JPH09230675A - 画像形成装置における高電圧制御装置 - Google Patents

画像形成装置における高電圧制御装置

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JPH09230675A
JPH09230675A JP3783296A JP3783296A JPH09230675A JP H09230675 A JPH09230675 A JP H09230675A JP 3783296 A JP3783296 A JP 3783296A JP 3783296 A JP3783296 A JP 3783296A JP H09230675 A JPH09230675 A JP H09230675A
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voltage
bias voltage
grid
developing
developing bias
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JP3783296A
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Katsumi Inukai
勝己 犬飼
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Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 グリッドバイアス電圧と現像バイアス電圧と
の電圧変動率の小さくできる画像形成装置の高圧制御装
置を提供する。 【解決手段】グリッド電極13のグリッドバイアス電圧
の分圧のモニタ電圧と基準電圧Vrefとを、制御回路
14における第1オペアンプ21で比較し、その比較結
果に基づいて、グリッド電流の分流をトランジスタT1
及び定電圧素子24にて電流制御して、グリッドバイア
ス電圧を一定となるようフィードバック制御する一方、
グリッド電極に流れる電流を制御回路14の接続点30
から分流して現像器4に現像バイアス電圧を印加すると
き、現像バイアス電圧の分圧したモニタ電圧と基準電圧
Vrefとを、第2オペアンプ22にて比較し、その比
較結果に基づいて、抵抗R16,R17,R18とトラ
ンジスタT4,T3,T2により電流制御して現像バイ
アス電圧を一定となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタ、複写機、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成
装置に係り、より詳しくは、感光体の表面に静電潜像を
形成するに先立ち、当該感光体の表面を所定の電位に帯
電させるための帯電器の電圧の制御及び現像器における
現像バイアス電圧を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置は、特開平
4−368968号公報等に開示されているように、感
光体ドラムに対する帯電器としてのスコロトロンチャー
ジャーのコロナ線に高電圧を印加し、そのグリッド電極
にグリッドバイアス電圧を印加する一方、このグリッド
バイアス電圧を分圧して現像器に対する所定の現像バイ
アス電圧に調整する分圧調整手段と、該分圧調整手段に
よって分圧調整された現像バイアス電圧の変動を吸収
し、修正すると共に該分圧調整手段を駆動する修正駆動
手段と、該修正駆動手段を操作する操作手段とを備えた
現像バイアス印加手段が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、帯電器
のグリッドバイアス電圧を一定に保持しないと、感光体
ドラムの表面の帯電にばらつきができて、画像形成の動
作が不安定となると共に、形成された画像の品質が悪化
したり、ばらつきが発生する。そこで、前記先行技術で
は、現像器に対する現像バイアス電圧を一定になるよう
にする前記手段を備える一方、帯電器に対するグリッド
バイアス電圧を一定になるように制御する手段として、
ツェナーダイオードを使用している。しかしながら、こ
の構成では、画像形成装置の温度変化や、現像バイアス
電圧のON・OFF動作や、この現像バイアス電圧のO
N動作時の負荷変動等の要因にて、グリッドバイアス電
圧が変動してしまい、感光体ドラムを所定の電圧にて均
一に帯電させることができず、結果として良好で安定し
た画像形成を実行することができないという問題があっ
た。
【0004】本発明は、これらの問題を解決すべくなさ
れたものであって、種々の要因による帯電器のグリッド
バイアス電圧の変動率を小さくでき、また、同時に現像
器に対する現像バイアス電圧の変動率も小さくすること
ができる画像形成装置における高電圧制御装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明の画像形成装置における高電
圧制御装置は、感光体を帯電器により所定電位に帯電さ
せるためのグリッド電極と、感光体の表面に静電潜像を
形成した後トナーを供給して可視像となすための現像器
とを備えてなる画像形成装置において、前記グリッド電
極のグリッドバイアス電圧をモニタするグリッドバイア
ス用モニタ手段と、モニタされたグリッドバイアス電圧
とグリッドバイアス用基準電圧とを比較するグリッドバ
イアス用電圧比較手段と、グリッドバイアス用電圧比較
手段の比較結果に基づいてグリッドバイアス電圧を制御
するグリッドバイアス電圧制御手段とを備えたものであ
る。
【0006】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置における高電圧制御装置におい
て、グリッド電極に流れる電流を分流して現像器に現像
バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、現像
器に印加する電圧を制御する現像バイアス電圧制御手段
とを有するものである。さらに、請求項3に記載の発明
は、請求項2に記載の画像形成装置における高電圧制御
装置において、前記現像バイアス電圧制御手段は、現像
バイアス電圧をモニタする現像バイアス用モニタ手段
と、モニタされた現像バイアス電圧と現像バイアス用基
準電圧とを比較する現像バイアス用電圧比較手段とを備
えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。図1は本発明に係る画像形成装置
の要部の構成と制御回路とを示す図であり、感光体とし
ての感光体ドラム1は図の矢印方向に回転するものとす
る。感光体ドラム1の外周には、感光体ドラム1の表面
を帯電させるためのコロナ帯電器としてのスコロトロン
チャージャー2と、前記帯電された感光体ドラム1の表
面に画像データに基づいてレーザ光を照射し、静電潜像
を形成するための露光手段3と、感光体ドラムの表面に
トナーを供給して可視像(トナー像)を形成するための
現像ローラ等の現像器4と、用紙等の被記録媒体5にト
ナー像を転写するために転写バイアス電圧を付与する転
写ローラ等の転写器6と、転写後の感光体ドラム1の表
面の帯電を除去するための除電ランプ7と、転写後に感
光体ドラム1の表面に残存したトナーを除去するための
トナークリーナ8とが順に配置されている。
【0008】コロナ帯電器としてのスコロトロンチャー
ジャー2は、そのケース10を接地し、ケース10内に
配置したコロナ線11には高圧電源装置12から所定の
高電圧(例えば6KV)を印加し、グリッド電極13に
は後に詳述する制御回路14を介してグリッドバイアス
電圧VG1を印加することにより帯電を制御するもので
ある。
【0009】次に、図1に示す制御回路14について説
明する。スコロトロンチャージャー2のグリッド電極1
3への接続点30には抵抗R1,R2と0Vの端子31
とを直列に接続し、抵抗R2とR1との分岐点32を第
1オペアンプ21の非反転入力端子(同相入力端子)に
接続する。基準電圧Vrefの端子33に接続した抵抗
R3を第1オペアンプ21の反転入力端子に接続し、さ
らに、この第1オペアンプ21の反転入力端子に抵抗R
4と可変抵抗R19と0Vの端子34とを直列接続す
る。この第1オペアンプ21の反転入力端子と出力端子
との間をコンデンサC1にて接続する。また、第1オペ
アンプ21には、図示のように、単電源動作のために+
24Vが接続されている。第1オペアンプ21の出力端
子に抵抗R5とトランジスタT1のベースを接続し、こ
のトランジスタT1のエミッタを接地し、トランジスタ
T1のコレクタにバリスタ、ツェナーダイオード等の定
電圧素子24を介してグリッド電極13の端子30に接
続する。
【0010】現像器4に対する現像バイアス電圧VD1
への接続点35と前記グリッド電極13への接続点30
との間を抵抗R6,R7,R8にて直列に接続し、接続
点35に抵抗R9,R10と0Vの端子36とを直列接
続する。第2オペアンプ22の非反転入力端子(同相入
力端子)を前記抵抗R10と抵抗9との間の接続点37
に接続し、また、この接続点37にはダイオード23の
カソードが接続され、ダイオード23のアノードが、抵
抗13を介して+24Vの電源端子38に接続されてい
ると共に、現像バイアス電圧VD1をON/OFFする
ための信号であるDEVELOPが入力される現像信号
入力端子39はダイオード23のアノードに接続されて
いる。
【0011】他方、第2オペアンプ22の出力端子と反
転入力端子の接続点38と間を、コンデンサC2にて接
続する一方、前記接続点38、即ち第2オペアンプ22
の反転入力端子には抵抗R11を介して基準電圧Vre
fの端子40が接続されている。また、前記接続点38
から抵抗R12及び可変抵抗R20に直列接続して0V
の端子41に接続されている。なお、第2オペアンプ2
2には、図示のように、単電源動作のために+24Vが
接続されている。
【0012】第2オペアンプ22の出力端子に直列接続
した抵抗R14はトランジスタT2のベースへの接続点
42に接続され、この接続点42と現像器4にバイアス
電圧VD1を付与するための端子35との間は、同じ抵
抗値を有する3つの抵抗R16,R17,R18が直列
接続されている。前記2つの抵抗R17と抵抗R18の
接続点43にベースを接続したトランジスタT3のエミ
ッタを前記トランジスタT2のコレクタに接続し、2つ
の抵抗R16と抵抗R17の接続点44にベースを接続
したトランジスタT4のエミッタを前記トランジスタT
3のコレクタに接続し、トランジスタT4のコレクタを
前記端子35に接続する。なお、前記トランジスタT2
のエミッタ及び接続点42に接続した抵抗R15の他端
は接地されている。
【0013】次に、この構成による制御態様について説
明すると、帯電器(スコロトロンチャージャー2)のコ
ロナ線11に6KV(帯電出力)を印加しているとき、
グリッド電極13にグリッドバイアス電圧VG1が目標
値として1000Vで出力されるように制御するものと
する。そして、このグリッドバイアス電圧VG1を以下
の動作で安定させるものである。
【0014】ところで、プリンタの作動開始等のよう
に、感光体ドラム1の回転を開始し、当該感光体ドラム
1の表面を一様に帯電させる場合や、画像形成のデータ
が送られてきていない場合には、トナー像を形成させな
いので現像器4を動作させず、従って、前記現像信号入
力端子39には、DEVELOP(HI)信号として0
Vが入力され、前記接続点35の現像バイアス電圧VD
1はOFF(0V)となる。
【0015】他方、トナー像を形成する場合には、前記
現像信号入力端子39には、DEVELOP(LOW)
信号として0Vが入力されると、前記接続点35の現像
バイアス電圧VD1は目標値として700Vが出力され
るようにする。実施例では、帯電器のコロナ線11に6
KV(帯電出力)を印加すると、その放電により、グリ
ッド電極13には約250μAの電流が流れるものと仮
定する。前述のように、現像バイアス電圧VD1がON
されているかOFF(0V)されているかにより、接続
点30と接続点35との間を流れる電流値が変動する。
例えば、グリッド電極13のグリッドバイアス電圧VG
1が目標値1000V(接続点30の電圧が1000
V)のとき、前記現像バイアス電圧VD1として目標値
700Vが出力される時には、抵抗R6,R7,R8間
の電位差にてその経路の電流ID1は約26μAとな
り、現像バイアス電圧VD1の出力がOFFの時には、
前記経路の電流ID1は約85μAとなる。従って、こ
のような電流の変動により、グリッドハイアス電圧VG
1も変動を余儀無くされる。
【0016】そこで、前記第1オペアンプ21、トラン
ジスタT1及び定電圧素子24などからなるモニタ手
段、比較手段、電圧制御手段によりグリッドバイアス電
圧VG1を一定となるようにフィードバック制御する。
即ち、接続点30から0Vの端子31迄の電位差である
グリッドバイアス電圧VG1を抵抗R1と抵抗R2とに
より分圧する電圧を第1モニタ電圧VG2とする。他
方、端子33の基準電圧Vrefを抵抗R3、抵抗R4
及び可変抵抗R19とにより分圧した電圧を第2モニタ
電圧VG3とする。
【0017】この第1モニタ電圧VG2と第2モニタ電
圧VG3とを第1オペアンプ21に入力すると、前記両
モニタ電圧値が相等しいときには、単電源動作だから、
第1オペアンプ21の出力は12Vとなる。また、第1
モニタ電圧VG2VG2と第2モニタ電圧VG3とに差
異があるときには、その演算された所定の出力値とな
る。
【0018】第1オペアンプ21の出力電圧が抵抗R5
を介してトランジスタT1のベースに入力されてベース
電流を制御するので、当該トランジスタT1のコレクタ
・エミッタ間の電圧を制御することになる。即ち、接続
点30において、抵抗R1方向と定電圧素子24方向と
に電流を分流し、例えば、抵抗R1方向に流れる電流値
が多くなれば(換言すると第1モニタ電圧VG2が小さ
くなれば)、定電圧素子24方向に流れる電流IG2
(トランジスタT1のコレクタ・エミッタ電流)を多く
するというようにフィードバック制御して、グリッドバ
イアス電圧VG1をほぼ一定となるように制御するので
ある。
【0019】なお、この場合、定電圧素子24の電圧値
を900V〜800Vとしておき、トランジスタT1で
制御される電圧範囲を100V〜200Vに設定してお
く。また、第1オペアンプ21の反転入力端子と出力端
子との間をコンデンサC1にて接続してあるので、出力
端子からの出力波形は三角波形となり、第1オペアンプ
21の出力電圧の変動が矩形パルスに比べて緩やかであ
るので、前述したトランジスタT1による制御時の電圧
変動も穏やかとなり、いわゆる乱調(ハンチング)現象
を防止できる。
【0020】前述のようにして、例えば、前記現像バイ
アス電圧VD1が700Vの出力時と出力OFFの時と
の切換により、前記接続点30と接続点35との間を流
れる電流値が変動した結果、抵抗R1及び定電圧素子2
4方向に流れる電流が変動しても、グリッドバイアス電
圧VG1を一定に保持できる。同様に、現像バイアス電
圧がON(700V出力時)においても、プリンタの温
度変化等の環境変化等の負荷変動により、グリッド電極
13に流れるグリッド電流IG1自体が変動したときに
も、前記第1モニタ電圧VG2と第2モニタ電圧VG3
とを第1オペアンプ21に入力することと、第1オペア
ンプ21による比較演算の結果の出力により前記トラン
ジスタT1にて電圧制御することにより、グリッドバイ
アス電圧VG1を一定になるように精度良く制御できる
のである。
【0021】次に、図1に基づいて、現像バイアス電圧
VD1の制御について説明する。例えば、現像バイアス
電圧VD1がONの時(700V出力時)には、抵抗R
9と抵抗10とを分圧する電圧を第3モニタ電圧VD2
とし、他方、基準電圧Vrefを抵抗11、抵抗12、
可変抵抗20により分圧した電圧を第4モニタ電圧VD
3とすると、この両モニタ電圧を第2オペアンプ22に
入力して比較演算し、その第2オペアンプ22の出力電
圧が抵抗R14を介してトランジスタT2等のベースに
入力されてトランジスタのベース電流を制御し、当該ト
ランジスタのコレクタ・エミッタ間電圧を制御する。
【0022】この場合、実施例では、現像バイアス電圧
VD1となる接続点35から前記抵抗14までを、3つ
のトランジスタT2,T3,T4の各コレクタ・エミッ
タが直列接続し、各トランジスタのベース間を3つの抵
抗R16,R17,R18にて接続しているので、3つ
のトランジスタコレクタ・エミッタ間の電圧(電位差)
は前記3つの抵抗によって決定される。例えば、この3
つの抵抗R16,R17,R18の抵抗値がそれぞれ等
しい場合には、トランジスタT3のベース電圧VB3及
びトランジスタT4のベース電圧VB4は、トランジス
タT2のベース電圧VB2が現像バイアス電圧VD1に
比べて微小であるので、 VB3=(VD1−VB2)/3≒VD1/3 VB4=(VD1−VB3)/3≒(2×VD1)/3 となる。換言すると、前記の場合、3つのトランジスタ
T2,T3,T4の各コレクタ・エミッタ間の電圧はほ
ぼ現像バイアス電圧VD1を3等分した値となるから、
現像バイアス電圧VD1が高い値であっても、耐電圧の
低いトランジスタを複数使用することができる。
【0023】このようにして、第3モニタ電圧VD3と
第4モニタ電圧VD4とを第2オペアンプ22に入力し
て比較演算された値により、トランジスタT2等のベー
ス電流を制御して、トランジスタT2のベース電流を制
御し、当該トランジスタT2,T3,T4のコレクタ・
エミッタ間電圧を制御すれば、接続点35の現像出力電
流ID2が変動したとき、その変動電流を前記3つのト
ランジスタのコレクタ・エミッタを流れる電流にて吸収
し修正して現像バイアス電圧VD1を所定の電圧値に保
持するというフィードバック制御を実行できるのであ
る。
【0024】なお、第2オペアンプ22の反転入力端子
と出力端子との間をコンデンサC2にて接続してあるの
で、出力端子からの出力波形は三角波形となり、第2オ
ペアンプ22の出力電圧の変動が矩形パルスに比べて緩
やかであるので、前述したトランジスタによる制御時の
電圧変動も穏やかとなり、いわゆる乱調(ハンチング)
現象を防止できる。
【0025】図2は制御回路14の変形例であり、図1
の制御回路14と同一の構成部分については、同一符号
を付して説明を省略し、異なる部分につてのみ説明す
る。現像バイアス電圧VD1をON/OFFするための
信号であるDEVELOPが入力される現像信号入力端
子50は抵抗R20を介してトランジスタT5のベース
に接続され、該トランジスタT5のベースとエミッタと
の間に抵抗R21を接続すると共に、エミッタには24
Vの電源を接続するという、いわゆるPNP型トランジ
スタを使用する。そして、トランジスタT5のコレクタ
をトランジスタT2のベースに接続した抵抗R14の他
端に接続する。また、トランジスタT5のコレクタと抵
抗R14との間に、基準電圧Vrefの端子52に接続
した可変抵抗R22の他端が接続されている。
【0026】この構成によれば、現像動作のため、現像
信号入力端子50にLOW信号が入力されると、抵抗R
20を介してトランジスタT5のベースに入力されてこ
のトランジスタT5のベース電圧を下降させるから、ト
ランジスタT5の電圧増幅作用によりコレクタ電圧が上
昇する。他方、現像動作を行わない場合には、現像信号
入力端子50にHI(ハイインピーダンス)信号が入力
され、抵抗R20を介してトランジスタT5のベースに
入力されてこのトランジスタT5のベース電圧を上昇さ
せるから、トランジスタT5のコレクタ電圧は下降す
る。
【0027】このコレクタ電圧と、基準電圧Vrefの
端子52に接続した可変抵抗R22の他端の電圧とを比
較して、コレクタ電圧が高い場合には、トランジスタT
2等が接続されている接続点42方向に流れる電流が制
限され、このコレクタ電圧の方が低いと、トランジスタ
T2等が接続されている接続点42方向には電流は流れ
ないのである。
【0028】従って、このトランジスタT2のベース電
流を制御し、当該トランジスタT2,T3,T4のコレ
クタ・エミッタ間電圧を制御すれば、接続点35の現像
出力電流ID2が変動したとき、その変動電流を前記3
つのトランジスタのコレクタ・エミッタを流れる電流に
て吸収し修正して現像バイアス電圧VD1を所定の電圧
値に保持するというフィードバック制御を実行できるの
である。
【0029】そして、前記各実施例における制御回路に
は、現像バイアス電圧という高電圧を発生させるために
昇圧トランスやその駆動回路を使用しないから、製造コ
ストを低減できると共に、制御回路をコンパクトにでき
るという効果を奏する。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1に記載
の発明の画像形成装置における高電圧制御装置は、感光
体を帯電器により所定電位に帯電させるためのグリッド
電極と、感光体の表面に静電潜像を形成した後トナーを
供給して可視像となすための現像器とを備えてなる画像
形成装置において、グリッド電極のグリッドバイアス電
圧をモニタするグリッドバイアス用モニタ手段と、モニ
タされたグリッドバイアス電圧とグリッドバイアス用基
準電圧とを比較するグリッドバイアス用電圧比較手段
と、グリッドバイアス用電圧比較手段の比較結果に基づ
いてグリッドバイアス電圧を制御するグリッドバイアス
電圧制御手段とを備えたものである。
【0031】従って、グリッドバイアス電圧をモニタし
てグリッドバイアス用基準電圧とを比較すれば、両者の
値の大小関係を簡単に判別でき、この大小関係に基づい
てグリッドバイアス電圧制御手段によりグリッドバイア
ス電圧を所定の値に保持するようにフィードバック制御
することができるから、画像形成装置の環境等の変化や
負荷変動により変動するグリッドバイアス電圧の変動率
を小さくすることができ、感光体を常時均一に帯電させ
ることができる結果、画像形成を安定させ、且つ良好な
画質を得ることができるという効果を奏する。
【0032】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の画像形成装置における高電圧制御装置におい
て、グリッド電極に流れる電流を分流して現像器に現像
バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手段と、現像
器に印加する電圧を制御する現像バイアス電圧制御手段
とを有するものである。このように、グリッド電極に流
れる電流を分流して現像器に現像バイアス電圧を印加す
るので、別途の独立的な高圧電源回路を必要とせず、制
御回路が簡単になると共に、グリッドバイアス電圧の変
動に応じて変化する現像バイアス電圧を現像バイアス電
圧制御手段にて制御することができるから、グリッドバ
イアス電圧及び現像バイアス電圧の両者を連係してそれ
ぞれの電圧変化率を小さくするように、精度良く制御す
ることができるという効果を奏する。
【0033】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
2に記載の画像形成装置における高電圧制御装置におい
て、前記現像バイアス電圧制御手段は、現像バイアス電
圧をモニタする現像バイアス用モニタ手段と、モニタさ
れた現像バイアス電圧と現像バイアス用基準電圧とを比
較する現像バイアス用電圧比較手段とを備えたものであ
る。
【0034】このように構成すれば、現像バイアス電圧
と現像バイアス用基準電圧との両者の値の大小関係を簡
単に判別でき、この大小関係に基づいて現像バイアス電
圧制御手段により現像バイアス電圧を所定の値に保持す
るようにフィードバック制御することができるから、画
像形成装置の環境等の変化や負荷変動により変動する現
像バイアス電圧の変動率を小さくすることができるとい
う効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置及び制御回路を示す図である。
【図2】制御回路の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 スコロトロンチャージャー 11 コロナ線 12 高圧電源装置 13 グリッド電極 14 制御回路 21 第1オペアンプ 22 第2オペアンプ 23 ダイオード 24 定電圧素子 T1〜T5 トランジスタ C1,C2 コンデンサ R1〜R22 抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体を帯電器により所定電位に帯電さ
    せるためのグリッド電極と、感光体の表面に静電潜像を
    形成した後トナーを供給して可視像となすための現像器
    とを備えてなる画像形成装置において、前記グリッド電
    極のグリッドバイアス電圧をモニタするグリッドバイア
    ス用モニタ手段と、モニタされたグリッドバイアス電圧
    とグリッドバイアス用基準電圧とを比較するグリッドバ
    イアス用電圧比較手段と、グリッドバイアス用電圧比較
    手段の比較結果に基づいてグリッドバイアス電圧を制御
    するグリッドバイアス電圧制御手段とを備えことを特徴
    とする画像形成装置における高電圧制御装置。
  2. 【請求項2】 グリッド電極に流れる電流を分流して現
    像器に現像バイアス電圧を印加する現像バイアス印加手
    段と、現像器に印加する電圧を制御する現像バイアス電
    圧制御手段とを有することを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置における高電圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記現像バイアス電圧制御手段は、現像
    バイアス電圧をモニタする現像バイアス用モニタ手段
    と、モニタされた現像バイアス電圧と現像バイアス用基
    準電圧とを比較する現像バイアス用電圧比較手段とを備
    えたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置に
    おける高電圧制御装置。
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