JPH05300725A - マグネットカップリング - Google Patents

マグネットカップリング

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JPH05300725A
JPH05300725A JP4122714A JP12271492A JPH05300725A JP H05300725 A JPH05300725 A JP H05300725A JP 4122714 A JP4122714 A JP 4122714A JP 12271492 A JP12271492 A JP 12271492A JP H05300725 A JPH05300725 A JP H05300725A
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JP
Japan
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magnet
driven
driven body
fitting
drive motor
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Pending
Application number
JP4122714A
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English (en)
Inventor
Katsumi Takahashi
克己 高橋
Hiroshi Sasagawa
広志 笹川
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URAWA KOGYO KK
Original Assignee
URAWA KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 駆動モーターのマグネットを、マグネットカ
ップリングの一部材として使用し、駆動側に磁石もしく
は磁性体を特別に形成する必要がなく、装置を簡略化し
て、小型で廉価な装置を得る事が可能となる。 【構成】 従動軸11の外周に、磁性体から成る従動体
12を固定する。この従動体12と対向して駆動モータ
ー1のマグネット7を位置する。そして、このマグネッ
ト7の従動体12側の端部を、ステーターコア8の端面
およびヨーク6の端面よりも、従動体12側に突出す
る。このマグネット7の端面と従動体12とを近接する
ことにより、従動体12の回動を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動軸の回転力を、従
動軸に非接続状態で伝達するためのマグネットカップリ
ングに係るもので、血液ポンプ等の医療機械、テープレ
コーダー等の電子機械等の、種々のモーターを用いた装
置における動力の伝達に用いることができるものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動軸の動力を非接触状態で従動
軸に伝達するマグネットカップリング装置には、特開昭
55−89937号公報記載の発明のごとく、駆動側と
従動側に、それぞれ動力伝達用のマグネットまたは磁性
体を対向し、駆動側の回転力を従動側に伝達する方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方法に於いては、動力の伝達を行うマグネットカッ
プリングとして、駆動側と従動側に、それぞれマグネッ
トまたは磁性体を設けている。特に、駆動側に於いて
は、駆動モーターとしてのマグネットの外に、別個のマ
グネットまたは磁性体を設ける必要があり、機構を複雑
とするばかりでなく、装置を大型化し、部品点数を増や
して装置を高価とする欠点を有していた。
【0004】本発明は上述のごとき課題を解決しようと
するものであって、装置を小型化しながら、廉価なマグ
ネットカップリングを得ようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述のごとき課
題を解決するため、従動軸の外周に、磁性体から成る従
動体を固定し、この従動体と対向して駆動モーターのマ
グネットを位置し、このマグネットの従動体側の端部
を、ステーターコアの端面およびヨークの端面よりも、
従動体側に突出し、マグネットの端面と従動体とを近接
させて成るものである。
【0006】また、駆動モーターは、ケーシングで被覆
し、このケーシングの従動側を筒状に突出して嵌合筒を
形成し、この嵌合筒の内周に摺動可能に密接する嵌合部
を、従動体を被覆するハウジングの外周に形成し、嵌合
筒と嵌合部の嵌合時に、エアーダンパーの作用により、
嵌合筒と嵌合部との嵌合速度を、マグネットと磁性体の
吸引力に抗して、遅くするよう形成したものであっても
良い。
【0007】また、従動体とマグネットの対向は、マグ
ネットの突出端面と従動体とを、駆動側および作動軸の
軸方向に対して直角に位置して平面的に行うものであっ
ても良い。
【0008】また、従動体とマグネットの対向は、従動
側に固定する従動体を筒状に形成し、この筒状の従動体
内に、マグネットの突出部を非接触状態で挿入すること
により、行うものであっても良い。
【0009】また、従動体を固定した従動軸は、血液ポ
ンプに接続したものであっても良い。
【0010】
【作用】本発明は上述のごとく構成したものであるか
ら、駆動モーターを駆動すると、同時にマグネットも回
動を開始する。このマグネットは、駆動モーターに於け
るヨークおよびステーターコアよりも従動軸側に突出し
ている。そのため、マグネットの先端は、従動軸の外周
に固定した、磁性体により形成する従動体に近接して位
置するものとなり、マグネットの磁着力は従動体に強く
影響するものとなる。
【0011】この状態で、駆動モーターを作動しマグネ
ットを回動すれば、このマグネットの磁着力により従動
体も同時に回転し、血液ポンプ等の目的装置の回転を可
能とする。
【0012】本発明に於いては、このように、駆動モー
ターのマグネットを、そのままマグネットカップリング
の一部材として使用することができる。そのため、従来
装置のごとく、駆動側に磁石もしくは磁性体を特別に形
成する必要がなく、装置を簡略化して廉価な装置を得る
事が可能となる。
【0013】また、駆動側に特別の磁性体もしくはマグ
ネットを位置することがないから、装置を小型化する事
が可能となる。
【0014】また、駆動側のモーターを被覆するケーシ
ングの一端を突出して、嵌合筒を形成し、この嵌合筒を
従動側のハウジングの外周に密接して摺動可能としてい
る。そのため、駆動側のケーシングと従動側のハウジン
グを組み立て嵌合する場合、通常の状態に於いては、駆
動側のマグネットと、従動側の従動体とが強く引き合
い、組み立て時に双方は強く衝突して部材を痛めたり、
組み立てを誤る等の危険がある。
【0015】しかし、モーターケースの嵌合筒をハウジ
ングの嵌合部に密接して嵌合するものとすれば、従動側
の端面と駆動側の嵌合筒内部との間には空気が介在し、
この空気がエアーダンパーの作用をするため、ハウジン
グと駆動側のケーシングとが急激に強く衝突するような
ことがない。また、ハウジングとケーシングの嵌合筒と
は、その擦り合わせ面から少量のエアーを持続的に外部
に排出しながら、嵌合をするものとしてもよいし、嵌合
筒に小孔を設け、エアーを抜くものとしてもよい。
【0016】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に於いて説明す
れば、(1)は駆動モーターで、駆動側(2)に位置し、従
動側(3)の血液ポンプ(4)と接続して血液ポンプ(4)を
作動するためのものである。
【0017】また、駆動モーター(1)は、軸心の中央部
に駆動軸(5)を設け、この駆動軸(5)の外周にヨーク
(6)を位置し、このヨーク(6)の外周にマグネット(7)
を固定している。また、このマグネット(7)の外周に、
ステーターコア(8)を位置させている。
【0018】また、このマグネット(7)は、従動側(3)
の端部を、ヨーク(6)およびステーターコア(8)よりも
従動側(3)に突出して形成している。この従動側(3)
と、駆動モーター(1)との間にはカバー(10)を設け、
マグネット(7)と従動側(3)とが直接接触することのな
いように形成している。
【0019】また、従動側(3)には、従動軸(11)の外
周に、磁石、鉄等の磁性体から成る従動体(12)を、従
動軸(11)の軸方向と直角に固定し、この従動体(12)
を、前記のマグネット(7)と近接し、カバー(10)を介
して平面的に対向している。
【0020】また、従動軸(11)は血液ポンプ(4)のフ
ィン(13)に固定し、導入側(14)から導入した血液
を、導出側(15)から吐出することを可能としている。
【0021】また、駆動モーター(1)の外周は、ケーシ
ング(16)で被覆し、このケーシング(16)の従動側
(3)を、筒状に突出して嵌合筒(17)を形成している。
【0022】また、従動側(3)のハウジング(18)の外
周には、嵌合筒(17)の内周に摺動可能に密接する嵌合
部(20)を設けている。また、ハウジング(18)の嵌合
部(20)の外周には、嵌合筒(17)の内周との密接性を
良好とするため、Oリング(21)を形成している。ま
た、嵌合筒(17)の駆動側(2)には空気抜き用の小孔
(22)を開口している。
【0023】上述のごとく構成したものに於いて、これ
を駆動するには、まず、嵌合筒(17)とハウジング(1
8)の嵌合部(20)を嵌合する。この、ハウジング(1
8)の嵌合部(20)を嵌合筒(17)に挿入すると、マグ
ネット(7)と従動体(12)とは強く引き合うものとな
る。しかし、嵌合部(20)は嵌合筒(17)内に密接して
気密的に挿入しているため、嵌合部(20)の端面と嵌合
筒(17)の内部の間にはエアーが介在する。そのため、
嵌合筒(17)の内周面と嵌合部(20)の内周面との間か
ら、少量ずつエアーが漏れる状態で、嵌合部(20)と嵌
合筒(17)とは嵌合され、嵌合筒(17)内のエアーが、
エアーダンパーの作用をするものとなる。
【0024】また、このエアーダンパーの作用をするエ
アーは、嵌合部(20)の外面と嵌合筒(17)の内面を少
しく粗面に形成して、その間からエアーが漏れるように
形成しても良いし、図面に示すごとく、嵌合筒(17)の
駆動側(2)にエアーを逃すための小孔(22)を開口して
も良い。
【0025】このようにして、従動側(3)と駆動側(2)
とを接続した後、駆動モーター(1)を作動すれば、駆動
軸(5)とともにマグネット(7)も回転する。このマグネ
ット(7)は、ヨーク(6)およびステーターコア(8)より
も、従動体(12)側に突出し、この従動体(12)に近接
している。そのため、その磁力により従動体(12)を同
時に回転し、従動体(12)が固定した従動軸(11)を回
動することにができる。
【0026】そして、血液ポンプ(4)を作動し、導入側
(14)から導出側(15)に血液を流動することができる
ものである。上記の一実施例に於いては、従動側(3)に
血液ポンプ(4)を位置したが、必ずしも血液ポンプ(4)
のみならず、テープレコーダー用のモーター、ビデオテ
ープレコーダー用のモーター、その他種々の作業機の動
力伝達に用いることができるのは勿論である。
【0027】また、上記の実施例では、従動体(12)と
マグネット(7)とを、従動軸(11)および駆動軸(5)の
軸方向と直角に固定して、平面的に対向するものとして
いる。しかし、異なる実施例では、従動体(12)とマグ
ネット(7)の対向は、従動軸(11)に固定する従動体
(12)を筒状に形成する。そして、この筒状の従動体
(12)内に、マグネット(7)の突出部を非接触状態で挿
入することにより、従動体(12)とマグネットの(7)の
対向を行うものとしても良い。このように形成すること
により、前記の実施例よりも対向面積を大きく取ること
ができ、駆動軸(5)から従動軸(11)への動力の伝達が
容易となる。
【0028】
【発明の効果】本発明は上述のごとく構成したものであ
るから、駆動モーターのマグネットを、そのままマグネ
ットカップリングの一部材として使用することができ、
駆動側に磁石もしくは磁性体を特別に形成する必要がな
く、装置を簡略化して、小型で廉価な装置を得る事が可
能となる。
【0029】また、駆動側の嵌合筒を、従動側のハウジ
ングと密接して摺動可能とするから、従動側の端面と駆
動側の嵌合筒内部との間には空気が介在し、エアーダン
パーの作用をするため、ハウジングと駆動側のケーシン
グとが急激に強く衝突するようなことがないものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の断面図。
【図2】駆動側と従動側を分離した状態の断面図。
【図3】従動体とマグネット部分の拡大断面
【符号の説明】
1 駆動モーター 2 駆動側 3 従動側 4 血液ポンプ 6 ヨーク 7 マグネット 8 ステーターコアー 11 従動軸 12 従動体 16 ケーシング 17 嵌合筒 18 ハウジング 20 嵌合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 従動軸の外周に、磁性体から成る従動体
    を固定し、この従動体と対向して駆動モーターのマグネ
    ットを位置し、このマグネットの従動体側の端部を、ス
    テーターコアの端面およびヨークの端面よりも、従動体
    側に突出し、マグネットの端面と従動体とを近接させた
    事を特徴とするマグネットカップリング。
  2. 【請求項2】 駆動モーターは、ケーシングで被覆し、
    このケーシングの従動側を筒状に突出して嵌合筒を形成
    し、この嵌合筒の内周に摺動可能に密接する嵌合部を、
    従動体を被覆するハウジングの外周に形成し、嵌合筒と
    嵌合部の嵌合時に、エアーダンパーの作用により、嵌合
    筒と嵌合部との嵌合速度を、マグネットと磁性体の吸引
    力に抗して、遅くするよう形成した事を特徴とする請求
    項1のマグネットカップリング。
  3. 【請求項3】従動体とマグネットの対向は、マグネット
    の突出端面と従動体とを、駆動側および作動軸の軸方向
    に対して直角に位置して平面的に行うものである事を特
    徴とする請求項1のマグネットカップリング。
  4. 【請求項4】従動体とマグネットの対向は、従動側に固
    定する従動体を筒状に形成し、この筒状の従動体内に、
    マグネットの突出部を非接触状態で挿入することによ
    り、行うものである事を特徴とする請求項1のマグネッ
    トカップリング。
  5. 【請求項5】 従動体を固定した従動軸は、血液ポンプ
    に接続したものである事を特徴とする請求項1、2のマ
    グネットカップリング。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20140246962A1 (en) * 2013-03-04 2014-09-04 Stephen Smith Energy transfer system and method
KR20210095581A (ko) * 2020-01-23 2021-08-02 (주)엘메카 의료용 석션기의 제어 장치

Cited By (3)

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