JPH05300938A - 内視鏡の湾曲部用ゴムチューブ - Google Patents

内視鏡の湾曲部用ゴムチューブ

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Publication number
JPH05300938A
JPH05300938A JP4129905A JP12990592A JPH05300938A JP H05300938 A JPH05300938 A JP H05300938A JP 4129905 A JP4129905 A JP 4129905A JP 12990592 A JP12990592 A JP 12990592A JP H05300938 A JPH05300938 A JP H05300938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
rubber tube
endoscope
carbon
curving part
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4129905A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadamu Watanabe
定 渡辺
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KYORITSU SANGYO KK
Original Assignee
KYORITSU SANGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by KYORITSU SANGYO KK filed Critical KYORITSU SANGYO KK
Priority to JP4129905A priority Critical patent/JPH05300938A/ja
Publication of JPH05300938A publication Critical patent/JPH05300938A/ja
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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は穴より成るキズが発生するのを防
止できるようにした内視鏡の湾曲部用ゴムチューブを提
供するものである。 【構成】 この発明は重量割合でビニリデンフロライド
−ヘキサフロロプロピレン−テトラフロロエチレンの三
元共重合体100部に対して、液状フッ素ゴム10〜3
0部、パーヘキサ25Bを0.1〜1.5部、トリアリ
ルイソシアネート0.3〜4部、平均粒子径が150m
μ以下の補強性カーボン1〜10部を含有する配合混練
物を加硫成型して成ることを特徴とする内視鏡の湾曲部
用ゴムチューブを提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内視鏡の湾曲部用ゴム
チューブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の湾曲部の外皮として使用される
ゴムチューブは従来ニトリルゴム,エチレン−プロピレ
ンゴム,ウレタンゴム,フッ素ゴム等が使われている
が、消毒液,酸などに対する耐薬品性、減菌,洗浄など
に対する耐蒸気性、酸素,オゾンなどに対する耐候姓、
及び人体に無害な衛生性等の点でフッ素ゴムが優れてい
る。また、内視鏡は人体の内臓に挿入して病状を観察す
るため、その外皮であるゴムチューブは低硬度,低モデ
ュラス、低永久伸びが要求され、かつ肉厚の薄いことが
必要となる。その厚さは0.15〜0.60mmで、ゴ
ムとしては非常に薄く例えば壁,机,床,内視鏡本体等
の硬いものに当たると穴より成るキズが発生し易いとい
う難点がある。キズがつくとゴムチューブ内部の高価な
光学部品が使用不能になることもある。特に従来のフッ
素ゴムによるものはそのカーボンとしてMTカーボンが
使用されており、カーボンとしては最も粒子が大きく補
強効果が低いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は穴より成る
キズが発生するのを防止できるようにした内視鏡の湾曲
部用ゴムチューブを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は重量割合でビ
ニリデンフロライド−ヘキサフロロプロピレン−テトラ
フロロエチレンの三元共重合体100部に対して、液状
フッ素ゴム10〜30部、パーヘキサ25Bを0.1〜
1.5部、トリアリルイソシアネート0.3〜4部、平
均粒子径が150mμ以下の補強性カーボン1〜10部
を含有する配合混練物を加硫成型して成ることを特徴と
する内視鏡の湾曲部用ゴムチューブを提供するものであ
る。
【0005】
【作用】前記ゴムチューブにおいて、液状フッ素ゴムは
軟化剤として硬度を下げ、パーへキサ25Bは加硫剤、
トリアリルイソシアネートは加硫助剤、補強性カーボン
は引張り強さ(強度)を増大させキズの防止に有効なも
のである。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について説明する。重
量割合でビニリデンフロライド−ヘキサフロロプロピレ
ン−テトラフロロエチレンの三元共重合体(商品名ダイ
エルG902)100部、軟化剤として液状フッ素ゴム
(商品名ダイエルG101)10部、加硫剤としてパー
ヘキサ25Bを0.5部、加硫助剤としてトリアリルイ
ソシアネート1.5部、補強性カーボンとしてFEFカ
ーボン5部を水冷式ミキシングロールで混練りし、その
混練物を金型に適量充填し170℃×10分の1次加硫
を行ない、引続いて180℃×4時間の2次加硫を行な
いダンベル用シートとゴムチューブを製作した。このゴ
ムチューブは内径10mm,厚さ0.4mm,長さ90
mmのものである。また、比較例として前記実施例のF
EFカーボン5部を従来公知のMTカーボン10部に変
更し、かつ他の材料は全く同じ材料により同様にしてダ
ンベル用シートとゴムチューブを製作し比較試験を行な
った。ダンベル用シートから取ったテストピースによる
常態試験の試験結果を表1に示す。
【表1】
【0007】前記実施例及び比較例による各ゴムチュー
ブでそれぞれ厚生省告示301号の試験を行なったがい
ずれも適合していた。また、前記実施例と比較例につい
て各ゴムチューブで衝撃試験を行なった結果穴が開いて
キズができる場合に要するエネルギーの割合は35:2
0であった。以上の試験結果から実施例がカーボンの量
が2倍の比較例よりも強度が大きくなりかつ耐衝撃性に
優れていることが理解できる。なお、MTカーボンの平
均粒子径は450〜556mμ、FEFカーボンの平均
粒子径は40〜52mμであるが、この発明においては
一般に平均粒子径が150mμ以下のカーボンを用いる
ことができ、FEFカーボンよりも平均粒子径のより小
さいカーボンを用いても良いことは勿論である。
【0008】
【発明の効果】この発明は前述したように補強性カーボ
ンによって引張り強さが増大し、かつ耐衝撃性が向上で
きて穴より成るキズが生じ難い内視鏡の湾曲部用ゴムチ
ューブが得られるという効果を有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量割合でビニリデンフロライド−ヘキ
    サフロロプロピレン−テトラフロロエチレンの三元共重
    合体100部に対して、液状フッ素ゴム10〜30部、
    パーヘキサ25Bを0.1〜1.5部、トリアリルイソ
    シアネート0.3〜4部、平均粒子径が150mμ以下
    の補強性カーボン1〜10部を含有する配合混練物を加
    硫成型して成ることを特徴とする内視鏡の湾曲部用ゴム
    チューブ。
JP4129905A 1992-04-24 1992-04-24 内視鏡の湾曲部用ゴムチューブ Pending JPH05300938A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017001271T5 (de) 2016-03-11 2018-11-29 Olympus Corporation Elastomermaterial für medizinische Vorrichtungen und gegossener Elastomerkörper für medizinische Vorrichtungen

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017001271T5 (de) 2016-03-11 2018-11-29 Olympus Corporation Elastomermaterial für medizinische Vorrichtungen und gegossener Elastomerkörper für medizinische Vorrichtungen

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