電圧を印加する構成では、グリ
ツド電圧が定電圧素子の温度特性に影響され、周
囲の温度変化によつてグリツド電圧も変動し、そ
れによつて被帯電部材の表面電位が十分に安定し
なくなるという問題がある。
安定化電源装置を必要とするために高コストにな
る欠点があつた。またこの問題を解決するため
に、第4図に示すようにグリツドに定電圧素子を
接続して、グリツドに流入するコロナ電流によつ
て定電圧素子に高電圧を発生させ、この電圧をグ
リツドに印加する構成も考えられる。しかし単に
定電圧素子だけで電圧を印加する構成では、グリ
ツド電圧が定電圧素子の温度特性に影響され、周
囲の温度変化によつてグリツド電圧も変動し、そ
れによつて被帯電部材の表面電位が十分に安定し
なくなるという問題がある。
そこでこの発明の目的は、バリスタ等の定電圧
素子を使用して構成を簡単にするとともに、周囲
の環境に変化が生じてもグリツド電圧を安定化さ
せることのできる帯電装置を提供することにあ
る。
素子を使用して構成を簡単にするとともに、周囲
の環境に変化が生じてもグリツド電圧を安定化さ
せることのできる帯電装置を提供することにあ
る。
(d) 問題点を解決するための手段
この発明は、被帯電部材表面上に、定格の両端
電圧がその被帯電部材の表面制御電圧に設定され
ている定電圧素子が接続されたグリツドと高電圧
が印加されるコロナ放電器とを配設した帯電装置
において、前記定電圧素子は同一特性の素子を複
数個直列接続した定電圧素子群で構成され、前記
定電圧素子群の中の一部の定電圧素子の両端電圧
と基準値とを比較する手段、この比較手段の出力
に基づいて前記コロナ放電器に印加する電圧の大
きさを制御する電圧制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
電圧がその被帯電部材の表面制御電圧に設定され
ている定電圧素子が接続されたグリツドと高電圧
が印加されるコロナ放電器とを配設した帯電装置
において、前記定電圧素子は同一特性の素子を複
数個直列接続した定電圧素子群で構成され、前記
定電圧素子群の中の一部の定電圧素子の両端電圧
と基準値とを比較する手段、この比較手段の出力
に基づいて前記コロナ放電器に印加する電圧の大
きさを制御する電圧制御手段を設けたことを特徴
とするものである。
第1図はこの発明に係る帯電装置の構成図を示
している。1は感光体などの被帯電部材、2はコ
ロナ放電器、3はグリツドを示している。コロナ
放電器2のコロナ放電ワイヤ20には高圧発生回
路(HVG)4から直流の高電圧が印加される。
グリツド3には直列に定電圧素子5が接続され、
この両端電圧は基準電圧6と比較器7によつて比
較される。なお、実際には定電圧素子5は同一特
性の定電圧素子を複数個直列接続して構成されて
おり、そのうちの一部の定電圧素子の両端電圧が
比較の対象となる。定電圧素子5の両端電圧と基
準電圧6の誤差は制御回路8に入力され、その誤
差の大きさに基づいてHVG4を駆動する。なお
定電圧素子5の定格の両端電圧は被帯電部材1の
表面制御電圧に設定される。上述のように、実際
には複数の素子を直列接続して定電圧素子5を構
成し、そのうちの一部の素子の両端電圧と基準電
圧6とを比較するために、基準電圧6の電圧値
は、(被帯電部材1の表面制御電圧)×(一部の素
子数)/(全部の素子数)に設定される。
している。1は感光体などの被帯電部材、2はコ
ロナ放電器、3はグリツドを示している。コロナ
放電器2のコロナ放電ワイヤ20には高圧発生回
路(HVG)4から直流の高電圧が印加される。
グリツド3には直列に定電圧素子5が接続され、
この両端電圧は基準電圧6と比較器7によつて比
較される。なお、実際には定電圧素子5は同一特
性の定電圧素子を複数個直列接続して構成されて
おり、そのうちの一部の定電圧素子の両端電圧が
比較の対象となる。定電圧素子5の両端電圧と基
準電圧6の誤差は制御回路8に入力され、その誤
差の大きさに基づいてHVG4を駆動する。なお
定電圧素子5の定格の両端電圧は被帯電部材1の
表面制御電圧に設定される。上述のように、実際
には複数の素子を直列接続して定電圧素子5を構
成し、そのうちの一部の素子の両端電圧と基準電
圧6とを比較するために、基準電圧6の電圧値
は、(被帯電部材1の表面制御電圧)×(一部の素
子数)/(全部の素子数)に設定される。
(e) 作用
上記の帯電装置において、電源が投入されると
コロナ電流の一部が定電圧素子5に流入するため
にグリツド3の電圧はすぐに定電圧素子5の両端
電圧、すなわち被帯電部材1の表面制御電圧の大
きさになる。この時には被帯電部材1の表面電圧
がまだ低いためにコロナ電流の多くは被帯電部材
1に集中して流れる。被帯電部材1の表面電圧が
グリツド電圧(すなわち被帯電部材の表面制御電
圧)に接近してくるとコロナ電流がグリツド3に
集中して流れるようになる。したがつて被帯電部
材1の表面への帯電が停止する。被帯電部材1の
表面電圧が低下してくると再びコロナ電流が被帯
電部材1へ流れるようになりその表面の帯電が始
まる。このような制御によつて、定電圧素子5の
特性が変わらない限り被帯電部材1の表面電圧は
定電圧素子5によつて決まるグリツド電圧にほぼ
等しくなるように制御される。
コロナ電流の一部が定電圧素子5に流入するため
にグリツド3の電圧はすぐに定電圧素子5の両端
電圧、すなわち被帯電部材1の表面制御電圧の大
きさになる。この時には被帯電部材1の表面電圧
がまだ低いためにコロナ電流の多くは被帯電部材
1に集中して流れる。被帯電部材1の表面電圧が
グリツド電圧(すなわち被帯電部材の表面制御電
圧)に接近してくるとコロナ電流がグリツド3に
集中して流れるようになる。したがつて被帯電部
材1の表面への帯電が停止する。被帯電部材1の
表面電圧が低下してくると再びコロナ電流が被帯
電部材1へ流れるようになりその表面の帯電が始
まる。このような制御によつて、定電圧素子5の
特性が変わらない限り被帯電部材1の表面電圧は
定電圧素子5によつて決まるグリツド電圧にほぼ
等しくなるように制御される。
上記の動作中において、周囲温度などの環境の
変化によつて定電圧素子5の特性が変動すると、
その両端電圧も変化する。定電圧素子5の両端電
圧が変化すると基準電圧6との誤差が発生し、そ
の誤差が制御回路8に導かれてHVG4が駆動さ
れる。たとえば周囲温度が高くなつて定電圧素子
5の両端電圧が高くなると制御回路8によつて
HVG4の出力電圧が下げられる。一方、定電圧
素子は、一般にそこに流入する電流の大きさによ
つてその両端電圧が少しだけ変化するために、
HVG4の出力電圧の低下にともない定電圧素子
5への流入電流iが小さくなつて定電圧素子5の
両端電圧も少し低下する。このフイードバツク系
によつてHVG4の出力電圧、すなわちコロナ放
電電圧が基準電圧6と定電圧素子5の両端電圧が
等しくなるまで制御される。したがつて環境の変
化によつて定電圧素子5の特性が変化しても、グ
リツド3の電圧が常に一定の電圧になるように制
御される。
変化によつて定電圧素子5の特性が変動すると、
その両端電圧も変化する。定電圧素子5の両端電
圧が変化すると基準電圧6との誤差が発生し、そ
の誤差が制御回路8に導かれてHVG4が駆動さ
れる。たとえば周囲温度が高くなつて定電圧素子
5の両端電圧が高くなると制御回路8によつて
HVG4の出力電圧が下げられる。一方、定電圧
素子は、一般にそこに流入する電流の大きさによ
つてその両端電圧が少しだけ変化するために、
HVG4の出力電圧の低下にともない定電圧素子
5への流入電流iが小さくなつて定電圧素子5の
両端電圧も少し低下する。このフイードバツク系
によつてHVG4の出力電圧、すなわちコロナ放
電電圧が基準電圧6と定電圧素子5の両端電圧が
等しくなるまで制御される。したがつて環境の変
化によつて定電圧素子5の特性が変化しても、グ
リツド3の電圧が常に一定の電圧になるように制
御される。
(f) 実施例
第2図はこの発明の実施例を示す。被帯電部材
としては感光ドラム10が使用され、定電圧素子
としては直列に接続されたn個のバリスタ11を
使用している。制御回路には電圧制御発振器12
が使用され、比較器7の誤差出力の大きさに比例
して発振デユーテイを変える。高圧を発生する
HVGは駆動トランジスタ40と、高圧トランス
41と整流、平滑回路42とで構成され、平滑さ
れた直流出力がコロナ放電器2のコロナ放電ワイ
ヤ20に印加される。
としては感光ドラム10が使用され、定電圧素子
としては直列に接続されたn個のバリスタ11を
使用している。制御回路には電圧制御発振器12
が使用され、比較器7の誤差出力の大きさに比例
して発振デユーテイを変える。高圧を発生する
HVGは駆動トランジスタ40と、高圧トランス
41と整流、平滑回路42とで構成され、平滑さ
れた直流出力がコロナ放電器2のコロナ放電ワイ
ヤ20に印加される。
直列接続されたn個のバリスタ11のうち最下
位置のバリスタ11aの両端電圧が比較器7に入
力され、ここで基準電圧6と比較される。n個の
バリスタはそれぞれ同じ特性(特に温度特性)を
持つている。本実施例では、直列接続されたn個
のバリスタ全体の両端電圧が感光ドラム10の表
面制御電圧に設定されている。ここではこの表面
制御電圧が800Vである。基準電圧6の電圧は
(800/n)Vである。一般に感光ドラム10の表
面制御電圧(すなわちnV)は400〜800V程度に
設定されるために、本実施例のようにこの電圧を
n個のバリスタで分割することにより、各バリス
タが負担する電圧を小さくできるとともに、基準
電圧6も小さくでき、しかもオペアンプからなる
比較器7の入力に高電圧が印加されるのを防止で
きる。各バリスタはすべて同じ特性を持つている
ために、全体として第1図に示した一つの定電圧
素子を使用する場合と同じ動作をする。
位置のバリスタ11aの両端電圧が比較器7に入
力され、ここで基準電圧6と比較される。n個の
バリスタはそれぞれ同じ特性(特に温度特性)を
持つている。本実施例では、直列接続されたn個
のバリスタ全体の両端電圧が感光ドラム10の表
面制御電圧に設定されている。ここではこの表面
制御電圧が800Vである。基準電圧6の電圧は
(800/n)Vである。一般に感光ドラム10の表
面制御電圧(すなわちnV)は400〜800V程度に
設定されるために、本実施例のようにこの電圧を
n個のバリスタで分割することにより、各バリス
タが負担する電圧を小さくできるとともに、基準
電圧6も小さくでき、しかもオペアンプからなる
比較器7の入力に高電圧が印加されるのを防止で
きる。各バリスタはすべて同じ特性を持つている
ために、全体として第1図に示した一つの定電圧
素子を使用する場合と同じ動作をする。
動作を説明する。
電流が投入されると、HVGが作動してコロナ
放電が開始する。電源オン後の初期にはグリツド
3に流入する電流iによつてグリツド電圧が直ち
に表面制御電圧に近い値となるが、感光ドラム1
0の表面電圧がまだ低いためにコロナ電流が表面
電圧の低い感光ドラム10に集中して流れる。こ
のため感光ドラム10の表面電圧は急激に高ま
り、次第にグリツド3の電圧に接近してくる。感
光ドラム10の表面電圧がグリツド電圧に接近す
るにつれてコロナ電流はグリツドにシフトするよ
うになり、両者の電圧がほぼ同程度になるとコロ
ナ電流がグリツド3に集中して流れるようにな
る。感光ドラム10の表面電圧が低下すると再び
コロナ電流が感光ドラム10に流れるようにな
り、その分グリツドに流入する電流が減少する。
このような作用が連続的に行われることによつ
て、感光ドラム10の表面電圧は定電圧素子であ
るバリスタ11の両端電圧に等しくなるように制
御される。
放電が開始する。電源オン後の初期にはグリツド
3に流入する電流iによつてグリツド電圧が直ち
に表面制御電圧に近い値となるが、感光ドラム1
0の表面電圧がまだ低いためにコロナ電流が表面
電圧の低い感光ドラム10に集中して流れる。こ
のため感光ドラム10の表面電圧は急激に高ま
り、次第にグリツド3の電圧に接近してくる。感
光ドラム10の表面電圧がグリツド電圧に接近す
るにつれてコロナ電流はグリツドにシフトするよ
うになり、両者の電圧がほぼ同程度になるとコロ
ナ電流がグリツド3に集中して流れるようにな
る。感光ドラム10の表面電圧が低下すると再び
コロナ電流が感光ドラム10に流れるようにな
り、その分グリツドに流入する電流が減少する。
このような作用が連続的に行われることによつ
て、感光ドラム10の表面電圧は定電圧素子であ
るバリスタ11の両端電圧に等しくなるように制
御される。
バリスタ11の定格の両端電圧は感光ドラム1
0の表面制御電圧に等しく設定されているため
に、バリスタの特性変化がない限り感光ドラム1
0の表面制御電圧はそのバリスタ11の定格の両
端電圧に制御される。なおこの時にはバリスタ1
1aの両端電圧が基準電圧6と等しいために比較
器7の出力は0となつている。このため電圧制御
発振器12は所定のデユーテイの発振信号を出力
する。
0の表面制御電圧に等しく設定されているため
に、バリスタの特性変化がない限り感光ドラム1
0の表面制御電圧はそのバリスタ11の定格の両
端電圧に制御される。なおこの時にはバリスタ1
1aの両端電圧が基準電圧6と等しいために比較
器7の出力は0となつている。このため電圧制御
発振器12は所定のデユーテイの発振信号を出力
する。
帯電装置の動作中に周囲の温度が上昇してバリ
スタ11の特性が変化すると比較器7の出力も変
わつてくる。一般にバリスタは周囲温度が上昇し
たり自己発熱するとその両端電圧が上昇する特性
をもつ。したがつて温度が上昇すると比較器7の
出力が上昇しはじめ、それに応じて電圧制御発振
器12が発振信号のデユーテイを低下させる。
HVG4は発振信号のデユーテイが下がると出力
電圧を低下させる。グリツド3に流入する電流が
低下し、バリスタ11の両端電圧も若干低下す
る。このフイードバツク動作は、バリスタ11a
の両端電圧が基準電圧6に等しくなるまで行われ
る。結局バリスタ11の特性変動によるその両端
電圧の変化は補正されて、常にその両端電圧nV
が一定の電圧を保つように制御される。すなわち
感光ドラム10の表面電圧が常に予め定めた表面
制御電圧になるように制御されていく。
スタ11の特性が変化すると比較器7の出力も変
わつてくる。一般にバリスタは周囲温度が上昇し
たり自己発熱するとその両端電圧が上昇する特性
をもつ。したがつて温度が上昇すると比較器7の
出力が上昇しはじめ、それに応じて電圧制御発振
器12が発振信号のデユーテイを低下させる。
HVG4は発振信号のデユーテイが下がると出力
電圧を低下させる。グリツド3に流入する電流が
低下し、バリスタ11の両端電圧も若干低下す
る。このフイードバツク動作は、バリスタ11a
の両端電圧が基準電圧6に等しくなるまで行われ
る。結局バリスタ11の特性変動によるその両端
電圧の変化は補正されて、常にその両端電圧nV
が一定の電圧を保つように制御される。すなわち
感光ドラム10の表面電圧が常に予め定めた表面
制御電圧になるように制御されていく。
第3図は上記実施例の動作特性と第4図に示す
従来の帯電装置の動作特性を比較する図である。
Taは自己発熱を含むバリスタの温度変化を表し、
nV,iはそれぞれバリスタの両端電圧、バリス
タに流入するグリツド電流を示している。図に示
すように、通常の温度25℃では両方ともバリスタ
の両端電圧が表面制御電圧800ボルトに制御され
ている。しかし従来の帯電装置では、40℃に温度
上昇した時にnVが850ボルトまで上昇し、10℃に
低下した時にはnVが750ボルトに低下している。
これに対して本実施例では温度変化に無関係に、
常にnVが800ボルトに制御されている。
従来の帯電装置の動作特性を比較する図である。
Taは自己発熱を含むバリスタの温度変化を表し、
nV,iはそれぞれバリスタの両端電圧、バリス
タに流入するグリツド電流を示している。図に示
すように、通常の温度25℃では両方ともバリスタ
の両端電圧が表面制御電圧800ボルトに制御され
ている。しかし従来の帯電装置では、40℃に温度
上昇した時にnVが850ボルトまで上昇し、10℃に
低下した時にはnVが750ボルトに低下している。
これに対して本実施例では温度変化に無関係に、
常にnVが800ボルトに制御されている。
なお本実施例では定電圧素子としてバリスタを
使用したが、他のツエナーダイオードなどの定電
圧素子を使用することも可能である。定電圧素子
にバリスタを使用する場合には、その両端の飽和
電圧が2倍程度以下と比較的低いために、コロナ
放電ワイヤが切れてグリツドに接触する事故が生
じても、比較器の入力に高電圧が印加されること
がない。したがつてこのような異常状態になつて
も比較器を構成するオペアンプや入力回路の部分
を破壊しない利点が生じる。
使用したが、他のツエナーダイオードなどの定電
圧素子を使用することも可能である。定電圧素子
にバリスタを使用する場合には、その両端の飽和
電圧が2倍程度以下と比較的低いために、コロナ
放電ワイヤが切れてグリツドに接触する事故が生
じても、比較器の入力に高電圧が印加されること
がない。したがつてこのような異常状態になつて
も比較器を構成するオペアンプや入力回路の部分
を破壊しない利点が生じる。
(g) 発明の効果
この発明によれば、専用の高圧安定化電源装置
を使用する必要がないために帯電装置を低コスト
化、小型化することができる。また定電圧素子の
特性変動に対してはフイードバツク系によつてそ
の変動を補正することができるために、被帯電部
材の表面電圧を常に安定させることができる。さ
らに、比較手段に入力される定電圧素子両端電圧
は、直列接続した複数の定電圧素子の中の一部の
両端電圧(低電圧)であるために、比較器に直接
入力出来る。しかも基準電圧も小さくできる。
を使用する必要がないために帯電装置を低コスト
化、小型化することができる。また定電圧素子の
特性変動に対してはフイードバツク系によつてそ
の変動を補正することができるために、被帯電部
材の表面電圧を常に安定させることができる。さ
らに、比較手段に入力される定電圧素子両端電圧
は、直列接続した複数の定電圧素子の中の一部の
両端電圧(低電圧)であるために、比較器に直接
入力出来る。しかも基準電圧も小さくできる。
第1図はこの発明に係る帯電装置の構成図であ
る。第2図はこの発明の実施例を示し、第3図は
実施例と従来の帯電装置との動作特性を比較する
図である。また第4図は従来の帯電装置の構成図
である。 1……被帯電部材、2……コロナ放電器、3…
…グリツド、4……HVG(高圧発生回路)、6…
…基準電圧、7……比較器、11……バリスタ
(定電圧素子)。
る。第2図はこの発明の実施例を示し、第3図は
実施例と従来の帯電装置との動作特性を比較する
図である。また第4図は従来の帯電装置の構成図
である。 1……被帯電部材、2……コロナ放電器、3…
…グリツド、4……HVG(高圧発生回路)、6…
…基準電圧、7……比較器、11……バリスタ
(定電圧素子)。
Claims (1)
- 1 被帯電部材表面上に、定格の両端電圧がその
被帯電部材の表面制御電圧に設定されている定電
圧素子が接続されたグリツドと高電圧が印加され
るコロナ放電器とを配設した帯電装置において、
前記定電圧素子は同一特性の素子を複数個直列接
続した定電圧素子群で構成され、前記定電圧素子
群の中の一部の定電圧素子の両端電圧と基準値と
を比較する比較手段、この比較手段の出力に基づ
いて前記コロナ放電器に印加する電圧の大きさを
制御する電圧制御手段を設けたことを特徴とする
帯電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12877187A JPS63293564A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 帯電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12877187A JPS63293564A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 帯電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63293564A JPS63293564A (ja) | 1988-11-30 |
JPH0530272B2 true JPH0530272B2 (ja) | 1993-05-07 |
Family
ID=14993063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12877187A Granted JPS63293564A (ja) | 1987-05-26 | 1987-05-26 | 帯電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63293564A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03279973A (ja) * | 1990-03-28 | 1991-12-11 | Murata Mfg Co Ltd | 帯電器用高圧電源回路 |
JP3253829B2 (ja) * | 1995-08-08 | 2002-02-04 | シャープ株式会社 | 帯電装置及びその設計方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59201075A (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-14 | Ricoh Co Ltd | 感光体の帯電電位制御装置 |
-
1987
- 1987-05-26 JP JP12877187A patent/JPS63293564A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59201075A (ja) * | 1983-04-30 | 1984-11-14 | Ricoh Co Ltd | 感光体の帯電電位制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63293564A (ja) | 1988-11-30 |
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