JPS6035760A - 感光体の帯電電位制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は被写機の感光体の帯電電位の制御装置に関する
ものである。

（従来技術） 従来、この４重帯電電位の制御装置としては以下のもの
が公知となっている。

１つは定電流コロナ放電装置であるがこれは感光体のバ
ラツキ、温度特性などにより電位が一定にならないとい
う欠点がある。

またスコロトロンチャージャー装置は帯電に十分時間を
かけてグリッド電位により決まる電圧まで帯電すれば帯
電電位は一定となるが時間がかかり過ぎるので仮写機と
しては、実用的でないという欠点がある。尚この装置は
普通は上述の様な使い方をせず帯電ムラの防止として使
うので電位の制御としてい不十分である。

さらに電位針を用い、この電位計の出力で高庄電源、露
光、現像バイアス制御などを行ない、電位が変わっても
複写画ｆ家の品質が一定になるように制御する方式も公
知である。しかしながらこの方式では電位計が高価なこ
と、バイアス電圧誘起電圧により感光体が汚れ易いこと
、高入力インピーダンス回路なので電気的ノイズや雰囲
気の影響を受け易いこと等の欠点がある。また方式によ
ってはチョッパーなどの機械的な振動部分があり、寿命
、信頼性に欠けるという欠点もある。

（目的） 本発明は以上の様な従来例の欠点に鑑みてなされたもの
であり、電位計のように特別の装置を用いることＩＬ＜
、感光体のバラツキの影響を受けΔことのない帯電電位
制御装置を提供することを目的とするものである。

（構成） 以下、本発明の構成を図示の一実施例に基づき説明する
。

第１図は一実施例に係る制御装置の機能図である。チャ
ージャー１はスコロトロンと呼ばれているものと同じ構
造をもち、コロノード２、シールド３、グリッド４より
成る。この実施例ではグリッド４は感光体の表面電位を
検出する検出電極として作用する。この検出電極４はチ
ャージャー１の下流部にだけ設けである。コロノード２
は高圧電源５の出力に接続される。シールド３は接地さ
れる。チャージャー１は感光体６に対向して置かれ、感
光体６を帯電させる。感光体６の背面電極は接地され、
感光体６を帯電するときに帯電させるだめの電流Ｉｐが
流れる。感光体６は矢印の方向に回転し、チャージャー
１により順次全面が帯電される。検出電極４は複数の導
体のワイヤよりなり、相互に電気的に接続されている。

検出電極４は定電圧素子７に接続され、定電圧素子７の
他端は定電圧素子７を流れる電流を検出するための電流
検出抵抗８を介して接地される。電流検出抵抗８に表わ
れる電圧を、定電圧素子７の電圧が数百から千ボルト程
度であるのに比較して、十分に低（なるようにする。こ
のように抵抗値を選べば、直列抵抗を入れることによる
定電圧特性の悪化をさげられる。この電流検出抵抗８に
発生する電圧は、定電圧素子７を流れる電流に比例する
。この検出された信号は高圧電源５の比較回路９に入力
される。コロナ放電により流れる電流は交流成分を含む
ので、実際の回路では信号の平均化処理をして直流に変
換後、比較回路９に入力している。

比較回路９の基準を与えるため、図で「電流設定」と書
かれたブロック１０かも基準電圧が比較ｌ路９に入力さ
れる。「電流設定」からの基準と′電流検出抵抗８に発
生する電圧の比較を行ない、差の信号を取り出し、差の
信号により高圧電源５の出力を制御する。図のパルス幅
制御回路１１とＤＣ−ＤＣコンバータ１２により、この
ような制御を行っている。つまり、検出電極４に接続さ
れた定電圧素子７を流れる電流を一定にするフィードバ
ック制御系が構成される。

第２図は感光体６の帯電過程を示す（縦軸は感光体電位
Ｖｓ、横軸は時間ｔ）。即ち、感光体６の一点に関して
、その帯電電位の時間による変化を示すものである。

０〜ｔｏの時間は感光体６の一点がチャージャー１の開
口幅を通過する時間を示す。通常の複写機では感光体６
とチャージャー１の相対速度は帯電中一定であるから、
第２図の電位の立上りカーブは、０〜１０をチャージャ
ーエの開口幅におきかえれば、チャージャー１で帯電中
のチャージャ−１開口部に対応する感光体６の電位分布
を示す。つまり、チャージャー１の入口部ではＯＶであ
ったものが、出口部で目標電位ｖ０になっていることに
なる。したがってチャージャー１の開口部全域に検出電
極４があっても、目標電位■。を一定にするための立上
りカーブは、相対速度が一定という条件ならば同じであ
るから帯電電位を制御するという目的は達せられるが、
実際には目標′電位■。よりずっと低い電位の領域の検
出電極４の電流も流れるため電位の検出方法としてのＳ
ハが悪い。そこで第１図の実施例のように検出電極４を
チャージャー１の下流部にだけ設ければ、感光体６の帯
電電位の最終値の近くだけで電位を検出することになり
、Ｓ／Ｎが改善される。

したがってより確実な感光体６の帯電電位の制御をする
ことが可能になる。同時に感光体６の帝′Ｃ４Ｌｔ位の
低い部分で、検出電極４に電流が流れないので、帯電の
立上りが速くなるという効果もある。

さらに感光体６とチャージャー１の相対速度が変ったと
きでも電位を一定に維持できる。これはドライブモータ
が負荷変動や入力電圧変動により速度が震っ℃も、一定
の帯電電位を自動的に維持する。この特長を応用すれば
、感光体速度を変える形式の変倍機能をもつ複写機の帯
電用としても利用できる。

（効果） 以上本発明によれば電位針のように特別の装置を使わな
いので実装上の制限がなく、チャージャーの実装範囲内
で電位を検知し制御することが出来るし、検知部が単な
る導体であるから、コストも安く、汚れなどの影響も受
けにくい。

また高インピーダンス回路ではないので電気的ノイズ、
雰囲気の影響の少ない装置とすることが可能である。

さらに本発明では検出電極はチャージャーの下流部にだ
け設けであるので、感光体の帯電電位の最終値の近くだ
けで電位を検出することになるからＳ／Ｎ比が改善され
、より確実な感光体の帯電電位の制御が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る装置の機能説明図、第
２図は感光体の帯電過程を示す図である。 １・・・・・・チャージャー、２・・・・・・コロノー
ド、４・・パ・・・検出電極、５・・・・・・高圧電源
、６・・・・・・感光体、７・・・・・・定電圧素子、
９・・・・・・比較回路、１１・・・・・・ノ＜ルス幅
制御回路、１２・・・・・・１）Ｃ−ＤＣコンバータ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 感光体と対向し、相対的に移動しながら感光体を帯電さ
   せるチャージャー、チャージャーのコロノードと感光体
   間で且つ相対的移動方向下流に設けられた検出電極、検
   出電極と感光体の背面導体間に設置された定電圧素子、
   定電圧素子上流れる電流を検出する手段、電流の検知結
   果に基づいて、＠電圧の高圧′電源の出力を制御し定電
   圧素子に流れる電流を一定に維持する手段とよりなるこ
   とｔ特徴とする感光体の帯電電位制御装置。