JPH05301197A - センタリング尺を備えた孔明けパンチ - Google Patents

センタリング尺を備えた孔明けパンチ

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JPH05301197A
JPH05301197A JP13023092A JP13023092A JPH05301197A JP H05301197 A JPH05301197 A JP H05301197A JP 13023092 A JP13023092 A JP 13023092A JP 13023092 A JP13023092 A JP 13023092A JP H05301197 A JPH05301197 A JP H05301197A
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JP
Japan
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base
punch
centering
hole
paper
Prior art date
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Pending
Application number
JP13023092A
Other languages
English (en)
Inventor
Chuzo Mori
忠三 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KARL JIMUKI KK
CARL Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
KARL JIMUKI KK
CARL Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二穴孔明けパンチに四穴の孔明けの機能を持
たせ、かつ、センタリング尺を短くして小型化するこ
と。 【構成】 センタリング尺12を備えた二穴孔明けパンチ
の二つのパンチ2、3のうちそれぞれ基台10の側面 101
に近い側のパンチ2、3の中心から基台10の側面101ま
での距離を規格紙の所定位置に四穴孔明けしたときの最
端部の孔5、6の中心から規格紙の端縁までの距離L6に
等しくする。これにより、紙の端縁を基台10の側面に合
わせて位置決することにより所定の位置に四穴の孔を明
けることができる。したがって、センタリング尺12の長
さは通常の二穴の孔を明けるのに適した長さでよいこと
になり、その長さを短くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は二穴孔明けパンチに四穴
の孔明けの機能を持たせ、かつ、センタリング尺を短く
して小型化したセンタリング尺を備えた孔明けパンチに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】基台にスライド可能に設けたセンタリン
グ尺に合わせて紙を定置し、紙の中央に二つの孔を開け
るセンタリング尺を備えた孔明けパンチが一般的によく
知られている。そこで、このセンタリング尺を備えた二
穴パンチを用いて四つの孔を明ける従来例を図16に示し
て説明する。
【0003】図16は通常の二穴パンチと規格紙A4との関
係を縮尺1/2の正確な寸法で作図し模式図として示し
たものであり、それぞれパンチ2および3の間の距離L1
は80ミリ、基台1の幅L2は 120ミリ、規格紙A4の紙4の
長い辺の寸法L3は 297ミリである。そこで、この二穴パ
ンチを用いて規格紙A4の紙4に四穴の孔明けをする場合
に最も左側にある孔5の位置がパンチ2の位置に位置な
るようにセンタリング尺7を基台1に対してスライド
し、紙4を4′の位置までずらせてその端縁8をセンタ
リング尺7の基準面9に当接させて位置決めし、孔5は
パンチ2により、またパンチ2の位置にはパンチ3によ
り孔明けするようにしている。また、孔6側を明ける場
合には紙4を反転して同様に明けをする。したがって、
センタリング尺7の長さL5は保持代L4を考慮して略 200
ミリが必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のセンタリン
グ尺を備えた二穴パンチにおいて、四穴の機能を持たせ
るためには長いセンタリング尺が必要になる。上記具体
例ではセンタリング尺の長さ 200ミリに対して基台1の
幅は 120ミリであるので、センタリング尺7の方が基台
1の幅よりも80ミリも長くなり、センタリング尺7が基
台1の両側に突出した状態になる。このようにセンタリ
ング尺の長さが長いと事務机の上に常時穴明けパンチを
置いておくのが邪魔になり、また引き出しの中に仕舞う
のに場所を取って不便であり、この点で改良すべき問題
がある。
【0005】本発明はセンタリング尺の長さを短くして
小型化し、かつ、二穴孔明けパンチに四穴孔明けの機能
を持たせるようにしたセンタリング尺を備えた孔明けパ
ンチを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明に係る手段は、基台にスライド可能に設けたセ
ンタリング尺に合わせて紙を定置し、腕を押し下げるこ
とにより二つのパンチで孔明けするセンタリング尺を備
えた二穴孔明けパンチにおいて、前記二つのパンチのう
ちそれぞれ前記基台の側面に近い側のパンチの中心から
前記基台の側面までの距離を規格紙の所定位置に四穴孔
明けしたときの最端部の孔の中心から規格紙の端縁まで
の距離に等しくしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明はこのように構成したので次の通りの作
用がある。すなわち、センタリング尺を備えた二穴孔明
けパンチの二つのパンチのうちそれぞれ基台の側面に近
い側のパンチの中心から基台の側面までの距離を規格紙
の所定位置に四穴孔明けしたときの最端部の孔の中心か
ら規格紙の端縁までの距離に等しくしたので、紙の端縁
を基台の側面に合わせて位置決することにより所定の位
置に四穴の孔を明けることが可能になる。これにより、
センタリング尺の基準面を基台の側面に一致させ、この
基準面に合わせて紙を位置決めすることにより四穴の孔
を明けることが可能になり、センタリング尺の長さは通
常の二穴の孔を明けるのに適した長さでよいことになる
のでその長さを短くすることが可能になる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1はセンタリング尺12を備えた二穴孔明けパ
ンチと規格紙との関係を模式図にして示した図であり、
パンチ2および3の間の距離L1はJIS 規格により決めら
れているので従来のものと同じである。
【0009】基台10にはパンチ本体を装着している基盤
11が嵌合されており、基台10の前面にはパンチ2および
3の中心を結ぶ中心線Cに対して平行にスライド可能な
センタリング尺12が設けられている。規格紙は図15にも
示すように横綴じした場合のA4とB5、およびこのA4とB5
を縦に綴じた場合のA5とB6を対象にして示している。
【0010】基台10の側面 101および 102とパンチ2お
よび3の中心との間の距離L6は四穴孔明けした場合の最
端部の孔5および6の中心から規格紙A4の端縁A4′まで
の距離L6に等しくなるようにしている。また、規格紙B5
に対しては基盤11の側面 111とパンチ2および3の中心
との間の距離L7は四穴孔明けした場合の最端部の孔5お
よび6の中心から規格紙B5の端縁B5′までの距離L7に等
しくなるようにしている。本実施例では基台10の側面 1
01、 102と基盤11の側面 111を利用しているが上記寸法
L6とL7の条件を満足すればよく、例えば側面 101、 10
2、 111を利用する代わりに基台10に刻線を設けてもよ
い。
【0011】次に、センタリング尺12を備えた孔明けパ
ンチの具体的構造について説明する。図2において、孔
明けパンチは基台10に後で説明する基盤11が嵌着され、
この基盤11には腕部材13が装着されこの腕部材13にはロ
ック部材14およびセンターが目視可能なように覗き窓15
が形成されている。また、基台10の前面にはセンタリン
グ尺12が12′のようにスライド可能に設けられている。
16は基台10に一体に設けられた位置決部であり、紙の縁
をこの位置決部16に当接して位置決めすることにより紙
の縁から孔明けされる孔の位置までの距離が決められ
る。
【0012】図3および図4において、ロック部材14に
よりロックすることにより腕部材13は押し下げられた状
態でロックされコンパクトになる。位置決部16は腕部材
13の両側に突出するように設けられて紙をこの位置決部
16に当接させて位置決する時に安定した状態で位置決で
きるようになっている。 121は後で説明するセンタリン
グ尺12に一体に設けられた位置決突起である。センタリ
ング尺12は基台10の幅に略等しい長さになている。図5
および図6において、基盤11には紙を差し込むように間
隙部17が形成されており、かつ、この間隙部17に紙の差
し込みを容易にするためのガイド部 112が形成されてい
る。また、センタリング尺12の先端部も同様に紙の差し
込みを容易にするために前方に向かって傾斜している。
【0013】次に図7から図9を用いてセンタリング尺
12について説明する。平面図を示す図7において、セン
タリング尺12の全体の平面形状は位置決突起 121部分の
幅を長くして安定した位置決を可能にし、規格紙に合わ
せて四本の刻線 128が設けられた尺部 123とヘッド部 1
22により形成されている。そして、尺部 123の裏面には
図8および図9に示すようにセンタリング尺12が基台10
の前面に摺接してスライド可能なようにガイド突起 124
が形成され、また、基台10に対して刻線 128に合わせて
センタリング尺12が位置決されるように位置決突起 125
により形成された位置決凹部 126が形成され、この位置
決突起 125とガイド突起 124とはずれた位置にセンタリ
ング尺12が基台10から抜けるのを防止するためのストッ
パ 127が形成されている。
【0014】次に図10から図13を用いて基台10について
説明する。図10において、 101、 102および 111′は図
1で説明した基準となる側面である。そのうち側面 11
1′は基盤11が基台10に嵌着された時の合わせ目に相当
するので実質的に基盤11の側面111と同一の基準面にな
る。また、側面 101側はセンタリング尺12の位置決突起
121が納まるように段部が形成されている。基台10の底
にはパンチ屑を排出するための孔が明けられており、こ
の孔を蓋するための蓋板18が図13にも示すようにヒンジ
19により開閉可能に設けられている。 181はこの蓋板18
を開閉するためのつまみであり、基台10の前壁に形成さ
れた突起と凹部 182との係合により蓋板18の開閉が係止
されるようになっている。 103は基盤11の厚みと略同一
深さに形成された基盤載置部であり、 104は更に深く形
成されたパンチ屑を溜めるための空間部である。
【0015】図11および図12に示すように基台10の前面
側にはセンタリング尺12が挿入されるための挿入空間部
105が形成されており、この挿入空間部 105の底にはガ
イド突起 106、センタリング尺12に形成された位置決凹
部 126が嵌合する位置決突起107およびセンタリング尺1
2に形成されたストッパ 127が係合するストッパ突起108
が形成されている。
【0016】図14において、センタリング尺12に形成し
たガイド突起 124と基台10の挿入空間 105の底に形成し
たガイド突起 106とが図のように嵌合するように、セン
タリング尺12の尺部 123を挿入空間部 105に挿入するこ
とにより、センタリング尺12は基台10にスライド可能に
組み立てられる。基盤11にはバネ22を介して腕部材13が
ピン21により回動可能に取りつけられ、腕部材13に設け
たブラケット 131にはピン20によりパンチ2および3が
取りつけられている。 115はU溝であり腕部材13を押し
下げて孔明けした場合にピン20がこのU溝 115内に逃げ
るようにしてピン20が基盤11に干渉しないようにしてい
る。141 はロック部材14に設けられたロック爪でありこ
のロック爪 141を基盤11に設けた舌片 116に係合するこ
とによりバネ22の弾性力に抗して腕部材13を押し下げた
状態で保持するようになっている。
【0017】このように腕部材13およびパンチ2、3を
搭載した基盤11を基台10に嵌着する。この嵌着に当た
り、基盤11の基板 113を基台10の載置部 103(図13参
照)に載置して基台10の上面と基板 113とを面一にし、
基盤11に形成した脚部 114の下端を空間部 104の底に当
接するようにしてパンチ屑を溜めるための密閉された広
い空間部を形成する。
【0018】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。先ず、二穴の孔明けについて説明す
る。孔明けの前段階の操作としてセンタリング尺12をス
ライドしセンタリング尺12の尺部 123の刻線 128を選択
し、この刻線 128を図1に示すように基台10の側面 101
に合わせる。この場合に位置決凹部 126(図8参照)が
位置決突起 107(図11参照)に嵌合して位置決めされ
る。すなわち、図1に示すようにセンタリング尺12を12
A の位置にスライドしたときにはB6サイズの紙のセンタ
ーに孔明けされ、12B の位置にスライドしたときにはA5
サイズの紙のセンターに孔明けされ、12C の位置にスラ
イドしたときにはB5の横綴じおよびB4の縦綴じに対して
センターに孔明けされ、12D の位置にスライドしたとき
にはA4の横綴じおよびA3の縦綴じに対してセンターに孔
明けすることが可能になる。
【0019】次に、四穴の孔明けについて説明する。こ
の場合の前段階の操作としてはセンタリング尺12を基台
10の挿入空間部 105に全部挿入しセンタリング尺12に形
成した位置決突起16の基準面を基台10の側面 101に密着
させる。そしてこの実施例ではA4の紙の端縁をこの位置
決突起16により位置決して孔明けすることにより、孔5
はパンチ2により明けられパンチ2に位置する孔はパン
チ3により明けられる。そして紙を反転して同様に孔明
けすることにより孔6はパンチ2によりパンチ3に位置
する孔はパンチ2により明けられる。
【0020】次に、B5の紙に四穴の孔を明ける場合には
紙の端縁を基盤11の側面 111に合わせて位置決する。こ
れにより、孔5はパンチ2により明けられパンチ2に位
置する孔はパンチ3により明けられる。そして紙を反転
して同様に孔明けすることにより孔6はパンチ2により
パンチ3に位置する孔はパンチ2により明けられる。上
記説明は基台10の側面 101および基盤11の側面 111を基
準にして四穴の孔を明けるようにしたがこれに限定され
るものではなく、基台10または基盤11のこれら側面 101
および 111に相当する部分に印をつけてこの印に合わせ
るようにしても同様に四穴の孔が明けられる。
【0021】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、セン
タリング尺を備えた二穴孔明けパンチの二つのパンチの
うちそれぞれ基台の側面に近い側のパンチの中心から基
台の側面までの距離を規格紙の所定位置に四穴孔明けし
たときの最端部の孔の中心から規格紙の端縁までの距離
に等しくしたので、紙の端縁を基台の側面に合わせて位
置決することにより所定の位置に四穴の孔を明けること
ができる。これにより、センタリング尺の基準面を基台
の側面に一致させ、この基準面に合わせて紙を位置決め
することにより四穴の孔を明けることができるので、セ
ンタリング尺の長さは通常の二穴の孔を明けるのに適し
た長さでよいことになり、その長さを短くすることがで
き、二穴孔明けパンチに四穴孔明けの機能を持たせ、か
つ、小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す模式図である。
【図2】図1における機能を適用した二穴孔明けパンチ
の斜視図である。
【図3】図2の正面図である。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図4の右側面図である。
【図6】図5において腕部材のロックを外した状態を示
す図である。
【図7】図2におけるセンタリング尺の平面図である。
【図8】図7の裏面図である。
【図9】図7のXーX線における縦断面図である。
【図10】図2における基台の平面図である。
【図11】図10の正面図である。
【図12】図10の左側面図である。
【図13】図10のYーY線における縦断面図である。
【図14】図2のZーZ線における一部縦断面図であ
る。
【図15】規格紙を平面図で示した説明用図である。
【図16】従来例の模式図である。
【符合の説明】
2 パンチ 3 パンチ 10 基台 101 側面 102 側面 11 基盤 111 側面 12 センタリング尺 13 腕部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台にスライド可能に設けたセンタリン
    グ尺に合わせて紙を定置し、腕を押し下げることにより
    二つのパンチで孔明けするセンタリング尺を備えた二穴
    孔明けパンチにおいて、前記二つのパンチのうちそれぞ
    れ前記基台の側面に近い側のパンチの中心から前記基台
    の側面までの距離を規格紙の所定位置に四穴孔明けした
    ときの最端部の孔の中心から規格紙の端縁までの距離に
    等しくしたことを特徴とするセンタリング尺を備えた孔
    明けパンチ。
  2. 【請求項2】 基台にスライド可能に設けたセンタリン
    グ尺に合わせて紙を定置し、腕を押し下げることにより
    二つのパンチで孔明けするセンタリング尺を備えた二穴
    孔明けパンチにおいて、規格紙の所定位置に四穴孔明け
    したときの最端部の孔の中心から規格紙の端縁までの距
    離に等しい位置に前記二つのパンチのうちそれぞれ前記
    基台の側面に近い側のパンチの中心から前記基台に刻線
    を設けたことを特徴とするセンタリング尺を備えた孔明
    けパンチ。
JP13023092A 1992-04-23 1992-04-23 センタリング尺を備えた孔明けパンチ Pending JPH05301197A (ja)

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