JPH05300042A - 光電変換回路 - Google Patents

光電変換回路

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JPH05300042A
JPH05300042A JP26466191A JP26466191A JPH05300042A JP H05300042 A JPH05300042 A JP H05300042A JP 26466191 A JP26466191 A JP 26466191A JP 26466191 A JP26466191 A JP 26466191A JP H05300042 A JPH05300042 A JP H05300042A
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JP
Japan
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photoelectric conversion
inverting input
circuit
resonator
voltage
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JP26466191A
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Inventor
Koji Shinomiya
巧治 篠宮
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/16Circuits
    • H04B1/18Input circuits, e.g. for coupling to an antenna or a transmission line
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
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    • H04B10/66Non-coherent receivers, e.g. using direct detection
    • H04B10/69Electrical arrangements in the receiver
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    • H04B10/6933Offset control of the differential preamplifier
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照射された光のうち信号光のみを検出し、外
乱光の影響を回避することができる光電変換回路を得
る。 【構成】 フォトダイオード1のアノードを接地し、カ
ソードに入力端子3を介して同調回路5の入力端を接続
する。同調回路5の出力端は増幅器6を介して出力端子
4に接続される。出力端子4は負荷抵抗7を介して接地
される。同調回路5は、フォトダイオード1に照射され
る光2に含まれる信号光の周波数と同調する。 【効果】 同調回路において外乱光が生起させる光電変
換電流は除去され、信号光に起因する光電変換電流のみ
が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光電変換回路に関し、
特に、種々の外乱光を含む光の中から信号光を選択する
機能を持つ光電変換回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図41は従来の光電変換回路の回路構成
を示す図である。図においてフォトダイオード(PD)
1は光2を受光し、これを光電流(IL )に変換する。
フォトダイオード1のアノードは抵抗12を介して接地
されている。フォトダイオード1のカソードには電源端
子10が、アノードには出力端子4が、それぞれ接続さ
れている。電源端子10には正の電圧が印加される。
【0003】このように構成された光電変換回路におい
て、フォトダイオード1に光2が照射されると、フォト
ダイオード1に光電流IL が発生する。発生した光電流
ILは抵抗12で電圧降下を生じ、抵抗12の両端には
光2の強度に対応して電圧が生じる。この電圧を出力端
子4に取り出すことにより光電変換出力を得ることがで
きる。図42に示すように、抵抗12に生じた電圧を一
旦増幅器6によって増幅して出力端子4に与える場合も
ある。
【0004】また図43に従来の他の光電変換回路を示
す。フォトダイオード1のアノード及びカソードは、そ
れぞれ差動増幅器15の非反転入力端子(+)及び反転
入力端子(−)に接続されている。更に非反転入力端子
は電池(E)を介して接地され、反転入力端子は抵抗1
2を介して差動増幅器15の出力端と接続されている。
出力端子4は差動増幅器15の出力端に設けられてい
る。このように構成された光電変換回路においても、図
41に示した回路と同様に、フォトダイオード1に照射
された光2の強度に対応した電圧、即ち光電変換出力
が、出力端子4から得られる。
【0005】このような光電変換回路はテレビのリモコ
ン受信機、ラジオの選局センサ、カメラの自動焦点装置
及び測距装置などに用いられる。テレビのリモコン受信
機やラジオの選局センサなどにおいては、リモコン操作
によって一定周期で振幅変調された赤外線信号を直接受
けるようにされている。
【0006】一方、カメラ等の自動焦点装置や測距装置
などでは、光源から所定の変調を加えた特定周波数の信
号光を照射し、対象物により反射されてくる信号光を受
光する。そして照射した信号光と、反射された信号光と
の角度によって対象物と自動焦点装置との距離を求め
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の光電変換
回路は図41乃至図43のように構成されており、フォ
トダイオード1は受光したすべての光エネルギーを電流
に変換し、この光電変換電流を抵抗12によって電圧に
変換しているため、太陽光や人工的な照明などいろいろ
な周波数の光をも光電変換することになる。つまり従来
の光電変換回路は特定周波数の信号以外の不要な光も一
緒に受光し、光電変換してしまうため、所望の信号光成
分だけを検出することができない。
【0008】従ってテレビのリモコン受信機やラジオの
選局センサにおいては誤動作が生じ、カメラの自動焦点
装置や測距装置では誤差が生じるという問題点があっ
た。
【0009】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、光電変換特性に選択特性を持た
せることができ、特定の周波数によって変調された信号
光だけを選択して検出できる光電変換回路を得ることを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の光電変換回路
は、所定の周波数で変調された信号光を含む光を受光し
て光電変換電流に変換する光電変換素子と、光電変換素
子と接続され、所定の周波数に対して電気的に共振する
共振器を有する同調入力回路と、を備える。
【0011】望ましくは、共振器に並列に接続される電
圧制限回路を更に備える。
【0012】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する半導体位置検出器と、いずれも所定
の周波数に対して電気的に共振する第1及び第2の共振
器と、第1及び第2の所定電位と、第1の共振器の一端
に接続された出力端と、第1の電極及び第1の共振器の
他端に共通に接続された反転入力と、第1の所定電位に
接続された非反転入力とを有する第1の差動増幅器と、
第2の共振器の一端に接続された出力端と、第2の電極
及び第2の共振器の他端に共通に接続された反転入力
と、第2の所定電位に接続された非反転入力とを有する
第2の差動増幅器と、を備える。
【0013】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する半導体位置検出器と、いずれも所定
の周波数に対して電気的に共振する第1及び第2の共振
器と、第1及び第2の所定電位と、第1の共振器を介し
て第1の所定電位に接続された非反転入力と、互いに接
続された出力端及び反転入力とを有する第1の差動増幅
器と、第2の共振器を介して第2の所定電位に接続され
た非反転入力と、互いに接続された出力端及び反転入力
とを有する第2の差動増幅器と、を備える。
【0014】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する半導体位置検出器と、所定の周波数
に対して電気的に共振する共振器と、所定電位と、共振
器の一端に接続された出力端と、共振器の他端に接続さ
れた反転入力と、所定電位に接続された非反転入力と、
を有する差動増幅器と、第1電極に接続された第1端子
と、反転入力に接続された第2端子と、非反転入力と接
続された第3端子とを有する第1切替スイッチと、第2
電極に接続された第1端子と、非反転入力に接続された
第2端子と、反転入力と接続された第3端子とを有する
第2切替スイッチと、を備え、第1及び第2切替スイッ
チは連動して開閉する。
【0015】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する半導体位置検出器と、所定の周波数
に対して電気的に共振する共振器と、所定電位と、共振
器を介して所定電位に接続された非反転入力と、互いに
接続された出力端及び反転入力とを有する差動増幅器
と、第1電極に接続された第1端子と、反転入力に接続
された第2端子と、非反転入力と接続された第3端子と
を有する第1切替スイッチと、第2電極に接続された第
1端子と、非反転入力に接続された第2端子と、反転入
力と接続された第3端子とを有する第2切替スイッチ
と、を備え、第1及び第2切替スイッチは連動して開閉
する。
【0016】あるいは、所定の周波数で変調された信号
光を含む光を受光して光電変換電流に変換する光電変換
素子と、所定電位と、光電変換素子の一端と所定電位と
の間に接続され所定の周波数に対して電気的に共振する
共振器と、光電変換電流を可制御の利得で増幅して第1
の信号を得る第1の増幅手段と、第1の信号を一定の利
得で増幅して第2の信号を得る第2の増幅手段と、第2
の信号を第1の増幅手段に帰還して、所定の利得を制御
する帰還手段と、を備える。
【0017】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する光電変換素子と、光電変換素子に並
列に接続され、所定の周波数に対して電気的に共振する
共振器と、それぞれ第1及び第2の電極が接続された非
反転入力及び反転入力を有する差動増幅器と、を備え
る。
【0018】望ましくは、差動増幅器の非反転入力及び
反転入力のうち、少なくともいずれか一方に接続された
バイアス回路を更に備える。
【0019】あるいは、第1及び第2の電極を備え、所
定の周波数で変調された信号光を含む光を受光して光電
変換電流に変換する光電変換素子と、第1の電極に接続
された第1の端子と、第2の端子を有し、所定の周波数
に対して電気的に共振する共振器と、第2の電極と、第
2の端子とがそれぞれ接続された両端を有する抵抗と、
その両端にそれぞれ接続された非反転入力及び反転入力
を有する差動増幅器と、を備える。
【0020】
【作用】この発明における光電変換回路では、所定の周
波数で変調された信号光を含む光が照射され、光電変換
素子において光電変換され、光電変換電流が得られ、こ
の光電変換電流は共振器を用いた同調入力回路に流れ
る。共振器は信号光を変調する周波数に対して電気的に
共振するように設定されるので、同調入力回路は光電変
換電流の内、信号光に対応する電流成分だけに対して共
振現象を起こす。よって信号光に対応する電流成分だけ
が同調入力回路で電圧に変換される。この電流成分以外
の光電変換電流は同調入力回路で電圧に変換されないた
め、出力として得られない。
【0021】
【実施例】A.基本的な回路 種々の応用的な回路を説明する前に、まず基本的な光電
変換回路を説明する。
【0022】図1はこの発明の第1実施例による光電変
換回路を示すブロック図である。光電変換素子、例えば
フォトダイオード(PD)1のアノードは接地されてい
る。共振器を用いた同調回路5の入力端は入力端子3を
介してフォトダイオード1のカソードに接続されてい
る。同調回路5の出力端は、増幅器6を介して出力端子
4に接続されている。更に出力端子4は負荷(RL )7
を介して接地されている。
【0023】この様に構成された光電変換回路では、所
定の周波数で変調された信号光を含む光2がフォトダイ
オード1へ照射され、フォトダイオード1で光電変換さ
れて光電変換電流となり、共振器を用いた同調回路5に
入力される。所定の周波数で変調された信号光は、一定
周期で光の輝度が強弱の変化をする光源や、一定周期で
点灯、消灯を繰り返す光源を用いて得ることができる。
即ち輝度の強弱によって信号光が変調されるのである。
【0024】ここで、共振器は種々の外乱光を含む光2
のうちの信号光に同調するように、予め共振周波数を所
望の値に設定しておく。これにより、同調回路5は光電
変換電流のうち共振器の共振周波数と同一の周波数成分
を持つ光電変換電流のみに対して共振現象を起こす。こ
の共振現象により光電変換電流の内で同調回路5で共振
した光電変換電流だけが同調回路5で電圧に変換され
る。この電圧は増幅器6で増幅され、出力端子4に出力
される。一方、共振周波数成分以外の光電変換電流は同
調回路5で電圧に変換されにくいため出力としては得ら
れない。即ち、予め種々の外乱光に含まれた信号光に同
調させるよう同調回路5の共振周波数を設定することに
より、特定の周期を持って振幅変調された信号光のみを
選択して出力することができる。
【0025】以下、共振器を用いた同調回路5の構成を
具体的に示した例について説明する。本発明の同調回路
5としては、例えば、損失が小さい並列共振器または直
列共振器による構成例が考えられる。
【0026】まず、同調回路5を並列共振器で構成した
場合について図2乃至図5を用いて説明する。図2に基
本的な回路である第2実施例を、図3に図2の回路の一
部を等価回路で示したものを、それぞれ示す。図2にお
いて、同調回路5はインダクタL,キャパシタCを備え
た並列共振器8から構成されている。インダクタLの一
端とキャパシタCの一端は共通して接地され、いずれの
他端も共通して増幅器6の入力端に接続されいる。また
増幅器6の入力端は抵抗Rで終端される。図2の回路に
おいては、フォトダイオード1は電圧源E1 によって逆
バイアスされており、この部分は等価的には図3に示す
ように交流電圧源e1 及び内部抵抗r1の直列接続によ
って表される。なおここでは、本来、フォトダイオード
1の等価回路に含まれるべき理想ダイオード,内部並列
容量は省略している。並列共振器8は、共振時において
そのインピダンスが大きくなるので、フォトダイオード
1に照射された光2のうち信号光の成分が抵抗Rにおい
て電圧e2 として大きく取り出される。なお、共振周波
数f0 及び電圧e2 は、
【0027】
【数1】
【0028】として表される。
【0029】図4にこの発明の第3実施例の回路図を示
す。フォトダイオード1を流れる光電流IL を並列共振
器8から成る同調回路5に与え、同調回路5に生じた電
圧を増幅器6を介することなく出力端子4に与えて光電
変換出力とするものである。
【0030】図5にこの発明の第4実施例の回路図を示
す。フォトダイオード1に並列共振器8を並列に接続
し、フォトダイオード1のアノードを接地し、カソード
に出力端子4が接続されている。この場合、フォトダイ
オード1は零バイアスで動作することになる。
【0031】次に同調回路5を直列共振器で構成した場
合について図6乃至図8を用いて説明する。図6に基本
的な回路である第5実施例を、図7に図6の回路の一部
を等価回路で示したものを、それぞれ示す。図6におい
て、同調回路5はインダクタL、キャパシタC1 ,C2
を備えた直列共振器9から構成されている。インダクタ
Lの一端とキャパシタC1 の一端とは共通して入力端子
3に接続され、インダクタLの他端とキャパシタC2 の
一端とは共通して増幅器6の入力端に接続されている。
キャパシタC1 ,C2 の他端はいずれも接地されてい
る。また増幅器6の入力端は抵抗Rで終端される。図6
の回路においては、フォトダイオード1は電圧源E1 に
よって逆バイアスされており、この部分は等価的には、
図7に示すように交流電圧源e1 及び内部抵抗r1 の直
列接続によって表される。なおここでも、フォトダイオ
ード1の等価回路に含まれるべき理想ダイオード,内部
並列容量は省略している。直列共振器9は、共振時にお
いてそのインピダンスが小さくなるので、フォトダイオ
ード1に照射された光2のうち、信号光の成分が抵抗R
において電圧e2 として大きくとり出される。なお、共
振周波数f0 及び電圧e2 は、
【0032】
【数2】
【0033】として表される。
【0034】図8にこの発明の第6実施例の回路図を示
す。フォトダイオード1を流れる光電変換電流IL を直
列共振器9から成る同調回路5に与え、同調回路5に生
じた電圧を、増幅器6を介することなく出力端子4に与
えて光電変換出力とするものである。
【0035】B.差動増幅器を用いた場合 この発明は差動増幅器を用いた光電変換回路にも適用で
きる。図9にこの発明の第7実施例である、並列共振器
13をフォトダイオード1に並列に接続した光電変換回
路を示す。並列共振器13はインダクタ13aとキャパ
シタ13bとの並列接続によって構成され、そのインピ
ダンスは共振時において大きくなる。よって並列共振器
13の共振周波数を信号光の周波数と同じ値に設定して
おけば、光2を受光してフォトダイオード1が流す光電
変換電流のうち、信号光によって生じる電流成分は並列
共振器13において大きな電圧降下を生じ、信号光以外
の外乱光によって生じる電流成分は極めて小さな電圧降
下しか発生させない。つまり、差動増幅器15が増幅す
る電圧は入力した光2のうち、信号光に対応したもので
ある。従って出力端子4には信号光に対応した出力が得
られ、外乱光の影響を回避することができる。
【0036】また、さらに外来からの電気的な雑音や他
装置の回路等からの電磁誘導や静電誘導によってクロス
トークがあった場合、反転入力と非反転入力の両方に同
時に同程度のレベルで到来することになるので、差動増
幅器特有の同相信号除去作用により、これらは打ち消し
合う。よって差動増幅器15の出力は、外来からの電気
的な雑音や他装置の回路等からのクロストークの影響を
受けず、信号光の電流成分による出力電圧だけを得るこ
とができる。
【0037】図10にこの発明の第8実施例の回路図を
示す。第7実施例にバイアス電位を与えるものである。
抵抗26を介して差動増幅器15の反転入力と接続さ
れ、抵抗27を介して差動増幅器15の非反転入力と接
続されたバイアス端子28にバイアス電位が与えられ
る。従って、抵抗26,27の値を適切に選び、反転入
力及び非反転入力にバランスよくバイアスを与えて、よ
り一層同相信号除去作用を高めることができる。
【0038】図11に示す第9実施例では、差動増幅器
15の非反転入力とバイアス端子28とが、抵抗27で
接続されている他は、第7実施例(図9)と同じ接続が
なされている。このように簡易的にバイアス電位を与え
た場合にも差動増幅器15の反転入力及び非反転入力に
それぞれバイアスが与えられ、部品点数を減らして同相
信号除去作用を高めることができる。
【0039】バイアス電圧の印加は抵抗を用いる代わり
に、チョークコイルを用いて行ってもよい。図12にこ
の発明の第10実施例の回路図を示す。チョークコイル
36を介して差動増幅器15の反転入力と接続され、チ
ョークコイル37を介して差動増幅器15の非反転入力
と接続されたバイアス端子28にバイアス電位が与えら
れる。従ってチョークコイル36,37の値を適切に選
び、反転入力及び非反転入力にバランスよくバイアスを
与えて、同相信号除去作用を高めることができる。
【0040】一方、並列共振器13はインダクタ13a
を備えているので、インダクタ13a自身をバイアス電
位印加用のチョークコイルとして用いることもできる。
図13にこの発明の第11実施例の回路図を示す。並列
共振器13の備えるインダクタ13aに中間タップを設
け、これにバイアス端子28を接続してインダクタ13
aを2つのチョークコイルに分けて用いることにより、
バイアス電位を差動増幅器15に与えたものである。従
って特にバイアス用の部品を設けずに第10実施例と同
じ効果を得ることができる。
【0041】図14に、この発明の第12実施例の回路
図を示す。差動増幅器15の非反転入力とバイアス端子
28とがチョークコイル37で接続されている他は第7
実施例(図9)と同じ接続がされている。このようにバ
イアス印加用にチョークコイルを用いた場合でも、第9
実施例(図11)と同様に、部品点数を減らして簡易的
に差動増幅器15にバイアスを与えることができる。
【0042】図15に、この発明の第13実施例であ
る、直列共振器23をフォトダイオード1に並列に接続
した光電変換回路を示す。直列共振器23はインダクタ
23aとキャパシタ23bとの直列接続によって構成さ
れ、そのインピダンスは共振時において小さく、非共振
時において大きい。従って、図10に示すように構成さ
れた抵抗26,27及びバイアス端子28から成るバイ
アス回路を設け、直列共振器23の共振周波数を信号光
の周波数と同じ値に設定しておけば、信号光を受光した
場合においてはバイアス端子28に印加される電位が出
力端子4に出力される。しかしそれ以外の外乱光を受光
した場合においては、抵抗26,27に電流が流れて電
圧降下が生じるために、出力端子4にはバイアス端子2
8に印加された電位以外の電位が出力される。従ってこ
の第13実施例は、信号光を受光したか否かの異なる2
つの状態を検出することができる。
【0043】図16に、この発明の第14実施例であ
る、直列共振器23をフォトダイオード1に直列に接続
した光電変換回路を示す。直列共振器23の一端はフォ
トダイオード1のカソードに、他端は差動増幅器15の
反転入力に、それぞれ接続されている。また、フォトダ
イオード1のアノードは差動増幅器15の非反転入力に
接続され、差動増幅器15の反転入力と非反転入力は抵
抗25を介して接続されている。直列共振器23はその
共振時においてインピダンスが小さくなるので、直列共
振器23の共振周波数を信号光の周波数と同じ値に設定
しておけば、信号光の成分のみに比例した電圧が抵抗2
5において生じ、差動増幅器15はこの電圧を増幅して
出力端子4に与える。つまり照射された光2のうち信号
光の成分のみがとり出され、外乱光の影響は回避され
る。
【0044】図17に、この発明の第15実施例であ
る、並列共振器13をフォトダイオード1に直列に接続
した光電変換回路を示す。並列共振器13の一端はフォ
トダイオード1のカソードに、他端は差動増幅器15の
反転入力に、それぞれ接続されている。また、フォトダ
イオード1のアノードは差動増幅器15の非反転入力に
接続され、差動増幅器15の反転入力と非反転入力は抵
抗25を介して接続されている。並列共振器13はその
非共振時においてインピダンスが小さくなるので、並列
共振器13の共振周波数を信号光の周波数と同じ値に設
定しておけば、照射される光2のうち外乱光の成分はフ
ォトダイオード1で光電変換電流に変換された後、抵抗
25で大きな電圧降下を生起し、出力端子4に大きな電
圧を出力させる。一方、信号光の成分はフォトダイオー
ド1で光電変換電流に変換された後、抵抗25において
は小さな電圧降下しか生起しない。共振時では並列共振
器13のインピダンスが抵抗25に比較して大きいため
である。従って、出力端子4の電位がある閾値以下であ
れば信号光が入射した、と判断することができる。但し
第13実施例(図15)とは異なり、信号光を受光した
と判断された場合には、その信号光の強度変化も検出す
ることができる。信号光の強度変化に対応して抵抗25
に流れる光電変換電流の量が変化し、差動増幅器15に
与えられる電圧も信号光の強度変化に対応するため、出
力端子4において信号光の強度変化に対応した電位が得
られる。
【0045】第7実施例乃至第15実施例において、光
電変換素子としてフォトダイオード1を用いた場合につ
いて本発明の適用を説明してきた。しかし光電変換素子
はフォトダイオード1のみに限られるものではなく、例
えば半導体位置検出器(Position Sensitive Device 、
以下「PSD」)を用いてもよい。PSDを用いて本発
明を適用した例として、図18に第16実施例の回路図
を示す。PSD11のカソードにはバイアス端子29が
接続され、正の電位が与えられる。PSD11の2つの
アノードに対して並列共振器13が並列に接続され、並
列共振器13の両端はそれぞれ差動増幅器15の反転入
力及び非反転入力に接続される。差動増幅器15の両入
力には、第8実施例(図10)と同様に、抵抗26,2
7及びバイアス端子28によってバイアス電位が与えら
れる。従って第8実施例と同様に、外乱光の影響が回避
でき、同相信号除去作用の高い光電変換回路を得ること
ができる。
【0046】しかし、PSDは2つのアノード端子を有
するので測距用に用いられることも多い。そこで次にP
SDを測距用に用いて本発明を適用した場合について説
明する。
【0047】C.PSDを用いた測距用光電変換回路 まず図44を用いて測距装置用光電変換回路について説
明する。図44に示すように、PSD11のカソードK
がバイアス用直流電源30の正端子に接続され、この直
流電源30の負端子が接地される。PSD11の第1、
第2の電極である第1アノードA1 及び第2のアノード
A2 がそれぞれ第1の差動増幅器15a及び第2の差動
増幅器15bの反転入力端子に接続され、第1、第2の
差動増幅器15a,15bの非反転入力端子が共に接地
される。第1の差動増幅器15aの反転入力端子と第1
の出力端子4aとの間にリップル除去用のキャパシタ3
1aと電流・電圧変換用の抵抗32aとの並列回路が接
続され、同様に第2の差動増幅器15bの反転入力端子
と第2の出力端子4bとの間にリップル除去用のキャパ
シタ31bと電流・電圧変換用の抵抗32bとの並列回
路が接続されている。
【0048】このとき、第1、第2の差動増幅器15
a,15bに負帰還がかかっているため、第1、第2の
差動増幅器15a,15bの反転入力端子,非反転入力
端子は同電位,すなわち接地電位となり、これによって
PSD11の第1、第2のアノードA1 ,A2 が接地電
位となる。
【0049】そして、直流電源30によって逆バイアス
されたPSD11にスポット光が入射すると、PSD1
1の電気的中心位置から入射スポット光の重心位置まで
の距離に応じて光電変換電流が第1のアノードA1 と第
2のアノードA2 とに分割され、第1、第2のアノード
A1 ,A2 からそれぞれ第1、第2の光電変換電流が出
力され、第1のアノードA1 からの第1の光電変換電流
及び第2のアノードA2 からの第2の光電変換電流が、
キャパシタ31a,31bによりそれぞれリップル除去
されると同時に、抵抗32a,32bによりそれぞれ電
流・電圧変換され、電圧として第1、第2の出力端子4
a,4bから出力され、PSD11の特性から、入射光
量の大小に無関係に第1、第2の出力電圧の比よりPS
D11上の光の入射位置を検出することができる。
【0050】このような測距用光電変換回路において
も、本発明を適用することにより、実使用環境化におい
て所定の検出すべきスポット光と共にPSD11に入射
する太陽光や人工的な照明光など種々雑多な外乱光の影
響を回避して所定のスポット光による信号だけを精度よ
く選択して取り出すことができる。即ち、特定周波数の
光エネルギーを光電変換して得られる電気信号だけを選
択的に電流・電圧変換して取り出すことができる。
【0051】図19にこの発明の第17実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。図19において、図
44と相違するのは、キャパシタ31a及び抵抗32a
の並列回路に代えて、インダクタ33a及びキャパシタ
33bからなる第1の並列共振器33を第1の差動増幅
器15aの反転入力端子と第1の出力端子4aとの間に
接続し、キャパシタ31b及び抵抗32bの並列回路に
代えて、インダクタ34a及びキャパシタ34bからな
る第2の並列共振器34を第2差動増幅器15bの反転
入力端子と第2の出力端子4bとの間に接続したことで
ある。
【0052】このとき、第1、第2の並列共振器33,
34による負帰還によって、原理的には第1、第2の差
動増幅器15a,15bのそれぞれの反転入力端子,非
反転入力端子は同電位となり、PSD11の第1、第2
のアノードA1 ,A2 が基準電位である接地電位になる
が、第1、第2の差動増幅器15a,15bに入力オフ
セットがある場合、これらの入力オフセット電圧は誤差
となる。そこでできるだけ入力オフセット電圧の差動増
幅器を選定することにより、PSD11の第1、第2の
アノードA1 ,A2 を同電位にすることが望ましい。
【0053】ところで、測距装置では、信号用光源とし
て、所定周波数で振幅変調をかけたものが使用され、一
定周波数の信号光が光源から発せられる。そして、第
1、第2の並列共振器33,34の共振周波数が上記の
信号光の周波数に等しくなるようにインダクタ33a,
34aのインダクタンス,キャパシタ33b,34bの
容量を設定しておき、PSD11により各種の周波数成
分を含む種々雑多な外乱光と共に上記の光源からの信号
光を受光すると、PSD11の第1、第2のアノードA
1 ,A2 からの第1、第2の光電変換電流は、第1、第
2の並列共振器33,34をそれぞれ流れ、電流・電圧
変換される。
【0054】さらに、第1、第2の並列共振器33,3
4の共振周波数が信号光の周波数と同じ値に設定されて
いるため、光電変換電流のうち信号光による電流成分に
対して第1、第2の並列共振器33,34は高インピー
ダンスとなり、信号光以外の電流成分に対しては低イン
ピーダンスとなる。よって第1、第2の並列共振器3
3,34の第1、第2の端間の電圧降下は信号光以外の
電流成分に対して極めて小さく、電圧は発生せず、信号
光の電流成分に対して高インピーダンスの並列共振器3
3,34による電圧降下によって電圧が発生し、第1、
第2の出力端子4a,4bに信号光の電流成分による出
力電圧がそれぞれ現れる。
【0055】このように本実施例ではPSD11による
第1、第2の光電変換電流を、第1、第2の並列共振器
33,34のそれぞれにより負帰還をかけた第1、第2
の差動増幅器15a,15bのそれぞれを介して出力す
るようにしたため、第1、第2の並列共振器33,34
により第1、第2の光電変換電流のそれぞれの周波数選
択及び電流・電圧変換を行われ、特定周波数の信号光に
よる電圧だけを選択的に取り出すことができる。従って
第1、第2の出力端子4a,4bの出力電圧の比からP
SD11への入射位置を精度よく検出でき、高精度な測
距が可能になる。
【0056】このとき、第1、第2の差動増幅器15
a,15bとして、入力インピダンスの充分高い特性を
示すものを用いることにより、電流・電圧変換の効率の
向上を図ることが可能となる。
【0057】図20にこの発明の第18実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。図20において、図
19と相違するのは、第1、第2の差動増幅器15a,
15bのそれぞれの反転入力端子に第1、第2の出力端
子4a,4bをそれぞれ直接接続して負帰還をかけ、第
1、第2の差動増幅器15a,15bの非反転入力端子
と接地との間にそれぞれ第1、第2の並列共振器33,
34を接続したことである。
【0058】このように、第1、第2の差動増幅器15
a,15bのそれぞれの非反転入力端子と接地との間に
それぞれ第1、第2の並列共振器33,34を接続する
ことにより、PSD11からの第1、第2の光電変換電
流は、第1、第2の並列共振器33,34のそれぞれを
通って接地へと流れ、PSD11による第1、第2の光
電変換電流が第1、第2の並列共振器33,34により
それぞれ電流・電圧変換され、第1、第2の差動増幅器
15a,15bのそれぞれの非反転入力端子,反転入力
端子の電位が負帰還によって同一になるため、この回路
はボルテージフォロワ回路を形成し、出力電圧が出力端
子4a,4bのそれぞれに現れる。
【0059】従って、第17実施例と同様、特定周波数
の信号光による電圧だけを選択的に取り出すことができ
る。更にPSD11、第1、第2の差動増幅器15a,
15bを集積化した場合に設けるべき外付けピンは、第
1、第2の並列共振器33,34を第1、第2の差動増
幅器15a,15bの非反転入力端子にそれぞれ接続す
るための合計2個のピンでよく、第17実施例の場合に
第1、第2の並列共振器33,34のそれぞれの両端を
接続するために合計4個要するのに比べて、外付けピン
数が少なくて済む。
【0060】図21にこの発明の第19実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。図21において、図
19と相違するのは、図19における第2の差動増幅器
15b及び第2の並列共振器34を削除して第1の差動
増幅器15a及び第1の並列共振器33のみとし、互い
に連動して切り換わる第1、第2の切換スイッチ35,
36を設け、これらの共通端子をそれぞれ第1のアノー
ドA1 ,第2のアノードA2 に接続し、第1の切換スイ
ッチ35の第1、第2端子35a,35bをそれぞれ差
動増幅器15aの反転入力端子,非反転入力端子に接続
すると共に、第2の切換スイッチ36の第1、第2端子
36a,36bをそれぞれ差動増幅器15aの非反転入
力端子,反転入力端子に接続し、第1、第2の切換スイ
ッチ35,36により切換部37を構成したことであ
る。
【0061】今、切換部37において第1、第2の切換
スイッチ35,36がそれぞれの第1端子35a,36
a側に切り換わっている場合には、第1、第2の切換ス
イッチ35,36を介してPSD11の第1、第2のア
ノードA1 ,A2 はそれぞれ差動増幅器15aの反転入
力端子,非反転入力端子に接続されるため、PSD11
の第1のアノードA1 からの第1の光電変換電流が並列
共振器33を流れて並列共振器33により電流・電圧変
換され、並列共振器33による電圧降下によって発生し
た出力電圧が出力端子4aに現れる。
【0062】次に切換部37において、第1、第2の切
換スイッチ35,36が第2端子35b,36b側に切
り換わると、第1、第2の切換スイッチ35,36を介
してPSD11の第1、第2のアノードA1 ,A2 がそ
れぞれ差動増幅器15aの非反転入力端子,反転入力端
子に接続されるため、PSD11の第2のアノードA2
からの第2の光電変換電流は並列共振器33を流れて並
列共振器33により電流・電圧変換され、並列共振器3
3による電圧降下によって発生した出力電圧が出力端子
4aに現れる。
【0063】このとき、並列共振器33は共振時におい
てそのインピダンスが大きくなるため、その共振周波数
と同じ周波数の信号の光電変換電流成分のみが電流・電
圧変換され、それ以外の周波数の光の光電変換電流成分
は電流・電圧変換されない。従って切換スイッチ35,
36の切換によって出力端子4aで得られる、2つの光
電変換出力を比較すれば、第17実施例と同じ効果を得
ることができる。
【0064】更に差動増幅器及び並列共振器はそれぞれ
1個でよく、第17実施例に比べ回路素子数の低減を図
ることができ、しかも2つの並列共振器の特性を揃える
為の調整は不要であり、調整個所が1個所で済む。
【0065】同様にして、第18実施例(図20)に切
換スイッチ35,36を設け、差動増幅器及び並列共振
器を減らすことができる。図22にこの発明の第20実
施例である測距用光電変換回路の回路図を示す。図22
において、図21と相違するのは、図21における差動
増幅器15aの反転入力端子に出力端子4aを直接接続
して負帰還をかけ、差動増幅器15aの非反転入力端子
と接地との間に並列共振器33を接続したことである。
よって第18実施例と同様に特定周波数の信号光による
電圧を得ることができ、第19実施例と同様に調整個所
が少なくて済む。
【0066】切換スイッチ35,36は上記実施例の構
成に限定されるものではなく、例えばトランスミッショ
ンゲートを用いて実現することができる。図23にこの
発明の第21実施例である測距用光電変換回路の回路図
を示す。第19実施例(図21)の切換スイッチ35の
代わりにトランスミッションゲート38a,38bを、
切換スイッチ36の代わりにトランスミッションゲート
38c,38dを、それぞれ用い、第1、第2のアノー
ドA1 ,A2 のうちいずれを差動増幅器15aの反転入
力に接続するかを切換える。つまり第1のアノードA1
にはトランスミッションゲート38a,38bの一端
を、アノードA2 にはトランスミッションゲート38
c,38dの一端を、それぞれ接続し、トランスミッシ
ョンゲート38b,38cの他端を差動増幅器15aの
非反転入力に、トランスミッションゲート38a,38
dの他端を差動増幅器15aの反転入力にそれぞれ接続
する。トランスミッションゲート38a,38b,38
c,38dは2相のクロックφ,φバーによってオン,
オフ制御される。トランスミッションゲート16a,1
6cが同時にオンするとトランスミッションゲート16
b,16dはオフし、第1のアノードA1 からの第1の
光電変換電流が差動増幅器15a及び並列共振器33に
供給される。またトランスミッションゲート16b,1
6dが同時にオンするとトランスミッションゲート16
a,16cはオフし、第2のアノードA2からの第2の
光電変換電流が差動増幅器15a及び並列共振器33に
供給される。差動増幅器15aの非反転入力には基準電
圧39が与えられており、この電位を基準とした出力信
号が出力端子4aに現れる。従って本実施例においても
第19実施例と同じ効果が得られる。なお、基準電源3
9を除去し、差動増幅器15aの非反転入力を直接接地
しても、同様の効果が得られる。
【0067】また、切換部を半導体スイッチにより構成
する場合に、上記したトランスミッションゲートに限ら
ず、他の半導体スイッチにより構成してもよいのは言う
までもない。
【0068】第17乃至第21実施例においては1つの
カソードKと、第1、第2のアノードA1 ,A2 を有す
るPSD11を用いた場合を示した。しかし、図24に
示すような、1つのアノードAと第1のカソードK1 、
第2のカソードK2 とを備えたPSD11aを用いた測
距用光電変換回路においても本発明を適用することがで
きる。
【0069】図25にこの発明の第22実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。第17実施例(図1
9)と異なるのは、PSD11の代わりにPSD11a
を用い、第1及び第2のカソードK1 ,K2 をそれぞれ
差動増幅器15a,15bの反転入力に接続し、アノー
ドAには直流電源30によって負の電位が印加されてい
ることである。従って、この実施例によれば、光電変換
電流の向きが逆になる以外は図19と同様の動作である
ため、第17実施例と同等の効果を得ることができる。
また、PSD11aを用いて第18乃至第21実施例と
同様の構成をとることも可能である。
【0070】ところで並列共振器33,34はその共振
周波数と同じ周波数の電流に対しては高インピーダンス
となり、異なる周波数の電流に対しては低インピーダン
スとなる。このときのインピーダンス変化は並列共振器
33,34のQ値によって決定されるが、Q値が大きい
場合には、共振時における並列共振器33,34の両端
間電圧は非常に大きな値になる。従って、並列共振器3
3,34における発生電圧が過大になることによる誤動
作や回路素子の破損等を防止することが望ましい。
【0071】図26はこのような事情に鑑みて、電圧制
限回路40を設けた並列共振器33を示す。電圧制限回
路40はそれぞれのアノードが共通に接続された2つの
ダイオード40a,40bからなる。そして電圧制限回
路40は並列共振器33に並列に接続される。ダイオー
ドの順方向電圧をVF ,逆方向フレークダウン電圧をB
VR とすると、電圧制限回路40によって並列共振器3
3での発生電圧はVL(=VF +BVR )に制限され
る。
【0072】このように構成された電圧制限回路40を
並列共振器33,34に設けて第17実施例(図19)
に適用することができる。
【0073】図27にこの発明の第23実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。この実施例によれ
ば、第17実施例と同様の動作をし、かつ誤動作や回路
素子の破損が回避できる。
【0074】以下に他の電圧制限回路の構成を示す。図
28に示す電圧制限回路41は、2つのダイオード41
a,41bの並列接続からなり、ダイオード41aのア
ノードはダイオード41bのカソードに、ダイオード4
1aのカソードはダイオード41bのアノードに、それ
ぞれ接続され、これらは更に並列共振器33に並列に接
続されている。このとき並列共振器33の発生電圧はV
F に制限される。
【0075】図29に示す電圧制限回路42は抵抗42
aとこれにカソードが接続されたダイオード42bとか
ら構成されており、このとき抵抗42aによる電圧降下
分をVR とすると、並列共振器33での発生電圧はVL1
(=VR +VF )に、又はVL2(=VR +BVF )に制
限される。
【0076】また、図30に示す電圧制限回路43は、
抵抗43aから成り、並列共振器33での発生電圧は抵
抗43aの電圧降下分であるVR に制限される。
【0077】また、図31に示す電圧制限回路44は、
ダイオード44aから成り、並列共振器33での発生電
圧はダイオード44aの順方向電圧VF 又は逆方向ブレ
ークダウン電圧BVR に制限される。
【0078】また、図32に示す電圧制限回路45は、
4個のダイオード45a,45b,45c,45dから
成り、ダイオード45aのアノードとダイオード45b
のカソードを接続し、ダイオード45b,45cのそれ
ぞれのアノードを互いに接続し、ダイオード45cのカ
ソードとダイオード45dのアノードを接続している。
このように構成された電圧制限回路45により、並列共
振器33の発生電圧はVL (=2VF +2BVR )に制
限される。
【0079】また、図33に示す電圧制限回路46は、
順方向に接続された3個のダイオード46a,46b,
46cの直列回路と、同様に順方向に接続された3個の
ダイオード46d,46e,46fの直列回路とを、互
いに逆方向に並列接続して成る。このとき並列共振器3
3の発生電圧は、3VF 又は3BVR に制限される。
【0080】また、図34に示すように、図33と同様
にダイオード47a〜47fを接続し、更にダイオード
47a,47bのアノードのそれぞれと、ダイオード4
7d,47eのカソードのそれぞれとを接続して電圧制
限回路47を構成してもよく、このときの並列共振器3
3の発生電圧は、電圧制限回路46の場合と同様に3V
F 又は3BVR に制限される。
【0081】さらに、図35に示すように、互いに逆方
向に並列接続された2個のダイオード48a,48bの
逆並列回路と、同様の2個のダイオード48c,48d
の逆並列共振器33の発生電圧はVL3(=2VF +VR
)又はVL4(=2BR +VR)に制限される。
【0082】以上に説明した電圧制限回路40〜48は
いずれも図27に示した第23実施例のように、本発明
の測距用光電変換回路に適用することができる。また、
これらの電圧制限回路路40〜48は第18乃至第22
実施例のいずれにも適用できることはいうまでもない。
【0083】D.オートフォーカス用光電変換回路 ここでは本発明をカメラに用いるオートフォーカス装置
に適用した場合について説明する。
【0084】図45は、オートフォーカスの原理を示す
図である。オートフォーカス装置は、一定周期で振幅変
調された光信号を発射する発光ダイオード50と、発光
ダイオード50を駆動するドライバ51と、各々が所定
角度から到来する光信号を受けるようにされたフォトデ
ィテクタ(PD)52,53,54および55と、これ
らのフォトディテクタのそれぞれの出力を増幅する増幅
回路56,57,58及び59と、増幅回路56〜59
の出力に基づいて距離を測定し、測定した距離に基づい
てフォーカスレンズを駆動する信号処理回路60とを含
む。
【0085】信号光が発光ダイオード50から発射さ
れ、被写体において反射される。反射された信号光は1
つまたは2つのフォトダイオードによって受光される。
各増幅回路56〜59は対応するフォトダイオード52
〜55により変換された電気信号を増幅して、信号処理
回路60に与える。信号処理回路60は与えられた信号
の強度に基づいて、被写体との距離を算出し、オートフ
ォーカスレンズを駆動する。これにより、カメラの焦点
距離は自動的に調整される。
【0086】しかし、光の照度は距離の二乗に比例して
減衰し、かつ被写体の反射率、例えば人物を被写体とす
るときにはその服装の反射率などによって信号光の反射
量が大幅に変化する。したがって、増幅回路の増幅率を
一定にすると、光信号が強い場合には、光電変換回路の
出力が飽和してしまうことになる。これを回避するた
め、増幅回路には工夫がなされている。例えば図46は
特開昭56−14906号公報にて開示される、光電変
換回路のブロック図である。
【0087】この光電変換回路はフォトディテクタ61
と、前段増幅回路62と、対数圧縮増幅器63とを含
む。前段増幅回路62は、信号光などによって生起され
た脈動成分を増幅して、後段の対数圧縮増幅器63に与
えるとともに、定常的な光によって生起された定常成分
をアースに流す。対数圧縮増幅器63は、与えられた脈
動成分を対数の形で増幅する。その結果、脈動成分のピ
ークは大幅に圧縮される。そのため、光電変換回路の出
力は後段の信号処理回路60(図45参照)のダイナミ
ックレンジに収まる。
【0088】しかしながら後段の信号処理回路60は、
信号の強弱を電圧レベルによって読取るため対数圧縮さ
れた信号では読取誤差が生じやすい。すなわち、2つの
フォトディテクタにより信号を受けた場合、対数圧縮さ
れた形では、信号のピーク近くで歪みが大きく、信号の
強弱の判断が困難となる。従って、利得が制御できる増
幅器を用いれば、後段の信号処理回路のダイナミックレ
ンジに収まり、かつ読取誤差の小さな光電変換回路を得
ることができる。
【0089】このようなオートフォーカス用の光電変換
回路においても外乱光の問題が生じる。つまりフォトデ
ィテクタ61は信号光と共に、外乱光をも電気信号に変
換する。ここで外乱光とは、たとえば、蛍光灯、水銀灯
などの交流電源で駆動された人工光源や太陽光のごとく
自然界に存在する光などを含み、発光ダイオードから反
射された信号光以外のすべての光が該当し、これらは読
取誤差を一層増大させる。そこで信号光をある周波数で
変調しておき、対象物で反射した信号光を光電変換する
回路において同調回路を備えて本発明を適用し、外乱光
の影響を排除して読取誤差を低減することができる。
【0090】図36にこの発明の第24実施例であるオ
ートフォーカス用光電変換回路のブロック図を示す。フ
ォトディテクタ64のカソードには正電位が与えられ、
アノードは並列共振回路71を介して接地されている。
この並列共振回路71は信号光の変調周波数に共振する
ように調整されている。アノードは更に利得調整機能付
アンプ(以下「GCA」)72の入力端に接続される。
アンプ73の入力端はGCA72の出力端に接続され、
出力端には出力端子4cが備えられる。出力端子4cに
は整流回路74の入力端が接続され、整流回路74の出
力端は平滑回路75を介してGCA72の制御入力端に
接続される。
【0091】フォトディテクタ64は、信号光65を含
む入射光を光電変換する。この入射光は前述のとおり信
号光65の他、人工光源、自然光源などの外乱光を含
む。光電変換されて得られた光電変換電流は、並列共振
回路71に与えられる。
【0092】並列共振回路71は、インダクタLとキャ
パシタCとを備える。インダクタLとキャパシタCとは
並列接続され、その定数が信号光65の変調周波数と共
振するように設定される。したがって、並列共振回路7
1は、光電変換電流のうち信号光65に対応する電流成
分にのみ同調し、信号光65に対応する電気信号のみが
GCA72に与えられる。GCA72は、与えられた電
気信号を後述するようにして定められる増幅率で増幅
し、アンプ73に与える。アンプ73は、GCA72か
らの信号をさらに一定の増幅率で増幅して、出力端子4
cおよび整流回路74に与える。
【0093】整流回路74は、アンプ73により増幅さ
れた信号を整流してこれを平滑回路75に与え、平滑回
路75は、整流回路74からの脈動成分を含んだ信号を
平滑化してGCA72の制御入力端に与える。GCA7
2は、平滑回路75からの直流信号に応答して、利得
(すなわち、増幅率)を自動的に設定する。すなわち、
GCA72は、直流信号のレベルが高い場合は利得を下
げ、直流信号のレベルが低い場合は、利得を上げるよう
にする。これにより、GCA72の出力を一定範囲内即
ちアンプ73のダイナミックレンジ内に収めることがで
きる。
【0094】以上に説明したように、GCA72の出力
は、アンプ73、整流回路74、平滑回路75、GCA
72の順に帰還される。そのため、フォトディテクタ6
4に入射される信号光の強度が大幅に変動しても、GC
A72の出力をアンプ73のダイナミックレンジに収め
ることができ、かつ利得調整された範囲内で一定の振副
の信号が得られる。更に並列共振回路71によって外乱
光によって生じた光電変換回電流は取除かれるので、信
号光のみを検出して処理して外乱光の影響を回避するこ
とができる。
【0095】なお、この実施例では、出力端子4cから
出力信号を得るようにしたが、平滑回路75から出力さ
れる直流電圧を出力信号として取出すようにしてもよ
い。
【0096】図37にこの発明の第25実施例であるオ
ートフォーカス用光電変換回路のブロック図を示す。第
24実施例に加え、更に検出回路76、直流電圧記憶回
路77が設けられている。検出回路76は、アンプ73
の出力レベルが次段の信号処理に必要な一定範囲内に安
定したことを検出し、直流電圧記憶回路77は検出回路
76の検出出力に応答して、平滑回路75から出力され
る直流電圧を記憶する。また、ドライバ78は、発光ダ
イオード(LED)66から照射される信号光の強度が
階段状に高くなるように振幅変調する。この振幅変調の
具体的手法については後述する。
【0097】まず、初期状態(例えばオートフォーカス
カメラのシャッタを押した直後)では、ドライバ78が
これから発光ダイオード66を発光させるということを
知らせるリセット信号RSを検出回路76に与える。そ
して発光タイオード66の発光量を制御するドライブ電
圧100を階段状に増大させてゆく。一方直流電圧記憶
回路77は平滑回路75の出力を記憶しないで、そのま
まGCA72に与える。そして、GCA72は、直流電
圧記憶回路77を通して与えられる直流信号に応答し
て、利得調整を行う。それにより、アンプ73の出力レ
ベルが所定の範囲内に収まったことを検出した場合は、
この時点で検出回路76が検出信号を直流電圧記憶回路
77に与える。直流電圧記憶回路77は、この検出信号
に応答して、平滑回路75からの直流電圧を記憶する。
この記憶した直流電圧は、平滑回路75の出力が変動し
ても、すなわち入射光量が変動してもその量に関係なく
GCA72の利得量として与えられる。
【0098】一方、検出回路76からの検出信号は、ド
ライバ78にも送られ、ドライブ電圧100の階段状の
振幅変調を止め、発光ダイオード66の照射する信号光
の振幅を一定にする。このような制御を行なうことによ
り、GCA72の利得量及び信号光の強度が一定にされ
るため、この後はオートフォーカスカメラの複数の光電
変換回路の出力信号同士の強弱を精度よく比較すること
ができる。
【0099】なお、この実施例では、平滑回路75の出
力を直流電圧の形で記憶し、この直流電圧を保持してG
CA72へ利得調整用信号として供給した場合について
述べたが、平滑回路75の出力を直流電流の形で記憶
し、この直流電流を保持してGCA72の利得調整用信
号として供給してもよい。
【0100】ここでドライブ電圧100を階段状に振幅
変調する手段について説明しておく。図38に、図37
に示したドライバ78に内蔵されるドライバ電圧発生回
路を示す。制御入力端子群78aに適当なバイアス電圧
を与え、端子群78aにつながるトランジスタをON/
OFFさせることができる。これにより端子78cに生
じるドライブ電圧100が決定される。但し、ドライブ
電圧100は端子78bに与えられるパルス信号によ
り、更にパルス状の変調を受け図37に示すような波形
となる。このパルス信号の周波数は並列共振回路71の
共振周波数に対応する。ドライブ電圧100はアンプA
MPで増幅され、トランジスタQによってこれに比例し
た電流が発光ダイオード66に流れる。従ってドライブ
電圧100によって制御される信号光が得られることに
なる。
【0101】オートフォーカス用光電変換回路へ本発明
を適用するにあたっては、整流回路74及び平滑回路7
5を除去し、これらの回路を原因とする信号遅延を回避
し、高速動作を図ることもできる。
【0102】図39は図37に示した第25実施例のう
ち発光ダイオード66、ドライバ78を備える発光側の
回路と、整流回路74及び平滑回路75を除いた部分に
ついての詳細な回路構成である、第26実施例の回路図
を示したものである。
【0103】フォトディテクタ群64aによって受光さ
れた光は光電変換される。制御入力端子4eに入力され
た制御信号はフォトダイオード切換スイッチ制御回路6
4cを動作させ、フォトディテクタ群64aのうち、ど
のフォトディテクタに入力した光が生起させる電流を次
段に伝えるかを制御する。並列共振回路71によって外
乱光の影響が除去された光電変換電流は、バイアス調整
部72aによってそのオフセットが調整された差動増幅
部72cに入力する。利得制御部72bは差動増幅部7
2cの出力を所定の利得で増幅し、アンプ73へ伝え
る。利得制御部72bの利得は電圧電流変換回路72d
が引き込む電流の値によって定まる。この電流は、サン
プルホールド回路からなる直流電圧記憶回路77の出力
電圧に依存している。これらバイアス調整部72a、利
得制御部72b、差動増幅部72c、電圧電流変換回路
72dは第25実施例(図37)に示すGCA72を構
成する。検出回路76は図39に示すようにオペアンプ
76bとラッチ回路76aを備えており、アンプ73の
出力レベルが所定の範囲内に収まっているか否かを検出
する。オペアンプ76bの非反転入力に印加された固定
電位とアンプ73の出力とが比較され、これらが所定の
範囲内に入れば、ラッチ76aはドライバ78に対して
ドライバ電圧100を階段状に増大させるのを停止さ
せ、図37に示した発光ダイオード66の発光量を定め
る。アンプ73の出力レベルが所定範囲内になければ、
ドライバ電圧100の段階状の増大が続けられる。
【0104】直流電圧記憶回路77は負帰還がかかった
差動増幅器と、その非反転入力に保持スイッチ77aを
介して接続された電流源77dと、非反転入力と接地の
間に接続されたキャパシタ77cと、キャパシタ77c
に並列に接続された放電スイッチ77bを備える。初期
状態でドライバ78からリセット信号RSを受けると、
放電スイッチ77bが一旦閉じ、キャパシタ77cの電
荷が放電される。そして保持スイッチ77aが閉じ、放
電スイッチ77bが開いて電流源77dがキャパシタ7
7cを充電してゆく。
【0105】やがて図37に示すドライブ電圧100が
階段状に増大し、発光ダイオード66の光量が増し、ア
ンプ73の出力が増大してゆき、このレベルが所定の範
囲内に収まると、検出回路76は、ラッチ76aを通し
て直流電圧記憶回路77に検出信号を与える。この検出
信号により、保持スイッチ77aは開かれ、キャパシタ
77cの充電が止まる。従って検出信号を受けたときに
キャパシタ77cが充電されていた電圧が記憶される。
なお、初期状態においてリセット信号RSはラッチ76
aのリセットも行う。
【0106】光電変換の結果はピークホールド回路90
を介して出力端子4cにおいて得られる。あるフォトデ
ィテクタについての光電変換がなされれば、制御入力端
子4eに入力される制御信号によって光電変換を行なう
べきフォトディテクタを切換え、図45で説明したよう
にしてオートフォーカスを行なうことができる。
【0107】オートフォーカスは以上のように発光側の
光量と受光側の増幅度の両方を制御してもよいが、いず
れか一方のみの制御としてもよい。例えば受光側の増幅
度のみを制御する場合として、図40に本発明の第27
実施例の回路図を示す。
【0108】GCA72は絶縁型電界効果トランジスタ
(以下「MOSFET」)79、抵抗80a,80bか
ら構成されている。MOSFET79は、そのゲート電
極がフォトディテクタ64の出力に接続され、そのドレ
イン電極が電源電位に接続され、そのソース電極がアン
プ73の入力に接続される。
【0109】直流電圧記憶回路77は、キャパシタ81
とスイッチング回路82から構成される。キャパシタ8
1は、その一方の電極がスイッチング回路82、及び抵
抗80aを介してMOSFET79のゲート電極に接続
され、その他方の電極が接地される。スイッチング回路
82は、平滑回路75の出力とキャパシタ81の一方の
電極との間に接続され、検出回路76の検出出力に応答
してスイッチングする。
【0110】まず、出力端子4cに現われる出力信号の
利得が一定範囲に収まるまでは、検出回路76は検出信
号を出力せず、スイッチング回路82はオン状態にあ
る。したがって、平滑回路75の直流電圧はスイッチン
グ回路82および抵抗80aを通してMOSFET79
のゲート電極に与えられる。MOSFET79は、平滑
回路75からの直流電圧によってバイアスされる。これ
により、GCA72の利得が調整される。
【0111】次に、出力信号のレベルが所定の範囲に収
まると、この状態が検出回路76によって検出され、検
出信号がスイッチング回路82に与えられる。これに応
答してスイッチング回路82はオフする。キャパシタ8
1は平滑回路75の直流電圧によって充電されており、
このオフ時点の直流電圧を保持する。すなわち、MOS
FET79、キャパシタ81およびスイッチング回路8
2は、平滑回路75から出力された直流電圧のサンプル
ホールドを行なう回路として機能する。このように、M
OSFET79、キャパシタ81およびスイッチング回
路82を使用することにより、少ない部品点数で本発明
をオートフォーカス用光電変換回路に適用することがで
き、かつ歪みの少ない出力信号を得ることができる。
【0112】なお、直流電圧記憶回路77としてROM
を用い、これに発光ダイオード66が段階的に変化する
発光強度に対応して変化する平滑回路の出力を情報とし
て記憶させ、実操作における平滑回路75の出力を予め
記憶した情報に基づいて処理加工してGCA72への利
得調整用電気信号を作るようにしてもよい。こうするこ
とにより複数の製品の個々の利得量のばらつきを考慮し
た光電変換回路を実現できる。
【0113】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、所定の
周波数で変調された信号光が照射される光電変換素子
と、その周波数に対して電気的に共振する共振器を有す
る同調入力回路とを備えたので、信号光のみを選択的に
抽出でき、光電変換回路に選択特性を持たせることがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】この発明の第2実施例を示す回路図である。
【図3】第2実施例の一部の等価回路を示す回路図であ
る。
【図4】この発明の第3実施例を示す回路図である。
【図5】この発明の第4実施例を示す回路図である。
【図6】この発明の第5実施例を示す回路図である。
【図7】第5実施例の一部の等価回路を示す回路図であ
る。
【図8】この発明の第6実施例を示す回路図である。
【図9】この発明の第7実施例を示す回路図である。
【図10】この発明の第8実施例を示す回路図である。
【図11】この発明の第9実施例を示す回路図である。
【図12】この発明の第10実施例を示す回路図であ
る。
【図13】この発明の第11実施例を示す回路図であ
る。
【図14】この発明の第12実施例を示す回路図であ
る。
【図15】この発明の第13実施例を示す回路図であ
る。
【図16】この発明の第14実施例を示す回路図であ
る。
【図17】この発明の第15実施例を示す回路図であ
る。
【図18】この発明の第16実施例を示す回路図であ
る。
【図19】この発明の第17実施例を示す回路図であ
る。
【図20】この発明の第18実施例を示す回路図であ
る。
【図21】この発明の第19実施例を示す回路図であ
る。
【図22】この発明の第20実施例を示す回路図であ
る。
【図23】この発明の第21実施例を示す回路図であ
る。
【図24】PSD11aの極性を示す説明図である。。
【図25】この発明の第22実施例を示す回路図であ
る。
【図26】電圧制限回路40を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図27】この発明の第23実施例を示す回路図であ
る。
【図28】電圧制限回路41を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図29】電圧制限回路42を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図30】電圧制限回路43を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図31】電圧制限回路44を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図32】電圧制限回路45を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図33】電圧制限回路46を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図34】電圧制限回路47を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図35】電圧制限回路48を設けた並列共振回路33
の回路図である。
【図36】この発明の第24実施例を示す回路図であ
る。
【図37】この発明の第25実施例を示す回路図であ
る。
【図38】ドライバ電圧発生回路の回路図である。
【図39】この発明の第26実施例を示す回路図であ
る。
【図40】この発明の第27実施例を示す回路図であ
る。
【図41】従来の光電変換回路を示す構成図である。
【図42】従来の光電変換回路を示す構成図である。
【図43】従来の光電変換回路を示す構成図である。
【図44】従来の測距用光電変換回路の回路図である。
【図45】オートフォーカスの原理を説明する図であ
る。
【図46】オートフォーカス用光電変換回路のブロック
図である。
【符号の説明】
1 フォトダイオード 5 同調回路 8,13,33,34,71 並列共振器 9,23 直列共振器 11,11a PSD(半導体位置検出器) 15 差動増幅器 15a 第1の差動増幅器 15b 第2の差動増幅器 26,27 抵抗 28 バイアス端子 35 第1の切換えスイッチ 36 第2の切換えスイッチ 37,38 切換部 40,41,42,43,44,45,47,48 電
圧制限回路 64 フォトディテクタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図41は従来の光電変換回路の回路構成
を示す図である。図においてフォトダイオード(PD)
1は光2を受光し、これを光電変換電流(IL )に変換
する。フォトダイオード1のアノードは抵抗12を介し
て接地されている。フォトダイオード1のカソードには
電源端子10が、アノードには出力端子4が、それぞれ
接続されている。電源端子10には正の電圧が印加され
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】このように構成された光電変換回路におい
て、フォトダイオード1に光2が照射されると、フォト
ダイオード1に光電流IL が発生する。発生した光電変
電流IL は抵抗12で電圧降下を生じ、抵抗12の両
端には光2の強度に対応して電圧が生じる。この電圧を
出力端子4に取り出すことにより光電変換出力を得るこ
とができる。図42に示すように、抵抗12に生じた電
圧を一旦増幅器6によって増幅して出力端子4に与える
場合もある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このような光電変換回路はテレビのリモコ
ン受信機、ラジオの選局センサ、カメラの自動焦点装置
及び測距装置などに用いられる。テレビのリモコン受信
機やラジオの選局センサなどにおいては、リモコン操作
された場合に一定周期で振幅変調された赤外線信号を直
接受けるようにされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】一方、カメラ等の自動焦点装置や測距装置
などでは、所定の変調を加えた特定周波数の信号光を光
源から照射し、対象物により反射されてくる信号光を受
光する。そして照射した信号光と、反射された信号光と
の角度によって対象物と自動焦点装置との距離を求め
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の光電変換
回路は図41乃至図43のように構成されており、フォ
トダイオード1は受光したすべての種類の光エネルギー
を電流に変換し、この光電変換電流を抵抗12によって
電圧に変換しているため、太陽光や人工的な照明などい
ろいろな周波数の光をも光電変換することになる。つま
り従来の光電変換回路は特定周波数の信号以外の不要な
光も一緒に受光し、光電変換してしまうため、所望の信
号光成分だけを検出することができない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】まず、同調回路5を並列共振器で構成した
場合について図2乃至図5を用いて説明する。図2に基
本的な回路である第2実施例を、図3に図2の回路の一
部を等価回路で示したものを、それぞれ示す。図2にお
いて、同調回路5はインダクタL,キャパシタCを備え
た並列共振器8から構成されている。インダクタLの一
端とキャパシタCの一端は共通して接地され、いずれの
他端も共通して増幅器6の入力端に接続されいる。また
増幅器6の入力インピダンスは抵抗Rで表わされる。図
2の回路においては、フォトダイオード1は電圧源E1
によって逆バイアスされており、この部分は等価的には
図3に示すように交流電圧源e1 及び内部抵抗r1 の直
列接続によって表される。なおここでは、本来、フォト
ダイオード1の等価回路に含まれるべき理想ダイオー
ド,内部並列容量は省略している。並列共振器8は、共
振時においてそのインピダンスが大きくなるので、フォ
トダイオード1に照射された光2のうち信号光の成分が
抵抗Rにおいて電圧e2 として大きく取り出される。な
お、共振周波数f0 及び電圧e2 は、
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】次に同調回路5を直列共振器で構成した場
合について図6乃至図8を用いて説明する。図6に基本
的な回路である第5実施例を、図7に図6の回路の一部
を等価回路で示したものを、それぞれ示す。図6におい
て、同調回路5はインダクタL、キャパシタC1 ,C2
を備えた直列共振器9から構成されている。インダクタ
Lの一端とキャパシタC1 の一端とは共通して入力端子
3に接続され、インダクタLの他端とキャパシタC2 の
一端とは共通して増幅器6の入力端に接続されている。
キャパシタC1 ,C2 の他端はいずれも接地されてい
る。また増幅器6の入力インピダンスは抵抗Rで表わ
れる。図6の回路においては、フォトダイオード1は電
圧源E1 によって逆バイアスされており、この部分は等
価的には、図7に示すように交流電圧源e1 及び内部抵
抗r1 の直列接続によって表される。なおここでも、フ
ォトダイオード1の等価回路に含まれるべき理想ダイオ
ード,内部並列容量は省略している。直列共振器9は、
共振時においてそのインピダンスが小さくなるので、フ
ォトダイオード1に照射された光2のうち、信号光の成
分が抵抗Rにおいて電圧e2 として大きくとり出され
る。なお、共振周波数f0 及び電圧e2 は、
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】C.PSDを用いた測距用光電変換回路 まず図44を用いて測距装置用光電変換回路について説
明する。図44に示すように、PSD11のカソードK
がバイアス用直流電源30の正端子に接続され、この直
流電源30の負端子が接地される。PSD11の第1、
第2の電極である第1アノードA1 及び第2のアノー
ドA2 がそれぞれ第1の差動増幅器15a及び第2の差
動増幅器15bの反転入力端子に接続され、第1、第2
の差動増幅器15a,15bの非反転入力端子が共に接
地される。第1の差動増幅器15aの反転入力端子と第
1の出力端子4aとの間にリップル除去用のキャパシタ
31aと電流・電圧変換用の抵抗32aとの並列回路が
接続され、同様に第2の差動増幅器15bの反転入力端
子と第2の出力端子4bとの間にリップル除去用のキャ
パシタ31bと電流・電圧変換用の抵抗32bとの並列
回路が接続されている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】そして、直流電源30によって逆バイアス
されたPSD11にスポット光が入射すると、PSD1
1の電気的中心位置から入射スポット光の重心位置まで
の距離に応じて光電変換電流が第1のアノードA1 と第
2のアノードA2 とに分割して流れ、第1、第2のアノ
ードA1 ,A2 からそれぞれ第1、第2の光電変換電流
が出力され、第1のアノードA1 からの第1の光電変換
電流及び第2のアノードA2 からの第2の光電変換電流
、キャパシタ31a,31bによりそれぞれリップル
除去されると同時に、抵抗32a,32bによりそれぞ
れ電流・電圧変換され、電圧として第1、第2の出力端
子4a,4bから出力され、PSD11の特性から、入
射光量の大小に無関係に第1、第2の出力電圧の比より
PSD11上の光の入射位置を検出することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】このとき、第1、第2の並列共振器33,
34による負帰還によって、原理的には第1、第2の差
動増幅器15a,15bのそれぞれの反転入力端子,非
反転入力端子は同電位となり、PSD11の第1、第2
のアノードA1 ,A2 が基準電位である接地電位になる
が、第1、第2の差動増幅器15a,15bに入力オフ
セットがある場合、これらの入力オフセット電圧は誤差
となる。そこでできるだけ入力オフセット電圧の小さい
差動増幅器を選定することにより、PSD11の第1、
第2のアノードA1 ,A2 を同電位にすることが望まし
い。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】ところで、測距装置では、信号用光源とし
て、所定周波数で振幅変調をかけたものが使用され、一
定周波数の信号光が光源から発せられる。そして、第
1、第2の並列共振器33,34の共振周波数が上記の
信号光の周波数に等しくなるようにインダクタ33a,
34aのインダクタンス,キャパシタ33b,34bの
容量を設定しておく。PSD11により各種の周波数成
分を含む種々雑多な外乱光と共に上記の光源からの信号
光を受光した際に、PSD11の第1、第2のアノード
A1 ,A2 からの第1、第2の光電変換電流は、第1、
第2の並列共振器33,34をそれぞれ流れ、電流・電
圧変換される。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】ここで、第1、第2の並列共振器33,3
4の共振周波数が信号光の周波数と同じ値に設定されて
いるため、光電変換電流のうち信号光による電流成分に
対して第1、第2の並列共振器33,34は高インピー
ダンスとなり、信号光以外の電流成分に対しては低イン
ピーダンスとなる。よって第1、第2の並列共振器3
3,34の端間の電圧降下は信号光以外の電流成分に
対して極めて小さく、電圧は発生せず、信号光の電流成
分に対して高インピーダンスの並列共振器33,34に
よる電圧降下によって電圧が発生し、第1、第2の出力
端子4a,4bに信号光の電流成分による出力電圧がそ
れぞれ現れる。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】このように、第1、第2の差動増幅器15
a,15bのそれぞれの非反転入力端子と接地との間に
それぞれ第1、第2の並列共振器33,34を接続する
ことにより、PSD11からの第1、第2の光電変換電
流は、第1、第2の並列共振器33,34のそれぞれを
通って接地へと流れそれぞれ電流・電圧変換され、第
1、第2の差動増幅器15a,15bのそれぞれの非反
転入力端子,反転入力端子の電位が負帰還によって同一
になるため、この回路はボルテージフォロワ回路を形成
し、出力電圧が出力端子4a,4bのそれぞれに現れ
る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】図21にこの発明の第19実施例である測
距用光電変換回路の回路図を示す。図21において、図
19と相違するのは、図19における第2の差動増幅器
15b及び第2の並列共振器34を削除して第1の差動
増幅器15a及び第1の並列共振器33のみとし、PS
D11と差動増幅器との間に切換部37を設けたことで
ある。切換部37は、互いに連動して切り換わる第1、
第2の切換スイッチ35,36からなり、これらの共通
端子それぞれ第1のアノードA1 ,第2のアノードA
2 に接続され、第1の切換スイッチ35の第1、第2端
子35a,35bそれぞれ差動増幅器15aの反転入
力端子,非反転入力端子に接続され、第2の切換スイッ
チ36の第1、第2端子36a,36bそれぞれ差動
増幅器15aの非反転入力端子,反転入力端子に接続
れている。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】今、切換部37において第1、第2の切換
スイッチ35,36がそれぞれの第1端子35a,36
a側に切り換わっている場合には、PSD11の第1、
第2のアノードA1,A2はそれぞれ第1、第2の切換
スイッチ35,36を介して差動増幅器15aの反転入
力端子,非反転入力端子に接続されるため、PSD11
の第1のアノードA1 からの第1の光電変換電流が並列
共振器33を流れて並列共振器33により電流・電圧変
換され、並列共振器33による電圧降下によって発生し
た出力電圧が出力端子4aに現れる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】次に切換部37において、第1、第2の切
換スイッチ35,36が第2端子35b,36b側に切
り換わると、PSD11の第1、第2のアノードA1 ,
A2がそれぞれ第1、第2の切換スイッチ35,36を
介して差動増幅器15aの非反転入力端子,反転入力端
子に接続されるため、PSD11の第2のアノードA2
からの第2の光電変換電流は並列共振器33を流れて並
列共振器33により電流・電圧変換され、並列共振器3
3による電圧降下によって発生した出力電圧が出力端子
4aに現れる。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】切換スイッチ35,36は上記実施例の構
成に限定されるものではなく、例えばトランスミッショ
ンゲートを用いて実現することができる。図23にこの
発明の第21実施例である測距用光電変換回路の回路図
を示す。第19実施例(図21)の切換スイッチ35の
代わりにトランスミッションゲート38a,38bを、
切換スイッチ36の代わりにトランスミッションゲート
38c,38dを、それぞれ用い、第1、第2のアノー
ドA1 ,A2 のうちいずれを差動増幅器15aの反転入
力に接続するかを切換える。つまり第1のアノードA1
にはトランスミッションゲート38a,38bの一端
を、アノードA2 にはトランスミッションゲート38
c,38dの一端を、それぞれ接続し、トランスミッシ
ョンゲート38b,38cの他端を差動増幅器15aの
非反転入力に、トランスミッションゲート38a,38
dの他端を差動増幅器15aの反転入力にそれぞれ接続
する。トランスミッションゲート38a,38b,38
c,38dは2相のクロックφ,φバーによってオン,
オフ制御される。トランスミッションゲート38a,
cが同時にオンするとトランスミッションゲート38
b,38dはオフし、第1のアノードA1 からの第1の
光電変換電流が差動増幅器15a及び並列共振器33に
供給される。またトランスミッションゲート38b,
dが同時にオンするとトランスミッションゲート38
a,38cはオフし、第2のアノードA2からの第2の
光電変換電流が差動増幅器15a及び並列共振器33に
供給される。差動増幅器15aの非反転入力には基準電
圧39が与えられており、この電位を基準とした出力信
号が出力端子4aに現れる。従って本実施例においても
第19実施例と同じ効果が得られる。なお、基準電源3
9を除去し、差動増幅器15aの非反転入力を直接接地
しても、同様の効果が得られる。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0075
【補正方法】変更
【補正内容】
【0075】図29に示す電圧制限回路42は抵抗42
aとこれにカソードが接続されたダイオード42bとか
ら構成されており、このとき抵抗42aによる電圧降下
分をVR とすると、並列共振器33での発生電圧はVL1
(=VR +VF )に、又はVL2(=VR +BVR )に制
限される。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0078
【補正方法】変更
【補正内容】
【0078】また、図32に示す電圧制限回路45は、
4個のダイオード45a,45b,45c,45dから
成り、ダイオード45aのアノードとダイオード45b
のカソードを接続し、ダイオード45b,45cのそれ
ぞれのアノードを互いに接続し、ダイオード45cのカ
ソードとダイオード45dのアノードを接続している。
このように構成された電圧制限回路45により、並列共
振器33の発生電圧はVL (=2VF +2BVR )に
制限される。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】さらに、図35に示すように、互いに逆方
向に並列接続された2個のダイオード48a,48bの
逆並列回路と、同様の2個のダイオード48c,48d
逆並列回路とを、抵抗48eにより接続して電圧制限
回路48が構成され、逆並列共振器33の発生電圧はV
L3(=2VF +VR )又はVL4(=2BR +VR )に制
限される。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】まず、初期状態(例えばオートフォーカス
カメラのシャッタを押した直後)では、ドライバ78が
これから発光ダイオード66を発光させるということを
知らせるリセット信号RSを検出回路76に与える。そ
して発光タイオード66の発光量を制御するドライブ電
圧100を階段状に増大させてゆく。一方直流電圧記憶
回路77は平滑回路75の出力を記憶しないで、そのま
まGCA72に与える。そして、GCA72は、直流電
圧記憶回路77を通して与えられる直流信号に応答し
て、利得調整を行う。それにより、アンプ73の出力レ
ベルが所定の範囲内に収まったことを検出した場合は、
この時点で検出回路76が検出信号を直流電圧記憶回路
77に与える。直流電圧記憶回路77は、この検出信号
に応答して、平滑回路75からの直流電圧を記憶する。
この記憶した直流電圧は、平滑回路75の出力が変動し
ても、すなわち入射光量が変動してもその量に関係なく
GCA72の利得量を制御するものとして与えられる。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0103
【補正方法】変更
【補正内容】
【0103】フォトディテクタ群64aによって受光さ
れた光は光電変換される。制御入力端子4eに入力され
た制御信号はフォトダイオード切換スイッチ制御回路6
4cを動作させ、フォトディテクタ群64aのうち、ど
のフォトディテクタに入力した光が生起させる電流を次
段に伝えるかを切換部64bにおいて制御する。並列共
振回路71によって外乱光の影響が除去された光電変換
電流は、バイアス調整部72aによってそのオフセット
が調整された差動増幅部72cに入力する。利得制御部
72bは差動増幅部72cの出力を所定の利得で増幅
し、アンプ73へ伝える。利得制御部72bの利得は電
圧電流変換回路72dが引き込む電流の値によって定ま
る。この電流は、サンプルホールド回路からなる直流電
圧記憶回路77の出力電圧に依存している。これらバイ
アス調整部72a、利得制御部72b、差動増幅部72
c、電圧電流変換回路72dは第25実施例(図37)
に示すGCA72を構成する。検出回路76は図39に
示すようにオペアンプ76bとラッチ回路76aを備え
ており、アンプ73の出力レベルが所定の範囲内に収ま
っているか否かを検出する。オペアンプ76bの非反転
入力に印加された固定電位とアンプ73の出力とが比較
され、これらが所定の範囲内に入れば、ラッチ76aは
ドライバ78に対してドライバ電圧100を階段状に増
大させるのを停止させ、図37に示した発光ダイオード
66の発光量を定める。アンプ73の出力レベルが所定
範囲内になければ、ドライバ電圧100の段階状の増大
が続けられる。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0108
【補正方法】変更
【補正内容】
【0108】GCA72は絶縁型電界効果トランジスタ
(以下「MOSFET」)79、抵抗80aから構成さ
れている。MOSFET79は、そのゲート電極がフォ
トディテクタ64の出力を入力し、そのドレイン電極が
電源電位に接続され、そのソース電極がアンプ73の入
力に接続される。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0109
【補正方法】変更
【補正内容】
【0109】直流電圧記憶回路77は、キャパシタ81
とスイッチング回路82から構成される。キャパシタ8
1は、その一方の電極が抵抗80aを介してMOSFE
T79のゲート電極に接続され、その他方の電極が接地
される。スイッチング回路82は、平滑回路75の出力
とキャパシタ81の一方の電極との間に接続され、検出
回路76の検出出力に応答してスイッチングする。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0112
【補正方法】変更
【補正内容】
【0112】なお、直流電圧記憶回路77としてROM
を用い、これに発光ダイオード66が段階的に変化する
発光強度に対応して変化する平滑回路の出力を情報とし
て記憶させ、実際の操作における平滑回路75の出力
予め記憶した情報に基づいて処理加工してGCA
72への利得調整用電気信号を作るようにしてもよい。
こうすることにより複数の製品の個々の利得量のばらつ
きを考慮した光電変換回路を実現できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G02B 7/32 H01L 31/10 31/16 B 7210−4M H03F 3/08 7436−5J H04B 10/04 10/06 8426−5K H04B 9/00 Y

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の周波数で変調された信号光を含む
    光を受光して光電変換電流に変換する光電変換素子と、 前記光電変換素子と接続され、前記所定の周波数に対し
    て電気的に共振する共振器を有する同調入力回路と、 を備える光電変換回路。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の電極を備え、所定の周波
    数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電流
    に変換する半導体位置検出器と、 いずれも前記所定の周波数に対して電気的に共振する第
    1及び第2の共振器と、 第1及び第2の所定電位と、 前記第1の共振器の一端に接続された出力端と、前記第
    1の電極及び前記第1の共振器の他端に共通に接続され
    た反転入力と、前記第1の所定電位に接続された非反転
    入力と、を有する第1の差動増幅器と、 前記第2の共振器の一端に接続された出力端と、前記第
    2の電極及び前記第2の共振器の他端に共通に接続され
    た反転入力と、前記第2の所定電位に接続された非反転
    入力と、を有する第2の差動増幅器と、 を備える光電変換回路。
  3. 【請求項3】 第1及び第2の電極を備え、所定の周波
    数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電流
    に変換する半導体位置検出器と、 いずれも前記所定の周波数に対して電気的に共振する第
    1及び第2の共振器と、 第1及び第2の所定電位と、 前記第1の共振器を介して前記第1の所定電位に接続さ
    れた非反転入力と、互いに接続された出力端及び反転入
    力と、を有する第1の差動増幅器と、 前記第2の共振器を介して前記第2の所定電位に接続さ
    れた非反転入力と、互いに接続された出力端及び反転入
    力と、を有する第2の差動増幅器と、 を備える光電変換回路。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の電極を備え、所定の周波
    数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電流
    に変換する半導体位置検出器と、 前記所定の周波数に対して電気的に共振する共振器と、 所定電位と、 前記共振器の一端に接続された出力端と、前記共振器の
    他端に接続された反転入力と、前記所定電位に接続され
    た非反転入力と、を有する差動増幅器と、 前記第1電極に接続された第1端子と、前記反転入力に
    接続された第2端子と、前記非反転入力と接続された第
    3端子と、を有する第1切替スイッチと、 前記第2電極に接続された第1端子と、前記非反転入力
    に接続された第2端子と、前記反転入力と接続された第
    3端子と、を有する第2切替スイッチと、 を備え、 前記第1及び第2切替スイッチは連動して開閉する、光
    電変換回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の電極を備え、所定の周波
    数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電流
    に変換する半導体位置検出器と、 前記所定の周波数に対して電気的に共振する共振器と、 所定電位と、 前記共振器を介して前記所定電位に接続された非反転入
    力と、互いに接続された出力端及び反転入力と、を有す
    る差動増幅器と、 前記第1電極に接続された第1端子と、前記反転入力に
    接続された第2端子と、前記非反転入力と接続された第
    3端子と、を有する第1切替スイッチと、 前記第2電極に接続された第1端子と、前記非反転入力
    に接続された第2端子と、前記反転入力と接続された第
    3端子と、を有する第2切替スイッチと、 を備え、 前記第1及び第2切替スイッチは連動して開閉する、光
    電変換回路。
  6. 【請求項6】 前記共振器に並列に接続される電圧制限
    回路を更に備える、請求項1記載の光電変換回路。
  7. 【請求項7】 所定の周波数で変調された信号光を含む
    光を受光して光電変換電流に変換する光電変換素子と、 所定電位と、 前記光電変換素子の一端と、前記所定電位との間に接続
    され、前記所定の周波数に対して電気的に共振する共振
    器と、 前記光電変換電流を可制御の利得で増幅して第1の信号
    を得る第1の増幅手段と、 前記第1の信号を一定の利得で増幅して第2の信号を得
    る第2の増幅手段と、 前記第2の信号を前記第1の増幅手段に帰還して、前記
    所定の利得を制御する帰還手段と、 を備える光電変換回路。
  8. 【請求項8】 第1及び第2の電極を備え、所定の周波
    数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電流
    に変換する光電変換素子と、 前記光電変換素子に並列に接続され、前記所定の周波数
    に対して電気的に共振する共振器と、 それぞれ前記第1及び第2の電極が接続された非反転入
    力及び反転入力を有する差動増幅器と、 を備える光電変換回路。
  9. 【請求項9】 前記差動増幅器の前記非反転入力及び反
    転入力のうち、少なくともいずれか一方に接続されたバ
    イアス回路を更に備える、請求項8記載の光電変換回
    路。
  10. 【請求項10】 第1及び第2の電極を備え、所定の周
    波数で変調された信号光を含む光を受光して光電変換電
    流に変換する光電変換素子と、 前記第1の電極に接続された第1の端子と、第2の端子
    を有し、前記所定の周波数に対して電気的に共振する共
    振器と、 前記第2の電極と、前記第2の端子とがそれぞれ接続さ
    れた両端を有する抵抗と、 前記両端にそれぞれ接続された非反転入力及び反転入力
    を有する差動増幅器と、 を備える光電変換回路。
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