JPH05301548A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JPH05301548A
JPH05301548A JP4134257A JP13425792A JPH05301548A JP H05301548 A JPH05301548 A JP H05301548A JP 4134257 A JP4134257 A JP 4134257A JP 13425792 A JP13425792 A JP 13425792A JP H05301548 A JPH05301548 A JP H05301548A
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JP
Japan
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pillar
weather strip
pillar weather
center pillar
strips
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JP4134257A
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Atsushi Hikosaka
篤志 彦坂
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動車のセンタピラーに取付けられて、フロ
ントドアガラスの後端縁およびリヤドアガラスの前端縁
が圧接されるウエザストリップにおいて、一体感があっ
て見栄えがよく、かつ取付け作業性のよい構造を実現す
ることである。 【構成】 センタピラー2に取付けられるウエザストリ
ップをフロント側の第1のピラーウエザストリップ7A
と、リヤ側の第2のピラーウエザストリップ7Bで構成
し、両ピラーウエザストリップ7A、7Bはセンタピラ
ー2への取付部71および相対向する衝合部72を備
え、両ピラーウエザストリップ7A、7Bを衝合部72
を衝合密着せしめてセンタピラー2に固定し、両ピラー
ウエザストリップ7A、7Bの衝合部72の外端に形成
された突縁73を1本のモール75で覆嵌する構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ウエザストリッ
プ、特にセンタピラーに取付けられるウエザストリップ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4に示すようなサッシュレスドア1
A、1Bを備えた自動車のセンタピラー2には、フロン
トドアガラス3Aの後端縁およびリヤドアガラス3Bの
前端縁が圧接するウエザストリップ(以下、ピラーウエ
ザストリップという)が取付けられている。ピラーウエ
ザストリップには、フロント側とリヤ側を一体とした一
体タイプと、両者を別体とした別体タイプがある(実開
平2−135327号)。
【0003】図5に示すように、一体タイプのピラーウ
エザストリップ4では、その上端とフロント側およびリ
ヤ側のルーフサイドウエザストリップ5A、5BとはT
字形の型成形接続部6で接続される。一方、図6に示す
ように別体タイプのピラーウエザストリップ4A、4B
は通常、それぞれがルーフサイドウエザストリップ5
A、5BにL字形の型成形接続部6A、6Bで接続され
る。
【0004】そして、この両タイプを比較すると、一体
タイプ4は、外観的に一体感があって見栄えがよいが、
接続部6を成形するための金型の構造が複雑であり、ま
た3本のウエザストリップの端部を1つの金型内にセッ
トしなければならないので成形作業も複雑であるととも
に、一体とされたルーフサイドウエザストリップ5A、
5Bおよびピラーウエザストリップ4を同時に車体に組
付けなければならず、組付作業が面倒である。
【0005】これに対して、別体タイプ4A、4Bは、
接続部6A、6Bを成形する金型の構造がシンプルであ
って成形作業も容易であるとともに、車体への組付けも
フロント側とリヤ側を別々に行ない得るから組付作業が
容易である。しかしながら、ピラー部の外観において一
体感に欠け、見栄えが劣る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は一体タ
イプの外観を有し、かつ別体タイプの組付けおよび型成
形接続作業の容易性を有するピラーウエザストリップを
提供することを課題としてなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は図2に示すよう
にピラーウエザストリップをフロント側の第1のピラー
ウエザストリップ7Aとリヤ側の第2のピラーウエザス
トリップ7Bで構成し、両ピラーウエザストリップ7
A、7Bはセンタピラー2への取付部71および衝合部
72をソリッド材で形成するとともにドアガラス3A、
3Bが圧接する中空状のシール部74をスポンジ材で形
成し、両ウエザストリップ7A、7Bの衝合部72を衝
合密着せしめてセンタピラー2に固定し、両ウエザスト
リップ7A、7Bの衝合部72の外端に形成した突縁7
3に1本のモール75を覆嵌したことを特徴とする。
【0008】
【作用】しかして本発明によれば、ピラーウエザストリ
ップを分割タイプとしたことで車体への組付けが容易と
なり、分割された両ウエザストリツプの衝合端をモール
で覆嵌したことで一体タイプの外観が与えられる。
【0009】
【実施例】図1および図2に示す実施例において、図1
に示すように、ピラーウエザストリップ7は2本のピラ
ーウエザストリップ7A、7Bよりなる。フロント側の
第1のピラーウエザストリップ7Aの上端はL字形の型
成形接続部8Aによりフロント側のルーフサイドウエザ
ストリップ5Aに接続され、リヤ側の第2のピラーウエ
ザストリップ7Bの上端はL字形の型成形接続部8Bに
よりリヤ側のルーフサイドウエザストリップ5Bに接続
されている。両ピラーウエザストリップ7A、7Bの下
端にはそれぞれ型成形端末部70A、70Bが形成して
ある。
【0010】図2に示すように、センタピラー2の外面
は断面山型形状としてあり、フロント側の傾斜面21a
が第1のピラーウエザストリップ7Aの取付面を形成
し、リヤ側の傾斜面21bが第2のピラーウエザストリ
ップ7Bの取付面を形成している。センタピラー2の前
後のフランジ22a、22bにはそれぞれトリム9A、
9Bが覆着してある。
【0011】両ピラーウエザストリップ7A、7Bはほ
ぼ同一構造を有しており、その構造を第1のピラーウエ
ザストリップ7Aにより説明する。
【0012】第1のピラーウエザストリップ7Aはゴム
の一体押出成形体で、フロントピラー2の傾斜面21a
に沿う取付部71と、取付部71の外端から車外方向へ
伸びる衝合部72を備えており、衝合部72の外端には
上下方向に断面L字形の突縁73が形成してある。取付
部72および突縁73を含む衝合部72はソリッドゴム
で構成されている。取付部71には平板状の補強インサ
ート76が埋設してある。
【0013】衝合部72からはスポンジゴムよりなる中
空状のシール部74が突出しており、該シール部74に
フロントドアガラス3Aの後端縁が圧接される。取付部
71の内端からは、先端にシールリップ771を有する
サブシール部77が突出しており、シールリップ771
がフロントドアガラス3Aの後部内面に圧接する。
【0014】第2のピラーウエザストリップ7Bは、第
1のピラーウエザストリップ7Aと前後方向に対称形状
となっており、対応部分を同一符号により示す。第2の
ピラーウエザストリップ7Bでは、その中空状のシール
部74がリヤドアガラス3Bの前端縁に圧接し、サブシ
ール部77のリップ771がリヤドアガラス3Bの前部
内面に圧接する。
【0015】両ピラーウエザストリップ7A、7Bは、
その衝合部72をセンタピラー2の外面の頂点位置で衝
合密着せしめた状態で、取付部71をそれぞれセンタピ
ラー2の前後の傾斜取付面21a、21bにビス10に
て固定することにより取付けられる。この結果、両ピラ
ーウエザストリップ7A、7Bの衝合外端では、両突縁
73が密着して断面T字形の突縁となる。なお、型成形
接続部8A、8B(図1)にも上記L字形の突縁73を
延長する突縁が形成されており、両ピラーウエザストリ
ップ7A、7Bを取付けることにより、衝合端に沿って
上下方向に伸びるT字形となった突縁73が形成され
る。
【0016】そしてT字形となった突縁73にその上方
側から断面C字形の1本のモール75を覆嵌すること
で、中央にモール75を備え、第1および第2のピラー
ウエザストリップ7A、7Bが外観上一体化されたピラ
ーウエザストリップが構成される。
【0017】図3は他の実施例を示すもので、上記実施
例との相違点を中心に説明する。
【0018】第1のピラーウエザストリップ7Aと第2
のピラーウエザストリップ7Bの衝合部72の合せ面に
は互に嵌合する段部721が形成してあり、これにより
両衝合部72の位置合せが容易となる。
【0019】両ピラーウエザストリップ7A、7Bに
は、取付部71および衝合部72を周壁の一部とし、内
部に仕切壁740を有する中空状のシール部74が形成
してある。
【0020】両ピラーウエザストリップ7A、7Bの固
定にはピン付きクリップ12を用い、重ね合わされた第
1のピラーウエザストリップ7Aの取付部71およびセ
ンタピラー2の傾斜角21a、および第2のピラーウエ
ザストリップ7Bの取付部71およびセンタピラー2の
傾斜面21bにそれぞれ予め貫通せしめたクリップ12
に、ピン120をシール部74を介して外部から押込む
ことにより両ピラーウエザストリップ7A、7Bが固定
される。本実施例のピラーウエザストリップ7A、7B
はドアガラス3A、3Bの内面に圧接するサブシール部
77(図2)を有しない。他の構造は上記実施例と実質
的に同じであり、対応部分を同一符号にて示す。
【0021】
【発明の効果】本発明はピラーウエザストリップを分割
タイプとしたから、第1のピラーウエザストリップを含
むフロントドアガラスシール用のウエザストリップと、
第2のピラーウエザストリップを含むリヤドアガラスシ
ール用のウエザストリップを別個に車体に組付けること
ができるから組付作業が容易である。また、第1および
第2のウエザストリップは外観に現れる衝合端がモール
によって覆われているから、一体タイプの良好な見栄え
が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピラーウエザストリップの第1の実施
例の正面図である。
【図2】上記ピラーウエザストリップの図1のII−II線
に沿う位置での取付状態断面図である。
【図3】本発明の他のピラーウエザストリップの取付状
態断面図である。
【図4】本発明のピラーウエザストリップが適用される
自動車の側面図である。
【図5】従来のピラーウエザストリップの上部の正面図
である。
【図6】従来の他のピラーウエザストリップの上部の正
面図である。
【符号の説明】
2 センタピラー 3A フロントドアガラス 3B リヤドアガラス 5A、5B ルーフサイドウエザストリップ 7A 第1のピラーウエザストリップ 7B 第2のピラーウエザストリップ 71 取付部 72 衝合部 73 突縁 75 モール

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のセンタピラー外面の前半部に沿
    って取付けられてフロントドアガラスの後端縁が圧接さ
    れる第1のピラーウエザストリップと、センタピラー外
    面の後半部に沿って取付けられてリヤドアガラスの前端
    縁が圧接される第2のピラーウエザストリップとからな
    り、両ピラーウエザストリップはセンタピラー外面への
    取付部と、相互に対向する衝合部と、ドアガラスが圧接
    するシール部を備え、両ピラーウエザストリップは衝合
    部を衝合密着せしめてセンタピラーに固定し、互に衝合
    密着する両ピラーウエザストリップの衝合部の外端突縁
    を1本のモールで覆嵌してなる自動車用ウエザストリッ
    プ。
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