JPH06149017A - 感光体表面電位制御装置 - Google Patents
感光体表面電位制御装置Info
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- JPH06149017A JPH06149017A JP4295913A JP29591392A JPH06149017A JP H06149017 A JPH06149017 A JP H06149017A JP 4295913 A JP4295913 A JP 4295913A JP 29591392 A JP29591392 A JP 29591392A JP H06149017 A JPH06149017 A JP H06149017A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 感光体ドラム表面の実際の帯電量に加えて、
ドラム表面電位に基づく一定時間後における暗減衰量を
推定し、帯電装置のリアルタイム制御を実現して、高速
複写に対応した高精度なドラム表面電位制御を行えるよ
うにする。 【構成】 帯電時に感光体表面に流入する電流値と、現
像部におけるドラム表面電位の暗減衰量との関数関係か
ら導かれた補正情報を有する基準電圧供給回路19に、
2次側スコロトロン11によるドラム1の表面電位の検
出値と基準電圧とを比較して得られたパルス幅変調信号
を入力し、この入力パルスのデューティと前記補正情報
とを対照して得られた補正値に対応して基準電圧の電位
を相対的に補正して比較器13にフィードバックし、こ
の補正した基準電圧とドラム表面電位検出値と比較して
得られたパルス幅変調信号のデューティによって1次側
スコロトロン10によるドラム表面への帯電量を変更す
るようにした構成。
ドラム表面電位に基づく一定時間後における暗減衰量を
推定し、帯電装置のリアルタイム制御を実現して、高速
複写に対応した高精度なドラム表面電位制御を行えるよ
うにする。 【構成】 帯電時に感光体表面に流入する電流値と、現
像部におけるドラム表面電位の暗減衰量との関数関係か
ら導かれた補正情報を有する基準電圧供給回路19に、
2次側スコロトロン11によるドラム1の表面電位の検
出値と基準電圧とを比較して得られたパルス幅変調信号
を入力し、この入力パルスのデューティと前記補正情報
とを対照して得られた補正値に対応して基準電圧の電位
を相対的に補正して比較器13にフィードバックし、こ
の補正した基準電圧とドラム表面電位検出値と比較して
得られたパルス幅変調信号のデューティによって1次側
スコロトロン10によるドラム表面への帯電量を変更す
るようにした構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複写機、ファクシ
ミリ、レーザープリンタ等の画像形成装置に装備される
感光体の表面電位を設定値に制御し得る制御装置に関
し、特に、該感光体の暗減衰特性による表面電位のばら
つきを少なくして高精度に制御し得る制御装置に関する
ものである。
ミリ、レーザープリンタ等の画像形成装置に装備される
感光体の表面電位を設定値に制御し得る制御装置に関
し、特に、該感光体の暗減衰特性による表面電位のばら
つきを少なくして高精度に制御し得る制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に複写機は、感光体の移動方向に沿
って、帯電部、露光部、現像部、転写部をその順序で配
設してあり、帯電部で帯電を施された感光体表面に、露
光部で原稿画像の静電潜像が形成され、さらに現像部に
おいて該静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成
され、しかる後、転写部において該トナー像が用紙に転
写されるようになっている。
って、帯電部、露光部、現像部、転写部をその順序で配
設してあり、帯電部で帯電を施された感光体表面に、露
光部で原稿画像の静電潜像が形成され、さらに現像部に
おいて該静電潜像にトナーが付着されてトナー像が形成
され、しかる後、転写部において該トナー像が用紙に転
写されるようになっている。
【0003】上記のような複写プロセスにおいて、最初
の段階で行われる感光体表面への帯電は、従来よりコロ
ナ放電電極の周囲を感光体表面との対面部分を除いてシ
ールドケースでシールドしてなるコロトロンや、コロト
ロンのシールドケース開口部に該ケースとは絶縁された
グリッド電極を設けてなるスコロトロンにより施されて
いた。
の段階で行われる感光体表面への帯電は、従来よりコロ
ナ放電電極の周囲を感光体表面との対面部分を除いてシ
ールドケースでシールドしてなるコロトロンや、コロト
ロンのシールドケース開口部に該ケースとは絶縁された
グリッド電極を設けてなるスコロトロンにより施されて
いた。
【0004】しかしながら、コロトロンは優れた帯電効
率を有する反面、帯電むらが生じやすいという問題点が
あり、スコロトロンはグリッド電極に印加されるバイア
ス電圧によって帯電電位を規制することができるので帯
電むらが生じにくいが、帯電効率が劣るという問題点が
ある。このようにコロトロン、スコロトロンのいずれも
一長一短があり、単独使用では不都合が解消し得ないと
いう難点があった。
率を有する反面、帯電むらが生じやすいという問題点が
あり、スコロトロンはグリッド電極に印加されるバイア
ス電圧によって帯電電位を規制することができるので帯
電むらが生じにくいが、帯電効率が劣るという問題点が
ある。このようにコロトロン、スコロトロンのいずれも
一長一短があり、単独使用では不都合が解消し得ないと
いう難点があった。
【0005】そこで従来では、コロトロンとスコロトロ
ンとを組み合わせ、コロトロンへの印加電圧を一定電圧
に設定し、該コロトロンによって高速帯電を行うと共
に、スコロトロンのグリッド電流の感光体表面電位に対
する高感度な応答特性を利用して、前記グリッド電極へ
の印加電圧を制御することにより、コロトロンにより帯
電を施された感光体の表面電位の安定化を図っていた。
ンとを組み合わせ、コロトロンへの印加電圧を一定電圧
に設定し、該コロトロンによって高速帯電を行うと共
に、スコロトロンのグリッド電流の感光体表面電位に対
する高感度な応答特性を利用して、前記グリッド電極へ
の印加電圧を制御することにより、コロトロンにより帯
電を施された感光体の表面電位の安定化を図っていた。
【0006】しかしながら、上記のような従来構成で
は、コロトロンを帯電装置とし、スコロトロンを帯電む
ら防止装置として各々独立して機能させるだけで、コロ
トロン、スコロトロン相互に動作関連性をもたせていな
いため、近年の複写速度の高速化に対応し得なかった。
は、コロトロンを帯電装置とし、スコロトロンを帯電む
ら防止装置として各々独立して機能させるだけで、コロ
トロン、スコロトロン相互に動作関連性をもたせていな
いため、近年の複写速度の高速化に対応し得なかった。
【0007】即ち、複写速度を向上させるには、感光体
の移動速度を高速化しなければならないが、コロトロン
に印加する高電圧を該感光体の高速移動に対応して精度
よく設定することは極めて困難であり、感光体表面の過
剰帯電や帯電不足、更には帯電むらの程度が旧来の低速
機と比較して著しく高くなる。このため、高速機におい
ては、スコロトロンが有する帯電電位規制機能のみで
は、感光体の表面電位の安定化をなし得なかった。
の移動速度を高速化しなければならないが、コロトロン
に印加する高電圧を該感光体の高速移動に対応して精度
よく設定することは極めて困難であり、感光体表面の過
剰帯電や帯電不足、更には帯電むらの程度が旧来の低速
機と比較して著しく高くなる。このため、高速機におい
ては、スコロトロンが有する帯電電位規制機能のみで
は、感光体の表面電位の安定化をなし得なかった。
【0008】そこで、本発明者は先に特開昭62−19
4267号公報において、コロトロンまたはスコロトロ
ンからなる帯電装置の感光体移動方向下流側にスコロト
ロンを設けることにより、該帯電装置とその下流側のス
コロトロンとにより感光体の帯電を移動方向に沿って2
回に分けて行い、下流側スコロトロンのグリッド電流に
よって感光体の表面電位を検出するように構成する一
方、感光体の表面電位として予め基準電位を設定してお
き、前記下流側スコロトロンで検出された実際の感光体
の表面電位、即ち上流側帯電装置及び下流側スコロトロ
ンの帯電結果と、基準電位との差に基づいて、上流側帯
電装置への印加電圧を制御するようにしたものを提案し
た。
4267号公報において、コロトロンまたはスコロトロ
ンからなる帯電装置の感光体移動方向下流側にスコロト
ロンを設けることにより、該帯電装置とその下流側のス
コロトロンとにより感光体の帯電を移動方向に沿って2
回に分けて行い、下流側スコロトロンのグリッド電流に
よって感光体の表面電位を検出するように構成する一
方、感光体の表面電位として予め基準電位を設定してお
き、前記下流側スコロトロンで検出された実際の感光体
の表面電位、即ち上流側帯電装置及び下流側スコロトロ
ンの帯電結果と、基準電位との差に基づいて、上流側帯
電装置への印加電圧を制御するようにしたものを提案し
た。
【0009】上記先行技術のように帯電装置の帯電動作
と、下流側スコロトロンの感光体表面電位の検出動作と
を関連させるようにすれば、下流側スコロトロンのグリ
ッド電流によって検出した実際の感光体表面電位と基準
電位との差を解消するように帯電装置への印加電圧を制
御することができるので、高速機であっても、感光体の
表面電位を基準電位となるように制御し得る。
と、下流側スコロトロンの感光体表面電位の検出動作と
を関連させるようにすれば、下流側スコロトロンのグリ
ッド電流によって検出した実際の感光体表面電位と基準
電位との差を解消するように帯電装置への印加電圧を制
御することができるので、高速機であっても、感光体の
表面電位を基準電位となるように制御し得る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記先行
技術の場合、感光体の表面温度を主たる要因として、そ
の他感光体の劣化の度合い等、種々の要因が複合して生
じる感光体表面電位の暗減衰に対して特別な対策がなさ
れていなかったため、高精度な表面電位制御をなし得な
いという問題点があった。
技術の場合、感光体の表面温度を主たる要因として、そ
の他感光体の劣化の度合い等、種々の要因が複合して生
じる感光体表面電位の暗減衰に対して特別な対策がなさ
れていなかったため、高精度な表面電位制御をなし得な
いという問題点があった。
【0011】図13は上記先行技術を用いて感光体の表
面電位を制御した結果を示している。同図に示すもので
は、感光体の表面温度Td=45℃のときに現像部にお
ける表面電位が適正値となるように基準電圧を設定して
いる。
面電位を制御した結果を示している。同図に示すもので
は、感光体の表面温度Td=45℃のときに現像部にお
ける表面電位が適正値となるように基準電圧を設定して
いる。
【0012】ところが、周知のように感光体は、その表
面感光層がアモルファスシリコン系材料からなるものの
場合、高温域では帯電しにくくなるという温度−帯電特
性が存在するため、感光体の表面温度Td=38℃のと
きには暗減衰量が小さく、現像部においては過剰帯電と
なる。逆に、該表面温度Td=51℃のときには暗減衰
量が大きいため、現像部においては帯電不足となり、い
ずれの場合も基準電圧の設定の基となる表面温度との差
が大きくなるほど、現像部における実際の表面電位と設
定値との誤差が大きくなることが判明した。
面感光層がアモルファスシリコン系材料からなるものの
場合、高温域では帯電しにくくなるという温度−帯電特
性が存在するため、感光体の表面温度Td=38℃のと
きには暗減衰量が小さく、現像部においては過剰帯電と
なる。逆に、該表面温度Td=51℃のときには暗減衰
量が大きいため、現像部においては帯電不足となり、い
ずれの場合も基準電圧の設定の基となる表面温度との差
が大きくなるほど、現像部における実際の表面電位と設
定値との誤差が大きくなることが判明した。
【0013】このため、上記先行技術の構成に、例えば
感光体温度を計測する温度センサー等、感光体のおかれ
た複写時における環境状態を検知する手段を付加し、該
温度センサー等の検知手段による感光体温度等の情報を
加味した帯電制御を行うことが考えられるが、それらの
検知手段の検知動作は必然的にタイムラグが生じるた
め、特に高速機においては制御精度の信頼性に問題が残
る。
感光体温度を計測する温度センサー等、感光体のおかれ
た複写時における環境状態を検知する手段を付加し、該
温度センサー等の検知手段による感光体温度等の情報を
加味した帯電制御を行うことが考えられるが、それらの
検知手段の検知動作は必然的にタイムラグが生じるた
め、特に高速機においては制御精度の信頼性に問題が残
る。
【0014】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、感光体表面の実際の帯電量に基づいて帯電
装置を制御するだけでなく、これに加えて帯電を施され
た感光体の表面電位に基づく一定時間後における暗減衰
量を推定し、帯電装置のタイムラグのないリアルタイム
制御を実現することにより、感光体の高速移動に対応し
て誤差の少ない感光体の表面電位制御を行えるようにす
ることを目的とするものである。
れたもので、感光体表面の実際の帯電量に基づいて帯電
装置を制御するだけでなく、これに加えて帯電を施され
た感光体の表面電位に基づく一定時間後における暗減衰
量を推定し、帯電装置のタイムラグのないリアルタイム
制御を実現することにより、感光体の高速移動に対応し
て誤差の少ない感光体の表面電位制御を行えるようにす
ることを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の感光体表面電位制御装置では、感光体表面に
帯電を施す帯電装置と、該帯電装置で帯電された感光体
の表面電位を検出する表面電位検出手段と、該表面電位
検出手段の検出電圧と基準電圧とに基づいて前記帯電装
置による感光体表面への帯電量を制御するための制御信
号を発生する制御信号発生手段と、該制御信号発生手段
の出力に基づいて前記表面電位検出手段の検出電圧また
は基準電圧の電位を相対的に補正する比較電圧補正手段
とを具備している。
に本発明の感光体表面電位制御装置では、感光体表面に
帯電を施す帯電装置と、該帯電装置で帯電された感光体
の表面電位を検出する表面電位検出手段と、該表面電位
検出手段の検出電圧と基準電圧とに基づいて前記帯電装
置による感光体表面への帯電量を制御するための制御信
号を発生する制御信号発生手段と、該制御信号発生手段
の出力に基づいて前記表面電位検出手段の検出電圧また
は基準電圧の電位を相対的に補正する比較電圧補正手段
とを具備している。
【0016】上記構成において、前記帯電装置としては
スコロトロンあるいはコロトロンを用いることができ
る。帯電装置としてスコロトロンを用いた場合、該スコ
ロトロンのグリッド電流が制御されるように構成する。
また帯電装置としてコロトロンを用いた場合、該コロト
ロンのコロナ放電電極に印加する電圧が制御されるよう
に構成する。
スコロトロンあるいはコロトロンを用いることができ
る。帯電装置としてスコロトロンを用いた場合、該スコ
ロトロンのグリッド電流が制御されるように構成する。
また帯電装置としてコロトロンを用いた場合、該コロト
ロンのコロナ放電電極に印加する電圧が制御されるよう
に構成する。
【0017】前記表面電位検出手段は感光体の表面電位
検出信号としてグリッド電流を電流/電圧変換した基準
電圧を制御信号発生手段に与えるスコロトロンによって
構成することができる。また、好ましくは前記制御信号
発生手段の出力信号を、表面電位検出手段の検出信号電
圧と基準電圧とを比較して得られたパルス幅変調信号と
する。
検出信号としてグリッド電流を電流/電圧変換した基準
電圧を制御信号発生手段に与えるスコロトロンによって
構成することができる。また、好ましくは前記制御信号
発生手段の出力信号を、表面電位検出手段の検出信号電
圧と基準電圧とを比較して得られたパルス幅変調信号と
する。
【0018】比較電圧補正手段は、帯電時に感光体表面
に流れ込む電流値と、帯電後一定期間経過時における前
記感光体表面電位の暗減衰量との関数関係から導かれた
補正情報と、制御信号発生手段の出力とを対照すること
により得られた補正値に対応して表面電位検出手段の検
出電圧または基準電圧の電位を相対的に補正するように
構成されたものとすることができる。
に流れ込む電流値と、帯電後一定期間経過時における前
記感光体表面電位の暗減衰量との関数関係から導かれた
補正情報と、制御信号発生手段の出力とを対照すること
により得られた補正値に対応して表面電位検出手段の検
出電圧または基準電圧の電位を相対的に補正するように
構成されたものとすることができる。
【0019】
【作用】上記構成によると、帯電装置によって一方向へ
移動する感光体表面に帯電が施され、これによって上昇
した感光体の表面電位が表面電位検出手段によって検出
される。該検出手段の検出電圧は制御信号発生手段にフ
ィードバックされ、該制御信号発生手段では前記表面電
位検出手段の検出電圧によるその時点での感光体表面電
位の情報と基準電圧とに基づいて感光体表面の帯電量を
制御するための制御信号を発生する。
移動する感光体表面に帯電が施され、これによって上昇
した感光体の表面電位が表面電位検出手段によって検出
される。該検出手段の検出電圧は制御信号発生手段にフ
ィードバックされ、該制御信号発生手段では前記表面電
位検出手段の検出電圧によるその時点での感光体表面電
位の情報と基準電圧とに基づいて感光体表面の帯電量を
制御するための制御信号を発生する。
【0020】該制御信号は比較電圧補正手段において、
表面電位検出手段または基準電圧の電位を相対的に補正
し、これによって前記制御信号が感光体の温度変化等に
よる帯電能の変化を加味した適正値に補正される。この
ように感光体がおかれた環境状態の変化に対応して制御
信号がリアルタイムで変化することにより、帯電装置の
印加電圧制御をタイムラグなく行うことができ、その結
果、感光体の表面電位を高精度に制御し得る。
表面電位検出手段または基準電圧の電位を相対的に補正
し、これによって前記制御信号が感光体の温度変化等に
よる帯電能の変化を加味した適正値に補正される。この
ように感光体がおかれた環境状態の変化に対応して制御
信号がリアルタイムで変化することにより、帯電装置の
印加電圧制御をタイムラグなく行うことができ、その結
果、感光体の表面電位を高精度に制御し得る。
【0021】
【実施例】以下、図1〜図6を参照しながら、本発明の
実施例を説明する。図1は本実施例装置が装備された電
子複写機の要部を模式的に示している。同図において、
1は感光体ドラムであって、アルミニウム素管からなる
円筒状支持体1aの表面にa-As2O3 等のアモルファ
スカルコゲナイド系や、アモルファスシリコン(a-S
i)系 等の感光体材料からなる薄膜状の感光層1bを
形成してなり、機械本体内に設けられた駆動系(図示せ
ず)によって一方向へ移動、つまり図上、矢印A方向へ
回転駆動される。なお、該ドラム1を流れる電流Ipc
はグランドへ落とされる(図3参照)。
実施例を説明する。図1は本実施例装置が装備された電
子複写機の要部を模式的に示している。同図において、
1は感光体ドラムであって、アルミニウム素管からなる
円筒状支持体1aの表面にa-As2O3 等のアモルファ
スカルコゲナイド系や、アモルファスシリコン(a-S
i)系 等の感光体材料からなる薄膜状の感光層1bを
形成してなり、機械本体内に設けられた駆動系(図示せ
ず)によって一方向へ移動、つまり図上、矢印A方向へ
回転駆動される。なお、該ドラム1を流れる電流Ipc
はグランドへ落とされる(図3参照)。
【0022】このドラム1の周囲には、帯電部2、露光
部3、現像部4、転写部5、クリーニング部6及び除電
部7がその順序でドラム回転方向に配設されており、前
記帯電部2でドラム1の表面感光層1bが帯電された
後、露光部3において該ドラム表面に露光光L1が照射
されて原稿画像の静電潜像が形成される。この静電潜像
には現像部4において帯電トナーが付着されてトナー像
が形成され、さらに該トナー像は転写部5において、レ
ジストローラ8によって送給されてきた用紙(図示せ
ず)に転写される。
部3、現像部4、転写部5、クリーニング部6及び除電
部7がその順序でドラム回転方向に配設されており、前
記帯電部2でドラム1の表面感光層1bが帯電された
後、露光部3において該ドラム表面に露光光L1が照射
されて原稿画像の静電潜像が形成される。この静電潜像
には現像部4において帯電トナーが付着されてトナー像
が形成され、さらに該トナー像は転写部5において、レ
ジストローラ8によって送給されてきた用紙(図示せ
ず)に転写される。
【0023】転写後、ドラム表面に残存するトナーはク
リーニング部6で除去され、最後に除電部7でドラム表
面に除電光L2が照射されて除電され、前回の帯電時か
らドラム1が丁度1回転して次の帯電に備えられる。一
方、転写部5でトナー像が転写された用紙は定着部9へ
送られ、該定着部9でローラ対間を通過する間に加熱、
加圧されて該用紙上にトナー像が定着される。
リーニング部6で除去され、最後に除電部7でドラム表
面に除電光L2が照射されて除電され、前回の帯電時か
らドラム1が丁度1回転して次の帯電に備えられる。一
方、転写部5でトナー像が転写された用紙は定着部9へ
送られ、該定着部9でローラ対間を通過する間に加熱、
加圧されて該用紙上にトナー像が定着される。
【0024】このような構成を有する複写機において、
本実施例装置は前記帯電部2に関して設けられている。
図2は帯電部2の機械的構成を一部切り欠いて示してい
る。同図において、10は帯電装置としての1次側スコ
ロトロン、11は2次側スコロトロンである。2次側ス
コロトロン11はドラム1を帯電すると共に表面電位検
出手段として機能するものであって、ドラム表面電位の
検出誤差を可及的に少なくするために1次側スコロトロ
ン10のドラム回転方向下流側に隣接して配置されてい
る。
本実施例装置は前記帯電部2に関して設けられている。
図2は帯電部2の機械的構成を一部切り欠いて示してい
る。同図において、10は帯電装置としての1次側スコ
ロトロン、11は2次側スコロトロンである。2次側ス
コロトロン11はドラム1を帯電すると共に表面電位検
出手段として機能するものであって、ドラム表面電位の
検出誤差を可及的に少なくするために1次側スコロトロ
ン10のドラム回転方向下流側に隣接して配置されてい
る。
【0025】また、いずれのスコロトロン10、11
も、直径60〜100μm程度のタングステンワイヤ等
からなるコロナ放電電極10a、11aをアルミニウム
等の導電性に優れた金属材料からなるシールドケース1
0b、11bで包囲するとともに、該ケース10b、1
1bの開口面に数本のワイヤからなるグリッド電極10
c、11cをケース10b、11bと絶縁した状態で張
設してなるもので、前記グリッド電極10c、11cが
ドラム表面と一定距離をおいて対面するように、ドラム
1の長さ方向に沿って配設されている。
も、直径60〜100μm程度のタングステンワイヤ等
からなるコロナ放電電極10a、11aをアルミニウム
等の導電性に優れた金属材料からなるシールドケース1
0b、11bで包囲するとともに、該ケース10b、1
1bの開口面に数本のワイヤからなるグリッド電極10
c、11cをケース10b、11bと絶縁した状態で張
設してなるもので、前記グリッド電極10c、11cが
ドラム表面と一定距離をおいて対面するように、ドラム
1の長さ方向に沿って配設されている。
【0026】図3は本実施例装置の電気的構成を模式的
に示している。同図に示すように、複写機の帯電工程に
おいて、1次側スコロトロン10のコロナ放電電極10
aには1次側高電圧定電流電源回路12aの出力、具体
的には最大で10kV程度,600〜800μA程度の
高電圧が印加されており、該印加電圧によってコロナ放
電電極10aから発生するコロナ電流によりドラム1の
感光層1bが帯電される。
に示している。同図に示すように、複写機の帯電工程に
おいて、1次側スコロトロン10のコロナ放電電極10
aには1次側高電圧定電流電源回路12aの出力、具体
的には最大で10kV程度,600〜800μA程度の
高電圧が印加されており、該印加電圧によってコロナ放
電電極10aから発生するコロナ電流によりドラム1の
感光層1bが帯電される。
【0027】一方、2次側スコロトロン11のコロナ放
電電極11aには2次側高電圧定電流電源回路12bの
出力、具体的には3.2kV,600μA程度の高電圧が
印加されており、該印加電圧によって前記1次側スコロ
トロン10と同様にしてドラム感光層1bが帯電され
る。
電電極11aには2次側高電圧定電流電源回路12bの
出力、具体的には3.2kV,600μA程度の高電圧が
印加されており、該印加電圧によって前記1次側スコロ
トロン10と同様にしてドラム感光層1bが帯電され
る。
【0028】前記2次側スコロトロン11のグリッド電
極11cを流れるグリッド電流Ig2はドラム1の表面
電位に依存した値となるので、ドラム1の表面電位が高
くなればグリッド電流Ig2も増加する。従って、該グ
リッド電流Ig2が制御系に入力されることにより、ド
ラム1の表面電位を検出することができる。
極11cを流れるグリッド電流Ig2はドラム1の表面
電位に依存した値となるので、ドラム1の表面電位が高
くなればグリッド電流Ig2も増加する。従って、該グ
リッド電流Ig2が制御系に入力されることにより、ド
ラム1の表面電位を検出することができる。
【0029】本実施例では、1次側スコロトロン10に
より帯電を施されたドラム1の表面電位を2次側スコロ
トロン11のグリッド電極11cを流れる電流Ig2を
介して検出するようになっており、該グリッド電流Ig
2を制御系の入力信号とするとともに、該制御系の出力
信号により1次側スコロトロン10のグリッド電流Ig
1を制御することにより、ドラム1の表面電位を補正す
るようにしている。
より帯電を施されたドラム1の表面電位を2次側スコロ
トロン11のグリッド電極11cを流れる電流Ig2を
介して検出するようになっており、該グリッド電流Ig
2を制御系の入力信号とするとともに、該制御系の出力
信号により1次側スコロトロン10のグリッド電流Ig
1を制御することにより、ドラム1の表面電位を補正す
るようにしている。
【0030】前記2次側スコロトロン11のグリッド電
極11cと後述する制御系の比較器13の(+)入力端子
間には第1サージアブソーバ14が介装されている。該
第1サージアブソーバ14は2次側スコロトロン11の
グリッド電圧Vg2を一定に保持するもので、それ自体
を流れる電流の大きさに拘らず両端電圧を一定に維持す
るように作用する。
極11cと後述する制御系の比較器13の(+)入力端子
間には第1サージアブソーバ14が介装されている。該
第1サージアブソーバ14は2次側スコロトロン11の
グリッド電圧Vg2を一定に保持するもので、それ自体
を流れる電流の大きさに拘らず両端電圧を一定に維持す
るように作用する。
【0031】また比較器13の(+)入力端子とグランド
間には電流/電圧変換抵抗15が接続されており、該抵
抗15によって2次側スコロトロン11のグリッド電流
Ig2が電圧に変換される。本実施例では、該電流/電
圧変換抵抗15の両端電圧Vgをドラム表面電位の検出
値として比較器13の(+)入力端子へ印加し、別途比較
器13の(−)入力端子に与えられる基準電圧と比較する
ようになっている。
間には電流/電圧変換抵抗15が接続されており、該抵
抗15によって2次側スコロトロン11のグリッド電流
Ig2が電圧に変換される。本実施例では、該電流/電
圧変換抵抗15の両端電圧Vgをドラム表面電位の検出
値として比較器13の(+)入力端子へ印加し、別途比較
器13の(−)入力端子に与えられる基準電圧と比較する
ようになっている。
【0032】本実施例の制御系は、前記比較器13、ス
イッチングトランジスタ16、第2、第3サージアブソ
ーバ17、18及び比較電圧補正手段としての基準電圧
供給回路19とにより構成されている。
イッチングトランジスタ16、第2、第3サージアブソ
ーバ17、18及び比較電圧補正手段としての基準電圧
供給回路19とにより構成されている。
【0033】比較器13では(+)入力端子に与えられた
前述の電流/電圧変換抵抗15の両端電圧Vg、つまり
ドラム表面電位の検出値と、基準電圧供給回路19から
(−)入力端子に与えられた基準電圧とを比較し、その結
果を増幅して得られた制御信号としてのパルス幅変調信
号をスイッチングトランジスタ16へ出力する。
前述の電流/電圧変換抵抗15の両端電圧Vg、つまり
ドラム表面電位の検出値と、基準電圧供給回路19から
(−)入力端子に与えられた基準電圧とを比較し、その結
果を増幅して得られた制御信号としてのパルス幅変調信
号をスイッチングトランジスタ16へ出力する。
【0034】図4は比較器13の基本的な動作を説明す
るための波形図である。同図において、Cvは(−)入力
端子に与えられる基準電圧の鋸歯状波、aは前記抵抗1
5の両端電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcと等
しい場合の該両端電圧Vgの電位、bは抵抗15の両端
電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcよりも高い場
合の両端電圧Vgの電位、cは同じく中心電位Cvcよ
りも低い場合の両端電圧Vgの電位をそれぞれ示してい
る。
るための波形図である。同図において、Cvは(−)入力
端子に与えられる基準電圧の鋸歯状波、aは前記抵抗1
5の両端電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcと等
しい場合の該両端電圧Vgの電位、bは抵抗15の両端
電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcよりも高い場
合の両端電圧Vgの電位、cは同じく中心電位Cvcよ
りも低い場合の両端電圧Vgの電位をそれぞれ示してい
る。
【0035】図4から明らかなように、抵抗15の両端
電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcと等しい電位
aの場合、比較器13のパルス出力Pcaのデューティ
は丁度50%となる。また、電圧Vgが中心電位Cvc
よりも相対的に高い電位bの場合、パルス出力Pcbは
デューティの高いパルス変調波となる。逆に、電圧Vg
が中心電位Cvcよりも相対的に低い場合、パルス出力
Pccのデューティは低くなる。
電圧Vgが鋸歯状波Cvの中心電位Cvcと等しい電位
aの場合、比較器13のパルス出力Pcaのデューティ
は丁度50%となる。また、電圧Vgが中心電位Cvc
よりも相対的に高い電位bの場合、パルス出力Pcbは
デューティの高いパルス変調波となる。逆に、電圧Vg
が中心電位Cvcよりも相対的に低い場合、パルス出力
Pccのデューティは低くなる。
【0036】スイッチングトランジスタ16は比較器1
3のパルス出力のデューティに対応してON、OFFす
るもので、デューティが低いほどON期間が短くなる。
また、第2、第3サージアブソーバ17、18は1次側
スコロトロン10のグリッド電極10cとグランド間に
直列に接続されており、前記第1サージアブソーバ14
と同様に、それ自体を流れる電流の値に拘らず両端電圧
を一定に維持するように作用する。また、前記トランジ
スタ16のコレクタ、エミッタは第2サージアブソーバ
17の両端に接続されている。
3のパルス出力のデューティに対応してON、OFFす
るもので、デューティが低いほどON期間が短くなる。
また、第2、第3サージアブソーバ17、18は1次側
スコロトロン10のグリッド電極10cとグランド間に
直列に接続されており、前記第1サージアブソーバ14
と同様に、それ自体を流れる電流の値に拘らず両端電圧
を一定に維持するように作用する。また、前記トランジ
スタ16のコレクタ、エミッタは第2サージアブソーバ
17の両端に接続されている。
【0037】この場合、トランジスタ16がONする
と、第2サージアブソーバ17は不作動となり、第3サ
ージアブソーバ18のみが作動する状態となる。このと
きは1次側スコロトロン10のグリッド電圧は第3サー
ジアブソーバ18の電圧Vg11のみとなるとともにグリ
ッド電流Ig1は増大し、1次側スコロトロン10のグ
リッド電極10cへ吸収される電荷量が多くなって、そ
の分、ドラム表面に施される帯電量が減少し、その表面
電位が低下する。
と、第2サージアブソーバ17は不作動となり、第3サ
ージアブソーバ18のみが作動する状態となる。このと
きは1次側スコロトロン10のグリッド電圧は第3サー
ジアブソーバ18の電圧Vg11のみとなるとともにグリ
ッド電流Ig1は増大し、1次側スコロトロン10のグ
リッド電極10cへ吸収される電荷量が多くなって、そ
の分、ドラム表面に施される帯電量が減少し、その表面
電位が低下する。
【0038】逆に、トランジスタ16がOFFのときは
第2、第3サージアブソーバ17、18が共に作動状態
となり、1次側スコロトロン10のグリッド電圧は第
2、第3サージアブソーバ17、18の合計電圧Vg11
+Vg12となるとともに、グリッド電流Ig1は減少
し、1次側スコロトロン10のグリッド電極10cへ吸
収される電荷量が少なくなって、その分、ドラム表面電
位が上昇する。
第2、第3サージアブソーバ17、18が共に作動状態
となり、1次側スコロトロン10のグリッド電圧は第
2、第3サージアブソーバ17、18の合計電圧Vg11
+Vg12となるとともに、グリッド電流Ig1は減少
し、1次側スコロトロン10のグリッド電極10cへ吸
収される電荷量が少なくなって、その分、ドラム表面電
位が上昇する。
【0039】前記基準電圧供給回路19は比較器出力で
あるパルス幅変調信号を復調するPWMデコーダ20
と、PWMデコーダ20の出力電圧に基づいて基準電圧
Cvの中心電位Cvcを補正するCPU21と、CPU
21のディジタル出力値をアナログ値に変換するD/A
変換器22とにより構成されている。CPU21には基
準電圧Cvの補正の基準となる鋸歯状波電圧データが予
め設定された値に振幅、周波数を調整された状態で外部
から与えられている。
あるパルス幅変調信号を復調するPWMデコーダ20
と、PWMデコーダ20の出力電圧に基づいて基準電圧
Cvの中心電位Cvcを補正するCPU21と、CPU
21のディジタル出力値をアナログ値に変換するD/A
変換器22とにより構成されている。CPU21には基
準電圧Cvの補正の基準となる鋸歯状波電圧データが予
め設定された値に振幅、周波数を調整された状態で外部
から与えられている。
【0040】この基準電圧供給回路19では、前記比較
器13から出力されたパルス幅変調信号PcがPWMデ
コーダ20で復調されてCPU21に与えられる。該C
PU21では前記復調信号から比較器出力のデューティ
を読み取り、その時点でのデューティに基づいて前記鋸
歯状波電圧データのレベルを補正する。補正された鋸歯
状波電圧データはD/A変換器22によってアナログの
鋸歯状波信号に変換され、比較器13の(−)入力端子へ
フィードバックされる。
器13から出力されたパルス幅変調信号PcがPWMデ
コーダ20で復調されてCPU21に与えられる。該C
PU21では前記復調信号から比較器出力のデューティ
を読み取り、その時点でのデューティに基づいて前記鋸
歯状波電圧データのレベルを補正する。補正された鋸歯
状波電圧データはD/A変換器22によってアナログの
鋸歯状波信号に変換され、比較器13の(−)入力端子へ
フィードバックされる。
【0041】次に、本実施例における前記CPU21に
おける鋸歯状波電圧データの補正方法について説明する
と、帯電部2において帯電されたドラム1の表面部位の
電位は、ドラム1が回転して現像部4に達した時点で
は、表面温度をはじめとする種々の要因によって暗減衰
することは前述した通りである。従って図4において、
基準電圧である鋸歯状波Cvが設定電位に固定されてい
るとすると、現像部4におけるドラム表面電位は暗減衰
によって設定値との間でずれが生じ、高精度な電位制御
をなし得ない。
おける鋸歯状波電圧データの補正方法について説明する
と、帯電部2において帯電されたドラム1の表面部位の
電位は、ドラム1が回転して現像部4に達した時点で
は、表面温度をはじめとする種々の要因によって暗減衰
することは前述した通りである。従って図4において、
基準電圧である鋸歯状波Cvが設定電位に固定されてい
るとすると、現像部4におけるドラム表面電位は暗減衰
によって設定値との間でずれが生じ、高精度な電位制御
をなし得ない。
【0042】そこで本発明者等は、帯電部2においてド
ラム表面に流れ込む電流値と、帯電されたドラム表面部
位が現像部4に達するまでの時間経過によって生じるド
ラム表面電位の暗減衰量との関係を実測してみたとこ
ろ、図5に示すような結果を得た。図5は帯電部2にお
けるドラム表面への流入電流を横軸に取り、現像部4に
おける暗減衰量を縦軸に取った座標に前記実測データを
プロットしたものである。同図において、○印はドラム
温度Td=38℃の場合、△印はTd=45℃の場合、
×印はTd=51℃の場合をそれぞれ示している。
ラム表面に流れ込む電流値と、帯電されたドラム表面部
位が現像部4に達するまでの時間経過によって生じるド
ラム表面電位の暗減衰量との関係を実測してみたとこ
ろ、図5に示すような結果を得た。図5は帯電部2にお
けるドラム表面への流入電流を横軸に取り、現像部4に
おける暗減衰量を縦軸に取った座標に前記実測データを
プロットしたものである。同図において、○印はドラム
温度Td=38℃の場合、△印はTd=45℃の場合、
×印はTd=51℃の場合をそれぞれ示している。
【0043】図5に示すように、1次側スコロトロン1
0の直下の表面電位を一定の電位に帯電するために必要
な該1次側スコロトロン10からドラム表面への流入電
流が温度が高いほど多くなっているのは、温度が高いほ
ど帯電しにくくなるからである。これは図3の制御系で
いえば、第2、第3サージアブソーバ17、18が共に
作動する期間を長くするべく、比較器13のパルス幅変
調信号のデューティが低くなることを意味している。
0の直下の表面電位を一定の電位に帯電するために必要
な該1次側スコロトロン10からドラム表面への流入電
流が温度が高いほど多くなっているのは、温度が高いほ
ど帯電しにくくなるからである。これは図3の制御系で
いえば、第2、第3サージアブソーバ17、18が共に
作動する期間を長くするべく、比較器13のパルス幅変
調信号のデューティが低くなることを意味している。
【0044】また、ドラム表面温度が高温のときは暗減
衰量も大きくなり、逆にドラム表面温度が低いときは暗
減衰量も少なくなっている。図5はこれらの関係を示し
ているといえる。図5に示されるように、前記ドラム表
面への流入電流に対する暗減衰量の増減はほぼ比例関数
的に推移することが判明した。
衰量も大きくなり、逆にドラム表面温度が低いときは暗
減衰量も少なくなっている。図5はこれらの関係を示し
ているといえる。図5に示されるように、前記ドラム表
面への流入電流に対する暗減衰量の増減はほぼ比例関数
的に推移することが判明した。
【0045】ところで、本実施例の制御系では、比較器
13から出力されるパルス幅変調信号Pcのデューティ
が50%よりも高いときはドラム表面電位を低下させる
ように作用し、逆にデューティが50%よりも低いとき
はドラム表面電位を上昇させるように作用する。しか
も、デューティが50%よりも高いときはドラム1の表
面温度が基準となる温度よりも低い場合に対応し、デュ
ーティが50%よりも低いときは該表面温度が基準温度
よりも高い場合に対応する。
13から出力されるパルス幅変調信号Pcのデューティ
が50%よりも高いときはドラム表面電位を低下させる
ように作用し、逆にデューティが50%よりも低いとき
はドラム表面電位を上昇させるように作用する。しか
も、デューティが50%よりも高いときはドラム1の表
面温度が基準となる温度よりも低い場合に対応し、デュ
ーティが50%よりも低いときは該表面温度が基準温度
よりも高い場合に対応する。
【0046】本発明者等は、上記したドラム表面への流
入電流の増減に比較器出力のデューティが対応すること
に注目し、比較器出力のデューティを検知し、CPU2
1において、該デューティに対応する現像部4における
暗減衰量を図5に示したドラム表面への流入電流と暗減
衰量との関数関係から導き出し、その結果に基づいて基
準電圧である鋸歯状波電圧データの電位を上下にシフト
させるためのデータベースを作成した。
入電流の増減に比較器出力のデューティが対応すること
に注目し、比較器出力のデューティを検知し、CPU2
1において、該デューティに対応する現像部4における
暗減衰量を図5に示したドラム表面への流入電流と暗減
衰量との関数関係から導き出し、その結果に基づいて基
準電圧である鋸歯状波電圧データの電位を上下にシフト
させるためのデータベースを作成した。
【0047】図6はドラム表面への流入電流に対する基
準電圧Cvの補正量を比較器出力のデューティとの関係
で示している。CPU21では同図に示すように検出さ
れた比較器出力のデューティから基準電圧Cvの補正量
を決定している。即ち、図6において、デューティが5
0%のところを基準として、それよりもデューティが高
くなれば、過剰帯電を防止するために基準電圧Cvを上
昇させ、逆に低くなれば帯電不足を防止するために基準
電圧Cvを低下させるようにしている。
準電圧Cvの補正量を比較器出力のデューティとの関係
で示している。CPU21では同図に示すように検出さ
れた比較器出力のデューティから基準電圧Cvの補正量
を決定している。即ち、図6において、デューティが5
0%のところを基準として、それよりもデューティが高
くなれば、過剰帯電を防止するために基準電圧Cvを上
昇させ、逆に低くなれば帯電不足を防止するために基準
電圧Cvを低下させるようにしている。
【0048】いま、例えばドラム温度として45℃を基
準温度とし、このときのドラム表面への流入電流の値を
比較器出力のデューティ50%と対応させたとして、ド
ラム温度が基準温度よりも高くなっている場合につい
て、図7を参照しながら本実施例をデューティの検出に
よって基準電圧Cvの補正を行わない比較例と対照して
説明する。比較例はドラム1の表面電位の検出値に基づ
いてのみ1次側スコロトロン10によるドラム表面への
帯電量の制御を行う。
準温度とし、このときのドラム表面への流入電流の値を
比較器出力のデューティ50%と対応させたとして、ド
ラム温度が基準温度よりも高くなっている場合につい
て、図7を参照しながら本実施例をデューティの検出に
よって基準電圧Cvの補正を行わない比較例と対照して
説明する。比較例はドラム1の表面電位の検出値に基づ
いてのみ1次側スコロトロン10によるドラム表面への
帯電量の制御を行う。
【0049】2次側スコロトロン11を介して検出され
る表面電位が規定値より高いとすると、比較器13から
出力されるパルス幅変調信号Pcのデューティが大きく
なり、1次側スコロトロン10による帯電量は少なくな
り、表面電位は低くなって規定値と一致するようにな
る。図7において、破線で示す鋸歯状波Cvの中心はC
vcであり、比較例ではこの中心Cvcは上下に動かな
い。従って、鋸歯状波Cvも動かない。Pcはその場合
の比較器13の出力パルスを示す。
る表面電位が規定値より高いとすると、比較器13から
出力されるパルス幅変調信号Pcのデューティが大きく
なり、1次側スコロトロン10による帯電量は少なくな
り、表面電位は低くなって規定値と一致するようにな
る。図7において、破線で示す鋸歯状波Cvの中心はC
vcであり、比較例ではこの中心Cvcは上下に動かな
い。従って、鋸歯状波Cvも動かない。Pcはその場合
の比較器13の出力パルスを示す。
【0050】しかし、ドラム1の温度が基準温度で一定
であれば、この比較例でも問題ないが、実際にはドラム
1の温度が変化するので、前記比較例では好ましい制御
が必ずしも実現し得ない。例えばドラム1の温度が基準
温度よりも高ければ、帯電部2から現像部4に至るまで
の表面電位低下(減衰)量が大きくなるので、前記パル
ス幅変調信号Pcのデューティによって制御された帯電
量では、現像部4における表面電位は不十分となる。逆
にドラム1の温度が基準温度よりも低い場合は、表面電
位が過大となる。
であれば、この比較例でも問題ないが、実際にはドラム
1の温度が変化するので、前記比較例では好ましい制御
が必ずしも実現し得ない。例えばドラム1の温度が基準
温度よりも高ければ、帯電部2から現像部4に至るまで
の表面電位低下(減衰)量が大きくなるので、前記パル
ス幅変調信号Pcのデューティによって制御された帯電
量では、現像部4における表面電位は不十分となる。逆
にドラム1の温度が基準温度よりも低い場合は、表面電
位が過大となる。
【0051】これに対し本実施例では基準電圧供給回路
19において、該基準電圧の鋸歯状波Cv’は図7の実
線で示すようにCPU21において図6のグラフの関係
から補正された分だけ中心電位Cvc’が上方にシフト
された状態で出力される。
19において、該基準電圧の鋸歯状波Cv’は図7の実
線で示すようにCPU21において図6のグラフの関係
から補正された分だけ中心電位Cvc’が上方にシフト
された状態で出力される。
【0052】従って、この補正された基準電圧の鋸歯状
波Cv’をドラム表面電位の検出値Vgと比較して得ら
れた比較器13の出力パルス幅は実際のドラム表面電位
の変化量に対応して前記破線で示すパルス幅よりも狭く
なり、換言すればデューティが低下したものとなるた
め、比較例よりもトランジスタ16のON期間が短くな
って、1次側スコロトロン10による帯電量が比較例の
場合より多くなり、実際の温度条件に即したドラム1の
表面電位が得られる。
波Cv’をドラム表面電位の検出値Vgと比較して得ら
れた比較器13の出力パルス幅は実際のドラム表面電位
の変化量に対応して前記破線で示すパルス幅よりも狭く
なり、換言すればデューティが低下したものとなるた
め、比較例よりもトランジスタ16のON期間が短くな
って、1次側スコロトロン10による帯電量が比較例の
場合より多くなり、実際の温度条件に即したドラム1の
表面電位が得られる。
【0053】逆に、温度が基準温度より低い場合は、破
線で示すパルス幅よりも広くなり、比較例よりもトラン
ジスタ16のON期間が長くなって1次側スコロトロン
10による帯電量が少なくなり、適切な表面電位が得ら
れる。
線で示すパルス幅よりも広くなり、比較例よりもトラン
ジスタ16のON期間が長くなって1次側スコロトロン
10による帯電量が少なくなり、適切な表面電位が得ら
れる。
【0054】なお、前記1次側及び2次側スコロトロン
10、11のシールドケース10b、11bはコロナ放
電電極10a、11aから与えられる電流Isをグラン
ド側へ落としているが、このシールドケース10b、1
1bとグランド間の電圧Vsを安定させてスコロトロン
の破壊を防止するために、本実施例では必要に応じて第
4サージアブソーバ23を介装している。なお、該第4
サージアブソーバ23は特に小型の放電器を用いた場合
に必要とされるものであって、大型のものでは特に設置
する必要はない。
10、11のシールドケース10b、11bはコロナ放
電電極10a、11aから与えられる電流Isをグラン
ド側へ落としているが、このシールドケース10b、1
1bとグランド間の電圧Vsを安定させてスコロトロン
の破壊を防止するために、本実施例では必要に応じて第
4サージアブソーバ23を介装している。なお、該第4
サージアブソーバ23は特に小型の放電器を用いた場合
に必要とされるものであって、大型のものでは特に設置
する必要はない。
【0055】次に、上記構成の動作を説明すると、複写
機のプリントキー(図示せず)の操作と同期してドラム
1が回転駆動する間に、該ドラム表面は1次側スコロト
ロン10により帯電が施されて表面電位が上昇し、引き
続き2次側スコロトロン11により更に帯電が施され
る。このとき2次側スコロトロン11のグリッド電極1
1cにはドラム1の表面電位に対応したグリッド電流I
g2が流れ、該グリッド電流Ig2は電流/電圧変換抵
抗15によって電圧Vgに変換され、比較器13の(+)
入力端子に与えられる。
機のプリントキー(図示せず)の操作と同期してドラム
1が回転駆動する間に、該ドラム表面は1次側スコロト
ロン10により帯電が施されて表面電位が上昇し、引き
続き2次側スコロトロン11により更に帯電が施され
る。このとき2次側スコロトロン11のグリッド電極1
1cにはドラム1の表面電位に対応したグリッド電流I
g2が流れ、該グリッド電流Ig2は電流/電圧変換抵
抗15によって電圧Vgに変換され、比較器13の(+)
入力端子に与えられる。
【0056】一方、比較器13の(−)入力端子には、補
正されていない基準電圧の鋸歯状波Cvが与えられる。
このとき比較器13からは、該鋸歯状波Cvと電圧Vg
とを比較することによって得られたパルス幅変調信号P
cが出力される。この場合、該パルス幅変調信号Pcの
デューティはドラム温度が基準温度である45℃よりも
高くなっているとすると、50%よりも低い値となる。
正されていない基準電圧の鋸歯状波Cvが与えられる。
このとき比較器13からは、該鋸歯状波Cvと電圧Vg
とを比較することによって得られたパルス幅変調信号P
cが出力される。この場合、該パルス幅変調信号Pcの
デューティはドラム温度が基準温度である45℃よりも
高くなっているとすると、50%よりも低い値となる。
【0057】このデューティを有するパルス幅変調信号
Pcは基準電圧供給回路19に入力され、PWMデコー
ダ20によって復調されてCPU21に与えられる。C
PU21ではその復調信号から比較器出力のデューティ
を読み取り、このデューティから基準電圧Cvの鋸歯状
波電圧データの補正量を決定する。この補正量は図7の
グラフに対応して導き出されるものであり、その結果は
図6に示した通り、実測値に基づく現像部4における暗
減衰量と対応する適正値となる。
Pcは基準電圧供給回路19に入力され、PWMデコー
ダ20によって復調されてCPU21に与えられる。C
PU21ではその復調信号から比較器出力のデューティ
を読み取り、このデューティから基準電圧Cvの鋸歯状
波電圧データの補正量を決定する。この補正量は図7の
グラフに対応して導き出されるものであり、その結果は
図6に示した通り、実測値に基づく現像部4における暗
減衰量と対応する適正値となる。
【0058】上記のようにして補正された基準電圧Cv
の鋸歯状波電圧データはD/A変換器22でアナログ信
号に変換されて、比較器13の(−)入力端子にフィード
バックされる。その結果、比較器13では基準電圧Cv
の中心電位Cvcが上がるので、比較器13から出力さ
れるパルス幅変調信号Pc’の幅が狭くなり、つまりデ
ューティが低下し、これによって比較器13の出力によ
ってON、OFFするトランジスタ16のON期間が短
くなり、第2、第3サージアブソーバ17、18が共に
作動する期間が長くなる。
の鋸歯状波電圧データはD/A変換器22でアナログ信
号に変換されて、比較器13の(−)入力端子にフィード
バックされる。その結果、比較器13では基準電圧Cv
の中心電位Cvcが上がるので、比較器13から出力さ
れるパルス幅変調信号Pc’の幅が狭くなり、つまりデ
ューティが低下し、これによって比較器13の出力によ
ってON、OFFするトランジスタ16のON期間が短
くなり、第2、第3サージアブソーバ17、18が共に
作動する期間が長くなる。
【0059】従って、帯電期間内においては、1次側ス
コロトロン10のグリッド電圧が高くなり、そのグリッ
ド電流Ig1が少なくなる時間比率が増大して、該1次
側スコロトロン10のグリッド電極10cへ吸収される
電荷量は多くなる。その分、ドラム表面に施される帯電
量が増大し、その表面電位が上昇する。これはドラム1
の表面温度が高くなった分だけ現像部4における表面電
位が低下するのを補正することを意味している。
コロトロン10のグリッド電圧が高くなり、そのグリッ
ド電流Ig1が少なくなる時間比率が増大して、該1次
側スコロトロン10のグリッド電極10cへ吸収される
電荷量は多くなる。その分、ドラム表面に施される帯電
量が増大し、その表面電位が上昇する。これはドラム1
の表面温度が高くなった分だけ現像部4における表面電
位が低下するのを補正することを意味している。
【0060】逆に、ドラム1の表面温度が基準温度であ
る45℃よりも低いときは、制御系が全て逆に作動し、
ドラム1の表面電位は低くくなるように補正される。こ
のように本実施例では比較器13のパルス出力のデュー
ティが補正されて1次側スコロトロン10のグリッド電
極10cを流れる電流Ig1が変更され、帯電量を増加
または減少させることができる。
る45℃よりも低いときは、制御系が全て逆に作動し、
ドラム1の表面電位は低くくなるように補正される。こ
のように本実施例では比較器13のパルス出力のデュー
ティが補正されて1次側スコロトロン10のグリッド電
極10cを流れる電流Ig1が変更され、帯電量を増加
または減少させることができる。
【0061】また、連続複写時等において、ドラムが1
回転し、所定の複写プロセスを終了して再び帯電工程が
開始されるときは、基準電圧供給回路19のCPU21
では補正された基準電圧の鋸歯状波電圧データが元の設
定値に戻され、次回の複写プロセスに備えられる。
回転し、所定の複写プロセスを終了して再び帯電工程が
開始されるときは、基準電圧供給回路19のCPU21
では補正された基準電圧の鋸歯状波電圧データが元の設
定値に戻され、次回の複写プロセスに備えられる。
【0062】図8は本発明の他の実施例を示している。
この実施例では、表面電位検出手段としてスコロトロン
11を用いている点は前記実施例と同様であるが、帯電
装置をコロトロン24により構成し、該コロトロン24
のコロナ放電電極24aに印加する電圧を制御系によっ
て制御するようにしている点で相違している。なお、本
実施例において前記実施例と構成及び作用が共通する部
分には共通の符号を付し、重複を避けるためにその説明
を省略する。
この実施例では、表面電位検出手段としてスコロトロン
11を用いている点は前記実施例と同様であるが、帯電
装置をコロトロン24により構成し、該コロトロン24
のコロナ放電電極24aに印加する電圧を制御系によっ
て制御するようにしている点で相違している。なお、本
実施例において前記実施例と構成及び作用が共通する部
分には共通の符号を付し、重複を避けるためにその説明
を省略する。
【0063】本実施例では、コロトロン24のコロナ放
電電極24aと、該コロナ放電電極24aに高電圧を印
加する1次側高電圧定電流電源回路12aとの間に印加
電圧可変回路25が設けられており、この印加電圧可変
回路25において比較器13のパルス幅変調信号Pc’
に基づいて1次側高電圧定電流電源回路12aの出力電
圧を制御し、これによって得られた電圧が前記コロトロ
ン24のコロナ放電電極24aに印加されるように構成
している。
電電極24aと、該コロナ放電電極24aに高電圧を印
加する1次側高電圧定電流電源回路12aとの間に印加
電圧可変回路25が設けられており、この印加電圧可変
回路25において比較器13のパルス幅変調信号Pc’
に基づいて1次側高電圧定電流電源回路12aの出力電
圧を制御し、これによって得られた電圧が前記コロトロ
ン24のコロナ放電電極24aに印加されるように構成
している。
【0064】前記印加電圧可変回路25は、特にこれに
限定されるものではないが、図9に示すように構成され
ている。この図において、26は比較器13から与えら
れるパルス幅変調信号Pc’によって制御されるリレー
スイッチであって、比較器13の出力が高レベルのとき
OFFで、低レベルのときONになる。27はコンデン
サ、28は放電抵抗である。この印加電圧可変回路25
はリレースイッチ26のON期間が長ければ出力電圧は
高くなり、ON期間が短ければ低くなる。
限定されるものではないが、図9に示すように構成され
ている。この図において、26は比較器13から与えら
れるパルス幅変調信号Pc’によって制御されるリレー
スイッチであって、比較器13の出力が高レベルのとき
OFFで、低レベルのときONになる。27はコンデン
サ、28は放電抵抗である。この印加電圧可変回路25
はリレースイッチ26のON期間が長ければ出力電圧は
高くなり、ON期間が短ければ低くなる。
【0065】上記構成においては、ドラム1が回転駆動
する間に、該ドラム表面はコロトロン24により帯電が
施されて表面電位が上昇し、引き続きスコロトロン11
により更に帯電が施される。
する間に、該ドラム表面はコロトロン24により帯電が
施されて表面電位が上昇し、引き続きスコロトロン11
により更に帯電が施される。
【0066】このときのドラム1の表面電位はスコロト
ロン11のグリッド電流Ig2によって検出され、ま
た、基準電圧供給回路19においては、前記実施例と同
様のプロセスによって、比較器13のパルス幅変調信号
Pcに基づき基準電圧の鋸歯状波電圧データが補正さ
れ、補正後アナログ変換された基準電圧の鋸歯状波C
v’と前記スコロトロン11による表面電位検出値が比
較器13で比較される。
ロン11のグリッド電流Ig2によって検出され、ま
た、基準電圧供給回路19においては、前記実施例と同
様のプロセスによって、比較器13のパルス幅変調信号
Pcに基づき基準電圧の鋸歯状波電圧データが補正さ
れ、補正後アナログ変換された基準電圧の鋸歯状波C
v’と前記スコロトロン11による表面電位検出値が比
較器13で比較される。
【0067】該比較器13による比較結果はパルス幅変
調信号Pc’として印加電圧可変回路25に与えられ
る。この場合、ドラム1の温度が高く、ドラム表面が帯
電しにくい上に暗減衰量が大きいときは、比較器13の
パルス出力のデューティが低くなるので、リレースイッ
チ24のON期間が長くなって、印加電圧可変回路25
の出力電圧は高くなる。従って、コロトロン24のコロ
ナ放電電極24aによってドラム1に施される帯電量
は、基準電圧供給回路19によって補正された比較器出
力のデューティに基づいて変化した印加電圧可変回路2
5の出力電圧によって適正量増大し、その表面電位が上
昇するように補正される。
調信号Pc’として印加電圧可変回路25に与えられ
る。この場合、ドラム1の温度が高く、ドラム表面が帯
電しにくい上に暗減衰量が大きいときは、比較器13の
パルス出力のデューティが低くなるので、リレースイッ
チ24のON期間が長くなって、印加電圧可変回路25
の出力電圧は高くなる。従って、コロトロン24のコロ
ナ放電電極24aによってドラム1に施される帯電量
は、基準電圧供給回路19によって補正された比較器出
力のデューティに基づいて変化した印加電圧可変回路2
5の出力電圧によって適正量増大し、その表面電位が上
昇するように補正される。
【0068】逆に、ドラム1の温度が低いときは制御系
が上記とは全て逆に作動し、ドラム1の表面電位が下降
するように補正される。このように本実施例では比較器
13のパルス出力のデューティに応じてコロトロン24
のコロナ放電電極24aに印加される電圧が変更され、
その結果、コロナ放電電極24aにはドラム温度に基づ
いて補正された表面電位と、実際に帯電されたドラム1
の表面電位との差を解消するために必要な帯電量を与え
る電圧が新たに増加または減少されて印加される。
が上記とは全て逆に作動し、ドラム1の表面電位が下降
するように補正される。このように本実施例では比較器
13のパルス出力のデューティに応じてコロトロン24
のコロナ放電電極24aに印加される電圧が変更され、
その結果、コロナ放電電極24aにはドラム温度に基づ
いて補正された表面電位と、実際に帯電されたドラム1
の表面電位との差を解消するために必要な帯電量を与え
る電圧が新たに増加または減少されて印加される。
【0069】なお、上記各実施例では、基準電圧供給回
路19における基準電圧補正動作として、該基準電圧の
鋸歯状波Cvの波形を変更することなく、2次側スコロ
トロン11による検出電圧Vgと基準電圧Cvとの比較
値としての比較器出力のデューティを補正して比較器1
3にフィードバックして得られた比較器出力のデューテ
ィに対応してその中心電位Cvcを上下にシフトさせる
ようにしているが、これとは別のプロセスとして、図1
0に示すように、基準電圧の鋸歯状波Cvの中心電位C
vcを上下にシフトさせることなく、その振幅を補正さ
れた比較器出力のデューティに対応して変更することに
より、比較器13の出力パルスPcのデューティを変更
することができる。
路19における基準電圧補正動作として、該基準電圧の
鋸歯状波Cvの波形を変更することなく、2次側スコロ
トロン11による検出電圧Vgと基準電圧Cvとの比較
値としての比較器出力のデューティを補正して比較器1
3にフィードバックして得られた比較器出力のデューテ
ィに対応してその中心電位Cvcを上下にシフトさせる
ようにしているが、これとは別のプロセスとして、図1
0に示すように、基準電圧の鋸歯状波Cvの中心電位C
vcを上下にシフトさせることなく、その振幅を補正さ
れた比較器出力のデューティに対応して変更することに
より、比較器13の出力パルスPcのデューティを変更
することができる。
【0070】即ち、補正値が0である基準温度における
基準電圧Cvが図10の破線で示す振幅の鋸歯状波であ
る場合、ドラム温度が基準温度よりも高くなったとき
は、そのときの補正値に応じて該基準電圧の鋸歯状波は
その振幅が図10の実線で示すように大きくなるように
補正されるようにする。このように基準電圧の鋸歯状波
の振幅を調整することによっても、補正された基準電圧
の鋸歯状波Cv’とドラム表面電位の検出値Vgとを比
較して得られた比較器13の出力パルス幅は実際のドラ
ム表面電位の変化量に対応して前記破線で示すパルス幅
よりも狭くすることができる。
基準電圧Cvが図10の破線で示す振幅の鋸歯状波であ
る場合、ドラム温度が基準温度よりも高くなったとき
は、そのときの補正値に応じて該基準電圧の鋸歯状波は
その振幅が図10の実線で示すように大きくなるように
補正されるようにする。このように基準電圧の鋸歯状波
の振幅を調整することによっても、補正された基準電圧
の鋸歯状波Cv’とドラム表面電位の検出値Vgとを比
較して得られた比較器13の出力パルス幅は実際のドラ
ム表面電位の変化量に対応して前記破線で示すパルス幅
よりも狭くすることができる。
【0071】また、上記各実施例では、比較器13にお
いて、基準電圧供給回路19で補正した基準電圧と、表
面電位検出手段としてのスコロトロン11のグリッド電
流Ig2によって検出された値とを比較するように構成
したが、図11に示すように予め設定した基準電圧の鋸
歯状波出力の中心電位Cvcを補正することなく比較器
13の(−)入力端子に与える一方、前記スコロトロン1
1のグリッド電流Ig2を抵抗15で電流/電圧変換し
た電位Vgを検出電圧補正回路29によって補正し、そ
の補正された電圧を比較器13の(+)入力端子に与える
ようにしてもよい。
いて、基準電圧供給回路19で補正した基準電圧と、表
面電位検出手段としてのスコロトロン11のグリッド電
流Ig2によって検出された値とを比較するように構成
したが、図11に示すように予め設定した基準電圧の鋸
歯状波出力の中心電位Cvcを補正することなく比較器
13の(−)入力端子に与える一方、前記スコロトロン1
1のグリッド電流Ig2を抵抗15で電流/電圧変換し
た電位Vgを検出電圧補正回路29によって補正し、そ
の補正された電圧を比較器13の(+)入力端子に与える
ようにしてもよい。
【0072】この場合、前記検出電圧補正回路29は、
2次側スコロトロン11による検出電圧Vgと基準電圧
Cvとの比較値としての比較器出力のデューティを補正
して比較器13にフィードバックして得られた比較器出
力のデューティによって前記スコロトロン11で検出さ
れた電圧を上下にシフトさせる。即ち、図12に示すよ
うに、比較器13においては基準電圧Cvに対して検出
電圧がドラム1の温度によって破線で示す電位Vgから
実線で示す電位Vg’まで下方にシフトされることによ
り、比較器13から出力されるパルス幅変調信号Pc’
のデューティが基準パルスPcよりも高くなるように調
整される。
2次側スコロトロン11による検出電圧Vgと基準電圧
Cvとの比較値としての比較器出力のデューティを補正
して比較器13にフィードバックして得られた比較器出
力のデューティによって前記スコロトロン11で検出さ
れた電圧を上下にシフトさせる。即ち、図12に示すよ
うに、比較器13においては基準電圧Cvに対して検出
電圧がドラム1の温度によって破線で示す電位Vgから
実線で示す電位Vg’まで下方にシフトされることによ
り、比較器13から出力されるパルス幅変調信号Pc’
のデューティが基準パルスPcよりも高くなるように調
整される。
【0073】なお、表面電位検出手段としては、上記各
実施例のように帯電装置のドラム回転方向下流側に配設
したスコロトロン11により構成することが望ましい
が、これに代えて表面電位計を使用することも可能であ
る。また、本発明はドラム状感光体を使用した画像形成
装置の他、ベルト状感光体等を使用したものにも適用で
きることは勿論である。
実施例のように帯電装置のドラム回転方向下流側に配設
したスコロトロン11により構成することが望ましい
が、これに代えて表面電位計を使用することも可能であ
る。また、本発明はドラム状感光体を使用した画像形成
装置の他、ベルト状感光体等を使用したものにも適用で
きることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光体表
面電位制御装置では、帯電装置で帯電された感光体の表
面電位を検出して、その検出結果と基準電圧とを比較し
て得られた制御信号に基づいて、その時点における表面
電位検出手段の検出電圧または基準電圧の電位を相対的
に補正するようにしているので、複写機における連続複
写時のように、感光体が高速移動する場合にも感光体の
表面電位は、該感光体の温度、光、環境条件の変動によ
る帯電能、暗減衰量の変化に即して適正な値に補正され
る。
面電位制御装置では、帯電装置で帯電された感光体の表
面電位を検出して、その検出結果と基準電圧とを比較し
て得られた制御信号に基づいて、その時点における表面
電位検出手段の検出電圧または基準電圧の電位を相対的
に補正するようにしているので、複写機における連続複
写時のように、感光体が高速移動する場合にも感光体の
表面電位は、該感光体の温度、光、環境条件の変動によ
る帯電能、暗減衰量の変化に即して適正な値に補正され
る。
【0075】従って、通常の複写動作中に、複写動作を
妨げることなく帯電装置への印加電圧値を補正すること
ができ、帯電不足あるいは帯電むらの虞もなく、しかも
感光体がおかれた環境状態の変化に対応して制御信号が
リアルタイムで変化することにより、帯電装置の印加電
圧制御をタイムラグなく行うことができ、その結果、感
光体の表面電位を高精度に制御し得る。
妨げることなく帯電装置への印加電圧値を補正すること
ができ、帯電不足あるいは帯電むらの虞もなく、しかも
感光体がおかれた環境状態の変化に対応して制御信号が
リアルタイムで変化することにより、帯電装置の印加電
圧制御をタイムラグなく行うことができ、その結果、感
光体の表面電位を高精度に制御し得る。
【0076】請求項7の比較電圧補正手段を用いたとき
は、帯電時に感光体表面に流れ込む電流値と、帯電後一
定期間経過時における前記感光体表面電位の暗減衰量と
の関数関係から導かれた補正情報と、制御信号発生手段
の出力とを対照することにより得られた補正値に対応し
て表面電位検出手段の検出電圧または基準電圧の電位を
相対的に補正することができるので、温度センサ等のよ
うに感光体周囲の環境状態を計測するための機器も不必
要となる。
は、帯電時に感光体表面に流れ込む電流値と、帯電後一
定期間経過時における前記感光体表面電位の暗減衰量と
の関数関係から導かれた補正情報と、制御信号発生手段
の出力とを対照することにより得られた補正値に対応し
て表面電位検出手段の検出電圧または基準電圧の電位を
相対的に補正することができるので、温度センサ等のよ
うに感光体周囲の環境状態を計測するための機器も不必
要となる。
【図1】 本発明の実施例装置を備えた複写機要部を模
式的に示す断面図。
式的に示す断面図。
【図2】 帯電部の構成を示す一部切欠斜視図。
【図3】 本発明の実施例における電気的構成を模式的
に示す回路図。
に示す回路図。
【図4】 比較器の基本的な動作を説明するための波形
図。
図。
【図5】 帯電部におけるドラム表面への流入電流と現
像部における暗減衰量との関係を示す線図。
像部における暗減衰量との関係を示す線図。
【図6】 ドラム表面への流入電流に対する基準電圧の
補正量を比較器出力のデューティとの関係で示す示す線
図。
補正量を比較器出力のデューティとの関係で示す示す線
図。
【図7】 比較器における鋸歯状波の中心電位の補正の
様子を示す波形図。
様子を示す波形図。
【図8】 本発明の他の実施例における電気的構成を模
式的に示す回路図。
式的に示す回路図。
【図9】 印加電圧可変回路の具体的な一例を示す回路
図。
図。
【図10】 別の基準電圧補正方式による基準電圧と比
較器出力の波形図。
較器出力の波形図。
【図11】 本発明の更に他の実施例における制御系の
要部を示す回路図。
要部を示す回路図。
【図12】 その基準電圧と比較器出力の波形図。
【図13】 先行技術における時間経過に伴う感光体の
表面電位特性を示す線図。
表面電位特性を示す線図。
1 感光体 10 帯電装置(1次側スコロトロン) 10c グリッド電極 11 表面電位検出手段(2次側スコロトロン) 11c グリッド電極 13 制御信号発生手段 19 比較電圧補正手段 24 帯電装置(コロトロン) 24a コロナ放電電極 29 基準電圧補正部(検出電圧補正回路)
フロントページの続き (72)発明者 福田 基之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 感光体表面に帯電を施す帯電装置と、該
帯電装置で帯電された感光体の表面電位を検出する表面
電位検出手段と、該表面電位検出手段の検出電圧と基準
電圧とに基づいて前記帯電装置による感光体表面への帯
電量を制御するための制御信号を発生する制御信号発生
手段と、該制御信号発生手段の出力に基づいて前記表面
電位検出手段の検出電圧または基準電圧の電位を相対的
に補正する比較電圧補正手段とを具備することを特徴と
する感光体表面電位制御装置。 - 【請求項2】 帯電装置はスコロトロンであり、このス
コロトロンのグリッド電流が制御されるように構成した
請求項1の感光体表面電位制御装置。 - 【請求項3】 帯電装置はコロトロンであり、このコロ
トロンのコロナ放電電極に印加する電圧が制御されるよ
うに構成した請求項1の感光体表面電位制御装置。 - 【請求項4】 表面電位検出手段は、帯電装置と感光体
移動方向下流側で隣接して配置されている請求項1の感
光体表面電位制御装置。 - 【請求項5】 表面電位検出手段は、感光体の表面電位
検出信号としてグリッド電流を電流/電圧変換した検出
電圧を制御信号発生手段に与えるスコロトロンである請
求項1の感光体表面電位制御装置。 - 【請求項6】 制御信号発生手段の出力は、表面電位検
出手段の検出信号電圧と基準電圧とを比較して得られた
パルス幅変調信号である請求項1の感光体表面電位制御
装置。 - 【請求項7】 比較電圧補正手段は、帯電時に感光体表
面に流れ込む電流値と、帯電後一定期間経過時における
前記感光体表面電位の暗減衰量との関数関係から導かれ
た補正情報と、制御信号発生手段の出力とを対照するこ
とにより得られた補正値に対応して表面電位検出手段の
検出電圧または基準電圧の電位を相対的に補正するよう
に構成されている請求項1の感光体表面電位制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4295913A JPH06149017A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 感光体表面電位制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4295913A JPH06149017A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 感光体表面電位制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06149017A true JPH06149017A (ja) | 1994-05-27 |
Family
ID=17826765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4295913A Pending JPH06149017A (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | 感光体表面電位制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06149017A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109793A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP4295913A patent/JPH06149017A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016109793A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
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